JP2008091728A - 半導体基板の製造方法及び半導体基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】III族窒化物半導体の結晶層の結晶性を向上できる半導体基板の製造方法及び半導体基板を提供する。
【解決手段】本発明の第1側面に係る半導体基板の製造方法は、下地基板の上にクロム層を7nm以上45nm未満の平均層厚で成膜するクロム層成膜工程と、前記クロム層を1000℃以上の温度で窒化してクロム窒化物膜にする窒化工程とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図13

Description

本発明は、半導体基板の製造方法及び半導体基板に関する。
従来から、非特許文献1に示されるように、MBE法により、金属源を用いてクロム(Cr)層を作成し、そのCr層をN2プラズマ源で窒化して、平均膜厚が20nm以下の窒化クロム(CrN)層とする技術がある。
李旭鉉、外7名、「MBE法による低温CrxNバッファ層を用いたGaNの成長」、応用物理学会予稿集、364ペ−ジ
非特許文献1の技術では、Cr層をN2プラズマにより500℃〜600℃の温度で窒化することによりクロム窒化物膜を形成している。このとき、クロム窒化物膜の上にバッファ層及びIII族窒化物半導体の結晶層を成長させた場合、III族窒化物半導体の結晶層の結晶性が悪くなるおそれがある。
本発明の目的は、III族窒化物半導体の結晶層の結晶性を向上できる半導体基板の製造方法及び半導体基板を提供することにある。
なお、III族窒化物半導体としては、Ga、In系のものが挙げられる。III族窒化物半導体は、例えば、GaN系,AlGaN系,AlInGaN系等であるが、これらに限らない。
本発明の第1側面に係る半導体基板の製造方法は、下地基板の上にクロム層を7nm以上45nm未満の平均層厚で成膜するクロム層成膜工程と、前記クロム層を1000℃以上の温度で窒化してクロム窒化物膜にする窒化工程とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2側面に係る半導体基板の製造方法は、下地基板の上にクロム層を7nm以上45nm未満の平均層厚で成膜するクロム層成膜工程と、前記クロム層を1000℃以上の温度で窒化してクロム窒化物膜にする窒化工程と、前記クロム窒化物膜の上にIII族窒化物半導体の結晶層を成長させる結晶層成長工程とを備えたことを特徴とする。
本発明の第3側面に係る半導体基板の製造方法は、本発明の第1側面又は第2側面に係る半導体基板の製造方法の特徴に加えて、前記クロム層成膜工程では、前記下地基板における六方晶系及び擬似六方晶系のいずれかの(0001)面もしくは立方晶の(111)面の上に、前記クロム層を成膜することを特徴とする。
本発明の第4側面に係る半導体基板の製造方法は、本発明の第1側面から第3側面のいずれかに係る半導体基板の製造方法の特徴に加えて、前記クロム層成膜工程では、前記クロム層を10nm以上40nm以下の平均層厚で成膜することを特徴とする。
本発明の第5側面に係る半導体基板の製造方法は、本発明の第1側面から第4側面のいずれかに係る半導体基板の製造方法の特徴に加えて、前記クロム窒化物膜をエッチングして前記III族窒化物半導体の結晶を前記下地基板から分離する分離工程をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の第6側面に係る半導体基板は、下地基板と、前記下地基板の上に形成された平均膜厚10nm以上68nm未満のクロム窒化物膜と、前記クロム窒化物膜の上にIII族窒化物半導体で形成された結晶層とを備えたことを特徴とする。
本発明の第7側面に係る半導体基板は、本発明の第6側面に係る半導体基板の特徴に加えて、前記クロム窒化物膜の平均膜厚は、15nm以上60nm未満であることを特徴とする。
本発明によれば、結晶層の結晶性を向上できる。
本明細書において、「膜」は、連続した膜でもよいし、不連続な膜でもよいものとする。「膜」は、厚さを持って形成されている状態を表す。
本発明の実施形態に係る半導体基板の製造方法を、図1〜図8を用いて説明する。以下では、結晶層としてIII族窒化物半導体のGaNを例として説明する。なお、後述のように結晶層を自立基板として用いてダイオード等に応用することを考えると、結晶層の材質となるIII族窒化物半導体は、GaNであることが好ましい。
図1〜図2は、本発明の実施形態に係る半導体基板の製造方法を示す工程断面図である。図3及び図4は、XRD(X−Ray Diffraction)チャ−トである。図5及び図8は、試料表面を撮影したSEM写真である。図6は、表面モフォロジ−の模式図である。図7は、クロム窒化物膜の微結晶部の結晶方位を示す図である。
図1(a)に示す工程では、下地基板10を準備する。下地基板10は、サファイアの単結晶で形成されている。下地基板10の上面10aは、サファイアの単結晶の(0001)面になっている。サファイアの単結晶は、三方晶系(擬似六方晶系)の結晶構造を有する。
なお、下地基板は、六方晶系、擬似六方晶系及び立方晶系のいずれかの結晶構造を有する材料であれば、サファイア以外の材料で形成されていてもよい。なお、下地基板が立方晶系の場合には、以下の記載において(111)面を用いる。
図1(b)に示す工程では、下地基板10の上面10aに、Cr(クロム)層20を成膜する。すなわち、サファイアの結晶の(0001)面の上にCr層20を成膜する。具体的には、まず、下地基板10は、通常の半導体基板の洗浄方法(有機洗浄による脱脂、酸・アルカリ・純水洗浄による、汚染物・パ−ティクル除去)で洗浄し表面10aの清浄度を確保する。次に、清浄度が確保された表面10aの上に、不活性ガス雰囲気中、たとえばArガス雰囲気中でスパッタリング法により金属Cr膜を成膜してCr層20を形成する。
ここで、Cr層20の平均層厚は、7nm以上45nm未満の範囲内の値であることが好ましく、10nm以上40nm未満の値であることがさらに好ましい。Cr層の平均層厚を7nm以上45nm未満とすることで、良好な結晶性の結晶層を成長させることが可能となり、さらに10nm以上40nm未満とすることで、結晶層のピット密度も低減させることが可能となる。
なお、Cr層20は、金属を含むアルキル化合物や塩化物を用いて化学気相法(CVD)により成膜してもよいし、有機金属気相法(MOCVD)により成膜してもよいし、真空(熱)蒸着法により成膜してもよい。
この工程で得られた試料のXRD解析を行うと、例えば、図3に示す結果が得られる。図3では、縦軸がピ−ク強度(任意単位)を示し、横軸が回折角2θを示す。これにより、下地基板10(サファイア)の(0001)面上に(110)面配向したCr層20が成長していることが分かる。なお、Cr層20は、体心立方構造の金属である。
図1(c)に示す工程では、Cr層20が形成された下地基板10を、GaNの結晶を成長させるための装置へ移送する。そして、Cr層20が形成された下地基板10を、窒素を含有した還元性ガス雰囲気で加熱窒化処理を行う。その際、加熱温度は、1000℃以上(1273K以上)であることが好ましく、1040℃以上であることがさらに好ましく、1060℃以上であることがさらに好ましい。加熱温度1000℃以上で窒化することにより、Cr層20を三角錐形状の複数の微結晶部31を表面に有するクロム窒化物膜30が形成される。
ここで、クロム窒化物膜30の組成は、CrNであることが好ましい。
加熱温度1040℃以上で窒化することにより、後述の結晶層50の表面50aのピット密度が10〜10/cmレベルまで低減する。加熱温度1060℃以上で窒化することにより、後述の結晶層50の表面50aのピット密度が数/cmレベルまで低減する。加熱温度が高いほど、三角錐形状の不定形性が解消されるためと考えられる。
だだし、過度に高温とするのは、熱負荷増大による装置の部材劣化の問題が生じるとともに、形成されたクロム窒化物膜と下地基板との相互熱拡散などの問題が生じるので、加熱温度は1300℃以下が好ましい。
この工程で得られた試料のXRD解析を行うと、例えば、図4に示す結果が得られる。図4は、図1(c)に示す試料についてのXRDチャ−トである。図4では、縦軸がピ−ク強度(任意単位)を示し、横軸が回折角2θを示す。図4のXRDチャ−トでは、サファイアのピ−ク及びCrNのピ−クが観察されるが、Crのピ−クは観察されない。これにより、Cr層20の大部分が窒化してクロム窒化物膜30が形成されたことが分かる。
また、CrNに関して、(111)面及び(222)面のピ−クのみが観察され、その半値幅が狭くなっている。これにより、クロム窒化物膜30は、サファイア基板の(0001)面上に、(111)面配向した状態となっていることが分かる。
この工程で得られた試料の表面をSEM観察すると、例えば、図5に示す結果が得られる。図5は、試料表面のSEM写真である。
図5のSEM写真によれば、クロム窒化物膜30が、三角錐形状の複数の微結晶部31を表面に有していることが分かる。また、クロム窒化物膜30の各微結晶部31は、下地基板10の表面10aの略全面に分布している。
クロム窒化物膜30の各微結晶部31は、図6に示すように、底辺の各辺が、下地基板10の〔10−10〕方向、〔01−10〕方向及び〔−1100〕方向のいずれかに沿って延びている。
また、図1(c)に示す工程で得られた試料の断面をTEM観察した。その結果、各微結晶部31の3つの側面(底面以外のファセット面)は、{100}面群で形成されていることが分かった。
このように、クロム窒化物膜30の各微結晶部31は、個々には単結晶である。図5及び図6に示すように、三角錐の底辺の向きが180°面内回転した二種類の結晶方位(マルチツイン)を有する状態であるが、この上に成長する六方晶系の結晶対称性から、成長したIII族窒化物半導体結晶は単結晶となるので、何ら支障はない。すなわち、図7に示すように、クロム窒化物膜30の各微結晶部31の格子間隔(図7に示す正三角形部の黒丸の間隔)は、下地基板10(サファイア)の格子間隔(図7に示す白丸の間隔)と異なる。これにより、各微結晶部31を構成する原子(図7に示す黒丸)がサファイアの格子(図7に示す白丸)の間の位置で安定的に存在する。これにより、各微結晶部31は、黒丸で示す結晶格子のパタ−ンが繰り返し配列された微結晶(マルチツイン)となる。クロム窒化物膜30は、三角錐形状の複数の微結晶部31を表面に有するようになる。そして、各微結晶部31は、底辺が下地基板10の(0001)面上で〔10−10〕方向、〔01−10〕方向及び〔−1100〕方向のいずれかに沿って延び、側面が{100}面群になる。これにより、微結晶どうしの面内回転による結晶方位ズレは極めて少ない状態となる。また、各微結晶部31の底面の重心から上端へ向かう方向は、下地基板の(0001)面に対して垂直、すなわちサファイアの結晶のC軸と平行な方位となっている。
ここで、クロム窒化物膜30の平均膜厚は、10nm以上75nm未満の範囲内の値であることが好ましく、15nm以上60nm未満の値であることがさらに好ましい。ここで、クロム窒化物膜の平均膜厚は、断面TEMで凹凸を測定して求めることができ、窒化を行う以前のCr層の平均層厚の1.5倍に相当することが確認された。
クロム窒化物膜30の平均膜厚が15nm未満の場合、すなわちCr層厚を10nm未満の場合、下地基板10の表面10aが部分的に露出しており、後述の図2(a)の工程で下地基板10とクロム窒化物膜30との両者からGaNのバッファ層が成長し始めることになるが、クロム窒化物膜の成長間に下地基板から成長したバッファ層が在留してしまう。これにより、下地基板10から成長したGaNのバッファ層とクロム窒化物膜30から成長したGaNのバッファ層とで結晶方位が異なるので、後述の図2(b)の工程で結晶品質の向上が期待できず、GaN層の表面のピットが多くなるおそれがある。また、クロム窒化物膜30の平均膜厚が75nm以上の場合、すなわちCr層の平均層厚が50nm以上の場合、上述の加熱窒化処理において、下地基板10上にクロム窒化物膜30の固相エピタキシャル成長が均一に進行せずにクロム窒化物膜30がモザイク状ないし多結晶となる傾向にある。これにより、後述の図2(a)の工程でクロム窒化物膜30の上に成長するGaNがモザイク状ないし多結晶になり、後述の図2(b)の工程で成長するGaNもモザイク状ないし多結晶となり結晶品質の向上が期待できないおそれがある。
なお、図1(b)に示す工程と図1(c)に示す工程とは、同一装置で行っても別の装置で行っても良い。図1(b)に示す工程と図2(a)に示す工程との間では、大気開放しないで行うことが好ましい。
次に、図2(a)に示す工程では、下地基板温度を900℃まで下げ、HVPE法でIII族窒化物(例えば、GaN)のバッファ層40を成膜する。バッファ層40の層厚は、例えば、約10μmとする。
ここで、バッファ層40は、三角錐形状のクロム窒化物膜30の微結晶(微結晶部31)を成長核に(核生成サイトとして)、{100}ファセット面群のそれぞれから横方向成長する。これにより、クロム窒化物膜30とバッファ層40との界面(成長界面)で発生する転位(貫通転位)が上方向に伝播することを抑制できる。三角錘形状は、鋭角を有するものや、一辺が直線であるようなもののみに限定するものではなく、概ね三角錐形状のことを称している。形状を擬似的に加工し、または、成長過程で多面体にする物も含む。
また、クロム窒化物膜30の微結晶(微結晶部31)の結晶方位が揃っているので、III族窒化物の横方向成長において異なる方向から成長した結晶どうしが合体する際に、面内回転による方位ズレや成長厚み方向の結晶軸ズレ(C軸のズレ)を小さくできる。これにより、結晶方位が揃った状態で合体させることができるので、異なる方向から成長した結晶どうしが合体する部分において、III族窒化物の転位の発生を抑制することができる。
さらに、核生成サイトとなる微結晶部31が、下地基板10の上において、一様な大きさを有しており、一様な間隔で分布している。これにより、クロム窒化物膜30の上においてバッファ層40が一様な方向に成長するので、この点からも転位の発生を抑制することができる。
図2(b)に示す工程では、下地基板温度を1040℃まで昇温し、GaNの結晶層50を成長する。成長時の結晶層50の層厚は、例えば、約10μmとする。
上述のように転位が低減したバッファ層40の上に結晶層50を成長するので、結晶層50の転位密度は10〜10/cmにまで低減する。すなわち、いわゆる低温バッファ層技術よりも1〜2桁の転位密度が低減する。
この工程で得られた試料の表面を顕微鏡観察すると、例えば、図8に示す結果が得られる。
図8の顕微鏡写真によれば、結晶層50の表面50aには、ほとんどピットがないことが分かる。すなわち、表面ピット密度は、0〜10/cmにまで低減する。すなわち、金属バッファ層を用いる方法(例えば、特開2002−284600に示されるAl,Au,Ag,Ni,Ti,Cuを用いた方法を用いた場合、表面ピット密度は10〜10/cm)に比べ、エピシャル成長膜の表面ピット密度を3〜4桁以上低減することができる。これにより、ピットに起因した歩留まりの低下が生じない。また、結晶層50における転位密度を低減できていることが推定される。
図2(c)に示す工程では、化学溶液を用いてクロム窒化物膜30を選択的にエッチングする。GaNの基板SBを下地基板10から分離できる。すなわち、GaNの基板SBを自立基板として得ることができる。ここで、基板SBは、バッファ層40と結晶層50とを含んでいる。
副次的な効果として、バッファ層40の裏面には、クロム窒化物膜30の微結晶部31に対応した微結晶部41が形成されている。この微結晶部41は、数十から数百nmオ−ダ−の逆三角錐形状であるため、デバイスに用いた際に発光ダイオ−ドの光取り出し効率を向上できる。また、結晶欠陥が低減されるため、発光ダイオードの内部量子効率も向上するので、総合的に発光ダイオードの発光効率が向上する。
なお、上記バッファ層40の上にさらにIII族系窒化物の半導体層を積層し、素子構造とすれば、優れた半導体素子が得られる。
次に、比較例に係る半導体基板の製造方法を、図9(a)〜図12を用いて説明する。以下では、本発明の実施形態に係る半導体基板の製造方法と異なる部分を中心に説明し、同様の部分については、説明を省略する。
図9(a)に示す工程では、Cr層20が形成された下地基板10を、GaNの結晶を成長させるための装置への移送する。そして、Cr層20が形成された下地基板10を、アンモニア含有ガス雰囲気で加熱窒化処理を行う。その際、加熱温度は900℃とする。これにより、Cr層20の表面近傍が窒化して、平坦な表面130aに有するクロム窒化物膜130が形成される。
ここで、クロム窒化物膜130の平均膜厚は、例えば、5nmである。
この工程で得られた試料のXRD解析を行うと、例えば、図10に示す結果が得られる。図10は、図9(a)に示す試料についてのXRDチャ−トである。図10では、縦軸がピ−ク強度(任意単位)を示し、横軸が回折角2θを示す。図10のXRDチャ−トでは、サファイアのピ−ク及びCrNのピ−クが観察されるだけでなく、Crのピ−クも観察される。これにより、Cr層20が一部窒化してクロム窒化物膜130が形成されたことが分かる。
また、CrNに関して、(111)面及び(222)面のピ−クのみが観察され、その半値幅が広くなっている。これにより、クロム窒化物膜130は、サファイア基板の(0001)面に対して、(111)面の方位がばらついた状態となっていることが分かる。
この工程で得られた試料の表面をSEM観察すると、例えば、図11に示す結果が得られる。図11は、試料表面のSEM写真である。
図11のSEM写真によれば、クロム窒化物膜130が、概略平坦な表面130aに有していることが分かる。すなわち、クロム窒化物膜130の表面130aには、三角錐形状の微結晶(微結晶部)は形成されない。
次に、図9(b)に示す工程では、基板温度を900℃にしたまま、HVPE法でGaNのバッファ層140を成膜する。バッファ層140の層厚は、例えば、約10μmとする。
ここで、バッファ層140は、クロム窒化物膜130の平坦な表面130aの上に成長する。これにより、クロム窒化物膜130とバッファ層140との界面(成長界面)で発生する転位が上方向に伝播しやすい。
また、クロム窒化物膜130の結晶方位がばらついているので、その上に成長したバッファ層140の結晶どうしが合体する際に、面内回転による方位ズレや成長厚み方向の結晶軸ズレ(C軸のズレ)が発生しやすい。これにより、結晶方位がばらついた状態で合体することがあるので、異なる方向から成長した結晶どうしが合体する部分において、転位が発生しやすい。
仮に、クロム窒化物膜130の表面130aに対して原子レベルの平坦性を確保したとしても、GaNとCrNとの格子不整があるため、成長界面で高密度の転位が発生する傾向にある。また、成長が横方向成長を伴わないため、転位密度を低減できないおそれがある。
図9(c)に示す工程では、基板温度を1040℃まで昇温し、GaNの結晶層150を成長する。成長時の結晶層150の層厚は、例えば、約10μmとする。
上述のように転位が発生しやすいバッファ層140の上に結晶層150を成長するので、結晶層150の転位密度は高くなる傾向にある。
この工程で得られた試料の表面を顕微鏡観察すると、例えば、図12に示す結果が得られる。
図12の顕微鏡写真によれば、結晶層150の表面150aには、多くのピットが発生していることが分かる。これにより、ピットに起因した歩留まりの低下が生じることがある。また、結晶層150における転位密度が高くなっていることが推定される。
以上のように、クロム窒化物膜の膜厚により、その上に成長させるバッファ層及び結晶層の結晶性が変化する。そこで、上述の図1〜図2(c)と同様の工程により(図1(c)に示す工程を窒化温度1000℃、窒化時間30分で行った)試料を作成した。ここで、Cr層の層厚を変えた場合における結晶層のXRD解析のピ−ク半値幅を評価する実験を行った。その結果を図13に示す。また、上述の図1〜図2(c)と同様の工程によれば、Cr層はほぼ全て窒化してクロム窒化物膜が形成される。断面TEM観察による平均厚み評価結果から、初期のCr膜厚に対し1.5倍の平均厚みとなることが判明している。これはCr層に対するクロム窒化物膜の比重により求めた層厚と一致するので、初期Cr層の層厚をクロム窒化物膜の膜厚に換算した。その結果を図14に示す。図13及び図14では、黒三角のプロットがGaNの(0002)面のピ−ク半値幅の変化を表し、黒四角のプロットがGaNの(10−11)面のピ−ク半値幅の変化を表す。また、このときの試料表面を顕微鏡により観察した結果を、図15〜図22に示す。
図13〜図22に示す結果は、以下に述べるように、Cr層20の平均層厚が、7nm以上50nm未満の範囲内の値であることが好ましく、10nm以上40nm以下の値であることがさらに好ましいことを示している。クロム窒化物膜30の平均膜厚は、10nm以上75nm未満の範囲内の値であることが好ましく、15nm以上60nm未満の値であることがさらに好ましい。すなわち、Cr層の層厚を10nm以上40nm以下にして内部まで窒化することにより、クロム窒化物膜30の平均膜厚が15nm以上60nm以下の値になり、クロム窒化物膜の表面に三角錐形状の微結晶部が好適に形成される。これにより、その上に成長するIII族窒化物半導体の結晶層の結晶性が向上するとともに、結晶層の表面のピット密度が減少する(図13及び図14参照)。
ここで、クロム窒化物膜30の平均膜厚が10nm未満の場合(Cr層20の平均層厚が7nm未満の場合)、下地基板10の表面10aが部分的に露出することがあるため、図2(a)の工程で下地基板10とクロム窒化物膜30との両者からGaNのバッファ層が成長し始めることになる。これにより、下地基板10から成長したGaNのバッファ層とクロム窒化物膜30から成長したGaNのバッファ層とで結晶方位が異なるので、図2(b)の工程で結晶品質が向上せず、又は、図2(b)の工程で結晶成長後のGaNの表面においてピットが多くなる(図15及び図16参照)。また、クロム窒化物膜30の平均膜厚が75nmを越えた場合(Cr層20の平均層厚が50nmを超えた場合)、上述の加熱窒化処理において、下地基板10上にクロム窒化物膜30の固相エピタキシャル成長が均一に進行せずにクロム窒化物膜30がモザイク状ないし多結晶となる傾向にある。これにより、図2(a)の工程でクロム窒化物膜30の上に成長するGaNが多結晶になり、図2(b)の工程で成長するGaNもモザイク状ないし多結晶となり結晶品質の向上が期待できない(図20及び図21参照)。
本発明の実施形態に係る半導体基板の製造方法を示す工程断面図。 本発明の実施形態に係る半導体基板の製造方法を示す工程断面図。 試料のXRDチャ−ト。 試料のXRDチャ−ト。 試料表面を撮影したSEM写真。 表面モフォロジ−の模式図。 クロム窒化物膜の微結晶部の結晶方位を示す図。 試料表面を撮影した顕微鏡写真。 本発明の比較例に係る半導体基板の製造方法を示す工程断面図。 試料のXRDチャ−ト。 試料表面を撮影したSEM写真。 試料表面を撮影した顕微鏡写真。 Cr層の平均層厚と結晶性との関係を示す図。 クロム窒化物膜の平均膜厚と結晶性との関係を示す図。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:5nm)。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:7nm)。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:14nm)。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:20nm)。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:25nm)。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:35nm)。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:45nm)。 試料表面を撮影した顕微鏡写真(Cr層の層厚:50nm)。
符号の説明
10 下地基板
20 Cr層
30,130 クロム窒化物膜
40,140 バッファ層
50,150 結晶層

Claims (7)

  1. 下地基板の上にクロム層を7nm以上45nm未満の平均層厚で成膜するクロム層成膜工程と、
    前記クロム層を1000℃以上の温度で窒化してクロム窒化物膜にする窒化工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体基板の製造方法。
  2. 下地基板の上にクロム層を7nm以上45nm未満の平均層厚で成膜するクロム層成膜工程と、
    前記クロム層を1000℃以上の温度で窒化してクロム窒化物膜にする窒化工程と、
    前記クロム窒化物膜の上にIII族窒化物半導体の結晶層を成長させる結晶層成長工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体基板の製造方法。
  3. 前記クロム層成膜工程では、前記下地基板における六方晶系及び擬似六方晶系のいずれかの(0001)面もしくは立方晶の(111)面の上に、前記クロム層を成膜する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体基板の製造方法。
  4. 前記クロム層成膜工程では、前記クロム層を10nm以上40nm以下の平均層厚で成膜する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体基板の製造方法。
  5. 前記クロム窒化物膜をエッチングして前記III族窒化物半導体の結晶を前記下地基板から分離する分離工程をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体基板の製造方法。
  6. 下地基板と、
    前記下地基板の上に形成された平均膜厚10nm以上68nm未満のクロム窒化物膜と、
    前記クロム窒化物膜の上にIII族窒化物半導体で形成された結晶層と、
    を備えたことを特徴とする半導体基板。
  7. 前記クロム窒化物膜の平均膜厚は、15nm以上60nm未満である
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体基板。
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