JP2008055146A - 騒音低減装置及び電気掃除機 - Google Patents

騒音低減装置及び電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】空気が伝播する流体騒音を確実に減衰できる装置を得ることを目的とするものである。
【解決手段】本体内に空気を通過させて、当該空気が伝播する流体騒音を低減するための装置であって、装置本体の筐体に、空気の吸込口1を設け、筐体内に、吸込口1より本体内に入射した流体騒音の進行方向と交差する方向に第1の減衰板2を設けるとともに、第1の減衰板2の端部を、流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してなるガイド部3を設け、流体騒音がガイド部3に沿って通過した後、筐体の内壁に沿って進行するように通路を形成し、本体筐体の出口側の端部には、流体騒音の進行方向と交差する方向に第2の減衰板4を設けるとともに、第2の減衰板4に1ないし複数の開口部5を穿設し、本体内に入射した流体騒音が開口部5より放射されるように形成したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、本体内に空気を通過させて、空気が伝播する流体騒音を低減する装置と、その装置を排気口に配設した電気掃除機に関するものである。
従来、電気掃除機の排気騒音を低減する技術として、『リヤカバ−6の後端部に凹部7を形成して、この凹部7の底面に排気孔8を設け、排気孔8の後方には、排気孔8に対面し、かつ排気孔8を通過する排気流に対してほぼ直角に位置するように防音板9を配設し、前記防音板9の内壁10に複数の小孔11が設け、さらに内壁10と外壁12の間に吸音材13を配設することで、風切り音の発生を減少するとともに小孔11と吸音材13により排気エネルギ−の拡散、吸音を行い低騒音化を促進する。』というものが提案されている(特許文献1)。
特開平10−248766号公報(要約)
掃除機のモータで発生する流体に含まれる騒音(流体騒音)は、筐体後部等に設けた排気口から筐体外部に直接放射しており、生活者及び掃除機使用者は、前記排気口から放射する音(騒音)を直接聞くことで、騒音の被害に直接さらされていた。
そこで、例えば上記従来技術のように、排気口に孔開板と吸音材の組み合わせによる風路を設けて、流体騒音の低減を試みるものがあるが、早い流速を十分に減衰することが出来ず、孔開板が流体の流れを阻害して、更に周囲の開口部分から音が漏れ出るために、流体騒音の低減が十分に出来ないという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、空気が伝播する流体騒音を確実に減衰できる装置を得ることを目的とするものである。
本発明に係る騒音低減装置は、
本体内に空気を通過させて、当該空気が伝播する流体騒音を低減するための装置であって、
装置本体の筐体に、空気の吸込口を設け、
前記筐体内に、前記吸込口より本体内に入射した流体騒音の進行方向と交差する方向に第1の減衰板を設けるとともに、
当該第1の減衰板の端部を、流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してなるガイド部を設け、流体騒音が当該ガイド部に沿って通過した後、前記筐体の内壁に沿って進行するように通路を形成し、
本体筐体の出口側の端部には、流体騒音の進行方向と交差する方向に第2の減衰板を設けるとともに、
当該第2の減衰板に1ないし複数の開口部を穿設し、本体内に入射した流体騒音が当該開口部より放射されるように形成したことを特徴とするものである。
本発明に係る騒音低減装置によれば、第1及び第2の減衰板と、これらで形成される流路とによって、流速の早い流体騒音であっても十分な騒音低減効果を得ることが出来る。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る騒音低減装置の側断面図である。
図1の騒音低減装置は、吸込口1、第1の減衰板2、第2の減衰板4を有する。
吸込口1は、装置の筐体に穿設され、流体騒音を伝播する空気を騒音低減装置本体内に吸い込むための口である。
第1の減衰板2は、装置の筐体内に、吸込口1より本体内に入射した流体騒音の進行方向と交差する方向に設けられる。
第2の減衰板4は、本体筐体の出口側(吸込口1の反対側)の端部に、流体騒音の進行方向と交差する方向に設けられる。
第2の減衰板4には、1ないし複数の開口部5が穿設されている。
図1の騒音低減装置内に入射した流体騒音は、以下のような経路を辿って装置外に放射される。
まず、流体騒音は空気の流れに沿って騒音低減装置の本体内に入射する。
次に、流体騒音は第1の減衰板2に衝突した後、第1の減衰板2に沿って進行し、第2の減衰板4に穿設された開口部5より、装置外に放射される。
これらの過程で流体騒音を減衰させ、装置外に流体騒音が放射された段階では、騒音が小さくなっているようにすることが、本実施の形態1に係る騒音低減装置の目的である。
次に、図1の詳細な構成と、当該構成に基づく効果について説明する。
(1)ガイド部3
第1の減衰板2は、その端部を流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してなるガイド部3を有している。
第1の減衰板2に衝突した流体騒音は、第1の減衰板2に沿って進行し、ガイド部3によって、装置本体内に入射した方向と逆行する方向にガイドされた後、装置本体の内壁に沿って進み、第2の減衰板4に向かって進行する。
このようにすることで、第1の減衰板2に衝突させて音響エネルギーを減衰させるとともに、ガイド部3により流体騒音を一旦逆行させて、流体騒音の進行経路を長く取ることができるので、進行中に音響エネルギーがさらに減衰し、騒音減衰効果が増す。
(2)第1の凸部6
第1の減衰板2の中央部には、山状に形成された第1の凸部6が設けられている。
吸込口1より入射した流体騒音は、第1の凸部6に衝突し、音響エネルギーを消耗するので、騒音減衰効果を発揮することができる。
また、第1の凸部6を設けることにより、第1の凸部6近傍の流体騒音の流れが複雑になるので、これによる音響エネルギーの消耗効果も発揮することができる。
なお、第1の凸部6を設ける位置は、必ずしも第1の減衰板2の中央部でなくともよく、吸込口1より入射した流体騒音が衝突する位置であればよい。また、第1の凸部6の形状は、必ずしも山状でなくともよく、例えば円柱状、円錐台状などの形状としても、同様の効果を奏することができる。
(3)第2の凸部7
吸込口1の内部側の周縁には、山状に形成された第2の凸部7が設けられている。
第1の凸部6、第2の凸部7、及びガイド部3により、S字状の流体騒音通路が形成されており、流体騒音はこのS字状の通路に沿って進行する。
上記構成により、S字状の流体騒音通路を形成しない場合と比較して、流体騒音は第1の減衰板2に衝突した後に第2の減衰板4に直行することなく、迂回するような経路を確実に取るので、流体騒音の進行経路を長く取ることができ、騒音減衰効果が増す。
このように、流体騒音の進行方向をS字状にすることで、騒音低減装置本体の幅が薄い場合であっても、本体内で十分に長い通路を形成することができ、騒音低減装置自体の小型化にも資する。
なお、第2の凸部7の形状は、必ずしも山状でなくともよく、例えば吸込口1の内部側の周縁を枠状に取り囲むような形状であっても、同様の効果を奏することができる。
(4)第1の膨張空間部8
ガイド部3の裏側(装置の内部側)には、第1の膨張空間部8が設けられている。
また、ガイド部3の端部と、本体内壁とに挟まれてなる流体騒音の通路は、第1の膨張空間部8よりも狭くなるように形成されている。
流体騒音は、ガイド部3によってガイドされながら進行し、ガイド部3の端部を抜け出たところで、ガイド部3の端部と装置本体の内壁とに挟まれてなる通路を通過することになる。この通路の断面積は、第1の膨張空間部8よりも狭く形成されているため、流体騒音を伝播する空気は、通路で収縮した後、通路を抜け出たときに膨張することとなる。
この収縮〜膨張のプロセスにより、音響エネルギーが減衰するので、騒音を低減することができるのである。
(5)第2の膨張空間部9と吸音材10
第1の減衰板2と第2の減衰板4の間には、第2の膨張空間9が設けられている。
第1の膨張空間部8を抜け出た流体騒音は、より断面積の広い第2の膨張空間部9に到達し、さらに膨張することによって、音響エネルギーが減衰する。
また、この第2の膨張空間部9には、吸音材10を配設している。吸音材10の吸音効果により、音響エネルギーが熱エネルギーなどに変換されるので、全体的に音響エネルギーが減衰する。
(6)開口部5
第2の膨張空間部9を抜け出た流体騒音は、第2の減衰板4に穿設された開口部5より装置外に放射される。
ここで、開口部5は、ホーン状に形成され、かつ本体内側の開口径(図1のΦB)よりも外側の開口径(図1のΦA)を大きくして形成されている。これにより、流体騒音を伝播する空気に、収縮〜膨張のプロセスを与えることができるので、その過程で音響エネルギーを減衰させる効果を発揮できる。
また、開口部5は、次のヘルムホルツ共鳴器の方程式(1)を満たすようにして穿設される。
Figure 2008055146
低減目標周波数f0は、開口部5を流体騒音が通過することにより、周波数f0の音成分を低減させることを意味する。
開口率Pは、第2の減衰板4の面積と、開口部5の開口面積との比率である。
板厚tは、第2の減衰板4の厚さである。
空気層幅Dは、第2の減衰板4の上流側に存在する空気層の厚みであり、図1においては、第1の減衰板2と第2の減衰板4の距離に相当する。
上記f0を、例えば本装置を適用する機材のモータ回転成分に伴う高周波数帯域でのピーク周波数成分に合致するようにして開口部5を穿設すれば、従来技術で十分に減衰させることができなかった当該高周波成分を確実に減衰させることができる。
なお、開口部5の穿設位置に特段の制約はないが、第1の減衰板2の裏面の端部よりも中央寄りの位置に穿設すれば、第1の膨張空間部8の正面に穿設する場合と比較して、流体騒音の経路を長く取ることができるので、騒音減衰効果の点で有利である。これは以後に説明する実施の形態においても同様である。
以上のように、本実施の形態1によれば、
本体内に空気を通過させて、当該空気が伝播する流体騒音を低減するための装置であって、
装置本体の筐体に、空気の吸込口1を設け、
筐体内に、吸込口1より本体内に入射した流体騒音の進行方向と交差する方向に第1の減衰板2を設けるとともに、
第1の減衰板2の端部を、流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してなるガイド部3を設け、流体騒音がガイド部3に沿って通過した後、筐体の内壁に沿って進行するように通路を形成し、
本体筐体の出口側の端部には、流体騒音の進行方向と交差する方向に第2の減衰板4を設けるとともに、
第2の減衰板4に1ないし複数の開口部5を穿設し、本体内に入射した流体騒音が開口部5より放射されるように形成したので、
第1の減衰板2への衝突によるエネルギー消耗と、流体騒音の流路を長く取ることによって、流速の早い流体騒音であっても十分な騒音低減効果を得ることが出来る。
また、第1の減衰板2の中央部に、流体騒音の進行方向に対向する第1の凸部6を設けたので、
吸込口1より入射した流体騒音は、第1の凸部6に衝突し、音響エネルギーを消耗するため、騒音減衰効果を発揮することができる。
また、第1の凸部6を設けることにより、第1の凸部6近傍の流体騒音の流れが複雑になるので、これによる音響エネルギーの消耗効果も発揮することができる。
また、吸込口1の内部側周縁に第2の凸部7を設け、
第2の凸部7、第1の凸部6、及びガイド部3により、S字状の流体騒音通路を形成したので、
S字状の流体騒音通路を形成しない場合と比較して、流体騒音は第1の減衰板2に衝突した後に第2の減衰板4に直行することなく、迂回するような経路を確実に取るので、流体騒音の進行経路を長く取ることができ、騒音減衰効果が増す。
また、流体騒音の進行方向をS字状にすることで、騒音低減装置本体の幅が薄い場合であっても、本体内で十分に長い通路を形成することができ、騒音低減装置自体の小型化にも資する。
また、ガイド部3の端部の裏側に第1の膨張空間部8を設け、
ガイド部3の端部と、本体内壁とに挟まれてなる流体騒音の通路を、第1の膨張空間部8よりも狭くなるように形成したので、
流体騒音を伝播する空気は、通路で収縮した後、通路を抜け出たときに膨張することとなり、この収縮〜膨張のプロセスにより、音響エネルギーが減衰するので、騒音を低減することができるのである。
また、第2の減衰板4に穿設した開口部5は、
本体内側の開口径ΦBよりも外側の開口径ΦAを大きくしたので、
流体騒音を伝播する空気に、収縮〜膨張のプロセスを与えることができ、その過程で音響エネルギーを減衰させる効果を発揮できる。
また、第1の減衰板2と第2の減衰板4との間に第2の膨張空間部9を設けるとともに、第2の膨張空間部9のうち、ガイド部3により形成される通路から開口部5に至る部分に、吸音材10を配設したので、
吸音材10の吸音効果により、音響エネルギーが熱エネルギーなどに変換され、全体的に音響エネルギーが減衰する。
また、第2の減衰板4に穿設した開口部5は、ホーン状に形成され、かつ前記式(1)を満たすので、
上記f0を、例えば本装置を適用する機材のモータ回転成分に伴う高周波数帯域でのピーク周波数成分に合致するようにして開口部5を穿設すれば、従来技術で十分に減衰させることができなかった当該高周波成分を確実に減衰させることができる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2に係る騒音低減装置の上断面図である。
図2の騒音低減装置においては、吸込口1〜第2の膨張空間部9の構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略し(図2に付す符号も同様に一部省略)、新たな構成について説明を行う。
図2の騒音低減装置は、第2の膨張空間部9に、第1の壁11と第2の壁12を設けている。以下、これらの構成について説明する。
(1)第1の壁11
第1の壁11は、第2の膨張空間部9において、装置筐体の内壁より装置中心部に向かって、襞状に複数張り出している。また、第1の壁11は、ガイド部3〜開口部5に至る流体騒音の通路を妨げるように配置されているので、流体騒音の通路は段差路状態となって形成される。
これにより、ガイド部3を抜け出た流体騒音は、第1の壁11に衝突することでエネルギーを消耗するとともに、流体騒音の通路を長く取ることができるので、音響エネルギー減衰効果を発揮することができる。
(2)第2の壁12
第2の壁12は、第2の膨張空間部9において、第1の壁11と第2の減衰板4との間の位置で、装置筐体の内壁より装置中心部に向かって襞状に複数張り出している。また、第2の壁12は、第1の壁11〜開口部5に至る流体騒音の通路を妨げるように配置されているので、流体騒音の通路は2段差路状態となって形成される。
これにより、第1の壁11を抜け出た流体騒音は、第2の壁12に衝突することでエネルギーを消耗するとともに、流体騒音の通路をさらに長く取ることができるので、音響エネルギー減衰効果を増すことができる。
(3)第1の壁の間隔13と第2の壁の間隔14
第1の壁11は、互いに間隔13を開けた状態で設けられるとともに、第2の壁12の横幅は、間隔13よりも長く形成される。
同様に、第2の壁12は、互いに間隔14を開けた状態で設けられるとともに、第1の壁11の横幅は、間隔14よりも長く形成される。
このように横幅を形成することで、ガイド部3〜開口部5に至る流体騒音の通路を、間隙なく確実に妨げることができるので、上記(1)(2)に記載の効果を確実に発揮させることができる。
第1の壁11と第2の壁12は、装置筐体の内壁より装置中心部に向かって、襞状に複数張り出していることとしたが、その立体的な形状は任意のものとすることができる。
例えば、装置筐体の内壁より、横幅の広い氷柱状に張り出しているように形成してもよいし、より奥行きを持たせて、第2の減衰板4と一体化して形成してもよい。これは以後の実施の形態においても同様である。
なお、本実施の形態2においては、第1の壁11と第2の壁12により2段差路を形成したが、必ずしも2段に限られるものではなく、任意の段数で段差路を形成しても同様の効果が得られる。
以上のように、本実施の形態2によれば、
第1の減衰板2と第2の減衰板4との間に第2の膨張空間部9を設けるとともに、
第2の膨張空間部9に、本体筐体の内壁より襞状に張り出した第1の壁11を複数設け、流体騒音が通過する段差路を形成したので、
流体騒音の通路を長く取ることができ、音響エネルギー減衰効果を発揮することができる。
また、第1の壁11と、第2の減衰板4との間に、本体筐体の内壁より襞状に張り出した第2の壁12を複数設け、2段差路を形成したので、
流体騒音の通路をさらに長く取ることができ、音響エネルギー減衰効果を増すことができる。
また、第1の壁11は、ガイド部3と、開口部5とからなる流体騒音の通路を妨げるように形成したので、
ガイド部3を抜け出た流体騒音は、第2の壁12に衝突することでエネルギーを消耗し、音響エネルギー減衰による騒音低減効果を発揮することができる。
また、第2の壁12は、第1の壁11同士の間隙と、開口部5とからなる流体騒音の通路を妨げるように形成したので、
第1の壁11を抜け出た流体騒音は、第2の壁12に衝突することでエネルギーを消耗し、音響エネルギー減衰による騒音低減効果を発揮することができる。
また、第1の壁の横幅は、第2の壁12同士の間隙(間隔14)よりも長く形成し、また、第2の壁12の横幅は、第1の壁同士の間隙(間隔13)よりも長く形成したので、
ガイド部3〜開口部5に至る流体騒音の通路を、間隙なく確実に妨げることができ、上記に記載の効果を確実に発揮させることができる。
実施の形態3.
実施の形態1、2においては、流体騒音を低減するため、第1、第2の減衰板や、襞状の第1、第2の壁を設けた構成などについて説明した。
本発明の実施の形態3に係る騒音低減装置では、流体騒音を低減しつつ、一定の風量を確保することのできる構成について説明する。
図3は、本発明の実施の形態3に係る騒音低減装置の上断面図である。
図3の騒音低減装置においては、吸込口1〜第2の壁12の構成は、実施の形態2と同様であるため説明を省略し(図3に付す符号も同様に一部省略)、新たな構成について説明を行う。
実施の形態1、2において説明したように、第1、第2の減衰板や、襞状の第1、第2の壁により複雑な形状の流体騒音通路を形成したり、あるいは空気の収縮〜膨張のプロセスを与えることで、音響エネルギーの減衰効果を発揮することができる。
しかし、このような構成を多用すると、空気の流れが悪くなり、流量が低下することとなるので、本発明に係る騒音低減装置が適用される対象の性質によっては、好ましくない事態となる。
例えば、電気掃除機の排気騒音を低下する目的で本発明に係る騒音低減装置を適用した場合を想定すると、空気の流量が低下することにより掃除機の吸込仕事率が低下し、掃除機本体の性能低下を招くことになる。
そこで、本実施の形態3においては、第1の減衰板2に、1ないし複数の音流路口15を設け、一定以上の空気の流量を確保できるようにしている。音流路口15の数や大きさは、必要となる空気の流量に応じて適宜設定すればよい。
ただし、音流路口15を設けた上で、なお騒音低減効果を維持するため、第1の壁11は、音流路口15と開口部5からなる流体騒音の通路を妨げるように形成する。
このようにすることで、一定以上の空気の流量を確保できるとともに、流体騒音が第1の壁11に衝突してエネルギーを消耗し、さらには段差路により流体騒音の経路を長く取ることができるので、騒音減衰効果も維持することができる。
以上のように、本実施の形態3によれば、
第1の減衰板2に、1ないし複数の音流路口15を穿設し、
第1の壁11は、
音流路口15と開口部5からなる流体騒音の通路を妨げるように形成したので、
一定以上の空気の流量を確保できるとともに、流体騒音が第1の壁11に衝突してエネルギーを消耗し、さらには段差路により流体騒音の経路を長く取ることができるので、騒音減衰効果も維持することができる。
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4に係る騒音低減装置の上断面図である。
図4の騒音低減装置においては、吸込口1、ガイド部3〜第2の壁12の構成は、実施の形態2と同様であるため説明を省略し(図4に付す符号も同様に一部省略)、新たな構成について説明を行う。
(1)凹部16
第1の凸部6の表面には、凹部16が設けられている。
吸込口1より入射した流体騒音は、第1の凸部6に衝突し、音響エネルギーを消耗するが、さらに凹部16を設けることにより、凹部16近傍の流体騒音の流れは、第1の凸部6のみを設けている場合と比較してさらに複雑になるので、これにより流体騒音がエネルギーを消耗し、音響エネルギーの消耗効果を発揮することができる。
また、凹部16により流路が長くなるので、これによる音響エネルギーの減衰効果も発揮できる。
なお、凹部16を設ける位置や大きさは、第1の凸部6の表面の任意の位置及び任意の大きさとすることができるが、空気の流量や流速に比してあまりに微細な窪みで形成すると、流体騒音の流れを複雑化することができないため、相応の大きさは必要である。
(2)粒状凸部
第1の減衰板2ないし第2の凸部7の表面もしくはその双方には、粒状の凸部(図示せず)が複数設けられている。
このようにすることで、流体騒音の流れをさらに複雑にすることができるので、音響エネルギーの減衰効果がさらに増す。
以上のように、本実施の形態4によれば、
第1の凸部6の表面に、1ないし複数の凹部16を設けたので、
凹部16近傍の流体騒音の流れが、第1の凸部6のみを設けている場合と比較してさらに複雑になり、これによる音響エネルギーの消耗効果を発揮することができる。
また、凹部16により流路が長くなるので、これによる音響エネルギーの減衰効果も発揮できる。
また、第1の減衰板2ないし第2の凸部7の表面もしくはその双方に、複数の粒状凸部を設けたので、
流体騒音の流れをさらに複雑にすることができ、音響エネルギーの減衰効果がさらに増す。また、粒状凸部におけるエネルギー消耗効果も期待できる。
実施の形態5.
実施の形態1において、ホーン状に形成した開口部5による騒音減衰効果について説明したが、本発明の実施の形態5に係る騒音低減装置では、開口部5の形状が異なる場合について説明する。
図5は、本発明の実施の形態5に係る騒音低減装置の上断面図である。
本実施の形態5においては、開口部5の形状以外の構成は、実施の形態1〜4のいずれの構成を用いることも可能であるが、図5においては、実施の形態2と同様の構成を図示している(符号は一部省略)。
(1)圧縮空間5Aと膨張空間5B
図5における開口部5は、2段円柱状に構成され、装置本体内側の円柱により圧縮空間5Aを、外側の円柱により膨張空間5Bを形成する。
ここで、圧縮空間5Aの開口径d0は、膨張空間5Bの開口径L0よりも小さく形成されている。これにより、流体騒音を伝播する空気に、収縮〜膨張のプロセスを与えることができるので、その過程で音響エネルギーを減衰させる効果を発揮できる。
また、圧縮空間5Aと膨張空間5Bは、次のヘルムホルツ共鳴器の方程式(2)を満たすようにして穿設される。
Figure 2008055146
低減目標周波数f0は、開口部5を流体騒音が通過することにより、周波数f0の音成分を低減させることを意味する。
開口率Pは、第2の減衰板4の面積と、開口部5の開口面積との比率である。
板厚t0は、第2の減衰板4の厚さである。
上記f0を、例えば本装置を適用する機材のモータ回転成分に伴う高周波数帯域でのピーク周波数成分に合致するようにして開口部5を穿設すれば、従来技術で十分に減衰させることができなかった当該高周波成分を確実に減衰させることができる。
(2)吸音材10
圧縮空間5Aに近接する空間に、吸音材10を配設し、音響減衰効果を高める。吸音材10は必ずしも設けなくともよい。
以上のように、本実施の形態5によれば、
第2の減衰板4に穿設した開口部5は、圧縮空間5Aと膨張空間5Bからなる2段円柱状に形成され、かつ前記式(2)を満たすので、
流体騒音を伝播する空気に、収縮〜膨張のプロセスを与えることができ、その過程で音響エネルギーを減衰させる効果を発揮できる。
また、上記f0を、例えば本装置を適用する機材のモータ回転成分に伴う高周波数帯域でのピーク周波数成分に合致するようにして開口部5を穿設すれば、従来技術で十分に減衰させることができなかった当該高周波成分を確実に減衰させることができる。
実施の形態6.
実施の形態3において、一定の空気流量を確保するため、第1の減衰板2に音流路口15を穿設した構成について説明した。
本発明の実施の形態6に係る騒音低減装置では、さらに大きな空気流量を確保する場合の構成について説明する。
図6は、本実施の形態6に係る騒音低減装置の側断面図である。
図6の騒音低減装置は、吸込口1、第1の減衰板2、第2の減衰板4、第2の凸部7を有し、第1の減衰板には第1の凸部6が、第2の減衰板4には開口部5が設けられている点で、実施の形態1と共通する。
以下、実施の形態1と異なる構成について説明する。
(1)第1の減衰板2の上側の端部
本実施の形態6においては、第1の減衰板2の上側の端部を、流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してガイド部3を形成する。
このようにすることで、第1の減衰板2の上側に沿って進行する流体騒音は、第1の凸部6、第2の凸部7、及びガイド部3により形成されるS字状の流体騒音通路に沿って進行するので、実施の形態1と同様の音響エネルギー減衰効果を発揮する。
(2)第1の減衰板2の下側の端部
第1の減衰板2の下側の端部は、上側の端部と異なり、折り返さずに平板状とする。
これにより、第1の減衰板2の下側の端部と、本体筐体の内壁とからなる流体騒音の通路は、ガイド部3により形成される通路よりも広く形成される。
このようにすることで、第1の減衰板2の下側に沿って進行する空気の流量を確保することができる。
(3)第1の壁11及び第2の壁12
上記(2)のように、第1の減衰板2の下側の端部からなる通路を広く形成すると、空気が開口部5より直接排出しやすくなるため、十分な音響減衰効果が期待できない。
そこで、当該通路〜開口部5に至る空間には、実施の形態2と同様の第1の壁11及び第2の壁12を設ける。このようにすることで、第1の減衰板2の下側の空気流量を確保できるとともに、騒音低減効果も維持することができる。
(4)吸音材10
第2の膨張空間部9のうち、ガイド部3〜開口部5に至る通路に、吸音材10を配設する。これにより、第1の減衰板2の上側に沿って進行する流体騒音の騒音を低減することができる。
なお、本実施の形態6においては、第1の減衰板の上側の端部にガイド部3を設け、下側の端部は広い通路を形成するようにしたが、上下を逆転して構成しても同様の効果が得られることを付言しておく。
さらには、必ずしも厳密に上下のいずれかとする必要はなく、本実施の形態6の趣旨に反しない程度に位置をずらした構成であっても、同様の効果が得られる。
また、開口部5の形状は、実施の形態1で説明したホーン状のものでもよいし、実施の形態5で説明した2段円柱状のものでもよい。
以上のように、本実施の形態6によれば、
ガイド部3は、第1の減衰板2の上側の端部を、流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してなり、
下側の端部と、本体筐体の内壁とからなる流体騒音の通路は、
ガイド部3により形成される通路よりも広く形成され、かつ、第2の膨張空間部9のうち、当該通路から開口部5に至る部分に、第1の壁11及び第2の壁12を設けたので、
第1の減衰板2の下側の空気流量を確保できるとともに、騒音低減効果も維持することができる。
また、第2の膨張空間部9のうち、ガイド部3により形成される通路から開口部5に至る部分に、吸音材10を配設したので、
第1の減衰板2の上側に沿って進行する流体騒音の騒音を低減することができる。
実施の形態7.
図7は、本発明の実施の形態7に係る電気掃除機の側図である。
本実施の形態7は、実施の形態1〜6の騒音低減装置を、電気掃除機の排気口に配設したものである。
一般に、電気掃除機から発する騒音は、モータを発生源として、その一部が排気とともに電気掃除機本体の外に放射される。したがって、電気掃除機の排気口に実施の形態1〜6の騒音低減装置を配設することにより、これを低減することができる。
図8は、本発明における騒音対策部材である騒音低減装置を装着する前後の騒音特性の測定結果を示すグラフである。
図8の縦軸は、騒音の音圧レベル(dB)を表す。
図8の横軸は、騒音の周波数(Hz)を表す。
図8の実線で表されたグラフは、騒音対策部材を装着する前の騒音特性を示す。同グラフに示されるように、騒音対策部材を装着する前の騒音は、高次の分割振動成分によるファン回転成分(NZ成分)にピークがある。
図8の点線で表されたグラフは、騒音対策部材を装着した後の騒音特性を示す。同グラフに示されるように、騒音対策部材を装着した後の騒音は、NZ成分のピーク騒音が確実に減衰されるとともに、概ね全ての周波数領域にわたって、騒音レベルが下がっていることが分かる。
なお、ここでは、前記式(1)ないし式(2)の低減目標周波数f0は、図8におけるNZ成分のピーク周波数に合わせるように構成されたものとする。
また、実施の形態1〜6のいずれの構成を用いた場合でも、図8の点線で表されたグラフと同様の効果を得ることができることを付言しておく。
本実施の形態7においては、電気掃除機の排気口に騒音低減装置を配設した例を説明したが、本発明に係る騒音低減装置の適用対象はこれに限られるものではなく、例えば扇風機のような、空気により伝播される流体騒音を発する種々の機材等に適用することが可能である。
以上のように、本実施の形態7によれば、実施の形態1〜6のいずれかの騒音低減装置を、電気掃除機の排気口に配設したので、
電気掃除機の排気にともなって放射される騒音を低減することができる。
実施の形態8.
図9は、本発明の実施の形態8に係る騒音低減装置の側断面図である。
図9において、吸込口1から騒音低減装置に流入した流体騒音は、第1の壁11と第2の壁12からなる段差路部に衝突する。段差路部の構成は、実施の形態2で説明したものと同様である。
流体騒音は、第1の壁11と第2の壁12の空間をジグザグに伝搬しながら、段差路部を通過する。この空間を、第1の音場空間と呼ぶ。
第1の音場空間の背後は、風の流れと音響減衰の両者の機能を備え持つように、断面が波型になるような成型(織り)を行っている繊維状の吸音材10で、任意量に満たされている。
吸音材10を構成する繊維は、PET材料や不織布等で形成され、音の伝搬空間を保持するために、任意量のバインダー材と呼ぶ、樹脂材料で成型される形状保持材料を混入している。この形状保持材料による音の伝搬空間の保持力が維持され、常に伝搬に必要な空間が維持される。この段差路部背後の空間を、第2の音場空間と呼ぶ。
この第2の音場空間を音が通過する時に、波型に形成した繊維面を振動させる事で、音の伝搬空間の距離に応じて、音の周波数帯域全体で音圧レベルの減衰が図られる。
即ち、空気が伝搬する空間を維持しつつ、流体騒音の通過時には、波型に形成した繊維面を振動させる事で音響エネルギーを低減させるので、吸込み仕事率と騒音低減効果を並立させることができる。
第2の背後には、第2の減衰板4からなる音響フィルター空間が形成されている。
第2の減衰板4には、実施の形態5で説明したような圧縮空間5Aと膨張空間5Bを有する開口部5が設けられている。
圧縮空間と膨張空間を、先に述べた方程式(2)に基づき設計することによって、実施の形態5で説明したように、任意の周波数の流体騒音を低減することができる。
以上のように、本実施の形態8によれば、流体を通過させ、かつ流体に含まれる音響エネルギー成分を減衰することのできる吸音材10を設けることにより、高い吸込み仕事率と低騒音を両立することができる。
実施の形態9.
図10は、本発明の実施の形態9に係る騒音低減装置の側断面図である。
図10において、開口部5の形状を、実施の形態1で説明したものと同様のホーン状に形成した。その他の構成は実施の形態8と同様である。
図10の構成でも実施の形態8と同様に、開口部5の形状を先に述べた方程式(1)に基づき設計することによって、流体騒音を低減することができる。
実施の形態10.
図11は、本発明の実施の形態10に係る騒音低減装置の側断面図である。
実施の形態8では、第2の減衰板4に、任意の開口寸法で圧縮空間と膨張空間を形成した開孔部5を穿設し、「音響フィルタ空間」を形成していたが、本実施の形態10では、開口面積が異なる複数個の開孔部5を設けている。この開口部5を経て、流体騒音は筐体外部へと放射する。
開口部5は、断面が円形、楕円、四角、又は略四角形状に形成されている。また、開口面積の異なる開口部5が千鳥配置されるように穿設されている。
実施の形態11.
図12は、本発明の実施の形態11に係る騒音低減装置の側断面図である。
図12において、第2の音場空間、および音響フィルター空間の構成は、実施の形態10と同様であるため、説明を省略する。
第1の音場空間では、2種類以上の距離の異なる任意開孔面積の音響風路を複数本形成し、本騒音低減装置の外部側からの音が前記音響風路に進入するようにする。ここでは、第1音響風路21と第2音響風路22の2種類を設け、第2音響風路の方が短くなるように形成する。
第1音響風路21および第2音響風路22の断面は、円形、楕円、四角、又は略四角形状に形成されている。
第1音響風路21と第2音響風路22は、交互に千鳥配置される。この配置により、騒音低減装置の筐体内部側において、第1音響風路21と第2音響風路22の入音口の位置は、流体騒音の進行方向に交互に距離差が生じる。同様に、出音口においても距離差が生じている。
第1音響風路21と第2音響風路22は、上記のように距離差を持たせた音響風路(音響管)により、流体騒音が音響管を出た時点で音の位相が反転するように配置される。結果的に音響管から出た音は位相が互いに反転しており、互いに音を打ち消す動作を行う。
この構成により、流体騒音を効果的に低減させることができる。
図13は、第1音響風路21および第2音響風路22の詳細動作を示すものである。
第1音響風路21は、任意距離L1を持ち、第2音響風路22は、任意距離L2(L1≠L2)を持つ。
第1音響風路21の入音口と第2音響風路22の入音口とは、距離L3で段差がある。
また、第1音響風路21の出音口と第2音響風路22の出音口とは、距離L4で段差がある。
各音響風路(音響管)内部では、流体騒音は一次元伝搬となり、L1及びL2の長さで決まる一次モードで音が音響管内部を伝搬する。
例えば、第1音響風路21の長さL1は、二波長と1/2波長分の音が伝搬する長さに設定し、第2音響風路22の長さL2は、一波長分の音が伝搬する長さに設定する。
この状態において、図13のように距離段差L3及びL4を形成する事で、音響管から出る音の位相信号レベルでの位相差を形成する事が出来る。
これにより、流体騒音が第1音響風路21および第2音響風路22の出音口から出る時点で、音の位相がそれぞれ逆位相となり、出音口で音の打消しが行われる。
以上のように、本実施の形態11によれば、長さの異なる第1音響風路21および第2音響風路22を吸込口に形成し、出音口で音の位相がそれぞれ逆位相となるように各長さL1〜L4を設定したので、出音口で音の打消しが行われ、効果的に流体騒音を低減することができる。
また、出音口で打消された音は、吸音材10でさらに低減されるので、騒音低減効果をさらに向上させることができる。
実施の形態12.
実施の形態11では、第1の音場空間に第1音響風路21および第2音響風路22を形成した構成を説明した。本発明の実施の形態12では、騒音低減装置の出口側に第1音響風路21および第2音響風路22を形成した構成を説明する。
図14は、本実施の形態12に係る騒音低減装置の側断面図である。
図14において、第1音場空間および第2音場空間の構成は、実施の形態8〜10と同様である。
騒音低減装置の出口側では、開口部5に代えて、もしくはこれと併設して、第1音響風路21および第2音響風路22を形成する。これらの音響風路の構成は、実施の形態11で説明したものと同様である。
吸音材10を通過した流体騒音は、第1音響風路21および第2音響風路22の入音口に流入し、出音口より本体外へ流出する。
第1音響風路21と第2音響風路22は、騒音低減装置の出口側で、交互に千鳥配置される。この配置により、騒音低減装置の筐体内部側において、第1音響風路21と第2音響風路22の入音口の位置は、流体騒音の進行方向に交互に距離差が生じる。同様に、出音口においても距離差が生じている。
第1音響風路21と第2音響風路22は、実施の形態11と同様に、流体騒音が音響管を出た時点で音の位相が反転するように配置される。結果的に音響管から出た音は位相が互いに反転しており、互いに音を打ち消す動作を行う。
この構成により、流体騒音を効果的に低減させることができる。
また、第1の壁11及び第2の壁12からなる段差路、および吸音材10を併用することにより、騒音低減効果をさらに向上させることができる。
実施の形態13.
図15は、本発明の実施の形態13に係る騒音低減装置の構成例(A)(B)を示す側断面図である。
経年変化による騒音低減装置の目詰まり等が原因で、モータに起因する流体騒音の温度上昇が生じる。そこで、このような経年劣化を検知するため、実施の形態1〜12で説明した構成において、騒音低減装置の出口側に、温度や風量を計測するセンサを設け、検出値をユーザに提示することとする。
図15(A)の例では、吸音材10通過後の第2の減衰板4の吸音材10側任意位置に温度センサ800を設けている。
図15(B)の例では、第1音響風路21または第2音響風路22の筐体外側となる面の任意位置に温度センサ800を設けている。
温度センサのみならず、目詰まりを検出するための風量センサを設けてもよいし、その他の特性の劣化を検出するセンサを設けてもよく、さらにはこれらを組み合わせて用いることもできる。
以上のような構成により、騒音低減装置の目詰まりなどによるモータの過負荷が原因で生じるモータの発火等を事前に防ぐ事が出来る。また、製品寿命を検知することも可能である。
なお、ユーザへ経年劣化を提示する出力手段は、例として以下の(1)〜(3)のように構成することができる。
(1)検出値があらかじめ定めた閾値に達した際に、LED(Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示手段により、経年劣化の旨をユーザに通知する。
(2)検出値があらかじめ定めた閾値に達した際に、警報音を発してユーザに報知する。
(3)検出値があらかじめ定めた閾値に達した際に、その旨のデータを出力するための有線・無線等のインターフェースを備えておく。騒音低減装置の外部に設けた監視装置等によりそのインターフェースを監視し、データを受け取るとその旨をユーザに通知する。
実施の形態14.
以上の実施の形態8〜13で説明した騒音低減装置は、実施の形態7と同様に電気掃除機の排気口に配設し、電気掃除機のモータ等から発する騒音を低減することができる。
なお、以上説明した各実施の形態の構成は、適宜組み合わせることができることを付言しておく。
実施の形態1に係る騒音低減装置の側断面図である。 実施の形態2に係る騒音低減装置の上断面図である。 実施の形態3に係る騒音低減装置の上断面図である。 実施の形態4に係る騒音低減装置の上断面図である。 実施の形態5に係る騒音低減装置の上断面図である。 実施の形態6に係る騒音低減装置の側断面図である。 実施の形態7に係る電気掃除機の側図である。 騒音低減装置を装着する前後の騒音特性の測定結果を示すグラフである。 実施の形態8に係る騒音低減装置の側断面図である。 実施の形態9に係る騒音低減装置の側断面図である。 実施の形態10に係る騒音低減装置の側断面図である。 実施の形態11に係る騒音低減装置の側断面図である。 第1音響風路21および第2音響風路22の詳細動作を示すものである。 実施の形態12に係る騒音低減装置の側断面図である。 実施の形態13に係る騒音低減装置の構成例(A)(B)を示す側断面図である。
符号の説明
1 吸込口、2 第1の減衰板、3 ガイド部、4 第2の減衰板、5 開口部、6 第1の凸部、7 第2の凸部、8 第1の膨張空間部、9 第2の膨張空間部、10 吸音材、11 第1の壁、12 第2の壁、13 第1の壁の間隔、14 第2の壁の間隔、15 音流路口、15’音流路口、16 凹部、5A 開口部5の圧縮空間、5B 開口部5の膨張空間、700 電気掃除機、710 騒音低減装置、711 モータ、712 集塵室、21 第1音響風路、22 第2音響風路。

Claims (34)

  1. 本体内に空気を通過させて、当該空気が伝播する流体騒音を低減するための装置であって、
    装置本体の筐体に、空気の吸込口を設け、
    前記筐体内に、前記吸込口より本体内に入射した流体騒音の進行方向と交差する方向に第1の減衰板を設けるとともに、
    当該第1の減衰板の端部を、流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してなるガイド部を設け、流体騒音が当該ガイド部に沿って通過した後、前記筐体の内壁に沿って進行するように通路を形成し、
    本体筐体の出口側の端部には、流体騒音の進行方向と交差する方向に第2の減衰板を設けるとともに、
    当該第2の減衰板に1ないし複数の開口部を穿設し、本体内に入射した流体騒音が当該開口部より放射されるように形成したことを特徴とする騒音低減装置。
  2. 前記第1の減衰板の中央部に、流体騒音の進行方向に対向する第1の凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の騒音低減装置。
  3. 前記吸込口の内部側周縁に第2の凸部を設け、
    該第2の凸部、前記第1の凸部、及び前記ガイド部により、S字状の流体騒音通路を形成したことを特徴とする請求項2に記載の騒音低減装置。
  4. 前記ガイド部の端部の裏側に第1の膨張空間部を設け、
    前記ガイド部の端部と、本体内壁とに挟まれてなる流体騒音の通路を、前記第1の膨張空間部よりも狭くなるように形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の騒音低減装置。
  5. 前記第2の減衰板に穿設した開口部は、
    本体内側の開口径よりも外側の開口径を大きくしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の騒音低減装置。
  6. 前記第1の減衰板と前記第2の減衰板との間に第2の膨張空間部を設けるとともに、
    当該第2の膨張空間部に、本体筐体の内壁より襞状に張り出した第1の壁を複数設け、流体騒音が通過する段差路を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の騒音低減装置。
  7. 前記第1の壁と、前記第2の減衰板との間に、本体筐体の内壁より襞状に張り出した第2の壁を複数設け、
    前記段差路を2段差路に形成したことを特徴とする請求項6に記載の騒音低減装置。
  8. 前記第1の壁は、
    前記ガイド部と、前記開口部とからなる流体騒音の通路を妨げるように形成したことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の騒音低減装置。
  9. 前記第2の壁は、
    前記第1の壁同士の間隙と、前記開口部とからなる流体騒音の通路を妨げるように形成したことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の騒音低減装置。
  10. 前記第1の壁の横幅は、前記第2の壁同士の間隙よりも長く形成したことを特徴とする請求項9に記載の騒音低減装置。
  11. 前記第2の壁の横幅は、前記第1の壁同士の間隙よりも長く形成したことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の騒音低減装置。
  12. 前記第2の膨張空間部に吸音材を配設したことを特徴とする請求項6ないし請求項11のいずれかに記載の騒音低減装置。
  13. 前記第1の減衰板に、1ないし複数の音流路口を穿設し、
    前記第1の壁は、
    前記音流路口と前記開口部からなる流体騒音の通路を妨げるように形成したことを特徴とする請求項6ないし請求項12のいずれかに記載の騒音低減装置。
  14. 前記第1の凸部表面に、1ないし複数の凹部を設けたことを特徴とする請求項2ないし請求項13のいずれかに記載の騒音低減装置。
  15. 前記第1の減衰板の表面に、複数の粒状凸部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の騒音低減装置。
  16. 前記第2の凸部の表面に、複数の粒状凸部を設けたことを特徴とする請求項3ないし請求項15のいずれかに記載の騒音低減装置。
  17. 前記ガイド部は、前記第1の減衰板の上下いずれか一方の端部を、流体騒音の進行方向に逆行する方向に折り返してなり、
    もう一方の端部と、本体筐体の内壁とからなる流体騒音の通路は、
    前記ガイド部により形成される通路よりも広く形成され、かつ、前記第2の膨張空間部のうち、当該通路から前記開口部に至る部分に、前記第1の壁及び前記第2の壁を設けたことを特徴とする請求項7ないし請求項16のいずれかに記載の騒音低減装置。
  18. 前記第2の膨張空間部のうち、前記ガイド部により形成される通路から前記開口部に至る部分に、吸音材を配設したことを特徴とする請求項17に記載の騒音低減装置。
  19. 前記第2の減衰板に穿設した開口部は、ホーン状に形成され、かつ次式(1)を満たすことを特徴とする請求項5ないし請求項18のいずれかに記載の騒音低減装置。
    Figure 2008055146
  20. 前記第2の減衰板に穿設した開口部は、2段円柱状に形成され、かつ次式(2)を満たすことを特徴とする請求項5ないし請求項18のいずれかに記載の騒音低減装置。
    Figure 2008055146
  21. 請求項1ないし請求項20のいずれかに記載の騒音低減装置を本体排気口に配設したことを特徴とする電気掃除機。
  22. 本体内に空気を通過させて、当該空気が伝播する流体騒音を低減するための装置であって、
    装置本体の筐体に、空気の吸込口を設け、
    本体筐体の出口側の端部には、流体騒音の進行方向と交差する方向に減衰板を設けるとともに、
    当該減衰板に1ないし複数の開口部を穿設し、本体内に入射した流体騒音が当該開口部より放射されるように形成し、
    本体筐体の内壁より襞状に張り出した壁を複数設け、流体騒音が通過する段差路を形成し、
    前記段差路と前記減衰板との間に吸音材を配設した
    ことを特徴とする騒音低減装置。
  23. 前記減衰板に穿設した開口部は、本体内側の開口径よりも外側の開口径を大きくした
    ことを特徴とする請求項22に記載の騒音低減装置。
  24. 開口面積が異なる複数の前記開口部を前記減衰板に千鳥配置した
    ことを特徴とする請求項22に記載の騒音低減装置。
  25. 本体内に空気を通過させて、当該空気が伝播する流体騒音を低減するための装置であって、
    装置本体の筐体に、空気の吸込口を設け、
    前記吸込口に長さの異なる複数の音響風路を形成して千鳥配置し、
    前記音響風路の長さおよび配置位置を、
    当該音響風路の出音口で前記流体騒音が互いに打ち消しあうように設定した
    ことを特徴とする騒音低減装置。
  26. 本体筐体の出口側の端部に、流体騒音の進行方向と交差する方向に減衰板を設けるとともに、
    当該減衰板に開口面積が異なる複数の開口部を穿設して千鳥配置し、本体内に入射した流体騒音が当該開口部より放射されるように形成した
    ことを特徴とする請求項25に記載の騒音低減装置。
  27. 前記音響風路と前記減衰板との間に吸音材を配設した
    ことを特徴とする請求項26に記載の騒音低減装置。
  28. 本体内に空気を通過させて、当該空気が伝播する流体騒音を低減するための装置であって、
    装置本体の筐体に、空気の吸込口を設け、
    本体筐体の出口側に、長さの異なる複数の音響風路を形成して千鳥配置し、
    前記音響風路の長さおよび配置位置を、
    当該音響風路の出音口で前記流体騒音が互いに打ち消しあうように設定した
    ことを特徴とする騒音低減装置。
  29. 本体筐体の内壁より襞状に張り出した壁を複数設け、流体騒音が通過する段差路を形成した
    ことを特徴とする請求項28に記載の騒音低減装置。
  30. 前記段差路と前記減衰板との間に吸音材を配設した
    ことを特徴とする請求項29に記載の騒音低減装置。
  31. 本体筐体の出口側のいずれかの排気口に温度センサまたは風量センサを配設し、
    その検出値を出力する出力手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項30のいずれかに記載の騒音低減装置。
  32. 前記吸音材は、
    PET材または不織布を用いて、断面が波型になるように成型された
    ことを特徴とする請求項12、18、22、27、または30に記載の騒音低減装置。
  33. 前記吸音材は、
    樹脂糸で成型される形状保持材料が混入され、断面に空気を通過させる空間を形成した
    ことを特徴とする請求項32に記載の騒音低減装置。
  34. 請求項22ないし請求項33のいずれかに記載の騒音低減装置を本体排気口に配設したことを特徴とする電気掃除機。
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