JP2008057496A - 排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法 - Google Patents

排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】エンジンの排気経路2に、排気ガスG中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材3が介設された排気ガス浄化装置1は、排気ガス中のCOをフィルタ部材より下流側の排気経路からフィルタ部材より上流側の排気経路へ還流させる還流経路5と、該還流経路内に設けられ、排気ガス中のCOを吸収・放出するCO吸収部6と、該CO吸収部を加熱する加熱ヒータ8を備え、フィルタ部材に堆積したパティキュレートが燃焼浄化される際に、フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに基づいて、フィルタ部材の温度が所定温度T2以上になると予測される場合、CO吸収部からCOを放出させるようにCO吸収部が加熱ヒータにより加熱される。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排気経路に、排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集するフィルタ部材を介設し、排気ガスを浄化するようにした排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法に関する。
例えば自動車等のエンジンの排気系には、HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)等の大気汚染物質を含んだ排気ガスを浄化するための排気ガス浄化装置が配設されている。また、ディーゼルエンジンの場合には、前記物質の他にPM(パティキュレート)が含有しているため、これを捕集するためにディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)が備えられている。またさらに、希薄燃焼ガソリンエンジンにおいても、ディーゼルエンジンほどではないもののPMを排出しやすいので、パティキュレートフィルタ(PF)を備えることが望まれる。
かかる例えばDPFを備えた車両では、走行距離やDPFの背圧に基づいて、DPFに堆積したパティキュレートを燃焼させ酸化させて除去するDPFの再生処理が一般に行われている。このDPFの再生処理として、例えば、エンジンの排気系にNOx吸蔵材を配置し、リーン(酸素過剰)雰囲気時にNOx吸蔵材にNOx成分を吸蔵させ、リッチ(酸素不足)雰囲気時にNOx吸蔵材に吸蔵させたNOx成分を放出してパティキュレートと接触させ、パティキュレートを燃焼させる方法が知られている。
また、DPFの再生処理としては、エンジンの排気系にディーゼル用酸化触媒(DOC)を配置し、燃料噴射量を増加させて排気ガス中のHC成分を過剰状態にすることにより、HC成分を酸化触媒によって燃焼させ、その燃焼熱によってDPFの温度を上昇させてパティキュレートを燃焼させる方法も知られている。
しかし、DPFの再生処理においては、一旦パティキュレートの燃焼が開始されると、パティキュレートの燃焼が終了するまで成り行きに任せる場合が多い。これに対し、排気ガス浄化装置の状態を制御することが知られており、例えば特許文献1には、CO吸収放出材を利用して排気浄化触媒の状態を適切に制御することを企図し、エンジンの排気経路に、排気浄化触媒と、排気浄化触媒よりも上流側に設けられるCO吸収放出材と、CO吸収放出材を加熱するための発熱装置とを備えた排気ガス浄化装置が開示されている。
特開2004ー270477号公報
しかし、前記特許文献1に開示されるように、排気浄化触媒より上流側の排気経路に発熱装置やCO吸収放出材が設けられた排気ガス浄化装置では、排気ガス中に含まれるパティキュレートが、発熱装置やCO吸収放出材に堆積する畏れがある。発熱装置にパティキュレートが堆積すると、発熱装置においてパティキュレートが着火し、所望の排気ガス温度を確保することが困難になり、排気浄化触媒が過昇温状態になり得る。CO吸収放出材においても、パティキュレートが堆積するとCOの吸収・放出性能が損なわれたりCOの吸収量や放出量に誤差が生じたりする場合がある。
また、排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材を備えた排気ガス浄化装置において、フィルタ部材が再生処理される際にパティキュレートが燃焼し終わるまでパティキュレートの燃焼を成り行きに任せると、パティキュレートの堆積量や堆積分布等によっては、パティキュレートが局部的又は暴走的に燃焼する場合がある。かかる場合には、フィルタ部材が過昇温状態となり、フィルタ部材が溶損したり割れたりする畏れがある。
そこで、この発明は、前記技術的課題に鑑みてなされたものであり、排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法を提供することを目的とする。
このため、本願の請求項1に係る排気ガス浄化装置は、エンジンの排気経路に、排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材が介設されてなる排気ガス浄化装置であって、排気ガス中のCOを前記フィルタ部材より下流側の前記排気経路から前記フィルタ部材より上流側の前記排気経路へ還流させる還流経路と、該還流経路内に設けられ、排気ガス中のCOを吸収するCO吸収部と、該CO吸収部に吸収されるCOの吸収量を検出するCO吸収量検出手段と、を備え、前記CO吸収量検出手段は、前記CO吸収部の発熱温度又は発熱量に基づいて前記CO吸収部に吸収されるCOの吸収量を検出することを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記CO吸収部に、該CO吸収部を加熱するCO吸収部加熱手段が設けられていることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る排気ガス浄化方法は、エンジンの排気経路に介設され、排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材と、該フィルタ部材に堆積したパティキュレートの堆積量を推定するパティキュレート堆積量推定手段と、前記フィルタ部材の温度を検出するフィルタ部材温度検出手段と、前記フィルタ部材より下流側の前記排気経路から前記フィルタ部材より上流側の前記排気経路へ排気ガス中のCOを還流させる還流経路と、該還流経路内に設けられ、所定のCO吸収温度範囲にあるときに排気ガス中のCOを吸収する一方、前記所定のCO吸収温度範囲より高い所定のCO放出温度範囲にあるときに吸収しているCOを放出するCO吸収部と、該CO吸収部を加熱するCO吸収部加熱手段と、前記CO吸収部の発熱温度又は発熱量に基づいて前記CO吸収部に吸収されるCOの吸収量を検出するCO吸収量検出手段とを用いて、排気ガスを浄化するようにした排気ガス浄化方法であって、前記CO吸収部に排気ガス中のCOが吸収されている状態で、前記パティキュレート堆積量推定手段によって前記フィルタ部材に所定量以上のパティキュレートが堆積されていると推定され、前記フィルタ部材に堆積したパティキュレートが燃焼浄化される際に、前記フィルタ部材温度検出手段によって検出される前記フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに基づいて、前記フィルタ部材の温度が所定温度以上になると予測される場合、前記CO吸収部に吸収されているCOを前記CO吸収部から放出させ前記フィルタ部材より上流側の前記排気経路へ導入させるように、前記CO吸収部が、前記フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに応じて前記CO吸収部加熱手段により加熱されることを特徴としたものである。
本願の請求項1に係る排気ガス浄化装置によれば、排気ガス中のCOを還流させる還流経路と、CO吸収部と、CO吸収量検出手段とを備え、CO吸収量検出手段は、CO吸収部の発熱温度又は発熱量に基づいてCOの吸収量を検出することにより、CO吸収部に吸収しているCOの吸収量を比較的容易に検出することができる。
前記排気ガス浄化装置では、フィルタ部材に堆積したパティキュレートの燃焼時に、CO吸収部に吸収しているCOをフィルタ部材より上流側の排気経路に導入し、排気ガス中の酸素濃度を低下させてパティキュレートの燃焼を緩慢化させ、フィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、CO吸収部に、該CO吸収部を加熱するCO吸収部加熱手段が設けられていることにより、CO吸収部加熱手段を用いてCO吸収部に吸収されるCO吸収量を調節することができ、前記効果をより有効に奏することができる。
更に、本願の請求項3に係る排気ガス浄化方法によれば、CO吸収部に吸収されているCOをCO吸収部から放出させフィルタ部材より上流側の排気経路へ導入させるように、CO吸収部が、フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに応じてCO吸収部加熱手段により加熱されることにより、フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに応じてCO吸収部からCOを放出させることができ、排気ガス中の酸素濃度を効果的に低下させてパティキュレートの燃焼を緩慢化させ、フィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の構成を概念的に示す説明図である。図1に示すように、例えばディーゼルエンジン等のエンジン(不図示)から排出される排気ガスGを浄化するための排気ガス浄化装置1が、エンジンの排気経路2に設けられている。
排気ガス浄化装置1は、排気ガスG中に含まれるパティキュレートを捕集するためのフィルタ部材3と、排気ガスG中に含まれるHC、COを酸化して浄化するための酸化触媒4とを備え、フィルタ部材3と酸化触媒4とはそれぞれ、排気経路2に介設されている。酸化触媒4は、フィルタ部材3より上流側の排気経路2に設けられ、酸化触媒4には、触媒金属Pt、酸素吸蔵材、アルミナ等が含有されている。
フィルタ部材3は、例えばコージェライト又は炭化珪素などの材料から成形され、排気ガスGの流れ方向に細長い複数の通路から構成されている。複数の通路の端面が交互に目封じされるとともに該通路の壁面に細孔が設けられ、該細孔を通じて排気ガスGが隣接する通路間を流れる際に、排気ガスG中のパティキュレートが通路の壁面に捕集されて堆積する。なお、フィルタ部材3には、排気ガスGを浄化するために触媒金属Pt、酸素吸蔵材、アルミナ等を含む触媒層が形成され得る。
また、フィルタ部材3の前後の排気経路2には、フィルタ部材3より上流側の排気経路2の圧力を検出する第1の圧力センサ12と、フィルタ部材3より下流側の排気経路2の圧力を検出する第2の圧力センサ13とが設けられている。排気ガス浄化装置1では、第1及び第2の圧力センサ12、13を用いて、フィルタ部材3の前後の差圧が測定され、この差圧に基づいてフィルタ部材3に捕集したパティキュレートの堆積量が推定される。
なお、本実施の形態では、前記第1、第2の圧力センサ12、13を用いてパティキュレートの堆積量を推定するが、別の方法として、エンジン負荷とエンジンから排出されるパティキュレートとの関係をマップとしてコントロールユニット30(後述する)に収納しておき、走行距離やエンジン負荷の積算からパティキュレートの捕集量を推定するものであっても良い。
本実施形態に係る排気ガス浄化装置1は、排気ガスG中のCOをフィルタ部材3より下流側の排気経路2からフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ還流させる構成として、図1に示すように、フィルタ部材3より下流側の排気経路2から分岐してフィルタ部材3より上流側の排気経路2に繋がる還流経路5を備えている。
排気経路2には、還流経路5によって分岐される分岐点P1よりも下流側に排気ガスGの流量を制御する第1の制御弁V1が介設され、還流経路5には、排気経路2から分岐する分岐点P1よりも還流経路5側に還流経路5に流入する排気ガスGの流量を制御する第2の制御弁V2が介設されている。
また、還流経路5に、第2の制御弁V2からフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ向かって、排気ガスG中に含まれるCOを吸収するCO吸収部6と、CO吸収部6に吸収されているCOをフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ還流させる際にCOの流量を制御する第3の制御弁V3と、還流経路5を通じてフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ排気ガスG中のCOを導入させる一方、フィルタ部材3より上流側の排気経路2から還流経路5へ排気ガスGが流入することを防止する逆止弁7が順次設けられている。
CO吸収部6は、還流経路5に流入する排気ガスGからCOを吸収するためのCO吸収材を備え、該CO吸収材は、例えば400℃〜600℃など所定のCO吸収温度範囲にあるときにCOを吸収し、例えば700℃〜800℃など前記所定のCO吸収温度範囲より高い所定のCO放出温度範囲にあるときに吸収しているCOを放出する特性を有している。なお、CO吸収材としては、例えばLiZrO、LiSiO、LiFeOなどのLi系化合物や、BaTiO等を用いることができる。
CO吸収部6の外周には、該CO吸収部6を加熱するための、具体的にはCO吸収材を加熱するための加熱ヒータ8が設けられ、CO吸収部6は、加熱ヒータ8によって加熱され、所定のCO吸収温度範囲にあるときに排気ガスGからCOを吸収し、所定のCO放出温度範囲にあるときに吸収しているCOを放出する。
CO吸収部6の下流側では、CO吸収部6と第3の制御弁V3との間の還流経路5と、第1の制御弁V1より下流側の排気経路2とを繋ぐ第1のバイバス経路9が設けられ、第1のバイパス経路9には、該第1のバイパス経路9を流れる排気ガスGの流量を制御する第4の制御弁V4が設けられている。
また、酸化触媒4とフィルタ部材3との間の排気経路2には、第5の制御弁V5を備えた第2のバイパス経路15が設けられ、第5の制御弁V5は、フィルタ部材3より上流側の排気経路2の圧力が所定圧力以上にならないように開閉制御される。この第2のバイパス経路15は、図示されていないが、フィルタ部材3より下流側の排気経路2に接続される。
更に、排気ガス浄化装置1は、フィルタ部材3の温度を検出する温度センサ14と、CO吸収部6の温度を検出する温度センサ10とを備えており、温度センサ10、14として、例えば熱電対等が用いられる。なお、特に図示しないが、排気ガス浄化装置1に関係するその他の構成として、例えばエンジンへの燃料噴射量を制御する燃料噴射弁等が挙げられる。
また更に、図1に示すように、排気ガス浄化装置1には、排気ガス浄化装置1に関係する構成を制御するコントロールユニット30が設けられている。このコントロールユニット30は、排気ガス浄化装置1を総合的に制御する制御装置であり、圧力センサ12、13によって検出されるフィルタ部材3の前後の差圧、温度センサ14によって検出されるフィルタ部材3の温度、温度センサ10によって検出されるCO吸収部6の温度等の各種制御情報に基づいて、第1〜第5の制御弁V1〜V5及び燃料噴射弁の作動を制御するとともに、加熱ヒータ8の作動を制御し、燃料噴射制御及び排気ガス浄化制御等の各種制御を行う。なお、コントロールユニット30は、マイクロコンピュータを主要部として構成されている。
このようにして構成される排気ガス浄化装置1において、CO吸収部に吸収されるCOの吸収量を検出するに際し、本実施形態では、CO吸収材に吸収されるCO吸収量と、CO吸収材にCOが吸収されるときに発熱する発熱量の積算値との関係を評価した。具体的には、示差熱・熱重量分析装置を用いて、CO吸収材にCOを含む評価ガスを流し、CO吸収材の重量変化と発熱温度を測定し、CO吸収材におけるCO吸収量と発熱量の積算値との関係を評価する試験を行った。
CO吸収量と発熱量の積算値との関係を評価する試験に用いた装置及び試験条件等を以下に示す。なお、CO吸収材としては、LiFeO粉末を用いた。
A)試験に用いた装置及び試験条件等
・評価装置 :示差熱・熱重量分析装置(TG−DTA)
・CO吸収材 :LiFeO 10mg
・評価ガス :CO+N(体積比でCO:N=5:95)
・評価ガス流量 :0.5L/min
・ガス温度 :500℃
前記のように、CO吸収材にCOを含む評価ガスを流しながら、CO吸収材の重量変化と温度上昇を測定し、かかる重量変化及び温度上昇並びにCO吸収材の熱容量に基づいて算出されるCO吸収量及び発熱量の積算値をそれぞれ図2及び図3に示す。なお、COを含む評価ガスを流し始めてから1時間毎に、CO吸収材の重量変化及び発熱温度を測定し、CO吸収量及び発熱量の積算値を算出した。
図2は、CO吸収材に吸収されるCO吸収量の変化を示すグラフであり、図2では、時間を横軸にとり、CO吸収材に吸収されるCO吸収量を縦軸にとって表示している。また、図3は、CO吸収材の発熱量の積算値の変化を示すグラフであり、図3では、時間を横軸にとり、CO吸収材の発熱量の積算値を縦軸にとって表示している。
図2に示すように、CO吸収材では、COを含む評価ガスを流し始めてから時間が経過するにつれてCOの吸収量が大きくなり、約8時間経過後にはCO吸収量が略飽和状態になっている。また、図3に示すように、CO吸収材では、COを含む評価ガスを流し始めてから時間が経過するにつれて発熱量の積算値が大きくなり、約8時間経過後には発熱量の積算値が略飽和状態になっている。
更に、図2及び図3に示すように、CO吸収材では、COを含む評価ガスを流し始めてからの時間に対して、CO吸収材に吸収されるCOの吸収量と、COの吸収に伴ってCO吸収材が発熱する発熱量の積算値とが略対応している。従って、CO吸収材においては、CO吸収材の発熱量の積算値からCO吸収材に吸収されるCOの吸収量を算出することができる。
排気ガス浄化装置1では、CO吸収部6にCOが吸収される際に発熱する発熱量が、温度センサ10によって検出されるCO吸収部6の発熱温度に基づいて算出され、コントロールユニット30では、CO吸収部6の発熱温度とCO吸収材の熱容量とに基づいてCO吸収部6の発熱量、並びにCOの吸収量が算出される。
また、コントロールユニット30に、CO吸収部6の発熱温度及び該温度の温度勾配とCO吸収材の熱容量との関係を記憶したマップを備え、かかるマップに基づいて、温度センサ10が、CO吸収部6に吸収されるCOの吸収量を検出するようにしてもよい。なお、排気ガス浄化装置1に、CO吸収部6の発熱量を測定する手段を設け、この測定された発熱量に基づいてCO吸収量を検出するようにしてもよい。このように、排気ガス浄化装置1では、CO吸収部6の発熱温度又は発熱量に基づいてCO吸収部6に吸収されるCOの吸収量を検出するCO吸収量検出手段が設けられる。
また、コントロールユニット30は、第1及び第2の圧力センサ12、13によって測定されるフィルタ部材3の前後の差圧に基づいて、フィルタ部材3に堆積したパティキュレートの堆積量を推定し、フィルタ部材3に所定量以上のパティキュレートが堆積していると推定すると、かかるパティキュレートを燃焼浄化させるため燃焼噴射量を増量させるように燃料噴射弁の作動を制御する。
以上のような構成を備えた排気ガス浄化装置1では、通常運転時、すなわちフィルタ再生処理を行っていない運転時に、一時的に、第1の制御弁V1及び第3の制御弁V3が閉じられ、第2の制御弁V2及び第4の制御弁V4が開かれる。これにより、エンジンから排出される排気ガスGが、酸化触媒4とフィルタ部材3とを通じて浄化されるとともに、還流経路5及び第1のバイパス経路9を通じて流れ、加熱ヒータ8によって所定のCO吸収温度範囲に加熱されたCO吸収部6に排気ガスG中のCOが吸収される。
なお、CO吸収部6に所定量のCOが吸収されると、第2の制御弁V2及び第4の制御弁V4が閉じられ、第1の制御弁V1が開かれ、排気ガスGが排気経路2を通じて排出される。このCO吸収部6に吸収されるCO吸収量は、温度センサ10によって測定される発熱温度に基づいて検出される。
そして、排気ガス浄化装置1では、第1及び第2の圧力センサ12、13により検出されるフィルタ部材3の前後の差圧が所定値以上になると、フィルタ部材30に所定量のパティキュレートが堆積していると推定され、フィルタ部材3の再生処理が行われる。具体的には、コントロールユニット30によって、エンジンへの燃料噴射量を増量させるように燃料噴射弁の作動が制御される。
エンジンへの燃料噴射量を増量させることにより、排気ガスG中のHC成分を過剰状態にし、かかるHC成分を酸化触媒4によって燃焼させ、この燃焼熱によって排気ガス温度を高めフィルタ部材3に堆積したパティキュレートの着火を引き起こし、パティキュレートを燃焼させる。
フィルタ部材3の再生処理時には、パティキュレートの燃焼に伴ってフィルタ部材3の温度が上昇し、このフィルタ部材3の温度が温度センサ14によって検出される。本実施形態では、温度センサ14によって検出されるフィルタ部材3の温度と該温度の上昇度合い、すなわちフィルタ部材3の温度の温度勾配とに基づいて、フィルタ部材3が過昇温状態になると予測される場合、CO吸収部6に吸収されているCOを放出させるように加熱ヒータ8の作動が制御される。また、第1の制御弁V1が絞られ、第2の制御弁V2及び第3の制御弁V3が開状態にされる。なお、コントロールユニット30は、フィルタ部材3の温度及びフィルタ部材3の温度の温度勾配に基づいて、フィルタ部材3が過昇温状態になるか予測する機能を備えている。
これにより、フィルタ部材3より下流側の排気経路2内の排気ガスGの一部が、還流経路5を通じてフィルタ部材3より上流側の排気経路2内に還流させられるとともに、CO吸収部6に吸収しているCOが放出され、COが還流経路5を通じてフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ導入される。このように、還流経路5を通じてCOをフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ導入させることで、フィルタ3より上流側の排気経路2における排気ガスG中の酸素濃度を低下させ、フィルタ部材3においてパティキュレートの燃焼を緩慢化させることができる。
図4は、パティキュレートの燃焼時におけるフィルタ部材の温度を模式的に示すグラフである。図4では、時間を横軸にとり、フィルタ部材の温度を縦軸にとって表示している。なお、図4では、通常のフィルタ部材の再生処理時におけるフィルタ部材の温度曲線L1を実線で示し、フィルタ部材3が過昇温状態になると予測される場合のフィルタ部材3の温度曲線L2を二点鎖線で示している。
温度曲線L1に示すように、通常のフィルタ部材3の再生処理時には、再生処理開始時を時間S0とすると、具体的には燃料噴射量の増量開始時を時間S0とすると、フィルタ部材3は、時間S1において該フィルタ部材3の温度がT0であるP0状態からフィルタ部材3に堆積したパティキュレートの燃焼が開始され、パティキュレートの燃焼に伴ってフィルタ部材3の温度が上昇し、フィルタ部材3の温度が最高温度であるP1状態を経て、フィルタ部材3の温度が次第に低下する。
これに対し、フィルタ部材3が過昇温状態になると予測される場合には、温度曲線L2に示すように、温度曲線L1に比べて、フィルタ部材3の温度の温度勾配が大きくなっている。温度曲線L1の場合には、フィルタ部材3の温度が、時間S2において、例えば500℃など第1の所定温度T1より低くなっているが、温度曲線L2では、第1の所定温度T1より高くなっている。ここで、第1の所定温度T1は、時間S2にフィルタ部材3の温度が第1の所定温度T1より低い場合にはフィルタ部材3が過昇温状態とならない温度である。
また、温度曲線L2では、パティキュレートの燃焼に伴ってフィルタ部材3の温度が上昇し、例えばP2状態において、フィルタ部材3の温度及びフィルタ部材3の温度の温度勾配に基づいて、フィルタ部材3の温度が、例えば800℃など第2の所定温度T2以上になると予測される。ここで、第2の所定温度T2は、フィルタ部材3が過昇温状態となる温度である。
フィルタ部材3の温度が、第2の所定温度T2以上になると、フィルタ部材3が過昇温状態となり、フィルタ部材3の溶損や割れの発生を引き起こし得るが、本実施形態では、フィルタ部材3の温度が第2の所定温度T2以上になると予測される場合に、CO吸収部6に吸収しているCOをフィルタ部材3より上流側の排気経路2内の排気ガスG中に導入し、パティキュレートの燃焼を緩慢化させ、フィルタ部材が過昇温状態になることを回避する。
なお、排気ガス浄化装置1では、CO吸収部6からCOを放出させてパティキュレートの燃焼を緩慢化させた後に、フィルタ部材3が過昇温状態にならないと予測される、例えば600℃など第3の所定温度T3以下になると、第1の制御弁V1が再び開かれ、第2の制御弁V2及び第3の制御弁V3が閉じられる。
図5は、本実施形態に係る排気ガス浄化装置の制御フローチャートである。排気ガス浄化装置1では、先ず、加熱ヒータ8によってCO吸収部6が、例えば400℃〜600℃など所定のCO吸収温度範囲に加熱され、CO吸収部6に備えられたCO吸収材が昇温させられる(ステップ#1)。
そして、第1の制御弁V1が閉じられ、第2の制御弁V2及び第4の制御弁V4が開かれ、CO吸収材に対して排気ガスG中のCOの吸収が開始される(ステップ#2)。COが吸収される際にCO吸収部6の発熱量が検出され(ステップ#3)、発熱量の積算値が所定値に達すると、すなわちCO吸収部6に所定量のCOが吸収されると、第1の制御弁V1が開かれ、第2の制御弁V2及び第4の制御弁V4が閉じられ、COの吸収が完了される(ステップ#4)。
次に、ステップ#5で、フィルタ部材3の前後の差圧が所定値以上であるか否かが判定される。すなわち、フィルタ部材3に所定量のパティキュレートが堆積されているか否かが判定される。ステップ#5での判定結果がYESになると、フィルタ部材3の再生処理が開始される(ステップ#6)。具体的には、燃料噴射量を増量させて排気ガス温度を上昇させ、フィルタ部材3に堆積したパティキュレートを燃焼させる。
フィルタ部材3の再生処理が開始されると、フィルタ部材3の温度が第1の所定温度T1以上であるか否かが判定され(ステップ#7)、これがYESの場合、すなわち、フィルタ部材3の温度が第1の所定温度T1以上の場合には、次に、フィルタ部材3の温度が、例えば600℃など第3の所定温度T3を超えており、且つ、例えば800℃など第2の所定温度T2以上になるか否かが判定される(ステップ#8)。フィルタ部材3の温度と該温度の上昇度合いに基づいて、フィルタ部材3が過昇温状態となるか否かが予測される。
ステップ#8での判定結果がYESの場合、すなわち、フィルタ部材3の温度が、第3の所定温度T3を超えており、且つ、第2の所定温度T2以上になると予測される場合には、加熱ヒータ8によってCO吸収部6が所定のCO放出温度範囲に加熱されるとともに、第1の制御弁V1が絞られ、第2の制御弁V2及び第3の制御弁V3が開かれ、CO吸収部6に吸収しているCOの放出が開始され、COが還流経路5を通じてフィルタ部材3より上流側の排気経路2に導入される(ステップ#9)。
CO吸収部6に吸収しているCOの放出が開始されると、次に、フィルタ部材3の温度が第3の所定温度T3以下であるか否かが判定される(ステップ#10)。ステップ#10での判定結果がYESになると、加熱ヒータ8によるCO吸収部6の加熱を停止させるとともに、第1の制御弁V1が再び開かれ、第2の制御弁V2及び第3の制御弁V3が閉じられ、CO吸収部6ではCOの放出が停止され、フィルタ部材3より上流側の排気経路2へのCOの導入が停止される(ステップ#11)。
一方、ステップ#8での判定結果がNOの場合、すなわち、フィルタ部材3の温度が、第3の所定温度T3以下である場合、又は第2の所定温度T2以上にならないと予測される場合、CO吸収部6からCOが放出されることなく、フィルタ部材3の再生処理が行われる。
また、ステップ#7での判定結果がNOの場合には、すなわち、フィルタ部材3の温度が第1の所定温度T1より低い場合には、フィルタ部材3の再生開始から所定時間が経過したか否かが判定される(ステップ#12)。図4に示す時間S2が経過したか否かが判定される。ステップ#12での判定結果がYESの場合には、COが放出されることなく、フィルタ部材3の再生処理が行われるが、ステップ#12での判定結果がNOの場合には、ステップ#7において再び、フィルタ部材3の温度が第1の所定温度T1以上であるか否かが判定され、この判定結果に応じて図5に示すフローチャートに従って制御される。
前記のように、本実施形態では、フィルタ部材3の再生処理時に、フィルタ部材3の温度が第2の所定温度T2以上になると予測される場合、フィルタ部材3の温度及び該温度の上昇度合いに基づいて、CO吸収部6に吸収されているCOをCO吸収部6から放出させフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ導入させる。
なお、ステップ#7とステップ#8との間に、すなわち、フィルタ部材3の温度が第1の所定温度T1以上であると判定された後に、フィルタ部材3の温度が第2の所定温度T2以上になるか否かが判定される前に、CO吸収部6が加熱手段8によって予熱されるステップを設けるようにしてもよい。かかる場合には、ステップ#8においてフィルタ部材3の温度が第2の所定温度T2以上になると判定された際に、ステップ#9において応答性良くCOの放出を開始することができる。
また、コントロールユニット30は、温度センサ10によって検出されるフィルタ部材3の温度及び該温度に基づいて算出されるフィルタ部材3の温度の上昇度合いに基づいて、フィルタ部材3の温度が第2の所定温度T2以上になると予測される場合、フィルタ部材の温度及びフィルタ部材の温度の上昇度合いに応じて、CO吸収部6を加熱するように加熱ヒータ8の作動を制御する機能を備えている。
更に、コントロールユニット30は、フィルタ部材3の再生処理時に、CO吸収部6を加熱するように加熱ヒータ8の作動を制御する場合、フィルタ部材3の温度が第3の所定温度T3以下になると、加熱ヒータ8の作動を停止させる。また更に、コントロールユニット30は、圧力センサ12及び13から測定されるフィルタ部材3の前後の差圧に基づいてフィルタ部材3に堆積したパティキュレートの堆積量を推定する機能も備えている。
本実施形態では、第3の所定温度T3として、第1の所定温度T1より高い温度が設定されているが、第3の所定温度T3と第1の所定温度T1とを同じ温度に設定することも可能である。かかる場合には、ステップ#8においてフィルタ部材3の温度が、第2の所定温度以上になるか否かが判定される。
このように、本実施形態に係る排気ガス浄化装置1によれば、排気ガスG中のCOを還流させる還流経路5と、CO吸収部6と、CO吸収量検出手段10とを備え、CO吸収量検出手段10は、CO吸収部6の発熱温度又は発熱量に基づいてCOの吸収量を検出することにより、CO吸収部に吸収しているCOの吸収量を比較的容易に検出することができる。
前記排気ガス浄化装置では、フィルタ部材に堆積したパティキュレートの燃焼時に、CO吸収部に吸収しているCOをフィルタ部材より上流側の排気経路に導入し、排気ガス中の酸素濃度を低下させてパティキュレートの燃焼を緩慢化させ、フィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる。
また、CO吸収部6に、該CO吸収部6を加熱する加熱ヒータ8が設けられていることにより、加熱ヒータを用いてCO吸収部に吸収されるCO吸収量を調節することができ、前記効果をより有効に奏することができる。
更に、本実施形態に係る排気ガス浄化方法によれば、CO吸収部6に吸収されているCOをCO吸収部6から放出させフィルタ部材3より上流側の排気経路2へ導入させるように、CO吸収部6が、フィルタ部材3の温度及び該温度の上昇度合いに応じて加熱ヒータ8により加熱されることにより、フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに応じてCO吸収部からCOを放出させることができ、排気ガス中の酸素濃度を効果的に低下させてパティキュレートの燃焼を緩慢化させ、フィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる。
本実施形態では、ディーゼルエンジンの排気系に配設される排気ガス浄化装置について記述しているが、前記排気ガス浄化装置は、例えばガソリンエンジンなどその他のエンジンの排気系に配設することも可能である。かかる場合においても、エンジンの排気系に配設されるフィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる。
以上のように、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、フィルタ部材が過昇温状態になることを抑制することができる排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法であり、特に、ディーゼルエンジンやPMを排出する希薄燃焼ガソリンエンジンを備えた車両の排気系に好適に適用可能である。
本実施形態に係る排気ガス浄化装置の構成を概念的に示す説明図である。 CO吸収材に吸収されるCO吸収量の変化を示すグラフである。 CO吸収材の発熱量の積算値の変化を示すグラフである。 パティキュレートの燃焼時におけるフィルタ部材の温度を模式的に示すグラフである。 本実施形態に係る排気ガス浄化装置の制御フローチャートである。
符号の説明
1 排気ガス浄化装置
2 排気経路
3 フィルタ部材
5 還流経路
6 CO吸収部
8 加熱ヒータ
10、14 温度センサ
12、13 圧力センサ
30 コントロールユニット
G 排気ガス

Claims (3)

  1. エンジンの排気経路に、排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材が介設されてなる排気ガス浄化装置であって、
    排気ガス中のCOを前記フィルタ部材より下流側の前記排気経路から前記フィルタ部材より上流側の前記排気経路へ還流させる還流経路と、
    該還流経路内に設けられ、排気ガス中のCOを吸収するCO吸収部と、
    該CO吸収部に吸収されるCOの吸収量を検出するCO吸収量検出手段と、
    を備え、
    前記CO吸収量検出手段は、前記CO吸収部の発熱温度又は発熱量に基づいて前記CO吸収部に吸収されるCOの吸収量を検出する、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 前記CO吸収部に、該CO吸収部を加熱するCO吸収部加熱手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. エンジンの排気経路に介設され、排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ部材と、該フィルタ部材に堆積したパティキュレートの堆積量を推定するパティキュレート堆積量推定手段と、前記フィルタ部材の温度を検出するフィルタ部材温度検出手段と、前記フィルタ部材より下流側の前記排気経路から前記フィルタ部材より上流側の前記排気経路へ排気ガス中のCOを還流させる還流経路と、該還流経路内に設けられ、所定のCO吸収温度範囲にあるときに排気ガス中のCOを吸収する一方、前記所定のCO吸収温度範囲より高い所定のCO放出温度範囲にあるときに吸収しているCOを放出するCO吸収部と、該CO吸収部を加熱するCO吸収部加熱手段と、前記CO吸収部の発熱温度又は発熱量に基づいて前記CO吸収部に吸収されるCOの吸収量を検出するCO吸収量検出手段とを用いて、排気ガスを浄化するようにした排気ガス浄化方法であって、
    前記CO吸収部に排気ガス中のCOが吸収されている状態で、前記パティキュレート堆積量推定手段によって前記フィルタ部材に所定量以上のパティキュレートが堆積されていると推定され、前記フィルタ部材に堆積したパティキュレートが燃焼浄化される際に、前記フィルタ部材温度検出手段によって検出される前記フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに基づいて、前記フィルタ部材の温度が所定温度以上になると予測される場合、前記CO吸収部に吸収されているCOを前記CO吸収部から放出させ前記フィルタ部材より上流側の前記排気経路へ導入させるように、前記CO吸収部が、前記フィルタ部材の温度及び該温度の上昇度合いに応じて前記CO吸収部加熱手段により加熱されることを特徴とする排気ガス浄化方法。
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