JP2008116085A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008116085A JP2008116085A JP2006297902A JP2006297902A JP2008116085A JP 2008116085 A JP2008116085 A JP 2008116085A JP 2006297902 A JP2006297902 A JP 2006297902A JP 2006297902 A JP2006297902 A JP 2006297902A JP 2008116085 A JP2008116085 A JP 2008116085A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- indoor
- branch
- air conditioner
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】 マルチタイプ空気調和機1の室外機2から導出されるガス配管7および液配管8間に分岐ボックス4を接続し、それに第2室内機6A,6Bが複数台接続可能とされた空気調和機において、分岐ボックス4は、ガス配管7および液配管8より各々分岐される複数組の分岐ガス配管および分岐液配管と、各分岐液配管に設けられる第2室内機6A,6Bのための第2膨張弁44A,44Bと、各分岐ガス配管に設けられる第1開閉弁43A,43Bと、を備え、第2室内機6A,6Bは、分岐ボックス4を介してその分岐ガス配管および分岐液配管間に接続される。
【選択図】 図1
Description
また、マルチタイプ空気調和機の室外機に、ペア機用室内機を混在させて接続し、ペア機用室内機が持っている静音性に優れているという特長を活かしたマルチタイプ空気調和機を提供するうえでのネックとなっていた。
この分岐ボックスは、室外機から導出されるガス配管および液配管より各々分岐される複数組の分岐ガス配管および分岐液配管と、各分岐液配管に設けられるペア機用室内機のための膨張弁と、を備えた構成とされている。
また、暖房運転時にサーモオフしている室内機において、冷媒が自然凝縮する場合や送風運転により冷媒が凝縮する可能性がある。暖房運転を成立させるには、これらの凝縮冷媒をシステムとして回収する必要があるため、暖房室内機に冷媒を流すこととなり、これが過暖房の原因となることがある。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、1台の室外機に対して、第1室内熱交換器および第1膨張弁を備えた第1室内機が複数台接続されるマルチタイプ空気調和機の前記室外機から導出されるガス配管および液配管間に、少なくとも1台の分岐ボックスが接続され、該分岐ボックスに第2室内熱交換器を備えた第2室内機が複数台接続可能とされた空気調和機において、前記分岐ボックスは、前記ガス配管および前記液配管より各々分岐される複数組の分岐ガス配管および分岐液配管と、前記各分岐液配管に設けられる前記第2室内機のための第2膨張弁と、前記各分岐ガス配管に設けられる第1開閉弁と、を備え、前記第2室内機は、前記分岐ボックスを介してその前記分岐ガス配管および前記分岐液配管間に接続されることを特徴とする。
本発明では、分岐ボックスを、ガス配管および液配管より各々分岐される複数組の分岐ガス配管および分岐液配管と、各分岐液配管に設けられる第2室内機のための第2膨張弁と、各分岐ガス配管に設けられる第1開閉弁と、を備えた構成とし、第2室内機を分岐ボックスの分岐ガス配管および分岐液配管間に接続しているので、膨張弁を備えていない第2室内機を、マルチタイプ空気調和機の室外機に第1室内機と混在させて接続することができる。従って、マルチタイプ空気調和機の室外機に、所謂ペアタイプ空気調和機の第2室内機を混在させて接続することが可能となり、第2室内機を共用し、その生産性を向上させることができる。また、第2室内機は、膨張弁を内蔵していないため、膨張弁による冷媒流動音の発生がなく、静音性に優れた第2室内機を組み合わせた多様なマルチタイプ空気調和機を提供することができる。また、分岐ボックスに第2室内機のための第2膨張弁を設けているため、分岐ボックスと第2室内機との間の液配管は、気液二相冷媒による冷媒搬送となり、分岐ボックスの設置位置によっては、システム内の必要冷媒量が大きく変動する。しかし、各分岐ガス配管および分岐液配管に設けられている第1開閉弁および第2膨張弁を適宜制御することにより、サーモオフしている第2室内機およびその冷媒配管を液溜めとして利用することができる。これによって、必要冷媒量の変動を容易に吸収することができ、室外機に設けられるレシーバ容量を増大させることなく、適性に運転を行わせることができる。また、暖房時にサーモオフ室内機の分岐ガス配管に設けられている第1開閉弁を閉じることにより、サーモオフ室内機への冷媒流入を遮断できるため、過暖房を防止して快適な空調を実現することができる。
図1には、本発明の一実施形態にかかるマルチタイプ空気調和機1の冷媒回路図が示され、図2には、その分岐ボックスの拡大構成図が示されている。
本実施形態に係る空気調和機1は、1台の室外機2と、この室外機2に対し並列に接続される複数台の室内機3A,3Bと、この室内機3A,3Bと並列に接続される分岐ボックス4と、該分岐ボックス4に互いに並列に接続される複数台の室内機6A,6Bと、から構成される。
なお、分岐ボックス4は、室外機2から離れた適宜の位置であって、分岐ボックス4に接続される複数台のペア機用室内機6A,6Bにとって配管上都合のよい、適宜の位置に配設される。
[起動時]
図7に示されるように、停止状態では、圧縮機21は停止されており、電子膨張弁44A,44Bは開(開度未定)、第1電磁弁(SV1)43A,43Bは閉、第2電磁弁(SV2)46A,46Bは開とされている。この状態でリモコンスイッチ等がオンされて運転が開始されると(S1)、運転モードが冷房または暖房かが判断される(S2)。冷房モードの場合、前回の運転で余剰冷媒がレシーバ25またはペア機用室内機6A,6Bの何れに溜め込まれていたかが不明のため、起動時における液バックの防止を目的として、室内機全台を対象に液バック防止抑制制御を行う。この液バック防止抑制制御は、圧縮機21を起動後、一定時間(例えば、2分)、第1電磁弁(SV1)43A,43Bを閉、第2電磁弁(SV2)46A,46Bを開、室内電子膨張弁32および電子膨張弁44A,44Bを固定開度(設定開度)として実行される。一定時間(2分)経過後に、第1電磁弁(SV1)43A,43Bは開、第2電磁弁(SV2)46A,46Bは閉(開としてもよい)とされ、室内電子膨張弁32および電子膨張弁44A,44Bはそれぞれ通常制御に移行されて、通常の冷房運転が行われる(S3)。
なお、この場合の通常制御は、室内熱交換器31および61の出口過冷却度が、冷房時の場合と同様に、PI制御されることによってコントロールされる。
[冷房サイクル運転]
図3に、冷房サイクル運転時の冷媒流れが示されている。圧縮機21で圧縮された冷媒は、実線矢印で示すように、四方切換え弁22により室外熱交換器23に導かれ、外気と熱交換されて凝縮液化される。この液冷媒は、いったんレシーバ25に貯留された後、液配管8を経て室外機2から導出され、各マルチ機用室内機3A,3Bおよび分岐ボックス4に分流される。室内側液配管34を介してマルチ機用室内機3A,3Bに導入された冷媒は、室内電子膨張弁32で断熱膨張された後、室内熱交換器31に流入して室内空気と熱交換され、室内空気を冷却することによって蒸発ガス化し、室内側ガス配管33を経てガス配管7に至る。
冷房運転中、マルチ機用室内機3A,3Bおよびペア機用室内機6A,6Bは、図3に示すように、サーモONまたはサーモOFFの何れかの状態にある。サーモON状態にあるマルチ機用室内機3Aは、室内電子膨張弁32が上記の通りPI制御されており、断熱膨張された冷媒が室内熱交換器31に供給され、冷房運転に供される。一方、サーモOFF状態にあるマルチ機用室内機3Bは、室内電子膨張弁32が全閉とされ、室内熱交換器31への冷媒供給は停止される。
(1)サーモON室内機(図3のペア機用室内機6A参照)
第1電磁弁(SV1)43Aは開、第2電磁弁(SV2)46Aは閉とされ、電子膨張弁44AはPI制御される。これによって、室内熱交換器61に電子膨張弁44Aで断熱膨張された冷媒が供給され、冷房運転に供される。
(2)サーモOFF室内機(冷媒溜め込み無し)
第1電磁弁(SV1)43Aは開、第2電磁弁(SV2)46Aは閉とされ、電子膨張弁44Aは全閉とされる。これにより、室内熱交換器61への冷媒供給は停止され、サーモOFFとなる。
(3)サーモOFF室内機(冷媒溜め込み有り)(図3のペア機用室内機6B参照)
第1電磁弁(SV1)43Aは閉、第2電磁弁(SV2)46Aは開(閉でもよい)とされ、電子膨張弁44Aは全開とされる。これにより、室内熱交換器61、室内側ガス配管62および室内側液配管63に余剰の液冷媒が供給されて溜め込まれるとともに、サーモOFFとなる。
サーモON指令が出ると(S11)、ペア機用室内機6Bに液冷媒が溜め込まれているか否かが判断される(S12)。この場合、システムとしては、室内熱交換器61に液冷媒が溜め込まれているか否かの判別はできている。液冷媒が溜め込まれている場合は、当該ペア機用室内機6Bに対して液バック防止抑制制御が行われる。この液バック防止抑制制御は、サーモON指令後、一定時間(例えば、2分)、第1電磁弁(SV1)43Bを閉、第2電磁弁(SV2)46Bを開、電子膨張弁44Bを固定開度(設定開度)として実行される。一定時間(2分)経過後に、第1電磁弁(SV1)43Bは開、第2電磁弁(SV2)46Bは閉(開でもよい)とされ、電子膨張弁44Bは通常制御(室内熱交換器61の出口過熱度PI制御)に移行されて、通常の冷房運転が行われる(S13)。
一方、液冷媒が溜め込まれていない場合には、第1電磁弁(SV1)43Bは開、第2電磁弁(SV2)46Bは閉(開でもよい)とされ、電子膨張弁44Bは通常制御(室内熱交換器61の出口過熱度PI制御)とされて、そのまま通常の冷房運転が行われる(S14)。
上記したサーモOFF室内機(図3のペア機用室内機6B参照)への余剰液冷媒の溜め込み動作について、図9を参照して説明する。
冷媒の溜め込みが必要となるのは、運転中に容量変化、すなわち室内機の運転台数が変化したときであり(S21)、例えば、停止機の起動、サーモON室内機のサーモOFFあるいはサーモON室内機のリモコンOFF等である。この場合、まず、余剰冷媒の発生有無が判定される(S22)。余剰冷媒発生有無の判定は、冷房の場合、例えば、室外熱交換器(ここではコンデンサ)23の出口過冷却度が10Deg以上で、高圧圧力が3.5MPaG以上のとき、レシーバ25の容量をオーバーしていると判断し、余剰冷媒有りと判定するようにしている。それ以外では、余剰冷媒無と判定する。
以上により、余剰冷媒の有無を判定するとともに、室内機溜め込み良否の判定を行い、ペア機用室内機6A,6Bに余剰の冷媒を溜め込み、それをレシーバとして機能させる場合における結露の発生を予防し、室内に結露水が滴下するのを防止するようにしている。
低外気温時に冷房運転を継続すると、室内熱交換器(エバポレータ)の蒸発温度が低下しフロストするおそれがある。このような場合、一般にフロスト防止センサが作動し、サーモOFFする。本実施形態では、図10に示すように、蒸発圧力コントロール判定を行うことによって、低外気温時でも冷房運転を継続できるようにしている。この蒸発圧力コントロール判定は、冷房運転中に個々の室内機毎に行われる(S31)。
まず、個々のペア機用室内機6A,6Bの連続運転時間が、例えば20分以上か否かが判定される(S32)。ここで、連続運転時間が20分以上であれば、そのまま運転を継続し(S33)、連続運転時間が20分未満であれば、次にON/OFF回数を判定する(S34)。例えば、1時間にON/OFF回数が4回未満の場合は、通常のサーモON/OFFと判断し、そのまま運転を継続する(S33)。一方、ON/OFF回数が4回以上の場合は、蒸発圧力コントロールが実行される(S35)。
なお、ペア機用室内機6Aは、サーモOFFで、第1電磁弁(SV1)43Aが開、第2電磁弁(SV2)46Aが閉(開でもよい)、電子膨張弁44Aが全閉とされ、液冷媒溜め込み無しとされた状態が示されている。
図5に、暖房サイクル運転時の冷媒流れが示されている。圧縮機21で圧縮された冷媒は、実線矢印で示すように、四方切換え弁22によりガス配管7側に導かれ、ガス配管7を経て各マルチ機用室内機3A,3Bおよび分岐ボックス4に分流される。室内側ガス配管33を経てマルチ機用室内機3A,3Bに導入された冷媒は、室内熱交換器31で放熱して室内空気を加熱し、暖房に供される。室内熱交換器31で放熱して凝縮液化された冷媒は、PI制御される室内電子膨張弁32により過冷却度が制御され、室内側液配管34を経て液配管8に至る。一方、分岐ボックス4側に分流された冷媒は、分岐ボックス4で複数組の分岐ガス配管41A,41Bに分岐された後、第1電磁弁(SV1)43A,43Bを通過してペア機用室内機6A,6Bの室内熱交換器61に導入される。室内熱交換器61に導入された冷媒は、ここで放熱して室内空気を加熱し、暖房に供される。室内熱交換器61で凝縮液化された冷媒は、PI制御される電子膨張弁44A,44Bにより過冷却度が制御され、分岐液配管42A,42Bを介して液配管8に至る。
なお、暖房サイクル運転時に、ペア機用室内機6A,6Bがサーモオフされた場合、分岐ボックス4に至るガス配管7内に、そこで凝縮した冷媒および潤滑油が溜まり込んで滞留しないよう、流量調整用キャピラリチューブ49および逆止弁50を備えたバイパス回路51を介して液配管8側にバイパスされる。
暖房運転中、マルチ機用室内機3A,3Bおよびペア機用室内機6A,6Bは、図5および図6に示すように、サーモONまたはサーモOFFの何れかの状態にある。サーモON状態にあるマルチ機用室内機3Aには、高温高圧の冷媒ガスが室内熱交換器31に供給され、その放熱により暖房運転が行われる。そして、室内電子膨張弁32が上記の通りPI制御され、凝縮液化される冷媒の過冷却度をコントロールする。一方、サーモOFF状態にあるマルチ機用室内機3Bは、室内電子膨張弁32が微開とされており、室内熱交換器31内で自然凝縮した冷媒が溜まり込まないようにされる。
(1)サーモON室内機(図5および図6のペア機用室内機6A参照)
第1電磁弁(SV1)43Aは開、第2電磁弁(SV2)46Aは閉とされ、電子膨張弁44AはPI制御される。これによって、室内熱交換器61に高温高圧の冷媒ガスが供給され、暖房に供される。
(2)サーモOFF室内機(冷媒溜め込み有り)(図5のペア機用室内機6B参照)
第1電磁弁(SV1)43Bは閉、第2電磁弁(SV2)46Bは開とされ、電子膨張弁44Bは微開とされる。これにより、室内熱交換器61および室内側ガス配管62に余剰の液冷媒が溜め込まれるとともに、サーモOFFとなる。なお、この場合、電子膨張弁44Bは微開とされて微量の冷媒を流し、潤滑油が滞留されないようにされる。
(3)サーモOFF室内機(冷媒溜め込み無し)(図6のペア機用室内機6B参照)
第1電磁弁(SV1)43Bは閉、第2電磁弁(SV2)46Bは閉とされ、電子膨張弁44Bは微開とされる。これによって、室内熱交換器61への冷媒供給は完全に遮断され、サーモOFFとなる。
暖房サイクル運転では、上記したように、ガス配管7から高圧の冷媒ガスが押し込まれる流れとなるため、液バックの心配はなく、システムの信頼性は確保される。従って、サーモON指令が出ると(S41)、直ちに第1電磁弁(SV1),43Bは開、第2電磁弁(SV2)46Bは閉(開でもよい)とされる。また、電子膨張弁44Bは通常のPI制御に移行されて、そのまま通常の暖房運転が行われることとなる(S42)。
ガス配管7および液配管8より各々分岐される複数組の分岐ガス配管41A,41Bおよび分岐液配管42A,42Bと、各分岐液配管42A,42Bに設けられるペア機用室内機6A,6Bのための電子膨張弁44A,44Bと、各分岐ガス配管41A,41Bに設けられる第1電磁弁43A,43Bと、を備えた分岐ボックス4を、マルチタイプ空気調和機1の室外機2から導出されるガス配管7および液配管8間に接続し、この分岐ボックス4にペア機用室内機6A,6Bを接続するようにしている。これにより、膨張弁を内蔵していないペア機用室内機6A,6Bをマルチタイプ空気調和機1の室外機2にマルチ機用室内機3A,3Bと混在させて接続することが可能となる。従って、マルチタイプ空気調和機1の室外機2にペア機用室内機6A,6Bを混在させて接続でき、ペア機用室内機6A,6Bを共用することにより、その生産性を向上させることができる。
また、分岐ボックス4とペア機用室内機6A,6B間の液配管63は、冷房時、気液二相冷媒による冷媒搬送となり、分岐ボックス4の設置位置によっては、容量変化時にシステム内の必要冷媒量が大きく変動する。しかし、余剰冷媒の有無を判定し、第1電磁弁43A,43Bおよび電子膨張弁44A,44Bを適宜制御することにより、サーモオフしているペア機用室内機6A,6Bを液溜めとして利用することができる。このため、必要冷媒量の変動を容易に吸収することができ、室外機2に設けられるレシーバ25の容量を増大させることなく、適性に運転を行わせることができる。
さらに、ペア機用室内機6A,6Bが接続される分岐ガス配管41A,41Bおよび分岐液配管42A,42Bに、それぞれ電子膨張弁44A,44Bの開度をコントロールするための温度センサ52A,52Bおよび53A,53Bを設けているため、その検出値に基づいて、冷房時は室内熱交換器61の出口過熱度制御、暖房時は室内熱交換器61の出口過冷却度制御を行うことができる。従って、ペア機用室内機6A,6Bを個別に運転することができる。
さらに、ペア機用室内機6A,6Bの室内熱交換器61を液溜めとして利用する際、溜め込みの良否を判定し、結露発生の有無を判断するようにしているため、液溜めにより発生する可能性のある結露を確実に予防し、結露水が室内に滴下するのを防止することができる。
さらに、分岐ガス配管62に、第1電磁弁43A,43Bと並列に流量調整用キャピラリチューブ45A,45Bを備えた並列回路47A,47Bを設けているため、ペア機用室内機6A,6Bを液溜めとしたときも、流量調整用キャピラリチューブ45A,45Bを介して適宜量の冷媒を流すことができる。従って、ペア機用室内機6A,6Bに溜め込まれる冷媒中に潤滑油が溶け込んで滞留するのを防止することができる。
さらに、分岐ボックス4内のガス配管7および液配管8間に、流量調整キャピラリチューブ49とガス配管7側から液配管8側への冷媒流れのみを許容する逆止弁50とを備えたバイパス回路51を設けているため、暖房サーモオフにより第1電磁弁43A,43Bおよび第2電磁弁46A,46Bが閉とされても、該バイパス回路51を介して冷媒をガス配管7側から液配管8側へとバイパスさせることができる。従って、ガス配管7内にそこで凝縮した冷媒および潤滑油が滞留するのを防止することができる。
2 室外機
3A,3B マルチ機用室内機(第1室内機)
4 分岐ボックス
6A,6B ペア機用室内機(第2室内機)
7 ガス配管
8 液配管
31 室内熱交換器(第1室内熱交換器)
32 室内電子膨張弁(第1膨張弁)
41A,41B 分岐ガス配管
42A,42B 分岐液配管
43A,43B 第1電磁弁(第1開閉弁)
44A,44B 電子膨張弁(第2膨張弁)
45A,45B 流量調整用キャピラリチューブ(流量調整手段)
46A,46B 第2電磁弁(第2開閉弁)
47A,47B 並列回路
48 レシーバ
49 流量調整用キャピラリチューブ(流量調整手段)
50 逆止弁
51 バイパス回路
52A,52B,53A,53B 温度センサ
61 室内熱交換器(第2室内熱交換器)
Claims (7)
- 1台の室外機に対して、第1室内熱交換器および第1膨張弁を備えた第1室内機が複数台接続されるマルチタイプ空気調和機の前記室外機から導出されるガス配管および液配管間に、少なくとも1台の分岐ボックスが接続され、該分岐ボックスに第2室内熱交換器を備えた第2室内機が複数台接続可能とされた空気調和機において、
前記分岐ボックスは、前記ガス配管および前記液配管より各々分岐される複数組の分岐ガス配管および分岐液配管と、
前記各分岐液配管に設けられる前記第2室内機のための第2膨張弁と、
前記各分岐ガス配管に設けられる第1開閉弁と、を備え、
前記第2室内機は、前記分岐ボックスを介してその前記分岐ガス配管および前記分岐液配管間に接続されることを特徴とする空気調和機。 - 前記第2室内機が接続される前記分岐ガス配管および前記分岐液配管には、それぞれ前記第2膨張弁の開度をコントロールするための温度センサが設けられることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記第2室内機は、冷房サーモオフ時に冷媒溜め込み良否を判定して前記第1開閉弁を閉、前記第2膨張弁を開とすることにより、余剰冷媒が溜め込み可能とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
- 前記分岐ガス配管には、前記第1開閉弁に対して並列に、流量調整手段を備えた並列回路が設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機。
- 前記並列回路には、前記流量調整手段と直列に第2開閉弁が設けられることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
- 前記分岐ボックス内の前記液配管には、レシーバが設けられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の空気調和機。
- 前記分岐ボックス内の前記ガス配管および前記液配管間には、流量調整手段と前記ガス配管側から前記液配管側への冷媒流れのみを許容する逆止弁とを備えたバイパス回路が設けられることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006297902A JP4981411B2 (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006297902A JP4981411B2 (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008116085A true JP2008116085A (ja) | 2008-05-22 |
JP4981411B2 JP4981411B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=39502165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006297902A Expired - Fee Related JP4981411B2 (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4981411B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012047409A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ型空気調和システム |
JP2014211251A (ja) * | 2013-04-17 | 2014-11-13 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN104566830A (zh) * | 2015-01-20 | 2015-04-29 | 三菱重工海尔(青岛)空调机有限公司 | 一种在多联机系统中的冷媒量检测方法 |
WO2023026638A1 (ja) * | 2021-08-23 | 2023-03-02 | ダイキン工業株式会社 | 室外機、室内機、及び空気調和システム |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62124456U (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-07 | ||
JPS62141163U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-05 | ||
JPH03282164A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-12 | Toshiba Corp | 空気調和機 |
JPH05332630A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Hitachi Ltd | 空気調和機 |
JPH06123512A (ja) * | 1992-10-12 | 1994-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 多室用空気調和機 |
JPH0886527A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-02 | Toshiba Corp | 空気調和装置 |
JP2001336856A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
JP2002013789A (ja) * | 2000-04-24 | 2002-01-18 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の中継ユニット |
JP2004347164A (ja) * | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 空気調和装置 |
-
2006
- 2006-11-01 JP JP2006297902A patent/JP4981411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62124456U (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-07 | ||
JPS62141163U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-05 | ||
JPH03282164A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-12 | Toshiba Corp | 空気調和機 |
JPH05332630A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Hitachi Ltd | 空気調和機 |
JPH06123512A (ja) * | 1992-10-12 | 1994-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 多室用空気調和機 |
JPH0886527A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-02 | Toshiba Corp | 空気調和装置 |
JP2002013789A (ja) * | 2000-04-24 | 2002-01-18 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の中継ユニット |
JP2001336856A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
JP2004347164A (ja) * | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 空気調和装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012047409A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ型空気調和システム |
JP2014211251A (ja) * | 2013-04-17 | 2014-11-13 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN104566830A (zh) * | 2015-01-20 | 2015-04-29 | 三菱重工海尔(青岛)空调机有限公司 | 一种在多联机系统中的冷媒量检测方法 |
WO2023026638A1 (ja) * | 2021-08-23 | 2023-03-02 | ダイキン工業株式会社 | 室外機、室内機、及び空気調和システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4981411B2 (ja) | 2012-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2007218821B2 (en) | Air conditioner and heat source unit | |
US9068766B2 (en) | Air-conditioning and hot water supply combination system | |
CN109804209B (zh) | 空调装置 | |
JP6895901B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5901107B2 (ja) | マルチ型空気調和システム | |
JP4804396B2 (ja) | 冷凍空調装置 | |
JP6033297B2 (ja) | 空気調和装置 | |
AU2004267299A1 (en) | Refrigeration system | |
JP2004219061A (ja) | 遮断可能な複数の分配機を有するマルチ空気調和機 | |
JP4553761B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP3781046B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2008170063A (ja) | マルチ型空気調和機 | |
CN102109202A (zh) | 空气调节器 | |
JP5734205B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2006046779A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2001349623A (ja) | 冷凍装置 | |
JP4981411B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP6017048B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2010048506A (ja) | マルチ型空気調和機 | |
JP5872052B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2008267653A (ja) | 冷凍装置 | |
JP5463995B2 (ja) | 多室型空気調和装置 | |
JP6017049B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP7397286B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP4244900B2 (ja) | 冷凍装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111213 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120327 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120420 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4981411 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |