JP2008045858A - 空気調和機の清掃体及び空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱交換された空気を室内に吹き出すファンに付着した塵埃を除去することができる空気調和機の清掃体及び空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機に取着されたファン5に堆積した塵埃を除去するために、該ファン5の近傍に清掃体1を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】空気調和機に取着されたファン5に堆積した塵埃を除去するために、該ファン5の近傍に清掃体1を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機に取り付けられたファン又は熱交換器のフィンの清掃を行う空気調和機の清掃体と、それを用いた空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機について、図8を用いて説明する。図8は従来の空気調和機の縦断面図である。空気調和機本体21内には、熱交換器22と、室内の空気を取り入れる吸込口23と、前記熱交換器22と前記吸込口23の間に設けられたベルト状のエアフィルター24と、このエアフィルター24を張設した駆動軸26及び従動軸27と、前記駆動軸26を回転駆動するサーボモーター25と、前記エアフィルター24で捕集された塵埃を除去する空気調和機用回転ロータ28(以下、「回転ロータ28」という)と、前記回転ロータ28を回転駆動する駆動手段(図示せず)と、前記吸込口23と連通し前記回転ロータ28を内設し排出口29を有する排気管30と、前記排気管30内に設けられた塵埃排出用ファン31と、前記吸込口23から室内の空気を吸引し、熱交換器22を通して吹き出し口32から熱交換された空気を室内に吹き出すファン33とを備えている。
上記空気調和機の動作、作用は以下の通りである。空気調和機本体21を、例えば、冷房運転すると、ファン33により室内の空気が吸引口23から流入し、エアフィルター24を通って熱交換器22に至り、そこで冷却され、冷たい空気が吹き出し口32から室内に吹き出される。吸引される室内の空気に含まれる塵埃は、前記エアフィルター24で捕集され、エアフィルター24の表面に堆積する。エアフィルター24の表面に塵埃が堆積してくると、空気の通気圧損が増加し、熱交換効率が低下してくるので、定期的に或いは、必要に応じて、エアフィルター24上の塵埃の除去運転が必要となる。
塵埃の除去運転は、サーボモーター25を運転して駆動軸26を回転させてベルト状のエアフィルター24を連続的に移動させ、その間に回転ロータ28を回転させると共に塵埃排出用ファン31を運転するもので、エアフィルター24上の塵埃が、回転ロータ28の清掃体で掻き取られ、掻き取られた塵埃は、塵埃排出用ファン31により吸引され、排出口29より室外に排出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、エアフィルターの上流側表面に沿って移動可能であって、塵埃吸引用の吸引孔と、この吸引孔の開口面積を変える吸引孔開閉板とを有する吸引ノズルと、この吸引ノズルに連結された吸引装置とを備えた空気調和機も知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記従来の技術ではエアフィルターの網目に付着した塵埃を除去することはできるものの、エアフィルターを通過して熱交換器22のフィンに付着した塵埃や、熱交換された空気を室内に吹き出すファン33に付着した塵埃を除去することはできていない。
本発明は上記点に鑑み、熱交換器のフィンに付着した塵埃や熱交換された空気を室内に吹き出すファンに付着した塵埃を除去することができる空気調和機の清掃体及び空気調和機を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、空気調和機に取着されたファンに堆積した塵埃を除去するために、該ファンの近傍に清掃体を設けたことに特徴を有する。したがって、ファンと清掃体とが接触することによって、ファンに堆積した塵埃を落とすことができる。
請求項2の発明は、空気調和機に取着された熱交換器のフィンに堆積した塵埃を除去するために、該フィンの近傍に清掃体を設けたことに特徴を有する。したがって、フィンと清掃体とが接触することによって、フィンに堆積した塵埃を落とすことができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の清掃体は、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて仮止め糸により帯状に連ねた帯状ブラシ片を長手方向に切断してなるブラシ体と、該ブラシ体の一方の端部を収容するブラシホルダーとを有することに特徴を有する。したがって、空気調和機に設置する清掃体を簡易に製作することができるので、空気調和機自体のコストを下げることができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、ブラシ体は長手方向に繊維束間を固着する溶着部を有することに特徴を有する。したがって、溶着部によって多数の繊維が一体となるので、毛抜けを防止することができる。
請求項5の発明は、請求項1又は2に記載の清掃体は、起毛布からなるブラシ体と、該ブラシ体の一方の端部を収容するブラシホルダーとを有することに特徴を有する。したがって、起毛布の基部をブラシホルダーに固定することによって簡易に清掃体を製作することができる。
本発明では、簡易な清掃体を空気調和機のファン又はフィン近傍に設置することによって製造コストを抑えつつ、ファン又はフィンの塵埃を効率よく除去することが可能となる。この清掃体を備えた空気調和機を使用することによって、空気調和機の熱交換率を上げることができることから、電気代の節約にもつながる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態における空気調和機の清掃体1を搭載した空気調和機の縦断面図である。図1において、空気調和機本体10は、フィンを備えた熱交換器4と、室内の空気を取り入れる吸込口2と、前記熱交換器4と前記吸込口2との間に配され、前記吸込口2から流入する空気中に含まれる塵埃を捕集するエアフィルター3と、前記吸込口2から室内の空気を吸引し、エアフィルター3、熱交換器4を通して、吹出口6から、熱交換された空気を室内に吹き出すファン5と、このファン5に一部が接触するON状態とファン5に接触しないOFF状態とに設定可能な清掃体1とを備えている。
次に、図2は本発明の空気調和機の清掃体1の正面図(A)及び側面図(B)である。清掃体1は、ブラシ部111aと基部112とからなるブラシ体1aと、支持溝113を有するブラシホルダー1bとから構成されている。そして、ブラシ体1aの基部112がブラシホルダー1bの支持溝113に挿入されて固定されている。
尚、清掃体1の長手方向の寸法は空気調和機のファン5の長手方向の長さと略等しい寸法としている。
尚、清掃体1の長手方向の寸法は空気調和機のファン5の長手方向の長さと略等しい寸法としている。
図3は本発明の空気調和機の清掃体1のブラシ体を製作するための帯状ブラシ片12を示す説明図である。先ず、所望の太さにまとめた長尺の繊維束を、蛇行状に折曲させて、ブラシの背丈の略2倍の横幅寸法の帯状ブラシ片12とする。次に、両縁部近傍を仮止め糸14、14によって固定する。さらに両縁部を止め糸13、13によって固定する。次に、両縁部を一端から他端に亘って溶着するのである。これによって、両縁部に基部(溶着部)112が形成され、蛇行状に折曲させられた長尺な繊維束は解けることがなくなり、帯状ブラシ片12は固定される。そして、この帯状ブラシ片12の中央部を切断することによって上述のブラシ体1aが2個製作される。
尚、両縁部に形成されている基部112は溶着以外の方法で形成することもできる。
尚、両縁部に形成されている基部112は溶着以外の方法で形成することもできる。
図4は本発明の空気調和機の清掃体1を構成するブラシ体1aとブラシホルダー1cとを示す説明図である。前述したように、ブラシホルダー1cには支持溝113が形成されているので、この支持溝113にブラシ体1aの基部112を矢印方向にスライドさせながら挿入することによって、清掃体1は製作される。
図5は本発明の空気調和機の清掃体1を構成するブラシ体1a及び1bを示す説明図である。図5(A)に示すブラシ体1aは上述した帯状ブラシ片12から製作されたものであるが、他の方法で製作することもできる。例えば、図5(B)に示すブラシ体1bはブラシ部111bの多数の繊維束間に隙間を有するように製作することも可能である。このように、繊維束間に隙間を形成することによって、空気調和機のファン5に接触する時の音を軽減させることができる。また、塵埃がこの隙間から下に落ちるので、ブラシ部111bに付着するのを防ぐことができる。尚、繊維束は1束が約10本の繊維で構成されている。
また、ブラシ体1a及び1bに液体の銀イオン抗菌剤を含侵させて、防カビ加工を施してもよい。抗菌剤としては、抗菌性金属の銀、亜鉛、銅等を用いた無機系抗菌剤、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン、ジンクピリチオン、ビグアナイド等を用いた有機系抗菌剤、ヒノチオール、キトサン、ヨモギ抽出エキス等を用いた天然系抗菌剤のいずれも使用することができる。
図6は本発明の空気調和機の清掃体1を構成する他のブラシ体11を示す斜視図である。このブラシ体11は起毛布からなるものであり、この起毛布は、基布に単繊維を密植したもので、基部11bと毛部11aとで構成される。
図7は本発明の第2実施形態における空気調和機の清掃体15を搭載した空気調和機の縦断面図である。図7において、空気調和機本体10aは、フィンを備えた熱交換器4と、この熱交換器4のフィンに一部が接触した状態で矢印方向に移動可能な清掃体15と、室内の空気を取り入れる吸込口2と、前記熱交換器4と前記吸込口2との間に配され、前記吸込口2から流入する空気中に含まれる塵埃を捕集するエアフィルター3と、前記吸込口2から室内の空気を吸引し、エアフィルター3、熱交換器4を通して、吹出口6から、熱交換された空気を室内に吹き出すファン5とを備えている。
尚、清掃体15は通常は熱交換器4のフィンとは接触しない位置にあり、リモコン等の操作ボタンを押すことによってフィンと接触して清掃が開始されるものである。
尚、清掃体15は通常は熱交換器4のフィンとは接触しない位置にあり、リモコン等の操作ボタンを押すことによってフィンと接触して清掃が開始されるものである。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の実施形態をとることができることは言うまでもない。例えば、上記第1実施形態のファンを清掃する清掃体と第2実施形態のフィンを清掃する清掃体との両方が設置されている空気調和機であってもよく、さらに、従来技術で説明したエアフィルターを清掃する清掃体が設置されている空気調和機にも適用することも可能である。
本発明の空気調和機の清掃体及び空気調和機は主に室内の冷房、暖房、除湿等を行う空気調和機として、又は、この空気調和機のファン又はフィンの清掃のために利用される。
1,15 清掃体
1a,1b,11 ブラシ体
1b ブラシホルダー
2 吸込口
3 エアフィルター
4 熱交換器
5 ファン
6 吹出口
10,10a 空気調和機本体
12 帯状ブラシ片
13 止め糸
14 仮止め糸
111a,111b ブラシ部
112 基部
113 支持溝
1a,1b,11 ブラシ体
1b ブラシホルダー
2 吸込口
3 エアフィルター
4 熱交換器
5 ファン
6 吹出口
10,10a 空気調和機本体
12 帯状ブラシ片
13 止め糸
14 仮止め糸
111a,111b ブラシ部
112 基部
113 支持溝
Claims (5)
- 空気調和機に取着されたファンに堆積した塵埃を除去するために、該ファンの近傍に清掃体を設けたことを特徴とする空気調和機。
- 空気調和機に取着された熱交換器のフィンに堆積した塵埃を除去するために、該フィンの近傍に清掃体を設けたことを特徴とする空気調和機。
- 請求項1又は2に記載の清掃体は、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて仮止め糸により帯状に連ねた帯状ブラシ片を長手方向に切断してなるブラシ体と、該ブラシ体の一方の端部を収容するブラシホルダーとを有することを特徴とする空気調和機の清掃体。
- ブラシ体は長手方向に繊維束間を固着する溶着部を有することを特徴とする請求項3に記載の空気調和機の清掃体。
- 請求項1又は2に記載の清掃体は、起毛布からなるブラシ体と、該ブラシ体の一方の端部を収容するブラシホルダーとを有することを特徴とする空気調和機の清掃体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006224149A JP2008045858A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 空気調和機の清掃体及び空気調和機 |
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Publications (1)
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ID=39179761
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JP2006224149A Pending JP2008045858A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 空気調和機の清掃体及び空気調和機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108779936A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-11-09 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
WO2019229934A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機 |
CN110785612A (zh) * | 2018-05-14 | 2020-02-11 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
CN111271858A (zh) * | 2018-12-04 | 2020-06-12 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 扇叶自清洁装置及空调器 |
CN111819397A (zh) * | 2018-05-14 | 2020-10-23 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
TWI720478B (zh) * | 2018-05-14 | 2021-03-01 | 日商日立江森自控空調有限公司 | 空調機 |
EP3757466A4 (en) * | 2018-02-19 | 2021-12-15 | Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. | AIR CONDITIONER |
-
2006
- 2006-08-21 JP JP2006224149A patent/JP2008045858A/ja active Pending
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CN111271858B (zh) * | 2018-12-04 | 2021-06-29 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 扇叶自清洁装置及空调器 |
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