JP2008080960A - 作業車のステアリング構造 - Google Patents

作業車のステアリング構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008080960A
JP2008080960A JP2006263173A JP2006263173A JP2008080960A JP 2008080960 A JP2008080960 A JP 2008080960A JP 2006263173 A JP2006263173 A JP 2006263173A JP 2006263173 A JP2006263173 A JP 2006263173A JP 2008080960 A JP2008080960 A JP 2008080960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
shaft
spline
handle post
intermediate shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006263173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4956121B2 (ja
Inventor
Makoto Kubota
誠 久保田
Tadashi Nakamura
正 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2006263173A priority Critical patent/JP4956121B2/ja
Publication of JP2008080960A publication Critical patent/JP2008080960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4956121B2 publication Critical patent/JP4956121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

【課題】 作業車のステアリング構造において、ハンドルポストの上部の振動がステアリング軸を介してステアリングハンドルに伝達されるような状態を少なくする。
【解決手段】 ハンドルポスト11を支持ケース8に固定して上方に延出して、ステアリング操作用の入力軸12を支持ケース8のハンドルポスト11の部分から上向きに突出させる。上部及び下部にスプライン部14aを備えた中間軸14と、下部にスプライン部17aを備え上部にステアリングハンドル18を備えたステアリング軸17とを備える。入力軸12のスプライン部と中間軸14の下部のスプライン部14aとをスプライン嵌合させ、中間軸14の上部のスプライン部とステアリング軸17のスプライン部17aとをスプライン嵌合させる。ハンドルポスト11の上部にステアリング軸17を回転自在に支持させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、作業車におけるステアリングハンドルの構造に関する。
作業車の一例である農用トラクタや乗用型田植機では、ステアリングハンドルの支持構造に関して、特許文献1及び2に開示されているような構造を備えたものがある。
特許文献1及び2では、ハンドルポスト(特許文献1の図1及び図5の8)を、支持ケース(特許文献1の図1及び図5の7)に固定して上方に延出し、ステアリング操作用の入力軸(特許文献の図1及び図7の7a)を、支持ケースのハンドルポストの部分から上向きに突出させている。ステアリング軸(特許文献1の図1及び図5の9)の下部にスプライン部を備え、ステアリング軸の上部にステアリングハンドル(特許文献1の図5の4)を備えており、ステアリング操作用の入力軸のスプライン部とステアリング軸のスプライン部とをスプライン嵌合させて、ハンドルポストの上部にステアリングを回転自在に支持させている。
特開平7−10014号公報 実公平7−50300号公報
特許文献1及び2では、ハンドルポストが支持ケースに固定されて上方に延出された状態となっているので、支持ケースとの固定部分を支点としてハンドルポストの上部が振れるような状態になると考えられて、ハンドルポストの上部に比較的大きな振動が発生している。
これにより、運転者がステアリングハンドルを持って操作する場合、例えば運転者がステアリングハンドルを右又は左の横側に押すような操作を行うと、ステアリング軸がハンドルポストの上部に横側から押圧されることになるので、ハンドルポストの上部の振動がステアリング軸に伝達されて、ステアリング軸からステアリングハンドルに伝達されるような状態になることがある。このような状態になると、ステアリングハンドルを持つ運転者が不快感を持つことがあるので、改善の余地がある。
本発明は作業車のステアリング構造において、ハンドルポストの上部の振動がステアリング軸を介してステアリングハンドルに伝達されるような状態を少なくすることを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、作業車のステアリング構造において次のように構成することにある。
ハンドルポストを支持ケースに固定して上方に延出し、ステアリング操作用の入力軸を支持ケースのハンドルポストの部分から上向きに突出させる。上部及び下部にスプライン部を備えた中間軸と、下部にスプライン部を備え上部にステアリングハンドルを備えたステアリング軸とを備える。ステアリング操作用の入力軸のスプライン部と中間軸の下部のスプライン部とをスプライン嵌合させ、中間軸の上部のスプライン部とステアリング軸のスプライン部とをスプライン嵌合させる。ハンドルポストの上部にステアリング軸を回転自在に支持させる。
(作用)
特許文献1及び2では、ステアリング操作用の入力軸(特許文献の図1及び図7の7a)を、支持ケースのハンドルポストの部分から上向きに突出させ、ステアリング操作用の入力軸のスプライン部と、ステアリング軸(特許文献1の図1及び図5の9)のスプライン部とをスプライン嵌合させている。これにより、スプライン嵌合部分には少しガタが存在するので、ステアリング操作用の入力軸とステアリング軸との間のスプライン嵌合部分を支点として、ステアリング軸が傾斜するような状態となる。
従って、特許文献1及び2では、前述の「発明が解決しようとする課題」に記載のように、ハンドルポストが支持ケースに固定されて上方に延出されているので、支持ケースとの固定部分の支点(ハンドルポストの上部が振れるような状態となる支点)と、ステアリング操作用の入力軸とステアリング軸との間のスプライン嵌合部分の支点(ステアリング軸が傾斜するような状態となる支点)とが、略同じ位置に位置している。
これにより前述の「発明が解決しようとする課題」に記載のように、ステアリング操作用の入力軸とステアリング軸との間のスプライン嵌合部分を支点(ステアリング軸が傾斜するような状態となる支点)として、ステアリング軸がハンドルポストの上部に横側から押圧された場合、ステアリング軸がハンドルポストの上部に略平行に押圧されるような状態となり、ステアリング軸がハンドルポストの上部に比較的広い面積に亘って押圧されるような状態となって、ハンドルポストの上部の振動がステアリング軸に伝達され易くなるものと考えられる。
さらに、ハンドルポストの上部の振動方向とステアリング軸の振動方向とが略合致する状態となっていると考えられるので、この点においてもハンドルポストの上部の振動がステアリング軸に伝達され易くなるものと考えられる。
本発明の第1特徴によると、ステアリング操作用の入力軸、中間軸及びステアリング軸を備えており、ステアリング操作用の入力軸と中間軸との間のスプライン嵌合部分と、中間軸とステアリング軸との間のスプライン嵌合部分と言うように、複数のスプライン嵌合部分が存在する(例えば、中間軸が1本であればスプライン嵌合部分は2箇所となり、中間軸が2本であればスプライン嵌合部分は3箇所となる)。
これにより、本発明の第1特徴によると、中間軸とステアリング軸との間のスプライン嵌合部分が、支持ケースとの固定部分の支点(ハンドルポストの上部が振れるような状態となる支点)よりも上方に位置することになるので、中間軸とステアリング軸との間のスプライン嵌合部分を支点として、ステアリング軸がハンドルポストの上部に横側から押圧された場合、ステアリング軸がハンドルポストの上部に傾斜して押圧されるような状態となり易く、ステアリング軸がハンドルポストの上部の比較的狭い面積に押圧されるような状態となり易い。
さらに、複数のスプライン嵌合部分が折れ曲がり点となることにより、中間軸及びステアリング軸が例えば「く」の字に折れ曲がるような状態になったりして、ハンドルポストの上部の振動方向とステアリング軸の振動方向とが合致し難い状態となっている。
以上のように、本発明の第1特徴によると、ステアリング軸がハンドルポストの上部に横側から押圧された場合、ステアリング軸がハンドルポストの上部に傾斜して押圧されるような状態となり易く、ステアリング軸がハンドルポストの上部の比較的狭い面積に押圧されるような状態となり易い点、並びに、ハンドルポストの上部の振動方向とステアリング軸の振動方向とが合致し難い状態となっている点により、ハンドルポストの上部の振動がステアリング軸に伝達され難くなっている。
本発明の第1特徴によると、複数のスプライン嵌合部分が存在するので、スプライン嵌合部分に存在するガタにより、ステアリング操作用の入力軸の中心とステアリング軸の中心との間のズレの許容範囲が、大きなものとなっている。
これにより、ハンドルポスト及びステアリング軸を組み付けた際に、ハンドルポストにおけるステアリング軸の支持中心と、ステアリング操作用の入力軸の中心とがズレていても、このズレが複数のスプライン嵌合部分によって吸収されて、ハンドルポストにおけるステアリング軸の支持中心と、ステアリング軸の中心とが合致し易い。
従って、ステアリング軸がハンドルポストの上部に横側から押圧されていない状態においても、ステアリング軸がハンドルポストの上部に片当たりする状態になり難く、ハンドルポストの上部の振動がステアリング軸に伝達され難くなっている。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、作業車のステアリング構造において、ステアリング軸がハンドルポストの上部に横側から押圧された場合、ステアリング軸がハンドルポストの上部の比較的狭い面積に押圧されるような状態となり易く、且つハンドルポストの上部の振動方向とステアリング軸の振動方向とが合致し難い状態となっている点、並びに、ステアリング軸がハンドルポストの上部に横側から押圧されていない状態においても、ステアリング軸がハンドルポストの上部に片当たりする状態になり難い点により、ハンドルポストの上部の振動がステアリング軸に伝達され難くなって、ステアリングハンドルを持つ運転者が不快感を持つことが少なくなり、快適性を向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の作業車のステアリング構造において次のように構成することにある。
ステアリング操作用の入力軸と中間軸の下部との突き合わせ部分にOリングを備え、中間軸の上部とステアリング軸との突き合わせ部分にOリングを備える。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
ステアリング操作用の入力軸は、ステアリング操作用の伝動機構やステアリング機構(マニュアル型式及びパワーステアリング型式)に連係されているので、これらからの振動がステアリング操作用の入力軸に伝達され易い。
本発明の第2特徴によると、ステアリング操作用の入力軸に振動が伝達されても、ステアリング操作用の入力軸と中間軸の下部との突き合わせ部分のOリングにより、ステアリング操作用の入力軸の振動が中間軸に伝達され難くなっている。ステアリング操作用の入力軸の振動が中間軸に伝達されても、中間軸の上部とステアリング軸との突き合わせ部分のOリングにより、中間軸の振動がステアリング軸に伝達され難くなっている。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、ステアリング操作用の入力軸に伝達された振動を、ステアリング軸に伝達され難くすることができるようになって、ステアリングハンドルを持つ運転者が不快感を持つことが少なくなり、快適性を向上させることができた。
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の及び後輪2で支持された機体の前部にエンジン3が備えられており、エンジン3にクラッチハウジング4及びミッションケース5が連結されて、作業車の一例である四輪駆動型の農用トラクタが構成されている。
図1及び図2に示すように、右及び左の前輪1を操向操作するナックルアーム6が備えられ、右及び左の前輪1のナックルアーム6に亘ってタイロッド7が接続されている。マニュアル操作式のステアリング機構8(支持ケースに相当)が、クラッチハウジンク4に固定されており、ステアリング機構8により横軸芯P1周りに揺動駆動される操作アーム9と、左の前輪1のナックルアーム6とに亘って、ステアリングロッド10が接続されている。
図2及び図3に示すように、円筒状のハンドルポスト11が備えられ、ハンドルポスト11の下部にブラケット11aが固定されており、ハンドルポスト11のブラケット11aがステアリング機構8の上部にボルト13によって固定されている。ハンドルポスト11が上方に延出されており、ハンドルポスト11の上部に固定されたブラケット11bが支持フレーム(図示せず)に固定されている。
図2,3,4に示すように、ステアリング操作用の入力軸12がステアリング機構8の上部から上方に突出してハンドルポスト11の内部に入り込んでいる。ステアリング操作用の入力軸12の外面に上部及び下部のスプライン部12aが形成され、上部及び下部のスプライン部12aの間に、円周方向に沿ったリング状の凹部12bが形成されており、ハンドルポスト11におけるステアリング軸17の支持中心(ハンドルポスト11の断面円の中心)と、ステアリング操作用の入力軸12の中心とが合致するように、ハンドルポスト11のブラケット11aがステアリング機構8の上部に固定されている。
図2,3,4に示すように、短い中間軸14が備えられており、内面にスプライン溝が形成された円筒状のスプライン部14aが中間軸14の下部に固定されて、スプライン部14aの2箇所に開口部14cが開口されている。中間軸14の上部の外面に上部及び下部のスプライン部14bが形成され、上部及び下部のスプライン部14bの間に、円周方向に沿ったリング状の凹部14dが形成されている。
図2,3,4に示すように、ステアリング操作用の入力軸12のスプライン部12aと中間軸14の下部のスプライン部14aとがスプライン嵌合されており、ステアリング操作用の入力軸12と中間軸14の下部との突き合わせ部分に、Oリング19が配置されている。ステアリング操作用の入力軸12の凹部12bと中間軸14の開口部14cとに亘ってボール15が挿入され、ステアリング操作用の入力軸12に対して中間軸14が抜け止めされており、中間軸14のスプライン部14aに幅広のリング部材16が取り付けられて、ボール15が抜け止めされている。
図2,3,4に示すように、中間軸14よりも長いステアリング軸17が備えられており、ステアリング軸17の上部にステアリングハンドル18が固定されている。内面にスプライン溝が形成された円筒状のスプライン部17aが、ステアリング軸17の下部に固定されて、スプライン部17aの2箇所に開口部17bが開口されている。ハンドルポスト11の上部の内面とステアリング軸17の上部の外面との間に、円筒状のブッシュ20及びシール部材21が取り付けられて、ハンドルポスト11の上部にステアリング17の上部が回転自在に支持されている。
図2,3,4に示すように、中間軸14のスプライン部14bとステアリング軸17のスプライン部17aとがスプライン嵌合されており、中間軸14の上部とステアリング軸17との突き合わせ部分に、Oリング19が配置されている。中間軸14の凹部14dとステアリング軸17の開口部17bとに亘ってボール15が挿入され、中間軸14に対してステアリング軸17が抜け止めされており、ステアリング軸17のスプライン部17aに幅広のリング部材16が取り付けられて、ボール15が抜け止めされている。
これにより、ステアリングハンドル18を回転操作すると、ステアリングハンドル18の回転操作が、ステアリング軸17及び中間軸14を介して、ステアリング機構8に伝達され、ステアリング機構8の操作アーム9が横軸芯P1周りに揺動駆動されて、ステアリングロッド10が前後駆動され、ナックルアーム6及びタイロッド7を介して、右及び左の前輪1が左右に操向操作される。
以上の構造において、図2,3,4に示すように、ステアリング操作用の入力軸12のスプライン部12aと中間軸14の下部のスプライン部14aとの間のスプライン嵌合部分、並びに、中間軸14の上部のスプライン部14bとステアリング軸17のスプライン部17aとの間のスプライン嵌合部分と言うように、2箇所のスプライン嵌合部分が備えられており、2箇所のスプライン嵌合部分の各々に少しガタが存在している。
図2,3,4に示すように、ハンドルポスト11におけるステアリング軸17の支持中心(ハンドルポスト11の断面円の中心)と、ステアリング操作用の入力軸12の中心とが少しズレていても、このズレが2箇所のスプライン嵌合部分によって吸収されるので、ハンドルポスト11の上部において、ハンドルポスト11におけるステアリング軸17の支持中心(ハンドルポスト11の断面円の中心)と、ステアリング軸17の中心とが合致し易い。これにより、ステアリング軸17の上部がブッシュ20及びシール部材21に半径方向で片当たりする状態が発生し難い。
図2,3,4に示すように、中間軸14の上部のスプライン部14bとステアリング軸17のスプライン部17aとの間のスプライン嵌合部分が、ハンドルポスト11のブラケット11a(ハンドルポスト11の上部が振れるような状態となる支点)よりも上方に位置しており、中間軸14の上部のスプライン部14bとステアリング軸17のスプライン部17aとの間のスプライン嵌合部分を支点として、ステアリング軸17の上部がブッシュ20及びシール部材21(ハンドルポストの上部)に横側から押圧された場合、ステアリング軸17の上部がブッシュ20及びシール部材21(ハンドルポストの上部)に傾斜して押圧されるような状態となり易く、ステアリング軸17の上部がブッシュ20及びシール部材21(ハンドルポストの上部)の比較的狭い面積に押圧されるような状態となり易い。
図2,3,4に示すように、ステアリング操作用の入力軸12のスプライン部12aと中間軸14の下部のスプライン部14aとの間のスプライン嵌合部分、並びに、中間軸14の上部のスプライン部14bとステアリング軸17のスプライン部17aとの間のスプライン嵌合部分において、この2箇所のスプライン嵌合部分が折れ曲がり点となることにより、中間軸14及びステアリング軸17が例えば「く」の字に折れ曲がるような状態になったりして、ハンドルポスト11の上部の振動方向とステアリング軸17の上部の振動方向とが合致し難い状態となっている。
図2,3,4に示すように、ステアリング機構8からステアリング操作用の入力軸12に振動が伝達されても、ステアリング操作用の入力軸12と中間軸14の下部との突き合わせ部分のOリング19により、ステアリング操作用の入力軸12の振動が中間軸14に伝達され難くなっている。ステアリング操作用の入力軸12の振動が中間軸14に伝達されても、中間軸14の上部とステアリング軸17との突き合わせ部分のOリング19により、中間軸14の振動がステアリング軸17に伝達され難くなっている。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]では、マニュアル操作式のステアリング機構8が示されているが、図5に示すように、油圧式又は電気式のパワーステアリング操作式のステアリング機構22(支持ケースに相当)に、本発明を適用することもできる。この場合、中間軸14及びステアリング軸17等の構造は図2,3,4と同じであるが、ステアリング機構22がステアリング機構8よりも上方に延びた構造となっているので、この分だけハンドルポスト11及びステアリング軸17が短いものとなっている。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、1本の中間軸14を使用するのではなく、2本の中間軸14を使用するように構成してもよい。このように構成すると、ステアリング操作用の入力軸12と下側の中間軸14の下部との間のスプライン嵌合部分、下側の中間軸14の上部と上側の中間軸14の下部との間のスプライン嵌合部分、上側の中間軸14の上部とステアリング軸17との間の嵌合部分と言うように、3箇所のスプライン嵌合部分が形成される。
この場合、ステアリング操作用の入力軸12と下側の中間軸14との突き合わせ部分、下側の中間軸14と上側の中間軸14との突き合わせ部分、上側の中間軸14とステアリング軸17との突き合わせ部分の各々に、Oリング19を配置すればよい。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]の図3,4,5において、ステアリング操作用の入力軸12に、内面にスプライン溝が形成された円筒状のスプライン部(図示せず)を固定し、中間軸14の下部の外面にスプライン部(図示せず)を形成して、ステアリング操作用の入力軸12と中間軸14との間のスプライン嵌合部分を構成してもよい。中間軸14の上部に、内面にスプライン溝が形成された円筒状のスプライン部(図示せず)を固定し、ステアリング軸17の下部の外面にスプライン部(図示せず)を形成して、中間軸14とステアリング軸17との間のスプライン嵌合部分を構成してもよい。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、ステアリング機構8,22にハンドルポスト11を固定するのではなく、走行用の変速装置やステアリング機構を内装したミッションケース(支持ケースに相当)(図示せず)に、ハンドルポスト11を固定して上方に延出するように構成し、ステアリング操作用の入力軸12をミッションケースがら突出させてハンドルポスト11の内部に入り込ませるように構成してもよい。
ハンドルポスト11を円筒状に構成するのではなく、中実の支柱の下部にブラケット(支持ケースに固定される部分)を固定し、支柱の上部にリング部材(ステアリング軸17の上部を回転自在に支持する部分)を固定して構成してもよい。
本発明は、農用トラクタばかりではなく、乗用型芝刈り機や乗用型草刈り機、乗用型田植機やコンバイン、ホイルローダ等の建設機械にも適用できる。
農用トラクタの全体側面図 ステアリング機構及びハンドルポストの内部を示す断面図 ハンドルポストの下部、ステアリング操作用の入力軸、中間軸及びステアリング軸の付近の縦断側面図 ステアリング操作用の入力軸、中間軸及びステアリング軸の分解斜視図 発明の実施の第1別形態におけるステアリング機構及びハンドルポストの内部を示す断面図
符号の説明
8,22 支持ケース
11 ハンドルポスト
12 ステアリング操作用の入力軸
12a ステアリング操作用の入力軸のスプライン部
14 中間軸
14a 中間軸の下部のスプライン部
14b 中間軸の上部のスプライン部
17 ステアリング軸
17a ステアリング軸のスプライン部
18 ステアリングハンドル
19 Oリング

Claims (2)

  1. ハンドルポストを支持ケースに固定して上方に延出し、ステアリング操作用の入力軸を前記支持ケースのハンドルポストの部分から上向きに突出させると共に、
    上部及び下部にスプライン部を備えた中間軸と、下部にスプライン部を備え上部にステアリングハンドルを備えたステアリング軸とを備えて、
    前記入力軸のスプライン部と中間軸の下部のスプライン部とをスプライン嵌合させ、前記中間軸の上部のスプライン部とステアリング軸のスプライン部とをスプライン嵌合させ、
    前記ハンドルポストの上部にステアリング軸を回転自在に支持させてある作業車のステアリング構造。
  2. 前記入力軸と中間軸の下部との突き合わせ部分にOリングを備え、前記中間軸の上部とステアリング軸との突き合わせ部分にOリングを備えてある請求項1に記載の作業車のステアリング構造。
JP2006263173A 2006-09-27 2006-09-27 作業車のステアリング構造 Active JP4956121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006263173A JP4956121B2 (ja) 2006-09-27 2006-09-27 作業車のステアリング構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006263173A JP4956121B2 (ja) 2006-09-27 2006-09-27 作業車のステアリング構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008080960A true JP2008080960A (ja) 2008-04-10
JP4956121B2 JP4956121B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39352246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006263173A Active JP4956121B2 (ja) 2006-09-27 2006-09-27 作業車のステアリング構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4956121B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5957270A (ja) * 1982-09-28 1984-04-02 キヤノン株式会社 電子学習機
JPH0710014A (ja) * 1993-06-29 1995-01-13 Kubota Corp 作業車のステアリングコントローラ取付け構造
JPH0750300Y2 (ja) * 1987-06-04 1995-11-15 三菱農機株式会社 乗用型農機のステアリング装置
JPH09142312A (ja) * 1995-11-27 1997-06-03 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd ステアリング機構における連結装置
JP2006151352A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Nsk Ltd ステアリング装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5957270A (ja) * 1982-09-28 1984-04-02 キヤノン株式会社 電子学習機
JPH0750300Y2 (ja) * 1987-06-04 1995-11-15 三菱農機株式会社 乗用型農機のステアリング装置
JPH0710014A (ja) * 1993-06-29 1995-01-13 Kubota Corp 作業車のステアリングコントローラ取付け構造
JPH09142312A (ja) * 1995-11-27 1997-06-03 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd ステアリング機構における連結装置
JP2006151352A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Nsk Ltd ステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4956121B2 (ja) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6889782B2 (en) Tractor
US20170369097A1 (en) Work vehicle axle device
WO2011077758A1 (ja) 作業車
JP6052225B2 (ja) 自走型防除機
JP4896099B2 (ja) 乗用型農作業機
JP5313861B2 (ja) 作業車
US7922204B2 (en) Vibration-isolating device for steering wheel of traveling working vehicle with wheel steering mechanism
CN112618184A (zh) 转向机构以及轮椅
JP4956121B2 (ja) 作業車のステアリング構造
JP2000351330A (ja) 乗用型芝刈機
JP2019116180A (ja) 走行車両
JP2008006902A (ja) 操作リンク構造
JP2002316544A (ja) アクスル装置
EP3135525B1 (en) Working vehicle
US5540308A (en) Parking lock for vehicle
EP3269597B1 (en) Work vehicle
JP2008183964A (ja) ペダルユニット
EP1308369A1 (en) Working vehicle
JP5308324B2 (ja) 作業車
JP7534264B2 (ja) 車両足操舵装置
JP6775448B2 (ja) 作業車
JP6786462B2 (ja) 乗用型作業車
JP2008179233A (ja) クローラ式作業車両
JPS6225981Y2 (ja)
JP2006240316A (ja) 作業車両の操向操作部

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4956121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3