JP2008074573A - フィルム剥離方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体ウエハ上の全面に積層されたドライフィルムレジストの上面に積層されたカバーフィルムの縁部にカッターによる切断時に生じたぎざぎざがあっても、カバーフィルムを剥離するとき、カバーフィルムがぎざぎざの部分で裂けにくいようにする。
【解決手段】 まず、剥離テープ貼り付けローラ6の右方向への移動により、幅狭の剥離テープ11をカバーフィルム3の上面の中心部を通る直線上に貼り付ける。次に、剥離テープ貼り付けローラ6を剥離テープ11の上からカバーフィルム11の上面に押し付けた状態において、剥離テープ11の右側をドライフィルムレジスト3の上面に対してほぼ垂直上方に引っ張り、これにより剥離テープ11に付着されたカバーフィルム11をドライフィルムレジスト3から剥離し、且つ、カバーフィルム11の剥離に応じて剥離テープ11に対する引っ張り力により剥離テープ貼り付けローラ6を剥離テープ11の上からカバーフィルム11の上面に押し付けた状態を維持しながら左側に移動させる。
【選択図】 図9

Description

この発明は、ドライフィルムレジストなどの対象物の上面全体に積層されているカバーフィルムなどのフィルムを剥離するフィルム剥離方法およびその装置に関する。
例えばフォトリソグラフィ技術では、基板上にドライフィルムレジストからなるレジストパターンを形成することがある。この場合、ドライフィルムレジストはその両面にそれぞれキャリアフィルムおよびカバーフィルムが積層された状態で市販されている。そして、キャリアフィルムを剥離しながらカバーフィルムを含むドライフィルムレジストを基板上の全面にラミネートし、このラミネートされたカバーフィルムを含むドライフィルムレジストを基板の縁部に沿って切断し、露光工程後に、現像の邪魔となるカバーフィルムをドライフィルムレジストから剥離している。
この場合、ドライフィルムレジストの上面全体にカバーフィルムが積層されているため、カバーフィルムを自動的に剥離するには何らかの工夫を施す必要がある。この種の従来のフィルム剥離方法としては、平面方形状の回路基板上にラミネートされたドライフィルムレジストの上面に積層されたカバーフィルムの一端部にローレットローラを用いて凸凹形状の剥離開始部を形成し、この剥離開始部に粘着ローラを粘着させ、粘着ローラの回転により、カバーフィルムをその剥離開始部が形成された一端部側から剥離するようにした方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−211836号公報
ところで、半導体技術の分野では、平面円形状の半導体ウエハ上の全面にカバーフィルムを含むドライフィルムレジストをラミネートすることがある。この場合、半導体ウエハ上の全面にラミネートされたカバーフィルムを含むドライフィルムレジストの平面形状は半導体ウエハの平面形状と同じで円形状である。したがって、特許文献1に記載のフィルム剥離方法では、平面方形状のカバーフィルムを剥離することはできても、平面円形状のカバーフィルムを剥離することはできない。
そこで、この発明は、平面円形状の対象物の上面全体に積層されたフィルムを剥離することができるフィルム剥離方法およびその装置を提供することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、平面円形状の対象物の上面全体に積層されたフィルムの上面の中心部を通る直線上に剥離テープを貼り付け、第1のローラを前記剥離テープの上から前記フィルムの上面の一方側に押し付け、剥離方向と逆方向であって前記第1のローラの上方側で前記第1のローラを基準として鈍角となるような位置に少なくとも1つの第2のローラが配置され、前記第1のローラが配置された前記剥離テープの一方側を前記第1のローラおよび前記第2のローラに接触するように持ち上げて引っ張り、これにより前記剥離テープに付着された前記フィルムを前記対象物から剥離し、且つ、前記フィルムの前記対象物からの剥離に応じて前記剥離テープに対する引っ張り力により前記第1のローラを前記剥離テープの上から前記フィルムの上面に押し付けた状態を維持しながら他方側に移動させることを特徴とするものである。
この発明によれば、平面円形状の対象物の上面全体に積層されたフィルムの上面の中心部を通る直線上に剥離テープを貼り付け、剥離テープを引っ張ることにより、剥離テープに付着されたフィルムを対象物から剥離しているので、平面円形状の対象物の上面全体に積層されたフィルムを剥離することができる。この場合、第1のローラを剥離テープの上からフィルムの上面の一方側に押し付け、第1のローラが配置された前記剥離テープの一方側を前記第1のローラおよび第2のローラに接触するように持ち上げて引っ張り、フィルムの対象物からの剥離に応じて剥離テープに対する引っ張り力により第1のローラを剥離テープの上からフィルムの上面に押し付けた状態を維持しながら他方側に移動させているのは、平面円形状の対象物の上面全体に積層されたフィルムの縁部にカッターによる切断時にぎざぎざが生じても、フィルムを剥離するとき、フィルムがぎざぎざの部分で裂けにくいようにするためである。
図1はこの発明の一実施形態としてのフィルム剥離装置の要部の初期状態における概略構成図を示し、図2はその一部(ステージ1および剥離テープ貼り付けローラ6の部分)の平面図を示す。このフィルム剥離装置はステージ1を備えている。ステージ1は、その上面に半導体ウエハ2を真空吸着するための真空吸着機構(図示せず)を有する構造となっている。半導体ウエハ2は平面円形状であり、その上の全面にはドライフィルムレジスト3およびカバーフィルム4がこの順で積層されている。
図1に示すように、ステージ1の上方には剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5が左右方向移動可能および上下動可能に配置されている。図1に示す初期状態では、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5は左方向移動限位置および上限位置に位置させられている。
剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5は、剥離テープ貼り付けローラ6と、剥離テープ貼り付けローラ6の上方において上下に配置された一対の剥離テープ引っ張り方向規制ローラ7、8とを備えている。図1において、一対の剥離テープ引っ張り方向規制ローラ7、8の左側の外周面は剥離テープ貼り付けローラ6の左側の外周面よりもやや左側に配置されている。剥離テープ貼り付けローラ6および一対の剥離テープ引っ張り方向規制ローラ7、8の長さは、ステージ1の同方向の長さよりも長くなっている(図2参照)。
図1において、剥離テープ貼り付けローラ6の左側には第1のガイドローラ9が配置されている。第1のガイドローラ9の上方には剥離テープ供給ローラ10が配置されている。剥離テープ供給ローラ10には長尺な粘着テープからなる剥離テープ11が巻回されている。剥離テープ11は一般に市販されているものであり、図2に示すように、その幅は半導体ウエハ2の直径よりも小さくなっている。
図1において、剥離テープ供給ローラ10の右上方には第2のガイドローラ12が配置されている。剥離テープ供給ローラ10の上方にはバックアップローラ13が配置されている。バックアップローラ13の下方には剥離テープ回収ローラ14が上下動可能に配置されている。図1に示す初期状態では、剥離テープ回収ローラ14は上限位置に位置させられ、バックアップローラ13に押し付けられている。
図1において、剥離テープ回収ローラ14の左側には第3のガイドローラ15が配置されている。第3のガイドローラ15の左側にはテンションローラ(剥離テープ引っ張り手段)16が上下動可能に配置されている。図1に示す初期状態では、テンションローラ16は下限位置に位置させられている。テンションローラ16の左側の上下には第4、第5のガイドローラ17、18が配置されている。
そして、図1に示すように、剥離テープ供給ローラ10から繰り出された剥離テープ11は、剥離テープ貼り付けローラ6、一対の剥離テープ引っ張り方向規制ローラ7、8、第2のガイドローラ12、剥離テープ回収ローラ14とバックアップローラ13との間、第3のガイドローラ15、テンションローラ16および第4、第5のガイドローラ17、18をこの順で通過して、図示しない剥離テープ回収部に回収されるようになっている。
次に、このフィルム剥離装置の動作について説明する。まず、図1に示す初期状態において、上側にドライフィルムレジスト3およびカバーフィルム4がこの順で積層された半導体ウエハ2の下面をステージ1の上面中央部に配置し、半導体ウエハ2の下面をステージ1の上面中央部に真空吸着させる。ここて、剥離テープ供給ローラ10から繰り出された剥離テープ11は、図2に示すように、ステージ1の上面中央部に真空吸着された半導体ウエハ2の中心部を通る直線上に供給されるようになっている。
次に、図3に示すように、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5が右方向に所定距離移動した後に下降すると、剥離テープ貼り付けローラ6が剥離テープ11を介してカバーフィルム4の上面の左側の所定の箇所に剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5の自重あるいはコイルスプリングなどの力により押し付けられる。この場合、剥離テープ回収ローラ14がバックアップローラ13に押し付けられているため、この部分で剥離テープ11は挟持されており、これにより剥離テープ供給ローラ10から剥離テープ11が剥離テープ貼り付けローラ6の移動に応じて繰り出される。
次に、図4に示すように、剥離テープ回収ローラ14が下降してバックアップローラ13から離間し、剥離テープ11に対する挟持が解除される。ここで、剥離テープ供給ローラ10から繰り出された剥離テープ11のうちの少なくとも第2のガイドローラ12の近傍までは未使用の剥離テープとなっている。
次に、図5に示すように、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5がさらに右方向に所定距離移動すると、剥離テープ貼り付けローラ6が剥離テープ11を介してカバーフィルム4上を転動しながら右方向に移動してカバーフィルム4の右端部上に位置する状態となる。この場合、剥離テープ供給ローラ10から剥離テープ11が新たに繰り出されず、剥離テープ貼り付けローラ6の移動に応じて剥離テープ11の一部が逆行し、この剥離テープ11の一部の逆行力によりテンションローラ16が上昇させられる。そして、この状態では、図6に示すように、逆行された剥離テープ11の一部がカバーフィルム4の上面の中心部を通る直線上に貼り付けられる。
次に、図7に示すように、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5がさらに右方向に所定距離移動した後に下降すると、剥離テープ貼り付けローラ6がさらに右方向に移動して下降し剥離テープ11を介してステージ1の右端部上に位置する状態となる。この場合も、剥離テープ供給ローラ10から剥離テープ11が新たに繰り出されず、剥離テープ貼り付けローラ6の移動に応じて剥離テープ11の一部がさらに逆行し、この剥離テープ11の一部のさらなる逆行力によりテンションローラ16がさらに上昇させられる。そして、この状態では、図8に示すように、さらに逆行された剥離テープ11の一部がカバーフィルム4の中心部を通る直線上の右端部上面およびステージ1の右端部上面に貼り付けられる。
次に、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5およびテンションローラ16が図5に示す状態に戻り、次いで図7に状態となり、このようなことを数回例えば2、3回繰り返すことにより、剥離テープ貼り付けローラ6がカバーフィルム4の右側縁部に対して数回例えば2、3回往復動し、カバーフィルム4の上面の中心部を通る直線上に貼り付けられた剥離テープ11の右端部のカバーフィルム4の円弧状の右側縁部に対する貼り付け具合の追従性および密着性を高める。
次に、図7において、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5を左右方向および上下方向にフリーな状態とする。この状態では、剥離テープ貼り付けローラ6は、転動可能であり、且つ、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5の自重あるいはコイルスプリングなどの力により下降力を受けているため、剥離テープ11の上からステージ1の上面(図5に示すような状態ではカバーフィルム4の上面)に押し付けられている。
次に、図9に示すように、テンションローラ16を下降させると、この下降に応じて剥離テープ11の一部が順方向に走行し、この剥離テープ11の一部の順方向への走行力により剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5が左方向に移動させられる。すなわち、剥離テープ11の一部の順方向への走行により、カバーフィルム4の上面の中心部を通る直線上に貼り付けられた剥離テープ11の右側が一対の剥離テープ引っ張り方向規制ローラ7、8による剥離テープ引っ張り方向の規制を受けてほぼ垂直上方に引っ張られ、剥離テープ11に付着されたカバーフィルム4の右側がドライフィルムレジスト3から剥離され、この剥離に応じて、剥離テープ貼り付けローラ6がカバーフィルム4上を転動しながら左方向に移動させられる。
そして、図9および図10に示す状態では、剥離テープ貼り付けローラ6が半導体ウエハ2の左右方向中間部上に位置し、カバーフィルム4のほぼ右半分がドライフィルムレジスト3から剥離されている。この場合、剥離テープ貼り付けローラ6をカバーフィルム4に押し付けながらカバーフィルム4の剥離に応じて左方向に移動させているので、カバーフィルム4が剥離テープ貼り付けローラ6の外周面に沿って剥離され、カバーフィルム4に対する剥離力が剥離テープ貼り付けローラ6の軸方向に沿って直線的に均一にかかり、後述する効果が得られる。
次に、図11に示すように、テンションローラ16がさらに下降すると、この下降に応じて剥離テープ11の一部がさらに順方向に走行し、これに伴い剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5が左方向に移動させられて左方向移動限位置に到る。この状態では、剥離テープ貼り付けローラ6は剥離テープ11を介してステージ1の左端部上面に押し付けられ、カバーフィルム4の全体がドライフィルムレジスト3から剥離される。
この場合、例えば図5に示すように、カバーフィルム4の左端部上における剥離テープ11がカバーフィルム4の左端部上面に貼り付けられていなくても、図9に示すように、剥離テープ貼り付けローラ6が剥離テープ11を介してカバーフィルム4の上面を転動しながら左方向に移動させられることにより、当該剥離テープ11が剥離テープ貼り付けローラ6によって押し付けられてカバーフィルム4の左端部上面に貼り付けられ、当該剥離テープ11に対する引っ張りによりカバーフィルム4の左端部がドライフィルムレジスト3から剥離され、別に支障はない。
次に、図12に示すように、剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段5が上昇して初期位置に戻る。次に、剥離テープ回収ローラ14が上昇してバックアップローラ13に押し付けられ、その間で剥離テープ11を挟持する。次に、剥離テープ回収ローラ14が図12において反時計方向に回転すると、剥離テープ11がそれに付着されたカバーフィルム4と共に順方向に搬送され、剥離テープ回収部に回収される。かくして、図1に示す初期状態と同じ状態となる。以上のように、このフィルム剥離装置では、平面円形状のドライフィルムレジスト3の上面全体に積層されたカバーフィルム4を剥離することができる。
ここで、半導体ウエハ2上の全面にドライフィルムレジスト3およびカバーフィルム4がこの順で積層されたものを得る方法について説明する。まず、ドライフィルムレジストの両面にそれぞれキャリアフィルムおよびカバーフィルムが積層された状態で市販されているものを用意する。次に、キャリアフィルムを剥離しながらカバーフィルムを含むドライフィルムレジストを半導体ウエハ2上にラミネートし、このラミネートされたカバーフィルムを含むドライフィルムレジストを半導体ウエハ2の縁部に沿ってカッターで切断すると、半導体ウエハ2上の全面にドライフィルムレジスト3およびカバーフィルム4がこの順で積層されたものが得られる。
ところで、カッターの使用により刃こぼれが生じ、このようなカッターを用いると、半導体ウエハ2上の全面に積層されたカバーフィルム4およびドライフィルムレジスト3の縁部にぎざぎざが生じる。このようなカバーフィルム4の上面の中心部を通る直線上に、例えば図7に示すような剥離テープ貼り付けローラ6を用いて、剥離テープ11を貼り付け、剥離テープ貼り付けローラ6を初期位置に戻し、カバーフィルム4の上面の中心部を通る直線上に貼り付けられた剥離テープ11の右側においてほぼ180°折り曲げられた部分の上側を左側に引っ張ってカバーフィルム4の剥離を行なうと、カバーフィルム4の剥離テープ貼り付けローラ6の軸に沿う方向において、剥離テープ11に付着された中央部の剥離よりも周辺部の剥離が遅れるため、カバーフィルム4がぎざぎざの部分のどこかで裂けてしまい、剥離不良が発生する。
これに対し、上記実施形態では、カバーフィルム4の上面の中心部を通る直線上に貼り付けられた剥離テープ11の右側を一対の剥離テープ引っ張り方向規制ローラ7、8による剥離テープ引っ張り方向の規制によりほぼ垂直上方に引っ張り、且つ、カバーフィルム4を剥離テープ貼り付けローラ6の外周面に沿わせて剥離することにより、カバーフィルム4に対する剥離力が剥離テープ貼り付けローラ6の軸方向に沿って直線的に均一にかかるようにしているので、カバーフィルム11の縁部にぎざぎざがあっても、カバーフィルム11を剥離するとき、カバーフィルム11がぎざぎざの部分で裂けにくいようにすることができる。なお、一対の剥離テープ引っ張り方向規制ローラ7、8による剥離テープ引っ張り方向は剥離テープ貼り付けローラ6を基準として鈍角であればよい。
この発明の一実施形態としてのフィルム剥離装置の要部の初期状態における概略構成図。 図1に示すフィルム剥離装置の一部の平面図。 図1および図2に示すフィルム剥離装置の当初の動作を説明するために示す概略構成図。 図3に続く動作を説明するために示す概略構成図。 図4に続く動作を説明するために示す概略構成図。 図5に示すフィルム剥離装置の一部の平面図。 図5および図6に続く動作を説明するために示す概略構成図。 図7に示すフィルム剥離装置の一部の平面図。 図7および図8に続く動作を説明するために示す概略構成図。 図9に示すフィルム剥離装置の一部の平面図。 図9および図10に続く動作を説明するために示す概略構成図。 図11に続く動作を説明するために示す概略構成図。
符号の説明
1 ステージ
2 半導体ウエハ
3 ドライフィルムレジスト
4 カバーフィルム
5 剥離テープ貼り付け兼剥離テープ引っ張り方向規制手段
6 剥離テープ貼り付けローラ
7、8 剥離テープ引っ張り方向規制ローラ
9 第1のガイドローラ
10 剥離テープ供給ローラ
11 剥離テープ
12 第2のガイドローラ
13 バックアップローラ
14 剥離テープ回収ローラ
15 第3のガイドローラ
16 テンションローラ
17 第4のガイドローラ
18 第5のガイドローラ

Claims (9)

  1. 平面円形状の対象物の上面全体に積層されたフィルムの上面の中心部を通る直線上に剥離テープを貼り付け、
    第1のローラを前記剥離テープの上から前記フィルムの上面の一方側に押し付け、
    剥離方向と逆方向であって前記第1のローラの上方側で前記第1のローラを基準として鈍角となるような位置に少なくとも1つの第2のローラが配置され、
    前記第1のローラが配置された前記剥離テープの一方側を前記第1のローラおよび前記第2のローラに接触するように持ち上げて引っ張り、
    これにより前記剥離テープに付着された前記フィルムを前記対象物から剥離し、且つ、前記フィルムの前記対象物からの剥離に応じて前記剥離テープに対する引っ張り力により前記第1のローラを前記剥離テープの上から前記フィルムの上面に押し付けた状態を維持しながら他方側に移動させることを特徴とするフィルム剥離方法。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記対象物は半導体ウエハ上に積層されたドライフィルムレジストであり、前記フィルムは前記ドライフィルムレジストの上面に積層されたカバーフィルムであることを特徴とするフィルム剥離方法。
  3. 請求項1に記載の発明において、前記第1のローラは、一方側への移動により、前記剥離テープを前記フィルムの上面の中心部を通る直線上に貼り付ける剥離テープ貼り付けローラであることを特徴とするフィルム剥離方法。
  4. 請求項3に記載の発明において、前記第2のローラは、前記剥離テープ貼り付けローラと一体的に移動する剥離テープ引っ張り方向規制ローラであることを特徴とするフィルム剥離方法。
  5. 請求項3に記載の発明において、前記剥離テープを前記フィルムの上面の中心部を通る直線上に貼り付けるとき、前記剥離テープ貼り付けローラを前記フィルムの一方側縁部に対して数回往復動させることを特徴とするフィルム剥離方法。
  6. 請求項3に記載の発明において、前記剥離テープ貼り付けローラと一体的に移動する剥離テープ引っ張り方向規制ローラにより、前記剥離テープの引っ張り方向を前記第1のローラを基準として鈍角となるように規制することを特徴とするフィルム剥離方法。
  7. 上面に平面円形状の対象物がその上面全体に積層されたフィルムと共に配置されるステージと、剥離テープが巻回された剥離テープ供給ローラと、前記ステージの上方に少なくとも前記ステージの上面に沿って往復動可能に配置された剥離テープ貼り付けローラと、前記剥離テープ貼り付けローラの上方に配置され、前記剥離テープ貼り付けローラと一体的に移動する剥離テープ引っ張り方向規制ローラと、前記剥離テープ供給ローラから繰り出されて前記剥離テープ貼り付けローラおよび前記剥離テープ引っ張り方向規制ローラを通過した後の前記剥離テープを引っ張る剥離テープ引っ張り手段とを備え、
    前記剥離テープ貼り付けローラの一方側への移動により、前記剥離テープ供給ローラから繰り出された前記剥離テープを前記ステージ上に配置された前記対象物上の前記フィルムの上面の中心部を通る直線上に貼り付け、
    前記剥離テープ貼り付けローラを前記剥離テープの上から前記フィルムの上面の一方側に押し付け、且つ、前記剥離テープ引っ張り方向規制ローラにより前記剥離テープの引っ張り方向を前記剥離テープ貼り付けローラを基準として鈍角となるように規制した状態において、
    前記剥離テープ引っ張り手段により前記剥離テープを引っ張り、これにより前記剥離テープに付着された前記フィルムを前記対象物から剥離し、且つ、前記フィルムの前記対象物からの剥離に応じて前記剥離テープに対する引っ張り力により前記剥離テープ貼り付けローラを前記剥離テープの上から前記フィルムの上面に押し付けた状態を維持しながら他方側に移動させることを特徴とするフィルム剥離装置。
  8. 請求項7に記載の発明において、前記剥離テープを前記フィルムの上面の中心部を通る直線上に貼り付けるとき、前記剥離テープ貼り付けローラを前記フィルムの一方側縁部に対して数回往復動させることを特徴とするフィルム剥離装置。
  9. 請求項7に記載の発明において、前記対象物は半導体ウエハ上に積層されたドライフィルムレジストであり、前記フィルムは前記ドライフィルムレジストの上面に積層されたカバーフィルムであることを特徴とするフィルム剥離装置。
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