JP2008062747A - 車両ブレーキ装置 - Google Patents

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Hiroaki Toku
浩明 篤
Toru Masuno
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Abstract

【課題】簡易な構成で通気性部材の保護を図り、より信頼性の高い通気を確保する。
【解決手段】着脱用コネクタ20には、係止レバー24が回動自在に設けられており、固定側コネクタ7に着脱用コネクタ20が嵌合せしめられる際、係止レバー24が回動されることにより、固定側コネクタ7の係止突起16が係止レバー24の案内溝29に入り込んで、係止レバー24は係止突起16に係止されると共に、係止レバー24の先端部分により通気片14の一部が覆われるものとなっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両ブレーキ装置に係り、特に、電子制御ユニットの通気機構の改良を図ったものに関する。
従来、この種のブレーキ装置としては、油圧式のマスタシリンダとホイールシリンダを油圧配管などで接続し、複数の電磁切換弁を適宜設けると共に、ホイールシリンダからのブレーキ液をマスタシリンダへ戻すためのポンプ手段等を設け、先の電磁切換弁の動作を制御してブレーキ圧の制御等を行えるよう構成された油圧式のものが一般によく知られている。
かかるブレーキ装置においては、上述した電磁切換弁や油圧配管などは、油圧ブロックなどと称されるブロック状のハウジング部材に配設される一方、その油圧ブロックの一面上にマイクロコンピュータなどを中心として構成されるブレーキ制御用電子制御ユニットが搭載され、油圧ブロックに配設された電磁切換弁の駆動制御などが行われるような構成としたものが良く知られている(例えば、特許文献1等参照)。
上述の特許文献1に開示されたような車両ブレーキ装置においては、ブレーキ制御用電子制御ユニットは、樹脂部材等の絶縁性部材からなるケーシング内に、回路基板や、電磁切換弁の電磁コイルを収納する複数のボビンなどが収納されて構成されたものとなっている。
そして、かかるブレーキ制御用電子制御ユニットと油圧ブロックは、ねじ止め等により相互に組み付けられて一体化されたものとなっている。
特表2002−508276号公報(第7−10頁、図1−図8)
ところで、上述のようなブレーキ制御用電子制御ユニットは、車両における設置位置などを考慮して、通常は、内部に雨滴等の水分や塵埃の侵入を防止するため、密閉式の構造を採るのが一般的である。
その一方、ブレーキ制御用電子制御ユニット内部の蒸れを防止し、結露を防止するため、内部に雨滴等の水分や塵埃の侵入を防止しつつ、可能な限り外部との通気ができることが望ましい。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、内部に雨滴等の水分や塵埃の侵入を防止しつつ、外部との通気が可能なブレーキ制御用電子制御ユニットを有する車両ブレーキ装置を提供するものである。
本発明の他の目的は、通気用の部材の脱落を簡易な構成で防止することのできるブレーキ制御用電子制御ユニットを有する車両ブレーキ装置を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る車両ブレーキ装置は、
マスタシリンダとホイールシリンダ間におけるブレーキ液が流通せしめられる通路と、当該ブレーキ液の流通を切り換える少なくとも1つの電磁切換弁とを有してなる油圧ユニットと、前記油圧ユニットの電磁切換切換弁を駆動制御するブレーキ制御用電子制御ユニットとを具備してなる車両ブレーキ装置であって、
前記ブレーキ制御用電子制御ユニットには、外部からの着脱用コネクタが接続される固定側コネクタが設けられ、当該固定側コネクタには、その外壁面に前記ブレーキ制御用電子ユニット内部と外部との通気を可能とする通気孔が設けられる一方、
前記着脱用コネクタと前記固定側コネクタには、当該コネクタ同士の接続後における相互の離脱を防止する離脱防止機構が設けられ、当該離脱防止機構は、前記通気孔の少なくとも一部を覆うよう構成されてなるものである。
かかる構成において、離脱防止機構は、前記着脱用コネクタに設けられた係止レバーと、前記固定側コネクタに設けられ、前記係止レバーが係止せしめられる係止突起とを有し、前記係止レバーが前記係止突起に係合せしめられた際は、当該係止レバーにより前記通気孔の少なくとも一部が覆われるよう構成されてなるものが好適である。
さらに、固定側コネクタには、通気孔が設けられた部位に、当該通気孔を覆う通気性部材からなる通気片が着脱可能に、又は、固定して設けられ、係止レバーが係止突起に係止せしめられた際に、当該係止レバーにより前記通気片の少なくとも一部が覆われるよう構成されてなるものが好適である。
また、固定側コネクタは、ほぼ角柱状の筒状周壁を有し、当該筒状周壁をなす4辺の内、少なくとも1つの辺における筒状周壁に通気孔が穿設されると共に、当該通気孔と前記筒状周壁の開口側端部との間には、第1の係止突起が突設されると共に、当該第1の係止突起が突設された筒状周壁と対向する辺側の筒状周壁にも、前記第1の係止突起に対応する位置に第2の係止突起が設けられる一方、
前記着脱用コネクタは、前記固定側コネクタの筒状周壁の開口端部分が挿入可能に形成されると共に、前記筒状周壁の第1及び第2の係止突起が突設された部位に対応する側部には、回動自在に係止レバーが設けられ、当該係止レバーには、前記係止突起を案内する案内溝が形成され、
当該案内溝は、前記着脱用コネクタへ対する前記固定側コネクタの筒状周壁の挿入開始と共に前記係止レバーの回動が開始せしめられるに伴い、前記係止突起が入り込む開放端と、前記着脱用コネクタと固定側コネクタとの取着完了と共に前記係止突起が嵌まり込む終端部とが形成されてなると共に、当該案内溝の溝幅は、前記終端部から前記開放端へ向かって徐々に拡幅されてなるよう構成されてなるものも好適である。
本発明によれば、離脱防止機構によって、コネクタ同士の離脱防止が図られると共に、通気孔の少なくとも一部を覆うことができるので、比較的簡易な構成で、通気孔に外部から直接触れ難くし、通気孔の保護を図ることができ、より信頼性の高い通気を確保できるという効果を奏するものである。
また、通気孔に、通気性部材を設ける場合であっても、同様にして、離脱防止機構によって、通気性部材の少なくとも一部を覆うようにすることができるので、外部から通気性部材に直接触れ難くして、通気性部材の保護と信頼性の確保が行えるという効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における車両ブレーキ装置の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の実施の形態における車両ブレーキ装置の主要部を構成する油圧ユニット101と、ブレーキ制御用電子制御ユニット102とが、油圧ユニット101の一面側で、例えば、ねじ止めにより相互に組み付けられて一体化された状態における全体斜視図が示されている。
本発明の実施の形態における車両ブレーキ装置は、図示は省略するが、マスタシリンダとホイールシリンダとが油圧配管により接続され、ブレーキ操作子、すなわち、ブレーキハンドルやブレーキペダルの操作に応じてマスタシリンダに生ずる油圧をホイールシリンダへ伝達せしめて、ホイールシリンダにおけるブレーキ力を得るよう構成された公知・周知の構成を有してなるいわゆる油圧式のブレーキ装置である。
油圧ユニット101は、上述のようなマスタシリンダとホイールシリンダを接続する油圧配管(図示せず)や、ブレーキ液の流れを制御するためにその配管途中に適宜設けられる複数の電磁切換弁(図示せず)などが配設されたものである。
本発明の実施の形態における油圧ユニット101は、外観形状がほぼ直方体状に形成された油圧ハウジング1を有したものとなっている。かかる油圧ハウジング1には、その内部にブレーキ液を流通せしめるための油圧配管としての通路(図示せず)が形成されると共に、電磁切換弁(図示せず)が、その一部がブレーキ制御用電子制御ユニット102とが組み付けられる油圧ハウジング1の一面側に突出するようにして配設されて油圧回路が構成されたものとなっている。
なお、電磁切換弁(図示せず)の油圧ハウジング1から突出する部位は、良く知られているように、ブレーキ制御用電子制御ユニット102に設けられたコイル(図示せず)の中空部分に位置し、コイルの励磁に応じてその軸方向で変位するものとなっている。
また、油圧ユニット101のブレーキ制御用電子制御ユニット102が組み付けられる面と反対側の面には、モータ式の油圧ポンプ(図示せず)に用いられるモータ3が組み付けられるものとなっている。
一方、ブレーキ制御用電子制御ユニット102は、上述の電磁切換弁(図示せず)やモータ3等の動作制御を行い、いわゆる通常のブレーキ制御を実行する他、アンチロックブレーキ制御機能などを果たすものである。
本発明の実施の形態におけるブレーキ制御用電子制御ユニット102は、制御ユニット用ハウジング4内に、回路基板(図示せず)や先の油圧ユニット101に取り付けられる電磁切換弁のコイルなどが収納されたものとなっている。ここで、回路基板(図示せず)は、上述したような通常のブレーキ制御やアンチロックブレーキ制御などの動作制御のためのマイクロコンピュータ(図示せず)や、半導体記憶素子、そして、インターフェイス回路(図示せず)、さらに、電磁切換弁(図示せず)の駆動のための回路などが形成されたものである。
本発明の実施の形態における制御ユニット用ハウジング4は、その全体の外観形状がほぼ直方体状をなし、その内部は先に述べた回路基板(図示せず)などが収納可能な収納空間(図示せず)が形成されたものとなっている。
また、かかる制御ユニット用ハウジング4は、その長手軸方向(図1において紙面上下方向)の一側部側に固定側コネクタ7が一体に延設されており、先の回路基板(図示せず)と図示されない外部の装置との電気的接続に用いられるものとなっている(図1参照)。
すなわち、詳細は後述するように図示されない外部の装置とブレーキ制御用電子制御ユニット102との電気的接続のための電気配線21が接続された着脱用コネクタ20(図4参照)が固定側コネクタ7に取着され、ブレーキ制御用電子制御ユニット102と外部の装置、例えば、図示されない車両制御用ユニットなどとの信号の授受が可能となっている。
本発明の実施の形態における固定側コネクタ7は、制御ユニット用ハウジング4のモータ3の取付側に長方形状の開口が形成された筒状周壁8が、制御ユニット用ハウジング4に一体に突設されてなるもので、いわゆる雄型コネクタとなっている(図1参照)。
筒状周壁8の内部には、後述する着脱用コネクタ8に挿入される複数の雄型ピン9が配設されており、この雄型ピン9は、ブレーキ制御用電子制御ユニット102内の回路基板(図示せず)に接続されたものとなっている。
図2には、この筒状周壁8部分の拡大図が示されており、以下、同図を参照しつつ固定側コネクタ7について詳述する。
本発明の実施の形態における筒状周壁8は、その開口形状がほぼ長方形をなしており、その長方形の一方の短辺側の外壁面には、固定側コネクタ7内部と外部との通気を可能とする通気部10が設けられている(図1及び図2参照)。
すなわち、本発明の実施の形態における通気部10は、筒状周壁8の短辺側の外周面において、筒状周壁8の開口8aと反対側の基部近傍に設けられており、外壁面に穿設された矩形状の通気孔11と、この通気孔11を覆うように設けられた通気片14(詳細は後述)とを有している(図2参照)。
そして、通気孔11の両側、すなわち、本発明の実施の形態においては、筒状周壁8の高さ方向(図2において紙面上下方向)に沿った通気孔11の2つの側縁部分の近傍には、スライド支持片12a,12bが通気孔11を挟むように設けられている(図2参照)。
本発明の実施の形態におけるスライド支持片12a,12bは、その端面が大凡逆L字状に形成されて、通気孔11に平行に沿うようにして筒状周壁8に突設されたものとなっている。すなわち、スライド支持片12a,12bは、筒状周壁8に対して垂直に立設された垂直部13aと、この垂直部13aの頂部で直角に通気孔11側へ曲折され、垂直部13aに対して一体に突設された当接部13bとから構成されたものとなっている。
一方、本発明の実施の形態における通気片14は、通気性部材(例えば、「ゴアテックス(登録商標)」等)であって、可撓性を有するものを用いるのが好ましく、全体外観形状は大凡矩形状に形成されて、全体として比較的薄膜の板状に形成されたものとなっている。そして、かかる通気片14の対向する2つの側縁部分には、それぞれ段部15が側縁部全体に渡って形成されたものとなっている(図2参照)。
そして、この段部15は、スライド支持片12a,12bと筒状周壁8との間に摺動可能に遊嵌されるものとなっている。
このため、スライド支持片12a,12bと通気片14の各部の寸法は、次述するように設定されたものが好適である。
まず、スライド支持片12a,12bの当接部13bの筒状周壁8側の面と筒状周壁8との間隔t1aは、通気片14の段部15の底面部分の板厚t1bとほぼ等しく設定されており、通気片14の円滑な摺動を確保する観点からは、板厚t1bが間隔t1aより小さめに設定されるのがより好適である。
また、スライド支持片12a,12bの当接部13bの板厚t2aは、通気片14の段部15の深さt2bにほぼ等しく設定されている。
また、当接部13bの筒状周壁8側の横幅w1aは、通気片14の段部15の横幅w1bにほぼ等しく設定されている。
さらに、スライド支持片12a,12bの間隔w2aは、段部15の間隔w2bにほぼ等しく設定されている。
また、通気部10が設けられた固定側コネクタ7の短辺側の外壁面には、通気部10と筒状周壁8の開口8aの間の適宜な位置に、詳細は後述するが、着脱用コネクタ20の取着の際に、係止レバー24の案内溝29に案内される係止突起16が突設されている(図1及び図2参照)。本発明の実施の形態における係止突起16は、円柱状に形成されたものとなっており、筒状周壁8の図示されない短辺側の外壁面の対応する位置にも同様な係止突起(図示せず)が設けられている。
なお、本発明の実施の形態における通気片14は、可撓性を有するため、スライド支持片12a,12bへの挿入に際しては、図3に示されたように湾曲させて係止突起16のやや下側から挿入できるものとなっている。
一方、本発明の実施の形態における着脱用コネクタ20は、固定側コネクタ7に対応する雌型コネクタであり、図示されない外部の装置からの電気配線21が接続されており、固定側コネクタ7の雄型ピン9が挿入、勘合されるピン嵌合部22と、このピン嵌合部22の先端部側、すなわち、固定側コネクタ7内に挿入される部位が外部に突出するようにピン嵌合部22が収納、配設される外套部23とに大別されて構成されたものとなっている(図4参照)。
そして、本発明の実施の形態においては、外套部23には、固定側コネクタ7と着脱用コネクタ20が相互に接続された後の着脱用コネクタ20の外れ(離脱)を防止すると共に、先の通気片14の保護部材として機能する係止レバー24が次述するように取着されており、先の係止突起16と共に離脱防止機構50を構成するものとなっている(図4及び図6参照)。なお、図6は、後述する固定側コネクタ7と着脱用コネクタ20との接続の際における係止レバー24と係止突起16との位置関係を説明する説明図である。
本発明の係止レバー24は、2つの係止片25a,25bと、この2つの係止片25a,25bを連結する連結部材26とに大別されてなり、これらが一体成形により設けられたものとなっている(図4参照)。
係止片25a,25bは、相互に平行するようにして連結部材26によって連結されたものとなっており、係止片25a,25bの間隔は、外套部23の長手軸方向の長さ(図4において紙面左右方向)より若干長く設定されており、後述するように外套部23の短辺側の側面と平行して位置するものとなっている。
係止片25a,25bのほぼ中央付近には、係止レバー24をこの係止片25a,25bの部分で回動可能に支持するため、外套部23の2つの短辺側の側面に突設された支持突起27が嵌挿される嵌合孔(図示せず)が形成されている。
また、係止片25a,25bは、大凡の全体形状がV字状に近似して形成されており、先の図示されない嵌合孔は、そのV字の底部付近に形成され、V字の一方の辺に相当する部位の端部に連結部材26が接続される一方、V字の他方の辺に相当する部位には、次述するように案内溝29が穿設されている(図5参照)。
本発明の実施の形態における案内溝29は、係止片25a,25bのV字の他方の辺に相当する部位の先端部から支持突起27が嵌挿される嵌合孔(図示せず)の近傍付近まで穿設されており、その外縁部分の形状は大凡U字状に形成されたものとなっている。すなわち、換言すれば、案内溝29は、一方が開放端29aに形成され、支持突起27が嵌挿される嵌合孔(図示せず)近傍まで延び、その部位近傍で後述するように係止突起16が嵌まり込む終端部29bとなっている。終端部29bにおける溝幅は、係止突起16の外径にほぼ等しく設定されており、この終端部29bから開放端29aまでは、溝幅が徐々に拡幅されたものとなっている(図5参照)。
そして、本発明の実施の形態においては、上述のような案内溝29が形成された係止片25a,25bの部位は、二股に分岐し、その一方の部位30、すなわち、案内溝29を挟んで連結部材26側と反対側に位置する部位30は、二股に分岐した他方の部位(連結部材26側に位置する部位)に対し若干短めに形成されており、次述するように固定側コネクタ7と着脱用コネクタ20との接続の際に係止レバー24を回動させゆく場合に、開放端29aに係止突起16が入り込み易くなっている(図5参照)。
次に、かかる構成における固定側コネクタ7と着脱用コネクタ20の接続について、図6を参照しつつ説明する。なお、図6においては、図面を簡潔にして見易くする観点から、一部の構成要素についての符号の表記を省略してある。
また、通気片14は、固定側コネクタ7に先に説明したようにして予め取着されているものとする。
まず、着脱用コネクタ20においては、固定側コネクタ7との接続に先立って、着脱用コネクタ20を固定側コネクタ7との接続位置に位置させた際(図6(a))参照)に、案内溝29の開放端29aが係止突起16に望む位置となるように係止レバー24を所定の位置へ回動させておく。
そして、着脱用コネクタ20のピン嵌合部22が固定側コネクタ7内へ入り込む位置に位置せしめる(図6(a)参照)。
次いで、ピン嵌合部22を固定側コネクタ7内へ押し込みながら係止レバー24も固定側コネクタ7側へ回動させてゆく。これによって、案内溝29の開放端29aに係止突起16が位置することとなる(図6(b)参照)。また、この位置で、固定側コネクタ7の筒状周壁8は、徐々に着脱用コネクタ20のピン嵌合部22と外套部23との間に嵌まり込んでゆくこととなる。
さらに、着脱用コネクタ20を固定側コネクタ7へ押し込みつつ、係止レバー24も回動させてゆくことで、係止突起16は、案内溝29を終端部29b側へ案内されてゆくこととなる(図6(c)参照)。
そして、最後にピン嵌合部22が固定側コネクタ7に確実に嵌合されるよう着脱用コネクタ20と固定側コネクタ7が相互に突き当たるように着脱用コネクタ20を押し込むと共に、係止レバー24を回動させることで、係止突起16は係止レバー24の案内溝29の終端部29bに位置し、固定側コネクタ7と着脱用コネクタ20とは完全に接続された状態となると共に、係止レバー24と係止突起16とにより離脱防止が図られた状態となる(図6(d)参照)。
さらに、案内溝29の終端部29bに係止突起16が位置した状態において、係止片25a,25bの一方の部位30は、通気片14の先端部(筒状周壁8の開口側)付近に位置し、その部分は、外側から触れることができないように部位30によって覆われる状態となる(図6(d)参照)。
なお、上述した構成例においては、筒状周壁8の短辺側の外周面に矩形状の通気孔11を設けるようにしたが(図2参照)、必ずしもこのような一つの孔である必要はなく、複数の格子状又は複数の円形状の小孔を設けるようにしてもよい。
さらに、通気片14は、段部15を設けるようにしたが、この段部15は必ずしも必要ではなく、全体の板厚がt1bの平板状に形成したものであってもよい。すなわち、換言すれば、スライド支持片12a,12bの当接部13bの筒状周壁8側の面と筒状周壁8との間隔t1aにほぼ等しい板厚の部材とすれば、段部15の有無は必須のものではない。
またさらに、上述した構成例においては、通気片14を筒状周壁8に当接するように設けるような構成としたが、例えば、通気孔11に通気片14を嵌め込むようにして、スライド支持片12a,12bを不要な構成としてもよい。この場合、通気片1を、適宜な固着手段(例えば、接着剤や螺子等)によって固定するようにしても好適である。
また、本発明の実施例においては、固定側コネクタ7に係止突起16を設け、着脱用コネタク20に係止レバー24を設けて離脱防止機構を構成し、それによってコネクタ同士が離脱しないようにしたが、必ずしもこのような構成に限定される必要が無いことは勿論であり、離脱防止機構は他の構成によるものであっても良いものである。
離脱防止機構の他の構成としては、例えば、固定側コネクタ7に溝を設ける一方、着脱用コネクタ20に爪を設け、それらによってコネクタ同士が離脱しないようにすると共に、その爪で、固定側コネクタ7に設けた通気孔が覆われるような構成であっても良い。
また、本発明の実施例では、固定側コネクタ7の開口形状をほぼ長方形としたが、このような形状に限定される必要が無いことは勿論である。
本発明の実施の形態における車両ブレーキ装置の主要部をなす油圧ユニットとブレーキ制御用電子制御ユニットが一体化された状態における全体斜視図である。 図1に示されたブレーキ制御用電子制御ユニットの固定側コネクタに設けられた通気部及びその周囲の拡大斜視図である。 図2に示された通気部における通気片の取り付け状態を示す側面図である。 図1に示されたブレーキ制御用電子制御ユニットの固定側コネクタと嵌合する着脱用コネクタの全体斜視図である。 図4に示された着脱用コネクタの係止レバーの拡大側面図である。 図4に示された着脱用コネクタとブレーキ制御用電子制御ユニットの固定側コネクタとの嵌合手順を示す側面図である。
符号の説明
1…油圧ハウジング
4…制御ユニット用ハウジング
7…固定側コネクタ
11…通気孔
12a,12b…スライド支持片
14…通気片
16…係止突起
20…着脱用コネクタ
24…係止レバー
25a,25b…係止片
29…案内溝
101…油圧ユニット
102…ブレーキ制御用電子制御ユニット

Claims (5)

  1. マスタシリンダとホイールシリンダ間におけるブレーキ液が流通せしめられる通路と、当該ブレーキ液の流通を切り換える少なくとも1つの電磁切換弁とを有してなる油圧ユニットと、前記油圧ユニットの電磁切換切換弁を駆動制御するブレーキ制御用電子制御ユニットとを具備してなる車両ブレーキ装置であって、
    前記ブレーキ制御用電子制御ユニットには、外部からの着脱用コネクタが接続される固定側コネクタが設けられ、当該固定側コネクタには、その外壁面に前記ブレーキ制御用電子ユニット内部と外部との通気を可能とする通気孔が設けられる一方、
    前記着脱用コネクタと前記固定側コネクタには、当該コネクタ同士の接続後における相互の離脱を防止する離脱防止機構が設けられ、当該離脱防止機構は、前記通気孔の少なくとも一部を覆うよう構成されてなることを特徴とする車両ブレーキ装置。
  2. 前記離脱防止機構は、前記着脱用コネクタに設けられた係止レバーと、前記固定側コネクタに設けられ、前記係止レバーが係止せしめられる係止突起とを有し、前記係止レバーが前記係止突起に係合せしめられた際は、当該係止レバーにより前記通気孔の少なくとも一部が覆われるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載の車両ブレーキ装置。
  3. 固定側コネクタには、通気孔が設けられた部位に、当該通気孔を覆う通気性部材からなる通気片が着脱可能に設けられ、係止レバーが係止突起に係止せしめられた際に、当該係止レバーにより前記通気片の少なくとも一部が覆われるよう構成されてなることを特徴とする請求項2記載の車両ブレーキ装置。
  4. 固定側コネクタには、通気孔が設けられた部位に、当該通気孔を覆う通気性部材からなる通気片が固定され、係止レバーが係止突起に係止せしめられた際に、当該係止レバーにより前記通気片の少なくとも一部が覆われるよう構成されてなることを特徴とする請求項2記載の車両ブレーキ装置。
  5. 固定側コネクタは、ほぼ角柱状の筒状周壁を有し、当該筒状周壁をなす4辺の内、少なくとも1つの辺における筒状周壁に通気孔が穿設されると共に、当該通気孔と前記筒状周壁の開口側端部との間には、第1の係止突起が突設されると共に、当該第1の係止突起が突設された筒状周壁と対向する辺側の筒状周壁にも、前記第1の係止突起に対応する位置に第2の係止突起が設けられる一方、
    前記着脱用コネクタは、前記固定側コネクタの筒状周壁の開口端部分が挿入可能に形成されると共に、前記筒状周壁の第1及び第2の係止突起が突設された部位に対応する側部には、回動自在に係止レバーが設けられ、当該係止レバーには、前記係止突起を案内する案内溝が形成され、
    当該案内溝は、前記着脱用コネクタへ対する前記固定側コネクタの筒状周壁の挿入開始と共に前記係止レバーの回動が開始せしめられるに伴い、前記係止突起が入り込む開放端と、前記着脱用コネクタと固定側コネクタとの取着完了と共に前記係止突起が嵌まり込む終端部とが形成されてなると共に、当該案内溝の溝幅は、前記終端部から前記開放端へ向かって徐々に拡幅されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか記載の車両ブレーキ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158980A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Suzuki Motor Corp 制御装置の盗難防止構造
JP2012076556A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nissin Kogyo Co Ltd 液圧制御装置

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