JP2008102454A - 眼鏡フレーム用テンプル及び眼鏡フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】眼鏡を装着したときに痛みを感じにくく、また装着した眼鏡が外れにくい眼鏡フレーム用テンプルを提供する。
【解決手段】眼鏡フレーム用テンプルを、眼鏡フレームのヨロイ4に基端側が連結されるテンプル本体6と、このテンプル本体6に連結され、顔の側面を挟むことができるモダン7と、で構成する。テンプル本体6とモダン7が第一のリンク11を介して、第一のリンク11がテンプル本体6に対してテンプル本体6の長手方向に直交する第一の軸16の回りを相対的に回転でき、かつモダン7が第一のリンク11に対して第一の軸16と平行な第二の軸17の回りを相対的に回転できるように連結される。そして、テンプル本体6とモダン7とが、モダン7がテンプル本体6に対して相対的にスライドでき、かつモダン7がテンプル本体6に対して第一及び第二の軸16,17と平行な第三の軸13の回りを相対的に回転できるように連結される。
【選択図】図2

Description

本発明は、眼鏡フレームのヨロイに連結され、眼鏡フレームを掛けたときに、顔の側面を挟むことができる眼鏡フレーム用テンプルに関する。
一般的な眼鏡フレームは、レンズが嵌め込まれる左右一対のリムと、リムの外側にろう付けされるヨロイと、ヨロイに蝶番を介して連結される一対のテンプルと、で構成される。左右一対のリムはブリッジで連結され、左右一対のそれぞれには、鼻当てパッドが取り付けられる。テンプルの先端側のモダンは、眼鏡を掛けたときに耳の裏から後頭部に沿うように、下方にかつ内側に折り曲げられる。眼鏡の鼻当てパッドが鼻に当たり、テンプルのモダンが耳に架けられることで、眼鏡の自重が支えられる。テンプルはばね性を持つ。テンプルが顔の側面に押圧力を付与することで、顔に掛けられた眼鏡を安定させることができる。
テンプルが顔の側面に付与する押圧力が強いと、耳の後方に痛みを感じる。その一方、テンプルが顔の側面に付与する押圧力が弱いと、装着した眼鏡が安定しない。痛みを感じることなく、かつ眼鏡も安定するように、テンプルのばね力を調整することは容易なことではない。
この問題を解決するために、特許文献1には、テンプル先端の自由端に、モダンとしての挟持竿をテンプルの長手方向と直交するヒンジ軸を介して回転可能に取り付けた眼鏡フレームが開示されている。この眼鏡フレームにおいて、挟持竿は湾曲していて、その後端側が耳の後方を、その前端側が耳の前方のこめかみを押圧する。挟持竿の前後の二箇所が顔の側面を押圧するので、耳の後方に痛みを感じることなく、眼鏡を安定させることができる。
特公平7−56536号公報(1頁、図1参照)
しかし、上記従来の眼鏡フレームにあっては、運動などにより利用者が顔を動かし、眼鏡に前方に引っ張られる力が働いたときに、眼鏡が外れ易いという問題がある。テンプルに対して挟持竿がヒンジ軸を介して自由に回転するからである。外れにくくするためには、やはりテンプルのばね力を強くして、挟持竿が顔の側面を押す押圧力を強くする必要がある。こうなると、顔の側面に痛みを感じてしまう。
そこで本発明は、眼鏡を装着したときに痛みを感じにくく、また装着した眼鏡が外れにくい眼鏡フレーム用テンプル及び眼鏡フレームを提供することを目的とする。
以下本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、眼鏡フレームのヨロイ(4)に基端側が連結されるテンプル本体(6)と、このテンプル本体(6)に連結され、顔の側面を挟むことができる挟み体(7)と、を有する眼鏡フレーム用テンプル(8)において、前記テンプル本体(6)と前記挟み体(7)が第一のリンク(11)を介して、前記第一のリンク(11)が前記テンプル本体(6)に対して前記テンプル本体(6)の長手方向に直交する第一の軸(16)の回りを相対的に回転でき、かつ前記挟み体(7)が前記第一のリンク(11)に対して前記第一の軸(16)と平行な第二の軸(17)の回りを相対的に回転できるように連結され、そして、前記テンプル本体(6)と前記挟み体(7)とが、前記挟み体(7)が前記テンプル本体(6)に対して相対的にスライドでき、かつ前記挟み体(7)が前記テンプル本体(6)に対して前記第一及び前記第二の軸(16,17)と平行な第三の軸(13)の回りを相対的に回転できるように連結されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眼鏡フレーム用テンプルにおいて、眼鏡を装着した状態において、眼鏡が前方に引っ張られたとき、前記挟み体(7)の後端(7b)(前記ヨロイとは反対側の前記挟み体(7)の端)が顔の側面に向かって内側に回転することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の眼鏡フレーム用テンプルにおいて、眼鏡を外した状態において、前記挟み体(7)の後端(7b)(前記ヨロイとは反対側の挟み体(7)の端)が顔の側面から離間するように前記挟み体(7)を回転させる弾性体(19)が設けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれかに記載の眼鏡フレーム用テンプルにおいて、眼鏡を装着した状態において、前記テンプル本体(6)の先端側を顔の側面から離間するように引っ張ると、前記挟み体(7)の前端(7a)(前記ヨロイ側の挟み体(7)の端)が顔の側面に向かって内側に回転することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、眼鏡フレームのヨロイ(4)に基端側が連結されるテンプル本体(6)と、テンプル本体(6)に連結され、顔の側面を挟むことができる挟み体(7)と、を有する眼鏡フレーム用テンプル(8)において、前記テンプル本体(6)と前記挟み体(7)が第一のリンク(11)を介して、前記第一のリンクが前記テンプル本体(6)に対して前記テンプル本体(6)の長手方向に直交する第一の軸(16)の回りを相対的に回転でき、かつ前記挟み体(7)が前記第一のリンクに対して前記第一の軸(16)と平行な第二の軸(17)の回りを相対的に回転できるように連結され、そして、前記テンプル本体(6)と前記挟み体(7)が第二のリンク(23)を介して、前記第二のリンク(23)が前記テンプル本体(6)に対して前記テンプル本体(6)の長手方向に直交する第二のリンク用第一の軸(24)の回りを相対的に回転でき、かつ前記挟み体(7)が前記第二のリンクに対して前記第二のリンク用第一の軸(24)と平行な第二のリンク用第二の軸(25)の回りを相対的に回転できるように連結されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5いずれかの眼鏡フレーム用テンプルをヨロイに取り付けてなる眼鏡フレームである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の眼鏡フレームに、レンズを取り付けてなる眼鏡である。
請求項1に記載の発明によれば、挟み体がテンプル本体に第一のリンク及びスライド機構を介して結合されるので、リンク装置が構成される。よって、テンプル本体に対して挟み体を、装着した眼鏡が前方に引っ張られたときに眼鏡が外れにくくなるように、回転させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、装着した眼鏡が前方に引っ張られたとき、挟み体の後端が顔の側面に向かって内側に回転するので、装着した眼鏡が外れにくくなる。
請求項3に記載の発明によれば、装着前に、弾性部材が挟み体の後端が顔の側面から離間するように挟み体を回転させるので、眼鏡を装着し易くなる。
請求項4に記載の発明によれば、テンプル本体の先端側を顔の側面から離間するように撓ませると、挟み体の前端が顔の側面に向かって内側に回転するので、装着した眼鏡を取り外し易くなる。
テンプル本体に対する挟み体の運動を、装着した眼鏡が前方に引っ張られたときに眼鏡を外れにくくする旋回運動にすると、装着した眼鏡が外れにくい眼鏡フレーム用テンプルが得られる。
請求項5に記載の発明によれば、挟み体がテンプル本体に第一のリンク及び第二のリンク介して結合されるので、リンク装置が構成される。よって、テンプル本体に対して挟み体を、装着した眼鏡が前方に引っ張られたときに眼鏡が外れにくくなるように、回転させることができる。
本発明は、請求項6に記載の発明のように、眼鏡用フレームとしても構成することができ、請求項7に記載の発明のように眼鏡としても構成することができる。
以下添付図面に基づいて、本発明の一実施形態における眼鏡フレーム用テンプルを説明する。図1は眼鏡フレーム用テンプルを用いた眼鏡の平面図を示す。左右一対のループ状のリム1には、左右一対のレンズ2が嵌められる。左右のリム1は、近接する部分がブリッジ3で連結されている。リム1の左右の端部には、ヨロイ4がろう付けされる。ヨロイ4にはテンプル8が蝶番部9を介して開閉自在に取り付けられる。ブリッジ3の下方のリム1には、鼻当て用のパッド10が取り付けられる。
なお、本発明の眼鏡フレーム用テンプル8(以下、単にテンプル8という)は、いわゆるリムレスフレームを用いた眼鏡に適用することもできる。この場合、左右一対のレンズ2がブリッジ3によって直接連結され、左右一対のレンズ2の左右端にヨロイ4が直接取り付けられる。
蝶番部9は、ヨロイ4のテンプル側の端部に形成された雄型蝶番片に、テンプル8の基端側の端部に形成された雌型蝶番片を嵌め込み、これらに蝶番軸を貫通させたものである。雄型蝶番片は薄板に貫通孔を空けたものである。雌型蝶番片は二股構造を有し、二股構造の内部に雄型蝶番片が挟まれる。雌型蝶番片にも貫通孔が空けられる。雌型蝶番片に雄型蝶番片を挟み、これらに蝶番軸を貫通させることで、テンプル8をヨロイ4に開閉自在に取り付けることができる。蝶番軸は、ねじ部を有し、雌型蝶番片の二股構造のいずれかの貫通孔に加工した雌ねじにねじ込まれる。なお、ヨロイ4に雌型蝶番片を形成し、テンプル8に雄型蝶番片を形成してもよい。
テンプル8は、ヨロイ4に基端側が連結されるテンプル本体6と、テンプル本体6の先端部に連結される挟み体としてのモダン7と、を備える。図1の平面図において、テンプル8を開くと、テンプル本体6は、リム1と直交する方向に顔の側面に沿って直線状に細長く伸びる。モダン7は平面形状が三日月形状に形成される。すなわち、モダン7は全体が湾曲した円弧形状に形成されると共に、前後方向の両端部の幅が狭められる。モダン7は紙面と直交する方向に所定の肉厚を有する。モダン7の湾曲の外側の側面には、テンプル本体6の先端部が挿入される凹み12が形成される(図5参照)。
図2は、テンプル本体6とモダン7の連結構造の詳細図を示す。テンプル本体6とモダン7とは、第一のリンク11を介して連結されると共に、第一のリンク11よりもテンプル本体6の後方側において、スライド機構15を介して連結される。テンプル本体6と第一のリンク11とは、第一のリンク11がテンプル本体6に対してテンプル本体6の長手方向に直交する第一の軸16の回りを相対的に回転できるように連結される。すなわち、テンプル本体6と第一のリンク11とは回り対偶をなすように連結される。テンプル本体6には、二股構造の軸支持部6aが形成される。第一の軸16は、この軸支持部6aに挟まれる。
モダン7と第一のリンク11とは、第一のリンク11がモダン7に対して第一の軸16と平行な第二の軸17の回りを相対的に回転できるように連結される。すなわち、モダン7と第一のリンク11とは回り対偶をなすように連結される。第二の軸17はモダン7の凹み12の対向する壁面間に挟まれる。第一のリンク11は長手方向の両端部が第一及び第二の軸16,17に巻きつく。
テンプル本体6の先端部には、テンプル本体6の長手方向に伸びる長孔14が形成される。この長孔14にモダン7に設けた第三の軸13がスライド可能に組み込まれる。第三の軸13はモダン7の凹み12の対向する壁面間に挟まれる。第三の軸13は第一および第二の軸16,17と平行である。モダン7はテンプル本体6に対してテンプル本体6の長手方向に相対的にスライドでき、かつ第三の軸13の回りを相対的に回転できる。ここで、第三の軸13を、モダン7とテンプル本体6を連結する第二のリンクとみなすこともできる。第三の軸13を第二のリンクとみなすと、テンプル本体6と第二のリンクとはすべり対偶をなすように連結され、モダン7と第二のリンクとは回り対偶をなすように連結される。なお、この実施形態では、テンプル本体6にその長手方向に伸びる長孔14を形成し、モダン7に長孔14に嵌められる第三の軸13を設けているが、これとは逆に、モダン7にその長手方向に伸びる長孔14を形成し、テンプル本体6にモダン7の長孔14に嵌められる第三の軸13を設けてもよい。
モダン7本体と第一のリンク11との間には、弾性体として、ヘアピン形状のトーションばね19が設けられる。トーションばね19の一方の脚部がテンプル本体6に当接し、他方の脚部が第一のリンク11に当接する。眼鏡を外した状態において、このトーションばね19のばね力によって、第一のリンク11が第一の軸16を中心として図中(1)の方向に回転する。第一のリンク11の図中(1)の方向への回転によって、モダン7がテンプル本体6に対して第三の軸13を中心にして回転し、第三の軸13が長孔14内を手前側にスライドする。すなわち、モダン7の前端7aが顔の側面に向かって内側に(図中(2)の方向に)回転し、モダン7の後端7bが顔の側面から離間するように回転する。そして、モダン7はテンプル本体6に対して、最も手前側にスライドする。図1に示されるように、眼鏡の装着前には、モダン7はトーションばね19のばね力によって、一対のモダン7の後端が開いている状態を保つ。
図3ないし図5は、眼鏡の装着動作を開始した状態を示す。図3は利用者の頭と眼鏡の平面図を示し、図4は図3のIV部拡大図を示し、図5はモダン7の斜視図を示す。この状態では、眼鏡のモダン7は利用者のどこにも当接していないので、図1に示されるモダン7と同様にの後端が開いている状態を保つ。
図6ないし図8は、眼鏡を装着中の状態示す。図6は利用者の頭と眼鏡の平面図を示し、図7は図6のVII部拡大図を示し、図8はモダン7の斜視図を示す。眼鏡を掛けはじめると、図7に示されるように、モダン7の前端7aが顔に当接し、モダン7の前端7aが図中(1)方向に回転する。モダン7の前端7aが(1)方向に回転すると、第一のリンク11がトーションばね19のばね力に抗して(2)方向に回転し、モダン7の第三の軸13がテンプル本体6の長孔14内を奥の方にスライドする。すなわち、モダン7は回転しながら奥の方へもスライドする。この段階では、図7及び図8に示されるように、モダン7の前端7aは顔の側面に当接するが、モダン7の後端7bは顔の側面には当接していない。
図9ないし図11は、さらに眼鏡を顔の奥まで移動させて、最終的に眼鏡を装着した状態を示す。図9は利用者の頭と眼鏡の平面図を示し、図10は図9のX部拡大図を示し、図11はモダン7の斜視図を示す。図9及び図10に示されるように、モダン7の前端7aはさらに図中(1)方向に回転し、モダン7の第三の軸13はテンプル本体6の長孔14の最も奥までスライドする。モダン7は顔の側面形状に合わせて回転しながら徐々に奥の方にスライドする。そして、図11に示されるように、最終的には湾曲したモダン7の内側面7cの全体が顔の側面に密着する。図9に示されるように、眼鏡を装着した状態では、リムに取り付けた鼻当て用のパッド10が鼻に当接する。
図12及び図13は、眼鏡を装着した状態において、眼鏡が前方に引っ張られたときに、眼鏡の各構成部品に加わる力を示す。図12に示されるように、眼鏡が前方に(図中(1)方向に)引っ張られたとき、図13に示されるように、テンプル本体6にも前方に(図中(2)方向に)引っ張り力が働く。モダン7は顔の側面に密着しているので、テンプル本体6を図13中(2)方向に引っ張ると、第一のリンク11とモダン7本体が平行になろうとし、モダン7の第二の軸17には、図中(3)方向の力が働く。モダン7の第二の軸17に(3)方向の力が働くと、第一のリンク11の延長線21と第三の軸13から引いたテンプル本体6に直交する線22と交差する点を瞬間中心Pにして、モダン7が回転する。モダン7の後端7bが顔の側面に向かって内側に(図中(4)方向に)回転するので、モダン7の後端7bが顔の側面をより押圧する。よって、眼鏡が外れにくくなる。
図14及び図15は、眼鏡を取り外す際に、眼鏡の各構成部品に加わる力を示す。図14は眼鏡の平面図を示し、図15は図14のXV部拡大図を示す。図15に示されるように、眼鏡を取り外すときには、テンプル本体6の先端側6bを顔の側面から離間するように図中(1)方向に引っ張る。テンプル本体6が顔の側面から離間するように撓むと、第一のリンク11がトーションばね19のばね力によって、第一の軸16を中心にして図中(2)方向に回転する。第一のリンク11が図中(2)方向に回転すると、モダン7が瞬間中心を中心にして回転し、モダン7の前端7aが顔の側面に向かって内側に(図中(3)方向に)回転しようとする。モダン7は回転と共にテンプル本体6に対して手前側にスライドする。よって、眼鏡が外れやすくなる。
図16は、テンプル本体6、第一のリンク11、モダン7、第三の軸13から構成されるリンク装置を表したスケルトンを示す。このリンク装置は三つの回り対偶と一つのすべり対偶を組み合わせた機構であるので、機構学的にはスライダクランク連鎖と呼ばれる。
図17は、リンク装置の他の例を示す。上記実施形態では、リンク装置がスライダクランク連鎖となっているのに対し、この例のリンク装置は、四つのリンクがすべて回り対偶によって連鎖をなす四節回転連鎖となっている。具体的には、モダン7とテンプル本体6とが第一のリンク11を介して、第一のリンク11がテンプル本体6に対してテンプル本体6の長手方向に直交する第一の軸16の回りを相対的に回転でき、かつモダン7が第一のリンク11に対して第一の軸16と平行な第二の軸17の回りを相対的に回転できるように連結される。そして、テンプル本体6とモダン7が第二のリンク23を介して、第二のリンク23がテンプル本体6に対してテンプル本体6の長手方向に直交する第二のリンク用第一の軸24の回りを相対的に回転でき、かつモダン7が前記第二のリンクに対して第二のリンク用第一の軸24と平行な第二のリンク用第二の軸25の回りを相対的に回転できるように連結される。このように本発明の眼鏡フレーム用テンプルのリンク装置は、四節回転連鎖から構成されてもよい。
本発明の第一実施形態における眼鏡フレーム用テンプルを用いた眼鏡の平面図 図1のII部詳細図 眼鏡の平面図(眼鏡の装着動作を開始した状態) 図3のIV部拡大図(眼鏡の装着動作を開始した状態) モダンの斜視図(眼鏡の装着動作を開始した状態) 眼鏡の平面図(眼鏡を装着中の状態) 図6のVII部拡大図(眼鏡を装着中の状態) モダンの斜視図(眼鏡を装着中の状態) 眼鏡の平面図(眼鏡を装着後の状態) 図9のX部拡大図(眼鏡を装着後の状態) モダンの斜視図(眼鏡を装着後の状態) 眼鏡の平面図(眼鏡を装着後に引っ張り力が加わった状態) 図12のXIII部拡大図(眼鏡を装着後に引っ張り力が加わった状態) 眼鏡の平面図(眼鏡を外す状態) 図14のXV部拡大図(眼鏡を外す状態) リンク装置のスケルトンを示す図 リンク装置の他の例のスケルトンを示す図
符号の説明
4…ヨロイ
6…テンプル本体
7…モダン(挟み体)
7a…前端
7b…後端
8…テンプル
11…第一のリンク
13…第三の軸
14…長孔
15…スライド機構
16…第一の軸
17…第二の軸
23…第二のリンク
24…第二のリンク用第一の軸
25…第二のリンク用第二の軸

Claims (7)

  1. 眼鏡フレームのヨロイに基端側が連結されるテンプル本体と、このテンプル本体に連結され、顔の側面を挟むことができる挟み体と、を有する眼鏡フレーム用テンプルにおいて、
    前記テンプル本体と前記挟み体が第一のリンクを介して、前記第一のリンクが前記テンプル本体に対して前記テンプル本体の長手方向に直交する第一の軸の回りを相対的に回転でき、かつ前記挟み体が前記第一のリンクに対して前記第一の軸と平行な第二の軸の回りを相対的に回転できるように連結され、
    そして、前記テンプル本体と前記挟み体とが、前記挟み体が前記テンプル本体に対して相対的にスライドでき、かつ前記挟み体が前記テンプル本体に対して前記第一及び前記第二の軸と平行な第三の軸の回りを相対的に回転できるように連結されることを特徴とする眼鏡フレーム用テンプル。
  2. 眼鏡を装着した状態において、眼鏡が前方に引っ張られたとき、前記挟み体の後端(前記ヨロイとは反対側の前記挟み体の端)が顔の側面に向かって内側に回転することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム用テンプル。
  3. 眼鏡を外した状態において、前記挟み体の後端(前記ヨロイとは反対側の挟み体の端)が顔の側面から離間するように前記挟み体を回転させる弾性体が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡フレーム用テンプル。
  4. 眼鏡を装着した状態において、前記テンプル本体の先端側を顔の側面から離間するように引っ張ると、前記挟み体の前端(前記ヨロイ側の挟み体の端)が顔の側面に向かって内側に回転することを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の眼鏡フレーム用テンプル。
  5. 眼鏡フレームのヨロイに基端側が連結されるテンプル本体と、テンプル本体に連結され、顔の側面を挟むことができる挟み体と、を有する眼鏡フレーム用テンプルにおいて、
    前記テンプル本体と前記挟み体が第一のリンクを介して、前記第一のリンクが前記テンプル本体に対して前記テンプル本体の長手方向に直交する第一の軸の回りを相対的に回転でき、かつ前記挟み体が前記第一のリンクに対して前記第一の軸と平行な第二の軸の回りを相対的に回転できるように連結され、
    そして、前記テンプル本体と前記挟み体が第二のリンクを介して、前記第二のリンクが前記テンプル本体に対して前記テンプル本体の長手方向に直交する第二のリンク用第一の軸の回りを相対的に回転でき、かつ前記挟み体が前記第二のリンクに対して第二のリンク用第一の軸と平行な第二のリンク用第二の軸の回りを相対的に回転できるように連結されることを特徴とする眼鏡フレーム用テンプル。
  6. 請求項1ないし5いずれかの眼鏡フレーム用テンプルをヨロイに取り付けてなる眼鏡フレーム。
  7. 請求項6に記載の眼鏡フレームに、レンズを取り付けてなる眼鏡。
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