JP2008026764A - 露光装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置内においてトナーなどの粉塵の露光光学系への進入をほぼ確実に抑え、また、僅かながらも進入した粉塵に対してもその積極的な排出・除去を行って、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えると共に、粉塵の清掃などのサービスマンなどによる手作業が不要で、良好な状態の画質精度を長期に渡って維持することを図る。
【解決手段】潜像を担持する像担持体(感光体1)と、光源(図示しない有機EL素子)および光源から出射された光を像担持体に結像させる光学部材(レンズアレイ9)が設けられ、像担持体に潜像を形成する露光装置4と、潜像を現像する現像器11とを有し、露光装置4に、像担持体と接する防塵部材(トナープロテクトシート17)を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、トナーその他の粉体で現像された可視画像を形成するプリンタその他の電子写真方式の画像形成装置、及びその電子写真方式の画像形成装置に用いられ、その像担持体でもある感光体に光を照射して露光させる露光装置に関するものである。
トナーなどの粉体の色材で現像を行うレーザプリンタやLED(発光ダイオード)プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、(特許文献1)、(特許文献2)で課題として述べられているように、その現像などの際に粉体であるトナーが飛散して装置内の各所に付着する問題がある。また、形成画像が転写されて印刷が行われる印刷用紙からのいわゆる紙粉も、トナー同様に粉体として飛散し、同様の問題を起こしうる。そして、このような装置内のトナー、紙粉その他の粉塵が、画像形成装置におけるレンズなどの光学系の部材に付着すると、その光学系の性能が損なわれ、その結果、形成画像の画質の低下をもたらすことになる。
殊にLEDプリンタのように露光のための光源が複数のLEDでなるLEDアレイであって各LEDを順次点灯させることで感光体への露光の走査を行う露光装置を用いる画像形成装置では、通常、そのLEDアレイのピッチが形成画像を構成する画素のピッチ(解像度に対応する)とほぼ等しいので、その露光装置が感光体すなわち像担持体に近接して取付けられる構造となって、画像形成装置の小型化が図られる一方で、その露光装置が有する光学部材であるレンズの表面へのトナーの付着の程度が、レーザプリンタのように露光装置が像担持体からある程度離れた位置に配置されるものに比して、格段に高く、このトナー、紙粉その他の粉塵の飛散に伴う光学系部材への付着の問題はより深刻である。
このような問題に対して、LEDプリンタの実施例が挙げられた(特許文献1)に示された画像形成装置では、開口を有した覆いを露光器の先端部に取着し、そして、その覆いを、その開口の幅と光のビームの幅とのギャップ及びその先端と感光ドラムとのギャップをそれぞれ1mm以下に構成し、かつ、その先端が所定の電位を保持するものとして、トナーが帯電していることを利用するものであるところの微小なギャップと静電気力によって、その飛散したトナーの露光装置の開口部内への進入を防ぐべく図っている。
また(特許文献2)においては、感光体ドラムと、この感光体ドラムの周面上の所定の現像領域にて感光体ドラムに対向して配置される現像ローラと、これら感光体ドラム及び現像ローラを支持する下ケース本体とを有し、現像ローラはその軸長手方向の両端を支持する支持部材に支持される画像形成装置において、現像ローラユニットの組み付け性、分解性を損なうことなく、現像ローラ軸端部からのトナー飛散を防止することを課題として、支持部材とケース本体のそれぞれについての感光体ドラムとの対向面部及びこれら支持部材とケース本体との各対向面部にわたり、それぞれウレタンフォーム状のシール部材を設け、これらのシール部材を、感光体ドラム、ケース本体、支持部材の3体で挾むことにより、現像領域を密封状態にする技術が開示されている。
登録実用新案第2544078号公報 特開平10−048949号公報
しかしながら、上記従来の(特許文献1)に示されたような構成では、前述の覆いの先端部材に所定の電圧を加えて、帯電し飛散したトナーを静電気力でその先端部材から反発させて露光装置の開口部内(覆い内)への進入を防ぐべく図っているが、LEDプリンタヘッドは感光ドラムの筒長方向のほぼ全長(印刷用紙の幅に相当)に渡って設けられるものなので、前述のギャップが微小であっても、覆いの先端と感光ドラムとのギャップの総面積はかなり広いものであって、そこからのトナーの進入を完全には否めない。
また、一旦覆い内に進入したトナーは、前述のギャップが微小であるがゆえに、今度はそれが逆に災いし、覆い内からの排出の程度もより抑えられて覆い内に留まり易く、さらに、その積極的な排出手段もなく、詰まるところ、やがて露光装置の光学部材表面などに付着してしまうという課題があった。
また、(特許文献2)に開示された技術は、基本的には現像器からのトナー飛散を防止するものである。このようなシールが施された現像器によって現像領域からのトナー飛散が防止できたとしても、例えば画像形成装置の機内には記録紙から剥げ落ちたタルクなどの粉体(いわゆる紙粉等)が漂っており、これが上述したLEDなどの露光装置の光出射面に付着して、画質を損なう事態を完全に防止することはできない。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、画像形成装置内においてトナー、紙粉その他の飛散する粉塵の露光光学系への進入をほぼ確実に抑え、また、僅かながらも進入した粉塵に対してもその積極的な排出・除去を行って、露光装置におけるレンズなどの光学部材に対する粉塵の付着又は滞留を抑えること、すなわち露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えることと共に、付着し又は滞留した粉塵の清掃などのサービスマンなどによる手作業が不要で、良好な状態の画質精度を長期に渡って維持することができる露光装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、潜像を担持する像担持体と、光源および光源から出射された光を像担持体に結像させる光学部材が設けられ、像担持体に潜像を形成する露光装置と、潜像を現像する現像器とを有し、露光装置に像担持体と接するように構成した防塵部材を設けたものである。
この構成によって、特に露光装置を像担持体に近接させた装置構成において、そのような防塵部材が、像担持体面上に接するものであっても像担持体面上に潜像を形成したその電荷を移動させない(放電させない)のでその潜像を壊すことなく、光学部材の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽し、さらに現像器から飛散したトナー、印刷用紙搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が像担持体面に沿って光路内へ進入することをほぼ確実に抑えることができて、光学部材の外面への粉塵の付着が抑えられたものにできる。これによって、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えることができる。
本発明の画像形成装置は、潜像を担持する像担持体と、光源および光源から出射された光を像担持体に結像させる光学部材が設けられ、像担持体に潜像を形成する露光装置と、潜像を現像する現像器とを有し、露光装置に像担持体と接するように構成した防塵部材を設けたものである。
この構成によって、特に露光装置を像担持体に近接させた装置構成において、そのような防塵部材が、像担持体面上に接するものであっても像担持体面上に潜像を形成したその電荷を移動させない(放電させない)のでその潜像を壊すことなく、光学部材の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽し、さらに現像器から飛散したトナー、印刷用紙搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が像担持体面に沿って光路内へ進入することをほぼ確実に抑えることができて、光学部材の外面への粉塵の付着が抑えられたものにできる。これによって、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えることができる。
また本発明は、トナーその他の粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置であって、露光により形成がされ、そして粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する感光体等の像担持体と、光源を具備し、その光をレンズ等の光学部材から出射して像担持体面の露光を行う露光装置と、像担持体面における潜像を粉体で現像する現像器とを含み備え、当該カバーの少なくとも一部の面が、光学部材と現像器との間にあり、かつ、その一端である端部に非導電性の箇所を有しその箇所を像担持体面に接して、光学部材からの出射光の光路の少なくとも現像器側の面を、その光路の光軸方向における光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材が設けられたことを特徴とするものである。
この構成によって、画像形成装置は、特に露光装置を像担持体に近接させた装置構成において、そのような防塵部材が、像担持体面上に接するものであっても像担持体面上に潜像を形成したその電荷を移動させない(放電させない)のでその潜像を壊すことなく、光学部材の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽し、さらに現像器から飛散したトナー、印刷用紙搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が像担持体面に沿って光路内へ進入することをほぼ確実に抑えることができて、光学部材の外面への粉塵の付着が抑えられたものにできる。これによって、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えることができる。
また本発明は、防塵部材を、その一部が導電性を有した材料でなり、そして、画像形成装置における基準電位に対し電位的フローティング状態を保つ取付けがされているものとしたものである。
この構成によって、防塵部材が導電性の材料であってもその使用を可能にすることができる。
また本発明は、防塵部材を、少なくとも端部が可撓性を有した材料でなり、そして、その端部の一端を像担持体面で摺動させるものとしたものである。
この構成によって、防塵部材の端部の像担持体面への接触をより確実にすることができるので、現像器から飛散したトナーなどのその接触箇所からの光路内への進入をほぼ確実になくすことができ、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化をよりさらに確実に抑えることができる。
また本発明は、画像形成装置は、少なくとも現像時には像担持体面の移動を行い、そして、防塵部材は、端部又はその延長面が像担持体面と接した交線の方向が移動の方向に対して直交していないものである。
この構成によって、飛散などする粉塵を像担持体面の移動によって防塵部材の端部における像担持体面に接し又は近接するいずれか一方又は両方の側へ流すようにできるので、潜像が形成され現像がされる領域における粉塵の滞留を排除することができる。
また本発明は、防塵部材が、少なくともその一部において、端部を像担持体に対して所定の間隙を取って近接させたものである。
この構成によって、防塵部材が像担持体に接触しないのでその材料の導電性の有無にかかわらずその使用を可能とすることができる。また、その間隙を気流の風路とすることもできる。
また本発明は、像担持体は、その面上に画像形成がされない領域の一部においてその表面が凸を成した凸部を有し、防塵部材と凸部が接するように構成したものである。
この構成によって、防塵部材に対し、少なくともその一部において、その端部を像担持体に対して所定の間隙を取って近接させることが、容易かつ確実に行うことができる。
また本発明は、画像形成装置は、防塵部材の近辺に在する露光装置が出射する光の光路において、気流が光学部材から像担持体面への向きとなる風路が形成されるよう構成したものである。
この構成によって、飛散する粉塵を光学部材に近付けず、光学部材から遠ざけることができる。
また本発明は、防塵部材を、端部において、その現像器側の面が、その光学部材側の面よりもより比重の大きな材料又は部材で構成されているものとしたものである。
この構成によって、現像の際、像担持体面が光学部材側から現像器側へ相対移動する時に防塵部材の端部がその移動によって浮き上がることが抑えられるので、現像器から飛散したトナーなどが、その端部に生じる隙間から光路内へ進入するのをより抑えることができ、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化をより抑えることができる。
また本発明は、防塵部材を、端部における現像器側の材料又は部材が、金属その他の導電性を有したものとしたものである。
この構成によって、防塵部材の端部における現像器側の面を、その光学部材側の面よりもより比重の大きなものとすることが容易に構成でき、さらに、その導電性を有した部分に交流電圧を印加し又は交流電界を掛けることができるので、端部を振動させる構成も容易に取れる。
また本発明は、画像形成装置は、光学部材の外面の像担持体に面する方向又はそこからの出射光の光軸の方向が、光の出射の向きにおいて現像器がある側とは反対の側へ向けられているものである。
この構成によって、飛散する粉塵の光路への回込み及び光学部材外面への付着をより抑えることができる。
また本発明は、画像形成装置は、さらに、像担持体と露光装置との間に、像担持体面と光学部材前面との間隙を所定の距離に保つギャップ調節部材を含み備え、ギャップ調節部材は、耐摺動性を有し、像担持体に対し、その面上に画像形成がされない領域の一部の面において当接させるようにしたものである。
この構成によって、回転する像担持体に対し、その形成画像を損なうことなく、光学部材の前面−像担持体面間の間隙を一定の距離とすることができ、距離変動に因る焦点ずれ及びそれに伴う形成画像における解像性の悪化の発生を抑えることができる。
また本発明は、像担持体面に対し、その面上に画像形成がされない領域の一部において活剤が供給されることを特徴とするものである。
この構成によって、像担持体、防塵部材、ギャップ調節部材その他の摺動部材の摩耗を抑え、それぞれの機能・性能を長期に渡って維持・安定させることができる。
また本発明は、画像形成装置は、像担持体面における防塵部材の端部と接したその交線の方向についての広い範囲が用いられるような潜像の形成を、適時行って粉塵を除去するものである。
この構成によって、防塵部材の端部における像担持体面に接した部分に溜まったトナー、紙粉等があるとき、そのトナー、紙粉等を、現像に供される粉体として消費させ、その溜まった部分から除去することができる。
また本発明は、像担持体面上に形成される潜像は、その像が像担持体面上のいずれかの方向について周期的又は非周期的な細かなまだら模様を有したものであることを特徴とするものである。
像担持体面上に形成される潜像を、例えば、潜像電位がラスタ周期で高低を繰返すなど、像担持体面上のいずれかの方向について周期的又は非周期的な細かなまだら模様(潜像電位の高低がなす模様)を有したものとすることで、少なくとも一旦は帯電がされ防塵部材の端部に付着などしたトナーなどとの間で、そのような電位模様を有した潜像が形成された感光体(像担持体)が防塵部材の端部と接し又は近接して移動した時には、電位の振動が起こって、その付着したトナーなどを防塵部材から剥離させやすくできる。
また本発明は、粉塵を除去するべく行う潜像の形成の際、現像器での現像を行わないようにしたものである。
この構成によって、現像器からのトナーの供給がないので、感光体面上に形成された潜像が現像器からの十分なトナーによって現像されることなく、すなわち潜像の静電気が放電されることなく維持され、それまでに僅かながらも光路内に進入して飛散し又は防塵部材の感光体面に接した部分などに溜まっていたトナーが、感光体面上へその潜像が有する静電気力によって吸着されやすくなる。これにより、光路内のトナーなどを効果的に除去できる。
また本発明は、露光装置の、露光装置と像担持体の相対移動方向の上流側および下流側の両側に、防塵部材を設けたものである。
この構成によって露光装置は防塵部材によってほぼ全面を囲まれることになり、防塵性能を大幅に向上することができる。なおこの場合は、露光装置の長手方向の両端部は開放されているが、露光装置が小型になることで、開放された両端部からの粉塵の入り込みは更に少なくすることができる。
本発明の画像形成装置は、トナーその他の粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置であって、露光により形成がされ、そして粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する感光体等の像担持体と、光源を具備し、その光をレンズ等の光学部材から出射して像担持体面の露光を行う露光装置と、像担持体面における潜像を粉体で現像する現像器と、当該カバーの少なくとも一部の面が、光学部材と現像器との間にあり、かつ、その一端である端部を像担持体面に接して又は接することなく近接させて、光学部材からの出射光の光路の少なくとも現像器側の面を、その光路の光軸方向における光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材とを含み備え、防塵部材は、端部が、像担持体面に接することのない、その少なくとも一部の箇所においては導電性を有し、その箇所に交流電圧が印加され又は交流電界が掛けられて、振動することを特徴とするものである。
この構成によって、画像形成装置は、特に露光装置を像担持体に近接させた装置構成において、光学部材の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽することができ、現像器から飛散したトナー、印刷用紙搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が、光学部材の外面に付着することを抑えることができると共に、飛散して防塵部材に付着又はその近傍に滞留などした粉塵を防塵部材の振動によって剥離し除去することができるので、これによって、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えることができ、付着し又は滞留した粉塵の清掃などのサービスマンなどによる手作業が不要で、その良好な状態の画質精度を長期に渡って維持することもできる。
本発明の露光装置は、露光により形成がされ、そしてトナーその他の粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する感光体等の像担持体と、像担持体面における潜像を粉体で現像する現像器とを具備して、粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置において使用される露光装置であって、光を発する光源と、光源の光を当該部材から出射して像担持体面の露光を行うレンズその他の光学部材と、光学部材からの出射光の光路の少なくとも現像器側の面を、その光路の光軸方向における光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材とを含み備え、防塵部材は、露光装置が画像形成装置に組込まれたときには、その少なくとも一部の面が、光学部材と現像器との間に位置し、かつ、その一端である端部に非導電性の箇所を有しその箇所が像担持体面に接するものであることを特徴とするものである。
この構成によって、露光装置に設けられた防塵部材が像担持体面上に接するものであっても、像担持体面上に潜像を形成したその電荷を移動させない(放電させない)のでその潜像を壊すことなく、光学部材の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽し、さらに現像器から飛散したトナー、印刷用紙搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が像担持体面に沿って光路内へ進入することをほぼ確実に抑えることができて、光学部材の外面への粉塵の付着が抑えられたものにでき、露光光学系の精度の低下を抑えることができるものとすることができる。
また本発明は、露光により形成がされ、そしてトナーその他の粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する感光体等の像担持体と、像担持体面における潜像を粉体で現像する現像器とを具備して、粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置において使用される露光装置であって、光を発する光源と、光源の光を当該部材から出射して像担持体面の露光を行うレンズその他の光学部材と、光学部材からの出射光の光路の少なくとも現像器側の面を、その光路の光軸方向における光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材とを含み備え、防塵部材は、露光装置が画像形成装置に組込まれたときには、その少なくとも一部の面が、光学部材と現像器との間に位置し、かつ、その一端である端部が像担持体面に接し又は接することなく近接するものであり、そして、端部が、像担持体面に接することのない、その少なくとも一部の箇所においては導電性を有し、その箇所に交流電圧が印加され又は交流電界が掛けられると、振動することを特徴とするものである。
この構成によって、露光装置を、特にそれが像担持体に近接される画像形成装置の構成において、光学部材の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽することができ、現像器から飛散したトナー、印刷用紙搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が、光学部材の外面に付着することを抑えることができると共に、飛散して防塵部材に付着又はその近傍に滞留などした粉塵を防塵部材の振動によって剥離し除去することができるので、これによって、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えることができ、付着し又は滞留した粉塵の清掃などのサービスマンなどによる手作業が不要で、その良好な状態の画質精度を長期に渡って維持することができる。
また本発明は、光源が長尺のものであることを特徴とするものである。
この構成によって、露光装置を画像形成装置においてその光の照射対象となる像担持体に近接して配置する構成が取れるので、画像形成装置を小型にすることができる。
また本発明は、光源を、複数の発光部材が列をなした発光部材アレイとしたものである。この構成によって、露光装置における照射光の走査を各発光部材の発光タイミングの制御によって行うことができ、機械部材を必要とせずに光の走査に係る機能を有することができ、露光装置を小型にすることができる。
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
(実施例1)
実施例1は、印刷解像度が600dpi(ドット/インチ)で、サイズが例えばA4判までの用紙への印刷が行える電子写真方式の画像形成装置である。
図1は本発明の実施例1に係る画像形成装置を模式的に示した断面図である。
なお、以降の説明において画像形成装置を「本装置」と呼称する。
図1において、感光体1は、帯電されたその表面が露光されることでその帯電が除去されるものであり、そして、ドラム状になっており、その筒周面上において、露光によって形成がされる帯電量の多少の分布による潜像、及びそれがトナーで現像されたトナー像を担持することができる。
図2(a)は本発明の実施例1に係る本装置における感光体1の周辺を拡大した要部断面図であり、図2(b)は本発明の実施例1に係る本装置における感光体1の周辺を拡大した要部下面図である。
なお、図2(b)では感光体1並びに後述するレンズアレイ及びプロテクトシートのみを示している。
図2(a)ないし図2(b)において、感光体1は、図中に示される矢印(2a、2b)の向きに自転しながら、潜像が形成され、さらにトナーでその現像がされる。
帯電ローラ3は、感光体1の筒面上を一様に一定量、帯電させることができる。
露光装置4は、外部インタフェース8(図1参照)を介して本装置に入力された画像情報に基づき光を照射して感光体1の面上を露光させるものである。その光源となる複数の有機エレクトロルミネッセンス素子(A4判短手方向長さに相当する4,960素子。以降、「有機EL素子」と略称する)が感光体1の軸5方向に600dpiのピッチで列をなして並んだ長尺の有機ELアレイ(図示せず)が基板6上に構成されている。有機ELアレイは、各有機EL素子の発光が本装置のコントローラ7(図1参照)によって制御されている。
ここで、図1におけるコントローラ7は、マイクロプロセッサ、メモリ、外部インタフェース8その他のデジタル処理回路ユニットで構成されてなり、本装置を構成した電気機器の動作を制御して、自転する感光体1の面に対して、露光装置4の有機ELアレイの各有機EL素子を順次選択的に点灯させることで感光体1への露光の走査を行わせることができ、そして、このときに、各有機EL素子の発光のタイミングを本装置に入力された画像情報に基づき制御して、感光体1の面上に画像情報に基づく潜像を形成させることができる。
露光装置4に具備されている光学部材であるレンズアレイ9は、有機ELアレイと感光体1との間にあって、複数の円柱状の結像レンズ(ファイバーレンズ)が、感光体1の軸5方向に密に列をなして並んだ有機ELアレイにおける有機EL発光素子のその列の方向に沿って並んだものであり、そして、各レンズの光軸10が図示した方向にあり、有機ELアレイの各有機EL発光素子から発せられる光を感光体1の筒面上へ導く。レンズアレイ9を構成する各レンズからの出射光を感光体1の面上に結像させるため、露光装置4は、そのレンズの焦点距離に合わせ、レンズアレイ9がその先端を感光体1の面上に近接させて配置されている。
ここで、レンズアレイ9の外面の感光体1に面する方向又はそこからの出射光の光軸10の方向は、図示されるように、光の出射の向きにおいて現像器11(後述)が配置された側とは反対の側へ向けられている。すなわち、本装置において露光装置4は、レンズアレイ9からの出射光線の方向(光軸10の方向)を、感光体1の中心ではなく、現像器11が配置された側とは反対の側へ向けて設置されるものとしている。これは、飛散する粉塵の光路への回込み及び光学部材外面への付着をより抑えるためである。
これは見方を変えると、感光体1の周囲に配置された帯電ローラ3、露光装置4、現像器11の関係において、露光装置4(レンズアレイ9)の光出射面を帯電ローラ3の側に向けて配置した、ということができる。また感光体1の回転方向に着目すれば、露光装置4(レンズアレイ9)の光出射面を感光体1の回転方向の上流側に向けて配置した、と言い換えてもよい。
現像器11は、感光体1の自転に連れてそれぞれ自転する供給ローラ12及び現像ローラ13が備えられたその内部に現像剤であるトナー(粉体)が充填されており、そして、供給ローラ12がそのトナーを攪拌しつつ現像ローラ13へ供給し、さらに現像ローラ13が、ブレード14によって適量化されたそのトナーで、感光体1の面上に形成されている潜像をトナー像に現像する。なお実施例1では現像剤として粉体トナーを採用しているが、粉体トナーに替えて、微小な顔料粒子を溶媒に混入した液体トナーを用いてもよい。
転写ローラ15は、感光体1とで、この間に印刷用紙を挟み込むことができ、トナー像を印刷用紙の紙面上へ転写することができる。
クリーニングユニット16は、転写後において、感光体1の面上に残留するトナーを除去する。
17は光路カバーを構成し、トナーや紙粉などに対する防塵部材として機能するトナープロテクトシートである。トナープロテクトシート17は、ウレタン、シリコン、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等でなる非導電性の可塑性を有したシートであり、例えば液状ウレタンを遠心成形したものである。
図示するように、トナープロテクトシート17は露光装置4を構成するレンズアレイ9と現像器11との間に設けられ、図2(b)に示すようにレンズアレイ9の全長に渡り、そのシートの一端が露光装置4の外面に取付けられている。ここで、光路とはレンズアレイ9から出射された光が感光体1の面上を照射するまでに通る(光線が通る)空間のことを特に指しており、トナーや紙粉などに対する防塵部材であるトナープロテクトシート17は、その光路の側面をある程度の面積を有したその少なくとも一部において他の空間と仕切る物である。
このように実施例1の画像形成装置は、潜像を担持する像担持体(感光体1)と、光源(有機EL素子)および光源から出射された光を前記像担持体に結像させる光学部材(レンズアレイ9)が設けられ、像担持体に潜像を形成する露光装置4と、潜像を現像する現像器11とを有し、露光装置4に、像担持体(感光体1)と接する防塵部材(トナープロテクトシート17)を設けたものである。
なお実施例1では、トナープロテクトシート17は露光装置4の外面に取り付けるようにしたが、トナープロテクトシート17を設ける目的は、露光装置4の光出射面に粉塵等が付着することを防止するものであるから、保護する対象のより近く、即ち例えばレンズアレイ9に取り付けるように構成してもよい。このようにすれば、露光位置とトナープロテクトシート17(および帯電ローラ3)で形成される空間が小さくなり、外部からの飛散物の影響を最小限に抑制できる。
さて既に(特許文献2)で引用した技術は、現像器11にトナーシールを設け、現像器11からのトナー飛散を防止するものである。一般に現像器11は消耗品であり、現像器11の交換に際して、もともと消耗品ではないトナーシールまで廃棄されてしまう場合がある。一方、露光装置4(あるいはこれに含まれるレンズアレイ9)は基本的に画像形成装置と同一寿命を想定したものであるから、本発明に係る画像形成装置のように露光装置4側にトナープロテクトシート17を設けることで、容易にコストダウンおよび環境保護を図ることができる。
勿論、現像器11側にトナーシールを設けることで、画像形成装置における露光装置4以外の部分に付着するトナーを軽減できるため、現像器11側にトナーシールを設け、更に露光装置4側にもトナープロテクトシート17を設けるような二重のシールを行なうようにしてもよい。
図3は本発明の実施例1において感光体1の交換時における感光体1の周辺を拡大した要部断面図である。
図3においては、先に図2にて示した印刷が可能な通常時における構成に対し、感光体1の交換時には、露光装置4を、図示したように、感光体1から離れた位置に移動させて退避させることができることを示している。このときには、露光装置4に取付けられたトナープロテクトシート17も、その露光装置4の移動に伴って移動して、通常時には感光体1の上面に接触していたトナープロテクトシート17の端部が感光体1の上面から離れる。従って、トナープロテクトシート17は、感光体1の交換などの障害となることなない。
以降、図1に戻って説明を続ける。
図1において、用紙カセット18は、その中に印刷用紙21が置かれている。
ピックアップローラ19は、印刷用紙21を用紙カセット18から1枚ピックアップし、給紙ローラ20へ送る。給紙ローラ20に送られてきた印刷用紙21は、その後、用紙搬送路22内を通って、その給紙ローラ20、並びにレジストローラ23、転写ローラ15及び定着ローラ24により順次搬送されていく。
レジストローラ23は、用紙搬送路22において転写ローラ15の手前にあり、そして当該ローラの回転が止められているときには、印刷用紙21の搬送をこの位置で止めることができる。
定着ローラ24は、転写ローラ15にてトナー像が転写された印刷用紙21に対して熱と圧力とを加えることができ、それによってトナー像を紙面上に定着させる。
排紙トレイ25は、トナー像が定着された印刷用紙21が用紙搬送路22からそこへ排紙される。
以上のような構成において、次に、本装置の印刷の動作について図1に図2(a)、図2(b)を併用して説明する。
本装置は、コントローラ7の外部インタフェース8を介してパーソナルコンピュータなどのコンピュータ(図示せず)と電気接続ケーブルで接続されており、コンピュータから出力される印刷情報(データ)を、コントローラ7が入力し、処理して、その印刷情報に基づく1面(1ページ)のビットマップ画像をメモリ内に生成する。
このとき、さらにコントローラ7は、コンピュータから印刷情報を入力した時に、給紙カセット18から印刷用紙21をピックアップローラ19によって1枚だけピックアップし、そして、ピックアップされた印刷用紙21を、給紙ローラ20の回転によってレジストローラ23の手前まで搬送する。ここで、レジストローラ23は、コントローラ7の制御によって、この時点では回転が停止されており、従って、印刷用紙21は、その先端をレジストローラ23の位置に置いて、その搬送が止められる。
コントローラ7は、ビットマップ画像の生成を終えると、感光体1を帯電ローラ3によって一定量、帯電しつつ矢印2a、2bの向きに自転させると共に、そのビットマップ・データをラスタ毎に順次、露光装置4に与える。一方、露光装置4は、ラスタ毎にそのビットマップ・データの各ビットをその有機ELアレイの各発光素子に対応させて、そのビット情報に基づき当該発光素子の発光を制御する(点灯又は消灯を行う)。
そして、各発光素子から発せられた光は、レンズアレイ9によって感光体1の面上へ照射され、感光体1の面上にビットマップ・データの内容に応じた潜像を形成させる。このとき、感光体1は前述のとおり矢印2a、2bの向きに自転しており、従って、感光体1の面上においてラスタ毎の潜像が矢印2bの方向に(矢印2bの向きとは逆の向きの順に)形成されて、2次元である画像に対応した2次元の潜像が形成されることになる。
また、現像器11は、その現像ローラ13及び供給ローラ12が感光体1の自転に連れてそれぞれ自転しており、現像器11に充填されているトナーが供給ローラ12によって攪拌されつつ現像ローラ13へ定量、供給され、現像ローラ13が感光体1の面上に形成された潜像をその供給されたトナーでトナー像に現像する。
コントローラ7は、また、先端をレジストローラ23の位置に置いて搬送が止められている印刷用紙21について、レジストローラ23の回転を開始させるタイミングを制御する。レジストローラ23の回転により印刷用紙21が搬送され、転写ローラ15の位置に到達するタイミングを、感光体1の面上に現像されたトナー像がその感光体1の自転に伴って転写ローラ15の位置に到達するタイミングに一致させるようにしている。これによって、感光体1の面上に現像されたトナー像は、転写ローラ15の位置において印刷用紙21上に転写されることになる。このとき、印刷用紙21へ転写されずに感光体1の面上に残ったトナーは、クリーニングユニット16によって感光体1の面上から除去される。
転写ローラ15によってトナー像が転写された印刷用紙21は、その後、さらに搬送され、定着ローラ24によってトナー像がその紙面上に定着されて、排紙トレイ25に排出される。
次に、トナープロテクトシート17について説明する。
上述したとおり、現像器11内に充填されたトナーは、本装置での印刷の動作の際、供給ローラ12によって攪拌されつつ現像ローラ13へ供給され、そして、感光体1の面上に形成された潜像が有する静電気力によって、現像ローラ13から感光体1の面上へ吸着されトナー像を成してその面上に担持される。感光体1の面上においてトナー像を成したトナーは、転写ローラ15によって印刷用紙21へトナー像を成したまま転写され、その後、定着ローラ24によって印刷紙への定着が行われる。このように、トナーは、定着ローラ24による定着が行われるまでの間、粉体であって、飛散しやすい状態にある。
そこで、本装置では、前述のとおり、防塵部材であるトナープロテクトシート17を、レンズアレイ9の全長に渡ってその一端を露光装置4の外面に取付け、露光装置4のレンズアレイ9と現像器11との間に設けている。このトナープロテクトシート17によって、トナーその他の粉塵のレンズアレイ9への飛散を遮蔽し、粉塵のレンズ面への付着を抑えている。特に、トナーの供給元である現像器11との間にトナープロテクトシート17を設けることで、トナープロテクトシート17を大がかりなものとせずとも、露光装置4のレンズ(レンズアレイ9)へのトナーの飛散を効率的に防止している。
このトナープロテクトシート17は、本装置では、印刷が可能な通常時には、図2に示したように、その一端が感光体1の面上に接するものとしている。ここで、トナープロテクトシート17は、非導電性のシートであり、感光体1の面上に接するものであっても、感光体1の面上に潜像を形成しているその電荷を移動させない(放電させない)ので、その潜像を壊すものではない。
さらに、トナープロテクトシート17は、可塑性を有したものであり、感光体1の面上に接したその一端が、印刷の際、感光体1の自転によってその面上を図2に示したような形状で摺動する。このことによりトナープロテクトシート17の端部の感光体1の面上への接触をより確実にすることができるので、現像器11から飛散したトナーなどが、その接触箇所から光路内へ進入することをほぼ確実になくすことができる。
なお、トナープロテクトシート17は、実施例1ではその全体が非導電性のものとしたが、感光体1の面上に接しない箇所においては、その一部又は全部が、導電性を有した材料でなるものであっても構わない。
さらに、その導電性を有した箇所(トナープロテクトシート17における導電性を有した部分、又はトナープロテクトシート17に接して設けられ、導電性を有した金属などの物。例えばトナープロテクトシート17の金属製支持部材)については、その電位を本装置における基準電位と等しく、すなわち、本装置本体にいわゆるアースをしてもよく、又は、本装置における基準電位に対し電位的フローティング状態を保つ構成(電気的接続がされない構造も含む)としてもよい。
また、可塑性を有したトナープロテクトシート17は、感光体1の面上と接するその端部において、その現像器11側の面が、そのレンズアレイ9側の面よりもより比重の大きな材料又は部材で構成されたものでもよい。このようにすることで、現像の際、感光体1が自転してその周面が光学部材であるレンズアレイ9側から現像器11側へ相対移動している時に、トナープロテクトシート17の端部がその移動によって浮き上がることが抑えられるので、現像器11から飛散したトナーなどが、その浮き上がりによってできるトナープロテクトシート17と感光体1の面上との隙間から光路内へ進入するのをより抑えることができ、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化をより抑えることができる。
また、トナープロテクトシート17は、それが感光体1の面上と接する方向を、図2(b)に示されたように、本装置では感光体1の軸5の方向に平行させる構成としたが、感光体1の面上と接する方向を感光体1の軸5の方向に平行させず、感光体1の自転に伴うその周面の移動の方向(矢印2bの方向)に対して斜めになるよう配置してもよい。
図4(a),(b)は本発明の実施例1において、感光体1の軸5の方向に対して斜めに配置されたトナープロテクトシートを示す要部下面図である。
図4はトナープロテクトシート(26、27)を備えた画像形成装置の2つの例について、その感光体の周辺を拡大して模式的に示した図(図2(b)と同じ向きから見たもの)であり、感光体1並びにレンズアレイ9及びプロテクトシート(26又は27)のみを示している。
ここで、図4(a)におけるトナープロテクトシート26は、図示されるように、感光体1の軸5の方向に対して、斜めに配置したものであり、図4(b)におけるトナープロテクトシート27は感光体1の面上に対して「く」の字状に接するようにしたものである。
図4(a)の構成において、粉塵等は、トナープロテクトシート26を越えて光路側(露光装置側)に入込んだとしても、印刷時、感光体1の自転に伴ってその周面が移動する(矢印2bの向き)と、その入込んだものは、斜めに接したトナープロテクトシート26によって、その接した端部の一方の側(感光体1周面の移動の向きに対し、より下流に位置した側)へ流れて(矢印28の向き)感光体1の端部29aへ排される。
図4(b)の構成においても同様であり、トナープロテクトシート27を越えて光路側に入込んだ粉塵等は、感光体1の端部29a又は端部29bへ排される。
そして、これらは、いずれも感光体1の面上及びその近傍にある粉塵等に対して、特に効果的に作用する。これによって、感光体1の面上の、軸5方向における、露光され、画像形成に関わる領域(画像形成領域と呼ぶ)30内の粉塵が端部(29a又は29b)へ排除されるので、画像形成領域30内にあるレンズアレイ9へ付着しかねない粉塵等の割合を減らすことができる。このように、形成画像の画質を損ねる原因となる粉塵等を実効的に減らすことができる。
また、トナープロテクトシート17は、本実施例では、露光装置4のレンズアレイ9と現像器11との間にのみ設けられたが、光路の側面をその全面に渡って他の空間と仕切るものとしてもよい。
図5は本発明の実施例1において、光路の側面をその全面に渡ってトナープロテクトシート31が設けられた画像形成装置の例について、感光体1の周辺を拡大した要部断面図である。
図5において、防塵部材であるトナープロテクトシート31は、露光装置4の、露光装置4と像担持体(感光体1)の相対移動方向である矢印2aの上流側および下流側の両側に設けられている。つまりトナープロテクトシート31は、光路をその側面から包込みようにその側面の全面に設けられ、このような構成によれば、光路が露光装置4、感光体1及びトナープロテクトシート31によってほぼ密閉に近い状態にされ、飛散して空間に漂うトナーなどの粉塵が光路内へ入込むことをほぼ完全に防止できる。
また、図5に破線で示すように、トナープロテクトシート31a、31bをレンズアレイ9に沿わせて配置してもよい。トナープロテクトシート31を用いた場合(露光装置4の側面に設けた場合)では、露光装置4の長手方向の端部(図5において紙面に垂直な方向)は開放されているが、レンズアレイ9に沿わせて二枚のトナープロテクトシート31aを配置し、光路をより狭く取り囲むようにすると、この開放された端部は非常に小さくなり、光路を含む空間をより密閉状態に近くすることができる。
なお、この場合トナープロテクトシート31が変形してレンズアレイ9から出射される光の光路を遮らないように、トナープロテクトシート31aよりも短く構成しておくとよい。
また、トナープロテクトシート31a、31bおよび図示しない露光装置4の長手方向の端部を含む形状でトナープロテクトシートを構成、即ち露光装置4またはレンズアレイ9の周囲を完全に取り囲むようにトナープロテクトシートを構成し(この場合はトナープロテクトシートというより、光路カバー等と表現できる)、これを感光体1に当接させるようにしてもよい。
以上、説明してきたように、実施例1の画像形成装置は、露光装置4の光源を有機EL発光素子アレイとして、その露光装置4を像担持体である感光体1に近接させた装置構成をとるものであるが、防塵部材である前述のトナープロテクトシート(17、26、27又は31)が設けられ、それが感光体1の面上に接するものであっても感光体1の面上に潜像を形成したその電荷を移動させない(放電させない)のでその潜像を壊すことなく、光学部材であるレンズアレイ9の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽し、さらに現像器11から飛散したトナー、印刷用紙21の搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が感光体1の面上に沿って光路内へ進入することをほぼ確実に抑えることができて、レンズアレイ9の外面(レンズアレイ9を構成する各結像レンズの外面)への粉塵の付着が抑えられたものにできる。このように、露光光学系の精度の低下に伴う形成画像の画質劣化を抑えることのできる画像形成装置が構成できる。
(実施例2)
実施例1では、感光体面に接するトナープロテクトシートを備えた画像形成装置の例を示したが、本実施例2は、感光体面に接しないトナープロテクトシートを備えた画像形成装置(以降、実施例2において本装置と呼称する)の例である。
本装置の主要な構成は、実施例1の画像形成装置とほぼ同様であり、ただ、トナープロテクトシート及びそれに関連した部分の構成のみが異なっている。そして、本装置の画像形成に係る動作も、実施例1と同様である。そこで、本実施例では図1を援用して、実施例1の画像形成装置と異なる構成及び動作についてのみ以下に説明する。
図6(a),(b)は本発明の実施例2において、本装置における感光体の周辺を拡大して模式的に示した説明図である。
なお図6(b)では感光体及びトナープロテクトシートのみを示している。
図6(a)および図6(b)において、ドラム状の感光体32は、図中に示される矢印(2a、2c)の向きに自転しながら、潜像が形成され、さらにトナーでその現像がされる。そして、感光体32は、潜像が形成され、またトナーで現像がされる領域(図4における画像形成領域30参照)の外であるドラム(感光体の素管)の両端(又はそれぞれその近傍)に、トナープロテクトギャップ部材33が図示されたようにドラム周上に巻き付けられた外は、実施例1における感光体1と同じである。
トナープロテクトギャップ部材33は、ジュラコン(ポリプラスチックス株式会社の登録商標)、デルリン(イー アイ ヂユポン デ ニモアス エンド コンパニーの登録商標)、フッ素(4フッ化エチレン)、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン(PES)等でなる、例えばフッ素コート部材、フッ素含浸多硬質セラミック、フッ素含浸焼結銅等の、幅が5mm、厚みが2mmの非導電性のものであり、前述のとおり、ドラム状の感光体32に、その両端(又はそれぞれその近傍)2カ所の周面上において巻き付く形で(凸状の縁を形成して)固着されている。
ここで、フッ素系の含浸は、フッ素の分散液によってなされる。そのほか、不織布又はポリエーテル若しくはポリエステル系のスポンジに液状フッ素樹脂を含浸させることでもよい。
露光装置34は、その外面に、後述する光源カバーリブ35、トナープロテクト押圧バネ36及びトナープロテクトリブ37が設けられた外は実施例1における露光装置4と同様のものである。
光源カバーリブ35は、露光装置34の外面に固定されて設けられており、トナープロテクト押圧バネ36をその一端にて保持する。トナープロテクトリブ37は、トナープロテクト押圧バネ36の他端に取付いており、バネであるトナープロテクト押圧バネ36の伸縮に連れ可動とされて、露光装置34の外面に設けられている。ここで、トナープロテクト押圧バネ36は、そのバネ圧によってトナープロテクトリブ37を光源カバーリブ35とは反対の側(感光体32側)へ僅かに押圧するものとしている。
防塵部材であるトナープロテクトシート38は、実施例1におけるトナープロテクトシート17と大きさが異なる外は同様のものである。そして、このトナープロテクトシート38は、その一方の端部においてトナープロテクトリブ37に取付けられており、そのトナープロテクトリブ37と共に可動なものとされている。
さらに、トナープロテクトシート38は、トナープロテクト押圧バネ36のバネ圧によって感光体32側へ押されており、他方の端部が、図6(b)に示されるように、トナープロテクトギャップ部材33に当接されているものの、感光体32面には接することなく近接するようにされている。このような構成によって、本装置は、感光体32面とトナープロテクトシート38端部との間に約2mmの隙間(ギャップ)が形成されている。
本装置は、装置内からの排熱のために図示しない冷却用ファンを備えており、その冷却用ファンによって生じる装置内の気流が、露光装置34の周りでは図示するように風路39aおよび39bが構成されている。ここで、その風路39a、39bは、本装置におけるトナー、紙粉その他の粉塵の発生のより少ない所を気流の風上として構成されている。
以降、図1を併用して説明を続ける。
「紙粉その他の粉塵の発生のより少ない所」とは、例えば図1におけるコントローラ7と露光装置4の間の空間が相当する。この部位はトナー飛散を引き起こす虞が最も高い現像器11、紙粉を発生させる虞が高いピックアップローラ19や用紙搬送経路22、レジストローラ23といった本装置の構成要素とは、トナープロテクトシート38(図1では符号17を参照)と感光体32(図1では符号1を参照)を介して隔離されているため、当該部位から送り込まれる空気には、トナーや紙粉といった粉塵は殆ど含まれていない。
以上のような構成において、本装置は、稼働時、すなわち通電がされている間、冷却ファンによって、露光装置34周りでは光学部材であるレンズアレイ40から像担持体である感光体32の向き(風路39a、39bとして示す向き)の気流が常に形成されている。そして、風路39aの向きの気流は、露光装置34のレンズアレイ40の前面と感光体32面との間を通り、さらに、前述した感光体32面とトナープロテクトシート38端部との隙間を風路39bの向きに抜けて流れている。ここで、その気流は、前述したとおり、粉塵の発生のより少ない所をその風上とされているので、粉塵が少ない状態に保たれている。
このような状態において、本装置が印刷の動作を行うとき、トナープロテクトシート38は、その一端が、感光体32の周面上に固着されたトナープロテクトギャップ部材33に当接しており、感光体32の自転に伴ってその部材面上を摺動する。
このとき、トナープロテクトギャップ部材33は、前述のようにフッ素の含浸などがされたものであり、それによって、摺動に対してもその摺動性能を良好に持続することができる。
また、トナープロテクトシート38は、トナープロテクト押圧バネ36のバネ圧によって、その端部における感光体32面との隙間が感光体32の自転に対しても変動することなくトナープロテクトギャップ部材33の厚みに等しく(約2mmに)保たれている。そして、風路39bの向きに流れている気流も、安定して常にその流れを保つことができている。
このように実施例2ではトナープロテクトシート38は、トナープロテクト押圧バネ36によってトナープロテクトギャップ部材33に押圧される構成としているが、トナープロテクトシート38が十分に長く構成されている場合は、トナープロテクトシート38を単に固定するだけで、それ自身の弾性力によってトナープロテクトギャップ部材33に所定の押圧力で付勢することも可能である。
次に、印刷動作時において、現像器11では、感光体32面上に形成された潜像に対するトナーでの現像が現像ローラ13によって行われるが、ここからのトナーの飛散があっても、上述したような気流によって、その飛散したトナーが光路内へ入り込むことはほとんど抑えられる。このことは、紙粉その他の粉塵に対しても有効である。このようにして、レンズアレイ40の前面は、トナーその他の粉塵が少ない状態に保たれ、よってそのレンズ表面へのトナー等の付着が低減できる。
また、感光体32では、液状フッ素樹脂などを塗布することで形成され、その両端に固着されているトナープロテクトギャップ部材33が、感光体32面上のトナーがその両端の外へはみ出すこと(漏れ)を抑制することもできる。
以上のように、トナープロテクトシート38は、その端部を感光体32面に対して所定の間隙を取って近接させることで、潜像が形成される感光体32に接触しないので、その材料の導電性の有無にかかわらずその使用を可能とすることができる。また、その間隙を気流の風路39bとすることもでき、トナーなどの粉塵が光路へ入り込むことをほとんどなくせる。
図7(a),(b)は本発明の実施例2の他の関連する例を示す説明図である。
図6(a)、図6(b)を用いた前述の例では、トナープロテクトシート38は、感光体32の軸両端に設けられたトナープロテクトギャップ部材33間によって、感光体32面に対して所定の間隙を設ける構成としたが、その部分にさらに非導電性の可塑性を有した弾性体シートを設けたものとしてもよい。図7は、そのようなトナープロテクトシートを備えた画像形成装置の例を示したものであり、図7(b)では感光体及びトナープロテクトシートのみを示している。
図7において、トナープロテクトシート41は、その本体部42の端部にさらに感光体接触弾性プロテクト部材43が備えられたものである。そして、可動とされたトナープロテクトリブ37に本体部42が取付けられており、感光体接触弾性プロテクト部材43を含むトナープロテクトシート41全体がトナープロテクト押圧バネ36のバネ圧によって感光体32側へ押されて可動とされている。
ギャップ調節部材44は、耐摺動性を有した物であり、その一端が感光体32へ画像形成領域外であるドラム(感光体の素管)の両端(又はそれぞれその近傍)において当接できるように露光装置34に取付けられ、レンズアレイ40の光出射面と感光体32面の間の間隙を所定の距離にて確保している。
ギャップ調節部材44において感光体32の回転向きの下流側に取付けられ、かつその一端が感光体32(その素管)面上を摺動する毛細管部材45は、フェルト不繊布、連通孔のスポンジその他の毛細管現象が認められる物であり、そこに活剤(フッ素)が含浸されており、感光体32(その素管)面へその活剤を供給する。
ここで、感光体接触弾性プロテクト部材43は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリエチレン多孔質フィルム、ジュラコン(ポリプラスチックス株式会社の登録商標)、デルリン(イー アイ ヂユポン デ ニモアス エンド コンパニーの登録商標)、フッ素(4フッ化エチレン)、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン(PES)等でなる、例えばフッ素コート部材、フッ素含浸多硬質セラミック、フッ素含浸焼結銅等の、非導電性の可塑性を有したシートである。そして、その感光体接触弾性プロテクト部材43は、感光体32周上の2つのトナープロテクトギャップ部材33間に対した部分にのみ備えられ、その一端が感光体32の面上に当接している。一方、本体部42自体は、その端部がトナープロテクトギャップ部材33によって押さえられており、感光体32面には接することがない。
このように、トナープロテクトシート41は、感光体接触弾性プロテクト部材43を備えたものとすることで、現像器から飛散したトナーの光路への進入を防ぐこともできる。
このとき、毛細管部材45は、トナープロテクトシート41の本体部42によって摺動されるトナープロテクトギャップ部材33に対し、その摺動部分に活剤を供給することができ、その摺動による摩耗を抑え、レンズアレイ40の光出射面と感光体32面の間の確保された間隙距離を一定に維持できる。これにより、感光体32面−レンズアレイ40面間の距離変動に因る焦点ずれ及びそれに伴う形成画像における解像性の悪化の発生についてもそれが抑えられたものとすることができる。
また、トナープロテクトシート41は、少なくともトナープロテクトギャップ部材33に接する部分及びその近傍が可塑性を有した弾性体シートであればよく、トナープロテクトギャップ部材33に接しないその他の部分は金属板などであってもよい。
(実施例3)
実施例1及び実施例2では、感光体上の潜像を壊すことなく、光学部材の外面及びその近傍をその周囲から遮蔽し、さらに現像器から飛散したトナー、印刷用紙搬送系から飛散した紙粉その他の粉塵が感光体面に沿って光路内へ進入することをほぼ確実に抑えることができて、光学部材の外面への粉塵の付着が抑えられトナープロテクトシートを備えた画像形成装置の例を示した。
実施例3は、さらに、僅かではあっても光路内に進入し、特にトナープロテクトシートが感光体面と接した箇所に溜まりかねない粉塵の除去が行える画像形成装置(実施例3において本装置と呼称する)の例である。
本装置の主要な構成は、実施例1の画像形成装置とほぼ同様であり、ただ、トナープロテクトシート及びそれに随伴した部分の構成のみが異なっている。そして、本装置の画像形成に係る動作も、実施例1と同様である。そこで、本実施例では図1を援用して、実施例1の画像形成装置と異なる構成及び動作についてのみ以下に説明する。
図8は本発明の実施例3における本装置のトナープロテクトシートの周辺構造を示す断面図である。
図8において、トナープロテクトシート17は、実施例1の物と同じ非導電性の可塑性を有したシートであるが、そのシートの一端が導電性を有した金属板46とレンズアレイ9の全長に渡って接着(電気的導通を有する)されて一体となり、その金属板46と露光装置4の外面とに挟まれて取付けられている。
金属板46は、トナープロテクトシート17と接着されて一体となった面のうち、露光装置4の外面と対向していない(露光装置4の外面とでトナープロテクトシート17を挟んでいない)金属板端46aが、トナープロテクトシート17以外のいずれの物にも保持及び当接がされておらず、トナープロテクトシート17の当該箇所と共に振動自在な構造とされている。そして、金属板46は、本装置の本体とは電気的に絶縁されて(すなわち、本装置における基準電位に対し電位的フローティング状態を保つ構成がとられている)本装置における電気回路47の一部をなしており、所定の交流電圧がコントローラ7の制御によって所定時間、印可されうるものとなっている。
露光装置4は、本装置への取付けによって本装置本体と電気的に同電位となっている(本装置本体にいわゆるアースがされている)。
このような構成において、本装置は、印刷の動作を行っていないいわゆるアイドル状態における適当な時に、コントローラ7が金属板46に交流電圧を印加する。金属板46は、その交流電圧の印加がなされると、本装置本体及び露光装置4との間に生じる交流電界によって、その金属板端46aが振動し、これに伴ってトナープロテクトシート17も共に振動する。そして、それまでに僅かではあっても光路内に進入し、トナープロテクトシート17自体に付着した粉塵、及び特にトナープロテクトシート17が感光体1の面上と接した箇所に溜まってそこに付着した状態にある粉塵が、このトナープロテクトシート17の振動によって、剥がされて除去される。
このように、トナープロテクトシート17を、一端が振動自在な金属板で露光装置外面とで挟んで取付け、その金属板に交流電圧を印可して振動させることで、トナープロテクトシート17に付着した粉塵を剥がして除去することができる。
なお、実施例3の構成を、前述した実施例1又は実施例2の構成に重ねてとってもよく、それにより、粉塵の光路内への進入を防ぐと共に、さらに僅かではあっても光路内に進入し、トナープロテクトシート17自体に付着した粉塵、及び特にトナープロテクトシート17が感光体1の面上と接した箇所に溜まってそこに付着した状態にある粉塵を除去して、光路内の粉塵が極めて少ない状態を長期に渡って維持することができる。
また、トナープロテクトシート17は、感光体1の面上及び露光装置4外面に接しない箇所において、その一部又は全部が、導電性を有した材料でなり、そして、本装置における基準電位(いわゆるアース)に対し電位的フローティング状態を保つ取付けがされている、すなわち導電性を有した材料でなる部分が本装置本体に接しない(アースされない)取付けがされたものであってもよい。このようにすれば、金属板46は無くてもよい。この場合、直接その導電性を有した部分に交流電圧を印可することでその部分が振動して、トナープロテクトシートを振動させることができる。
また、実施例3では、金属板46と露光装置4との間の電位差を利用してトナープロテクトシート17を振動させる構成としたが、金属板46に替えて板状のピエゾ素子(いわゆるバイモルフ構造を有するピエゾ素子)を用いると、更に効果的である。このときピエゾ素子はトナープロテクトシート17の全てに接触させる必要はなく、その長手方向の一部にピエゾ素子が接触していればよい。このような構成とした場合は、例えば±50V程度の印加電圧であっても、トナープロテクトシート17の先端部では十分な振幅が得られるため、トナープロテクトシート17から確実に粉塵を除去することができる。
(実施例4)
実施例4も、実施例3と同じく、僅かではあっても光路内に進入し、特にトナープロテクトシートが感光体面と接した箇所に溜まりかねない粉塵の除去が行える画像形成装置(実施例4において本装置と呼称する)の例である。
本装置の構成は、実施例1の画像形成装置と同一である。そこで、本実施例では図1及び図2を援用して、実施例1の画像形成装置と異なる動作についてのみ以下に説明する。
本装置は、通常の印刷とは別に、光路内の粉塵の除去のために、印刷の動作を行っていないいわゆるアイドル状態における適当な時に、コントローラ7によっていわゆるベタ画像(印刷される全面が例えば真っ黒の画像)のダミーの画像形成を行う。ただし、このとき、現像器11でのトナー現像は行わず、また、転写ローラ15は感光体1に接触させないものとする。
すなわち、コントローラ7は、感光体1を帯電ローラ3によって一定量、帯電しつつ矢印2a、2bの向きに自転させる。このとき、露光装置4には全ての有機EL素子を点灯状態とする、例えばダミーの画像信号を与え、感光体1の面上の全面を露光する(いわばベタ画像の潜像である)。
一方、このとき、現像器11は、その転写ローラ15に現像バイアス電圧を与えず、感光体1の面上に対するトナー現像を行わないものとする。
このような画像形成の動作をしばらく継続すると、その動作の間、ベタ画像の潜像形成が行われるものの現像器11からのトナーの供給がないので、それまでに僅かながらも光路内に進入して飛散し又はトナープロテクトシート17カバーの感光体1の面上に接した部分などに溜まっていたトナーが、感光体1の面上へその面上に形成されたベタ画像の潜像が有する静電気力によって吸着されやすくなる。
そして、感光体1の面上に静電吸着(現像に相当する)されたそのトナーは、転写ローラ15による転写がされることなく、クリーニングユニット16によって感光体1の面上から除去される。
なお、上述の例ではいわゆるベタ画像の潜像を感光体1の面上に形成するものとしたが、潜像電位がラスタ周期、画素のドット周期その他の周期で高低を繰返すなど、又は、画素のドット単位においてランダムに、感光体1の面上のいずれかの方向について周期的又は非周期的な細かなまだら模様(潜像電位の高低がなす模様)を有したものとてもよい。
このような潜像とすることで、少なくとも一旦は帯電がされトナープロテクトシート17の端部に付着などしたトナーなどとの間で、そのような電位模様を有した潜像が形成された感光体がトナープロテクトシート17の端部と接し又は近接して移動した時には、電位の振動が起こって、その付着したトナーなどをトナープロテクトシート17から剥離させやすくできる。
また、上述した潜像電位の周期(幅)は、少なくともトナー粒径よりも大きくするとよい。トナープロテクトシート17でトラップされたトナーには、いわゆる逆帯電トナーが存在しており、このようなトナーを排除するには、静電電位を振動させるべきであり、更に逆帯電トナーと正帯電トナーの両方をトナープロテクトシート17から剥ぎ取って、感光体側に付着させるためには、ある程度の幅(面積)をもって電気力線を発生させる必要があるからである。
以上述べたように、このベタ画像の潜像のように感光体面における防塵部材の端部と接したその交線の方向についての広い範囲が用いられるような潜像の形成を、定期的に行うことも含め適時行うことで、防塵部材の端部における感光体面に接した部分に溜まったトナー、紙粉等があるとき、そのトナー、紙粉等を、現像に供される粉体として消費させ、その溜まった部分から除去することができる。
なお、実施例1から実施例4の説明において、いわゆるドラム状の感光体を用いるとして説明したが、感光体はドラム感光体である必要はなく、ベルト感光体であってもよい。
本発明の画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ、複写機その他の情報処理装置における電子写真方式の出力装置として、また、本発明の露光装置は、そのような画像形成装置において利用することが可能である。
本発明の実施例1に係る画像形成装置を模式的に示した断面図 (a)本発明の実施例1に係る本装置における感光体の周辺を拡大した要部断面図、(b)本発明の実施例1に係る本装置における感光体の周辺を拡大した要部下面図 本発明の実施例1において感光体の交換時における感光体の周辺を拡大した要部断面図 (a)本発明の実施例1において、感光体の軸の方向に対して斜めに配置されたトナープロテクトシートを示す要部下面図、(b)本発明の実施例1において、感光体の軸の方向に対して斜めに配置されたトナープロテクトシートを示す要部下面図 本発明の実施例1において、光路の側面をその全面に渡ってトナープロテクトシートが設けられた画像形成装置の例について、感光体の周辺を拡大した要部断面図 (a)本発明の実施例2において、本装置における感光体の周辺を拡大して模式的に示した説明図、(b)本発明の実施例2において、本装置における感光体の周辺を拡大して模式的に示した説明図 (a)本発明の実施例2の他の関連する例を示す説明図、(b)本発明の実施例2の他の関連する例を示す説明図 本発明の実施例3における本装置のトナープロテクトシートの周辺構造を示す断面図
符号の説明
1 感光体
3 帯電ローラ
4 露光装置
5 軸
6 基板
7 コントローラ
8 外部インタフェース
9 レンズアレイ
10 光軸
11 現像器
12 供給ローラ
13 現像ローラ
14 ブレード
15 転写ローラ
16 クリーニングユニット
17 トナープロテクトシート
18 用紙カセット
19 ピックアップローラ
20 給紙ローラ
21 印刷用紙
22 用紙搬送路
23 レジストローラ
24 定着ローラ
25 排紙トレイ
26 トナープロテクトシート
27 トナープロテクトシート
29a、29b 端部
30 画像形成領域
31、31a、31b トナープロテクトシート
32 感光体
33 トナープロテクトギャップ部材
34 露光装置
35 光源カバーリブ
36 トナープロテクト押圧バネ
37 トナープロテクトリブ
38 トナープロテクトシート
39a、39b 風路
40 レンズアレイ
41 トナープロテクトシート
42 本体部
43 感光体接触弾性プロテクト部材
44 ギャップ調節部材
45 毛細管部材
46 金属板
46a 金属板端
47 電気回路

Claims (22)

  1. 潜像を担持する像担持体と、
    光源および光源から出射された光を前記像担持体に結像させる光学部材が設けられ、前記像担持体に潜像を形成する露光装置と、
    前記潜像を現像する現像器とを有し、
    前記露光装置に前記像担持体と接するように構成した防塵部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置であって、
    露光により形成がされそして前記粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する像担持体と、
    光源を具備し、その光を光学部材から出射して前記像担持体面の露光を行う露光装置と、
    前記像担持体面における前記潜像を前記粉体で現像する現像器と、
    を含み備え、
    少なくとも一部の面が、前記光学部材と前記現像器との間にあり、かつ、その一端である端部に非導電性の箇所を有しその箇所を前記像担持体面に接して、前記光学部材からの出射光の光路の少なくとも前記現像器側の面を、その光路の光軸方向における前記光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材が設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記防塵部材は、その一部が導電性を有した材料でなり、そして、前記画像形成装置における基準電位に対し電位的フローティング状態を保つ取付けがされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記防塵部材は、少なくともその端部が可撓性を有した材料でなり、そして、その端部の一端を前記像担持体面で摺動させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、少なくとも現像時には前記像担持体面の移動を行い、
    そして、前記防塵部材は、その端部又はその延長面が前記像担持体面と接した交線の方向が前記移動の方向に対して直交していないことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記防塵部材は、少なくともその一部において、前記端部を前記像担持体に対して所定の間隙を取って近接させたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体は、その面上に画像形成がされない領域の一部においてその表面が凸を成した凸部を有し、前記防塵部材と前記凸部が接するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、前記防塵部材の近辺に在する露光装置が出射する光の光路において、気流が前記光学部材から前記像担持体面への向きとなる風路が形成されることを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 前記防塵部材は、その端部において、その前記現像器側の面が、その前記光学部材側の面よりもより比重の大きな材料又は部材で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  10. 前記防塵部材は、その端部における前記現像器側の前記材料又は前記部材が、導電性を有したものであることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置は、前記光学部材の外面の前記像担持体面に面する方向又はそこからの前記出射光の光軸の方向が、光の出射の向きにおいて前記現像器がある側とは反対の側へ向けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置は、さらに、前記像担持体と前記露光装置との間に、前記像担持体面と前記光学部材前面との間隙を所定の距離に保つギャップ調節部材を含み備え、
    前記ギャップ調節部材は、耐摺動性を有し、前記像担持体に対し、その面上に画像形成がされない領域の一部の面において当接していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  13. 前記像担持体面に対し、その面上に画像形成がされない領域の一部において活剤が供給されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置は、前記像担持体面における前記防塵部材の端部と接したその交線の方向についての広い範囲が用いられるような潜像の形成を行って粉塵を除去することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  15. 前記像担持体面上に形成される前記潜像は、その像が前記像担持体面上のいずれかの方向について周期的又は非周期的な細かなまだら模様を有したものであることを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  16. 前記潜像の形成の際、前記現像器での現像を行わないことを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  17. 前記露光装置の、前記露光装置と前記像担持体の相対移動方向の上流側および下流側の両側に、前記防塵部材を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  18. 粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置であって、
    露光により形成がされそして前記粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する像担持体と、
    光源を具備し、その光を光学部材から出射して前記像担持体面の露光を行う露光装置と、
    前記像担持体面における前記潜像を前記粉体で現像する現像器と、
    当該カバーの少なくとも一部の面が、前記光学部材と前記現像器との間にあり、かつ、その一端である端部を前記像担持体面に接して又は接することなく近接させて、前記光学部材からの出射光の光路の少なくとも前記現像器側の面を、その光路の光軸方向における前記光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材と、
    を含み備え、
    前記防塵部材は、前記端部が、前記像担持体面に接することのないその少なくとも一部の箇所においては導電性を有し、その箇所に交流電圧が印加され又は交流電界が掛けられて、振動することを特徴とする画像形成装置。
  19. 露光により形成がされそして粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する像担持体と、前記像担持体面における前記潜像を前記粉体で現像する現像器とを具備して、前記粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置において使用される露光装置であって、
    光を発する光源と、
    前記光源の光を当該部材から出射して前記像担持体面の露光を行う光学部材と、
    前記光学部材からの出射光の光路の少なくとも前記現像器側の面を、その光路の光軸方向における前記光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材と、
    を含み備え、
    前記防塵部材は、前記露光装置が前記画像形成装置に組込まれたときには、その少なくとも一部の面が、前記現像器と前記光学部材との間に位置し、かつ、その一端である端部に非導電性の箇所を有しその箇所が前記像担持体面に接するものであることを特徴とする露光装置。
  20. 露光により形成がされそして粉体で現像がされる潜像を当該面において担持する像担持体と、前記像担持体面における前記潜像を前記粉体で現像する現像器とを具備して、前記粉体で現像された可視画像を形成する画像形成装置において使用される露光装置であって、
    光を発する光源と、
    前記光源の光を当該部材から光を出射して前記像担持体面の露光を行う光学部材と、
    前記光学部材からの出射光の光路の少なくとも前記現像器側の面を、その光路の光軸方向における前記光学部材の外面に接した少なくとも一部の範囲について、粉塵などの飛散に対しそれを遮蔽する膜状の防塵部材と、
    を含み備え、
    前記防塵部材は、前記露光装置が前記画像形成装置に組込まれたときには、その少なくとも一部の面が、前記光学部材と前記現像器との間に位置し、かつ、その一端である端部が前記像担持体面に接し又は接することなく近接するものであり、そして、前記端部が、前記像担持体面に接することのないその少なくとも一部の箇所においては導電性を有し、その箇所に交流電圧が印加され又は交流電界が掛けられると、振動することを特徴とする露光装置。
  21. 前記光源が長尺のものであることを特徴とする請求項19又は20記載の露光装置。
  22. 前記光源は、複数の発光部材が列をなした発光部材アレイであることを特徴とする請求項21記載の露光装置。
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