JP2008057553A - ダンパ付プーリ - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化および径方向寸法の小型化を図ることができ、小型車等のエンジンに好適なダンパ付プーリを提供する。
【解決手段】ダンパ付プーリ10は、ダンパユニット20,プーリユニット30およびプーリ部32の内周面に嵌合するプレッシャーリング50を備える。これにより、プレッシャーリング50をプーリ部32に嵌合することでダンパユニット20とプーリユニット30とを一体化できる。ボス部に形成していた円筒部が不要となりダンパ付プーリ10の軽量化および径方向寸法の小型化が図れ、小型エンジンのクランクシャフト等への適用が容易になる。プレッシャーリング50の取付け位置を軸方向に調整できるため、ダンパ付プーリ10の組付け時において、ダンパユニット20のボス部22の端面を基準としてプーリユニット30のプーリ部32を軸方向の所定の位置に取付けることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンのクランクシャフト等の回転軸に取付けられ、回転軸のねじり振動を低減するダンパ付プーリに関する。
従来より、エンジンのクランクシャフトには、その端部にクランクシャフトのねじり振動を低減するダンパが装着されている。
また、オルタネータやコンプレッサ等の種々の補機類へクランクシャフトの駆動力を伝達するために、上記のダンパに、Vベルト等の無端ベルトが掛け渡されるV溝付のプーリを設けたものが知られている。
さらに、主としてエンジンのアイドリング回転時のように、低回転時におけるトルク変動によって発生するクランクシャフトの速度変動を遮断する機能とともに、クランクシャフトのねじり振動を低減する機能(前者をトルク変動遮断機能,後者を振動低減機能と言う)を有するダンパ付プーリが知られている。
このダンパ付プーリは、アイソレーション・ダンパプーリとも言われ、例えば、特許文献1に記載されるように、クランクシャフトに取付けられるダンパユニットと、このダンパユニットに組付けられ、無端ベルトが掛け渡されるプーリユニットとを有している。
国際公開第2005/005865号パンフレット(図1)
上述の特許文献1に記載されたダンパ付プーリは、回転軸に取付けられるボス部に対して、その軸方向に延びるようにして比較的肉厚の円筒部を一体に設けており、この円筒部にプレッシャーリングを所定荷重で押圧して嵌合させることにより、環状弾性体に所定の予備圧縮を付与しつつ、ダンパユニットとプーリユニットとを一体化するようにしている。
したがって、上述の特許文献1に記載されたダンパ付プーリによれば、プレッシャーリングが嵌合される円筒部を有するので、その分、ダンパ付プーリ全体の重量が嵩むばかりか、径方向寸法の小型化が困難となり、軽量化および径方向寸法の小型化を図ることができるダンパ付プーリの出現が望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、軽量化および径方向寸法の小型化を図ることができ、小型車等のエンジンに好適なダンパ付プーリを提供することにある。
本発明に係るダンパ付プーリは、回転軸に取付けられるダンパ付プーリであって、前記回転軸に取付けられる取付部と、前記取付部と一体に回転し、前記回転軸のねじり振動を低減するダンパ部とを有するダンパユニットと、前記ダンパ部の径方向外側に、前記ダンパ部と同軸状に配置される筒状のプーリ部と、前記プーリ部から径方向内側に延出して設けられ、前記ダンパ部の一端側を覆うカバー部とを有するプーリユニットと、一端側が前記カバー部に取付けられ、他端側が前記ダンパ部よりも径方向内側で前記ダンパユニットに取付けられる第1の弾性体と、径方向外側が前記プーリ部に取付けられ、径方向内側がスラストベアリングを介して前記ダンパユニットを前記カバー部側へ押圧し、前記第1の弾性体に軸方向の予備圧縮が付与された状態を維持する押圧部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係るダンパ付プーリは、前記押圧部材の前記プーリ部に対する取付け位置が軸方向に調整可能であることを特徴とする。
本発明に係るダンパ付プーリは、前記ダンパ部の外周面と前記プーリ部の内周面との間に、ジャーナルベアリングを備えることを特徴とする。
本発明に係るダンパ付プーリは、前記押圧部材は、径方向外側に筒部を有し、前記筒部が前記プーリ部の内周面に嵌合することを特徴とする。
本発明に係るダンパ付プーリは、前記第1の弾性体の他端側には、軸方向に突出する凸部を有する補強部材が固着され、前記凸部は、前記ダンパユニットに設けられる凹部に嵌合することを特徴とする。
本発明に係るダンパ付プーリは、前記ダンパ部は、前記取付部と一体に回転する筒状部と、前記筒状部と同軸状に配置されるイナーシャリングと、前記筒状部と前記イナーシャリングとの間に設けられる第2の弾性体とを有することを特徴とする。
本発明に係るダンパ付プーリは、前記ダンパ部は、前記取付部と一体に回転する環状ケーシングと、前記環状ケーシング内に収容されるイナーシャリングと、前記環状ケーシングと前記イナーシャリングとの隙間に封入される粘性流体とを有することを特徴とする。
本発明のダンパ付プーリによれば、取付部とダンパ部とを有するダンパユニットと、プーリ部とカバー部とを有するプーリユニットと、径方向外側がプーリ部に取付けられ、径方向内側がスラストベアリングを介してダンパユニットをカバー部側へ押圧し、第1の弾性体に軸方向の予備圧縮が付与された状態を維持する押圧部材とを備えるので、押圧部材をプーリ部に嵌合することによりダンパユニットとプーリユニットとを一体化することができる。したがって、押圧部材を嵌合するための円筒部が不要となり、ダンパ付プーリ全体の軽量化が図れるとともに、径方向寸法の小型化を図ることができる。
本発明のダンパ付プーリによれば、押圧部材のプーリ部に対する取付け位置が軸方向に調整可能であるため、ダンパ付プーリの組付け時において、ダンパユニットの取付部の端面を基準としてプーリユニットのプーリ部を軸方向の所定の位置に取付けることができる。
本発明のダンパ付プーリによれば、ダンパ部の外周面とプーリ部の内周面との間に、ジャーナルベアリングを備えるので、ダンパ部に対してプーリ部を略抵抗無く支持させることができる。したがって、トルク変動遮断機能と振動低減機能とを、それぞれ十分に発揮させることができる。
本発明のダンパ付プーリによれば、押圧部材は、径方向外側に筒部を有し、筒部がプーリ部の内周面に嵌合するようにしたので、プーリ部に対して軸心を一致させつつ、押圧部材を所定の強度を保持させた状態で固定することができる。
本発明のダンパ付プーリによれば、第1の弾性体の他端側には、軸方向に突出する凸部を有する補強部材が固着され、凸部は、ダンパユニットに設けられる凹部に嵌合するようにしたので、補強部材をダンパユニットの回転方向に対して相対回転不能とし、したがって、回転軸の回転力を第1の弾性体を介してプーリユニットに伝達することができる。
以下、本発明の第1実施の形態におけるダンパ付プーリについて、図面に基づき詳細に説明する。
図1(a),(b)は第1実施の形態におけるダンパ付プーリの図2中A矢視図および図2中B矢視図を、図2は図1(a)のダンパ付プーリのA−A線に沿う断面図を、図3は図2のダンパ付プーリの組付け手順を説明する組付け説明図をそれぞれ表している。
ダンパ付プーリ10は、図2中破線に示す回転軸としてのクランクシャフトCSに取付けられるダンパユニット20と、このダンパユニット20に組付けられるとともに図示しないVベルト等の無端ベルトが掛け渡されるプーリユニット30とを備えている。
ダンパユニット20はハブ21を有しており、このハブ21は、エンジン(図示せず)のシリンダブロックCB(図2中破線)から突出するクランクシャフトCSが貫通する取付孔22aが形成された円筒形状のボス部22と、このボス部22から径方向外側に延出する環状の径方向部23と、この径方向部23の径方向外側から軸方向に延出してボス部22の中心軸O(図2中一点鎖線)に同軸状の円筒部(筒状部)24とを有している。
円筒部24の軸方向一端側(図2中左側)には、図1(a)に示すように、6つの突起24aが周方向に沿って等間隔(60°間隔)で一体に形成されており、これらの突起24aは、後述するプーリユニット30を構成するカバー部33に設けられる回転規制孔33aにそれぞれ入り込むようになっている。
また、径方向部23には、図1(b)に示すように、軸方向に貫通するようにして、4つの嵌合孔(凹部)23aが等間隔(90°間隔)で形成されており、この嵌合孔(凹部)23aには、後述する第1筒状弾性体34に固着される補強部材35の凸部35aが嵌合される構成となっている。なお、ハブ21は鋳造や板金の転造加工等によってこれを構成する上記各部が一体に成形されている。
ハブ21の円筒部24の径方向外側には、加硫ゴム等の弾性材料により筒状に成形されたダンパゴムとしての第2筒状弾性体(第2の弾性体)25が配置され、この第2筒状弾性体25の径方向外側には、鋳鉄や鋳鋼等の金属製のイナーシャリング(環性質量体)26が配置されており、第2筒状弾性体25は、イナーシャリング26の内周面と円筒部24の外周面との間に圧入されている。
ここで、ボス部22と径方向部23とによって本発明における取付部を構成し、円筒部24,第2筒状弾性体25およびイナーシャリング26によって本発明におけるダンパ部を構成している。
ダンパユニット20は、ハブ21,第2筒状弾性体25およびイナーシャリング26から構成されており、このダンパユニット20は、ハブ21を構成するボス部22に設けられるキー溝22bに取付けられるキー(図示せず)を介してクランクシャフトCSに取付けられ、クランクシャフトCSのねじり振動を低減する機能(振動低減機能)を有している。
一方、プーリユニット30はプーリ本体31を有しており、プーリ本体31は、外周部にプーリ溝32aが形成された筒状のプーリ部32と、このプーリ部32の軸方向一端部から径方向内側に向けて延出して設けられるカバー部33とを備えている。そして、プーリユニット30をダンパユニット20に対して組付けることにより、プーリ部32は、イナーシャリング26の径方向外側に、イナーシャリング26と同軸状に配置されることになり、また、カバー部33は、第2筒状弾性体25やイナーシャリング26つまりダンパ部の軸方向一端側を覆うことになる。
カバー部33には、図1(a)に示すように、その軸方向に貫通するようにして略円弧形状の回転規制孔33aが周方向に沿って等間隔(60°間隔)で6つ形成されており、これらの回転規制孔33aには、プーリユニット30をダンパユニット20に対して組付けることにより、円筒部24に形成される6つの突起24aがそれぞれ入り込むようになっている。
各回転規制孔33aは、各突起24aよりも、その周方向寸法が長く設定されており、各突起24aは各回転規制孔33aの周方向寸法の範囲内で移動可能になっている。つまり、ダンパユニット20はプーリユニット30に対して所定の角度範囲で相対回転可能となっている。これにより、プーリユニット30に設けられる後述する第1筒状弾性体34がせん断方向に所定以上に弾性変形することが規制されるため、第1筒状弾性体34のせん断方向の破損を防止することができる。
また、プーリユニット30に設けられる後述する第1筒状弾性体34がせん断方向に弾性変形することで、第1筒状弾性体34はエンジンのトルク変動によって発生するクランクシャフトCSの速度変動を遮断する機能(トルク変動遮断機能)を有している。
カバー部33に形成される各回転規制孔33aの軸方向一端側には、ゴム製の環状カバー33bが各回転規制孔33aを覆うようにして装着されており、この環状カバー33bを装着することによって、各回転規制孔33aを介して軸方向他端側、つまり、第2筒状弾性体25やイナーシャリング26側に外部から砂塵等の異物が入り込むのを防止するようにしている。
イナーシャリング26の外周面とプーリ部32の内周面との間には、ジャーナルベアリング40が設けられており、このジャーナルベアリング40は樹脂により円筒形状に成形されている。
プーリユニット30を構成するカバー部33の径方向内側には、加硫ゴム等の弾性材料により環状に成形されたアイソレータゴムとしての第1筒状弾性体(第1の弾性体)34の軸方向一端側が加硫接着等の接着手段により固定されている。また、第1筒状弾性体34の軸方向他端側には、金属製で環状の補強部材35が加硫接着等の接着手段により固着されている。
補強部材35の軸方向他端側(図2中右側)には、周方向に沿って4つの凸部35aが一体に形成されており、これらの凸部35aは、径方向部23に設けられる4つの嵌合孔23aにそれぞれ嵌合されている。したがって、第1筒状弾性体34の軸方向他端側は、円筒部24よりも径方向内側に配置されて、ダンパユニット20に取付けられることになる。
ここで、プーリ部32及びカバー部33により、本発明におけるプーリユニット30が構成されている。
プーリユニット30を、凸部35aを嵌合孔23aに嵌合させてダンパユニット20に組付けた状態のもとで、第1筒状弾性体34の軸方向に予備圧縮を付与するために、プーリ部32の開口側となる軸方向他端側には金属製のプレッシャーリング(押圧部材)50が嵌合して取付けられている。
プレッシャーリング50の径方向外側には、中心軸Oと同軸状となってプーリ部32の内周面に嵌合して取付けられる円筒形状の嵌合部(筒部)51を備え、この嵌合部51には、嵌合部51の軸方向他端部から径方向内側に放射状に延出する押圧部52が一体に設けられている。このプレッシャーリング50は鋼板等をプレス加工することにより断面が略L字状となるように成形されている。
そして、プレッシャーリング50の嵌合部51とプーリ部32の内周面との軸方向の位置を調整することにより、ダンパユニット20とプーリユニット30との軸方向の相対位置を調整することができる。このため、ダンパユニット20のボス部22の端面とプーリ部32の所定部位(例えば、軸方向中央部)との軸方向の離間距離Lを調整することができ、したがって、第1筒状弾性体34に加えられる予備圧縮を許容範囲内に保持しつつ、ダンパユニット20のボス部22の端面を基準としてプーリユニット30のプーリ部32を軸方向の所定の位置に取付けることができる。すなわち、ダンパユニット20のボス部22の端面に対するプーリ部32の軸方向の取付け位置を所定の公差の範囲内に収めることができる。
プレッシャーリング50の押圧部52とイナーシャリング26との間には、樹脂製のスラストベアリング60が配置され、押圧部52はスラストベアリング60を介してダンパユニット20のイナーシャリング26を押圧するようになっている。これにより、押圧部52は、ダンパユニット20をプーリユニット30のカバー部33側に押圧し、第1筒状弾性体34に予備圧縮が付与された状態を維持するようになっている。
このように、プレッシャーリング50の嵌合部51をプーリ部32の内周面に嵌合することにより、ダンパユニット20とプーリユニット30との組付け時にプレッシャーリング50の嵌合部51とプーリ部32との取付け位置を軸方向に調整可能となっている。すなわち、ダンパユニット20とプーリユニット30との組み付け時において、ダンパユニット20の取付端部(ボス部22の端面)とプーリ部32の所定位置、例えば、軸方向中央部との間の離間距離Lを所定の公差内に収めることができる。
次に、第1実施の形態におけるダンパ付プーリ10の組付け方法の一例について、図3を用いて詳細に説明する。
ダンパ付プーリ10を組付けるに当たり、まず、プーリユニット30の開口側、つまり、カバー部33の軸方向における反対側から、プーリ部32の内周面の所定位置にジャーナルベアリング40を装着し、次いで、イナーシャリング26の端面の所定位置にスラストベアリング60を載置したダンパユニット20を臨ませて、プーリユニット30に対してダンパユニット20を装着する。このとき、補強部材35の各凸部35aを径方向部23の各嵌合孔23aにそれぞれ嵌合するようにする。これにより、円筒部24の各突起24aがカバー部33の各回転規制孔33aの周方向における略中央部分にそれぞれ配置される(図1参照)。
次いで、ダンパユニット20が装着されたプーリユニット30の開口側から、プレッシャーリング50の嵌合部51をプーリ部32の内周面に嵌合する。このとき、プレッシャーリング50の押圧部52が軸方向他端側に来るようにプレッシャーリング50を嵌合する。その後、プーリ部32に対してプレッシャーリング50を軸方向に押圧し、ダンパユニット20の取付端部(ボス部22の端面)とプーリ溝32aの軸方向中央部との間の離間距離が、所定値(図2の離間距離L)となるまでプレッシャーリング50を押圧する。そして、この離間距離が所定値となった時点でプレッシャーリング50の押圧を停止させる。これにより、ダンパ付プーリ10の組付け作業が完了する。
以上詳述したように、本発明における第1実施の形態のダンパ付プーリ10によれば、ダンパユニット20と、プーリユニット30と、プーリ部32の内周面に嵌合して取付けられ、スラストベアリング60を介してイナーシャリング26をカバー部33側へ押圧するプレッシャーリング50とを備えるので、プレッシャーリング50をプーリ部32に嵌合することでダンパユニット20とプーリユニット30とを一体化することができる。したがって、従前のようなプレッシャーリングを嵌合するための円筒部が不要となり、ダンパ付プーリの全体の軽量化が図れるとともに、径方向寸法の小型化を図ることができ、軽自動車等に搭載される小型エンジンのクランクシャフト等への適用が容易になる。
また、プレッシャーリング50のプーリ部32に対する取付け位置が軸方向に調整可能であるため、ダンパユニット20とプーリユニット30とを組付ける際に、ダンパユニット20の取付端部(ボス部22の端面)とプーリ部32の軸方向中央部との間の離間距離Lを所定の公差内に収めることができる。したがって、プーリユニットとプレッシャーリングとを高精度で加工する必要が無くなり、ダンパ付プーリの製造コストを低減することができる。
さらに、本発明における第1実施の形態のダンパ付プーリ10によれば、プレッシャーリング50は、径方向外側に筒状の嵌合部51を有し、この嵌合部51がプーリ部32の内周面に嵌合するようにしたので、プーリ部32に対して軸心を一致させつつ、プレッシャーリング50を所定の強度を保持させた状態で固定することができる。
また、本発明における第1実施の形態のダンパ付プーリ10によれば、第1筒状弾性体34の他端側に、軸方向に突出する凸部35aを有する補強部材35を固着し、凸部35aを径方向部23の嵌合孔23aに嵌合するようにしたので、補強部材35をダンパユニット20の回転方向に対して相対回転不能とし、したがって、回転軸の回転力を第1筒状弾性体34を介してプーリユニット30に伝達することができる。
さらに、本発明における第1実施の形態のダンパ付プーリ10によれば、ダンパ部は、ボス部22および径方向部23よりなる取付部と一体に回転する円筒部24と、円筒部24と同軸状に配置されるイナーシャリング26と、円筒部24とイナーシャリング26との間に設けられる第2筒状弾性体25とを有するので、イナーシャリング26の慣性と第2筒状弾性体25の弾性変形とによってクランクシャフトCSのねじり振動を低減することができる。
次に、本発明の第2実施の形態におけるダンパ付プーリについて、図面に基づき詳細に説明する。図4は第2実施の形態に係るダンパ付プーリを示す断面図を表しており、上述した実施の形態と同様の部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、ダンパ付プーリ70を構成するダンパユニット20の円筒部24には、上記第1実施の形態における軸方向一端側(図中左側)に突出する突起24aを備えず、その代わりに円筒部24の軸方向他端側(図中右側)に突出する突起24bを備えている。この突起24bは、上記第1実施の形態と同様に円筒部24に等間隔で6つ形成されている。
プレッシャーリング50を構成する押圧部71は、上記第1実施の形態に比してその径方向内側がボス部22側に大きく放射状に延出しており、円筒部24,第2筒状弾性体25およびイナーシャリング26によって構成されるダンパ部を、軸方向他端側から覆うようになっている。
押圧部71の径方向内側と径方向部23との間には、スラストベアリング72が装着されており、このスラストベアリング72は、径方向部23の嵌合孔23aとの対向部分に配置されている。スラストベアリング72には、嵌合孔23aに対応するようにして周方向に沿って4つの突出部72aが設けられ、これらの突出部72aは、各嵌合孔23aの軸方向他端側からそれぞれ嵌合されている。
プレッシャーリング50の押圧部71には、円筒部24の突起24bに対応するようにして、上記第1実施の形態と同様の略円弧形状の回転規制孔71aが周方向に沿って等間隔で6つ形成されており、これらの回転規制孔71aには、各突起24bがそれぞれ入り込んでいる。
押圧部71の軸方向他端側には、加硫接着等の接着手段によってゴム製の環状シール71bが固定されており、この環状シール71bの頂部とシリンダブロックCBとの間には微少隙間δが形成されている。この微少隙間δによって、環状シール71bは、ラビリンスシール状の非接触型シールを構成しており、回転規制孔71aを介してジャーナルベアリング40側に外部から砂塵等の異物が入り込むのを防止する役割を果たしている。したがって、環状シール71bは、上記第1実施の形態における環状カバー33bと略同等のシール機能を有するものとなっている。
ここで、環状シール71bは非接触型シールとして構成しなくとも、例えば、環状シール71bの頂部にPTFE等のフッ素樹脂よりなるシール部材を装着し、シリンダブロックCBの壁面に対して摺接させるようにしても良い。この場合、環状シールのシール性能をより向上させることができる。
以上のように構成した第2実施の形態におけるダンパ付プーリ70についても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第2実施の形態におけるダンパ付プーリ70では、突起24bがシリンダブロックCBとプレッシャーリング50との間に形成される隙間(デッドスペース)に設けられているため、第1実施の形態のようにカバー部33から軸方向へ突出する突起24aや環状カバー33b(図2参照)が不要となるため、ダンパ付プーリ70のクランクシャフトへの装着時における軸方向寸法(装着寸法)を小さくすることができる。
次に、本発明の第3実施の形態におけるダンパ付プーリについて、図面に基づき詳細に説明する。図5は第3実施の形態に係るダンパ付プーリを示す断面図を表しており、上述した実施の形態と同様の部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5に示すように、ダンパ付プーリ80のダンパユニット20を構成するハブ81は、鋼板等をプレス加工することにより成形されており、上記第1実施の形態のようなボス部22を備えていない。このハブ81は、径方向部82と円筒部24とを有しており、径方向部82の中心部分にはクランクシャフト(図示せず)が貫通して、このクランクシャフトにダンパ付プーリ80を取付けるための取付孔82aが設けられている。ここで、第3実施の形態においては、径方向部82が本発明における取付部を構成している。
また、径方向部82の取付孔82aの図中下方側には、径方向部82をクランクシャフトに対して回転不能に固定するためのボルト(図示せず)が貫通するボルト孔82bが、取付孔82aに隣接して周方向に沿って複数(例えば、等間隔で3つ)設けられている。
イナーシャリング26の軸方向他端側には、軸方向に突出する複数の突起26aが一体に形成されており、この突起26aは、上記第1実施の形態における円筒部24の突起24a(図1参照)と同様に、周方向に沿って等間隔で6つ形成されている。
プレッシャーリング50は、上記第2実施の形態におけるプレッシャーリング50と略同様の形状をなし、押圧部83の径方向外側寄りには、各突起26aが入り込む回転規制孔83aが、周方向に沿って等間隔で6つ形成されている。また、プレッシャーリング50の押圧部83と径方向部82との間には、第1実施の形態におけるスラストベアリング60(図1参照)よりも小径のスラストベアリング84が装着されている。
第1筒状弾性体34の軸方向他端側に固着される補強部材85は、その径方向内側が中心部分に向けて大きく延出して円盤状に形成され、この補強部材85は、鋼板等をプレス加工することにより成形されている。補強部材85の中心部分には、クランクシャフトが貫通する貫通孔85aが設けられ、この貫通孔85aの図中下方側には、径方向部82のボルト孔82bと対向するボルト孔85bが形成されている。
補強部材85は、ハブ81の径方向部82に溶接により固定されており、さらに、補強部材85と径方向部82とをボルトによってクランクシャフトに共締めすることにより、補強部材85が径方向部82に対して回転不能に取付けられることになる。
以上のように構成した第3実施の形態におけるダンパ付プーリ80についても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第3実施の形態におけるダンパ付プーリ80は、ハブ81を鋼板等をプレス加工することにより成形しているので、ダンパ付プーリをより軽量化することができる。
次に、本発明の第4実施の形態におけるダンパ付プーリについて、図面に基づき詳細に説明する。図6は第4実施の形態に係るダンパ付プーリを示す断面図を表しており、上述した実施の形態と同様の部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6に示すように、ダンパ付プーリ90のダンパユニット20における円筒部24には、その径方向外側に中空の環状ケーシング91が一体に設けられている。この環状ケーシング91は、円筒部24の軸方向一端側から径方向外側に向かって延出する第1壁部91aと、第1壁部91aの径方向外側から軸方向他端側に延出する第2壁部91bとを有している。そして、環状ケーシング91は、円筒部24の外周壁を内周壁として、軸方向他端側が開口する断面が略U字状に形成されている。
環状ケーシング91の内部には、環状ケーシング91の内側形状に対して略相似形状の断面を有するイナーシャリング92が収容されており、このイナーシャリング92と環状ケーシング91との間の隙間には、シリコーンオイル等の粘性流体Fが封入されている。
環状ケーシング91の開口側(図中右側)には、環状ケーシング91内にイナーシャリング92が収容され粘性流体Fが封入された状態のもとで、環状ケーシング91の内部を密閉する環状の蓋体93が装着されている。
なお、プレッシャーリング50は、第3実施の形態のプレッシャーリングに比して、押圧部83の回転規制孔83a(図5参照)を省略した点のみが異なっており、また、スラストベアリング72は、第2実施の形態と同様の形状に形成されている。
ここで、第4実施の形態においては、円筒部24,第1壁部91a,第2壁部91b,イナーシャリング92,粘性流体Fおよび蓋体93によって、本発明におけるダンパ部を構成している。そして、第4実施の形態におけるダンパ部は、回転軸の回転に応じて一定速度で回転しようとするイナーシャリング92と、回転軸の脈動回転等によって回転する環状ケーシング91との間に生じる差動により、粘性流体Fにせん断抵抗が発生し、このせん断抵抗により回転軸のねじり振動を低減するようになっている。
以上のように構成した第4実施の形態におけるダンパ付プーリ90についても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第4実施の形態におけるダンパ付プーリ90においては、ダンパ部は、取付部と一体に回転する環状ケーシング91と、環状ケーシング91内に収容されるイナーシャリング92と、環状ケーシング91とイナーシャリング92との隙間に封入される粘性流体Fとを有するので、イナーシャリング92の慣性と隙間を流れる粘性流体Fのせん断抵抗とによって回転軸のねじり振動を低減することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態においては、プレッシャーリングをプーリ部に嵌合して固定(一体化)するものを例示したが、本発明はこれに限らず、プレッシャーリングを所定位置まで押圧した後、プレッシャーリングをプーリ部に溶接して固定(一体化)するように構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、プレッシャーリングの径方向外側に筒部を形成し、この筒部をプーリ部の内周面に嵌合させたものを示したが、本発明はこれに限らず、プレッシャーリングの筒部を省略して、円盤状のプレッシャーリングの外周縁部を、プーリ部の内周面に溶接等により固定するようにしても良い。この場合、プレッシャーリングを比較的単純な円盤状として、その成形作業を簡略化することができるとともに、筒部を省略した分、ダンパ付プーリの径方向寸法を小さくしたり、さらなる軽量化を図ったりすることができる。
さらに、上記実施の形態においては、第1筒状弾性体の軸方向他端側に設けられる補強部材に凸部を形成するとともに、この凸部が嵌合する凹部としての嵌合孔を径方向部に形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、凹凸関係を逆、つまり、補強部材に凹部を径方向部に凸部をそれぞれ形成してこれらを凹凸嵌合させるようにしても良い。
(a),(b)は、第1実施の形態におけるダンパ付プーリの図2中A矢視図および図2中B矢視図である。 図1(a)のダンパ付プーリのA−A線に沿う断面図である。 図2のダンパ付プーリの組付け手順を説明する組付け説明図である。 第2実施の形態に係るダンパ付プーリを示す断面図である。 第3実施の形態に係るダンパ付プーリを示す断面図である。 第4実施の形態に係るダンパ付プーリを示す断面図である。
符号の説明
10,70,80,90 ダンパ付プーリ
20 ダンパユニット
22 ボス部(取付部)
23,82 径方向部(取付部)
23a 嵌合孔(凹部)
24 円筒部(筒状部)
25 第2筒状弾性体(第2の弾性体,ダンパ部)
26,92 イナーシャリング(ダンパ部)
30 プーリユニット
32 プーリ部
33 カバー部
34 第1筒状弾性体(第1の弾性体)
35,85 補強部材
35a 凸部
40 ジャーナルベアリング
50 プレッシャーリング(押圧部材)
51 嵌合部(筒部)
60,72,84 スラストベアリング
91 環状ケーシング(ダンパ部)
93 蓋体(ダンパ部)
CS クランクシャフト(回転軸)
F 粘性流体(ダンパ部)

Claims (7)

  1. 回転軸に取付けられるダンパ付プーリであって、
    前記回転軸に取付けられる取付部と、前記取付部と一体に回転し、前記回転軸のねじり振動を低減するダンパ部とを有するダンパユニットと、
    前記ダンパ部の径方向外側に、前記ダンパ部と同軸状に配置される筒状のプーリ部と、前記プーリ部から径方向内側に延出して設けられ、前記ダンパ部の一端側を覆うカバー部とを有するプーリユニットと、
    一端側が前記カバー部に取付けられ、他端側が前記ダンパ部よりも径方向内側で前記ダンパユニットに取付けられる第1の弾性体と、
    径方向外側が前記プーリ部に取付けられ、径方向内側がスラストベアリングを介して前記ダンパユニットを前記カバー部側へ押圧し、前記第1の弾性体に軸方向の予備圧縮が付与された状態を維持する押圧部材とを備えることを特徴とするダンパ付プーリ。
  2. 請求項1記載のダンパ付プーリにおいて、前記押圧部材の前記プーリ部に対する取付け位置が軸方向に調整可能であることを特徴とするダンパ付プーリ。
  3. 請求項1または2記載のダンパ付プーリにおいて、前記ダンパ部の外周面と前記プーリ部の内周面との間に、ジャーナルベアリングを備えることを特徴とするダンパ付プーリ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のダンパ付プーリにおいて、前記押圧部材は、径方向外側に筒部を有し、前記筒部が前記プーリ部の内周面に嵌合することを特徴とするダンパ付プーリ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のダンパ付プーリにおいて、前記第1の弾性体の他端側には、軸方向に突出する凸部を有する補強部材が固着され、前記凸部は、前記ダンパユニットに設けられる凹部に嵌合することを特徴とするダンパ付プーリ。
  6. 請求項5記載のダンパ付プーリにおいて、前記ダンパ部は、前記取付部と一体に回転する筒状部と、前記筒状部と同軸状に配置されるイナーシャリングと、前記筒状部と前記イナーシャリングとの間に設けられる第2の弾性体とを有することを特徴とするダンパ付プーリ。
  7. 請求項5記載のダンパ付プーリにおいて、前記ダンパ部は、前記取付部と一体に回転する環状ケーシングと、前記環状ケーシング内に収容されるイナーシャリングと、前記環状ケーシングと前記イナーシャリングとの隙間に封入される粘性流体とを有することを特徴とするダンパ付プーリ。
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