JP2008060375A - 窒化物系半導体発光素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子 - Google Patents

窒化物系半導体発光素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子 Download PDF

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Abstract

【課題】特性および歩留りの低下を抑制することが可能な窒化物系半導体発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】この窒化物系半導体発光素子の製造方法は、n型GaN基板11上に形成される窒化物系半導体素子層20の発光部分に対応するn型GaN基板11の領域11b以外の所定領域を所定の深さまで選択的に除去することにより、n型GaN基板11に溝部11aを形成する工程と、n型GaN基板11の領域11bおよび溝部11a上に、AlGaN層3を含む窒化物系半導体素子層20を形成する工程とを備えている。また、n型GaN基板11の表面は、(11−22)面を有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、窒化物系半導体発光素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子に関し、特に、窒化物系半導体基板上に窒化物系半導体層が形成された窒化物系半導体発光素子の製造方法および窒化物系半導体発光素子に関する。
従来、窒化物系半導体基板としてのGaN基板上に、窒化物系半導体層が形成された窒化物系半導体レーザ素子などの窒化物系半導体発光素子が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、平坦な表面を有するn型GaN基板上に、n型窒化物系半導体層、発光層およびp型窒化物系半導体層が順次成長されることによって形成された窒化物系半導体レーザ素子が開示されている。上記特許文献1に開示された従来の窒化物系半導体レーザ素子において、n型GaN基板上に形成されるn型窒化物系半導体層としてのn型クラッド層は、n型AlGaN層とアンドープGaN層とが交互に100層積層された構造を有する。
特開2000−58972号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の窒化物系半導体レーザ素子では、平坦な表面を有するn型GaN基板上にn型クラッド層を構成するn型AlGaN層を成長させる際に、n型AlGaN層に発生するクラックの量が増大するという不都合がある。具体的には、図20に示すように、平坦な表面を有するn型GaN基板101上にn型AlGaN層102を成長させた場合には、n型GaN基板101とn型AlGaN層102との間の格子定数差に起因してn型AlGaN層102に歪みが生じたときに、その歪みを緩和するのが困難になる。このため、平坦な表面を有するn型GaN基板101上にn型AlGaN層102を成長させた場合には、図21に示すように、n型AlGaN層102に、[11−20]方向(図22参照)と、[11−20]方向と等価な[1−210]方向および[−2110]方向(図22参照)とに延びるように発生するクラック103の量が増加する。なお、図22中のθは、120°である。
そして、上記特許文献1において、n型AlGaN層(n型窒化物系半導体層)に発生するクラックの量が増大する場合には、n型窒化物系半導体層上に順次形成される発光層およびp型窒化物系半導体層にも多数のクラックが発生するという不都合が生じる。これにより、上記特許文献1では、n型窒化物系半導体層、発光層およびp型窒化物系半導体層を含む窒化物系半導体素子層に多数のクラックが発生することに起因して、クラックにより窒化物系半導体素子層の発光部分に供給されないリーク電流が増大するとともに、クラックにより光導波が妨げられるという不都合がある。その結果、上記特許文献1では、窒化物系半導体レーザ素子の特性および歩留りが低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、特性および歩留りの低下を抑制することが可能な窒化物系半導体発光素子の製造方法を提供することである。
この発明のもう1つの目的は、特性および歩留りの低下を抑制することが可能な窒化物系半導体発光素子を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による窒化物系半導体発光素子の製造方法は、窒化物系半導体基板上に形成される窒化物系半導体層の発光部分に対応する窒化物系半導体基板の第1領域以外の第2領域の所定領域を所定の深さまで選択的に除去することにより、窒化物系半導体基板に溝部を形成する工程と、窒化物系半導体基板の第1領域および溝部上に、窒化物系半導体基板とは異なる組成を有する窒化物系半導体層を形成する工程とを備え、窒化物系半導体基板の表面は、(H、K、−H−K、L)面を有する(HとKは整数であり、HとKの少なくとも一方は0ではない。また、Lは0ではない整数である)。
この発明の第1の局面による窒化物系半導体発光素子の製造方法では、上記のように、発光部分に対応する窒化物系半導体基板の第1領域以外の第2領域の所定領域を所定の深さまで選択的に除去することにより、窒化物系半導体基板に溝部を形成することによって、溝部の側面が窒化物系半導体基板の表面に対して垂直な場合、および、溝部の開口幅が溝部の底面から開口端に向かって徐々に小さくなっている場合には、有機金属化学気相蒸着法(MOCVD)などを用いて窒化物系半導体基板上に窒化物系半導体層を形成する際に、窒化物系半導体層の構成材料が溝部の側面上に堆積されにくくなるので、溝部の側面上に形成される窒化物系半導体層の厚みを、第1領域上に形成される窒化物系半導体層の厚みよりも小さくすることができる。この場合、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差に起因して窒化物系半導体層に歪みが生じたとしても、その歪みが溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層の厚みが小さい部分に集中するので、第1領域での窒化物系半導体層に生じる歪みを小さくすることができる。
また、窒化物系半導体基板がGaN基板であり、窒化物系半導体層がAlGaN層であるとともに、溝部の開口幅が溝部の底面から開口端に向かって徐々に大きくなっている場合には、溝部の側面上に形成される窒化物系半導体層のAl組成比を、第1領域上に形成される窒化物系半導体層のAl組成比よりも低くすることができる。この理由は、MOCVD法などを用いて窒化物系半導体基板上に窒化物系半導体層を形成する際に、窒化物系半導体層の構成材料の一部であるGaがAlに比べて成膜表面を移動しやすいことにより、Gaが溝部の側面側へ移動しやすくなるためであると考えられる。このため、溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層(AlGaN層)のAl組成比が低い部分の格子定数が窒化物系半導体基板(GaN基板)の格子定数に近づくので、溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層のAl組成比が低い部分において、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差を小さくすることができる。この場合、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差に起因して窒化物系半導体層に歪みが生じたとしても、その歪みが溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層のAl組成比が低い部分において緩和されるので、第1領域での窒化物系半導体層に生じる歪みを小さくすることができる。
このように、第1の局面では、窒化物系半導体層に生じる歪みを小さくすることができるので、窒化物系半導体層に生じる歪みが大きいことに起因して、窒化物系半導体層に発生するクラックの量が増大するという不都合が発生するのを抑制することができる。したがって、クラックにより窒化物系半導体層の発光部分に供給されないリーク電流が増大するとともに、クラックにより光導波が妨げられるという不都合が発生するのを抑制することができる。その結果、窒化物系半導体発光素子の特性および歩留りの低下を抑制することができる。
また、一般的に、窒化物系半導体層に面内の歪みが印加されている場合には、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場が最大となり、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面以外の面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場は、(0001)面のときに発生するピエゾ電場より小さい。このように、窒化物系半導体基板の表面を(0001)面以外の面である(H、K、−H−K、L)面とすることによって、窒化物系半導体からなる発光層に発生するピエゾ電場を小さくすることができる。これにより、窒化物系半導体層の発光部分に発生するピエゾ電場を小さくすることができるので、発光効率を向上させることができる。また、窒化物系半導体基板の表面を(H、K、−H−K、L)面とすることによって、原子の配列上、表面に原子層レベルの段差を形成することができるので、結晶成長のモードが段差を起点として成長するステップフロー成長になりやすく、その結果、結晶性を向上させることができる。
上記構成において、好ましくは、窒化物系半導体基板は、GaN基板を含み、窒化物系半導体層は、AlとGaとNとを含有する層を含む。このように構成すれば、GaN基板と、GaN基板上に形成されたAlGaN層(AlとGaとNとを含有する層)を含む窒化物系半導体層とを備えた窒化物系半導体発光素子において、GaN基板とAlGaN層との間の格子定数差に起因して、窒化物系半導体層に発生するクラックの量が増大するという不都合が発生するのを容易に抑制することができる。
上記窒化物系半導体基板がGaN基板を含むとともに、窒化物系半導体層がAlとGaとNとを含有する層を含む構成において、好ましくは、窒化物系半導体基板上に窒化物系半導体層を形成する工程は、窒化物系半導体基板の第1領域の上面上、溝部の底面および側面上に窒化物系半導体層を形成する工程を含み、溝部の側面上に形成される窒化物系半導体層のAl組成比は、第1領域の上面上に形成される窒化物系半導体層のAl組成比よりも低い。このように構成すれば、溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層(AlGaN層)のAl組成比が低い部分の格子定数が窒化物系半導体基板(GaN基板)の格子定数に近づくので、溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層のAl組成比が低い部分において、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差を小さくすることができる。これにより、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差に起因して窒化物系半導体層に歪みが生じたとしても、容易に、溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層のAl組成比が低い部分において歪みを緩和することができる。
上記構成において、好ましくは、窒化物系半導体基板に溝部を形成する工程は、[K、−H、H−K、0]方向に沿って延びるように溝部を形成する工程を含む。このように構成すれば、クラックが発生し易い[0001]方向と交差する方向へのクラックの伝搬を効果的に抑制することができる。
上記構成において、好ましくは、窒化物系半導体基板上に窒化物系半導体層を形成する工程は、窒化物系半導体基板の第1領域の上面上、溝部の底面および側面上に窒化物系半導体層を形成する工程を含み、溝部の側面上に形成される窒化物系半導体層の厚みは、第1領域の上面上に形成される窒化物系半導体層の厚みよりも小さい。このように構成すれば、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差に起因して窒化物系半導体層に歪みが生じたとしても、溝部の側面上に位置する窒化物系半導体層の厚みが小さい部分に歪みが集中するので、容易に、第1領域での窒化物系半導体層の歪みを緩和することができる。
上記構成において、窒化物系半導体基板に溝部を形成する工程は、窒化物系半導体基板に、第1領域を囲むように、第1の方向および第1の方向と交差する第2の方向に延びる細長状の溝部を格子状に形成する工程を含んでいてもよい。このように構成すれば、第1の方向と交差する方向に延びるように発生するクラックが、少なくとも第1の方向に延びる溝部に対応する領域を横切って伝播するのを抑制することができるとともに、第2の方向と交差する方向に延びるように発生するクラックが、少なくとも第2の方向に延びる溝部に対応する領域を横切って伝播するのを抑制することができる。これにより、第1の方向および第2の方向の両方に延びるように発生するクラックを溝部で分断することができるので、クラックの量が増大するのをより有効に抑制することができる。
上記構成において、好ましくは、窒化物系半導体基板の(H、K、−H−K、L)面は、(11−22)面である。このように構成すれば、表面に原子層レベルの段差が少ない(0001)面、(11−20)面および(1−100)面上の成長と比較して、結晶成長のモードが段差を起点として成長するステップフロー成長に、よりなりやすくすることができるので、結晶性をより向上させることができる。
上記構成において、窒化物系半導体層を、窒化物系半導体基板の第1領域および第2領域に形成された窒化物系半導体基板とは異なる組成の窒化物系半導体からなる層と、少なくとも第1領域上に形成された窒化物系半導体からなる発光層とを含むように構成してもよい。
この発明の第2の局面による窒化物系半導体発光素子は、発光部分に対応する第1領域と、所定の高さを有する段差部を介して第1領域に隣接するように配置された第2領域とを含む窒化物系半導体基板と、窒化物系半導体基板の第1領域の上面および段差部の側面上に形成されるとともに、窒化物系半導体基板とは異なる組成を有する窒化物系半導体層とを備えている。そして、段差部の側面上に形成される窒化物系半導体層の厚みは、第1領域の上面上に形成される窒化物系半導体層の厚みよりも小さく、窒化物系半導体基板の表面は、(H、K、−H−K、L)面を有する(HとKは整数であり、HとKの少なくとも一方は0ではない。また、Lは0ではない整数である)。
この発明の第2の局面による窒化物系半導体発光素子では、上記のように、窒化物系半導体基板の段差部の側面上に形成される窒化物系半導体層の厚みを、発光部分に対応する窒化物系半導体基板の第1領域の上面上に形成される窒化物系半導体層の厚みよりも小さくすることによって、MOCVD法などを用いて窒化物系半導体基板上に窒化物系半導体層を形成する際に、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差に起因して窒化物系半導体層に歪みが生じたとしても、段差部の側面上に位置する窒化物系半導体層の厚みが小さい部分に歪みが集中するので、第1領域での窒化物系半導体層に生じる歪みを小さくすることができる。これにより、窒化物系半導体層に生じる歪みが大きいことに起因して、窒化物系半導体層に発生するクラックの量が増大するという不都合が発生するのを抑制することができる。したがって、クラックにより窒化物系半導体層の発光部分に供給されないリーク電流が増大するとともに、クラックにより光導波が妨げられるという不都合が発生するのを抑制することができる。その結果、窒化物系半導体発光素子の特性および歩留りの低下を抑制することができる。
また、一般的に、窒化物系半導体層に面内の歪みが印加されている場合には、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場が最大となり、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面以外の面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場は、(0001)面のときに発生するピエゾ電場より小さい。このように、窒化物系半導体基板の表面を(0001)面以外の面である(H、K、−H−K、L)面とすることによって、窒化物系半導体からなる発光層に発生するピエゾ電場を小さくすることができる。これにより、窒化物系半導体層の発光部分に発生するピエゾ電場を小さくすることができるので、発光効率を向上させることができる。また、窒化物系半導体基板の表面を(H、K、−H−K、L)面とすることによって、原子の配列上、表面に原子層レベルの段差を形成することができるので、結晶成長のモードが段差を起点として成長するステップフロー成長になりやすく、その結果、結晶性を向上させることができる。
上記構成において、窒化物系半導体層を、窒化物系半導体基板の第1領域および第2領域に形成された窒化物系半導体基板とは異なる組成の窒化物系半導体からなる層と、少なくとも第1領域上に形成された窒化物系半導体からなる発光層とを含むように構成してもよい。
この発明の第3の局面による窒化物系半導体発光素子は、発光部分に対応する第1領域と、所定の高さを有する段差部を介して第1領域に隣接するように配置された第2領域とを含む窒化物系半導体基板と、窒化物系半導体基板の第1領域の上面および段差部の側面上に形成されるとともに、窒化物系半導体基板とは異なる組成を有するとともに、AlとGaとNとを含有する窒化物系半導体層とを備えている。そして、段差部の側面上に形成される窒化物系半導体層のAl組成比は、第1領域の上面上に形成される窒化物系半導体層のAl組成比よりも低く、窒化物系半導体基板の表面は、(H、K、−H−K、L)面を有する(HとKは整数であり、HとKの少なくとも一方は0ではない。また、Lは0ではない整数である)。
この発明の第3の局面による窒化物系半導体発光素子では、上記のように、窒化物系半導体基板の段差部の側面上に形成されるAlとGaとNとを含有する窒化物系半導体層のAl組成比を、発光部分に対応する窒化物系半導体基板の第1領域の上面上に形成される窒化物系半導体層のAl組成比よりも低くすることによって、MOCVD法などを用いて窒化物系半導体基板上に窒化物系半導体層を形成する際に、段差部の側面上に位置するAlとGaとNとを含有する窒化物系半導体層のAl組成比が低い部分の格子定数が、AlとGaとNとを含有する窒化物系半導体層とは異なる組成を有する窒化物系半導体基板の格子定数に近づくので、段差部の側面上に位置する窒化物系半導体層のAl組成比が低い部分において、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差を小さくすることができる。このため、窒化物系半導体基板と窒化物系半導体層との間の格子定数差に起因して窒化物系半導体層に歪みが生じたとしても、段差部の側面上に位置する窒化物系半導体層のAl組成比が低い部分において歪みを緩和することができるので、窒化物系半導体層に生じる歪みを小さくすることができる。これにより、窒化物系半導体層に生じる歪みが大きいことに起因して、窒化物系半導体層に発生するクラックの量が増大するという不都合が発生するのを抑制することができる。したがって、クラックにより窒化物系半導体層の発光部分に供給されないリーク電流が増大するとともに、クラックにより光導波が妨げられるという不都合が発生するのを抑制することができる。その結果、窒化物系半導体発光素子の特性および歩留りの低下を抑制することができる。
また、一般的に、窒化物系半導体層に面内の歪みが印加されている場合には、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場が最大となり、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面以外の面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場は、(0001)面のときに発生するピエゾ電場より小さい。このように、窒化物系半導体基板の表面を(0001)面以外の面である(H、K、−H−K、L)面とすることによって、窒化物系半導体からなる発光層に発生するピエゾ電場を小さくすることができる。これにより、窒化物系半導体層の発光部分に発生するピエゾ電場を小さくすることができるので、発光効率を向上させることができる。また、窒化物系半導体基板の表面を(H、K、−H−K、L)面とすることによって、原子の配列上、表面に原子層レベルの段差を形成することができるので、結晶成長のモードが段差を起点として成長するステップフロー成長になりやすく、その結果、結晶性を向上させることができる。
この場合、好ましくは、段差部は、[K、−H、H−K、0]方向に沿って延びるように形成されている。このように構成すれば、クラックが発生し易い[0001]方向と交差する方向へのクラックの伝搬を効果的に抑制することができる。
上記構成において、窒化物系半導体層を、窒化物系半導体基板の第1領域および第2領域に形成されたAlとGaとを含有する窒化物系半導体からなる層と、少なくとも第1領域上に形成された窒化物系半導体からなる発光層とを含むように構成してもよい。
上記第2および第3の局面の構成において、好ましくは、窒化物系半導体基板の(H、K、−H−K、L)面は、(11−22)面である。このように構成すれば、表面に原子層レベルの段差が少ない(0001)面、(11−20)面および(1−100)面上の成長と比較して、結晶成長のモードが段差を起点として成長するステップフロー成長に、よりなりやすくすることができるので、結晶性をより向上させることができる。
図1は、本発明の概念を説明するための断面図である。まず、図1を参照して、本発明の具体的な実施形態を説明する前に本発明の概念について説明する。ここでは、本発明を窒化物系半導体発光素子の一例である窒化物系半導体レーザ素子に適用する場合について説明する。なお、本発明は、半導体レーザ素子に限定されるものではなく、発光ダイオードなどの他の半導体発光素子にも適用可能である。
本発明を半導体レーザ素子に適用する場合、半導体レーザ素子には、図1に示すように、窒化物系半導体基板1と、窒化物系半導体層2と、活性層3と、窒化物系半導体層4と、一方電極5と、他方電極6とが設けられる。窒化物系半導体層4の表面側には、リッジ部(発光領域)7が形成されている。
窒化物系半導体基板1は、ウルツ鉱構造を有する窒化物系半導体からなる。ウルツ鉱構造を有する窒化物系半導体基板は、GaN、AlN、InN、BN、TlN、または、これらの混晶からなる。また、窒化物系半導体基板1は、n型の導電性を有するものでもよいし、p型の導電性を有するものでもよい。なお、窒化物系半導体基板1が導電性を有しない場合は、窒化物系半導体層2の一部を露出させて窒化物系半導体層2に他方電極を形成してもよい。
ここで、窒化物系半導体基板1は、{11−22}面、{11−24}面、{1−101}面、{1−102}面および{1−103}面などの(H、K、−H−K、L)面を有する基板である。なお、HおよびKは、少なくともいずれか一方が0ではない整数であり、Lは0ではない整数である。また、発光部分に対応する窒化物系半導体基板1の第1領域以外の第2領域の所定領域を所定の深さまで選択的に除去することにより、窒化物系半導体基板1に段差部が形成されている。
また、窒化物系半導体層2、活性層3および窒化物系半導体層4は、GaN、AlN、InN、BN、TlNなどの窒化物系半導体、または、これらの混晶からなっていてもよい。また、窒化物系半導体基板1が導電性を有する場合、窒化物系半導体層2は、窒化物系半導体基板1と同じ導電性を有してもよい。また、窒化物系半導体層4は、窒化物系半導体層2と異なる導電性を有する。
ここで、窒化物系半導体層2、活性層3および窒化物系半導体層4のうちの少なくとも1層は、窒化物系半導体基板1と異なる組成を有する窒化物系半導体層を含んでいる。特に、窒化物系半導体層2および4のうちの少なくとも1層が、AlとGaとNとを含有する層を含み、窒化物系半導体基板1が、GaN基板を含んでいる場合に、クラックが発生するのを抑制する効果が大きくなる。
また、活性層3は、単層、単一量子井戸構造または多重量子井戸(MQW)構造からなる。なお、活性層3を、量子井戸構造に形成する場合、井戸層の材料として特にGaInNを用いることができる。
また、窒化物系半導体層2は、活性層3よりもバンドギャップの大きいクラッド層などからなる。窒化物系半導体層2と活性層3との間に、窒化物系半導体層2および活性層3の間のバンドギャップを有する光ガイド層を設けてもよい。また、窒化物系半導体基板1と窒化物系半導体層2との間に、バッファ層を設けてもよい。また、窒化物系半導体層4は、活性層3よりもバンドギャップの大きいクラッド層などからなる。窒化物系半導体層4と活性層3との間に、窒化物系半導体層4および活性層3の間のバンドギャップを有する光ガイド層を設けてもよい。また、活性層3とは反対側の窒化物系半導体層4上に、コンタクト層を設けてもよい。この場合、コンタクト層は、窒化物系半導体層4よりもバンドギャップが小さいことが好ましい。
また、窒化物系半導体層2および4をクラッド層により形成する場合には、クラッド層からなる窒化物系半導体層2および4の材料として、特にAlGaNを用いることができる。この場合、窒化物系半導体基板1として、たとえば、GaN基板を用いると、窒化物系半導体基板1上に形成する窒化物系半導体層2または4は、窒化物系半導体基板1よりも格子定数が小さいので、窒化物系半導体基板1上に形成する窒化物系半導体層2または4にクラックが発生する場合がある。このとき、窒化物系半導体基板1に溝を形成することにより、窒化物系半導体基板1上に形成する窒化物系半導体層2または4にクラックが発生するのを抑制する効果が大きくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図2〜図12は、本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための平面図および断面図である。図13は、本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを用いて形成された窒化物系半導体レーザ素子の構造を示した断面図である。図2〜図13および図22を参照して、以下に第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスについて説明する。
第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスでは、図2および図3に示すように、まず、(11−22)面の表面を有するとともに、低い転位密度を有するn型GaN基板11を準備する。なお、n型GaN基板11は、本発明の「窒化物系半導体基板」の一例である。そして、プラズマCVD法などを用いて、n型GaN基板11上の所定領域に、約0.5μmの厚みを有するSiO膜からなるストライプ状(細長状)のマスク層25を形成する。具体的には、マスク層25が、[1−100]方向に延びるように形成する。また、隣接するマスク層25間の距離W1を、約90μmに設定するとともに、マスク層25の幅W2を、約200μmに設定する。なお、本明細書において、各層の厚みは、平坦部分の厚みである。
次に、図4および図5に示すように、Clガスによる反応性イオンエッチング(RIE)法を用いて、マスク層25をエッチングマスクとして、n型GaN基板11の上面から約3μmの深さまでをエッチングする。なお、この場合のエッチング選択比(マスク層25/n型GaN基板11)は、1:10である。また、エッチング条件としては、エッチング圧力:約3.325kPa、プラズマパワー:約200W、エッチング速度:約140nm/sec〜約150nm/secである。これにより、n型GaN基板11に、約90μmの幅(開口端の幅)W1と、約3μmの深さD1(図5参照)とを有するとともに、[1−100]方向に延びるストライプ状(細長状)の溝部11aが形成される。なお、エッチングマスクとしてSiO膜からなるマスク層25を用いるとともに、上記したエッチング条件でn型GaN基板11をエッチングした場合、溝部11aの断面形状は、メサ形状となる。すなわち、溝部11aの開口幅が、溝部11aの底面から開口端に向かって徐々に大きくなる。具体的には、溝部11aの底面と側面とがなす角度αが、約45°となる。そして、n型GaN基板11において、溝部11aに挟まれた約200μmの幅W2を有する領域11bは、後述する窒化物系半導体素子層20の発光部分に対応する領域となる。なお、n型GaN基板11の領域11bは、本発明の「第1領域」の一例であり、n型GaN基板11の溝部11aが形成された領域は、本発明の「第2領域」の一例である。この後、マスク層25を除去する。
次に、図6および図7に示すように、MOCVD法を用いて、n型GaN基板11の領域11bの上面上、溝部11aの底面および側面上に、バッファ層12を介して、窒化物系半導体素子層20を構成する窒化物系半導体各層(13〜19)を順次形成する。
具体的には、図7に示すように、基板温度が約1160℃付近にまで達した時点で、Ga原料であるトリメチルガリウム(TMGa)ガス(約66μmol/min)およびAl原料であるトリメチルアルミニウム(TMAl)ガス(約0.26μmol/min)を、キャリアガスとしてのHガスを用いて反応炉内に供給することによって、n型GaN基板11上に、約0.8μmの厚みを有するアンドープAl0.01Ga0.99Nからなるバッファ層12を約1.1μm/hの速度で成長させる。この後、TMGaガス(約90μmol/min)およびTMAlガス(約2.4μmol/min)と、n型不純物としてのGe原料であるGeH(モノゲルマン)ガス(約0.24μmol/min)とを、キャリアガスとしてのHガスを用いて反応炉内に供給することによって、バッファ層12上に、約1.8μmの厚みを有するGeがドープされたn型Al0.07Ga0.93Nからなるn型クラッド層13を約1.1μm/hの速度で成長させる。なお、n型クラッド層13は、本発明の「窒化物系半導体層」の一例である。
さらに、TMGaガス(約48μmol/min)およびTMAlガス(約4.7μmol/min)を、キャリアガスとしてのHガスを用いて反応炉内に供給することによって、n型クラッド層13上に、約20nmの厚みを有するアンドープAl0.2Ga0.8Nからなるn側キャリアブロック層14を約1μm/hの速度で成長させる。
次に、基板温度を約1160℃から約850℃に下げる。そして、Ga原料であるトリエチルガリウム(TEGa)ガスおよびIn原料であるトリメチルインジウム(TMIn)ガスを、キャリアガスとしてのNガスを用いて反応炉内に供給することによって、n側キャリアブロック層14上に、約20nmの厚みを有するアンドープIn0.02Ga0.93Nからなる4つの量子障壁層(図示せず)と、約3.5nmの厚みを有するアンドープIn0.15Ga0.85Nからなる3つの量子井戸層(図示せず)とを交互に約0.25μm/hの速度で成長させる。これにより、4つの量子障壁層と3つの量子井戸層とが交互に積層されたMQW構造を有するMQW活性層15が形成される。続けて、MQW活性層15上に、約0.1μmの厚みを有するアンドープIn0.01Ga0.99Nからなるp側光ガイド層16を成長させる。この後、TMGaガス(約103μmol/min)およびTMAlガス(約400μmol/min)を、キャリアガスとしてのNガスを用いて反応炉内に供給することによって、p側光ガイド層16上に、約20nmの厚みを有するアンドープAl0.2Ga0.8Nからなるp側キャリアブロック層17を約1.2μm/hの速度で成長させる。
次に、基板温度を約850℃から約1160℃に加熱する。そして、TMGaガス(約54μmol/min)およびTMAlガス(約1.7μmol/min)と、p型不純物としてのMg原料であるMg(C(シクロペンタジエニルマグネシウム)ガス(約0.038μmol/min)とを、キャリアガスとしてのNガスを用いて反応炉内に供給することによって、p側キャリアブロック層17上に、約0.45μmの厚みを有するMgがドープされたp型Al0.07Ga0.93Nからなるp型クラッド層18を約1.1μm/hの速度で成長させる。なお、ドーパントガスの種類と供給量に依存して、AlGaNのAl組成と成長速度が変化するので、同じAl組成を有するn型クラッド層13とp型クラッド層18とを同じ成長速度で成長するように、TMGaガスとTMAlガスとの供給流量を調整している。この後、基板温度を約1160℃から約850℃に下げる。そして、TEGaガスおよびTMInガスを、キャリアガスとしてのNガスを用いて反応炉内に供給することによって、p型クラッド層18上に、約3nmの厚みを有するアンドープIn0.07Ga0.93Nからなるp側コンタクト層19を約0.25μm/hの速度で成長させる。これにより、n型GaN基板11の領域11bの上面上、溝部11aの底面および側面上に、バッファ層12を介して、窒化物系半導体各層(13〜19)により構成される窒化物系半導体素子層20が形成される。
この際、第1実施形態では、n型クラッド層13には、AlGaN層が用いられており、このAlGaN層とn型GaN基板との格子定数差は基板の結晶軸の方向によって異なっている。たとえば、Al0.07Ga0.93NおよびGaNのa軸方向の格子定数は、各々約0.3184nmおよび約0.3189nmであり、その比は、0.9984である。一方、Al0.07Ga0.93NおよびGaNのc軸方向の格子定数は、各々約0.5172nmおよび0.5186nmであり、その比は、0.9973である。このようにAl0.07Ga0.93NとGaNとの格子定数比は、a軸方向で0.9984、c軸方向で0.9973であり、c軸方向の方が1からのずれが大きい。(11−22)面を有するGaN基板を用いた第1実施形態では、面内の方向は、[1−100]方向と、[1−100]方向および[11−22]方向に垂直な方向(ここではy方向と表す)とを含んでいる。[1−100]方向のAlGaNとGaNとの格子定数比は、a軸方向のAlGaNとGaNとの格子定数比に等しい。一方、y方向はa軸方向とc軸方向との成分を有するため、y方向のAlGaNとGaNとの格子定数比は、a軸方向とc軸方向とのAlGaNとGaNとの格子定数比の中間の値となり、a軸方向のAlGaNとGaNとの格子定数比より大きい。したがって、面内の軸方向がa軸だけの(0001)面を有するGaN基板を用いた場合に比べ、(11−22)面を有するn型GaN基板11を用いた第1実施形態の方が、AlGaN層に加わる歪みや応力が大きくなる。このため、第1実施形態に係る窒化物系半導体レーザ素子では、AlGaN層にクラック29a〜29c(図6参照)が発生しやすく、その結果、窒化物系半導体素子層20にクラック29a〜29cが発生し易い。
そこで、第1実施形態にあっては、n型GaN基板11に設ける溝部11aを[1−100]方向に延びるように設けている。
すなわち、[1−100]方向はm軸方向に相当し、結晶構造的にm軸方向の歪みあるいは応力の大きさは、a軸方向の歪みあるいは応力の大きさと略等しい。したがって、(11−22)面を有する基板を用いた場合にあっては、[1−100]m軸方向よりもy方向の方が歪みあるいは応力が大きいため、[1−100]方向と交差する方向よりも、y方向と交差する方向にクラック29a〜29c(図6参照)が発生し易い。これにより、第1実施形態のようにy方向と交差する[1−100]軸方向に沿って溝部11aを設けることにより、y方向と交差する方向に発生するクラック29a〜29cの伝搬を効果的に抑制することが可能である。
また、第1実施形態では、溝部11aの断面形状がメサ形状であることにより、n型GaN基板11上にバッファ層12を介してn型Al0.07Ga0.93Nからなるn型クラッド層13を形成する際に、n型クラッド層13の構成材料の一部であるGaが溝部11aの傾斜した側面側へ移動しやすくなると考えられる。このため、溝部11aの側面上に形成されるAlGaN層のAl組成比が、n型GaN基板11の領域11b上に形成されるAlGaN層のAl組成比よりも低くなる。具体的には、AlGaN層としてAl組成比が約7%の層を形成する場合、n型GaN基板11の領域11b上に形成されるGeがドープされたn型AlGaN層からなるn型クラッド層13のAl組成比が約7%であるのに対して、溝部11aの側面上に形成されるAlGaN層のAl組成比が約1.7%〜約2.6%となる。また、AlGaN層としてAl組成比が約7%の層を形成する場合、n型GaN基板11の領域11b上に形成されるMgがドープされたp型AlGaN層からなるp型クラッド層18のAl組成比が約7%であるのに対して、溝部11aの側面上に形成されるAlGaN層のAl組成比が約3.9%〜約4.3%となる。この場合、溝部11aの側面上に位置するAlGaN層のAl組成比が低い部分の格子定数がn型GaN基板11の格子定数に近づくので、溝部11aの側面上に位置するAlGaN層のAl組成比が低い部分において、n型GaN基板11とAlGaN層との間の格子定数差が小さくなる。このため、n型GaN基板11と、窒化物系半導体素子層20中のAlGaN層との間の格子定数差に起因してAlGaN層に歪みが生じたとしても、その歪みが溝部11aの側面上に位置するAlGaN層のAl組成比が低い部分において緩和されるので、AlGaN層に生じる歪みが小さくなる。これにより、AlGaN層に発生するクラック29a〜29cの量が増大するのが抑制されるとともに、AlGaN層を含む窒化物系半導体素子層20に発生するクラック29a〜29cの量が増大するのも抑制される。
この後、窒化物系半導体素子層20が形成されたn型GaN基板11を反応炉内から取り出す。
次に、図8に示すように、プラズマCVD法を用いて、p側コンタクト層19上のn型GaN基板11の領域11bに対応する所定領域に、SiO膜からなるストライプ状(細長状)のマスク層28を形成する。具体的には、マスク層28が、[1−100]方向(図6参照)に延びるように形成する。また、マスク層28のy方向(図6参照)の幅を、約1.5μmに設定する。
次に、図9に示すように、ClガスによるRIE法を用いて、マスク層28をエッチングマスクとして、p側コンタクト層19およびp型クラッド層18の上面から約0.4μmの厚み分をエッチングする。これにより、p型クラッド層18の凸部とp側コンタクト層19とにより構成されるとともに、[1−100]方向(図6参照)に延びるストライプ状(細長状)のリッジ部21が形成される。また、リッジ部21は、約1.5μmのy方向(図6参照)の幅と、約0.402μmの突出高さとを有するように形成される。このリッジ部21は、電流通路になるとともに、このリッジ部21の下方が発光部分となる。また、p型クラッド層18の凸部以外の平坦部の厚みは、約0.05μmとなる。この後、マスク層28を除去する。
次に、図10に示すように、プラズマCVD法を用いて、全面上に、約0.2μmの厚みを有するSiO膜を形成した後、そのSiO膜のリッジ部21に対応する領域を除去することによって、リッジ部21に対応する領域に開口部22aを有する電流ブロック層22を形成する。
次に、図11に示すように、電子ビーム蒸着法を用いて、リッジ部21を構成するp側コンタクト層19上に、p側オーミック電極23を形成する。このp側オーミック電極23を形成する際には、下層から上層に向かって、約1nmの厚みを有するPt層と、約10nmの厚みを有するPd層とを順次形成する。この後、電子ビーム蒸着法を用いて、電流ブロック層22上に、p側オーミック電極23の上面に接触するように、p側パッド電極24を形成する。このp側パッド電極24を形成する際には、下層から上層に向かって、約30nmの厚みを有するTi層と、約150nmの厚みを有するPd層と、約3μmの厚みを有するAu層とを順次形成する。
次に、図12に示すように、n型GaN基板11の裏面を、後述する劈開工程において劈開しやすい厚みになるまで研磨する。この後、電子ビーム蒸着法を用いて、n型GaN基板11の裏面上の所定領域に、n側オーミック電極25と、約300nmの厚みを有するAu層からなるn側パッド電極26とを順次形成する。なお、n側オーミック電極25を形成する際には、n型GaN基板11の裏面側から順に、約6nmの厚みを有するAl層と、約10nmの厚みを有するPd層とを形成する。
最後に、図12に示した構造体において、y方向(図6参照)にn型GaN基板11の溝部11aの中心に沿って素子分離するとともに、[1−100]方向(図6参照)に素子を各チップに劈開することによって、図13に示すような第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子が形成される。
なお、図13に示すように、第1実施形態の製造プロセスにより形成された窒化物系半導体レーザ素子において、n型GaN基板11の溝部11a(図12参照)は、上記した素子分離工程により傾斜した側面を有する段差部11cとなる。
第1実施形態では、上記のように、n型GaN基板11の溝部11aの開口幅が溝部11aの底面から開口端に向かって徐々に大きく形成することによって、溝部11aの側面上に形成されるn型クラッド層13のAl組成比を、領域11b上に形成されるn型クラッド層13のAl組成比よりも低くすることができる。この理由は、MOCVD法などを用いてn型GaN基板11上にn型クラッド層13を形成する際に、n型クラッド層13の構成材料の一部であるGaがAlに比べて成膜表面を移動しやすいことにより、Gaが溝部11aの側面側へ移動しやすくなるためであると考えられる。このため、溝部11aの側面上に位置するn型クラッド層13のAl組成比が低い部分の格子定数がn型GaN基板11の格子定数に近づくので、溝部11aの側面上に位置するn型クラッド層13のAl組成比が低い部分において、n型GaN基板11とn型クラッド層13との間の格子定数差を小さくすることができる。この場合、n型GaN基板11とn型クラッド層13との間の格子定数差に起因してn型クラッド層13に歪みが生じたとしても、その歪みが溝部11aの側面上に位置するn型クラッド層13のAl組成比が低い部分において緩和されるので、領域11bでのn型クラッド層13に生じる歪みを小さくすることができる。
また、第1実施形態では、n型GaN基板11の表面は、(H、K、−H−K、L)面である(11−22)面を有する。一般的に、窒化物系半導体層に面内の歪みが印加されている場合には、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場が最大となり、窒化物系半導体基板の表面が(0001)面以外の面のときに窒化物系半導体層に発生するピエゾ電場は、(0001)面のときに発生するピエゾ電場より小さい。このように、窒化物系半導体基板の表面を(0001)面以外の面である(11−22)面とすることによって、MQW活性層15に発生するピエゾ電場を小さくすることができる。これにより、窒化物系半導体素子層20の発光部分に発生するピエゾ電場を小さくすることができるので、発光効率を向上させることができる。
また、第1実施形態では、n型GaN基板11の表面を(11−22)面とすることによって、原子の配列上、表面に原子層レベルの段差を形成することができるので、表面に原子層レベルの段差が少ない(0001)面、(11−20)面および(1−100)面上の成長と比較して、結晶成長のモードが段差を起点として成長するステップフロー成長になりやすく、結晶性を向上させることができる。
(第2実施形態)
図14は、本発明の第2実施形態に係る窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための平面図であり、図15は、図14における400−400線に沿った断面図である。第2実施形態に係る窒化物系半導体レーザ素子が第1実施形態に係る半導体レーザ素子と異なる点は、溝部の方向が異なる点である。以下、図14および図15を参照して、本発明の第2実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスについて説明する。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様のプロセスを用いて、n型GaN基板31に、約90μmの幅(開口端の幅)W11と、約3μmの深さとを有するとともに、メサ形状の断面形状を有するストライプ状(細長状)の溝部31aを形成する。ただし、第2実施形態においては、溝部31aを、上記第1実施形態のy方向に延びるように形成する。このとき、溝部31aが形成された領域に挟まれた[1−100]方向の幅W12を有する領域31bが形成される。なお、n型GaN基板31は、本発明の「窒化物系半導体基板」の一例であり、溝部31aが形成された領域は、本発明の「第2領域」の一例である。また、領域31bは、本発明の「第1領域」の一例である。
そして、n型GaN基板31上に、上記第1実施形態と同様のプロセスを用いて、窒化物系半導体素子層40を形成する。この窒化物系半導体素子層40は、上記第1実施形態と同様に、n型GaN基板31側からn型クラッド層13、MQW活性層15およびp型クラッド層18を有するように形成する。
なお、第2実施形態のその他の製造プロセスは、上記第1実施形態の製造プロセスと同様である。
第2実施形態では、上記のように、n型GaN基板31上にバッファ層12を介して窒化物系半導体素子層を形成する際に、溝部31aの側面上に形成されるn型Al0.07Ga0.93Nからなるn型クラッド層13の厚み(T1=1.1μm)が、n型GaN基板1の領域31b上に形成されるn型クラッド層13の厚み(T2=1.8μm)よりも小さくなる。このため、約0,3189μmの格子定数を有するn型GaN基板31と、約0.3184μmの格子定数を有するn型Al0.07Ga0.93Nからなるn型クラッド層13との間の格子定数差に起因してn型クラッド層13に歪みが生じたとしても、その歪みが溝部31aの側面上に位置するn型クラッド層13の厚みが小さい部分に集中するので、n型GaN基板31の領域31b上に位置するn型クラッド層13に生じる歪みを緩和することができる。これにより、n型クラッド層13に生じる歪みが大きいことに起因して、n型クラッド層13に発生するクラックの量が増大するという不都合が発生するのを抑制することができる。したがって、n型クラッド層13を含む窒化物系半導体素子層40に発生するクラックの量が増大するのも抑制することができるので、クラックにより窒化物系半導体素子層40の発光部分に供給されないリーク電流が増大するとともに、クラックにより光導波が妨げられるという不都合が発生するのを抑制することができる。その結果、窒化物系半導体レーザ素子の特性および歩留りの低下を抑制することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、n型GaN基板を用いたが、本発明はこれに限らず、p型窒化物系半導体基板を用いるとともに、p型窒化物系半導体基板上に、p型窒化物系半導体層、活性層およびn型窒化物系半導体層を順次形成するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、GaN基板を用いたが、本発明はこれに限らず、GaN基板以外の窒化物系半導体基板を用いてもよい。GaN基板以外の窒化物系半導体基板としては、たとえば、AlGaN、AlN、AlGaInNまたはAlGaInBNからなる窒化物系半導体基板がある。
また、上記第1および第2実施形態では、n型GaN基板に、底面を有する溝部を形成するようにしたが、本発明はこれに限らず、n型GaN基板に、底面を有しない溝部を形成してもよい。たとえば、図16に示した第1変形例のように、n型GaN基板51に、断面形状がV字状の溝部51aを形成してもよい。なお、n型GaN基板51は、本発明の「窒化物系半導体基板」の一例である。このように構成すれば、上記第1実施形態と同様、MOCVD法などを用いてn型GaN基板51上にAlGaN層を形成する際に、AlGaN層の構成材料であるGaがV字状の断面形状を有する溝部51aの内面側へ移動しやすくなると考えられる。これにより、容易に、溝部51aの内面上に形成されるAlGaN層のAl組成比を、溝部51a以外の領域上に形成されるAlGaN層のAl組成比よりも低くすることができる。また、n型GaN基板51の溝部51aが形成された領域以外の領域51bは、窒化物系半導体素子層のリッジ部の下方に位置する発光部分に対応する領域となる。なお、n型GaN基板51の領域51bは、本発明の「第1領域」の一例であり、n型GaN基板51の溝部51aが形成された領域は、本発明の「第2領域」の一例である。
また、上記第1および第2実施形態では、溝部の側面を傾斜するように形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、図17に示した第2変形例のように、n型GaN基板61の溝部61aの側面を垂直にしてもよいし、図18に示した第3変形例のように、n型GaN基板71の溝部71aの開口幅が溝部71aの底面から開口端に向かって徐々に小さくなるように形成してもよい。この場合、MOCVD法などを用いてn型GaN基板61または71上に窒化物系半導体層62または72を形成する際に、窒化物系半導体層62または72の構成材料が溝部61aまたは71aの側面上に堆積されにくくなるので、溝部61aまたは71aの側面上に形成される窒化物系半導体層62または72の厚みを、領域61bまたは71b上に形成される窒化物系半導体層62または72の厚みよりも小さくしやすい。これにより、n型GaN基板61または71と窒化物系半導体層62または72との間の格子定数差に起因して窒化物系半導体層62または72に歪みが生じたとしても、その歪みが溝部61aまたは71aの側面上に位置する窒化物系半導体層62または72の厚みが小さい部分に集中するので、領域61bまたは71bでの窒化物系半導体層62または72に生じる歪みを小さくすることができる。
また、上記第1および第2実施形態では、n型GaN基板の溝部を[1−100]方向またはy方向に延びるように形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、図19に示した第4変形例のように、n型GaN基板81に[1−100]方向に延びる溝部81aおよびy方向に延びる溝部81bを形成し、格子状に溝部81aおよび81bを形成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、窒化物系半導体各層の結晶成長を、MOCVD法を用いて行ったが、本発明はこれに限らず、ハライド気相成長法、および、TMAl、TMGa、TMIn、NH、ヒドラジン、SiH、GeHおよびMg(Cなどを原料ガスとして用いるガスソース分子線エピタキシー法などを用いて結晶成長を行ってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、(11−22)面の表面を有するGaN基板を用いたが、本発明はこれに限らず、(11−21)面、(11−23)面、(11−24)面、(11−25)面、(2−201)面、(1−101)面、(1−102)面、(1−103)面および(1−104)面などの面方位を有する窒化物系半導体基板を用いてもよいし、これらの面から約1.0°以下の範囲内でオフしている窒化物系半導体基板を用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、MQW構造の活性層を用いたが、本発明はこれに限らず、量子効果を有しない大きな厚みを有する単層または単一量子井戸構造の活性層であっても同様の効果を得ることができる。
また、上記第1および第2実施形態では、n型GaN基板に形成されるメサ形状の断面形状を有する溝部の底面と側面とがなす角度α(図5参照)を、約45°にしたが、本発明はこれに限らず、溝部の底面と側面とがなす角度αが、約15°以上であればよい。なお、溝部の側面の傾斜が緩やかな方が、溝部の側面上に形成される窒化物系半導体層(AlGaN層)のAl組成比を、溝部以外の領域上に形成される窒化物系半導体層(AlGaN層)のAl組成比に比べてより低くすることができる。
また、上記第1および第2実施形態では、溝の断面形状を[1−100]方向またはy方向に関してほぼ面対称になるように構成したが、非対称になるように構成しても良い。すなわち、図5において、溝部11aの底面と側面とがなす角度αを左右で異なる角度としてもよい。
また、上記第1および第2実施形態において、溝部の深さはAlGaNから構成されるn型層の厚みあるいはAlGaNから構成されるp型層の厚みより大きい値であることが好ましく、0.5μm〜30μmの範囲がより好ましい。
また、上記第1および第2実施形態において、溝部の幅はAlGaNから構成されるn型層の厚みあるいはAlGaNから構成されるp型層の厚みより大きい値であることが好ましく、5μm〜400μmの範囲がより好ましい。
また、上記第1および第2実施形態において、発光部分に対応する領域の幅は、10μm〜400μmの範囲が好ましい。
本発明の概念を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための平面図である。 図2の100−100線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための平面図である。 図4の200−200線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための平面図である。 図6の300−300線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを用いて形成された窒化物系半導体レーザ素子の構造を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための平面図である。 図14における400−400線に沿った断面図である。 第1および第2実施形態の第1変形例による窒化物系半導体レーザ素子のn型GaN基板を示した断面図である。 第1および第2実施形態の第2変形例による窒化物系半導体レーザ素子のn型GaN基板を示した断面図である。 第1および第2実施形態の第3変形例による窒化物系半導体レーザ素子のn型GaN基板を示した断面図である。 第1および第2実施形態の第4変形例による窒化物系半導体レーザ素子を示した平面図である。 平坦な表面を有するn型GaN基板上にn型AlGaN層を成長させたときの状態を示した断面図である。 図20に示したn型AlGaN層におけるクラックの発生状態を示した平面図である。 六方晶GaN基板の結晶方位を示した模式図である。
符号の説明
1、11、31、51、61、71、81 n型GaN基板(窒化物系半導体基板)
2、4 窒化物系半導体層
7、21 リッジ部
11a、31a、51a、61a、71a、81a、81b 溝部
11b、31b、51b、61b、71b 領域(第1領域)
13 n型クラッド層(窒化物系半導体層)
20、40、62、72 窒化物系半導体素子層

Claims (14)

  1. 窒化物系半導体基板上に形成される窒化物系半導体層の発光部分に対応する前記窒化物系半導体基板の第1領域以外の第2領域の所定領域を所定の深さまで選択的に除去することにより、前記窒化物系半導体基板に溝部を形成する工程と、
    前記窒化物系半導体基板の前記第1領域および前記溝部上に、前記窒化物系半導体基板とは異なる組成を有する前記窒化物系半導体層を形成する工程とを備え、
    前記窒化物系半導体基板の表面は、(H、K、−H−K、L)面を有する、窒化物系半導体発光素子の製造方法。(HとKは整数であり、HとKの少なくとも一方は0ではない。また、Lは0ではない整数である。)
  2. 前記窒化物系半導体基板は、GaN基板を含み、
    前記窒化物系半導体層は、AlとGaとNとを含有する層を含む、請求項1に記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  3. 前記窒化物系半導体基板上に前記窒化物系半導体層を形成する工程は、
    前記窒化物系半導体基板の前記第1領域の上面上、前記溝部の底面および側面上に前記窒化物系半導体層を形成する工程を含み、
    前記溝部の側面上に形成される前記窒化物系半導体層のAl組成比は、前記第1領域の上面上に形成される前記窒化物系半導体層のAl組成比よりも低い、請求項2に記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記窒化物系半導体基板に前記溝部を形成する工程は、
    [K、−H、H−K、0]方向に沿って延びるように前記溝部を形成する工程を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記窒化物系半導体基板上に前記窒化物系半導体層を形成する工程は、
    前記窒化物系半導体基板の前記第1領域の上面上、前記溝部の底面および側面上に前記窒化物系半導体層を形成する工程を含み、
    前記溝部の側面上に形成される前記窒化物系半導体層の厚みは、前記第1領域の上面上に形成される前記窒化物系半導体層の厚みよりも小さい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記窒化物系半導体基板に前記溝部を形成する工程は、
    前記窒化物系半導体基板に、前記第1領域を囲むように、第1の方向および前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる細長状の前記溝部を格子状に形成する工程を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  7. 前記窒化物系半導体基板の(H、K、−H−K、L)面は、(11−22)面である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  8. 前記窒化物系半導体層は、前記窒化物系半導体基板の前記第1領域および前記第2領域に形成された前記窒化物系半導体基板とは異なる組成の窒化物系半導体からなる層と、少なくとも前記第1領域上に形成された窒化物系半導体からなる発光層とを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の窒化物系半導体発光素子の製造方法。
  9. 発光部分に対応する第1領域と、所定の高さを有する段差部を介して前記第1領域に隣接するように配置された第2領域とを含む窒化物系半導体基板と、
    前記窒化物系半導体基板の前記第1領域の上面および前記段差部の側面上に形成されるとともに、前記窒化物系半導体基板とは異なる組成を有する窒化物系半導体層とを備え、
    前記段差部の側面上に形成される前記窒化物系半導体層の厚みは、前記第1領域の上面上に形成される前記窒化物系半導体層の厚みよりも小さく、
    前記窒化物系半導体基板の表面は、(H、K、−H−K、L)面を有する、窒化物系半導体発光素子。(HとKは整数であり、HとKの少なくとも一方は0ではない。また、Lは0ではない整数である。)
  10. 前記窒化物系半導体層は、前記窒化物系半導体基板の前記第1領域および前記第2領域に形成された前記窒化物系半導体基板とは異なる組成の窒化物系半導体からなる層と、少なくとも前記第1領域上に形成された窒化物系半導体からなる発光層とを含む、請求項9に記載の窒化物系半導体発光素子。
  11. 発光部分に対応する第1領域と、所定の高さを有する段差部を介して前記第1領域に隣接するように配置された第2領域とを含む窒化物系半導体基板と、
    前記窒化物系半導体基板の前記第1領域の上面および前記段差部の側面上に形成されるとともに、前記窒化物系半導体基板とは異なる組成を有するとともに、AlとGaとNとを含有する窒化物系半導体層とを備え、
    前記段差部の側面上に形成される前記窒化物系半導体層のAl組成比は、前記第1領域の上面上に形成される前記窒化物系半導体層のAl組成比よりも低く、
    前記窒化物系半導体基板の表面は、(H、K、−H−K、L)面を有する、窒化物系半導体発光素子。(HとKは整数であり、HとKの少なくとも一方は0ではない。また、Lは0ではない整数である。)
  12. 前記段差部は、[K、−H、H−K、0]方向に沿って延びるように形成されている、請求項11に記載の窒化物系半導体発光素子。
  13. 前記窒化物系半導体層は、前記窒化物系半導体基板の前記第1領域および前記第2領域に形成されたAlとGaとを含有する窒化物系半導体からなる層と、少なくとも前記第1領域上に形成された窒化物系半導体からなる発光層とを含む、請求項11または12に記載の窒化物系半導体発光素子。
  14. 前記窒化物系半導体基板の(H、K、−H−K、L)面は、(11−22)面である、請求項8〜13のいずれか1項に記載の窒化物系半導体発光素子。
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