JP2008037622A - 巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノーズバンチ及び巻取パッケージ形成の効率を向上する。
【解決手段】供給側から供給される糸Yを所定幅TA内でトラバースするトラバース装置1を備え、糸Yをトラバースしながら巻取ボビン20に巻き返して巻取パッケージ2を形成する巻取装置において、巻取パッケージ2を形成した後、ノーズバンチBを形成するために、トラバース装置1で糸Yを、所定幅TAを超える所定位置TBに案内して、巻取ボビン20の一端側に巻き付ける。
【選択図】図4
【解決手段】供給側から供給される糸Yを所定幅TA内でトラバースするトラバース装置1を備え、糸Yをトラバースしながら巻取ボビン20に巻き返して巻取パッケージ2を形成する巻取装置において、巻取パッケージ2を形成した後、ノーズバンチBを形成するために、トラバース装置1で糸Yを、所定幅TAを超える所定位置TBに案内して、巻取ボビン20の一端側に巻き付ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、供給側からの糸を巻取側に巻き返す巻取装置において、ノーズバンチを形成するための方法及び装置に関するものである。
供給側からの糸を巻取側に巻き返す巻取装置は、トラバース装置を備えている。トラバース装置は、供給側から供給される糸を所定幅内でトラバースするものである(特許文献1等参照)。このようにして、糸を巻取側の巻取ボビンに巻き返すことにより、所定形状の巻取パッケージが形成される。この巻取パッケージにおいて、テールバンチ(バンチ巻き)及びノーズバンチを形成する場合がある。
図8に示すように、テールバンチAは、巻取パッケージを形成する前に予め、糸を巻取ボビンの一端側に巻き付けたものであり、ノーズバンチBは、巻取パッケージを形成した後に、糸を巻取ボビンの他端側に巻き付けたものである。テールバンチA及びノーズバンチBは、後工程で、解舒中のパッケージから次のパッケージの解舒を連続的に行うためのもので、即ち、解舒中のパッケージのテールバンチAをほどいて次のパッケージの巻き終わりの糸端(ノーズバンチB)とを繋いでおくことにより、解舒中のパッケージの糸解舒が終了すれば次のパッケージの解舒を連続して行うことができる。テールバンチA及びノーズバンチBは、例えば自動ワインダーにおける玉揚装置で形成される(特許文献2等参照)。
しかし、このような玉揚げ装置は複数のワインディングユニットに沿って移動しつつ、玉揚げ要求のあるワインディングユニット位置に停止して玉揚げ動作を行う。このため上記玉揚げ装置でのノーズバンチ形成システムでは、満巻きパッケージと空ボビンとの交換動作の他にノーズバンチ形成のための処理時間を要し、一錘のワインディングユニットにかかる玉揚げ動作が長くなり、この間は他の玉揚げ要求のあるワインディングユニットは停止状態となるため、ワインダー全体としての稼動効率が悪くなるという問題がある。又、玉揚げ装置にノーズバンチ形成装置を搭載しなければならず、装置の複雑化、コストアップの一因ともなる。
特許第3685132号公報
特開平5−17073号公報
そこで本発明が解決しようとする課題は、前記した問題に鑑みて、巻取装置における新規なノーズバンチ巻き方法及び装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法は、供給側から供給される糸を所定幅内でトラバースするトラバース装置を備え、糸をトラバースしながら巻取ボビンに巻き返して巻取パッケージを形成する巻取装置において、巻取パッケージを形成した後、ノーズバンチを形成するために、トラバース装置で糸を、所定幅を超える所定位置に案内して、巻取ボビンの一端側に巻き付ける。
好ましくは、糸を切断するカッターと、糸を繋ぐ糸継ぎ装置とを備え、カッターで糸を切断して定長の巻取パッケージを形成した後、この切断された糸を糸継ぎ手段で繋ぎ、その後、上記の案内を行う。
更に好ましくは、上記の案内を行った後、トラバース装置で糸を所定幅内に案内して、再度、巻取パッケージに糸を巻き付ける。
本発明に係る巻取装置におけるノーズバンチ巻き装置は、供給側から供給される糸を所定幅内でトラバースするトラバース装置と、このトラバース装置を制御する制御装置とを備え、糸をトラバースしながら巻取ボビンに巻き返して、巻取パッケージを形成する巻取装置において、巻取パッケージを形成した後、ノーズバンチを形成するために、制御装置が、トラバース装置で糸を、所定幅を超える所定位置に案内して、巻取ボビンの一端側に巻き付けるように制御する。
好ましくは、糸を切断するカッターと、糸を繋ぐ糸継ぎ装置とを備え、制御装置が、カッターで糸を切断して定長の巻取パッケージを形成した後、この切断された糸を糸継ぎ手段で繋ぎ、その後、上記の制御を行う。
更に好ましくは、上記の制御を行った後、制御装置が、トラバース装置で糸を所定幅内に案内して、再度、巻取パッケージに糸を巻き付けるように制御する。
本発明に係る巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置は、上記のように、トラバース装置で糸を、所定幅を超えた所定位置に案内して巻取ボビンに巻き付ける。これにより、巻取装置単体でノーズバンチを形成することができるので、玉揚装置でのノーズバンチ形成作業を省略することができ、ノーズバンチ及び巻取パッケージ形成の効率を向上することができる。
以下、本発明に係る巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、自動ワインダーを示す正面図である。図2は、図1の側面図である。図3は、トラバース装置を示す正面図である。図4は、トラバースガイドの動作状態を示す正面図である。尚、巻取装置は、本実施形態では自動ワインダーであるが、紡績機や延伸仮撚機などにも適用可能である。
先ず、第一実施形態に係る巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置について説明する。図5は、第一実施形態における自動ワインダーの動作手順を示すフローチャート図である。
自動ワインダーは、多数並設する巻取ユニット9と、各巻取ユニット9,9・・・を制御するための制御装置90とを備えている。巻取ユニット9は、リング精紡機等で生産された給糸ボビン8を備えている。巻取ユニット9は、給糸ボビン8から解舒される糸Yを巻取ボビン(紙管)20に巻き返して、巻取パッケージ2を形成する。
巻取パッケージ2は、クレードル21により回転自在に支持されている。巻取パッケージ2は、巻取ローラ3に接触接圧している。巻取ローラ3は巻取モータ30に接続されており、この巻取モータ30によって巻取ローラ3が回転駆動する。これにより、巻取ローラ3の回転駆動に追従して巻取パッケージ2が回転する。
巻取ユニット9は、トラバース装置1を備えている。トラバース装置1は、給糸ボビン8から解舒された糸Yを案内してトラバース(綾振り)する。図3に示すように、トラバース装置1は、ステッピングモータ等からなるトラバースモータ10と、このトラバースモータ10により正逆方向に回転切換可能に回転駆動する駆動プーリー11と、トラバース範囲の両側方に配置される従動プーリー12,12と、駆動プーリー11及び従動プーリー12,12に巻き掛けられるトラバースベルト13と、このトラバースベルト13に固設され糸Yを案内するトラバースガイド14とを備えている。
トラバースモータ10は、制御装置90に接続され制御される。トラバースガイド14は、駆動プーリー11の正逆回転に伴って、巻取パッケージ2の軸方向における一端側から他端側、又は他端側から一端側へ往復移動し、これにより、巻取パッケージ2に巻き取られる糸Yをトラバースする。このように、本実施形態のトラバース装置1は、複数のプーリー(駆動プーリー11及び従動プーリー12,12)に掛け渡されたトラバースベルト13(エンドレス部材)を正逆駆動させることにより、トラバースベルト13に取り付けられたトラバースガイド14を往復動させる方式である。従って、300DS(一分間に300回往復)以上の高速トラバースに非常に適している。
巻取ユニット9は、トラバース装置1等によって、給糸ボビン8からの糸Yをトラバースしながら解舒して巻取パッケージ2に巻き返す。その際、糸Yは解舒バルーンを安定にするためのヤーンガイド80、及び巻取テンションを制御するためのテンション装置81を通過する。
巻取ユニット9は、クリアラ(検知装置)7を備えている。クリアラ7は、糸Yの静止中は糸Yの有無を検知し、糸Yの走行中は糸Yが走行していること(糸切れ)及び糸Yの太さを検知する。クリアラ7は、検知した糸Yの太さからスラブ(糸ムラ)を検出してこの糸を切断してスラブを除去したり、後述するように、定長の巻取パッケージ2を形成するために糸Yを強制的に切断する、カッター(図示略)を有している。
巻取ユニット9は、給糸ボビン8と巻取パッケージ2との間に、スプライサー等の糸継ぎ装置6を備えている。巻取ユニット9は、巻取パッケージ2側の上糸Y’を糸継ぎ装置6へ案内するサクションマウス4と、給糸ボビン8側の下糸Y’’を糸継ぎ装置6へ案内するサクションパイプ5とを備えている。サクションマウス4及びサクションパイプ5は、腕状の吸引管である。
図3に示すように、巻取ユニット9は、巻取パッケージ2の回転数を検出するパッケージ回転検出器22を備えている。制御装置90は、パッケージ径算出手段91を備えており、このパッケージ径算出手段91が、パッケージ回転検出器22の検出値に基づいてパッケージ径を算出する。
第一実施形態における自動ワインダーの動作手順について説明する。先ず、玉揚装置(図示略)やオペレーターにより、クレードル21に巻取ボビン(空紙管)20が取り付けられ、この巻取ボビン20の一端側に、給糸ボビン8から解舒された糸Yが巻き付けられて、テールバンチAが形成される(図5のS1)。制御装置90が、トラバースモータ10を駆動して、トラバースガイド14を巻取ボビン20の範囲内で一往復する。これにより、トラバースガイド14が、糸Yをキャッチする。トラバース範囲TAは、巻取ボビン20における軸方向の所定範囲(所定幅)をいい、トラバース装置1により糸Yをトラバースする範囲である(図4)。そして、制御装置90が、巻取ローラ3を回転駆動すると共に、トラバースモータ10を正逆回転駆動することにより、糸Yをトラバース範囲TAでトラバースしながら巻取ボビン20に巻き返して、巻取パッケージ2を形成する(図5のS2)。
糸Yを巻取ボビン20に巻き返し、巻取パッケージ2を形成する間に、クリアラ7が糸欠点又は糸切れを検知したとき(図5のS3)、次の糸継ぎ動作を行う(図5のS4)。先ず、クリアラ7は、制御装置90に検知信号を発する。このとき、スラブ検知の場合は、クリアラ7は走行糸Yをカッターで切断する。糸切れ検知の場合は、クリアラ7のカッターは動作しない。これにより、糸Yは、巻取パッケージ側の上糸Y’と給糸ボビン側の下糸Y’’とに分断される。
サクションマウス4及びサクションパイプ5は、一端側に吸引口4a,5aを有している。サクションマウス4及びサクションパイプ5は、他端側に回転軸4b,5bを有している。回転軸4b,5bはモータ40,50に接続されており、サクションマウス4及びサクションパイプ5は、このモータ40,50によって回転軸4b,5bを中心に回転駆動する。サクションマウス4及びサクションパイプ5の回転駆動及び回転方向は、モータ40,50に接続した制御装置90によって制御される。
制御装置90は、巻取ローラ3の回転を停止する。これにより、巻取パッケージ2の回転が停止する。巻取パッケージ2の惰性回転により、上糸Y’は巻取パッケージ2に巻き取られる。制御装置90が、サクションマウス4を回転軸4bを中心にして振り上げる(図2)。サクションパイプ5は移動せず、その吸引口5aは下端に位置する。
サクションマウス4の吸引口4aが巻取パッケージ2近辺(上端)に位置した状態で、巻取ローラ3の逆回転駆動により、巻取パッケージ2が巻取方向の回転とは逆の方向に回転する。これにより、上糸Y’が巻取パッケージ2から巻き出され、吸引口4aが上糸Y’を吸引捕捉する。吸引口4aが上糸Y’を捕捉した状態で、巻取パッケージ2が逆回転を続けると共に、サクションマウス4が振り下げられて、元の位置に戻る。これにより、吸引口4aが上端から下端へ移動すると共に、上糸Y’が下方へ導かれる。そして、モータ30が停止して、巻取パッケージ2の回転が停止すると共に、上糸Y’の巻き出されが停止する。
同時に、下端に位置するサクションパイプ5の吸引口5aが、下糸Y’’を吸引捕捉する。吸引口5aが下糸Y’’を捕捉した状態で、サクションパイプ5が回転軸5bを中心に振り上げられる。これにより、吸引口5aが下端から上端へ移動すると共に、下糸Y’’が上方へ導かれる。上記サクションマウス4及びサクションパイプ5の動作によって、サクションマウス4が上糸Y’を、サクションパイプ5が下糸Y’’を、それぞれ糸継ぎ装置6へ案内する。そして、糸継ぎ装置6が、上糸Y’及び下糸Y’’を繋いで一本の糸Yにする。その後、巻取ローラ3及びトラバース装置1が再駆動して、巻き返しを再開する(図5のS2)。
制御装置90が、パッケージ径算出手段91によって、巻取パッケージ2における所定のパッケージ径を検知して(図5のS5)満巻きになると、巻取ローラ3とトラバース装置1を停止させる(図5のS6)。その後、巻取ローラ3を低速回転させて、巻取パッケージ2を低速回転させる(図5のS7)。この巻取パッケージ2の低速回転中に、制御装置90が、トラバースモータ10の回転駆動を制御して、トラバースガイド14を、トラバース範囲TAを超えた巻取ボビン20の他端側における所定位置TBへと移動する(図4)。これにより、糸Yが、所定位置TBに案内される(図5のS8)。そして、巻取パッケージ2を予め設定した回数分回転させて所定巻数のノーズバンチBを形成する(図5のS8)。そして、巻取ローラ3の回転駆動を停止して、巻取パッケージ2を停止する(図5のS9)。その後、巻取ユニット9が糸Yを切断して巻き返しを終了する(図5のS10)。その後、当該ユニット9の玉揚げ信号により玉揚装置(図示略)が、当該巻取ユニット9位置に到着して、満管の巻取パッケージ2を玉揚げする(図5のS11)。そして、玉揚装置は、新たな巻取ボビン(空紙管)20をクレードル21に装着すると共に、テールバンチAを形成する(図5のS1)。その後、通常の巻取りが再開される。
次に、第二実施形態に係る巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置について説明する。図6は、第二実施形態における自動ワインダーの動作手順を示すフローチャート図である。
前記した第一実施形態と同じ構成については詳細な説明を省略する。本第二実施形態は、先ず前記第一実施形態のステップS1〜S8と同様の動作を行い、ノーズバンチBを形成する(図6のS1〜S8)。その後、制御装置90が、再度トラバースガイド14をトラバース範囲TAへと移動する(図4)。従って、糸Yが再びトラバース範囲TAに案内されて、巻取パッケージ2の低速回転により、糸Yが巻取パッケージ2の糸層表面に所定回数(一回転以上)巻き付けられる(図6のS9)。そして、巻取ローラ3を停止させる(図6のS10)。その後、ユニットが給糸ボビンに連なる糸Yを切断して、巻き返しが終了する(図6のS11)。その後、第一実施形態と同様に玉揚げ動作が行われる(図6のS12)。
以上より、第二実施形態では、糸Yの巻き終わり端が、巻取パッケージ2に巻き付けられるので、糸端部の垂れ下がりによる作業性低下を防いだり、ノーズバンチBの巻取ボビンからの脱落を防止することができる。
次に、第三実施形態に係る巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置について説明する。図7は、第三実施形態における自動ワインダーの動作手順を示すフローチャート図である。
前記した第一及び第二実施形態と同じ構成については詳細な説明を省略する。本第三実施形態は、先ず前記第一、第二実施形態のステップS1〜S5と同じ動作を行う(図7のS1〜S5)。そして、制御装置90が、パッケージ径算出手段91によって巻取パッケージ2における所定のパッケージ径を検知した直後に(図7のS5)、クリアラ7が糸を強制切断する(図7のS6)。これにより、定長の巻取パッケージ2が形成される。そして、巻取ローラ3を停止する(図7のS7)。
そして、第一、第二実施形態のステップS4と同様に、糸継ぎ動作を行い、糸継ぎ装置6が、上糸Y’及び下糸Y’’を繋いで一本の糸Yにする(図7のS8)。その後、制御装置90が、トラバースモータ10を駆動して、トラバースガイド14を巻取ボビン20の範囲内で一往復する。これにより、トラバースガイド14が、糸Yをキャッチする。そして、制御装置90が、トラバースモータ10の回転駆動を制御して、トラバースガイド14を、トラバース範囲TAを超えた巻取ボビン20の他端側における所定位置TBへ移動する(図4)(図7のS9)。そして、巻取ローラ3を低速回転駆動する(図7のS10)。これにより、巻取パッケージ2が回転して、糸Yが巻取ボビン20の他端側に巻き付けられ、ノーズバンチBが形成される(図7のS10)。
その後、制御装置90が、再度トラバースガイド14をトラバース範囲TAへ移動する(図4)。これにより、糸Yが再びトラバース範囲TAに案内されて、巻取パッケージ2の低速回転で、糸Yが巻取パッケージ2に所定回数(一回転以上)巻き付けられる(図7のS11)。尚、このステップS11は省略してもよい。その後、第一、第二実施形態と同様に、巻取ローラ3を停止し、ユニット9が糸Yを切断して巻き返しを終了し、玉揚げ動作が行われる(図7のS12〜S14)。
以上より、第三実施形態では、トラバース装置によりノーズバンチを形成できると共に、正確な定長の巻取パッケージを形成することができる。
尚、トラバース装置1は、本実施形態ではベルト式であるが、トラバース範囲TAを超えて糸Yを所定位置TBへ案内できればよく、レバー方式などにも適用可能である。
1 トラバース装置
14 トラバースガイド
2 巻取パッケージ
20 巻取ボビン(紙管)
8 給糸ボビン
9 巻取ユニット
90 制御装置
Y 糸
TA トラバース範囲
TB 所定位置
A テールバンチ
B ノーズバンチ
14 トラバースガイド
2 巻取パッケージ
20 巻取ボビン(紙管)
8 給糸ボビン
9 巻取ユニット
90 制御装置
Y 糸
TA トラバース範囲
TB 所定位置
A テールバンチ
B ノーズバンチ
Claims (6)
- 供給側から供給される糸を所定幅内でトラバースするトラバース装置を備え、前記糸をトラバースしながら巻取ボビンに巻き返して巻取パッケージを形成する巻取装置において、前記巻取パッケージを形成した後、ノーズバンチを形成するために、前記トラバース装置で前記糸を、前記所定幅を超える所定位置に案内して、前記巻取ボビンの一端側に巻き付けることを特徴とする巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法。
- 前記糸を切断するカッターと、前記糸を繋ぐ糸継ぎ装置とを備え、前記カッターで前記糸を切断して定長の前記巻取パッケージを形成した後、この切断された前記糸を前記糸継ぎ手段で繋ぎ、その後、請求項1に記載の案内を行うことを特徴とする巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法。
- 請求項1又は2に記載の案内を行った後、前記トラバース装置で前記糸を前記所定幅内に案内して、再度、前記巻取パッケージに前記糸を巻き付けることを特徴とする巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法。
- 供給側から供給される糸を所定幅内でトラバースするトラバース装置と、このトラバース装置を制御する制御装置とを備え、前記糸をトラバースしながら巻取ボビンに巻き返して、巻取パッケージを形成する巻取装置において、前記巻取パッケージを形成した後、ノーズバンチを形成するために、前記制御装置が、前記トラバース装置で前記糸を、前記所定幅を超える所定位置に案内して、前記巻取ボビンの一端側に巻き付けるように制御することを特徴とする巻取装置におけるノーズバンチ巻き装置。
- 前記糸を切断するカッターと、前記糸を繋ぐ糸継ぎ装置とを備え、前記制御装置が、前記カッターで前記糸を切断して定長の前記巻取パッケージを形成した後、この切断された前記糸を前記糸継ぎ手段で繋ぎ、その後、請求項4に記載の制御を行うことを特徴とする巻取装置におけるノーズバンチ巻き装置。
- 請求項4又は5に記載の制御を行った後、前記制御装置が、前記トラバース装置で前記糸を前記所定幅内に案内して、再度、前記巻取パッケージに前記糸を巻き付けるように制御することを特徴とする巻取装置におけるノーズバンチ巻き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006216696A JP2008037622A (ja) | 2006-08-09 | 2006-08-09 | 巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2006216696A Pending JP2008037622A (ja) | 2006-08-09 | 2006-08-09 | 巻取装置におけるノーズバンチ巻き方法及び装置 |
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