JP2008054006A - 伝送フレーム、送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラム - Google Patents

伝送フレーム、送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008054006A
JP2008054006A JP2006227602A JP2006227602A JP2008054006A JP 2008054006 A JP2008054006 A JP 2008054006A JP 2006227602 A JP2006227602 A JP 2006227602A JP 2006227602 A JP2006227602 A JP 2006227602A JP 2008054006 A JP2008054006 A JP 2008054006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission rate
transmission
speed
basic
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006227602A
Other languages
English (en)
Inventor
Mayumi Ishikawa
真弓 石川
Seiji Ozaki
成治 小崎
Hideaki Yamanaka
秀昭 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006227602A priority Critical patent/JP2008054006A/ja
Publication of JP2008054006A publication Critical patent/JP2008054006A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】 伝送速度のアップグレードが可能で、なおかつ低速な付加領域が減ることで帯域の利用効率が向上する伝送フレームを提供することを目的としている。
【解決手段】 伝送フレームにおいて、基本伝送速度で伝送され、宛先情報と伝送速度情報とフレーム長情報を含む第1のヘッダと、第1のヘッダの後に前記伝送速度情報が示す伝送速度で伝送され、データの開始位置を示すデリミタと、前記デリミタの後に前記伝送速度情報が示す伝送速度で伝送され、前記データを含むデータ領域と、を備え、前記伝送速度情報が前記基本伝送速度より高速な高速伝送速度を示すとき、前記デリミタと前記データ領域の間に前記高速伝送速度で伝送され、データ長情報を含む第2のヘッダと、前記データ領域の後に前記高速伝送速度で伝送され、前記高速伝送速度と前記基本伝送速度との位相差を調整する調整用ビットと、を備えた。
【選択図】 図3

Description

この発明は、異速度混在の伝送信号に適用できる伝送フレームに関するものである。さらに、この伝送フレームを用いる送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラムに関するものである。
従来の加入者系通信システムとして、PON(Passive Optical Network)システムが知られている(例えば特許文献1参照)。このPONシステムは、局側通信装置(OLT:Optical Line Terminal)に接続された光ファイバを途中で光スターカプラにより1:n分岐構成とし、分岐された光ファイバを複数の加入者側通信装置(ONU:Optical Network Unit)に接続してシステムを構成する。
例えばOLTからONUへ向かうバースト信号をTDM(Time Division Multiplexing、時分割多重)方式により多重化して送信する。一方、ONUは、各々定められたタイムスロットにバースト信号を送信する。このとき、これらのバースト信号は上記の光スターカプラで結合されて1本の光ファイバでOLTに送信され、OLTは内部のバースト同期回路でバースト毎にデータのビット同期をとって受信する。
この特許文献1における従来の技術としてのPONシステムでは、伝送速度が同一であることから、伝送速度が上昇する度に全ての装置を置き換える必要があったが、特許文献1では、さらに、1つの送信装置に接続する複数の受信装置の伝送速度が異なる場合でも通信可能な伝送装置が開示されている。
特開2000−188593号公報
特許文献1に開示された伝送装置で用いられる従来の伝送フレームにおいては、高速なデータ領域に付加される基本速度のオーバヘッドが、フレーム同期ビットを含むようにしているので、この低速な同期ビット分だけ帯域の利用効率が低下してしまうという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、PONシステム等において伝送速度のアップグレードが可能で、なおかつ低速な付加領域が減ることで帯域の利用効率が向上する伝送フレームを提供することを目的としている。
この発明に係る伝送フレームは、基本伝送速度で伝送され、自伝送フレームの宛先を示す宛先情報とデータの伝送速度を示す伝送速度情報と自伝送フレームの長さを示すフレーム長情報を含む第1のヘッダと、第1のヘッダの後に前記伝送速度情報が示す伝送速度で伝送され、前記データの開始位置を示すデリミタと、前記デリミタの後に前記伝送速度情報が示す伝送速度で伝送され、前記データを含むデータ領域と、を備え、前記伝送速度情報が前記基本伝送速度より高速な高速伝送速度を示すとき、前記デリミタと前記データ領域の間に前記高速伝送速度で伝送され、前記データの長さを示すデータ長情報を含む第2のヘッダと、前記データ領域の後に前記高速伝送速度で伝送され、前記高速伝送速度と前記基本伝送速度との位相差を調整する調整用ビットと、を備えたものである。
この発明は、伝送フレームを用いて基本伝送速度と混在させて高速伝送速度による通信を行うことができ、なおかつ伝送フレームにおいて基本伝送速度の付加領域を少なくすることができ、これにより、帯域の利用効率が向上する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1による伝送フレームは、宛先情報と伝送速度情報とフレーム長情報とTQ(time_quantum)情報とを含む基本伝送速度の第1のヘッダと、高速クロック同期用ビットと、高速伝送速度のデリミタと、データ長情報を含む高速伝送速度の第2のヘッダと、高速伝送速度の基本クロック調整用ビットと、を備えたので、伝送フレームを用いて基本伝送速度と混在させて高速伝送速度による通信を行うことができ、なおかつ伝送フレームにおいて基本伝送速度の付加領域を少なくすることができ、これにより、帯域の利用効率が向上するものである。
図1は、この発明の実施の形態1による伝送フレームを用いる通信システムを示す構成図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。図1において、この発明が適用される通信システムとしてのPON(Passive Optical Network)システムは、送信装置または受信装置としての局側通信装置であるOLT(Optical Line Terminal)1と、受信装置または送信装置としての加入者側通信装置であるONU(Optical Network Unit)2、2a、2bと、OLT1とONU2、2a、2bを接続する光ファイバ3と、光ファイバ3の途中で信号を分岐する光スターカプラとしての光カプラ4と、を備えている。また、OLT1の上位網には、データ配信サーバ5がスイッチ6を介して電気ケーブル7で接続されている。また、ONU2、2a、2bには、例えば図示しないパーソナルコンピュータ等の加入者端末装置が電気ケーブル7で接続されている。
また、図1において、OLT1は、基本伝送速度(1Gbps)用の基本クロック11と、基本速度の10倍の高速伝送速度(10Gbps)用の高速クロック11aと、基本速度のN(Nは2以上の整数)倍の高速伝送速度(NGbps)用の高速クロック11bと、を備え、ONU2は、基本伝送速度(1Gbps)用の基本クロック21を備え、ONU2aは、基本伝送速度(1Gbps)用の基本クロック21と、基本速度の10倍の高速伝送速度(10Gbps)用の高速クロック21aと、を備え、ONU2bは、基本伝送速度(1Gbps)用の基本クロック21と、基本速度の10倍の高速伝送速度(10Gbps)用の高速クロック21aと、基本伝送速度のN(Nは2以上の整数)倍の高速伝送速度(NGbps)用の高速クロック21bと、を備えている。なお、各ONUは、基本クロック21を必ず備えている一方、基本伝送速度より高速な任意の高速伝送速度に対応した高速クロックを備えるようにしても良い。ただし、OLT1は、基本クロック11を必ず備え、かつ接続される各ONUが備えている全ての高速クロックに対応した高速クロックを備えるようにする。
また、図2は、この発明の実施の形態1による伝送フレームを用いる通信装置としてのOLT1を示す構成図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。図2において、送信装置または受信装置としてのOLT1は、基本クロック11と、高速クロック11aと、高速クロック11bと、に加え、PON制御部12と、NGbpsで動作する光送信部13と、NGbpsのクロックで多重化するMUX(Multiplexer、多重化装置)14と、WDM(Wavelength Division Multiplexing、波長分割多重)合分波器としての光カプラ15と、バースト光受信部16と、CDR(Clock and Data Recovery)部17と、を備えている。なお、実線の矢印で光信号の流れを示し、破線の矢印で電気信号の流れを示している。また、ONU2、2a、2bは、図2に示すOLT1と同様の構成を備えており、図示を省略する。
次に動作について説明する。図1、図2において、データ配信サーバ5からスイッチ6を介してOLT1のPON制御部12にデータが入力される。送信装置としてのOLT1は、データの伝送速度を示す伝送速度情報を含む基本クロック11に同期した伝送フレームの領域と、データを含む基本クロック11または高速クロック11a、11bに同期した伝送フレームの領域とからなる各電気信号を、NGbpsのクロックで動作するMUX14で時分割多重化して伝送フレームを生成し、これらの伝送フレームをNGbps用の光送信部13で電気/光変換した光信号(波長1.49μm帯)としてWDM15を介して光ファイバ3に送出する。そして、受信装置としてのONU2、2a、2bは、OLT1から受信した伝送フレームを光/電気変換し、基本クロック21に同期して伝送速度情報を読み取り、この伝送速度情報に対応する基本クロック21、高速クロック21a、21bに同期をとってデータを受信する。さらに、このデータは、電気ケーブル7に送られる。
一方、図1、図2において、電気ケーブル7からONU2、2a、2bにデータが入力される。送信装置としてのONU2、2a、2bは、データの伝送速度を示す伝送速度情報を含む基本クロック21に同期した伝送フレームの領域を電気/光変換し、データを含む基本クロック21または自装置に備えている高速クロック21a、21bに同期した伝送フレームの領域を電気/光変換し、これらの伝送フレームをバースト光信号(波長1.3μm帯)として光ファイバ3に送出する。受信装置としてのOLT1は、ONU2、2a、2bからWDM15を介してバースト光信号を受信すると、バースト光受信部16で光/電気変換し、CDR部17で基本クロック11に位相同期を行う。位相同期を確保すると、基本クロック11に同期した伝送フレームの領域から当該伝送フレームの伝送速度情報を抽出し、この伝送速度情報に対応する基本クロック11、高速クロック11a、11bにCDR部17で同期してPON制御部12でデータを受信する。さらに、このデータは、電気ケーブル7に送られる。
図3は、この発明の実施の形態1による伝送フレームを示す構成図である。図3(a)は10Gbps用、図3(b)はNGbps用伝送フレームを示す。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。図3(a)、(b)において、伝送フレームの先頭部分は必ず基本伝送速度(1Gbps)で伝送される第1のヘッダ101であり、第1のヘッダ101は、伝送フレームの宛先、データの伝送速度(10Gbps、NGbps)、伝送フレームの長さ、使用するTQ(time_quantum)を示す情報を含む。また、第1のヘッダ101に引き続き、高速伝送速度(10Gbps、NGbps)で伝送される領域を備えて伝送フレームを構成する。この高速伝送速度の領域は、前記データの伝送速度情報が示す高速伝送速度(10Gbps、NGbps)に同期をとるための高速クロック同期用ビット102a、102b、データ開始位置を示すデリミタ103、データの長さを示すデータ長情報を含む第2のヘッダ104a、104b、前記伝送速度情報および前記データ長情報に相当するデータを含むデータ領域105、調整用ビットとしての基本クロック調整用ビット106を含む。なお、図示は省略するが、基本伝送速度(1Gbps)用伝送フレームは、第1のヘッダ101に引き続き、基本伝送速度(1Gbps)で伝送されるデリミタとデータ領域で構成するようにすれば良い。
送信装置(OLT1またはONU2、2a、2b)は、対向する受信装置(ONU2、2a、2bまたはOLT1)と自装置がともに備える任意のクロックに同期して、データを送信することができる。送信装置は、時分割多重化される伝送フレームとしてのTDM(Time Division Multiplexing)フレームを構成する手順として、まず基本クロックに同期した領域にデータの宛先、伝送速度、長さ、使用するTQ情報を表示する第1のヘッダ101を挿入し、データの伝送速度に同期するための同期ビット102a、102bを挿入し、データ開始領域を示すデリミタ103を挿入し、データの長さ情報を表示するための第2のヘッダ104a、104bを挿入し、所定のクロックに同期したデータ105を挿入し、最後にTDMフレームが基本クロックに同期するために高速伝送速度と基本伝送速度との位相差を調整する基本クロック調整用ビット106を加える。
受信装置(ONU2、2a、2bまたはOLT1)はいずれも基本クロックを備え、受信したTDMフレームの先頭領域から当該フレームの宛先、伝送速度、長さ、使用するTQ情報を抽出する。前記受信装置は、自装置宛のTDMフレームの前記データ伝送速度情報に基づいて自装置内の所定のクロックを選択し、当該フレーム内の同期ビット102a、102bで同期を確保する。自装置宛以外のフレームはそのまま廃棄し、前記の抽出した長さ領域分だけ受信データとの同期をとらずに自装置内のクロックを保持状態とする。
また、受信装置(ONU2、2a、2bまたはOLT1)は、必要に応じて複数の伝送速度(1、10、NGbps)に対応する数段階のTQ処理機能を備え、受信したTDMフレームより抽出したTQ情報にしたがって上位レイヤ処理を行う。なお、TQは、GE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)の規格IEEE802.3ahに規定された時間単位で、例えば伝送速度1Gbpsでは、1TQ=16nsである。また、上位レイヤ処理とは、動的帯域制御、優先制御、暗号化等の処理である。
また、受信装置(ONU2、2a、2bまたはOLT1)は、フレーム同期を確保した後、当該クロックのデータ開始領域を示すデリミタ103と、データ長情報104a、104bから当該クロックを動作させるデータ長さの情報を抽出する。デリミタ103を抽出すると、前記データ長情報104a、104bから抽出したデータ長さ情報区間だけ所定のクロックでデータを抽出する。データ抽出後、必要に応じて基本クロック調整用ビット106分だけ所定の高速クロックで動作し、所定の高速クロックと基本クロックに対応する伝送速度の位相差を調整し、その後は基本クロック動作に切り替える。
ここで、この発明の実施の形態1による伝送フレームにおいては、特許文献1に開示された従来の伝送フレームで帯域の利用効率が低下する原因となっていた基本速度の同期ビットに代えて、高速伝送速度で伝送される基本クロック調整用ビット106を用いるようにしているので、基本伝送速度の付加領域を少なくすることができる。
以上のように、この発明の実施の形態1による伝送フレームを用いるPONシステムにおいては、PON区間に異なる伝送速度の伝送フレームが混在しても、いずれの受信装置も自装置宛の伝送フレームか否かを判別することができ、自装置宛であれば伝送速度情報が示す伝送速度で当該フレームを受信し、自装置宛でなければ当該フレームを廃棄することができる。さらに、高速伝送速度で伝送される調整用ビットにより、高速伝送速度と基本伝送速度との位相差を調整することができる。これにより、同一PONシステム内に異なる伝送クロックを有する通信装置が混在する場合、高速クロックに対応する装置間では高速伝送速度で通信することができ、なおかつ伝送フレームにおいて基本伝送速度の領域を減らすことができ、帯域を有効に活用できる。また、接続されるすべての通信装置が高速伝送速度に対応可能な場合、上位レイヤは伝送フレーム内のTQ情報に基づいて動作するため、システム全体の処理を高速化できる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による伝送フレームは、送信装置のクロックが従属クロックとして動作している場合に、宛先情報と伝送速度情報とフレーム長情報とTQ情報とを含む基本伝送速度の第1のヘッダと、高速伝送速度のデリミタと、データ長情報を含む高速伝送速度の第2のヘッダと、高速伝送速度の基本クロック調整用ビットと、を備えたので、伝送フレームを用いて基本伝送速度と混在させて高速伝送速度による通信を行うことができ、なおかつ伝送フレームにおいて基本伝送速度および高速伝送速度の付加領域を少なくすることができ、これにより、帯域の利用効率が向上するものである。
この発明の実施の形態2による伝送フレームを用いる通信システム、通信装置の構成は、図1、図2に示す実施の形態1におけるPONシステム、OLT1と同様である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。
ここで、PONシステムにおいては、局側のOLT1の動作クロックが主クロックとして動作し、加入者側のONU2、2a、2bの動作クロックが従属クロックとして動作する。このため、OLT1からONU2、2a、2bに伝送する場合は、伝送フレームにおいて、図3に示すようなデータ伝送速度に同期するための同期ビット領域102a、102bを必要とする。これは、あるONU宛に送信しない期間に同期ずれが発生する懸念があるためである。一方、ONU2、2a、2bからOLT1に伝送する場合は、データ伝送速度に同期するための同期ビット領域を省略することができる。これは、ONUから伝送フレームを送信するときには、必ず直前にOLTからのクロック同期用ビットを有する送信許可フレームを受信してクロック同期がとられるので、同期ずれの懸念がないためである。
従って、この発明の実施の形態2において、OLT1が送信装置として動作し、ONU2、2a、2bが受信装置として動作するとき、OLT1からONU2、2a、2bに伝送される伝送フレームの構成は、図3に示す実施の形態1におけるものと同様とする。
一方、この発明の実施の形態2において、ONU2、2a、2bが送信装置として動作し、OLT1が受信装置として動作するとき、ONU2、2a、2bからOLT1に伝送される伝送フレームの構成を図4に示す。図4(a)は10Gbps用、図4(b)はNGbps用伝送フレームを示す。図4(a)、(b)において、伝送フレームの先頭部分は必ず基本伝送速度(1Gbps)で伝送される第1のヘッダ101であり、第1のヘッダ101は、伝送フレームの宛先、データの伝送速度(10Gbps、NGbps)、伝送フレームの長さ、使用するTQを示す情報を含む。また、第1のヘッダ101に引き続き、高速伝送速度(10Gbps、NGbps)で伝送される領域を備えて伝送フレームを構成する。この高速伝送速度の領域は、データ開始領域を示すデリミタ103、データの長さを示すデータ長情報を含む第2のヘッダ104a、104b、前記伝送速度情報および前記データ長情報に相当するデータを含むデータ領域105、基本クロック調整用ビット106を含む。
送信装置としてのONU2、2a、2bは、対向する受信装置としてのOLT1と自装置がともに備える任意のクロックに同期して、データを送信することができる。送信装置としてのONU2、2a、2bは、TDMフレームを構成する手順として、まず基本クロック21に同期した領域にデータの宛先、伝送速度、長さ、使用するTQ情報を表示する第1のヘッダ101を挿入し、続いてデータ開始領域を示すデリミタ103を挿入し、所定のクロックで動作するデータ長さ情報を表示する第2のヘッダ104a、104bを挿入し、所定のクロックに同期したデータ105を挿入し、最後に当該TDMフレームが基本クロックに同期するために高速伝送速度と基本伝送速度との位相差を調整する基本クロック調整用ビット106を加える。
受信装置としてのOLT1は、接続する送信装置としてのONU2、2a、2bが有する全ての動作クロックに対応して基本クロック11、高速クロック11a、11bを備え、TDMフレームを受信すると基本クロック11でTDMフレームの先頭領域から当該フレームの宛先、伝送速度、長さ、使用するTQを示す情報を抽出する。受信装置としてのOLT1は、デリミタ103からデータ開始領域を抽出し、第2のヘッダ104a、104bから所定クロックで動作するデータ長情報を抽出する。デリミタ103を抽出すると、前記第2のヘッダから抽出したデータ長情報区間だけ所定の動作クロックでデータ105を抽出する。データ抽出後、必要に応じて基本クロック調整用ビット106分だけ所定の高速クロックで動作し、所定の高速クロックと基本クロックに対応する伝送速度の位相差を調整し、その後は基本クロック動作に切り替える。
また、前記受信装置としてのOLT1は必要に応じて複数の伝送速度(1、10、NGbps)に対応する数段階のTQ処理機能を備え、受信したTDMフレームより抽出したTQ情報にしたがって上位レイヤ処理を行う。なお、TQは、GE−PONの規格IEEE802.3ahに規定された時間単位で、例えば伝送速度1Gbpsでは、1TQ=16nsである。また、上位レイヤ処理とは、動的帯域制御、優先制御、暗号化等の処理である。
ここで、この発明の実施の形態2による伝送フレームにおいては、実施の形態1と同様に、特許文献1に開示された従来の伝送フレームで帯域の利用効率が低下する原因となっていた基本速度の同期ビットに代えて、高速伝送速度で伝送される基本クロック調整用ビット106を用いるようにしているので、基本伝送速度の付加領域を少なくすることができる。さらに、実施の形態1における高速クロック同期ビット領域102a、102b分だけ、高速伝送速度の付加領域も少なくすることができる。
以上のように、この発明の実施の形態2によるによる伝送フレームを用いるPONシステムにおいては、PON区間に異なる伝送速度のフレームが混在しても、いずれの受信装置も自装置宛の伝送フレームか否かを判別することができ、自装置宛であれば伝送速度情報が示す伝送速度で当該フレームを受信し、自装置宛でなければ当該フレームを廃棄することができる。さらに、高速伝送速度で伝送される調整用ビットにより、高速伝送速度と基本伝送速度との位相差を調整することができる。また、ONUのクロックはOLTのクロックに準じて動作するため、ONUからOLTへ伝送する上りフレームは高速クロック同期ビット領域を削除することができる。これにより、同一PONシステム内に異なる伝送クロックを有する通信装置が混在する場合、高速クロックに対応する装置間では高速伝送速度で通信することができ、なおかつ伝送フレームにおいて基本伝送速度の領域を減らすことができ、帯域を有効に活用できる。特に上り方向伝送では、図4に示す構造のTDMフレームを用いることで、下り方向よりも高速クロック同期ビット領域分だけ、さらに帯域を有効に活用できる。また、接続されるすべての通信装置が高速伝送速度に対応可能な場合、上位レイヤは伝送フレーム内のTQ情報に基づいて動作するため、システム全体の処理を高速化できる。
なお、上述のように、この発明の実施の形態1、2では、伝送速度情報やデータ等を含む伝送速度の異なる電気信号を時分割多重化し、時分割多重化した電気信号としての伝送フレームを生成してから1つの光送信部で電気/光変換する場合を示したが、伝送速度の異なる電気信号を複数の光送信部でそれぞれ電気/光変換し、WDMで合波し、時分割多重化した光信号としての伝送フレームを生成するように構成することもできる。
また、上述のように、この発明の実施の形態1、2では、高速伝送速度が基本伝送速度の2以上の整数倍である場合を示したが、これに限られるものでない。これは、基本クロック調整用ビットにより、整数倍の関係でなくても高速伝送速度と基本伝送速度との位相差を調整することができるためである。ただし、高速伝送速度が基本伝送速度の2以上の整数倍であれば、光送受信器等について汎用の部品を使用可能で、また、最も高速な光送受信器のみで低速な伝送速度の信号も含めて通信可能となるように構成を簡略化できるといった利点がある。
また、上述のように、この発明の実施の形態1、2では、PONシステムに適用する場合を示したが、適用システムがこれに限られるものでないことは言うまでもなく、伝送フレームを用いて通信を行うものであれば、光や電気の有線通信や、無線通信等どのようなシステムにも適用可能である。
また、この発明の実施の形態1、2による伝送フレームを用いる送信装置と受信装置における通信方法は、送信装置と受信装置に設けたマイクロコンピュータ等に実行させる通信プログラムを用いてソフトウエア処理により実現するようにしても良い。
この発明の実施の形態1による伝送フレームを用いる通信システムを示す構成図 この発明の実施の形態1による伝送フレームを用いる通信装置を示す構成図 この発明の実施の形態1による伝送フレームを示す構成図 この発明の実施の形態2による伝送フレームを示す構成図
符号の説明
1 局側通信装置OLT(Optical Line Terminal)
2、2a、2b 加入者側通信装置ONU(Optical Network Unit)
11、21 基本クロック
11a、11b、21a、21b 高速クロック
101 第1のヘッダ
102a、102b 高速クロック同期用ビット
103 デリミタ
104a、104b 第2のヘッダ
105 データ領域
106 基本クロック調整用ビット

Claims (10)

  1. 基本伝送速度で伝送され、自伝送フレームの宛先を示す宛先情報とデータの伝送速度を示す伝送速度情報と自伝送フレームの長さを示すフレーム長情報を含む第1のヘッダと、
    第1のヘッダの後に前記伝送速度情報が示す伝送速度で伝送され、前記データの開始位置を示すデリミタと、
    前記デリミタの後に前記伝送速度情報が示す伝送速度で伝送され、前記データを含むデータ領域と、を備え、
    前記伝送速度情報が前記基本伝送速度より高速な高速伝送速度を示すとき、
    前記デリミタと前記データ領域の間に前記高速伝送速度で伝送され、前記データの長さを示すデータ長情報を含む第2のヘッダと、
    前記データ領域の後に前記高速伝送速度で伝送され、前記高速伝送速度と前記基本伝送速度との位相差を調整する調整用ビットと、
    を備えたことを特徴とする伝送フレーム。
  2. 前記伝送速度情報が前記高速伝送速度を示すとき、
    第1のヘッダと前記デリミタの間に前記高速伝送速度で伝送され、前記高速伝送速度に対応する高速クロックと同期するための高速クロック同期用ビットと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の伝送フレーム。
  3. 第1のヘッダは、さらに、TQ(time_quantum)を示すTQ情報を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の伝送フレーム。
  4. 前記高速伝送速度は、前記基本伝送速度の整数倍であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の伝送フレーム。
  5. 前記基本伝送速度に対応する基本クロックと、前記高速伝送速度に対応する高速クロックと、を備え、
    前記基本クロックまたは前記高速クロックに同期して請求項1〜請求項4のいずれかに記載の伝送フレームを送信することを特徴とする送信装置。
  6. 自送信装置の前記基本クロックおよび前記高速クロックが従属クロックとして動作しているとき、請求項1に記載の伝送フレームを送信することを特徴とする請求項5に記載の送信装置。
  7. 前記基本伝送速度に対応する基本クロックと、前記高速伝送速度に対応する高速クロックと、を備え、
    前記基本クロックまたは前記高速クロックに同期して請求項1〜請求項4のいずれかに記載の伝送フレームを受信することを特徴とする受信装置。
  8. 前記宛先情報の宛先が自受信装置でないとき、前記基本クロックおよび前記高速クロックは、前記フレーム長情報に対応する受信期間に同期状態を保持することを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  9. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の伝送フレームを送信する送信ステップと、
    前記送信ステップで送信された伝送フレームを受信する受信ステップと、
    を備えたことを特徴とする通信方法。
  10. 請求項9に記載の通信方法を電子計算機に実行させる通信プログラム。
JP2006227602A 2006-08-24 2006-08-24 伝送フレーム、送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラム Pending JP2008054006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006227602A JP2008054006A (ja) 2006-08-24 2006-08-24 伝送フレーム、送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006227602A JP2008054006A (ja) 2006-08-24 2006-08-24 伝送フレーム、送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008054006A true JP2008054006A (ja) 2008-03-06

Family

ID=39237617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006227602A Pending JP2008054006A (ja) 2006-08-24 2006-08-24 伝送フレーム、送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008054006A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009218920A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 通信システムおよび通信方法
JP2009296234A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ネットワーク終端装置および光加入者線終端装置
JP2009296231A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光加入者線終端装置および光ネットワーク終端装置
CN101677418A (zh) * 2008-09-16 2010-03-24 日立通讯技术株式会社 无源光网系统及光复用终端装置
JP2010268090A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Hitachi Ltd 受動光網システムおよびその運用方法
CN102045602A (zh) * 2009-10-26 2011-05-04 中兴通讯股份有限公司 帧定界的方法、光线路终端及光网络单元
JP4820880B2 (ja) * 2006-11-30 2011-11-24 富士通株式会社 局側終端装置
JP2012080491A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Hitachi Ltd 受動光網システムおよび加入者収容装置
JP2021536709A (ja) * 2018-09-10 2021-12-27 華為技術有限公司Huawei Technologies Co., Ltd. データ伝送方法、関連する装置、及びシステム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4820880B2 (ja) * 2006-11-30 2011-11-24 富士通株式会社 局側終端装置
JP2009218920A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 通信システムおよび通信方法
JP2009296234A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ネットワーク終端装置および光加入者線終端装置
JP2009296231A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光加入者線終端装置および光ネットワーク終端装置
CN101677418A (zh) * 2008-09-16 2010-03-24 日立通讯技术株式会社 无源光网系统及光复用终端装置
JP2010074214A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Hitachi Ltd 受動光網システム及び光多重終端装置
US8477800B2 (en) 2009-05-13 2013-07-02 Hitachi, Ltd. Passive optical network system and operation method thereof
JP2010268090A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Hitachi Ltd 受動光網システムおよびその運用方法
CN102045602A (zh) * 2009-10-26 2011-05-04 中兴通讯股份有限公司 帧定界的方法、光线路终端及光网络单元
CN102045602B (zh) * 2009-10-26 2016-03-30 中兴通讯股份有限公司 帧定界的方法、光线路终端及光网络单元
JP2012080491A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Hitachi Ltd 受動光網システムおよび加入者収容装置
JP2021536709A (ja) * 2018-09-10 2021-12-27 華為技術有限公司Huawei Technologies Co., Ltd. データ伝送方法、関連する装置、及びシステム
US11509395B2 (en) 2018-09-10 2022-11-22 Huawei Technologies Co., Ltd. Data transmission method, related apparatus, and system
JP7308931B2 (ja) 2018-09-10 2023-07-14 華為技術有限公司 データ伝送方法、関連する装置、及びシステム
US11909446B2 (en) 2018-09-10 2024-02-20 Huawei Technologies Co., Ltd. Data transmission method, related apparatus, and system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100889899B1 (ko) 비트 레이트 혼재 광통신 방법, 광가입자 장치 및 광국측장치
JP2008054006A (ja) 伝送フレーム、送信装置、受信装置、通信方法、および通信プログラム
CN102215103B (zh) 将上行脉冲模式数据转换为连续模式数据的系统和方法
EP2169852B1 (en) Device for realizing elongation of data transmission in a passive optical network
JP4647031B2 (ja) ビット識別回路及び受動光ネットワークシステムの局側装置
CN101729358B (zh) 一种信息传递和接收方法、系统和装置
JP4346653B2 (ja) 伝送システム
JP2009016925A (ja) パリティビット挿入方法およびパリティ検査方法,局側装置ならびに加入者装置
JP2008017264A (ja) Pon多重中継システムとこれに用いるpon多重中継装置及びその網同期方法
US8126328B2 (en) Communication apparatus and signal transmitting method
JP4680073B2 (ja) Ponシステム
JP5023514B2 (ja) Ponシステムに使用する端末装置とその送信タイミングの制御方法
JPH11298430A (ja) 加入者系光通信方法および加入者系光通信システム
JP5112302B2 (ja) イーサネット(登録商標)ネットワークリンクおよびアプリケーション上のクロックレートを転送するための方法およびシステム
JP2012044671A (ja) バーストモードクロック、データ復元装置、および方法
CN102045155B (zh) 一种时间信息传送方法和装置
KR100704111B1 (ko) 수동광분기망에서 전송수렴계층 기능을 위한 데이터 처리장치 및 그 방법
JP2007189382A (ja) 通信方式、通信方法およびプログラム
JP2004328344A (ja) 無線基地局システム、及びそれに用いる無線基地局装置と無線送受信部と、その遠隔アンテナ信号伝送制御方法
KR101402879B1 (ko) 클라우드 기반 무선 억세스 네트워크를 위한 광 선로 공유 방법과 그를 위한 하이브리드 광 선로 공유 시스템 및 장치
KR100360011B1 (ko) 2.5Gbps 광전송용 트랜시버 장치
KR100243690B1 (ko) 엑세스 노드의 비동기 전달 모드 수동 광통신망정합 장치
EP2106054A1 (en) Upgrading of a passive optical network
CN104410638B (zh) 一种基于sonet的多业务传输协议解读装置及方法
JP2002319904A (ja) 光時分割多重伝送システム