JP2008095468A - 開口の閉塞方法、閉塞用補助具および開口閉塞用具セット - Google Patents

開口の閉塞方法、閉塞用補助具および開口閉塞用具セット Download PDF

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Abstract

【課題】 たとえば排水管の開口に、外側からカバープレートなどを取り付ける作業を容易に行えるようにする閉塞用補助具等を提供する。
【解決手段】 閉塞用補助具1は、開口6の対向する縁部6aの各背面に接触させ得る板状部2と、板状部2の前面2aに直角に突出して取り付けられたボルト3とを一体に有する。開口6内に入れた板状部2の表面と開口6の周囲とにまたがるように粘着パッキン12を押し当て、閉塞用補助具1の挿通口13cを有するカバープレート13を、閉塞用補助具1のボルト3に通すことによって開口6を覆ったうえ、ナット16を締め込む。こうすることにより、排水管5の外側から開口6を塞ぐ。
【選択図】 図1

Description

請求項に係る発明は、管に設けられた開口を外側から閉塞するための閉塞方法、およびそれに用いる閉塞用補助具、ならびに当該補助具を含む開口閉塞用具セットに関するものである。
一般に、集合住宅などの排水管には、取り外し(または開閉)可能に接続したメンテナンス用の接続部が設けられていて、排水が詰まったときなどにその接続部を開けて管の内部を清掃できるようになっている。
ところが、詰まった箇所が接続部から遠かったり、接続部に近い住戸が留守であったりした場合には、接続部を利用することができない。そのような場合、従来は適当な箇所で排水管を数十cmにわたり切断して詰まりを取り除き、後に切断箇所に新たに管(短管)を溶接(または接着、フランジ接続)などで継ぎ足していた。
管を切断せずに、管の壁面にホルソー等の機械で穴(開口)をあけたうえ内部を清掃することも考えられるが、清掃後にうまく蓋を取り付ける手段がなく、穴に蓋を当ててバンドで締め付けるか、溶接または接着剤にて蓋を固定するしかなかった。
なお、下記の特許文献1には、一方の側からパネルを取り付けることのできるフックボルト(一端部がL字状に曲がってフックとなったボルト)が示されている。
特開平9−209479号公報
一部を切断して後に管を継ぎ足す作業は、溶接、接着、フランジ接続など、いずれもたいへん手間がかかるものであった。溶接機を使用しがたい場合があることや、既設の建物の配管スペースという狭い場所で行わなければならないこと等も、継ぎ足し作業を困難なものにしていた。
一方、管に穴を開けた場合、蓋の取付け手段としてバンドを用いるのは、外観上好ましくない。また、溶接や接着などにより蓋を固定してしまうと、その蓋を再び開けることは不可能である。一度詰まった箇所は再度詰まることが多いため、蓋が取り外せないのは都合が悪い。
特許文献1に記載されたフックボルトを利用すれば蓋を開閉可能に取り付けることができるが、それを利用するにしても、内側に流体が流れる管について、その穴を確実に塞ぐことは容易ではない。ボルトが落下しやすいうえ、水漏れ等を防止できるよう蓋を密に取り付けるのが難しいからである。すなわち、
1) 上記フックボルトを管に固定する手段がなく、またそのボルトは他の部品から独立した小さな部品であるため、蓋を取り付けたりナットを回したりする間に手でボルトを支持し続けることが容易ではない。
2) 開口の周囲と蓋との間にパッキンをはさむとしても、円筒状の管に対して曲面状の蓋を重ねて開口を封じることは、両者間に不均一な隙間が発生しやすいために必ずしも容易ではない。開口の周囲と蓋との間のみならず、ボルトとそのボルトを通す穴(挿通口)との間からの漏水等を防ぐ必要があり、ボルトを複数使用する場合にはそれぞれの締め付け力を均一にする必要もある。そのような事情により、管からの水漏れ等を確実に防止することが難しいのである。
発明の目的は、管の開口を外側からカバープレートによって塞ぐ作業を容易にする、開口の閉塞方法を提供することである。また併せて、それに用いる閉塞用補助具、および開口閉塞用具セットを提供することである。
請求項に記載した開口の閉塞方法は、管の壁面に設けられた開口(たとえば図4(a)の符号6)を塞ぐための方法であって、つぎのようにすることを特徴とする。
1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレートを取り付ける側と反対側の面)に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体に(分離することがなく、また液体を通す隙間がないよう一体に)された閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出す(たとえば図4(2a・2b)のようにする)。
2) つぎに、上記開口の周囲と板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面(前面)にかけての範囲に粘着パッキンを取り付ける(たとえば図4(3a・3b)のようにする)。
3) さらに、上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(管の外側面に直に重ねたとき両者間の一部にたとえば1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ねる。
4) 最後に、上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける(これにより、たとえば図1の状態にする)。
このような閉塞方法によれば、種々の管に設けられた開口に対し、当該開口を塞ぐカバープレートを、密封性があり、しかも取り外し可能な状態に、当該管の外側から容易に取り付けることができる。密封性があるのは、上記3)のように粘着パッキンを使用すること等により密封性を高めて、管内からの流体の漏れを確実に防止できるからである。また取り付けが容易であるのは、カバープレート等を固定するためのボルトが、閉塞用補助具と一体であるため、落下しないように保持しておくことが容易だからである。閉塞用補助具において上記のようにボルトが前面に突出していると、粘着パッキンを装着するとき、ボルトを手で持って閉塞用補助具を手前に引っ張ることができるので、閉塞用補助具が管の内部に転落するのを防ぎやすいという効果もある。
粘着パッキンの使用によって密封性を高め得るのは、通常のパッキンやガスケットよりも変形可能性の高い粘着パッキンを、開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の表面にかけての範囲に取り付けるからである。そうしたうえで上記3)・4)のようにカバープレートを重ねて固定すれば、粘着パッキンが、管と閉塞用補助具とカバープレートとの三者に対して密に接することとなり、管内の流体の漏出をきわめて確実に防止する。管(もしくは開口)と閉塞用補助具との間、または管とカバープレートとの間に多少の隙間があっても、それらの間に粘着パッキンが押し込まれることとなるため流体の漏出は防止される。なお、閉塞用補助具とボルトとは、液体を通す隙間がないよう一体にされているので、両者の間を通って流体が漏出することもない。
なお、管の壁面に設けた開口をこうして容易に塞ぐことができるなら、排水管の内部を清掃する作業は、全体として簡単に、かつ短時間内に行うことが可能になる。
発明の閉塞方法では、上記の粘着パッキンとして、管の外側面に付着して自然落下(自己の重さのために管から離れて落下すること)をしない粘着力を有し、かつ力を受けて変形する樹脂またはゴム製のものを使用するのが好ましい。
このような粘着パッキンを用いる利点は次のようなものである。
a) 粘着力のために、前記2)ののち、当該パッキンを手で押さえておかなくても管等に付着させておくことができるうえ、当該パッキンを介して閉塞用補助具を管(の開口付近)に仮止めすることが可能である。すなわち、カバープレートやナットを取り付けるとき、パッキンや閉塞用補助具を手で保持し続ける必要がなくなり、作業が容易になる。逆に、塞いだ開口を再び開ける場合、カバープレートを外しても、粘着パッキンの粘着力に基づいて閉塞用補助具は自然には管内等に落下しないため、閉塞用補助具等を回収することが容易である。
b) 軟らかさがあって変形(塑性変形および弾性変形)が自在なため、閉塞用補助具の板状部と開口との間に隙間があっても、そこへ押し込まれて隙間を封じることができる。したがって、開口の閉塞に関して高い密封性をもたらし、管内を流れる流体が管の外部へ漏れ出ることを効果的に防止できる。カバープレートの外側(外縁部より外側)への漏出を防ぐのみならず、カバープレートの内側(ボルト用の挿通口寄り)への漏出も防止するので、閉塞用補助具のボルトに沿って流体がしみ出ることも避けられる。
請求項に係る開口閉塞用補助具は、管の壁面に設けられた開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるためのものであって、
・ 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレート等を取り付ける側と反対側の面)に接触し得るよう形成された板状部に対し、
・ その前面(カバープレート等を取り付ける側の面、すなわ作業者と対向する面)に直角に突出するボルトが一体化されている(分離することがなく液体を通す隙間がないように一体化されている)
ことを特徴とする。
こうした開口閉塞用補助具は、たとえば上記した閉塞方法により、開口を覆うカバープレートや粘着パッキン等とともに使用されることによって、管に設けられた開口を、密封性の高い状態に、当該管の外側から容易に塞ぐことができる。複雑な構造や高い製作精度を不可欠とするものではないので、製造上も有利である。
かかる開口閉塞用補助具においては、とくに、上記板状部のうち、上記ボルトが一体化された箇所を含む中央寄りの部分が、上記縁部の背面に接触する部分に対し管の厚さに等しい高さの段差をもって前面に突き出ており、当該部分は、上記開口に対し摩擦をもってはまる程度にその外径が上記開口の内径に近いものであるのが好ましい。
そのようにした閉塞用補助具は、それが有する中央寄り部分を用いて管の開口に仮止めすることが可能である。当該部分が、上記開口に対し摩擦をもってはまるような外径を有しているため、一旦当該部分を上記開口内にはめ込めば、ボルト等から作業者が手を離しても補助具が落下してしまうことがないからである。そのような仮止め状態になると、その閉塞用補助具にカバープレート等を取り付けたり、閉塞用補助具のボルトにナットをはめ付けたりする作業をとくに容易に行える。仮止めの状態がしっかりとしたものなら、ナットをはめ付ける間に閉塞用補助具の位置や向き(板状部の向き)がずれてしまう恐れもない。
また、上記の中央寄り部分が、縁部の背面に接触する部分に対して上記管の厚さに等しい高さの段差をもって前面に突き出ているため、開口の周囲と板状部の中央寄り部分との間に両者にまたがるよう粘着パッキンを装着してカバープレートを押し当てるとき、とくに良好な密封性が得られる。
開口閉塞用補助具における上記の板状部は、上記縁部の背面に接触する側と反対側の表面(たとえば図2中の符号2b)に傾斜面または曲面を有していて、端部から中央部にかけて厚さが徐々に増大するものであるなら、なお好ましい。
その場合、板状部を管の壁面に固定したときに、板状部の端部と壁面の内側面との間に極端な段差が生じない。管の内面と板状部の端との間には明確な段差がなくなるか、または段差が小さくなるため、管内の流れに対する抵抗が小さくなり、かつ流体とともに流れる物が引っ掛かりにくくなる効果がある。
開口閉塞用補助具における上記の板状部およびボルトが、プラスチックで形成されているのも好ましい。
プラスチック製であれば、板状部とボルトとを一体に成形することが容易なため、低コストで製造できる。また、閉塞用補助具のボルトにカバープレートとナットを取り付ける際、ナットから手前に突出しているボルトの余長部を切り落とすことも容易である。そうすると、管の周囲に十分なスペースがない場合にも、当該ボルトを、機能を満たすとともに作業しやすい長さのものにすることができる。腐食しにくい点でも、流体用の管に設けた開口を塞ぐのに好都合である。
請求項に係る開口閉塞用具セットは、管の壁面に設けられた開口を塞ぐためのもので、
・ 上記いずれかの開口閉塞用補助具と、
・ 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(そのため、たとえば、上記の管に対して同心の曲面を内側に有しているとよい。管の外側面とカバープレートとを直接重ねるとき両者間の一部に1〜2mm程度以下の隙間ができる状態であっても差し支えない)とともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
・ 上記開口の周囲と、上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけて、管とカバープレートとの間に環状に装着される粘着パッキンと、
・ カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
を含むことを特徴とする。
このような開口閉塞用具セットを用いれば、前記の閉塞方法により、管の壁面に設けられた開口を、管内の流体が漏れ出ないようにカバープレートで塞ぐ作業を容易に行うことができる。すなわち、上記の閉塞用補助具を開口にあてがったうえ、管の開口の周囲と上記補助具の板状部との間にまたがるように粘着パッキンを装着し、その外側にカバープレートをかぶせるとともにカバープレートの挿通口に閉塞用補助具のボルトを通し、かつそのボルトにナットをはめ付けることによって、閉塞作業を完了できる。しかも、再びナットを緩めることによってカバープレートを取り外すことができ、粘着パッキンを剥がしたりカッターナイフ等で切り取ったりすれば、同じ開口を、管内の清掃作業等のために何度も利用することができる。
上記のカバープレートの内側面(すなわち背面)に、粘着パッキンのはみ出し防止のための段差または突起部が環状に形成されていると、さらに好ましい。
そのようなカバープレートを用いると、ナットを強く締め付けても粘着パッキンがカバープレートの外側にはみ出ることがない。その締め付け力で、粘着パッキンを閉塞用補助具と開口との間の隙間にも入り込ませやすくなるため、さらに効果的に管の内部からの漏水を防止できる。
上記のカバープレートは、挿通口の周囲が外周寄りの部分よりも厚く形成されたものであるとさらに好ましい。
そのように中央寄りの部分が厚いと、ナットの締め付け力によってカバープレートが開いて(外周寄りの部分が反って管から離れるように変形して)粘着パッキンがはみ出ることが防止される。したがって、ナットをきつく締めてより確実に管からの漏水を防止することが可能である。
請求項に係る開口の閉塞方法によれば、種々の管に設けられた開口を、同管の外側のみからの作業により、容易に、かつ密封性の高い状態に塞ぐことができる。
請求項に係る開口閉塞用補助具によれば、適切に使用することにより、管に設けられた開口を上記と同様に好ましい態様で塞ぐことができる。管内での流れの妨げとならず、当該補助具に異物が引っ掛かりにくくすることも可能である。プラスチック製とすることにより、製造コストを抑えたり腐食しにくくしたりすることもできる。
請求項に係る開口閉塞用具セットは、前記の閉塞方法に使用することにより、管に設けられた開口を好ましい態様で塞ぐことを可能にする。粘着パッキンを強く効果的に押し付けて密封性を高めるように構成することもできる。
発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、図1(a)には、開口閉塞用具セット10を用いて排水管5の壁面の開口6を塞いだ状態を断面図にて示し、同(b)にその正面図を示す。図2(a)〜(c)に閉塞用補助具1を示す。また図3(a)〜(c)には、開口閉塞用具セット10を構成するカバープレート13の一実施例を示す。
図2の閉塞用補助具1は塩化ビニルにて一体に形成されたもので、板状部2と、ボルト3、板状部2の前面2a中央付近に円形に突出した中央寄り部分4とからなる。中央寄り部分4は、図1のように、排水管5の開口6内に摩擦をもってはまる大きさで、排水管5と同じ厚さ(T)と曲率を有する。ボルト3は、図2のとおり板状部2の前面2a(中央寄り部分4の前面4a)に、その面2aと直角の方向に突出させて取り付け、ねじ部3aを設けている。
板状部2の背面2b(前面2aの反対側)は、その端部から中央部に向けて徐々に前面2aからの厚みを増大させ、なめらかな曲面にしている(図2(b)参照)。
図1に示すように、閉塞用具セット10は、排水管5の側面に開けた開口6を外側から塞ぐためのもので、上記した補助具1のほか、粘着パッキン12、カバープレート13、ナット16からなる。
粘着パッキン12は、粘着力があり変形自在な可塑性のゴム(たとえば未加硫ブチルゴム)製で、排水管5の開口6の周囲と補助具1の中央寄り部分4とにまたがるよう押し付けながら、排水管5とカバープレート13との間に環状に配置して、水漏れを防止する。
カバープレート13は、開口6に被せて排水管5の外周面に密着させるもので、塩化ビニル製である。内側面を管5と同心の曲面とし、外径は開口6よりも大きくしている。図3に示すように、カバープレート13の中心には、補助具1のボルト3を通すための挿通口13cを設けている。カバープレート13の内側(排水管5に向かい合う側)の縁部付近に、排水管5側に突出する段差13aを全周にわたって設け、粘着パッキン12がカバープレート13からはみ出すのを防いでいる。カバープレート13の中央部(挿通口13cの周囲)は、外側に向けて厚く形成し、補助具(ねじ)を締めたとき、板状部2が変形することを防止するための補強部材13bとしている(図3(b)・(c)を参照)。その補強部材13bは、中央寄りの部分を平面に形成しているので、ナット16を安定して締め付けることができる。
ナット16としては、特別なものは必要なく、市販されているものを使用できる。
つぎに、閉塞用具セット10を用いて排水管5の開口6を塞ぐ方法について、図4(1)〜(3)に基づき説明する。
まず、排水管5の側面に設けられた開口6内に補助具1の板状部2を差し入れ、当該開口6のうち対向する上下の縁部6aの各背面に、管5の内側から、補助具1の板状部2の前面2aを接触させ、中央寄り部分4を開口6にはめ込む。そしてこれにより、ボルト3を外側に向けた状態で補助具1を開口6に仮止めする(図4(2a)・(2b)参照)。そうすると、中央寄り部分4と開口6との間のはめ合いに係る摩擦により、補助具1は、支持手段がなくても自然には落下することがなくなる。図4では板状部2を上下方向に配置しているが、板状部の長手方向の形状が排水管の曲率に合わせたものであれば、水平方向に設けても同じように安定する。
この状態で、粘着パッキン12を、開口6の周囲と中央寄り部分4とにまたがるように押し付けながら全周にわたって装着する(図4(3a)・(3b)参照)。このとき、強く押し付けても補助具1が落下しないように、補助具1のボルト3を保持するとよい。粘着パッキン12を装着した後は、その粘着力によって補助具1が排水管5にしっかりと仮止めされるので、補助具1を支持する必要がなくなる。
つぎに、カバープレート13(図3)の挿通口13cを補助具1のボルト3に通しながら、開口6にカバープレート13を当てる。最後に、図1(a)・(b)のように、ボルト3にナット16をはめて締め付ける。ボルト3のうちナット16から突出した部分は、不要であれば切り落とすこともできる。また、ナットをはめる前に座金(図示せず)をボルト3に通してもよい。
図1(a)のように、カバープレート13は段差13aを有するため、ナット16を強く締め付けても粘着パッキン12がはみ出し難く、ナット16を締め付ける力で効率的に粘着パッキン12を排水管5の中心部に向けて押圧できる。開口6と中央寄り部分4との間に1〜2mm程度以下の隙間14があった場合でも、粘着パッキン12がその隙間14に押し込まれて良好な密封性を保つことができる。
このように、補助具1を開口6に仮止めできること等から、排水管5の外側のみから容易にカバープレート13を取り付けることができる。カバープレート13は、補助具1とナット16とによって固定するので、必要に応じて取り外したうえ開口6を再度利用することも可能である。
一般に、排水管のうち、Tジョイント(T型継手)やYジョイントの部分には、棒状の固形物などが引っ掛かって詰まりやすい。そのため、図5に示すように、それらのジョイント部15に開口を設け、それを上記のような閉塞用具セット10にて塞ぐことも有意義である。
また、カバープレートについて、図6のような実施形態をとることも考えられる。図6に示すカバープレート23は、段差13aの代わりに、突起23aを全周にわたって設けている。この突起23aによって、粘着パッキン12がカバープレート13の外側にはみ出るのを防ぐことができる。
以上の例では、管に設けられた開口を閉塞する場合について説明したが、発明の閉塞用具セットや閉塞用補助具、閉塞方法は、建築物等の平らな壁面に設けられた穴にカバープレートや同等のパネルを取り付ける際などにも使用できる。閉塞用補助具やカバープレートの素材も塩化ビニル製に限定されるものではない。
図1(a)は、発明による開口閉塞用具セット10を用いて排水管5の側面の開口6を塞いだ状態を示す断面図で、同(b)は正面図(ボルト3の先端側から見た図)である。 図2(a)は閉塞用補助具1の実施形態を示す正面図であり、同(b)はその側面図、同(c)はその平面図(図2(a)の下方から見た図)である。 図3(a)は、カバープレート13の正面図であり、同(b)はそのb−b断面図、同(c)は、その平面図(図3(a)の下方から見た図)である。 図4は、開口閉塞用具セット10の使用手順を示す説明図である。図4(1)は、開口閉塞用具セット10を取り付ける前の開口6の正面図、同(2a)は閉塞用補助具1の仮止め状態を示す正面図、同(2b)はその2b−2b断面図、同(3a)は粘着パッキン12を装着した状態を示す正面図、同(3b)はその3b−3b断面図である。 ジョイント部15に開口閉塞用具セット10を取り付けた状態を示す斜視図である。 発明の別の実施形態であるカバープレート23を示す断面図である。
符号の説明
1 閉塞用補助具
2 板状部
3 ボルト
4 中央寄り部分
5 排水管
6 開口
10 開口閉塞用具セット
12 粘着パッキン
13・23 カバープレート
13a 段差
13c 挿通口
16 ナット
請求項に記載した開口の閉塞方法は、管の壁面に設けられた開口(たとえば図4(a)の符号6)を塞ぐための方法であって、つぎのようにすることを特徴とする。
1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレートを取り付ける側と反対側の面)に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体に(分離することがなく、また液体を通す隙間がないよう一体に)された閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出す(たとえば図4(2a・2b)のようにする)。
2) つぎに、上記開口の周囲と板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐように粘着パッキンを取り付ける(たとえば図4(3a・3b)のようにする)。
3) さらに、上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(管の外側面に直に重ねたとき両者間の一部にたとえば1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ねる。
4) 最後に、上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける(これにより、たとえば図1の状態にする)。
このような閉塞方法によれば、種々の管に設けられた開口に対し、当該開口を塞ぐカバープレートを、密封性があり、しかも取り外し可能な状態に、当該管の外側から容易に取り付けることができる。密封性があるのは、上記3)のように粘着パッキンを使用すること等により密封性を高めて、管内からの流体の漏れを確実に防止できるからである。また取り付けが容易であるのは、カバープレート等を固定するためのボルトが、閉塞用補助具と一体であるため、落下しないように保持しておくことが容易だからである。閉塞用補助具において上記のようにボルトが前面に突出していると、粘着パッキンを装着するとき、ボルトを手で持って閉塞用補助具を手前に引っ張ることができるので、閉塞用補助具が管の内部に転落するのを防ぎやすいという効果もある。
粘着パッキンの使用によって密封性を高め得るのは、通常のパッキンやガスケットよりも変形可能性の高い粘着パッキンを、開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐように取り付けるからである。そうしたうえで上記3)・4)のようにカバープレートを重ねて固定すれば、粘着パッキンが、管と閉塞用補助具とカバープレートとの三者に対して密に接することとなり、管内の流体の漏出をきわめて確実に防止する。管(もしくは開口)と閉塞用補助具との間、または管とカバープレートとの間に多少の隙間があっても、それらの間に粘着パッキンが押し込まれることとなるため流体の漏出は防止される。なお、閉塞用補助具とボルトとは、液体を通す隙間がないよう一体にされているので、両者の間を通って流体が漏出することもない。
なお、管の壁面に設けた開口をこうして容易に塞ぐことができるなら、排水管の内部を清掃する作業は、全体として簡単に、かつ短時間内に行うことが可能になる。
発明の閉塞方法では、上記の粘着パッキンとして、管に付着して自然落下(自己の重さのために管から離れて落下すること)をしない粘着力を有し、かつ力を受けて変形する樹脂またはゴム製のものを使用するのが好ましい。
発明の開口閉塞用補助具は、管の壁面に設けられた開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるためのものであって、
・ 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレート等を取り付ける側と反対側の面)に接触し得るよう形成された板状部に対し、
・ その前面(カバープレート等を取り付ける側の面、すなわ作業者と対向する面)に直角に突出するボルトが一体化されている(分離することがなく液体を通す隙間がないように一体化されている)
ことを特徴とする。
請求項に係る開口閉塞用具セットは、管の壁面に設けられた開口を塞ぐためのもので、
上記開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるための開口閉塞用補助具であり、管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るよう形成された板状部に対し、その前面に直角に突出するボルトが一体化されている開口閉塞用補助具と、
・ 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(そのため、たとえば、上記の管に対して同心の曲面を内側に有しているとよい。管の外側面とカバープレートとを直接重ねるとき両者間の一部に1〜2mm程度以下の隙間ができる状態であっても差し支えない)とともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
・ 上記開口の周囲と、上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう環状に装着される粘着パッキンと、
・ カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
を含むことを特徴とする。
このような開口閉塞用具セットを用いれば、前記の閉塞方法により、管の壁面に設けられた開口を、管内の流体が漏れ出ないようにカバープレートで塞ぐ作業を容易に行うことができる。すなわち、上記の閉塞用補助具を開口にあてがったうえ、管の開口の周囲と上記補助具の板状部との間に粘着パッキンを装着し、外側にカバープレートをかぶせるとともにカバープレートの挿通口に閉塞用補助具のボルトを通し、かつそのボルトにナットをはめ付けることによって、閉塞作業を完了できる。しかも、再びナットを緩めることによってカバープレートを取り外すことができ、粘着パッキンを剥がしたりカッターナイフ等で切り取ったりすれば、同じ開口を、管内の清掃作業等のために何度も利用することができる。
発明の開口閉塞用補助具によれば、適切に使用することにより、管に設けられた開口を上記と同様に好ましい態様で塞ぐことができる。管内での流れの妨げとならず、当該補助具に異物が引っ掛かりにくくすることも可能である。プラスチック製とすることにより、製造コストを抑えたり腐食しにくくしたりすることもできる。
請求項に記載した開口の閉塞方法は、管の壁面に設けられた開口(たとえば図4(a)の符号6)を塞ぐための方法であって、つぎのようにすることを特徴とする。
1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐ(管の内面または開口との間に1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面(カバープレートを取り付ける側と反対側の面)に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体に(分離することがなく、また液体を通す隙間がないよう一体に)された閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出す(たとえば図4(2a・2b)のようにする)。
2) つぎに、上記開口の周囲と板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面(前面)にかけての範囲に粘着パッキンを取り付ける(たとえば図4(3a・3b)のようにする)。
3) さらに、上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(管の外側面に直に重ねたとき両者間の一部にたとえば1〜2mm程度以下の隙間ができても差し支えない)とともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ねる。
4) 最後に、上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける(これにより、たとえば図1の状態にする)。
このような閉塞方法によれば、種々の管に設けられた開口に対し、当該開口を塞ぐカバープレートを、密封性があり、しかも取り外し可能な状態に、当該管の外側から容易に取り付けることができる。密封性があるのは、上記3)のように粘着パッキンを使用すること等により密封性を高めて、管内からの流体の漏れを確実に防止できるからである。また取り付けが容易であるのは、カバープレート等を固定するためのボルトが、閉塞用補助具と一体であるため、落下しないように保持しておくことが容易だからである。閉塞用補助具において上記のようにボルトが前面に突出していると、粘着パッキンを装着するとき、ボルトを手で持って閉塞用補助具を手前に引っ張ることができるので、閉塞用補助具が管の内部に転落するのを防ぎやすいという効果もある。
粘着パッキンの使用によって密封性を高め得るのは、通常のパッキンやガスケットよりも変形可能性の高い粘着パッキンを、開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の表面にかけての範囲に取り付けるからである。そうしたうえで上記3)・4)のようにカバープレートを重ねて固定すれば、粘着パッキンが、管と閉塞用補助具とカバープレートとの三者に対して密に接することとなり、管内の流体の漏出をきわめて確実に防止する。管(もしくは開口)と閉塞用補助具との間、または管とカバープレートとの間に多少の隙間があっても、それらの間に粘着パッキンが押し込まれることとなるため流体の漏出は防止される。なお、閉塞用補助具とボルトとは、液体を通す隙間がないよう一体にされているので、両者の間を通って流体が漏出することもない。
なお、管の壁面に設けた開口をこうして容易に塞ぐことができるなら、排水管の内部を清掃する作業は、全体として簡単に、かつ短時間内に行うことが可能になる。
発明の閉塞方法では、上記の粘着パッキンとして、管の外側面に付着して自然落下(自己の重さのために管から離れて落下すること)をしない粘着力を有し、かつ力を受けて変形する樹脂またはゴム製のものを使用するのが好ましい。
請求項に係る開口閉塞用具セットは、管の壁面に設けられた開口を塞ぐためのもので、
・ 上記開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるための開口閉塞用補助具であり、管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るよう形成された板状部に対し、その前面に直角に突出するボルトが一体化されている開口閉塞用補助具と、
・ 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさる(そのため、たとえば、上記の管に対して同心の曲面を内側に有しているとよい。管の外側面とカバープレートとを直接重ねるとき両者間の一部に1〜2mm程度以下の隙間ができる状態であっても差し支えない)とともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
・ 上記開口の周囲と、上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間(のすべて)を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけて、管とカバープレートとの間に環状に装着される粘着パッキンと、
・ カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
を含むことを特徴とする。
このような開口閉塞用具セットを用いれば、前記の閉塞方法により、管の壁面に設けられた開口を、管内の流体が漏れ出ないようにカバープレートで塞ぐ作業を容易に行うことができる。すなわち、上記の閉塞用補助具を開口にあてがったうえ、管の開口の周囲と上記補助具の板状部との間にまたがるように粘着パッキンを装着し、その外側にカバープレートをかぶせるとともにカバープレートの挿通口に閉塞用補助具のボルトを通し、かつそのボルトにナットをはめ付けることによって、閉塞作業を完了できる。しかも、再びナットを緩めることによってカバープレートを取り外すことができ、粘着パッキンを剥がしたりカッターナイフ等で切り取ったりすれば、同じ開口を、管内の清掃作業等のために何度も利用することができる。

Claims (9)

  1. 管の壁面に設けられた開口を塞ぐための方法であって、
    1) 管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るように形成された板状部と、板状部の前面に直角に突出するボルトとが一体にされた閉塞用補助具につき、上記板状部を上記開口から管内に入れたうえ上記縁部の各背面にその板状部を接触させてボルトを開口から出し、
    2) 上記開口の周囲と板状部との間の隙間を塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけての範囲に粘着パッキンを取り付け、
    3) 上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさるとともに上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートを、上記ボルトをその挿通口に通すことによって上記の粘着パッキン上に重ね、
    4) 上記カバープレートの前面に出たボルトにナットをはめて締め付ける
    ことを特徴とする開口の閉塞方法。
  2. 上記の粘着パッキンとして、管の外側面に付着して自然落下しない粘着力を有し、かつ力を受けて変形する樹脂またはゴム製のものを使用することを特徴とする請求項1に記載した開口の閉塞方法。
  3. 管の壁面に設けられた開口に、それを塞ぐカバープレートを取り付けるための開口閉塞用補助具であって、
    管の内側から上記開口を概ね隙間なく塞ぐとともに上記開口を通り抜けることができ、開口をはさんで対向する縁部の各背面に接触し得るよう形成された板状部に対し、
    その前面に直角に突出するボルトが一体化されている
    ことを特徴とする開口閉塞用補助具。
  4. 上記板状部のうち、上記ボルトが一体化された箇所を含む中央寄りの部分は、上記縁部の背面に接触する部分に対し管の厚さに等しい高さの段差をもって前面に突き出ており、当該部分は、上記開口に対し摩擦をもってはまる程度にその外径が上記開口の内径に近いものであることを特徴とする請求項3に記載の開口閉塞用補助具。
  5. 上記板状部が、上記縁部の背面に接触する側と反対側の表面に傾斜面または曲面を有していて、端部から中央部にかけて厚さが徐々に増大するものであることを特徴とする請求項3または4に記載の開口閉塞用補助具。
  6. 板状部およびボルトがプラスチックで形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の開口閉塞用補助具。
  7. 管の壁面に設けられた開口を塞ぐための開口閉塞用具セットであって、
    請求項3〜6のいずれかに記載した開口閉塞用補助具と、
    上記開口を覆って上記管の外側面に概ね隙間なくかぶさるとともに、上記補助具のボルトを通し得る挿通口を有するカバープレートと、
    上記開口の周囲と上記縁部の背面に接触させた状態の板状部との間の隙間をすべて塞ぐよう、管の外側面から上記補助具の板状部表面にかけて、管とカバープレートとの間に環状に装着される粘着パッキンと、
    カバープレートの上記挿通口から出る上記補助具のボルトにはめ付けるナットと
    を含むことを特徴とする開口閉塞用具セット。
  8. 上記のカバープレートの内側面に、粘着パッキンのはみ出し防止のための段差または突起部が環状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の開口閉塞用具セット。
  9. 上記のカバープレートは、挿通口の周囲が外周寄りの部分よりも厚く形成されたものであることを特徴とする請求項7または8に記載の開口閉塞用具セット。
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