JP2008095468A - 開口の閉塞方法、閉塞用補助具および開口閉塞用具セット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 閉塞用補助具1は、開口6の対向する縁部6aの各背面に接触させ得る板状部2と、板状部2の前面2aに直角に突出して取り付けられたボルト3とを一体に有する。開口6内に入れた板状部2の表面と開口6の周囲とにまたがるように粘着パッキン12を押し当て、閉塞用補助具1の挿通口13cを有するカバープレート13を、閉塞用補助具1のボルト3に通すことによって開口6を覆ったうえ、ナット16を締め込む。こうすることにより、排水管5の外側から開口6を塞ぐ。
【選択図】 図1
Description
1) 上記フックボルトを管に固定する手段がなく、またそのボルトは他の部品から独立した小さな部品であるため、蓋を取り付けたりナットを回したりする間に手でボルトを支持し続けることが容易ではない。
2) 開口の周囲と蓋との間にパッキンをはさむとしても、円筒状の管に対して曲面状の蓋を重ねて開口を封じることは、両者間に不均一な隙間が発生しやすいために必ずしも容易ではない。開口の周囲と蓋との間のみならず、ボルトとそのボルトを通す穴(挿通口)との間からの漏水等を防ぐ必要があり、ボルトを複数使用する場合にはそれぞれの締め付け力を均一にする必要もある。そのような事情により、管からの水漏れ等を確実に防止することが難しいのである。
1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレートを取り付ける側と反対側の面)に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体に(分離することがなく、また液体を通す隙間がないよう一体に)された閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出す(たとえば図4(2a・2b)のようにする)。
2) つぎに、上記開口の周囲と板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面(前面)にかけての範囲に粘着パッキンを取り付ける(たとえば図4(3a・3b)のようにする)。
3) さらに、上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(管の外側面に直に重ねたとき両者間の一部にたとえば1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ねる。
4) 最後に、上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける(これにより、たとえば図1の状態にする)。
粘着パッキンの使用によって密封性を高め得るのは、通常のパッキンやガスケットよりも変形可能性の高い粘着パッキンを、開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の表面にかけての範囲に取り付けるからである。そうしたうえで上記3)・4)のようにカバープレートを重ねて固定すれば、粘着パッキンが、管と閉塞用補助具とカバープレートとの三者に対して密に接することとなり、管内の流体の漏出をきわめて確実に防止する。管(もしくは開口)と閉塞用補助具との間、または管とカバープレートとの間に多少の隙間があっても、それらの間に粘着パッキンが押し込まれることとなるため流体の漏出は防止される。なお、閉塞用補助具とボルトとは、液体を通す隙間がないよう一体にされているので、両者の間を通って流体が漏出することもない。
なお、管の壁面に設けた開口をこうして容易に塞ぐことができるなら、排水管の内部を清掃する作業は、全体として簡単に、かつ短時間内に行うことが可能になる。
a) 粘着力のために、前記2)ののち、当該パッキンを手で押さえておかなくても管等に付着させておくことができるうえ、当該パッキンを介して閉塞用補助具を管(の開口付近)に仮止めすることが可能である。すなわち、カバープレートやナットを取り付けるとき、パッキンや閉塞用補助具を手で保持し続ける必要がなくなり、作業が容易になる。逆に、塞いだ開口を再び開ける場合、カバープレートを外しても、粘着パッキンの粘着力に基づいて閉塞用補助具は自然には管内等に落下しないため、閉塞用補助具等を回収することが容易である。
b) 軟らかさがあって変形(塑性変形および弾性変形)が自在なため、閉塞用補助具の板状部と開口との間に隙間があっても、そこへ押し込まれて隙間を封じることができる。したがって、開口の閉塞に関して高い密封性をもたらし、管内を流れる流体が管の外部へ漏れ出ることを効果的に防止できる。カバープレートの外側(外縁部より外側)への漏出を防ぐのみならず、カバープレートの内側(ボルト用の挿通口寄り)への漏出も防止するので、閉塞用補助具のボルトに沿って流体がしみ出ることも避けられる。
・ 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレート等を取り付ける側と反対側の面)に接触し得るよう形成された板状部に対し、
・ その前面(カバープレート等を取り付ける側の面、すなわ作業者と対向する面)に直角に突出するボルトが一体化されている(分離することがなく液体を通す隙間がないように一体化されている)
ことを特徴とする。
そのようにした閉塞用補助具は、それが有する中央寄り部分を用いて管の開口に仮止めすることが可能である。当該部分が、上記開口に対し摩擦をもってはまるような外径を有しているため、一旦当該部分を上記開口内にはめ込めば、ボルト等から作業者が手を離しても補助具が落下してしまうことがないからである。そのような仮止め状態になると、その閉塞用補助具にカバープレート等を取り付けたり、閉塞用補助具のボルトにナットをはめ付けたりする作業をとくに容易に行える。仮止めの状態がしっかりとしたものなら、ナットをはめ付ける間に閉塞用補助具の位置や向き(板状部の向き)がずれてしまう恐れもない。
また、上記の中央寄り部分が、縁部の背面に接触する部分に対して上記管の厚さに等しい高さの段差をもって前面に突き出ているため、開口の周囲と板状部の中央寄り部分との間に両者にまたがるよう粘着パッキンを装着してカバープレートを押し当てるとき、とくに良好な密封性が得られる。
その場合、板状部を管の壁面に固定したときに、板状部の端部と壁面の内側面との間に極端な段差が生じない。管の内面と板状部の端との間には明確な段差がなくなるか、または段差が小さくなるため、管内の流れに対する抵抗が小さくなり、かつ流体とともに流れる物が引っ掛かりにくくなる効果がある。
プラスチック製であれば、板状部とボルトとを一体に成形することが容易なため、低コストで製造できる。また、閉塞用補助具のボルトにカバープレートとナットを取り付ける際、ナットから手前に突出しているボルトの余長部を切り落とすことも容易である。そうすると、管の周囲に十分なスペースがない場合にも、当該ボルトを、機能を満たすとともに作業しやすい長さのものにすることができる。腐食しにくい点でも、流体用の管に設けた開口を塞ぐのに好都合である。
・ 上記いずれかの開口閉塞用補助具と、
・ 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(そのため、たとえば、上記の管に対して同心の曲面を内側に有しているとよい。管の外側面とカバープレートとを直接重ねるとき両者間の一部に1〜2mm程度以下の隙間ができる状態であっても差し支えない)とともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
・ 上記開口の周囲と、上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけて、管とカバープレートとの間に環状に装着される粘着パッキンと、
・ カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
を含むことを特徴とする。
そのようなカバープレートを用いると、ナットを強く締め付けても粘着パッキンがカバープレートの外側にはみ出ることがない。その締め付け力で、粘着パッキンを閉塞用補助具と開口との間の隙間にも入り込ませやすくなるため、さらに効果的に管の内部からの漏水を防止できる。
そのように中央寄りの部分が厚いと、ナットの締め付け力によってカバープレートが開いて(外周寄りの部分が反って管から離れるように変形して)粘着パッキンがはみ出ることが防止される。したがって、ナットをきつく締めてより確実に管からの漏水を防止することが可能である。
まず、図1(a)には、開口閉塞用具セット10を用いて排水管5の壁面の開口6を塞いだ状態を断面図にて示し、同(b)にその正面図を示す。図2(a)〜(c)に閉塞用補助具1を示す。また図3(a)〜(c)には、開口閉塞用具セット10を構成するカバープレート13の一実施例を示す。
ナット16としては、特別なものは必要なく、市販されているものを使用できる。
まず、排水管5の側面に設けられた開口6内に補助具1の板状部2を差し入れ、当該開口6のうち対向する上下の縁部6aの各背面に、管5の内側から、補助具1の板状部2の前面2aを接触させ、中央寄り部分4を開口6にはめ込む。そしてこれにより、ボルト3を外側に向けた状態で補助具1を開口6に仮止めする(図4(2a)・(2b)参照)。そうすると、中央寄り部分4と開口6との間のはめ合いに係る摩擦により、補助具1は、支持手段がなくても自然には落下することがなくなる。図4では板状部2を上下方向に配置しているが、板状部の長手方向の形状が排水管の曲率に合わせたものであれば、水平方向に設けても同じように安定する。
2 板状部
3 ボルト
4 中央寄り部分
5 排水管
6 開口
10 開口閉塞用具セット
12 粘着パッキン
13・23 カバープレート
13a 段差
13c 挿通口
16 ナット
1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレートを取り付ける側と反対側の面)に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体に(分離することがなく、また液体を通す隙間がないよう一体に)された閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出す(たとえば図4(2a・2b)のようにする)。
2) つぎに、上記開口の周囲と板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐように粘着パッキンを取り付ける(たとえば図4(3a・3b)のようにする)。
3) さらに、上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(管の外側面に直に重ねたとき両者間の一部にたとえば1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ねる。
4) 最後に、上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける(これにより、たとえば図1の状態にする)。
粘着パッキンの使用によって密封性を高め得るのは、通常のパッキンやガスケットよりも変形可能性の高い粘着パッキンを、開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐように取り付けるからである。そうしたうえで上記3)・4)のようにカバープレートを重ねて固定すれば、粘着パッキンが、管と閉塞用補助具とカバープレートとの三者に対して密に接することとなり、管内の流体の漏出をきわめて確実に防止する。管(もしくは開口)と閉塞用補助具との間、または管とカバープレートとの間に多少の隙間があっても、それらの間に粘着パッキンが押し込まれることとなるため流体の漏出は防止される。なお、閉塞用補助具とボルトとは、液体を通す隙間がないよう一体にされているので、両者の間を通って流体が漏出することもない。
なお、管の壁面に設けた開口をこうして容易に塞ぐことができるなら、排水管の内部を清掃する作業は、全体として簡単に、かつ短時間内に行うことが可能になる。
・ 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレート等を取り付ける側と反対側の面)に接触し得るよう形成された板状部に対し、
・ その前面(カバープレート等を取り付ける側の面、すなわ作業者と対向する面)に直角に突出するボルトが一体化されている(分離することがなく液体を通す隙間がないように一体化されている)
ことを特徴とする。
・ 上記開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるための開口閉塞用補助具であり、管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るよう形成された板状部に対し、その前面に直角に突出するボルトが一体化されている開口閉塞用補助具と、
・ 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(そのため、たとえば、上記の管に対して同心の曲面を内側に有しているとよい。管の外側面とカバープレートとを直接重ねるとき両者間の一部に1〜2mm程度以下の隙間ができる状態であっても差し支えない)とともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
・ 上記開口の周囲と、上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう環状に装着される粘着パッキンと、
・ カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
を含むことを特徴とする。
1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレートを取り付ける側と反対側の面)に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体に(分離することがなく、また液体を通す隙間がないよう一体に)された閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出す(たとえば図4(2a・2b)のようにする)。
2) つぎに、上記開口の周囲と板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面(前面)にかけての範囲に粘着パッキンを取り付ける(たとえば図4(3a・3b)のようにする)。
3) さらに、上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(管の外側面に直に重ねたとき両者間の一部にたとえば1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ねる。
4) 最後に、上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける(これにより、たとえば図1の状態にする)。
粘着パッキンの使用によって密封性を高め得るのは、通常のパッキンやガスケットよりも変形可能性の高い粘着パッキンを、開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の表面にかけての範囲に取り付けるからである。そうしたうえで上記3)・4)のようにカバープレートを重ねて固定すれば、粘着パッキンが、管と閉塞用補助具とカバープレートとの三者に対して密に接することとなり、管内の流体の漏出をきわめて確実に防止する。管(もしくは開口)と閉塞用補助具との間、または管とカバープレートとの間に多少の隙間があっても、それらの間に粘着パッキンが押し込まれることとなるため流体の漏出は防止される。なお、閉塞用補助具とボルトとは、液体を通す隙間がないよう一体にされているので、両者の間を通って流体が漏出することもない。
なお、管の壁面に設けた開口をこうして容易に塞ぐことができるなら、排水管の内部を清掃する作業は、全体として簡単に、かつ短時間内に行うことが可能になる。
・ 上記開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるための開口閉塞用補助具であり、管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るよう形成された板状部に対し、その前面に直角に突出するボルトが一体化されている開口閉塞用補助具と、
・ 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(そのため、たとえば、上記の管に対して同心の曲面を内側に有しているとよい。管の外側面とカバープレートとを直接重ねるとき両者間の一部に1〜2mm程度以下の隙間ができる状態であっても差し支えない)とともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
・ 上記開口の周囲と、上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけて、管とカバープレートとの間に環状に装着される粘着パッキンと、
・ カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
を含むことを特徴とする。
Claims (9)
- 管の壁面に設けられた開口を塞ぐための方法であって、
1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体にされた閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出し、
2) 上記開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけての範囲に粘着パッキンを取り付け、
3) 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさるとともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ね、
4) 上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける
ことを特徴とする開口の閉塞方法。 - 上記の粘着パッキンとして、管の外側面に付着して自然落下しない粘着力を有し、かつ力を受けて変形する樹脂またはゴム製のものを使用することを特徴とする請求項1に記載した開口の閉塞方法。
- 管の壁面に設けられた開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるための開口閉塞用補助具であって、
管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るよう形成された板状部に対し、
その前面に直角に突出するボルトが一体化されている
ことを特徴とする開口閉塞用補助具。 - 上記板状部のうち、上記ボルトが一体化された箇所を含む中央寄りの部分は、上記縁部の背面に接触する部分に対し管の厚さに等しい高さの段差をもって前面に突き出ており、当該部分は、上記開口に対し摩擦をもってはまる程度にその外径が上記開口の内径に近いものであることを特徴とする請求項3に記載の開口閉塞用補助具。
- 上記板状部が、上記縁部の背面に接触する側と反対側の表面に傾斜面または曲面を有していて、端部から中央部にかけて厚さが徐々に増大するものであることを特徴とする請求項3または4に記載の開口閉塞用補助具。
- 板状部およびボルトがプラスチックで形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の開口閉塞用補助具。
- 管の壁面に設けられた開口を塞ぐための開口閉塞用具セットであって、
請求項3〜6のいずれかに記載した開口閉塞用補助具と、
上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさるとともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
上記開口の周囲と上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間をすべて塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけて、管とカバープレートとの間に環状に装着される粘着パッキンと、
カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
を含むことを特徴とする開口閉塞用具セット。 - 上記のカバープレートの内側面に、粘着パッキンのはみ出し防止のための段差または突起部が環状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の開口閉塞用具セット。
- 上記のカバープレートは、挿通口の周囲が外周寄りの部分よりも厚く形成されたものであることを特徴とする請求項7または8に記載の開口閉塞用具セット。
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