JP2008068713A - 車両のサスペンション制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】路面の凹凸状況のみならず、よりきめ細かな路面状況の判断を行って減衰力特性を適切に可変設定することにより、車輪の接地性を適切に保ち、制動性能や車両安定性を高次元に維持する。
【解決手段】サス_ECU20は、基本的に悪路走行においては低減衰側の特性に設定し、通常路走行においては高減衰側の特性に設定して各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrの減衰力特性を制御するようになっているが、外気温AT、スノーモードの選択・非選択、路面摩擦係数μ、ABS16の作動・非作動、TCS17の作動・非作動、VDCシステム18の作動・非作動の信号を基に、滑りやすい路面走行を検出した際には、低減衰側の特性に設定して制御する。
【選択図】図4
【解決手段】サス_ECU20は、基本的に悪路走行においては低減衰側の特性に設定し、通常路走行においては高減衰側の特性に設定して各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrの減衰力特性を制御するようになっているが、外気温AT、スノーモードの選択・非選択、路面摩擦係数μ、ABS16の作動・非作動、TCS17の作動・非作動、VDCシステム18の作動・非作動の信号を基に、滑りやすい路面走行を検出した際には、低減衰側の特性に設定して制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、車体側と車輪側との間に介在されて減衰力特性が可変自在なショックアブソーバ等を制御する車両のサスペンション制御装置に関する。
従来より、車両においては、バネ上の姿勢変化をサスペンションの取付部近辺に設けた上下加速度センサ等によって検出し、ショックアブソーバの減衰力特性を変更することでバネ上の姿勢変化を抑える様々なサスペンション制御装置が提案され、実用化されている。
例えば、特開平6−324138号公報では、路面状態が凹凸路に該当するのか平坦路に該当するのかを判定し、凹凸路であるならば減衰力特性を低減衰側の特性(ソフト側の特性)とし、平坦路であるならば減衰力特性を高減衰側の特性(ハード側の特性)とするサスペンション制御の技術が開示されている。
特開平6−324138号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示される技術では、例えば、圧雪路のように全般的に凹凸の少ない路面においては、減衰力特性が高く設定されてしまうため、車輪の接地性が低下し、制動性能が悪化したり車両の安定性を低下させたりする虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、路面の凹凸状況のみならず、よりきめ細かな路面状況の判断を行って減衰力特性を適切に可変設定することにより、車輪の接地性を適切に保ち、制動性能や車両安定性を高次元に維持することができる車両のサスペンション制御装置を提供することを目的としている。
本発明は、車体側と車輪側との間に介在されて減衰力特性を少なくとも低減衰側の特性と高減衰側の特性に可変自在なサスペンション特性可変手段と、少なくとも滑りやすい路面を検出する路面状況判定手段と、上記路面状況検出手段で滑りやすい路面を検出した際に、上記サスペンション特性可変手段の減衰力特性を上記低減衰側の特性に設定する減衰力特性設定手段とを備えたことを特徴としている。
本発明による車両のサスペンション制御装置によれば、路面の凹凸状況のみならず、よりきめ細かな路面状況の判断を行って減衰力特性を適切に可変設定することにより、車輪の接地性を適切に保ち、制動性能や車両安定性を高次元に維持することが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図5は本発明の実施の一形態を示し、図1は車両用サスペンション制御装置の基本原理を示す概略構成図、図2はサスペンション制御装置のシステムブロック図、図3は路面状況検出プログラムのフローチャート、図4はサスペンション制御プログラムのフローチャート、図5はストローク速度−減衰力の関係を示す特性図である。
図1〜図5は本発明の実施の一形態を示し、図1は車両用サスペンション制御装置の基本原理を示す概略構成図、図2はサスペンション制御装置のシステムブロック図、図3は路面状況検出プログラムのフローチャート、図4はサスペンション制御プログラムのフローチャート、図5はストローク速度−減衰力の関係を示す特性図である。
図1において符号1は、自動車を代表とする車両の車体であり、この車体1と4つの車輪2fl,2fr,2rl,2rrとの間に、バネ3fl,3fr,3rl,3rrと減衰力特性を可変自在なサスペンション特性可変手段としてのショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrとが並列に各々配設されており、この各バネ3fl,3fr,3rl,3rrとショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrで車体1が支持されている。尚、符号の添字、flは左前輪側に、frは右前輪側に、rlは左後輪側に、rrは右後輪側にそれぞれ対応するものとして示す。
また、車両には、各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrの車体側近傍に、それぞれの位置におけるバネ上上下加速度(d2zsfl/dt2),(d2zsfr/dt2),(d2zsrl/dt2),(d2zsrr/dt2);(以下、(d2zs/dt2)で代表する)を検出するバネ上上下加速度センサ11fl,11fr,11rl,11rrが設けられており、各バネ上上下加速度(d2zs/dt2)は、後述するサスペンション制御ユニット(以下「サス_ECU」と称する)20に入力される。 尚、バネ上上下加速度センサ11fl,11fr,11rl,11rrは、本実施形態のように4つ設けることなく、例えば、前輪側の左右にそれぞれ1つずつ設け、後輪側に1つ設けて、これらの3つのセンサ信号から幾何学的関係を考慮して4カ所のバネ上上下加速度(d2zs/dt2)を換算するようにしても良い。
更に、各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrの車輪側近傍に、それぞれの位置におけるバネ下上下加速度(d2zufl/dt2),(d2zufr/dt2),(d2zurl/dt2),(d2zurr/dt2);(以下、(d2zu/dt2)で代表する)を検出するバネ下上下加速度センサ12fl,12fr,12rl,12rrが設けられており、各バネ下上下加速度(d2zu/dt2)は、サス_ECU20に入力される。
また、車両には、外気温ATを検出する外気温センサ13が設けられており、外気温ATは、サス_ECU20に入力される。
更に、車両のオートマチックトランスミッションには、雪道や滑りやすい路面を走行する際にドライバが選択することのできるスイッチ手段としてのスノーモードスイッチ14が設けられており、このスノーモードスイッチ14の作動信号は、サス_ECU20に入力される。
また、車両には、路面摩擦係数μを推定する路面μ推定装置15が設けられており、推定された路面摩擦係数μは、サス_ECU20に入力される。この路面μ推定装置15は、例えば、本出願人が先に提出した特開平8−2274号公報に既述した算出方法(適応制御を用いて路面μを推定する手法)等を用いて路面μを推定するものである。
更に、車両には、制動時の車輪ロックを防止する周知のアンチロックブレーキシステム(以下、「ABS」と称する)16、及び、発進、加速時の車輪空転を抑制する周知のトラクションコントロールシステム(以下、「TCS」と称する)17が搭載されており、これらABS16、TCS17の作動信号は、サス_ECU20に入力される。
また、車両には、車両の横すべりを抑制する自動ブレーキ制御手段としてのVDC(Vehicle Dynamics Control)システム18が搭載されており、このVDCシステム18による作動信号は、サス_ECU20に入力される。このVDCシステム18は、例えば、車両モデルにより演算した目標ヨーレートと実際のヨーレートが一致するように、車両の走行状態がオーバステア傾向にある場合には旋回外側車輪に制動力を加え、アンダステア傾向にある場合には旋回内側車輪に制動力を加える制御となっている。
サス_ECU20は、マイクロコンピュータを主体に構成され、周知のCPU、ROM、RAM、及び、EEPROM等の不揮発性記憶手段を有している。このサス_ECU20の入力側に、上述したバネ上上下加速度センサ11fl,11fr,11rl,11rr、バネ下上下加速度センサ12fl,12fr,12rl,12rr、外気温センサ13、スノーモードスイッチ14、路面μ推定装置15、ABS16、TCS17、VDCシステム18が接続され、それぞれ、バネ上上下加速度(d2zs/dt2)、バネ下上下加速度(d2zu/dt2)、外気温AT、スノーモードの選択・非選択、路面摩擦係数μ、ABS16の作動・非作動、TCS17の作動・非作動、VDCシステム18の作動・非作動の信号が入力される。
また、サス_ECU20の出力側には、駆動回路21を介して、上述したショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrを駆動させるアクチュエータ22fl,22fr,22rl,22rrが接続されている。サス_ECU20は、周知のスカイフックダンパ理論に基づく制御方法に近似させてショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrの減衰力特性の制御を行う。
そして、図2に示すように、サス_ECU20は、後述するサスペンション制御プログラムを実行して、バネ上上下加速度(d2zs/dt2)、バネ下上下加速度(d2zu/dt2)に基づいて、各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrを最適の減衰係数とすべく、各アクチュエータ22fl,22fr,22rl,22rrに対してデューティ信号等の駆動信号(電流)を駆動回路21を介して出力すると共に、後述する路面状況検出プログラムを実行して、外気温AT、スノーモードの選択・非選択、路面摩擦係数μ、ABS16の作動・非作動、TCS17の作動・非作動、VDCシステム18の作動・非作動の信号を基に、滑りやすい路面を検出した際には、各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrの減衰力特性を低減衰側の特性に設定して制御を行う。すなわち、サス_ECU20は、路面状況判定手段、減衰力特性設定手段としての機能を有して構成され、外気温センサ13、スノーモードスイッチ14、路面μ推定装置15、ABS16、TCS17、VDCシステム18は、路面状況判定手段を構成するものとなっている。
まず、サス_ECU20において実行される路面状況検出プログラムを、図3のフローチャートで説明する。
ステップ(以下、「S」と略称)101で、スノーモードスイッチ14がON、すなわち、スノーモードが選択されているか判定し、スノーモードが選択されていないのであれば、S102に進む。
ステップ(以下、「S」と略称)101で、スノーモードスイッチ14がON、すなわち、スノーモードが選択されているか判定し、スノーモードが選択されていないのであれば、S102に進む。
S102では、路面摩擦係数μが予め設定しておいた低μ路と見なせるμ値μCLより低い(μ<μCL)か否か判定し、路面摩擦係数μがμCL以上(μ≧μCL)の場合は、S103に進む。
S103では、外気温ATが予め設定しておいた低外気温と見なせる温度TCLより低い(AT<TCL)か否か判定し、外気温ATがTCL以上(AT≧TCL)の場合は、S104に進む。
S104では、ABS16が作動中か否か判定し、作動中でない場合は、S105に進む。
S105では、ABS16の作動が解除されてから、未だに予め設定しておいた一定時間内か否か判定し、解除後一定時間内ではない場合は、S106に進む。
S106では、TCS17が作動中か否か判定し、作動中でない場合は、S107に進む。
S107では、TCS17の作動が解除されてから、未だに予め設定しておいた一定時間内か否か判定し、解除後一定時間内ではない場合は、S108に進む。
S108では、VDCシステム18が作動中か否か判定し、作動中でない場合は、S109に進む。
S109では、VDCシステム18の作動が解除されてから、未だに予め設定しておいた一定時間内か否か判定し、解除後一定時間内ではない場合は、S110に進む。
そして、S110に進むと、滑りやすい路面を走行中ではないと判断して、滑りやすさ判定フラグFSLを0にセットし、S112に進んで、滑りやすさ判定フラグFSLを出力してプログラムを抜ける。
一方、S101でスノーモードがON(選択)の場合、或いは、S102でμ<μCLであって低μ路走行と見なせる場合、或いは、S103でAT<TCLであって低外気温と見なせる場合、或いは、S104でABS16が作動中の場合、或いは、S105でABS16の作動が解除されてから一定時間内の場合、或いは、S106でTCS17が作動中の場合、或いは、S107でTCS17の作動が解除されてから一定時間内の場合、或いは、S108でVDCシステム18が作動中の場合、或いは、S109でVDCシステム18の作動が解除されてから一定時間内の場合は、S111に進み、滑りやすい路面を走行中と判断して、滑りやすさ判定フラグFSLを1にセットし、S112に進んで、滑りやすさ判定フラグFSLを出力してプログラムを抜ける。
尚、本実施の形態では、S101〜S109までの9個の判定により滑りやすさの検出を行うようになっているが、何れか1〜8個の判定により滑りやすさの検出を行うようにしても良い。また、S101〜S109までの判定の順番は、本実施形態に限るものではない。
次に、サス_ECU20において実行されるサスペンション制御プログラムを、図4のフローチャートで説明する。尚、このプログラムは各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rr毎に独立して実行されるプログラムである。
まず、S201で、バネ上上下加速度(d2zs/dt2)を読み込み、S202に進み、悪路判定処理を実行する。この悪路判定処理は、例えば、バネ上上下加速度(d2zs/dt2)の高周波成分が予め設定しておいた閾値より大きくなっているか否かで判定し、閾値よりも大きくなっている場合には悪路、閾値以下の場合は通常路と判定する。尚、その他、ITS(Intelligent Transport Systems)や車載の画像処理システム等から得られる情報を基に悪路判定を行うようにしても良い。
そして、S203に進み、S202の判定結果により悪路走行か否かを判定し、悪路走行の場合にはS204に進み、後述する各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrによる減衰力Faを演算する際に用いるゲインGを、予め設定しておいた低減衰におけるゲインGsoft1に設定する一方、通常路の場合はS205に進み、上述のゲインGを、予め設定しておいた高減衰におけるゲインGhardに設定する。尚、Gsoft1<Ghardである。
その後、S206に進み、バネ上上下加速度(d2zs/dt2)を積分計算してバネ上上下速度(dzs/dt)を演算する。
そして、S207に進み、前述の路面状況検出プログラムで設定される滑りやすさ判定フラグFSLを読み込み、S208に進んで、滑りやすさ判定フラグFSLが1か否か、すなわち、滑りやすい路面を走行中か否かを判定する。
この判定の結果、FSL=1であり、滑りやすい路面を走行中の場合は、S209に進み、上述のゲインGを、予め設定しておいた低減衰におけるゲインGsoft2に設定し直し、S210に進む。逆に、FSL=0であり、滑りやすい路面を走行中ではない場合は、そのままS210に進む。尚、Gsoft2<Ghardであり、実験・演算の結果により、Gsoft1=Gsoft2に設定しても良く、もちろん、異なる値としても良い。
すなわち、滑りやすい路面では、たとえ悪路ではない通常路であっても減衰力特性を高減衰側の特性としてしまうと、車輪の接地性が低下し、制動性能が悪化したり車両の安定性を低下させたりする虞がある。従って、滑りやすい路面においては、減衰力特性を低減衰側の特性とすることにより、車輪の接地性を適切に保ち、制動性能や車両安定性を高次元に維持するのである。
S210に進むと、例えば、以下の(1)式により、各ショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrによる減衰力Faを演算する。
Fa=−G・(dzs/dt) …(1)
Fa=−G・(dzs/dt) …(1)
次いで、S211に進み、バネ下上下加速度(d2zu/dt2)を読み込み、S212に進んで、バネ下上下加速度(d2zu/dt2)を積分計算してバネ下上下速度(dzu/dt)を演算する。
次いで、S213に進み、以下の(2)式により、ストローク速度(dST/dt)を演算する。
(dST/dt)=(dzs/dt)−(dzu/dt) …(2)
(dST/dt)=(dzs/dt)−(dzu/dt) …(2)
そして、S214に進み、例えば、図5に示す、ストローク速度(dST/dt)−減衰力Faの関係を示す特性図を参照し、アクチュエータ制御量Ia(電流値)を設定し、S215に進んで、アクチュエータ制御量Iaを、対応するショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrのアクチュエータ22fl,22fr,22rl,22rrに対して駆動回路21を介して出力する。
このように、本実施の形態によれば、基本的に悪路走行においては低減衰側の特性に設定し、通常路走行においては高減衰側の特性に設定するようになっているが、滑りやすい路面走行においては、低減衰側の特性に設定するようになっている。このため、悪路か通常路かの路面の凹凸状況のみならず、滑りやすい路面か否かのきめ細かな路面状況の判断を行って減衰力特性を適切に可変設定することにより、車輪の接地性を適切に保ち、制動性能や車両安定性を高次元に維持することが可能になっている。
また、滑りやすい路面か否かの判定も、ドライバが選択するスノーモードスイッチ14の作動状況、路面摩擦係数μ、外気温AT、ABS16の作動状況、TCS17の作動状況、VDCシステム18の作動状況から多角的に判断するので、精度良く判定することができる。
尚、本実施の形態では、サスペンション特性可変手段としてショックアブソーバ4fl,4fr,4rl,4rrを例に説明したが、他に公知の電動等により硬さ可変のスタビライザや、エアーやオイルにより硬さ可変のアクティブサスペンションにより構成することも可能である。
1 車体
2fl,2fr,2rl,2rr 車輪
3fl,3fr,3rl,3rr バネ
4fl,4fr,4rl,4rr ショックアブソーバ(サスペンション特性可変手段)
11fl,11fr,11rl,11rr バネ上上下加速度センサ
12fl,12fr,12rl,12rr バネ下上下加速度センサ
13 外気温センサ(路面状況判定手段)
14 スノーモードスイッチ(路面状況判定手段)
15 路面μ推定装置(路面状況判定手段)
16 ABS(路面状況判定手段)
17 TCS(路面状況判定手段)
18 VDCシステム(路面状況判定手段)
20 サス_ECU(路面状況判定手段、減衰力特性設定手段)
21 駆動回路
22fl,22fr,22rl,22rr アクチュエータ
2fl,2fr,2rl,2rr 車輪
3fl,3fr,3rl,3rr バネ
4fl,4fr,4rl,4rr ショックアブソーバ(サスペンション特性可変手段)
11fl,11fr,11rl,11rr バネ上上下加速度センサ
12fl,12fr,12rl,12rr バネ下上下加速度センサ
13 外気温センサ(路面状況判定手段)
14 スノーモードスイッチ(路面状況判定手段)
15 路面μ推定装置(路面状況判定手段)
16 ABS(路面状況判定手段)
17 TCS(路面状況判定手段)
18 VDCシステム(路面状況判定手段)
20 サス_ECU(路面状況判定手段、減衰力特性設定手段)
21 駆動回路
22fl,22fr,22rl,22rr アクチュエータ
Claims (4)
- 車体側と車輪側との間に介在されて減衰力特性を少なくとも低減衰側の特性と高減衰側の特性に可変自在なサスペンション特性可変手段と、
少なくとも滑りやすい路面を検出する路面状況判定手段と、
上記路面状況検出手段で滑りやすい路面を検出した際に、上記サスペンション特性可変手段の減衰力特性を上記低減衰側の特性に設定する減衰力特性設定手段と、
を備えたことを特徴とする車両のサスペンション制御装置。 - 上記減衰力特性設定手段は、上記サスペンション特性可変手段による減衰力を、車体のバネ上上下速度に対して予め設定するゲインを乗算して演算するものであって、上記ゲインを予め設定しておいた低減衰における値に設定して上記減衰力を演算することにより、上記減衰力特性を上記低減衰側の特性に設定することを特徴とする請求項1記載の車両のサスペンション制御装置。
- 上記路面状況判定手段は、滑りやすい走行状況で選択的に作動されるスイッチ手段が作動された場合と、外気温が予め設定した温度よりも低い低外気温の場合と、推定した路面摩擦係数が予め設定しておいた値より低い場合と、制動時の車輪ロックを防止するアンチロックブレーキシステムが作動した場合と、上記アンチロックブレーキシステムが非作動となってから予め設定した時間が経過するまでの場合と、発進、加速時の車輪空転を抑制するトラクションコントロールシステムが作動した場合と、上記トラクションコントロールシステムが非作動となってから予め設定した時間が経過するまでの場合と、自動ブレーキにより車両の横すべりを抑制する自動ブレーキ制御手段が作動した場合と、上記自動ブレーキ制御手段が非作動となってから予め設定した時間が経過するまでの場合の少なくとも一つの場合に滑りやすい路面であると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のサスペンション制御装置。
- 上記サスペンション特性可変手段は、車体側と車輪側との間に介在されて減衰力特性を可変自在なショックアブソーバであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の車両のサスペンション制御装置。
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CN112046456A (zh) * | 2020-08-19 | 2020-12-08 | 宝能(广州)汽车研究院有限公司 | 电液复合制动的防抱死控制方法和控制装置 |
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A02 | Decision of refusal |
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