JP2008114467A - キャップ及びキャップを有するペン型消しゴム - Google Patents

キャップ及びキャップを有するペン型消しゴム Download PDF

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Abstract

【課題】柱状消しゴムの角を再生することができるキャップ及びキャップを有するペン型消しゴムを提供する。
【解決手段】筒状のキャップは、細長い柱状消しゴムを出し入れできるように筒ケースに収納しているペン型消しゴムに、脱着自在に被着される。キャップとペン型消しゴムは、互いに接触面を摺動させて、相対的に回転できるようにしている。さらにキャップは、先端部に柱状消しゴムを中心軸と交差する方向に切断するカッターを備える。カッターは、柱状消しゴムの切断方向に傾動できるように回転軸を介してキャップに連結される。カッターをキャップ外に移動させた状態で、ペン型消しゴムがキャップに挿入される。この状態で、カッターが切断方向に傾動されて柱状消しゴムの先端部を切断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カッターが装着されたキャップと、このキャップを備えるペン型消しゴムに関し、特にペン型消しゴムの角を再生することができるカッター付きキャップ及びこれを備えたペン型消しゴムに関する。
鉛筆で書かれた文字等の細かい部分をペン型消しゴムで消す場合、ペン型消しゴムとの接触部分が広いと、所望しない文字までが消えてしまうことがある。その際、ペン型消しゴムの角を使用すれば、狭小域のみを消すことができ便利である。しかし通常の直方体状のペン型消しゴムは角が8個所しかなく、しかも一度使用すれば角が取れて曲面となってしまう。
これをふまえ、角をたくさん備えるペン型消しゴムが開発されている(特許文献1)。図8に示されるペン型消しゴムは、10個の小さな立方体状のペン型消しゴムを、各ペン型消しゴムの角を残したまま合体させたものである。具体的には、各ペン型消しゴムの辺同士のみが互いに接するように互い違いに配置するとともに、互いに接する辺同士を接合し、全体として直方体状に形成されている。このような構成により、外方に突出した角を28箇所備えることを可能としている。
しかし、実際の使用に際しては、外側に位置する角から順次使用し、これが完全に磨耗して初めて内側に位置する角が出現する。いいかえると、内側の角は出現するまで使用できない。逆に内側のペン型消しゴムが出現すると、その必要がなくても、必ず角を使用しなくてはならず、所望の時に角を使用することができなかった。また、使用するにつれて外側に水平な面が減少していくため、机の上などの平面上に安定して置き辛く、転げて紛失しやすい虞があった。
一方、ペン型消しゴムには次のような問題点もある。すなわち、濃い鉛筆で書かれた文字を消すと、鉛筆の粒子がペン型消しゴムに付着し、黒く汚れてしまうことがある。この状態でペン型消しゴムを使用すれば、ペン型消しゴムの汚れが紙等に付着してしまい、紙面が汚れてしまう。対処法としては、汚れた部分を除去すればよいが、通常、ペン型消しゴムを紙面等と摩擦させて、汚れた個所を削り取っていた。
特開2004−34624号公報
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、角がとれて丸みを帯びた、或いは表面が汚れたペン型消しゴムを、新品同様の消し味に再生できるキャップ及びキャップを有するペン型消しゴムを提供することにある。
本発明のキャップ及びキャップを有するペン型消しゴムは、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
本発明の第1のキャップは、細長い柱状消しゴムを出し入れできるように筒ケースに収納しているペン型消しゴムに脱着自在に被着されるキャップであって、全体の形状を筒状とし、先端部に柱状消しゴムを中心軸と交差する方向に切断するカッターを備えており、ペン型消しゴムに被着されて、カッターが柱状消しゴムの先端部を切断することができる。
本発明の第2のキャップは、カッターが、柱状消しゴムの切断方向に傾動できるように回転軸を介してキャップに連結される。また、カッターをキャップ外に移動する状態で、ペン型消しゴムがキャップに挿入され、ペン型消しゴムが挿入される状態で、カッターが切断方向に傾動されて柱状消しゴムの先端部を切断できる。
本発明の第3のキャップは、カッターが、キャップ先端の開口部に連結され、あるいはキャップに設けられたスリットを移動するように連結されてなる。
本発明の第4のキャップは、キャップが円柱状で、スリットはキャップの半周に設けられ、キャップに挿入されたペン型消しゴムを回転させて、柱状消しゴムの先端をカッターで切断できる。
本発明の第5のキャップは、カッターが、傾動されてキャップ内に挿入された柱状消しゴム全体を切断する形状である。
本発明の第6のキャップは、カッターが、キャップの内面に突出して固定され、このキャップにペン型消しゴムが回転状態で挿入されて、柱状消しゴムがカッターで切断される。
本発明の第7のキャップを有するペン型消しゴムは、細長い柱状消しゴムを出し入れできるように筒ケースに収納しているペン型消しゴムと、このペン型消しゴムに脱着自在に被着されるキャップとを有し、全体の形状を筒状とし、先端部に柱状消しゴムを中心軸と交差する方向に切断するカッターを備えており、ペン型消しゴムに被着されて、カッターが柱状消しゴムの先端部を切断できる。
本発明のキャップ及びキャップを有するペン型消しゴムによると、キャップに備えられたカッターにより、丸みを帯びたペン型消しゴムの先端領域を切断でき、ペン型消しゴムの角が再生される効果を有する。同じく汚れたペン型消しゴムの先端領域をも切断でき、これにより新品同様の消し味となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのキャップ及びキャップを有するペン型消しゴムを例示するものであって、本発明はキャップ及びキャップを有するペン型消しゴムを以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
実施例1のキャップを有するペン型消しゴム1を図1に示す。このキャップを有するペン型消しゴム1は、ペン型消しゴム20aとキャップ2aから構成される。さらに、ペン型消しゴム20aは、細い棒状の柱状消しゴム24と、この柱状消しゴム24を内部に収容でき、かつ柱状消しゴム24を出し入れ可能な筒ケース27とを備える。筒ケース27を構成する筒ケース本体25の先端(図1における下端)には、筒ケース本体25の径よりも小さい径を有し、先細な円錐台状の筒ケース口26が連結されている。この径の差より、筒ケース本体25と筒ケース口26との連結部には段差25aを有している。また、筒ケース本体25の後端(図1における上端)には、ノックカバー21が装着されている。ノックカバー21は、下方に押圧されると下側へ移動し、押圧が解除されると元の位置に戻る。このペン型消しゴム20aの詳細な構造は後述するが、概要は、ノックカバー21が下方に押されると、この動きに連動して、柱状消しゴム24が筒ケース口26の開口部から所定の長さだけ突出される。
さらに、図1に示されるキャップ2aの外観は、全体の形状を筒状としており、また、内部にはペン型消しゴムを挿入するために、一方向に開口された空洞部を有する。開口部の反対側には、外部に閉じた底板5bが備わる。キャップ2aは、ペン型消しゴム20aに脱着自在に被着可能であり、キャップ2aの空洞部内には、ペン型消しゴム20aの先端領域を嵌め合わすことができる。これにより筒ケース27の開口部が開閉可能となる。
(キャップの形状)
さらに図2を用いて、キャップ2aの構造を詳細に説明する。図2は、図1のペン型消しゴム20aとキャップ2aが嵌合した状態の、II−II’線における断面図を示す。キャップ2aの側面5aの厚みを、内側に変化させることで、キャップ2aの内側空間の一部形状を、ペン型消しゴム20aの先端領域の外径形状とほぼ同じとしている。これによりペン型消しゴム20aとキャップ2aが位置ずれすることなく嵌合できる。具体的に、キャップ2aの開口部から底板5bにかけての内部形状を述べる。キャップ2aの内径は開口部で最も大きく、筒ケース本体25の外径とほぼ同じである。さらに、キャップ2aの内側における、筒ケース本体25と筒ケース口26との連結部が当接する位置で、両者の段差25aの分だけ内径が小さくなる。つまりキャップ2aの内側にも段差が生じ、この段差を第1ストッパー4aと称す。また、筒ケース口26の円錐台状に併せて、キャップ2aの内径はテーパー状に徐々に細くなる。この際、キャップ2aのテーパー状の傾斜具合を、筒ケース口26側のそれよりも大きくすることもできる。これにより、キャップ2aとペン型消しゴム20aとを嵌合させた際の、キャップ2aの締まりが大きくなり、キャップ2aのはずれを防止できる。
さらに、筒ケース口26の開口部先端が当接する位置において、筒ケース口26の側面の厚さ分だけ、キャップ2aの内径が小さくなり、ここでも段差を生じる。この段差を第2ストッパー4bと称す。また、第2ストッパー4bより底板5bにかけての内径は一定とし、略円柱状の挿入領域3が生じる。
ペン型消しゴム20aをキャップ2a内に進入させると、ペン型消しゴム20aの筒ケース本体25と筒ケース口26との連結部における段差25aが、キャップ2aの第1ストッパー4aに当接され、同時に、筒ケース口26の先端が、キャップ2aの第2ストッパー4bに当接される。これによりペン型消しゴム20aの進入は停止する。この際、筒ケース口26の開口部先端と、キャップ2の底板5bは離れて接触することなく、両者間には挿入領域3が在する。つまり、キャップ2aのストッパー4a、4bは、ペン型消しゴム20aの前後方向(図2における下上方向)における嵌合位置を決定する。また、ペン型消しゴム20aにキャップ2aを被着した状態で、キャップとペン型消しゴムは、互いに接触面を摺動させて、相対的に回転できるようにしている。
ところで、ストッパー4a、4bは、ペン型消しゴム20aとキャップ2aとの嵌合位置を決定しつつ嵌合状態を維持し、また嵌合を解除できる機能を有しておれば、その形状は特に限定されない。例えば、ペン型消しゴム20aとキャップ2aとの当接位置近傍において、両者に突起を設けたものでもよい。ペン型消しゴム20aとキャップ2aが嵌合する方向へ、互いの突起を乗り超えるまで押圧する。乗り越えた突起同士は互いに掛かり止めされ、ペン型消しゴム20aとキャップ2aの嵌合を維持できる。嵌合を解除するときは、ペン型消しゴム20aとキャップ2aが離間する方向へ引っ張り、再び互いの突起を越えさせることにより分離される。
また、図1、2に示すように、キャップ2aの側面5aには、スリット7を設けている。スリットは、カッターが柱状消しゴムを切断する方向にスリット7を設けている。カッターは、好ましくは、柱状消しゴムを中心軸に対して直交する方向に切断する。このカッターで切断される柱状消しゴムは、先端の切断面が中心軸に対して直交する平面となり、切断面と柱状消しゴムの側面との角度が直角となる。ただ、本発明のキャップは、カッターの切断方向を柱状消しゴムの中心軸に対して直交する方向には特定しない。カッターが、柱状消しゴムを中心軸に対して傾斜する方向に切断しても、柱状消しゴムの先端には角ができるからである。柱状消しゴムを中心軸に対して傾斜する姿勢で切断するカッターは、たとえば、柱状消しゴムの中心軸に直交する面に対する傾斜角を45度よりも小さくする。傾斜角が45度よりも大きくなると、カッターで切断される角の角度が大きくなるからである。
スリット7は、キャップの中間に、カッターを傾動できるように連結するために設けられる。図示しないが、キャップの先端を開口し、この開口部にカッターを傾動できるように設けるキャップは、スリットを設けることなく、カッターをキャップに傾動できるように連結できる。
図3のキャップは、底板5bと平行にスリット7を設けている。スリット7は、円筒状であるキャップの約半周に設けている。このスリットに沿ってカッターを傾動して、挿入領域にある柱状消しゴムの先端を切断する。したがって、カッターは、このスリット7に沿って傾動できるように、回転軸を介してキャップに連結される。スリット7は、少なくともカッター6が通過できる幅を有する。図1のII−II’線におけるキャップ2aの断面図を図3に示し、図3を用いてカッター6について詳細に説明する。
図3に示す実施例1のカッター6は、硬質プラスチック、あるいは金属等の細い平板状部材からなる。また、カッター6は、スリット7を通ってキャップ2aの挿入領域に案内される。図1〜図5のキャップは、ペン型消しゴムに対して相対的に回転されて、柱状消しゴムを切断する。したがって、カッターは、図5に示すように、挿入領域に入れられる状態で、柱状消しゴムの半分以上を切断する。このことから、キャップの約半周に設けられるスリットは、正確にはキャップの半分よりも長く設けられる。カッター6は、回転軸を介して一端を介してキャップに連結している。回転軸は、キャップの中心軸と平行な方向にあって、カッターをスリットに沿って傾動できるように、キャップに連結する。この回転軸6bは、スリット7の一端部にあって、その両端をスリットの内面に連結している。回転軸を介して傾動されるカッター6は、回転軸の反対側の端部にレバー6aを設けている。さらに、回転軸6bとレバー6aとの間であって、挿入領域にある部分には、刃8aを設けている。
また、カッター6は、レバー6aをキャップ2aの外部に突出させている。外部に突出するレバー6aのあるカッター6は、ここを手でつかんでカッターを傾動させて、刃8aを挿入領域に出し入れできる。このカッター6は、スリット7の開口領域に沿って、底板5bと平行な方向に、回転軸6bを中心にして傾動される。さらにカッター6は、スリット7の端において、レバー6aと、キャップ2aの側面5aとが当接された位置A(図3と図5の実線で示す位置)にて回動が停止される。図3と図5に示すように、位置Aにおける刃8aは、キャップ2の内径のほぼ中心部を通過しつつ内側の挿入領域を貫通する。
位置Aにあるカッター6は、図においてレバー6aを約90度上方へ移動して、位置B(図3と図5の破線で示す位置)に移動させる。位置Bにあるカッター6は、刃6aをキャップ2aの挿入領域から外部に移動させる。この状態で、キャップにペン型消しゴムが挿入される。カッターをこの位置にするキャップは、後述するが、ペン型消しゴム20aをキャップ2a内に挿入するとき、柱状消しゴムがカッター6に当接することなく、所定の位置まで進入できる。
(切削)
キャップ2aによる柱状消しゴム24の切削方法を図4を用いて説明する。図4のキャップを有するペン型消しゴム1は、使用して尖端が丸くなった柱状消しゴム24を有するペン型消しゴム20aである。
(ペン型消しゴム)
まず、図2及び4を用いて、実施例1のペン型消しゴム20aの構造、及び柱状消しゴム24を筒ケース27より突出させる方法を説明する。ノックカバー21はチャック体30及び締め具31と連接されている。また、チャック体30の側方にはスプリング29が当接される。このスプリング29は常に後方(図2及び4における上方)に付勢されるため、同様にチャック体30も後方に付勢されている。この付勢に反して、ノックカバー21を下方に押圧すると、ノックカバー21と連結されたチャック体30と締め具31が連動して前進(図2及び4において下へ移動)する。チャック体30は柱状消しゴム24を狭着しているため、チャック体30の前進にともない、柱状消しゴム24も前進する。さらに、締め具31の下端が、筒ケース口26の上端に位置する締め具受け部32と当接して前進を阻止されると、チャック体30が更に前進する。チャック体30は前進するにしたがって、その尖端がテーパー状に拡がるため、これにより柱状消しゴム24の狭着加減がゆるまる。これにより、柱状消しゴム24は、自重によってチャック体30の尖端開口部を挿通し、筒ケース口26より繰り出される。ただし、ペン型消しゴムは実施例1のようなノック式に限らず、角がとれた柱状消しゴムを、筒ケースより突出させることができるものであれば特に限定しない。これにより筒ケースを簡易な構造とすることができる。また、柱状消しゴム24の形状は棒状に限定されず、四角柱、断面形状が多角形等のものを好適に利用できる。これにより、後述する、柱状消しゴム24の先端が切断された際、再生される角の形状や個数を任意のものとできる。
(切削手順)
次に柱状消しゴム24の丸くなった尖端を切削する方法を説明する。図5は図3のV−V’線におけるキャップ2aの断面図である。図3、5に示すように、レバー6aをつかんでカッター6を位置Bに位置させる。この状態で、図4に示すように、ペン型消しゴム20aをキャップ2aの挿入領域に進入させると、キャップ2aのストッパー4a、4bに、筒ケース27の段差25a及び筒ケース口26の先端が当接し、ペン型消しゴム20aの進入が停止する。引き続いて、キャップ2aのレバー6aを回動させて、カッター6を位置Aまで傾動させる。このカッター6の回動にともなって、刃8aは挿入領域にある柱状消しゴム24を切削する。カッター6が位置Aで停止した際、柱状消しゴム24は約半分が切断された状態であり、その切断面は略半円状である。さらに、この状態でペン型消しゴム20aとキャップ2aが相対的に回転される。具体的には、ペン型消しゴム20aまたはキャップ2aのどちらかを固定し、もう片方を半回転させる。これによりカッター6の刃8aが柱状消しゴム24を完全に切断する。切断された柱状消しゴム24の先端片は、キャップ2aの挿入領域3内に収納され、散乱するのを防げる。
丸まった先端が切断された柱状消しゴム24は、角が再生され、これにより緻密な個所を消去することが可能となる。また、鉛筆の芯の粒子等により汚れた先端領域を除去でき、新品同様の消し味となる。
(バネ)
また、図5に示す実施例1のカッター6にバネ6cを装着させてもよい。バネ6cは、カッター6を図5において、位置Bから位置Aの方向に弾性的に押圧している。このバネは、一端をキャップに、他端をカッター6に連結している。さらに、図に示すバネはコイルバネで、回転軸6bに1回或いは複数回巻き付けて、端部をキャップとカッターに連結している。キャップにペン型消しゴムを挿入するとき、バネ6cの弾性に反して、レバー6aを上方に押圧して、カッターを傾動させる。この状態で、キャップにペン型消しゴムを挿入し、その後、レバーを離すと、バネ6cの復元力によりカッター6が位置Aに移動されて、柱状消しゴムを切断する。このキャップは安全に使用できる特徴がある。それは、バネがカッター6の刃8aを挿入領域に移動して、外部に露出させないからである。このキャップは、バネの太さや巻き数でバネの弾性を調整して、カッターが柱状消しゴムを切削する押圧力をコントロールできる。
(係止め)
また、カッター6の回動位置が所定の位置で停止できるようにすることも可能である。図5に示す実施例1のカッター6は、回転軸6bを有する一端側の両端の2角の内、スリットと当接する側の角6eのみ、丸みを帯びており、他端の角6dは尖端角である。位置Aに在するカッター6を位置B側へと回動させるに従って、丸角の領域6eの円弧状の外面は、キャップ2aのスリットの一端である水平面7bと順次当接していく。そして、カッター6が位置Bに在するとカッター6の角6eが、スリットの水平面7bに当接し、これが係止めとなってこれ以上回動できなくなる。これにより刃8aの外部へ露出面積を低減でき、安全性が高まる。またカッター6の係止め位置やその回数、係止めの構造はこれに限定されない。さらに、キャップ2aの材質は、硬質プラスチックやPET等の耐性に優れたものであれば特に限定しないが、透明なものが好適である。なぜならキャップに装着されたカッターとペン型消しゴムとの当接具合を確認できるからである。
実施例2のキャップ2bは、キャップにペン型消しゴムを挿入する状態で、キャップとペン型消しゴムとを相対的に回転することなく、柱状消しゴムの先端全体をカッターで切断する。図6は、実施例2のキャップ2bの端面図を示す。実施例2のキャップ2bは、実施例1のキャップ2aのカッター36のみが異なる。さらに具体的にはカッターの刃の形状のみが異なり、他の構造等は全て同じである。重複する構造については説明を省略する。
実施例2のキャップ2bにおいて、レバーが位置Aにある状態、すなわちカッター36が最大に傾動した状態で、刃8bは、キャップ内に挿入された柱状消しゴム全体を切断できる形状を有する。すなわち、カッター36の回動範囲内で、この回動面におけるキャップ2bの内壁の全周と、刃8bが順次近接する。つまり回動面における柱状消しゴム24全てに、刃8bが当接する。したがって、ペン型消しゴム20a又はキャップ2bを相対的に回転させることなく、柱状消しゴム24の先端を一気に切断することができる。具体的に、実施例2の刃8bの形状は略半円状をなしている。
実施例2のキャップ2bの使用方法を説明する。実施例1と同様に、ペン型消しゴム2aの、尖端の角がとれが柱状消しゴム24を突出させる。キャップ2bのカッター36を位置Aに在する状態で、ペン型消しゴム2aをキャップ2b内に進入さす。ペン型消しゴム2aは、キャップ2b内のストッパー4a、4bにより位置決めされ、進入が停止される。この状態でカッター36を位置Bより位置Aへと回動させると、刃8bは柱状消しゴム24に当接し、さらに柱状消しゴム24を切り込み始める。引き続き、カッター36が位置Aに到達するとほぼ同時に、刃8bがキャップ2bの内部空間壁に近接する。これにより、柱状消しゴム24の先端部が完全に切断され、新しい角が再生される。
また、実施例2のキャップ2bでは、ペン型消しゴムの先端を切断する際、ペン型消しゴムの筒ケースとキャップとの接触面を摺動させて回転させる必要がないため、筒ケース及びキャップの形状は筒状に限定されない。また、両者が嵌合できれば、その外観形状は同一でなくてもかまわない。
実施例3のキャップ2cの断面図を図7に示す。このキャップ2cは、実施例1及び2と同様の筒状をなしており、カッター56以外の構造は同様である。実施例3のカッター56はキャップ2cの内面に突出して固定されている。また、刃8dは略鎌形状をなしており、刃8dの先端部はキャップ2cの内径のほぼ中心に位置する。
柱状消しゴム24の丸くなった先端部をペン型消しゴム20aより突出させ、これを回転状態でキャップ2c内に挿入させる。ペン型消しゴム20aはストッパー(図示せず)で停止されると共に、突出した柱状消しゴム24の先端中央部が、キャップ2c内のカッター8dの刃先に当接する。この状態で、ペン型消しゴム20aとキャップ2cとの接触面を摺動させ、両者の当接位置を1周分ずらす。例えば、ペン型消しゴム20aまたはキャップ2cのどちらかを固定し、もう片方を1回転させる。これにより、カッター56の回転面において、カッター56の刃8dが柱状消しゴム24全てに当接し、柱状消しゴム24の先端部が全て切断される。
実施例1に係るキャップを有するペン型消しゴムを示す斜視図である。 実施例1に係る断面図である。 実施例1に係る要部断面斜視図である。 実施例1に係る断面図である。 実施例1に係る要部断面図である。 実施例2に係る要部断面図である。 実施例3に係る要部断面図である。 従来のペン型消しゴムを示す斜視図である。
符号の説明
1…キャップを有するペン型消しゴム
2a、2b、2c…キャップ
3…キャップの挿入領域
4a…第1ストパー
4b…第2ストッパー
5a…キャップの側面
5b…キャップの底板
6、36、56…カッター
6a…レバー
6b…回転軸
6c…バネ
6d、6e…角
7…スリット
7b…水平面
8a、8b、8d…刃
20a…ペン型消しゴム
21…ノックカバー
24…柱状消しゴム
25…筒ケース本体
25a…段差
26…筒ケース口
27…筒ケース
29…スプリング
30…チャック体
31…締め具
32…締め具受け部

Claims (7)

  1. 細長い柱状消しゴム(24)を出し入れできるように筒ケース(27)に収納しているペン型消しゴム(20a)に脱着自在に被着されるキャップ(2a)であって、
    全体の形状を筒状とし、先端部に柱状消しゴム(24)を中心軸と交差する方向に切断するカッター(6)を備えており、ペン型消しゴム(20a)に被着されて、カッター(6)が柱状消しゴム(24)の先端部を切断するようにしてなるペン型消しゴムのキャップ。
  2. 請求項1に記載のキャップであって、
    前記カッター(6)が、柱状消しゴム(24)の切断方向に傾動できるように回転軸(6b)を介してキャップ(2a)に連結され、カッター(6)をキャップ外に移動する状態で、ペン型消しゴム(20a)がキャップ(2a)に挿入され、ペン型消しゴム(20a)が挿入される状態で、カッター(6)が切断方向に傾動されて柱状消しゴム(24)の先端部を切断するようにしてなるキャップ。
  3. 請求項2に記載のキャップであって、
    前記カッター(6)が、前記キャップ先端の開口部に連結され、あるいは前記キャップに設けられたスリット(7)を移動するように連結されてなるキャップ。
  4. 請求項3に記載のキャップであって、
    前記キャップ(2a)が円柱状で、前記スリット(7)はキャップ(2a)の半周に設けられ、キャップ(2a)に挿入されたペン型消しゴム(20a)を回転させて、柱状消しゴム(24)の先端をカッター(6)で切断するようにしてなるキャップ。
  5. 請求項2に記載のキャップであって、
    前記カッターが、傾動されてキャップ内に挿入された柱状消しゴム全体を切断する形状であるキャップ。
  6. 請求項1に記載のキャップであって、
    前記カッターが、前記キャップの内面に突出して固定され、このキャップにペン型消しゴム(20a)が回転状態で挿入されて、柱状消しゴム(24)がカッターで切断されるようにしてなるキャップ。
  7. 細長い柱状消しゴム(24)を出し入れできるように筒ケース(27)に収納しているペン型消しゴム(20a)と、このペン型消しゴム(20a)に脱着自在に被着されるキャップ(2a)とを有し、
    全体の形状を筒状とし、先端部に柱状消しゴム(24)を中心軸と交差する方向に切断するカッター(6)を備えており、ペン型消しゴム(20a)に被着されて、カッター(6)が柱状消しゴム(24)の先端部を切断するようにしてなるキャップ(2a)を有するペン型消しゴム。
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