JP2008074379A - ステアリングモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】共通のハウジングに回転コネクタと舵角センサおよび一対のストークスイッチを組み込んでユニット化したステアリングモジュールにおいて、組み込み時のコネクタの損傷を確実に防止すること。
【解決手段】ハウジング1の内部に側面1hと挿入空間Sを介して対向するガイド壁1kを形成し、回転コネクタ4と舵角センサ3を一体化してなるユニット体7をハウジング1の内部に組み込むとき、回転コネクタ4の鍔部2箇所に穿設した一対のガイド孔4dにハウジング1の上端に立設したガイドピン1fを挿入すると共に、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cをガイド壁1kに沿って挿入することより、回転コネクタ4と舵角センサ3の固定側コネクタ4c,3cを回路基板2上に実装された第1および第2のコネクタ9,10の適正位置に確実に導くようにした。
【選択図】図6
【解決手段】ハウジング1の内部に側面1hと挿入空間Sを介して対向するガイド壁1kを形成し、回転コネクタ4と舵角センサ3を一体化してなるユニット体7をハウジング1の内部に組み込むとき、回転コネクタ4の鍔部2箇所に穿設した一対のガイド孔4dにハウジング1の上端に立設したガイドピン1fを挿入すると共に、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cをガイド壁1kに沿って挿入することより、回転コネクタ4と舵角センサ3の固定側コネクタ4c,3cを回路基板2上に実装された第1および第2のコネクタ9,10の適正位置に確実に導くようにした。
【選択図】図6
Description
本発明は、コンビネーションスイッチの外殻をなすハウジングに一対のストークスイッチと回転コネクタおよび舵角センサを組み込んでユニット化したステアリングモジュールに係り、特に、予め回転コネクタと舵角センサを上下2段に積層・一体化した状態でハウジングに組み込むようにしたステアリングモジュールに関するものである。
回転コネクタはハンドルに搭載されたエアーバッグ・インフレータやホーン回路等を車体側に伝達する電気的接続手段として使用されるものであり、ハンドルに連結されて回転するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に支持するステータ部材と、これらロータ部材とステータ部材間に画成される環状空間に巻回された可撓性ケーブルとで概略構成されている。また、舵角センサはハンドルの操舵角を検出する回転情報検出手段として使用されるものであり、外周面にコード板を有するロータ部材と、このロータ部材を回転可能に支持するステータ部材と、コード板に対向配置されたフォトインタラプタ等の検出素子とで概略構成されている。
これら回転コネクタと舵角センサはいずれも自動車のステアリング装置に組み込まれて使用されるが、従来より、ステアリング装置に付設されるコンビネーションスイッチのハウジング上面に回転コネクタのステータ部材をねじ等で取付けることにより、回転コネクタとコンビネーションスイッチとを一体化してステアリングモジュールとしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる既知のステアリングモジュールでは、ウインカー動作やワイパー動作を行わせる一対のストークスイッチがハウジングの両側に装着されると共に、該ハウジングの下面に3つのコネクタを実装した回路基板が配設されており、両ストークスイッチの基端部に設けられたコネクタと回転コネクタのステータ部材に設けられた固定側コネクタが回路基板上の各コネクタに対してそれぞれダイレクトカップリングされるようになっている。
一方、後者の舵角センサは回転コネクタと併用されることが多く、従来より、これら回転コネクタと舵角センサとを予め上下2段に積層・一体化してユニット体に組み立てておき、このユニット体の状態でステアリング装置へ組み込むようにした技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。かかる従来技術では、回転コネクタと舵角センサの両ロータ部材のいずれか一方に係合突起が設けられると共に、いずれか他方のロータ部材に係合溝が設けられており、回転コネクタと舵角センサとをユニット化する場合は、互いのロータ部材の端面どうしを接合させて係合突起を係合溝に挿入することにより、両ロータ部材を同軸上で連結した状態で互いのステータ部材どうしをねじ止め等で固定するようにしている。したがって、この特許文献2に開示された技術を上記特許文献1に開示されたステアリングモジュールに適用し、回転コネクタと舵角センサとを一体化したユニット体の状態でコンビネーションスイッチのハウジングに組み込むようにすれば、ユニット体をハウジングに組み込んだ時点で回転コネクタと舵角センサの各固定側コネクタを回路基板上の対応するコネクタに接続することができる。
特開平10−172705号公報
特開平11−135221号公報
しかしながら、前述したように回転コネクタと舵角センサをユニット化した状態でハウジングに組み込むようにすると、ユニット体の組み込み工程でコネクタ接続もできるという利点があるが、ユニット体を組み込む作業者からコネクタの接続位置が見えなくなるため、例えば固定側コネクタが雄コネクタである場合、雄コネクタの接続ピンが雌コネクタの適切な位置に挿入されずに変形してしまうという問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、コンビネーションスイッチのハウジングに回転コネクタと舵角センサを簡単に組み込むことができると共にコネクタの損傷も確実に防止できるステアリングモジュールを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、上面を開口すると共に中央部に貫通孔を有するハウジングと、このハウジングの両側部に装着された一対のストークスイッチと、前記ハウジングの内部に配設された回路基板と、この回路基板の上方に配設された舵角センサと、この舵角センサの上方に配設された回転コネクタとを備え、前記回転コネクタと前記舵角センサは互いのロータ部材を同軸上に連結した状態で一体化されたユニット体として構成され、このユニット体を前記ハウジングの上面開口から挿入して内部に組み込むことにより、前記回転コネクタと前記舵角センサに設けられた固定側コネクタが前記回路基板上に実装された第1および第2のコネクタにそれぞれダイレクトカップリングされるステアリングモジュールにおいて、前記ユニット体の外縁部に複数の第1ガイド部を設けると共に、前記ハウジングに前記第1ガイド部のそれぞれに係合可能な複数の第2ガイド部を設け、かつ、前記ハウジングの内部に前記固定側コネクタを挿入方向に案内するガイド壁を設ける構成とした。
このように構成されたステアリングモジュールでは、回転コネクタと舵角センサを予め上下2段に積層・一体化してユニット体となし、このユニット体をコンビネーションスイッチのハウジングの上面開口から挿入して内部に組み込むとき、ユニット体はその外縁部に設けられた複数の第1ガイド部のそれぞれにハウジングに設けられた複数の第2ガイド部が係合することでハウジングに対して平面方向に位置決めされると共に、回転コネクタまたは舵角センサに設けられた固定側コネクタがガイド壁に沿って挿入されるため、回転コネクタと舵角センサに設けられた固定側コネクタを回路基板上に実装されたコネクタの適正位置に導くことができ、接続ピンの変形等を含むコネクタの損傷を防止することができる。
上記の構成において、ガイド壁は、複数の第1ガイド部のそれぞれに複数の第2ガイド部を係合する直前に、固定側コネクタを挿入方向に案内する状態となるような位置に配設されていることが好ましい。このような構成によれば、固定側コネクタを挿入方向に案内する状態となった後に、ユニット体とハウジングを平面方向に位置決めしてハウジングにユニット体を装着させることから、ユニット体の組み込み工程の全般に亘って固定側コネクタを挿入方向に案内することができ、回路基板上の第1および第2のコネクタの位置にユニット体の各固定側コネクタを適正に導いて接続させることができるので、接続ピンの変形等を含むコネクタの損傷を確実に防止することができる。
また、上記の構成において、ユニット体の下段側に位置する舵角センサの固定側コネクタをガイド壁によって挿入方向へ案内することも可能であるが、ユニット体の上段側に位置する回転コネクタの外縁部に第1ガイド部を設けると共に、この回転コネクタの固定側コネクタを舵角センサの外周面に沿って下方へ延出させ、固定側コネクタをガイド壁によって挿入方向へ案内することが好ましく、このような構成を採用すると、固定側コネクタがガイド壁の内側に挿入されたことを外部から目視しやすくなると共に、ユニット体の組み込み工程の全般に亘って固定側コネクタを挿入方向に案内することができる。
また、上記の構成において、ガイド壁は固定側コネクタを挿入方向に案内できればハウジング内のどのような位置に設けられていてもよいが、ガイド壁が回路基板の板面に対して直交している板状片であると共に、このガイド壁とハウジングの内壁面との間に固定側コネクタの厚みとほぼ同寸の挿入空間が画成されていると、ハウジングの全体形状が複雑になることを防止できて好ましい。
また、上記の構成において、複数の第1ガイド部がユニット体の中心を介して対向する外縁部2箇所に設けられていると共に、複数の第2ガイド部がハウジングの上端に設けられていると、一対の第1ガイド部および第2ガイド部を用いてハウジングとユニット体とを平面方向に位置決めすることができるため、ステアリングモジュールを全体的に簡単な構成にすることができると共に、ハウジングにユニット体を容易に組み込むことができるので好ましい。
なお、第1ガイド部と第2ガイド部は互いの係合によってユニット体を平面方向に位置決めできるものであればよく、例えば、ユニット体の外縁部に第1ガイド部として複数のガイド孔を穿設し、ハウジングに第2ガイド部として各ガイド孔に挿入される複数のガイドピンを立設した構成にすることができる。あるいは、ユニット体の外縁部に第1ガイド部として複数の凹溝(または凸条部)を設けると共に、ハウジングに第2ガイド部として複数の凸条部(または凹溝)を設けるようにしてもよく、この場合、凹溝と凸条部の凹凸係合によって機械的強度の高いガイド部を実現することができる。
本発明のステアリングモジュールは、予め回転コネクタと舵角センサを上下2段に積層・一体化してユニット体となし、このユニット体をコンビネーションスイッチのハウジングの上面開口から挿入して内部に組み込むとき、ユニット体はその外縁部に設けられた複数の第1ガイド部とハウジングに設けられた複数の第2ガイド部とが係合することによって平面方向に位置決めされると共に、回転コネクタまたは舵角センサに設けられた固定側コネクタがガイド壁に沿って挿入されるため、回転コネクタと舵角センサに設けられた固定側コネクタを回路基板上に実装されたコネクタの適正位置に導くことができ、接続ピンの変形等を含むコネクタの損傷を防止することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係るステアリングモジュールの分解斜視図、図2は該ステアリングモジュールに備えられるハウジングの斜視図、図3は該ハウジングに回路基板を組み込んだ状態を示す斜視図、図4は図3に対応する平面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6は該ハウジングにユニット体を組み込む状態を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態例に係るステアリングモジュールは、合成樹脂製のハウジング1と、ハウジング1の内底面に配設された回路基板2と、回路基板2の上方に配設された舵角センサ3と、舵角センサ3の上方に配設された回転コネクタ4と、ハウジング1の左右両側部に装着された一対のストークスイッチ5,6とで構成されており、後述するように、舵角センサ3と回転コネクタ4は上下2段に積層・一体化されたユニット体7として取り扱われるようになっている。
ハウジング1は自動車のステアリングコラムに固定されてコンビネーションスイッチの外殻をなすものであり、図2に示すように、このハウジング1は上面を開口した有底箱形状に成形されている。ハウジング1の内底面中央部には貫通孔1aが穿設されており、この貫通孔1aにステアリングシャフトが挿通されるようになっている。ハウジング1の短手方向に沿う両側面は挿入口1bとして開口しており、これら両挿入口1bの内壁面には水平方向へ延びるガイド溝1cが形成されると共に、両挿入口1bの内底面入口には突起1dを有するボス1eがそれぞれ形成されている。ハウジング1の上端面には第2ガイド部としての一対のガイドピン1fと3本の支柱1gとが立設されており、これら両ガイドピン1fは貫通孔1aを介して約180度の対向位置にある。また、ハウジング1の長手方向に沿う一方の側面1hには弾性係止部としてのスナップ爪1iが一体形成されており、このスナップ爪1iは側面1hの上方から下方へ向かって片持ち梁状に延びている。スナップ爪1iの両側と下側は連続的に切欠かれているため、スナップ爪1iは上側の固定端を支点として弾性変形可能である。ハウジング1の内底面と側面1hのコーナ部には受部1jが突出形成されており、この受部1jの上面はスナップ爪1iの下端よりもハウジング1の奥側(下方)に位置している。前述した両ボス1eとこの受部1jは同一平面内に位置しており、回路基板2はこれら両ボス1eと受部1jとで3点支持されるようになっている。さらに、ハウジング1には一方の挿入口1bの背面から内方に向かって突出するガイド壁1kが一体形成されている。このガイド壁1kは側面1hと平行に延びる板状片であり、図4に示すように、これらガイド壁1kと側面1hとの間には挿入空間Sが画成されている。
回路基板2は幅狭部2aの両側に幅広部2bが連続する形状をしており、これら幅狭部2aと両幅広部2bで包囲された切欠き8にステアリングシャフトが挿通されるようになっている。両幅広部2bの縁部には取付孔2cと位置決め孔2dが形成されており、また、両幅広部2bには片側について2個、合計で4個のコネクタ9,10,11,12が実装されている。説明の都合上、各コネクタ9,10,11,12を第1ないし第4のコネクタと呼ぶと、第1のコネクタ9と第2のコネクタ10は回路基板2の対角線上の隅部に位置し、第3のコネクタ11と第4のコネクタ12は回路基板2の長手方向の両端部に位置している。さらに、回路基板2の幅狭部2aと両幅広部2bには抵抗やコンデンサ等の電気部品13が実装されており、図示せぬが、これら幅狭部2aと両幅広部2bには引き回し用の配線パターンも形成されている。
図3と図4に示すように、回路基板2の両幅広部2bはねじ14を用いてハウジング1の内底面にネジ止めされており、回路基板2の幅狭部2aの上面縁部はハウジング1の側面1hに形成されたスナップ爪1iに係止されている。これにより第1のコネクタ9が挿入空間Sの真下に配置されると共に、第2のコネクタ10が切欠き8(貫通孔1a)を介して第1のコネクタ9と対向する位置に配置され、かつ、第3および第4のコネクタ11,12がそれぞれ挿入口1bの入り口付近に配置される。このように2本のねじ14を用いて回路基板2をハウジング1の内底面に固定する場合、まず、回路基板2をハウジング1の上面開口から内底面に向かって挿入すると、その挿入途中で幅狭部2aの外縁部が側面1hから突出するスナップ爪1iの下端に当接する。この状態で回路基板2をさらに下方へ押し込むと、スナップ爪1iは図5の2点鎖線で示すように外側へ弾性変形し、幅狭部2aの下面がハウジング1の受部1jに突き当たった時点で、スナップ爪1iが元位置に弾性復帰して幅狭部2aの上面縁部に係止されるため、幅狭部2aは受部1jとスナップ爪1iに挟持された状態となる。このとき、回路基板2はハウジング1の内底面から突出する両ボス1eと受部1jによって3点支持されると共に、両幅広部2bに形成された一対の位置決め孔2dがハウジング1の対応する突起1dに挿入されるため、回路基板2をハウジング1の内底面の所定位置に組み込むことができる。しかる後、両幅広部2bに形成された取付孔2cにねじ14を挿入して締め付けることにより、回路基板2をハウジング1の内底面に固定することができると共に、ねじ止め箇所から離れた幅狭部2aもスナップ爪1iによって係止することができる。
舵角センサ3はハンドルの操舵角を検出する回転情報検出手段として使用されるものであり、この舵角センサ3は、外周面に図示せぬコード板を有する中空軸構造のロータ部材3aと、このロータ部材3aを回転可能に支持するステータ部材3bと、このステータ部材3bの内部に収納された図示せぬ検出素子等を備えており、ステータ部材3bの下面には外部接続用の固定側コネクタ3cが設けられている(図6参照)。回転コネクタ4はハンドルに搭載されたエアーバッグ・インフレータやホーン回路等を車体側に伝達する電気的接続手段として使用されるものであり、この回転コネクタ4は、ハンドルに連結される中空軸構造のロータ部材4aと、このロータ部材4aを回転可能に支持するステータ部材4bと、これらロータ部材4aとステータ部材4bの内部に収納・巻回された図示せぬ可撓性ケーブルとを備えており、ステータ部材4bの外周面には下方へ延びる外部接続用の固定側コネクタ4cが設けられている。また、ステータ部材4bの外周面から突出する鍔部には、ハウジング1のガイドピン1fに挿入される第1ガイド部としての一対のガイド孔4dと、ハウジング1の支柱1gにねじ止めされる3つの取付孔4eとが穿設されている。なお、図示省略されているが、この回転コネクタ4にはロータ部材4aの自由な回転を阻止するストッパ部材が装着されており、ロータ部材4aをハンドルに連結するまで、該ストッパ部材によってロータ部材4aが回転中立位置に保持されるようになっている。また、本実施形態例では、第2ガイド部であるガイドピン1fと第1ガイド部であるガイド孔4dをそれぞれ一対設けた構成にしているが、これらガイドピン1fとガイド孔4dをそれぞれ3つ以上設ける構成にしてもよい。
これら舵角センサ3と回転コネクタ4は、互いのロータ部材3a,4aを同軸上で連結すると共に、互いのステータ部材3b,4bどうしをスナップ止めやねじ止め等で固定することにより、予め上下2段に積層・一体化された1つのユニット体7として取り扱われる。このユニット体7の状態において、下段側の舵角センサ3に設けられた固定側コネクタ3cはユニット体7の下面に位置して上方から見えないが、上段側の回転コネクタ4に設けられた固定側コネクタ4cは舵角センサ3のステータ部材3bの外側を通って下方へ延びている。そして、このユニット体7をハウジング1の上面開口から挿入して内部に組み込むことにより、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cと舵角センサ3の固定側コネクタ3cが回路基板2上に実装された第1のコネクタ9と第2のコネクタ10にそれぞれダイレクトカップリングされ、しかる後、回転コネクタ4の各取付孔4eに図示せぬねじを挿入してハウジング1の支柱1gにねじ止めすることにより、ユニット体7はハウジング1に固定される。かかるユニット体7の組み込み工程において、図6に示すように、回転コネクタ4の両ガイド孔4dがハウジング1のガイドピン1fに挿入される直前で、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cは挿入空間Sに挿入されて第1のコネクタ9の上方位置にあり、舵角センサ3の固定側コネクタ3cも第2のコネクタ10の上方位置にあるが、ガイド孔4dがガイドピン1fに挿入された時点で、ユニット体7は一対のガイドピン1fによって平面方向に位置決めされると共に、固定側コネクタ4cがガイド壁1kに沿って挿入空間S内を下降する。換言すると、ガイド壁1kは、両ガイド孔4dのそれぞれに対応するガイドピン1fを挿入する直前に、固定側コネクタ3c,4cをその挿入方向に案内する状態となるような位置に配設されている。したがって、この状態でユニット体7をハウジング1の内部に押し込むことにより、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cと舵角センサ3の固定側コネクタ3cをそれぞれ第1のコネクタ9と第2のコネクタ10の適正位置に確実に導くことができ、接続ピンの変形等を含むコネクタの損傷を防止することができる。
一方のストークスイッチ5はワイパー動作等を行うワイパースイッチであり、他方のストークスイッチ6はウインカー動作等を行うターンシグナルスイッチである。これらストークスイッチ5,6の基部側面には水平方向に延びるガイド突起5a,6aが形成されており、図示せぬが、両ストークスイッチ5,6の基部下面には外部接続用のコネクタが設けられている。そして、両ストークスイッチ5,6の基部をハウジング1の両側外方から挿入口1b内に挿入し、ガイド溝1cによってガイド突起5a,6aを挿入方向へ案内することにより、両ストークスイッチ5,6がハウジング1の左右両側部に装着されると共に、両ストークスイッチ5,6の図示せぬコネクタが回路基板2上の第3および第4のコネクタ11,12にそれぞれダイレクトカップリングされる。
このようにハウジング1にユニット体7(舵角センサ3と回転コネクタ4)と一対のストークスイッチ5,6を一体化したステアリングモジュールは、ハウジング1をステアリングコラムに固定すると共に回転コネクタ4のロータ部材4aをハンドルに連結した状態で自動車のステアリング装置に組み込まれ、その時点で回転コネクタ4から前述したストッパ部材を取り外すことにより、舵角センサ3と回転コネクタ4のロータ部材3a,4aはステータ部材3b,4bに対して回転自在となる。したがって、使用に際して運転者がハンドルを時計または反時計方向へ回転操作すると、ハンドルの回転に連動して両ロータ部材3a,4aが一体的に回転し、回転コネクタ4と舵角センサ3がそれぞれ動作される。すなわち、回転コネクタ4については、ロータ部材4aが回転することによって図示せぬ可撓性ケーブルが巻き締めあるいは巻き戻され、舵角センサ3についてはロータ部材3aが回転することによって図示せぬ検出素子から回転量の検出信号が出力される。
このように本実施形態例に係るステアリングモジュールは、予め回転コネクタ4と舵角センサ3を上下2段に積層・一体化してユニット体7となし、このユニット体7をコンビネーションスイッチのハウジング1の上面開口から挿入して内部に組み込むとき、回転コネクタ4の鍔部2箇所に穿設した一対のガイド孔4dがハウジング1の上端に立設したガイドピン1fに挿入されると共に、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cがハウジング1の内部に形成されたガイド壁1kに沿って挿入されることより、ユニット体7が平面方向に位置決めされるため、回転コネクタ4と舵角センサ3の固定側コネクタ4c,3cを回路基板2上に実装された第1および第2のコネクタ9,10の適正位置に導くことができ、接続ピンの変形等を含むコネクタの損傷を確実に防止することができる。また、ユニット体7の上段側に位置する回転コネクタ4の固定側コネクタ4cを舵角センサ3のステータ部材3bの外周面に沿って下方へ延出させ、この固定側コネクタ4cをハウジング1のガイド壁1kによって挿入方向へ案内するようにしたので、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cがガイド壁1kと側面1h間の挿入空間S内に挿入されたことを外部から目視しやすくなると共に、この固定側コネクタ4cをユニット体7の組み込み工程の全般に亘って挿入方向に案内することができる。
図7は本発明の第2実施形態例に係るステアリングモジュールに備えられる回転コネクタの斜視図、図8は該ステアリングモジュールに備えられるハウジングの斜視図、図9は該ハウジングに回路基板を組み込んだ状態を示す平面図であり、図1〜図6に対応する部分に同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
本実施形態例が前述した第1実施形態例と相違する点は、第1ガイド部としてガイド孔4dの代わりに凹溝4fを用いると共に、第2ガイド部としてガイドピン1fの代わりに凸条部1mを用いたことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。すなわち、ハウジング1の上端面には第2ガイド部としての一対の凸条部1mと3本の支柱1gとが立設されており、これら両凸条部1mは貫通孔1aを介して約180度の対向位置にある。一方の凸条部1mは平面視L字状、他方の凸条部1mは平面視T字に形成されており、いずれも機械的強度(剛性)が高められている。また、回転コネクタ4のステータ部材4bの外周面から突出する鍔部の端面には、第1ガイド部として一対の凹溝4fが切欠き状に形成されており、これら凹溝4fがハウジング1の凸条部1mに挿入されるようになっている。
このように構成された本実施形態例に係るステアリングモジュールにおいては、予め回転コネクタ4と舵角センサ3を上下2段に積層・一体化してユニット体7となし、このユニット体7をコンビネーションスイッチのハウジング1の上面開口から挿入して内部に組み込むとき、回転コネクタ4の鍔部2箇所に形成した一対の凹溝4fがハウジング1の上端に立設した凸条部1mに挿入されると共に、回転コネクタ4の固定側コネクタ4cがハウジング1の内部に形成されたガイド壁1kに沿って挿入されることより、ユニット体7が平面方向に位置決めされる。その際、機械的強度の高い凸条部1mは凹溝4fの挿入方向に沿って長く形成できるため、凸条部1mと凹溝4fの係合によるガイド長が長くなり、ユニット体7をハウジング1の内部に簡単に組み込むことができる。そして、この状態でユニット体7をハウジング1の内部に押し込むことにより、回転コネクタ4と舵角センサ3の固定側コネクタ4c,3cを回路基板2上に実装された第1および第2のコネクタ9,10の適正位置に導くことができ、接続ピンの変形等を含むコネクタの損傷を確実に防止することができる。
なお、上記の第2実施形態例では、回転コネクタ4の鍔部に第1ガイド部としての凹溝4fを設けると共に、ハウジング1の上端に第2ガイド部としての凸条部1mを立設した場合について説明したが、その反対に、回転コネクタ4の鍔部に第1ガイド部として凸条部を設けると共に、ハウジング1の上端に第2ガイド部として凹溝を設けることも可能である。
1 ハウジング
1a 貫通孔
1b 挿入口
1c ガイド溝
1d 突起
1e ボス
1f ガイドピン(第2ガイド部)
1g 支柱
1h 側面
1i スナップ爪
1j 受部
1k ガイド壁
1m 凸条部(第2ガイド部)
2 回路基板
2a 幅狭部
2b 幅広部
2c 取付孔
2d 位置決め孔
3 舵角センサ
3a ロータ部材
3b ステータ部材
3c 固定側コネクタ
4 回転コネクタ
4a ロータ部材
4b ステータ部材
4c 固定側コネクタ
4d ガイド孔(第1ガイド部)
4e 取付孔
4f 凹溝(第1ガイド部)
5,6 ストークスイッチ
7 ユニット体
8 切欠き
9 第1のコネクタ
10 第2のコネクタ
11 第3のコネクタ
12 第4のコネクタ
13 電気部品
14 ねじ
S 挿入空間
1a 貫通孔
1b 挿入口
1c ガイド溝
1d 突起
1e ボス
1f ガイドピン(第2ガイド部)
1g 支柱
1h 側面
1i スナップ爪
1j 受部
1k ガイド壁
1m 凸条部(第2ガイド部)
2 回路基板
2a 幅狭部
2b 幅広部
2c 取付孔
2d 位置決め孔
3 舵角センサ
3a ロータ部材
3b ステータ部材
3c 固定側コネクタ
4 回転コネクタ
4a ロータ部材
4b ステータ部材
4c 固定側コネクタ
4d ガイド孔(第1ガイド部)
4e 取付孔
4f 凹溝(第1ガイド部)
5,6 ストークスイッチ
7 ユニット体
8 切欠き
9 第1のコネクタ
10 第2のコネクタ
11 第3のコネクタ
12 第4のコネクタ
13 電気部品
14 ねじ
S 挿入空間
Claims (7)
- 上面を開口すると共に中央部に貫通孔を有するハウジングと、このハウジングの両側部に装着された一対のストークスイッチと、前記ハウジングの内部に配設された回路基板と、この回路基板の上方に配設された舵角センサと、この舵角センサの上方に配設された回転コネクタとを備え、前記回転コネクタと前記舵角センサは互いのロータ部材を同軸上に連結した状態で一体化されたユニット体として構成され、このユニット体を前記ハウジングの上面開口から挿入して内部に組み込むことにより、前記回転コネクタと前記舵角センサに設けられた固定側コネクタが前記回路基板上に実装された第1および第2のコネクタにそれぞれダイレクトカップリングされるステアリングモジュールであって、
前記ユニット体の外縁部に複数の第1ガイド部を設けると共に、前記ハウジングに前記第1ガイド部のそれぞれに係合可能な複数の第2ガイド部を設け、かつ、前記ハウジングの内部に前記固定側コネクタを挿入方向に案内するガイド壁を設けたことを特徴とするステアリングモジュール。 - 請求項1の記載において、前記ガイド壁は、前記複数の第1ガイド部のそれぞれに前記複数の第2ガイド部を係合する直前に、前記固定側コネクタを挿入方向に案内する状態となるような位置に配設されていることを特徴とするステアリングモジュール。
- 請求項1または2の記載において、前記複数の第1ガイド部を前記回転コネクタの外縁部に設けると共に、前記回転コネクタに設けられた前記固定側コネクタを前記舵角センサの外周面に沿って下方へ延出させ、前記固定側コネクタを前記ガイド壁によって挿入方向へ案内するようにしたことを特徴とするステアリングモジュール。
- 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記ガイド壁が前記回路基板の板面に対して直交している板状片であると共に、前記ガイド壁と前記ハウジングの内壁面との間に前記固定側コネクタの厚みとほぼ同寸の挿入空間が画成されていることを特徴とするステアリングモジュール。
- 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記複数の第1ガイド部が前記ユニット体の中心を介して対向する外縁部2箇所に設けられていると共に、前記複数の第2ガイド部が前記ハウジングの上端に設けられていることを特徴とするステアリングモジュール。
- 請求項1〜5のいずれか1項の記載において、前記第1ガイド部が前記ユニット体の外縁部に穿設されたガイド孔であり、前記第2ガイド部が前記ハウジングに立設されたガイドピンであることを特徴とするステアリングモジュール。
- 請求項1〜5のいずれか1項の記載において、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部のいずれか一方が凹溝であり、いずれか他方がこの凹溝に挿入される凸条部であることを特徴とするステアリングモジュール。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007032232A JP2008074379A (ja) | 2006-08-23 | 2007-02-13 | ステアリングモジュール |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2007032232A JP2008074379A (ja) | 2006-08-23 | 2007-02-13 | ステアリングモジュール |
Publications (1)
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ID=39346866
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JP2007032232A Withdrawn JP2008074379A (ja) | 2006-08-23 | 2007-02-13 | ステアリングモジュール |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-02-13 JP JP2007032232A patent/JP2008074379A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2272720A2 (en) | 2009-07-10 | 2011-01-12 | Alps Electric Co., Ltd. | Steering module |
CN101947940A (zh) * | 2009-07-10 | 2011-01-19 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 转向模块 |
JP2011016498A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Alps Electric Co Ltd | ステアリングモジュール |
EP2272720A3 (en) * | 2009-07-10 | 2012-12-05 | Alps Electric Co., Ltd. | Steering module |
CN101947940B (zh) * | 2009-07-10 | 2013-10-30 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 转向模块 |
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