JP2008050827A - 外装構造、及びその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の外装構造は、一方側の縁部近傍に、裏面側へ折り返してさらに裏面側へ折り返した折り曲げ部11が設けられ、この折り曲げ部11のさらに一方側の縁部には下地2への固定部12が設けられた外装材1を用いてなり、下地2上に固定された外装材1の折り曲げ部11に形成された一方側が解放する溝部111に一方側の外装材1の他方側の縁部(13)を差し込んだ状態で上方から潰す加工が施されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、吊子等の保持部材を用いて外装構造を構築する技術もよく知られているが、外装材を保持部材に保持させながら施工するため、施工性には優れているが、前記のビス止め等により固定する場合に比べて、外装材の取付強度は大きくなく、部材点数が多いという問題があった。
しかし、この構造では、外装材である外面板状材の取付強度は、非加硫ブチルゴム系の接着層の接着性能に依存しているため、施工後に経年劣化が生じた際には、外装材が浮き上がり意匠性を損ねたり、飛散する恐れがあった。また、非加硫ブチルゴム系の接着剤は、無機材料に比べて格段に耐候性が低いため、上記の経年劣化は容易に生じてしまう。さらに、この外装材を所定箇所に接着するには、貼り直しが実質的にできないため、極めて施工の手間がかかるものであった。
尚、本発明に適用される外装材は、平葺き(横葺き)、縦葺きに限定されるものではなく、屋根や外壁等の外装構造に用いられるものである。
仮に平葺き(横葺き)の場合を想定すると、本発明の外装構造は、外装材の水下側の縁部近傍に、裏面側へ折り返してさらに裏面側へ折り返した折り曲げ部が設けられ、この折り曲げ部のさらに水下側の縁部には下地への固定部が設けられた外装材を用いてなり、下地上に固定された外装材の折り曲げ部に形成された水下側が解放する溝部に、水下側の外装材の水上側の縁部を差し込んだ状態で上方から潰す加工が施されている。
また仮に縦葺きの場合を想定すると、本発明の外装構造は、外装材の左右の何れか一方側の縁部近傍に、裏面側へ折り返してさらに裏面側へ折り返した折り曲げ部が設けられ、この折り曲げ部のさらに一方側の縁部には下地への固定部が設けられた外装材を用いてなり、下地上に固定された外装材の折り曲げ部に形成された一方側が解放する溝部に、一方側の外装材の他方側の縁部を差し込んだ状態で上方から潰す加工が施されている。
図示実施例に用いた外装材1は、平葺き(横葺き)外装材であって、一方側である右側の縁部近傍に、裏面側へ折り返してさらに裏面側へ折り返した折り曲げ部11が設けられ、この折り曲げ部11のさらに一方側である右側の縁部には下地2への固定部12が設けられた構成である。
前記の折り曲げ部11は、一方側である右側が解放する溝部111を有する逆Z字状である。
また、前記の固定部12は、特定の成形を行っておらず、単なる縁部である。
さらに、敷設状態において折り曲げ部11内に位置するように、溝部111又は該溝部111に差し込む縁部(差込部13)に、予め防水、接着の少なくとも1機能を有する部材を添設するようにした。具体的には、前記の折り曲げ部11の溝部111に差し込む差込部13に、防水・接着シート3を添設した。尚、図示実施例における防水・接着シート3は、ここではアスファルト系の両面粘着タイプである防水テープであって、敷設状態において、固定部12をも覆うように、差込部13から一方側(水下側)である右方にも延在するものとした。
本発明の施工方法における第一の工程では、図1(a)に示すように外装材1の固定部12をビス(固定具4)にて下地2に固定する。
次に、第二の工程では、図1(b)及び図1(c)に示すように、下地2上に配設された外装材1の折り曲げ部11に形成された一方側(水下側)である右側が解放する溝部111に、図中に白抜き矢印で示すように、一方側である右側の外装材1の他方側(水上側)である左側の縁部(差込部13)を差し込む。
そして、第三の工程では、図1(d)に示すように、前記の溝部111に縁部(差込部13)を差し込んだ状態の折り曲げ部11を、図中に黒塗り矢印で示すように、ハンマー等にて叩き込む等して上方から潰す加工が施される。尚、図示していないが、潰す加工に先立って、この折り曲げ部11内に、防水、接着の少なくとも1機能を有する不定形材を塗布し、防水性や接着性を向上するにしてもよい。
そして、上記の工程を順次繰り返し、図2に示すような複数の外装材1が水流れ方向(棟軒方向)に隣接してなる平葺き(横葺き)の外装構造を施工することができる。
即ち図3(a)〜(c)に示すように溝部111に差し込む差込部13に予め防水、接着の少なくとも1機能を有する部材(防水・接着シート3a〜3c)を添設するか、図3(d)〜(f)に示すように溝部111に予め防水、接着の少なくとも1機能を有する部材(防水・接着シート3a〜3c)を添設するか、である。
同様に、図3(e),(f)に示すように、溝部111を形成する上辺部、下辺部の何れかに防水・接着シート3e,3fを添設しても、前述のように第三の工程にて差込部13を差し込んだ状態で潰し加工を施すことにより、より高い防水性を得ることができるが、図3(d)に示すように、溝部111を形成する上辺部及び下辺部の両方に防水・接着シート3dを添設する方が、潰し加工を施した際に確実に微細な隙間をなくすことができるため、より確実な防水性を得られる点で望ましい。
尚、縦葺き外装材を用いた縦葺き外装構造も寸法が異なるだけで、全く同様の断面構造を有するものとなる。
11 折り曲げ部
111 溝部
12 固定部
13 差込部
2 下地
20 防水シート
3,3a〜3f 防水、接着の少なくとも1機能を有する部材(防水・接着シート)
4 固着具(ビス)
Claims (3)
- 一方側の縁部近傍に、裏面側へ折り返してさらに裏面側へ折り返した折り曲げ部が設けられ、この折り曲げ部のさらに一方側の縁部には下地への固定部が設けられた外装材を用いてなり、下地上に固定された外装材の折り曲げ部に形成された一方側が解放する溝部に一方側の外装材の他方側の縁部を差し込んだ状態で上方から潰す加工が施されていることを特徴とする外装構造。
- 溝部又は該溝部に差し込む縁部に、予め防水、接着の少なくとも1機能を有する部材が添設されていることを特徴とする請求項1に記載の外装構造。
- 一方側の縁部近傍に、裏面側へ折り返してさらに裏面側へ折り返した折り曲げ部が設けられ、この折り曲げ部のさらに一方側の縁部には下地への固定部が設けられた外装材を用い、外装材の固定部を下地に固定する第一の工程、下地上に固定された外装材の折り曲げ部に形成された一方側が解放する溝部に、一方側の外装材の他方側の縁部を差し込む第二の工程、前記の溝部に他方側の縁部を差し込んだ状態の折り曲げ部を上方から潰す加工が施される第三の工程、を繰り返して順次外装材を敷設することを特徴とする外装構造の施工方法。
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