JP2008026100A - 真空度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円環状の弾性表面波周回経路12aが表面に沿い設けられ、弾性表面波を励起し受信する弾性表面波励起/受信手段14が周回経路に対応して設けられている弾性表面波素子10を備え、上記周回経路を周回する弾性表面波の強度を検出し周回に伴う上記強度の減衰量を基に真空度を測定するか、又は、周回経路を周回する弾性表面波の周回速度を検出し周回に伴う上記周回速度の変化を基に真空度を測定するか、又は、上記強度の減衰量及び/或いは上記周回速度の変化を基に真空度を測定する。
【選択図】図1
Description
ここでいう大気圧は、標準大気圧101.3kPa=1.033kgf/cm2を指す。標準大気圧は高さ76cmの水銀柱と力がつり合うので、水銀柱表示では76cmHgと言う。
真空とは工業的立場では大気圧より低い圧力状態をいい、程度に応じて低真空,中真空,高真空,超高真空,極高真空と分類されている。
低真空は大気圧からその1,000分の1気圧までを指し、10兆分の1気圧以下を極高真空といい、この辺りが人工的に作れる真空の限界とされている。
しかしながら、ブルドン管圧力計はその構造上、小型化及び圧力測定精度の高度化が難しく、また外部から加えられる振動に対しても弱いという欠点がある。
ピラニ真空計は、その構造上、圧力変化に対する反応が遅いという欠点がある。
振動型全圧計は、共振振動させた音叉形状の水晶振動子と周囲の気体との摩擦を音叉形状の水晶の交流インピーダンスを測定することにより測定し、ひいては周囲の気体の圧力を測定するが、水晶振動子の精密な加工を必要としており、製造コストが高いという欠点がある。
弾性表面波が周回する少なくとも円環状の周回経路が表面に沿い設けられ、弾性表面波を励起および/または受信する弾性表面波励起/受信手段が周回経路に対応して設けられている弾性表面波素子を備えており、
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の強度および/または位相を検出し、
周回に伴う弾性表面波の強度の減衰量および/または弾性表面波の伝搬速度を基に真空度を測定する、
ことを特徴とする。
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の周回速度を検出し、周回に伴う弾性表面波の上記周回速度の変化を基に真空度を測定すること。
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の強度を検出するとともに上記周回経路を周回する上記弾性表面波の周回速度を検出し、周回に伴う弾性表面波の強度の減衰量及び/或いは周回に伴う弾性表面波の上記周回速度の変化を基に真空度を測定すること。
上記弾性表面波素子を密閉した内部空間と、外部空間の圧力の変化を内部空間に伝達する圧力変化伝達手段と、を含む弾性表面波素子密閉容器を備えること。
上記弾性表面波素子の上記表面は球形状であること。
上記弾性表面波素子の上記弾性表面波励起/受信手段はすだれ状電極を含んでおり、上記表面において上記すだれ状電極に対応した部分は圧電性を有していること。
の何れも有効である。
上記弾性表面波励起/受信手段は電磁波送受信手段に接続されていて、上記電磁波送受信手段を介して受信した電磁波に従い上記表面の上記周回経路に弾性表面波を励起させ、また上記弾性表面波励起/受信手段が上記周回経路を周回する弾性表面波に対応した電磁波を上記電磁波送受信手段から発信させることによって、真空容器中に設置したセンサを駆動するための電源が不要であること
が、一層好適である。
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の周回速度を検出し、周回に伴う弾性表面波の上記周回速度の変化を基に上記周回経路に接する気体の圧力を測定するか、又は、
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の強度を検出するとともに上記周回経路を周回する上記弾性表面波の周回速度を検出し、周回に伴う弾性表面波の強度の減衰量及び/あるいは周回に伴う弾性表面波の上記周回速度の変化を基に上記周回経路に接する気体の圧力を測定する、
かつ弾性表面波を励起または受信するための配線また電源が不要であり、真空槽内部に設置が必要な機器の表面積が小さい、
ので、構成が簡易であって小型化及び圧力測定精度の高度化が容易であり、しかも外部から加えられる振動に対して強く、低コストで製造が容易であって、また圧力変化に対する反応が素早く、真空に与える悪影響が小さく、センサ部とドライバ部が相対的に回転することができ、長期連続使用が可能である。
この発明の種々の実施の形態に従った真空度測定装置は、弾性表面波素子を使用する。
弾性表面波素子10は、弾性表面波Aが周回する少なくとも円環状の周回経路12aが表面に沿い設けられている基体12を含んでいる。周回経路12a中には、周回経路12aに対して弾性表面波Aを励起させ、また周回経路12a中を伝播してくる弾性表面波Aを受信する弾性表面波励起/受信手段14が設けられている。
Claims (7)
- 弾性表面波が周回する少なくとも円環状の周回経路が表面に沿い設けられ、弾性表面波を励起および/または受信する弾性表面波励起/受信手段が周回経路に対応して設けられている弾性表面波素子を備えており、
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の強度および/または位相を検出し、
周回に伴う弾性表面波の強度の減衰量および/または弾性表面波の伝搬速度を基に真空度を測定する、
ことを特徴とする真空度測定装置。 - 弾性表面波が周回する少なくとも円環状の周回経路が表面に沿い設けられ、弾性表面波を励起および/または受信する弾性表面波励起/受信手段が周回経路に対応して設けられている弾性表面波素子を備えており、
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の周回速度を検出し、周回に伴う弾性表面波の上記周回速度の変化を基に真空度を測定する、
ことを特徴とする請求項1記載の真空度測定装置。 - 弾性表面波が周回する少なくとも円環状の周回経路が表面に沿い設けられ、弾性表面波を励起および/または受信する弾性表面波励起/受信手段が周回経路に対応して設けられている弾性表面波素子を備えており、
上記周回経路を周回する上記弾性表面波の強度を検出するとともに上記周回経路を周回する上記弾性表面波の周回速度を検出し、周回に伴う弾性表面波の強度の減衰量及び/或いは周回に伴う弾性表面波の上記周回速度の変化を基に真空度を測定する、
ことを特徴とする請求項1記載の真空度測定装置。 - 上記弾性表面波素子を密閉した内部空間と、外部空間の圧力の変化を内部空間に伝達する圧力変化伝達手段と、を含む弾性表面波素子密閉容器を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の真空度測定装置。
- 上記弾性表面波素子の上記表面は球形状である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の真空度測定装置。
- 上記弾性表面波素子の上記弾性表面波励起/受信手段はすだれ状電極を含んでおり、上記表面において上記すだれ状電極に対応した部分は圧電性を有している、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の真空度測定装置。
- 上記弾性表面波励起/受信手段は電磁波送受信手段に接続されていて、上記電磁波送受信手段を介して受信した電磁波に従い上記表面の上記周回経路に弾性表面波を励起させ、また上記弾性表面波励起/受信手段が上記周回経路を周回する弾性表面波に対応した電磁波を上記電磁波送受信手段から発信させることによって、真空容器中に設置したセンサを駆動するための電源が不要である、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の真空度測定装置。
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JP2006197799A JP2008026100A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | 真空度測定装置 |
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JP2006197799A JP2008026100A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | 真空度測定装置 |
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JP (1) | JP2008026100A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010197192A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Kyocera Corp | 圧力センサー用圧電素子およびそれを用いた圧力センサー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004203165A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Sony Corp | タイヤ情報検出装置 |
JP2005291790A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toppan Printing Co Ltd | 気体圧力測定装置 |
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2006
- 2006-07-20 JP JP2006197799A patent/JP2008026100A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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