JP2008054576A - 防除機の薬液散布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、この種の防除機でノズルを変更し、散布形態を替えて自動散布を行う場合、関連する基準数値を設定しなおすか、或いは、専用機として散布形態の異なる乗用防除機を用意する必要があった。この出願に係る発明は、1台の防除機でありながら、切替ボタンを設けて標準散布と上下散布との一方を選択して自動散布を可能にするものである。
【解決手段】薬液を散布制御する散布制御装置を備えた防除機において、該防除機1の操作ボックス2に防除コントローラ3を装備し、該防除コントローラ3の操作パネル5に、標準散布と上下散布との切替ボタン4を設けていることを特徴とする防除機の薬液散布装置の構成とする。
【選択図】図3
【解決手段】薬液を散布制御する散布制御装置を備えた防除機において、該防除機1の操作ボックス2に防除コントローラ3を装備し、該防除コントローラ3の操作パネル5に、標準散布と上下散布との切替ボタン4を設けていることを特徴とする防除機の薬液散布装置の構成とする。
【選択図】図3
Description
この発明は、自走型防除機であって、散布形態の切替を行う防除コントローラを装備した薬液散布装置に関する。
従来から、この種の防除機の薬液散布装置は、広く利用されており、例えば、本件出願前に公開されている特開平10−108609号公開特許公報に開示されているように、ラジコンを利用する遠隔操作によって防除作業ができる装置がある。このようなラジコンの利用による薬剤散布は、空中に噴霧される薬剤から離れて位置に居ながら遠隔操作により作業ができるから、オペレータにとって衛生上有効である。
該公知技術の防除装置は、遠く離れた位置に居ながら遠隔操作する場合、誤操作なく操作ができるように、各ブームに散布中か否かを報知する報知具を装備した構成を特徴とする技術が開示されている。
特開平10−108609号公報
従来からこの種の防除機の薬液散布装置は、散布の対象とする作物の種類に応じてノズルを変更し、散布形態を替えて作業を行うことがあり、散布ブームに装着するノズルの定数,圧力、流量等を確認して設定変更を行う必要があった。例えば、マメ科の作物は、通常、上面からの噴霧に加えて、吊下げノズルによる下側からの噴霧を同時に行うことが多い。このように、散布形態を変更する場合、従来の防除コントローラは、関連する基準数値を最初から設定しなおすか、或いは、専用機として散布形態の異なる乗用防除機を用意する必要があった。
この出願に係る発明は、1台の防除機でありながら、切替ボタンを設けて標準散布と上下散布との一方を選択して上記切替ボタンを操作することにより自動的に設定の切替が行われ、自動散布を可能にするものである。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、薬液を散布制御する散布制御装置を備えた防除機において、該防除機(1)の操作ボックス(2)に防除コントローラ(3)を装備し、該防除コントローラ(3)の操作パネル(5)に、標準散布と上下散布との切替ボタン(4)を設けていることを特徴とする防除機の薬液散布装置であって、例えば、水稲に標準散布によって薬剤を散布する防除作業を行った後、続いて、大豆等のマメ科の作物の防除作業に移る場合、散布ブームに吊下げ用のノズルを追加して取り付けて上下散布による作業を行う。
このような場合に、この発明に係る防除コントローラ(3)は、オペレータが切替ボタン(4)を切替操作すると、標準散布から上下散布に自動的に切り替え設定が行われ、上下散布による防除作業が開始できる。
つぎに、請求項2に記載した発明は、前記操作パネル(5)に液晶表示パネル(6)を設け、該液晶表示パネル(6)には、前記切替ボタン(4)の切替操作によって切り替えられた散布形態が表示可能に構成してあることを特徴とする請求項1記載の防除機の薬液散布装置であって、切替ボタン(4)の切替操作で切替えた散布形態を、液晶表示パネル(6)に表示させることによって、切り替えた散布形態を視覚に訴えて散布モードの選択ミスを解消するものである。
つぎに、請求項3に記載した発明は、前記操作パネル(5)上の表示切替ボタン(7)を操作して形態表示に合わせ、その後増減ボタン(8)の操作で標準散布と上下散布との設定切替を可能とし、同時に、前記液晶表示パネル(6)に設定した散布形態を表示可能に構成してあることを特徴とする請求項1、又は2記載の防除機の薬液散布装置であって、新規に切替ボタン(4)を増設することなく、従来装置に機能を追加することによって、目的を達成するものである。
つぎに、請求項4に記載した発明は、前記液晶表示パネル(6)に表示される散布形態は、操縦位置に配置したメータパネル(9)の中にも連動して表示可能に構成してあることを特徴とする請求項3記載の防除機の薬液散布装置であって、切替操作により切替えて新しく設定した散布形態を、オペレータに知らせる手段としてメータパネル(9)を利用したものである。オペレータは、作業を行いながら散布形態を再確認することが可能であって、散布形態を間違って作業を行うケースを排除できるものとなっている。
まず、請求項1に記載した発明は、例えば、水稲を対象にして薬剤を標準散布の形態で防除作業を行った後、続いて、大豆等のマメ科の作物の防除作業に移る場合、散布ブームに吊下げ用のノズルを取り付けて上下散布に切替えて作業に移ることがある。そのときに、オペレータは、切替ボタン(4)を切替操作して防除コントローラ(3)の散布形態のモードを標準散布から上下散布に自動的に切り替え設定が行われる特徴がある。
このように、この発明は、散布形態のワンタッチ切替を可能にした優れた特徴がある。
そして、請求項2に記載した発明は、上記請求項1に記載した発明の奏する効果を有するものでありながら、液晶表示パネル(6)に切替えた散布形態の表示をさせることによって散布モードの選択ミスを解消することができる優れた特徴がある。
そして、請求項2に記載した発明は、上記請求項1に記載した発明の奏する効果を有するものでありながら、液晶表示パネル(6)に切替えた散布形態の表示をさせることによって散布モードの選択ミスを解消することができる優れた特徴がある。
そして、請求項3に記載した発明は、新規に切替ボタン(4)を増設することなく、機能を追加することによって、目的を達成するものであって、新規の機能を追加してもコストを抑えることが可能となるものである。
そして、請求項4に記載した発明は、新しく設定した散布形態をオペレータに知らせる手段としてメータパネルを活用する効果がある。そして、オペレータは、作業を行いながら散布形態を、目視して再確認することが可能であって、散布形態を間違って作業を行うケースを排除するもので、万に一つでも間違いを発見すれば、すぐに、設定変更処置がとれる実用的効果がある。
以下、実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、乗用型防除機1は、図1、及び図2に示すように、車体10の前部にエンジンEが搭載され、該エンジンEから出力される回転動力が、走行ミッション装置11に入力されて内部の主変速装置、副変速装置を経由して変速され、前輪12と後輪13とに伝動される構成となっている。そして、薬液タンク14は、図面から解るように、車体10の後部位置に搭載され、運転席15の下側から左右両側、更には後ろ側に渡って設けられている。
まず、乗用型防除機1は、図1、及び図2に示すように、車体10の前部にエンジンEが搭載され、該エンジンEから出力される回転動力が、走行ミッション装置11に入力されて内部の主変速装置、副変速装置を経由して変速され、前輪12と後輪13とに伝動される構成となっている。そして、薬液タンク14は、図面から解るように、車体10の後部位置に搭載され、運転席15の下側から左右両側、更には後ろ側に渡って設けられている。
そして、運転席15は、その前方位置にステアリングハンドル16が設けられ、その他、各装置の操作スイッチ類、操作用のレバー類、更には、ペダル類をその周囲に集中させて配置し、オペレータの運転操作がやり易い構成としている。
そして、前記薬液タンク14は、ポンプ17が装備され、車体10前方位置に取り付けている散布ブーム18に設けられる散布ホース19に薬液を圧送して各ノズル20から噴出される構成としている。そして、散布ブーム18は、図2に示すように、機体横幅と同等の長さにして車体10の前側位置に配置したセンターブーム18aと、そのセンターブーム18aの左右両端部に連結して横外側に長く配置したサイドブーム18b,18bとから構成されている。そして、受け具22,22は、図面に示すように、車体10の両側に上方に伸ばして設けたブーム収納支持枠23,23の上部に設け、前記散布ブーム18の左右サイドブーム18b,18bを収納保持する構成としている。
そして、上記左右のサイドブーム18b,18bは、中央位置のセンターブーム18aの両端部に折り曲げ回動自由に連結しており、車体10の前部に装備しているサイドブーム上下シリンダ25,25を連結して設け、上部後方に回動させて収納状態に保持したり、或いは車体10に対して横方向に伸ばして地面に対してほぼ平行状態に保持して散布作業姿勢(図2参照)を確保することができる構成としている。
つぎに、乗用防除機の車速連動噴霧システムを有したブームスプレヤー(薬液散布装置)が装備する散布制御装置について説明する。
操作ボックス2にある防除コントローラ3を装備した操作パネル5には、図3に示すように、中央上部に液晶表示パネル6が配置され、その左側の上位から散布設定26、圧力27、流量28、流量累計29等の表示欄が上下に順次設けられ、液晶表示パネル6の左端に点灯されるマーク(インジケータ)によってパネル面に表示されるデータ内容が支持される。そして、液晶表示パネル6の右側には、表示切替手段である表示切替ボタン7が設けられている。
操作ボックス2にある防除コントローラ3を装備した操作パネル5には、図3に示すように、中央上部に液晶表示パネル6が配置され、その左側の上位から散布設定26、圧力27、流量28、流量累計29等の表示欄が上下に順次設けられ、液晶表示パネル6の左端に点灯されるマーク(インジケータ)によってパネル面に表示されるデータ内容が支持される。そして、液晶表示パネル6の右側には、表示切替手段である表示切替ボタン7が設けられている。
また、自動押しボタン(スイッチ)31が設けられ、これのON,OFFを左横のパイロットランプ32で表示される構成としている。
更に、散布設定ボタンスイッチ34、増・減ボタンスイッチ8a,8b、累計リセットスイッチ36等が配置されている。そして、標準散布と上下散布との切替ボタン4は、液晶表示パネル6の上側、操作パネル5上部に標準散布ボタン4aと上下散布ボタン4bとを左右に配置した構成としている。
更に、散布設定ボタンスイッチ34、増・減ボタンスイッチ8a,8b、累計リセットスイッチ36等が配置されている。そして、標準散布と上下散布との切替ボタン4は、液晶表示パネル6の上側、操作パネル5上部に標準散布ボタン4aと上下散布ボタン4bとを左右に配置した構成としている。
そして、標準散布は、水稲等を防除の対象として通常行う形態の散布であって、図2に示すように、センターブーム18aと左右のサイドブーム18b,18bとを横一列状に拡げて作物の上面から散布する形態を指している。そして、防除コントローラ3は、上記切替ボタン(標準散布ボタン4a)4を押して切り替えると、予め記憶させている標準散布のモードに自動的に設定される構成になっている。
そして、上下散布は、マメ科の作物、例えば、大豆等を防除の対象にして行う形態の散布であって、図4に示すように、吊下げノズル20aを条間ごとにブームに吊下げて固着し、作物の上面と下側(側方)との両方から散布する形態を指している。この場合も、防除コントローラ3は、上記切替ボタン(上下散布ボタン4b)4を押して切り替えると、予め記憶させている上下散布のモードに自動的に設定される構成となっている。
このように、防除コントローラ3は、操作パネル5の上部に横並びに併設した標準散布ボタン4aと上下散布ボタン4bとのいずれか一方を選択して押し操作をすると、予め入力して記憶している諸条件、基準値に基づいてコントローラ内部で演算が行われ、選択した散布形態にモードの散布条件で運転できるように自動的に設定されるのである。
そして、切り替えられた散布形態は、図5に示すように、操作パネル5内の液晶表示パネル6に設けている形態欄39に表示され、オペレータが確認できるものとなっている。
このように、本案実施例に係る防除コントローラ3は、ワンタッチの切替操作によって、標準散布(図2参照)と上下散布(図4参照)とを切り替えることができるものであるから、防除作業の作業形態の切替が楽にでき、高齢者、ご婦人向きの防除機を提供できるものとなった。そして、上記散布形態の切替は、液晶表示パネル6上にすぐに表示されるから、散布モードの選択ミスをなくすることができる特徴がある。
このように、本案実施例に係る防除コントローラ3は、ワンタッチの切替操作によって、標準散布(図2参照)と上下散布(図4参照)とを切り替えることができるものであるから、防除作業の作業形態の切替が楽にでき、高齢者、ご婦人向きの防除機を提供できるものとなった。そして、上記散布形態の切替は、液晶表示パネル6上にすぐに表示されるから、散布モードの選択ミスをなくすることができる特徴がある。
つぎに、図6に示す実施例は、上記図5の実施例で説明した標準散布ボタン4aと上下散布ボタン4bとを左右に配置して設けた構成例に代えて、従来のコントローラの表示切替ボタン7を利用して図5に示す実施例と同様の切替を行う構成である。
そして、図6の実施例は、表示切替ボタン7を押して、インジケータを形態欄39に合わせ、続いて、増減ボタンスイッチ8a,8bを押しながら標準散布と上下散布との設定切り替えが行われるように構成しており、同時に、切替えた散布形態が液晶表示パネル6上の形態欄39に表示される構成としている。
このように構成すれば、図6に示す実施例の構成は、前記した図5の実施例に比較して新規に設定ボタン4を増加する必要がないから、機能だけの追加によって、製作コストを大幅に抑えながら、標準と上下の散布形態の切替と、併せて液晶表示を行ってオペレータの注意を喚起できる特徴がある。
更に、上記実施例は、図6に示すように、設定した散布形態を液晶表示パネル6の形態欄39に表示すると共に、更に、もう1歩進めて、図7に示すように、メーターパネル9内に設けた表示部38に表示する構成としている。
このように、切替えて自動的に設定した散布形態を、液晶表示パネル6による表示に加えて、更に、メータパネル9に設けた表示部38にも表示する構成として、オペレータの注意を喚起し、誤った設定を防止し、作業中に設定して万に一つでも間違っておれば直ちに設定変更の処置ができる特徴がある。
つぎに、図8、及び図9に示す実施例について説明する。
この実施例は、異なるノズルを使用する散布態様を、図9に示すように、散布設定1〜散布設定5まで設計して、防除コントローラ3に散布設定1〜散布設定5まで個別に散布設定条件をメモリに記憶させる。そして、各散布設定1〜散布設定5は、操作パネル5上の散布設定ボタンスイッチ34を押すごとにメモリがローテーションされて、散布設定欄26の右側表示部40に設定NOとして表示される構成としている。
この実施例は、異なるノズルを使用する散布態様を、図9に示すように、散布設定1〜散布設定5まで設計して、防除コントローラ3に散布設定1〜散布設定5まで個別に散布設定条件をメモリに記憶させる。そして、各散布設定1〜散布設定5は、操作パネル5上の散布設定ボタンスイッチ34を押すごとにメモリがローテーションされて、散布設定欄26の右側表示部40に設定NOとして表示される構成としている。
このように、図9に示す散布設定1〜散布設定5は、異なったノズルをそれぞれ使用する5つの形態をメモリに記憶するコントローラであって、散布作業に移る前の設定操作では、順次切り替える際に設定ナンバーがすぐ解って選択間違いをすることがほとんどない実用的な特徴があり、又、入力時(記憶させるとき)においても番号で示すから入力ミスもほとんどない特徴がある。
そして、上記実施例のように、散布形態の異なる複数の自動モードを記憶させた防除コントローラ3は、散布設定34を押す毎にメモリがローテーションされ、その際にメモリナンバーも順次切り替わる構成にしているから、記憶可能な範囲において多くの散布形態を記憶させても、選択間違いが発生することはほとんどない利点がある。
つぎに、図10、及び図11に示す実施例について説明する。
この実施例は、車速連動型のマイコンによる防除コントローラ3において、散布設定入力モード時と、散布設定選択モード時のそれぞれの作業を効率的に行うことができるようにしたものである。すなわち、防除コントローラ3は、図11に示すように、まず、入力モード時には、散布設定1から順次入力して散布設定4で入力が終了しても、つぎの散布設定5以下も入力可能な状態に空メモリがローテーションされる構成になっており、設定入力済みの散布設定1〜散布設定4から選択するときには、メモリに記憶されている散布設定1〜4のみがローテーションされる構成としている。
この実施例は、車速連動型のマイコンによる防除コントローラ3において、散布設定入力モード時と、散布設定選択モード時のそれぞれの作業を効率的に行うことができるようにしたものである。すなわち、防除コントローラ3は、図11に示すように、まず、入力モード時には、散布設定1から順次入力して散布設定4で入力が終了しても、つぎの散布設定5以下も入力可能な状態に空メモリがローテーションされる構成になっており、設定入力済みの散布設定1〜散布設定4から選択するときには、メモリに記憶されている散布設定1〜4のみがローテーションされる構成としている。
したがって、実施例は、メモリローテーションが実作業に合わせて効率的に行われるから、作業前の選択時には短時間で該当する散布設定ナンバーの選択が出来る特徴がある。
上記の図10、及び図11に示す実施例は、異なるノズルに基づく散布設定1乃至4について説明したが、散布形態の異なる複数の自動モードを記憶させたマイコンの防除コントローラ3においても、標準散布形態、上下散布形態などの散布設定選択ボタンを押す回数が低減できて、散布設定時に効率的に作業ができる。
上記の図10、及び図11に示す実施例は、異なるノズルに基づく散布設定1乃至4について説明したが、散布形態の異なる複数の自動モードを記憶させたマイコンの防除コントローラ3においても、標準散布形態、上下散布形態などの散布設定選択ボタンを押す回数が低減できて、散布設定時に効率的に作業ができる。
つぎに、図12、及び図13に示す実施例について説明する。
この実施例は、車速連動型のマイコンによる防除コントローラ3において、異なるノズル毎に、例えば、図面に示すように、ノズルの種類(図12参照)、又はノズル定数の差異に基づく設定区分(図13参照)による散布設定1〜散布設定4をメモリ50に記憶させて標準出荷する場合に、これらと異なるノズルにも対応できるように、予め、空メモリ部51を設けておく構成としている。したがって、需要家は、本案の散布制御装置を装備した乗用型防除機を購入した後、防除作業に際して、作物や農薬の種類に合わせたノズルを独自に装着した際、上記空メモリ部51に自分で散布設定をすれば、好みのノズルを使用して自動モード散布を行うことができる。
この実施例は、車速連動型のマイコンによる防除コントローラ3において、異なるノズル毎に、例えば、図面に示すように、ノズルの種類(図12参照)、又はノズル定数の差異に基づく設定区分(図13参照)による散布設定1〜散布設定4をメモリ50に記憶させて標準出荷する場合に、これらと異なるノズルにも対応できるように、予め、空メモリ部51を設けておく構成としている。したがって、需要家は、本案の散布制御装置を装備した乗用型防除機を購入した後、防除作業に際して、作物や農薬の種類に合わせたノズルを独自に装着した際、上記空メモリ部51に自分で散布設定をすれば、好みのノズルを使用して自動モード散布を行うことができる。
そして、上記実施例は、散布形態についても応用することができるものであって、予め、空メモリ部51を用意しておけば、標準散布に限定せずに、上下散布やその他の散布形態についても自分で入力しておくと散布設定することができて車速に連動した散布制御が可能となる。そして、上記実施例は、標準出荷時のノズル定数と異なるノズルにも対応可能なように、予め、空メモリ部51(図13参照)を設けた構成にすることができる。
このように、実施例は、散布作業の現場において、独自のノズルを装着しても、散布設定が可能であり、自動モード散布を行える優れた特徴がある。
つぎに、図14、及び図15に示す実施例について説明する。
つぎに、図14、及び図15に示す実施例について説明する。
この実施例は、防除コントローラ3において、既に記憶しているノズル種類の一部を使用廃止する際、記憶内容を初期化できる機能を持たせた散布制御装置である。すなわち、図14に示す操作パネル5は、累計リセットスイッチ36を設け、このスイッチを押すと累計流量のみがリセットされる構成になっていた。
これに対して、図15に示す操作パネル5は、上記累計リセットスイッチ36に代えてリセットスイッチ55を設けている。このリセットスイッチ55は、押し操作によって累計流量と不要となった散布設定値も初期化できる構成としている。
このように、図15に示す実施例は、需要家にとってきわめて便利な使い勝手のいい散布制御装置となっている。
なお、図14は、従来型の操作パネル5を示し、図15は、本件実施例を示している。
なお、図14は、従来型の操作パネル5を示し、図15は、本件実施例を示している。
つぎに、図16、及び図17に示す実施例を説明する。
既に説明したように、操作パネル5面に設けている液晶表示パネル6には、圧力と流量を表示する構成になっているが、これをステアリングハンドル16の中心部に設けた表示部56に表示するように構成している。図17は、表示部56の拡大図であって、57は表示切替スイッチである。
既に説明したように、操作パネル5面に設けている液晶表示パネル6には、圧力と流量を表示する構成になっているが、これをステアリングハンドル16の中心部に設けた表示部56に表示するように構成している。図17は、表示部56の拡大図であって、57は表示切替スイッチである。
乗用型防除機において、車速連動を使用しないで手動散布を行う場合があるが、その時、散布圧力は、オペレータが設定記憶させて作業を行う。このような防除作業中に、オペレータは、常に圧力を監視しながら作業を続けるが、ステアリングハンドル16の内部に表示部があると、これを確認しながら作業を続けることがやり易い。
この実施例では、オペレータは、散布圧力が低下してもすぐに知ることができて適切に処置をすることもすぐできる。
つぎに、図18に示す実施例について説明する。
つぎに、図18に示す実施例について説明する。
この実施例は、メータパネル9に設けた表示部38に、圧力と流量とを表示できるように構成したものである。通常の運転中には、オペレータにとって操作パネル5内にある液晶表示パネル6よりも、メータパネル9の方が運転中に視界内にあって見易い特徴がある。
この実施例では、車速連動噴霧システムを使用せずに手動散布を行う場合、オペレータによる散布圧力を設定記憶させて行う作業中に、常に設定圧力が保持されているかどうかを確認しながら作業ができる。そして、オペレータは、万が一何かの理由で圧力が適切でない場合、すぐに処置することができるものである。
そして、図19と図20は、ステアリングハンドルの内部に表示部56を設けて圧力と流量を表示する構成であって、表示切替ボタン57を設けている。したがって、表示部56に表示される数値は、表示切替ボタン57の押し操作で切り替わりインジケータ指示されて圧力と流量の一方に切り替わるものである。
そして、この場合、表示切替ボタン57は、これを押し操作すればステアリング16の表示部56と同時に前記メータパネル9内の表示部38の表示も連動して切り替わる構成としている。
このように、表示切替ボタン57は、一回の切り替え操作で両方同時に切替ができるから操作性が向上した特徴がある。
1 防除機 2 操作ボックス
3 防除コントローラ 4 切替ボタン
4a 標準散布ボタン 4b 上下散布ボタン
5 操作パネル 6 液晶表示パネル
7 表示切替ボタン 8 増減ボタン
8a 増側ボタン 8b 減側ボタン
9 メータパネル。
3 防除コントローラ 4 切替ボタン
4a 標準散布ボタン 4b 上下散布ボタン
5 操作パネル 6 液晶表示パネル
7 表示切替ボタン 8 増減ボタン
8a 増側ボタン 8b 減側ボタン
9 メータパネル。
Claims (4)
- 薬液を散布制御する散布制御装置を備えた防除機において、該防除機(1)の操作ボックス(2)に防除コントローラ(3)を装備し、該防除コントローラ(3)の操作パネル(5)に、標準散布と上下散布との切替ボタン(4)を設けていることを特徴とする防除機の薬液散布装置。
- 前記操作パネル(5)に液晶表示パネル(6)を設け、該液晶表示パネル(6)には、前記切替ボタン(4)の切替操作によって切り替えられた散布形態が表示可能に構成してあることを特徴とする請求項1記載の防除機の薬液散布装置。
- 前記操作パネル(5)上の表示切替ボタン(7)を操作して形態表示に合わせ、その後増減ボタン(8)の操作で標準散布と上下散布との設定切替を可能とし、同時に、前記液晶表示パネル(6)に設定した散布形態を表示可能に構成してあることを特徴とする請求項1、又は2記載の防除機の薬液散布装置。
- 前記液晶表示パネル(6)に表示される散布形態は、操縦位置に配置したメータパネル(9)の中にも連動して表示可能に構成してあることを特徴とする請求項3記載の防除機の薬液散布装置。
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