JP2008025536A - エンジンの制御方法及び制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アイドル時の目標回転速度に到達したタイミングで点火時期を始動用から触媒暖機促進用へとステップ的に遅角する処理手順と、前記タイミングで目標回転速度に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、前記タイミングよりも所定期間前にスロットル弁を開き始める処理手順と、スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、目標回転速度に到達した後に吸気圧または吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する処理手順と、目標回転速度に到達した後に、目標回転速度からのずれ分を検出し、その検出した目標回転速度からのずれ分に応じて燃料噴射量を補正する処理手順とをエンジンコントローラ(31)が含む。
【選択図】図1
Description
ただし、ΔTVO :一定値、
tTVO(前回):tTVOの前回値、
ここで、(1)式の所定値ΔTVOはスロットル弁目標開度の所定時間当たりの増し分を定める値であり、この値は、エンジン回転速度Neがアイドル時の目標回転速度NSETに到達するタイミングでスロットル弁目標開度tTVOが、後述する所定値TVO1に到達するように予め定めておく。スロットル弁目標開度の前回値である「tTVO(前回)」の初期値にはゼロを入れておく。
ただし、Δt :一定値、
KAS(前回):KASの前回値、
ここで、(2)式の所定値Δtは始動後増量補正係数KASの所定時間当たりの減少分を定める値であり、この値は吸気圧が一定値に収束するt3のタイミングでゼロとなるように、適合により予め定めておく。始動後増量補正係数の前回値である「KAS(前回)」の初期値はKAS0である。
目標当量比TFBYAは1.0を中心とする値で、エンジンの暖機完了後であれば、TFBYA=1(KTW=0、KAS=0)となり、これによって理論空燃比の混合気が得られる。冷間始動時には、上記の始動後増量補正係数KASが加わるため目標当量比TFBYAは1.0を超える値となるが、これは燃料壁流量を考慮しているからである。すなわち、冷間始動時に目標当量比TFBYAは1.0を超える値になるものの、エンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度NSETに到達するタイミングより、理論空燃比の混合気が得られることとなる。
ただし、TST :始動時基本噴射パルス幅、
KNST:回転速度補正係数、
KTST:時間補正係数、
これら始動時基本噴射パルス幅TST、回転速度補正係数KNST、時間補正係数KTSTの求め方は周知であるので、詳細な説明は省略する。
…(5)
ただし、Tp :基本噴射パルス幅、
TFBYA :目標当量比、
Kathos:過渡補正量、
α :空燃比フィードバック補正係数、
αm :空燃比学習値、
Ts :無効噴射パルス幅、
(5)式の基本噴射パルス幅Tp、過渡補正量Kathos、空燃比フィードバック補正係数α、空燃比学習値αm、無効噴射パルス幅Tsの求め方は周知である。例えば、基本噴射パルス幅Tpは次式により算出される。
ただし、Qa:エアフローメータ32より算出される吸入空気量、
(6)式の定数Kにより、混合気の空燃比が理論空燃比となるように設定されている。従って、上記の始動後増量補正係数KASがゼロを超える正の値である間は、燃料噴射弁21からの燃料噴射量(燃料噴射パルス幅Ti)が増量補正されることとなる。
9 第1触媒
14 点火プラグ
21 燃料噴射弁
23 スロットル弁
31 エンジンコントローラ
33、34 クランク角センサ
Claims (18)
- 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
クランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
エンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達したタイミングでエンジン回転速度をアイドル時の目標回転速度に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、エンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達するタイミングよりも所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、エンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
前記クランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達する前に前記酸素濃度センサが活性化した場合に、クランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達したタイミングより空燃比フィードバック制御を開始させる空燃比フィードバック制御開始処理手順と、
前記目標回転速度に到達したタイミングの後に、エンジン回転速度の目標回転速度からのずれ分を検出し、その検出した目標回転速度からのずれ分に応じて前記燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御方法。 - 前記目標回転速度に到達したタイミングの後に、さらに前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御方法。
- 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
クランキングからの吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達したタイミングで吸気圧をアイドル時の目標吸気圧に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達するタイミングよりも所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
前記目標吸気圧に到達したタイミングの後に、吸気圧の目標吸気圧からのずれ分を検出し、その検出した目標吸気圧からのずれ分に応じて前記燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御方法。 - 前記目標回転速度に到達したタイミングの後に、さらに前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正することを特徴とする請求項3に記載のエンジンの制御方法。
- 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでエンジン回転速度をアイドル時の目標回転速度に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正する燃料噴射量増量補正処理手順と、
この増量補正によってエンジン回転速度が前記目標回転速度に到達したときこの増量補正をやめる増量補正中止処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御方法。 - 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでエンジン回転速度をアイドル時の目標回転速度に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正すると共に前記触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角するタイミングを遅角補正するかまたは前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正する燃料噴射量増量補正・点火時期補正処理手順と、
この増量補正及び点火時期補正によってエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達したときこの増量補正及び点火時期補正をやめる増量補正・点火時期補正中止処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御方法。 - 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで吸気圧をアイドル時の目標吸気圧に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからの吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正する燃料噴射量増量補正処理手順と、
この増量補正によって吸気圧が前記目標吸気圧に到達したときこの増量補正をやめる増量補正中止処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御方法。 - 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで吸気圧をアイドル時の目標吸気圧に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからの吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正すると共に前記触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角するタイミングを遅角補正するかまたは前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正する燃料噴射量増量補正・点火時期補正処理手順と、
この増量補正及び点火時期補正によって吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達したときこの増量補正及び点火時期補正をやめる増量補正・点火時期補正中止処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御方法。 - 前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正する場合に、前記検出した目標回転速度からのずれ分に応じて、この点火時期の進角補正量を算出することを特徴とする請求項6に記載のエンジンの制御方法。
- 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
クランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角手段と、
エンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達したタイミングでエンジン回転速度をアイドル時の目標回転速度に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、エンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達するタイミングよりも所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給手段と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、エンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量手段と、
前記目標回転速度に到達したタイミングの後に、エンジン回転速度の目標回転速度からのずれ分を検出し、その検出した目標回転速度からのずれ分に応じて前記燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正手段と
を含むことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 前記目標回転速度に到達したタイミングの後に、さらに前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正することを特徴とする請求項10に記載のエンジンの制御装置。
- 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
クランキングからの吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角手段と、
吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達したタイミングで吸気圧をアイドル時の目標吸気圧に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達するタイミングよりも所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給手段と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量手段と、
前記目標吸気圧に到達したタイミングの後に、吸気圧の目標吸気圧からのずれ分を検出し、その検出した目標吸気圧からのずれ分に応じて前記燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正手段と
を含むことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 前記目標回転速度に到達したタイミングの後に、さらに前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正することを特徴とする請求項12に記載のエンジンの制御装置。
- 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角手段と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでエンジン回転速度をアイドル時の目標回転速度に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給手段と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量手段と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正する燃料噴射量増量補正手段と、
この増量補正によってエンジン回転速度が前記目標回転速度に到達したときこの増量補正 をやめる増量補正中止手段と
を含むことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでエンジン回転速度をアイドル時の目標回転速度に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからのエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正すると共に前記触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角するタイミングを遅角補正するかまたは前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正する燃料噴射量増量補正・点火時期補正処理手順と、
この増量補正及び点火時期補正によってエンジン回転速度がアイドル時の目標回転速度に到達したときこの増量補正及び点火時期補正をやめる増量補正・点火時期補正中止処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで吸気圧をアイドル時の目標吸気圧に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからの吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正する燃料噴射量増量補正処理手順と、
この増量補正によって吸気圧が前記目標吸気圧に到達したときこの増量補正をやめる増量補正中止処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 触媒を排気通路に、燃料を噴射する燃料噴射弁を吸気通路にそれぞれ備えると共に、排気通路に排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備えるエンジンにおいて、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで点火時期を始動用の点火時期から触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角する点火時期遅角処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングで吸気圧をアイドル時の目標吸気圧に保持させるに必要な吸入空気量が燃焼室に供給されるように、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過するタイミングよりも第2の所定期間前にスロットル弁を開き始める吸入空気量供給処理手順と、
前記スロットル弁を開き始めるタイミングを起点とし、スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過した後に吸気圧または吸気ポートの吸気流速の変化が収束するまでのあいだ、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を一時的に増量する燃料噴射量増量処理手順と、
スタータスイッチのOFFよりONへの切換タイミングから第1の所定期間を経過したタイミングでクランキングからの吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達していないとき、前記燃料噴射量を増量補正すると共に前記触媒暖機促進用の点火時期へとステップ的に遅角するタイミングを遅角補正するかまたは前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正する燃料噴射量増量補正・点火時期補正処理手順と、
この増量補正及び点火時期補正によって吸気圧がアイドル時の目標吸気圧に到達したときこの増量補正及び点火時期補正をやめる増量補正・点火時期補正中止処理手順と
を含むことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 前記触媒暖機促進用の点火時期を進角補正する場合に、前記検出した目標回転速度からのずれ分に応じて、この点火時期の進角補正量を算出することを特徴とする請求項15に記載のエンジンの制御装置。
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