JP2008040199A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実行中ジョブが複数の部数からなる場合において、その実行中ジョブのユーザにかける迷惑を最小限に抑えつつ、待機中の後続ジョブの実行を早めることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成に関するジョブを格納する格納手段と、上記格納手段内に格納された、複数の部数のうち既にいくつかの部数が実行済みとなっている実行中ジョブを、実行済みの部数を含む第1分割ジョブと、未実行の部数からなる第2分割ジョブとに部数単位で分割する分割手段と、上記分割手段によって上記実行中ジョブが分割された場合、上記実行中ジョブに後続する後続ジョブを、上記第1分割ジョブと上記第2分割ジョブとの間に割り込ませ、ジョブを実行する順序を変更する変更手段と、上記格納手段内のジョブを上記変更手段によって変更された順序で実行する制御手段と備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、複数のジョブを実行する画像形成装置に関する。
コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等の様々な機能を備えたいわゆるデジタル複合機が知られている。このような複合機を例えばコピー機として用いる場合、まず画像読取部で全ての原稿の画像を一度に読み取り、その読み取った画像データを画像メモリに一時的に保存する。画像メモリには、複数のコピージョブを同時に保存可能になっている。すなわち、画像メモリ内で保存されているコピージョブは、自分の実行の順序が回ってくるまで待機している状態である。ジョブを実行する順序は、通常はコピージョブが画像メモリに入力した順、言い換えると古く格納した順に出力するいわゆるFIFO(First-In First-Out)方式になっている。
また、複合機をプリンタとして用いる場合、例えばネットワークで接続された複数のパーソナルコンピュータから、同時に複数のプリントジョブが送信されることがある。この場合も、上述と同様、プリントジョブは画像メモリに入力した順に登録されて、一時的に保存される。そして、保存したプリンタジョブは、その登録順に従って順次プリンタに送られて実行される。
ところが、例えば、実行中のジョブが多数の部数からなる場合は、その全ての部数の印刷が実行されるのを待ってからようやく自分のジョブが実行される。自分の印刷枚数が少ない場合、緊急に印刷を実行したい場合であっても、先行するジョブが最後まで実行されるまで待たなければならなかった。このことは、ユーザにとって利便性に欠けるだけでなく、システム全体として複合機を効率よく運用しているとはいえず、印刷処理の生産性を低下させる要因のひとつになっていた。
そこで、例えば特許文献1に記載されているように、急いで実行したいジョブが順番待ちの状態である場合に、その緊急度の高いジョブを他のジョブの前に優先的に割り込ませ、実行の順序を繰り上げるという方法がとられている。これによれば、先行するジョブのサイズが大きい場合であっても、そのジョブの前に割り込むことで実行を早めることができる。この方法は、割り込む側となる後続ジョブのサイズが小さい場合には、特に有効である。サイズが小さければ後続ジョブの実行時間も短いため、割り込まれた側の先行ジョブのユーザにかける迷惑は少なくてすむからである。
特開2000−305421号公報
ところが、上記特許文献1において、待機中のジョブの前に割り込むことは可能であるが、すでに実行されているジョブの前には割り込むことはできなかった。このような場合に、どうしても急いで印刷をしたいときは、実行中のジョブを一旦停止しなければならなかった。そして、緊急に印刷を要するジョブを先に実行し、その後に一旦停止したジョブを再開するという手順をとっていた。
このような実行中ジョブの停止は、実行中ジョブのユーザにとって、印刷に要する時間が長くなるだけでなく、どのページから印刷を再開するかを確認しなければならず、手間もかかる迷惑な行為となっていた。また、実行しているジョブを一度停止しなければならず、プリントシステム全体としても非効率的な運用であった。
また、割り込む側のジョブのサイズが比較的多い場合は、割り込まれた側の実行中ジョブのユーザに大きな迷惑をかけてしまうという課題があった。
一方で、例えば先行するジョブが複数の部数を実行する場合であっても、そのうちのいくつかの部数については緊急を要するため、割り込まれると迷惑であるが、残りの部数については緊急を要しないため、割り込まれてもあまり迷惑とならない場合がある。このような場合には、先行する実行中ジョブを、緊急を要する部数と、緊急を要しない部数とに部数単位で分割し、その分割した間に待機中の後続ジョブを割り込ませることが出来ればユーザの利便性は高まる。
本発明は、上記従来の問題を解決するために提案するものであって、実行中ジョブが複数の部数からなる場合において、その実行中ジョブのユーザにかける迷惑を最小限に抑え、かつ待機中の後続ジョブをできるだけ早く実行することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成に関するジョブを所定の順序で実行することを前提としている。そして、ジョブを格納する格納手段と、実行中のジョブを部数単位で分割する分割手段と、ジョブを実行する順序を変更する変更手段と、ジョブを格納手段から読み出して実行する制御手段とを備えている。
分割手段は、格納手段内に格納された、複数の部数のうち既にいくつかの部数が実行済みとなっている実行中ジョブを、実行済みの部数を含む第1分割ジョブと、未実行の部数からなる第2分割ジョブとに部数単位で分割する。この分割手段によって、実行中ジョブを、例えば緊急度の高い部数と緊急度の低い部数とに部数単位で分割することができる。
変更手段は、分割手段によって実行中ジョブが分割された場合、その実行中ジョブに後続する後続ジョブを、上記第1分割ジョブと上記第2分割ジョブとの間に割り込ませ、格納手段内のジョブを実行する順序を変更する。この変更手段によってジョブが実行される順序は、第1分割ジョブ、後続ジョブ、第2分割ジョブの順序に変更される。すなわち、緊急度の高い第1分割ジョブについてはそのままジョブを実行し、緊急度の低い第2分割ジョブについては実行する順序を後続ジョブの後回しにする。
上記制御手段は、格納手段内のジョブを変更手段によって変更された順序で実行する
以上より、後続ジョブを、第2分割ジョブの前に割り込ませて優先的に実行するため、実行中ジョブの全部数が実行されるのを待つ必要はない。また、実行中ジョブのユーザにとっても、緊急度の高い部数については先に(後続ジョブの実行より前に)実行されるため、割り込まれることによる迷惑は最小限に抑えることができる。
さらに、この構成によれば、実行中ジョブの実行を停止させることはないため、システム全体として印刷処理を効率よく運用できる。
以上のような構成を採用することにより、本発明では、複数の部数を実行している実行中ジョブがあっても、その実行中ジョブのユーザにかける迷惑を最小限に抑え、待機中の後続ジョブを迅速に実行することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。この実施の形態では、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を有するいわゆるデジタル複合機として本発明を具体化している。
図1は、本実施の形態における複合機100の全体構成を示す概念図である。
ユーザが複合機100を利用して原稿のコピーを行う場合、原稿を例えば原稿台103に載置し、操作部に対して印刷の指示を行う。当該指示があると、以下に示す各部(駆動部)が動作することで、印刷が行われる。
画像読取部101において、光源104から照射された光は、原稿台103に置かれた原稿に反射し、ミラー105によって撮像素子108に導かれる。撮像素子108は受光した光を光電変換することで、原稿の画像データが生成される。
画像形成部102は、給紙カセット122から給紙される用紙に対して画像形成を行う。この画像形成部102には、感光体ドラム109と、その周囲に配置された帯電器110、露光器111、現像器112及び転写器113等と、その下流側に配置された定着装置118とを有している。感光体ドラム109表面を帯電器110によって帯電し、引き続いて露光器111により画像データに応じて光を照射する。こうすることで、感光体ドラム109上に静電潜像を形成する。そして、現像器112が静電潜像にトナーを付着することで、感光体ドラム109上にトナー像が形成される。その後トナー像は転写器113によって用紙に転写される。このようにして、複合機100における画像形成処理が行われる。
また画像形成部102は、印刷を行うときは何れか1つの給紙カセット122から用紙1枚をピックアップローラ115を用いて給紙する。給紙カセット122から引き出された用紙は、搬送ローラ116により用紙搬送路125へ引き出される。その後、用紙はレジストローラ117で感光体ドラム109と転写器113の間に送り込まれる。
定着装置118において、加熱ローラ119と加圧ローラ120の間を用紙が通過すると、熱と用紙への押圧力によって可視像が用紙に定着する。画像形成部102は、定着装置118を通過した用紙を排紙トレイ121へ排紙する。
図2は、本実施形態における複合機の制御関連の概略構成図である。
複合機100は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204及び印刷における各駆動部に対応するドライバ205が内部バス206を介して接続されている。上記CPU201は、例えばRAM202を作業領域として利用し、ROM203やHDD204等に記憶されているプログラムを実行する。そして、当該実行結果に基づいて上記ドライバ205とデータや命令を授受することにより上記図1に示した各駆動部の動作を制御する。
次に、本実施形態の複合機100に用いられる上記駆動部以外の各手段について説明する。上記駆動部以外の後述する各手段についても、上記CPU201がプログラムを実行することで各手段として動作する。
図3は、本実施形態における複合機の機能的構成図である。図4は、本実施形態のジョブ管理テーブルの内容を示す図である。図5及び図6は、本実施形態の表示/操作部の表示の一例を示す図である。
画像メモリ301は、例えばRAMから構成されており、上記画像読取部101で読み取った画像データをコピージョブとして一時的に保存するジョブ格納手段として機能している。また、画像メモリ301には、画像データとともに、当該画像データを識別するために割り当てられたジョブIDも保存されている。このため、ジョブIDを検索することで、そのジョブIDに対応する画像データを読み出すことが可能になっている。
画像制御部302は、画像メモリ301内のジョブを管理するジョブ管理制御部303と、画像メモリ301内のジョブを所定の順序で実行する画像形成制御部304とを備えている。
ジョブ管理制御部303は、ジョブデータを登録して管理するジョブ管理テーブル305を備えている。ジョブが画像メモリ301に入力すると、ジョブ管理テーブル305の最下欄に配列される。このジョブ管理テーブル305の最下欄が、ジョブを実行する順序の最後尾を意味する。他方、ジョブ管理テーブル305の最上欄が、ジョブを実行する順序の先頭を意味する。すなわち、ジョブの実行は、このジョブ管理テーブル305の上欄に配置されたジョブから順に実行される。したがって、ジョブ管理テーブルのジョブは、画像メモリに入力した順、すなわち画像メモリ内に最も長く格納している順に実行するいわゆるFIFO(First-In First-Out)方式になっている。
最上欄に配列されたジョブが実行されると、そのジョブはジョブ管理テーブル305から削除される。このように、ジョブ管理テーブル305は、ジョブ管理制御部303によって実行状態に応じて逐次更新される。
図4は、ジョブ管理テーブル305の一例を示した図である。ジョブ管理テーブル305は、ジョブID401と、ジョブステータス402と、用紙サイズ403、実行部数404、実行済部数405等の出力条件を示している。
ジョブID401は、ジョブが入力した順に自動的に割り当てられる、ジョブ固有の番号である。ジョブステータス402はジョブの実行状態を示し、実行中である「PRINTING」状態、次に実行される予定の「NEXT」状態、待機中である「WAIT」状態のいずれかの状態を表す。ジョブはジョブ管理テーブル305の上欄から下欄の順に実行されるため、「PRINTING」状態が最上欄で、続いて「NEXT」「WAIT」の順に配列されている。
表示/操作部306は、表示部と操作部とが一体になったタッチ式の液晶パネルで構成されている。図5に示すように、液晶パネルにはコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を設定するための「機能設定」キー501が選択可能に表示されている。いずれかの「機能設定」キー501を選択すると、その機能のさらに詳細な設定を行うための「操作」キー502が表示される。たとえば、コピー機能の「機能設定」キー501を押すと、用紙サイズ、コピー枚数等を設定する「操作」キー502が表示される。さらに、コピー機能の設定画面においては、「ジョブ分割」キー503が表示される。
この「ジョブ分割」キー503を押すと、表示画面が切り替わり、図6に示すように、ジョブ管理テーブル305のジョブデータや、「部数入力」キー601が表示される。
ユーザは、ジョブ管理テーブル305のジョブデータを見て実行中ジョブを分割するかを判断する。例えば、ジョブが「100」部の部数を実行している場合、「30」部については今すぐに必要とするが、残りの「70」部については明日必要とする場合がある。このような場合、実行中のジョブを、緊急度の高い部数(今すぐに必要とする「30」部)を実行する第1分割ジョブと、緊急度の低い部数(明日必要とする「70」部)を実行する第2分割ジョブとに分割し、待機中である後続ジョブの実行順を第1分割ジョブと第2分割ジョブとの間に割り込ませることが出来れば便利である。
ユーザが実行中のジョブを分割すると判断した場合、上記「部数入力」キー601に分割する部数を入力する。「部数入力」キー601は、実行中のジョブを、何部と何部に分割するかを設定するための入力キーである。上述の例でいうと、明日必要とする「70」部を、緊急度の低い部数として「部数入力」キー601に入力する。
部数の入力は、待機中の後続ジョブのユーザが行う場合だけでなく、実行中ジョブのユーザが自ら行う場合もある。例えば、大量の部数を出力する予定であるが、さしあたって必要となる部数はその数部であることが予め分かっている場合は、実行中ジョブのユーザ自身が、事前にその必要となる部数を入力しておくこともできる。
分割判定部307は、実行中ジョブを分割することができるかを判定する。例えば、実行中ジョブが「1」部のみを実行する場合、分割することができない。また、上記「部数入力」キーで入力した分割部数が、未実行の部数よりも多い場合も分割することは出来ない。例えば、未実行の部数が「50」部であるのに、「70」部を分割しようとする場合である。さらに、すでにジョブの最終部が実行されている場合にも、分割することはできない。
ジョブ分割部308は、分割判定部307により実行中ジョブを分割することができると判定された場合、実行中ジョブを、既に実行済の部数を含む第1分割ジョブと、未実行の部数からなる第2分割ジョブとに部数単位で分割する。分割する部数は、「部数入力」キーに入力した部数に従う。上述の例でいうと緊急度の低い部数として入力した「70」部が第2分割ジョブとして分割される。
実行順変更部309は、ジョブ管理テーブル305のジョブデータの配列順を変更する。具体的には、実行中ジョブに後続する後続ジョブを、第1分割ジョブと第2分割ジョブの間に割り込ませる。この変更により、ジョブを実行する順序は、第1分割ジョブ、後続ジョブ、第2分割ジョブの順序になる。
画像形成制御部304は、ジョブ管理テーブル305のジョブデータに基づき、ジョブを画像メモリ301から読み出して実行させる。まずジョブ管理テーブル305を参照して、最上欄に配列されたジョブ(先頭のジョブ)のジョブIDを読み出す。そして、読み出したジョブIDと一致するジョブIDが画像メモリ301にあるかを検索する。一致するジョブIDがある場合は、そのジョブIDに対応する画像データを画像メモリ301から読み出して出力させる。このときの出力条件は、ジョブ管理テーブル305の出力部数、用紙サイズ等のジョブデータに基づいて出力される。
以上のように、画像形成制御部304は、常にジョブ管理テーブル305の最上欄に配列されたジョブ(先頭のジョブ)を実行する。したがって、実行順変更部309によりジョブデータの配列が変更された場合であっても、変更後の配列順にしたがって最上欄から順次ジョブを実行していく。
次に、本実施形態の複合機における印刷の処理手順について説明する。図7は、本実施形態の複合機における印刷の処理手順を示すフローチャートである。また、ジョブの実行順序を管理するジョブ管理テーブルについても。適宜図4を用いて説明する。
いま、図4Aに示すように、実行中ジョブA(ジョブID「0001」)は100部を出力するジョブであって、待機中の後続ジョブB(ジョブID「0002」)は5部を出力する予定のジョブであるとする。
まず、後続ジョブBのユーザが、実行中ジョブAの部数を分割するかを判断するにあたり、「ジョブ分割」キーを押圧する(S1)。「ジョブ分割」キーが押圧されると、ジョブ管理テーブルと、「部数入力」キーが表示パネルに表示される。このジョブ管理テーブルの情報を見たユーザは、実行中ジョブAを、例えば緊急度の高い部数と、緊急度の低い部数とに分割するかを判断する。
この場合、後続ジョブのユーザは、実行中ジョブAの緊急度の低い部数を知っている場合は、その部数を「部数入力」キーに入力する(S2)。ところが、後続ジョブのユーザが、実行中ジョブAの緊急度の低い部数を知らない場合は、例えば実行中ジョブのユーザに直接聞いて、分割する旨を伝えたうえで分割部数を入力することとなる。
分割部数が入力されると、分割判定部により実行中ジョブAを分割することができるか否かが判定される(S3)。
分割判定部により実行中ジョブAを分割することができないと判定された場合(S3の判定がNOの場合)、通常通り実行中ジョブAの実行を継続し、実行ジョブAの実行後に後続ジョブBを実行する。
これに対して、実行中ジョブAを分割することが出来ると判定された場合(S3の判定がYESの場合)は、ジョブ分割部は、実行中ジョブAを、第1分割ジョブA1と、第2分割ジョブA2に分割する(S4)。
図4Bは、ジョブ分割部が、実行中ジョブAを第1分割ジョブA1及び第2分割ジョブA2に分割した状態を示している。このジョブ分割部による分割は、ジョブ管理テーブル305の実行部数405を分割することにより行われる。したがって、第1分割ジョブA1の実行部数は、実行済みの部数「19」部を含む「30」部に書き換えられ、第2分割ジョブの実行部数は「部数入力」キーに入力した「70」部に書き換えられる。
分割した第1分割ジョブA1及び第2分割ジョブA2は、独立したジョブであるため、異なるジョブID401が割り当てられる。第1分割ジョブA1のジョブIDは、実行中ジョブAのジョブID「0001」がそのまま割り当てられる。他方、第2分割ジョブA2のジョブIDは、新たなジョブとみなされ、新たなジョブID「0003」が与えられる。
実行中ジョブAが、第1及び第2分割ジョブA1、A2とに分割されると、実行順変更部は、ジョブを実行する順序を変更する。変更後の順序は、第1分割ジョブA1の次に、後続ジョブBを割り込ませ、その次に第2分割ジョブA2となる(S5)。
図4Cは、実行順変更部が、後続ジョブBを第1分割ジョブA1と第2分割ジョブA2との間に割り込ませた状態を示している。この実行順変更部による変更は、ジョブ管理テーブルのジョブデータの上下の配列順を変更することにより行われる。したがって、ジョブの実行順は、上欄から第1分割ジョブA1、後続ジョブB、第2分割ジョブA2となる。
図4Dは、第1分割ジョブA1の実行が終了した状態を示している。第1分割ジョブA1が実行されると、ジョブ管理制御部は、実行済みの第1分割ジョブA1のジョブデータをジョブ管理テーブル305から削除する。その結果「NEXT」状態であった後続ジョブBが最上欄に繰り上がって「PRINTING」状態となる。このように、ジョブ管理テーブル305は、実行済みのジョブデータを削除して逐次更新する。
以上より、後続ジョブBのユーザは、第1分割ジョブA1の実行後、後続ジョブBを実行することができる。他方、実行中ジョブAのユーザは、緊急度の低い第2分割ジョブA2については実行が後回しにされるが、緊急度の高い第1分割ジョブA1については後回しされないで実行することができる。したがって、実行中ジョブAのユーザにかける迷惑を最小限に抑えることができる。特に、後続ジョブBのサイズが小さい場合には、割り込まれても大きな迷惑とはならない。
尚、上述した実施の形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。
次に、別の実施形態の複合機について説明する。上述の実施形態と共通する点は説明を省略し、主として異なる点について説明する。
この実施形態の複合機には、分割を実行する分割ボタンが備えられている。ユーザが分割ボタンを押すと、実行中ジョブは、その時点で実行済みの部数からなる第1分割ジョブと、その時点では未実行の部数からなる第2分割ジョブとに分割される。
したがって、本実施形態では、分割する必要がある場合に分割ボタンを押せばよいため、必ずしも「部数入力」キーに分割部数を入力する必要はない。例えば、実行中ジョブの全部数が緊急度の低い部数(急いで実行する必要がない部数)である場合は、割り込まれてもあまり迷惑とはならないため、あえて分割する部数を「部数入力」キーに入力する必要はない。
したがって、本実施形態では「部数入力」キーとともに分割ボタンを設けているが、「部数入力キ」ーを設けないで分割ボタンのみを設けてもよい。
次に、この実施形態の複合機における印刷の処理手順について説明する。図8は、本実施形態の複合機における印刷の処理手順を示すフローチャートである。
まず、後続ジョブのユーザが、実行中ジョブAの出力状態を確認するため、「ジョブ分割」キーを押圧する(S81)。「ジョブ分割」キーが押圧されると、ジョブ管理テーブルと、「部数入力」キーと、分割ボタンが表示パネルに表示される。後続ジョブBのユーザは、ジョブ管理テーブルを見て、実行中ジョブAを分割するかを判断する。
後続ジョブのユーザが、実行中ジョブAを分割すると判断した場合、分割部数が既に設定されているかを確認する(S82)。
分割部数が既に設定されている場合(S82の判定がYESの場合)とは、例えば、実行中ジョブAのユーザ自身が、事前に分割部数を「部数入力」キーに入力している場合等が挙げられる。この場合は、既に入力されている部数に従って分割されることとなる。
これに対して、分割部数が設定されていない場合(S82の判定がNOの場合)とは、上述のように、例えば実行中ジョブAが緊急度の低い部数のみからなる場合等が挙げられる。
分割部数が設定されていない場合は、後続ジョブのユーザは、実行中ジョブAを分割するため分割ボタンを押す(S83)。分割ボタンが押されると、分割することができるかが判定される(S84)。
分割することができないと判定された場合(S84の判定がNOの場合)は、実行中ジョブAの実行が続行される。例えば、分割ボタンを押した時点ではすでに最終の部数が実行されている場合等が挙げられる。
分割することができると判定された場合(S84の判定がYESの場合)は、ジョブ分割部は、実行中ジョブAを、実行済の部数からなる第1分割ジョブA1と、未実行の部数からなる第2分割ジョブA2に分割する(S85)。続いて、実行順変更部は、後続ジョブBを、第1分割ジョブA1と第2分割ジョブA2の間に割り込ませる(S86)。
以上より、後続ジョブBのユーザは、分割ボタンを押すことで第2分割ジョブA2の前に割り込むことができるため、後続ジョブBの実行を早めることができる。他方、実行中ジョブAのユーザは、実行中ジョブAに緊急度の高い部数が含まれている場合には、分割する部数を「部数入力」キーに事前に入力することができるため(S82の判定がYESの場合)、少なくとも緊急度の高い部数については印刷を続行することができる。
なお、上述の実施形態では、複合機をコピー機として用いた場合について説明してきたが、プリンタとして用いた場合についても同様である。すなわち、本複合機と複数のパーソナルコンピュータ(PC)とがネットワークによって接続されている場合についても、本複合機は上述と同様の処理を行う。
例えば、あるPCから送信された複数の部数からなるプリントジョブが実行されており、他のPCから送信されたプリントジョブが待機中であると想定する。このような場合、ジョブ分割手段によって実行中のジョブを部数単位で分割し、出力順変更手段によって後続ジョブを分割したジョブの間に割り込ませることができる。そして、画像形成制御手段は、出力順変更手段が変更した出力順に従って、ジョブを実行する。ジョブ分割手段、出力順変更手段、画像形成制御手段等の構成については上述と同様である。
本発明にかかる画像形成装置は、複数のジョブを同時に受け付けることが可能で、複写機やプリンタ、複合機など様々な機器に有用である。
本実施の形態における複合機の概略構成図。 本実施の形態における複合機の制御関連の概略構成図。 本実施の形態における複合機の機能的構成図。 本実施形態のジョブ管理テーブルの内容を示す図。 本実施形態の表示/操作部の表示の一例を示す図。 本実施形態の表示/操作部の表示の一例を示す図。 本実施形態の複合機における印刷の処理手順を示すフローチャート。 別の実施形態の複合機における印刷の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
100 複合機
101 画像読取部
102 画像形成部
301 画像メモリ
302 画像制御部
303 ジョブ管理制御部
304 画像形成制御部
305 ジョブ管理テーブル
306 表示/操作部
307 分割判定部
308 ジョブ分割部
309 実行順変更部

Claims (3)

  1. 画像形成に関するジョブを所定の順序で実行する画像形成装置であって、
    画像形成に関するジョブを格納する格納手段と、
    上記格納手段内に格納された、複数の部数のうち既にいくつかの部数が実行済みとなっている実行中ジョブを、実行済みの部数を含む第1分割ジョブと、未実行の部数からなる第2分割ジョブとに部数単位で分割する分割手段と、
    上記分割手段によって上記実行中ジョブが分割された場合、上記実行中ジョブに後続する後続ジョブを、上記第1分割ジョブと上記第2分割ジョブとの間に割り込ませ、ジョブを実行する順序を変更する変更手段と、
    上記格納手段内のジョブを上記変更手段によって変更された順序で実行する制御手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 上記実行中ジョブを分割する部数を設定する設定手段を備え、
    上記分割手段が、上記設定手段によって設定された部数にしたがって、上記実行中ジョブを分割する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記実行中ジョブを分割するための操作手段を備え、
    上記分割手段が、ユーザによる操作手段の操作に基づき、操作手段が操作された時に実行済みとなっている部数からなる第1分割ジョブと、未実行の部数からなる第2分割ジョブとに分割する
    請求項1記載の画像形成装置。

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