JP2008025515A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出量調整の柔軟性に優れ製品寿命を延ばすことができるプランジャポンプ式の液体吐出装置を提供すること。
【解決手段】回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16の2台のモータを用い、これらの運転、停止を適宜制御することで、ボールネジ軸20およびポンプ軸60の進退移動および回転駆動を切り替え、プランジャによる吸入および吐出動作と吸入および吐出ポート切り替え動作とを連続的に実施することができる。また、往復動用サーボモータ16の回転駆動量を適宜設定するだけで液体の吐出量が任意に設定可能になり、マイクロメータ等の手動操作によって傾斜カムの角度を調整して吐出量を変更するものと比較して、吐出量の設定範囲を拡大して利便性を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、プランジャの往復動を利用して液体を吸入、吐出するプランジャポンプ式の液体吐出装置に関する。
従来、液体吐出装置としては、シリンジに詰めた液を短時間空気で加圧して押し出す方式や、液体を加圧しておいて短時間バルブを開ける方式などが主流であった。
しかし、これらの方式では、吐出量の精度があまり高くなく、かつ微量吐出も難しいため、これらの要求を満たすポンプ式の液体吐出装置(ディスペンサ)が増えてきた。
ポンプ式ディスペンサとしては、回転量に比例するギヤポンプ、粘性ポンプ、ネジポンプ、自動弁を用いたポジロードポンプなど制御の容易なポンプ式ディスペンサが利用されている。これらのディスペンサは、ポンプ方式以外のディスペンサに比べれば精度も高くなっていたが、医薬品の分析装置等に用いられる極微量吐出ディスペンサや、半導体製造ラインなどにおいてICチップなどを接着する接着剤を吐出するためのディスペンサ等に求められるような、さらなる精度向上、微量吐出の要求には必ずしも応えることができない場合があった。
このような高精度でかつ微量吐出の用途には、制御は多少難しくなるが、高精度を実現できる強制弁プランジャポンプ方式のディスペンサが利用されている。このようなディスペンサとしては下記のものが知られている。
(1)Dカットプランジャポンプ
先端を塞ぎ、両サイドに吸入吐出のポートを設けたプランジャバレルに、回転してバルブの切替を行うDカットプランジャポンプを組み合わせてポンプにしたものである。ディスペンサとしては、僅かな漏れが生じる点と、滞留部分が避けられない点、構造上、数マイクロリットルから数ナノリットルなどの極微量の吐出が難しい点などの短所の他はシンプルで優れた方式である。
(2)回転バルブ式プランジャポンプ
平面バルブ、円筒バルブとプランジャとを独立に設け、組み合わせてポンプにする方式である。バルブとプランジャとが別々のため、滞留部分が多くなるというデメリットがある。
(3)平面バルブプランジャポンプ(特許文献1〜3参照)
上記(3)は吐出精度は大幅に向上できたが、シール構造が複雑になるという問題があった。このため、本出願人が出願した特許文献1に記載されたように、2つの平面バルブとプランジャとを一体化した平面バルブプランジャポンプ式のディスペンサによれば、上記(1)、(2)の方式に比べ、滞留部分を極めて小さくして精度を著しく向上させるとともに、シール構造の簡略化が実現できる。
さらに、本出願人が出願した特許文献2、3に記載されたように、ポンプ軸の回転に伴って移動するローラやボールを所定の傾斜面に沿って転動させる傾斜カムにより、プランジャの進退駆動量(即ち液体の吐出量)を制御するプランジャポンプ式のディスペンサによれば、傾斜面の傾斜角度を微調整することにより吐出量が調節できるようになっている。
特開平2−230975号公報 特開2002−13470号公報 特開2005−16368号公報
しかしながら、特許文献1に記載された平面バルブプランジャポンプ式ディスペンサでは、速度(一回の吐出時間)を上げることが難しいという問題があった。
すなわち、前記ディスペンサでは、駆動手段の駆動力がクラッチを介して伝達され、このクラッチの切替により、プランジャが挿入されるポンプブロックを回転させたり、停止させて、吸入動作や吐出動作時には、プランジャが挿入される孔を吸入孔や吐出孔に一致させた状態で停止できるように構成していた。このため、吐出動作の1サイクルで、回転および停止を2回ずつ行わなければならず、その分、1サイクルの動作時間の短縮に限界があった。
また、特許文献2、3に記載されたプランジャポンプ式のディスペンサでは、傾斜カムによりプランジャの回転および進退移動を同時に制御するため、吸入および吐出動作とポート切り替え動作とが分離できない。また、傾斜面の傾斜角度をマイクロメータによって調整するため、調整作業に手間が掛かるとともに、遠隔操作による吐出量設定ができず、利便性の点で更なる改良が求められていた。
さらに、傾斜カムを用いて液体の吐出量を制御する場合には、傾斜面の傾斜角度をさほど大きく設定することができず、プランジャのストローク(進退駆動量)の設定範囲が限定されてしまうという不都合もあった。また、傾斜カムにおける転動部材や、これを受ける部材等が摩耗することから、製品寿命の点でも改善が望まれている。
本発明の目的は、吐出量調整の柔軟性に優れ製品寿命を延ばすことができるプランジャポンプ式の液体吐出装置を提供することにある。
本発明の液体吐出装置は、プランジャの往復動を利用して液体を吸入、吐出するプランジャポンプ式の液体吐出装置であって、ポンプ本体と、前記プランジャに連結されて前記ポンプ本体内部に軸方向進退自在かつ軸回り回転自在に支持された進退回転軸と、前記進退回転軸を回転駆動する回転駆動源と、前記進退回転軸を進退駆動する進退駆動源と、前記回転駆動源の駆動力を前記進退回転軸に伝達するとともに当該回転駆動源に対して当該進退回転軸を進退自在に連結する回転伝達手段と、前記進退駆動源の駆動力を前記進退回転軸に伝達する進退伝達手段とを備え、前記進退伝達手段は、前記進退回転軸外周に設けられた雄ねじ部と、この雄ねじ部に噛み合うとともに前記ポンプ本体内部に回転自在に支持されて前記進退駆動源で駆動される雌ねじ部材とを有して構成され、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を速くまたは遅く駆動することで、前記進退回転軸が進退駆動され、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを同期させて駆動することで、前記進退回転軸の進退動を停止可能に構成されることを特徴とする。
この際、本発明の液体吐出装置は、前記ポンプ本体内において前記吐出口の内側に配置されてポンプ本体内側に面する摺接面を有するバルブブロックと、前記バルブブロックを貫通して形成されて前記摺接面に開口した吐出開口を有し、この吐出開口と前記ポンプ本体に設けた吐出口とを連通する吐出ポートと、前記バルブブロックの摺接面に形成された吸入開口を液体供給側に連通させる吸入ポートと、前記バルブブロックの摺接面に一端の摺接面を当接した状態で前記ポンプ本体内に回転自在に支持されるとともに、前記バルブブロックの吐出ポートおよび吸入ポートに連通可能な位置に軸方向に沿って穿設された少なくとも1本のプランジャ挿入孔を有するポンプブロックと、このポンプブロックのプランジャ挿入孔に軸方向摺動自在に挿入されるとともに、前記進退回転軸に固定された前記プランジャとを備え、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を速く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吸入方向に移動され、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を遅く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吐出方向に移動され、前記プランジャ挿入孔を前記バルブブロックの吸入開口から吐出開口に向かって移動させる、または吐出開口から吸入開口に向かって移動させる際には、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを逆転させることで、前記プランジャの進退動を反転可能に構成されたものでもよい。
さらに、本発明の液体吐出装置は、前記ポンプ本体に設けられた吸入口および吐出口と、前記吸入口を介して液体が供給される吸入ポートおよび液体を前記吐出口側に吐出する吐出ポートを有するとともに、前記吸入ポートおよび吐出ポートにそれぞれ連通する吸入開口および吐出開口が円筒状の内周面に対向形成されたプランジャバレルと、前記プランジャバレルの内周面にて形成されたプランジャ挿入孔と、前記プランジャ挿入孔に軸方向摺動自在かつ軸回りに回転自在に挿通されるとともに、先端部分の一部が切り欠かれて形成され、前記吸入開口および吐出開口に連通可能な切欠部を有するプランジャとを備え、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を速く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吸入方向に移動され、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を遅く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吐出方向に移動され、前記プランジャ挿入孔を前記バルブブロックの吸入開口から吐出開口に向かって移動させる、または吐出開口から吸入開口に向かって移動させる際には、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを逆転させることで、前記プランジャの進退動を反転可能に構成されたものでもよい。
このような本発明では、進退駆動源を回転駆動源よりも速くまたは遅く運転することで、進退回転軸を進退駆動することができ、回転駆動源と進退駆動源とを同期させることで、進退回転軸の進退動を停止させることができる。従って、進退回転軸の進退移動によるプランジャの吸入および吐出動作と、進退回転軸の回転によるプランジャの吸入および吐出ポート切り替え動作とが、回転駆動源および進退駆動源の運転速度(または一方の停止)の制御のみによって可能になり、クラッチ切り替え動作を必要とする従来のポンプに比較して、動作スピードを高速化することができる。
さらに、進退駆動源の駆動量を適宜調整するだけで液体の吐出量が任意に設定可能になり、マイクロメータ等の微調整が不要になるため、遠隔設定により進退駆動源の駆動量を適宜変更することによる吐出量の変更も可能になり、生産ラインでの連続運転時の設定変更(例えば、1サイクルごとの吐出量の変更)が容易に実行できる。
また、進退駆動源の駆動量による吐出量の設定変更および微調整が容易になるとともに、傾斜カムによって進退移動量を規定していた従来のポンプに比較して、進退駆動源の駆動量を大きくするだけでプランジャのストローク(液体吐出量)の設定範囲を大幅に拡大させることができ、利便性を向上させることができる。また、傾斜カム等の摩耗する部材が不要になることで、製品寿命を延ばすことができる。
また、本発明の液体吐出装置では、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを逆転させる際に、当該回転駆動源と当該進退駆動源とが所定時間だけ同期駆動されて前記プランジャの進退動が停止されることが好ましい。
このような回転駆動源と進退駆動源の制御を行ってポート切り替え時におけるプランジャの進退動を停止させることで、ポンプ内の過剰な圧力変動を防止して、動作を安定させることができる。
また、本発明の液体吐出装置では、前記プランジャを吸入方向に移動させる際と吐出方向に移動させる際とで前記進退駆動源の回転方向が逆向きに設定されていることが好ましい。
このように進退駆動源の回転方向を吸入時と吐出時で逆転させることで、吸入時には急激なプランジャの移動を抑制し、吐出時にはプランジャを素早く移動させるなど、より緻密に吸入吐出動作を制御することができる。
さらに、前記ポンプ本体には、近接センサが設けられ、この近接センサは、前記進退回転軸に設けた被検出部を検出することで、当該進退回転軸の進退位置および回転位置を検出することが好ましい。
このような構成によれば、進退回転軸に設けた被検出部を近接センサで検出することで、進退回転軸の進退位置および回転位置の両位置を一つの近接センサで検出することができ、その検出精度が向上できるとともに、部品点数を削減してポンプを小型化することができる。
このような本発明の液体吐出装置によれば、吐出量調整が柔軟かつ容易に実施できるととともに、製品寿命を延ばすことが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係るプランジャポンプ1の正面図が示されている。プランジャポンプ1は、平面バルブプランジャポンプ式の液体吐出装置であって、駆動機構を内蔵する駆動部2およびポンプ部3を備えて構成されている。
プランジャポンプ1の駆動部2には、駆動部2の制御および電力を供給するための図示しないコネクタが設けられ、このコネクタに図示しないコントローラが接続されてポンプ1を制御している。
駆動部2は、図2にも示すように、モータフランジ11と、このモータフランジ11の下側に固定されたギアケース12と、このギアケース12の下側に固定されたネジケース13とを備え、これらのモータフランジ11、ギアケース12およびネジケース13によって上部ポンプ本体10が構成されている。モータフランジ11の上側には、回転駆動源としての回転用サーボモータ14が固定され、この回転用サーボモータ14の出力軸は、スプライン15とされ、このスプライン15は、後述するボールネジ軸20に連結されている。
また、ギアケース12は、ボールネジ軸20の軸心から側方に張り出して形成されており、このギアケース12には、進退駆動源としての往復動用サーボモータ16が固定され、ギアケース12内部には、中間ギア17が支持されている。この中間ギア17は、往復動用サーボモータ16の出力軸に固定されたピニオン18に噛合されるとともに、後述するボールネジナット用ギア24に噛合されており、往復動用サーボモータ16の駆動力をボールネジナット25に伝達する。
一方、上部ポンプ本体10の内部には、ボールネジ軸20が回転スライドベアリング21を介して軸方向進退自在かつ軸回り回転自在に支持されている。このボールネジ軸20の下端には、切離し用継手22を介して後述するポンプ軸60が連結されており、これらのボールネジ軸20およびポンプ軸60によって進退回転軸が構成されている。ボールネジ軸20の上端部には、回転伝達部材23が固定され、この回転伝達部材23がスプライン15と回転伝達可能かつ上下スライド可能に連結されている。すなわち、スプライン15および回転伝達部材23によって回転伝達手段が構成され、回転用サーボモータ14の駆動力がボールネジ軸20に伝達され、ボールネジ軸20が回転駆動されるようになっている。
また、ギアケース12の内部には、ボールネジナット用ギア24と、これに固定されたボールネジナット25とが、ナット用ベアリング26を介して回転自在に支持されている。ボールネジナット25は、その内周面にねじを有した雌ねじ部材であり、ボールネジ軸20の外周面に形成された雄ねじ部20Aに噛合されている。すなわち、ボールネジナット用ギア24、ボールネジナット25および前記中間ギア17によって進退伝達手段が構成され、往復動用サーボモータ16の駆動力がボールネジ軸20に伝達され、ボールネジナット25の回転によりボールネジ軸20が進退駆動されるようになっている。
すなわち、回転用サーボモータ14を停止させた状態で往復動用サーボモータ16を運転することで、スプライン15および回転伝達部材23によりボールネジ軸20の回転が規制されるとともに、中間ギア17およびボールネジナット用ギア24を介して回転されるボールネジナット25によりボールネジ軸20およびポンプ軸60が進退駆動される。
一方、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16を同時運転することで、スプライン15および回転伝達部材23を介してボールネジ軸20およびポンプ軸60が回転駆動されるとともに、このボールネジ軸20と同期してボールネジナット25を回転させることで、つまりボールネジ軸20の回転角速度と同一角速度でボールネジナット25を回転させることで、ボールネジ軸20およびポンプ軸60が進退移動せずに定位置で回転駆動されるようになっている。
以上のような回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16の運転、停止は、コントローラによって制御され、必要とされるボールネジ軸20およびポンプ軸60の回転速度や進退移動速度、あるいは回転量や進退移動量に応じて、各モータ14,16の運転速度や運転量が適宜設定可能になっている。
なお、モータフランジ11には、前記回転伝達部材23に隣接してボールネジ軸20の回転位置および進退位置を検出し、コントローラに検出信号を出力する近接センサ27が設けられている。この近接センサ27は、回転伝達部材23の外周面を縦方向に切り欠いて形成した被検出部である切欠き溝23Aを検知することでボールネジ軸20の回転位置を検出し、回転伝達部材23の上端位置を検知することでボールネジ軸20の進退位置を検出するものである。すなわち、近接センサ27は、回転伝達部材23の外周面が近接した検知ONの状態と、切り欠き溝23Aにより検知OFFになる状態、あるいは回転伝達部材23の上端が近接センサ27よりも下方に外れて検知OFFになる状態とを読み取ることで、ボールネジ軸20の回転位置および進退位置が検出できるようになっている。
一方、ポンプ部3は、図3に示すように、ほぼ円筒状に形成され、内周面の下端部30Aが下方に向かって径が小さくなる円錐状に形成されたステンレス、テフロン(登録商標)、チタン等で構成された下部ポンプ本体としての容器30を備えている。すなわち、本実施形態では、ポンプ本体の内部に液体を貯留する液体貯留部30Bが設けられている。
この容器30の上部には、袋ナット31によって上蓋32が取り付けられ、この上蓋32を袋ナット33で上部ポンプ本体10のネジケース13の下端部に取り付けることで、容器30は駆動部2に連結されている。また、容器30の上部には、タンクなどからチューブを介して液を供給することもできるように、液注入ポート(不図示)が形成されている。
また、容器30の内部には、上蓋32を貫通して前記ボールネジ軸20に連結されたポンプ軸60が設けられており、このポンプ軸60は、後述するポンプブロック50およびプランジャ55に連結されている。
ポンプ軸60は、図2にも示すように、上蓋32とポンプ軸60に係止されたバネ受けベアリング63との間に介装されたコイルばね(ポンプ軸戻しバネ)64で駆動部2側に付勢されてボールネジ軸20に連結されている。
容器30の下端部30Aには、ポリアミドイミドなどのスーパーエンジニアリングプラスチックやアルミナセラミックス、ジルコニアセラミック等の硬質材から形成されたバルブブロック35が配置されている。バルブブロック35の外周部は、容器30と、容器30にビス止めされた取付フランジ36とでテフロン(登録商標)製のシール(不図示)を介して挟持されている。
バルブブロック35は、図4にも示すように、ほぼ円板状に形成され、容器30の内部に面する平滑な摺接面37を備えている。さらに、バルブブロック35には、摺接面37に形成された吐出開口38から軸方向に貫通された吐出ポート39と、摺接面37から側方に形成された溝状の吸入ポート40とが形成されている。なお、吸入ポート40の摺接面37に形成された開口部分によって吸入開口41が形成されている。
バルブブロック35の吐出ポート39の下端側には、テーパ状の凹部内に配置されたパッキンを介して吐出口である吐出針46が配置されて取付ねじ47によって固定されている。
容器30内には、バルブブロック35に隣接して全体がほぼ円筒状に形成された樹脂製やセラミックス製、金属製等のポンプブロック50が配置されている。
このポンプブロック50の下端には前記バルブブロック35の摺接面37に摺接する平滑な摺接面51が形成されている。この摺接面51と前記摺接面37とは、シール性と摺動性とを共に満足する面粗さとされている。
また、ポンプブロック50の上端には、ポンプ軸60の大径部61から延長された2本の回転伝達ロッド62が係合される係合溝52が形成されている。これにより、ポンプ軸60が回転すると回転伝達ロッド62、係合溝52を介してポンプブロック50が回転するように構成されている。
また、ポンプブロック50には、ポンプブロック50を貫通して1本のプランジャ挿入孔53が形成されている。このプランジャ挿入孔53は、ポンプブロック50の回転に伴い、前記バルブブロック35の吐出開口38および吸入開口41に連通可能な位置に形成されている。
プランジャ挿入孔53にはプランジャ55が挿入され、このプランジャ55およびポンプブロック50間には付勢手段であるコイルばね56が介装されている。このコイルばね56により、プランジャ55は常時ポンプ軸60の大径部61に当接されるとともに、ポンプブロック50はバルブブロック35側に付勢され、バルブブロック35の摺接面37とポンプブロック50の摺接面51とが所定の圧力で摺接するようになっている。
次に、本実施形態のプランジャポンプ1の基本動作について図5をも参照して説明する。
まず、容器30内に液体Lを供給しておく。この液体Lの供給は、容器30を取り外して液体Lを入れて再度取り付けてもよいし、液注入ポートからチューブなどを介して供給してもよい。
本実施形態では、図5(A)の吸入開始状態を原点としている。吸入開始状態とは、プランジャ挿入孔53が吸入開口41に連通し、かつプランジャ55が下方のストロークエンドの位置に下降された状態である。この原点位置は、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16が同時に作動させて、回転伝達部材23の切欠き溝23Aが近接センサ27に検出される位置までボールネジ軸20を回転させ、その後所定量だけボールネジ軸20を回転させてから、往復動用サーボモータ16のみを作動させて、回転伝達部材23の上端が検出される位置までボールネジ軸20を下降させることで設定されている。
この原点状態において、スタートボタンを押すことなどでスタート信号が入力されると、往復動用サーボモータ16が作動されて正回転され、中間ギア17およびボールネジナット用ギア24を介してボールネジナット25が吸入方向に回転されるとともに、回転用サーボモータ14が停止され、スプライン15および回転伝達部材23を介してボールネジ軸20の回転が規制される。従って、ボールネジ軸20の回転が規制されることでポンプブロック50が回転停止した状態を維持するとともに、ボールネジナット25の回転によって、ボールネジ軸20およびポンプ軸60が吸入方向(上方)に駆動される。
以上の駆動部2の動作によって図5(B)に示すように、プランジャ挿入孔53内をプランジャ55が上方に移動し、バルブブロック35の吸入ポート40から液体Lがプランジャ挿入孔53内に吸入される。そして、所定の駆動量だけ往復動用サーボモータ16が作動され、プランジャ55を上昇させて液体Lを吸入した後に、往復動用サーボモータ16に加えて回転用サーボモータ14も作動されて正回転され、スプライン15および回転伝達部材23を介してボールネジ軸20が回転される。この回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16が同時に作動されることにより、ボールネジ軸20とボールネジナット25とが同期して同一角回転速度で180°だけ回転される。
以上の駆動部2の動作によって図5(C)に示すように、ボールネジ軸20およびポンプ軸60の上方への移動が停止された状態で、ボールネジ軸20およびポンプ軸60が回転駆動され、ポンプ軸60を介してポンプブロック50が180°だけ回転される。そして、プランジャ挿入孔53が吐出開口38に連通する位置までポンプブロック50が回転された後に、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16が停止される。これに続いて、回転用サーボモータ14を停止させたまま、往復動用サーボモータ16が作動されて逆回転され、中間ギア17およびボールネジナット用ギア24を介してボールネジナット25が吐出方向に回転される。従って、ポンプブロック50が回転停止した状態を維持するとともに、ボールネジナット25の回転によって、ボールネジ軸20およびポンプ軸60が吐出方向(下方)に駆動される。
以上の駆動部2の動作によって図5(D)に示すように、プランジャ挿入孔53内をプランジャ55が下方に移動し、プランジャ挿入孔53内の液体Lがバルブブロック35の吐出ポート39を介して吐出針46から吐出される。そして、所定の駆動量だけ往復動用サーボモータ16を作動させ、プランジャ55を下降させて液体Lを吐出した後に、往復動用サーボモータ16と同期して回転用サーボモータ14も作動されて逆回転され、ボールネジ軸20およびボールネジナット25が同一角回転速度で回転される。これにより、ポンプ軸60を介してポンプブロック50が前述と反対方向に回転されて、プランジャ挿入孔53が吸入開口41に連通する位置までポンプブロック50が回転される。このように原点状態まで戻された後に、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16が停止される。
以下、前述の各動作を繰り返すことで、所定量の液体Lが順次吐出される。
なお、以上に説明したプランジャポンプ1の動作に限らず、図6〜図8の各タイミングチャートに示すように、回転用サーボモータ14を所定の回転速度で駆動した状態で、往復動用サーボモータ16の回転速度(および回転方向)を変動させるような駆動制御を実施してもよい。なお、図6〜図8の各図において、回転用サーボモータ14の回転速度がM1で示され、往復動用サーボモータ16の回転速度がM2で示されている。また、各図において、縦軸のCWとは、時計回りの回転方向を示し、CCWとは、反時計回りの回転方向を示している。
図6に示す駆動制御では、先ず、プランジャ挿入孔53が吸入開口41の中間位置にある状態から1サイクルが開始され、回転用サーボモータ14をCCWに一定速度で回転させる。これと同時に、往復動用サーボモータ16をCCWに一定速度かつ回転用サーボモータ14よりも高速(略2倍高速)で回転させる。このように往復動用サーボモータ16が回転用サーボモータ14よりも高速で駆動されることにより、ボールネジナット25とボールネジ軸20とに相対回転速度差が生じ、ボールネジ軸20およびポンプ軸60が吸入方向(上方)に駆動される。
次に、吸入完了のタイミングで、往復動用サーボモータ16の回転を停止させる。すなわち、回転用サーボモータ14が往復動用サーボモータ16よりも高速で駆動されることにより、ボールネジナット25とボールネジ軸20とに前述と逆の相対回転速度差が生じ、ボールネジ軸20およびポンプ軸60が吐出方向(下方)に駆動される。
次に、吐出完了のタイミングで、往復動用サーボモータ16を再びCCWに一定速度かつ回転用サーボモータ14よりも高速で回転させ、ボールネジ軸20およびポンプ軸60を吸入方向に駆動する。そして、1サイクルが完了する、つまりボールネジ軸20が一回転した時点で回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16を停止させる。
図7に示す駆動制御は、図6と略同様の制御が実施されるが、以下の点で図6に示す駆動制御と相違している。
すなわち、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16の駆動開始および駆動停止時において、回転速度の立ち上がりおよび立ち下がりを考慮した点と、吸入から吐出への切り替えおよび吐出から吸入への切り替え時において、短時間だけ往復動用サーボモータ16の回転速度を回転用サーボモータ14の回転速度に同期させる点とが相違している。このように往復動用サーボモータ16と回転用サーボモータ14とを同期させる時間としては、プランジャ挿入孔53が吸入開口41から吐出開口38に切り替わる間、および吐出開口38から吸入開口41に切り替わる間のプランジャ挿入孔53が塞がれた状態の期間に設定されている。
このような制御を実施することで、吸入−吐出のポート切り替え時のプランジャ挿入孔53が塞がれた状態において、プランジャ55の進退動を停止させることができ、プランジャ挿入孔53内の過剰な圧力変動を防止して、動作を安定させることができる。
図8に示す駆動制御は、図7と略同様の制御が実施されるが、以下の点で図7に示す駆動制御と相違している。
すなわち、吐出時において、往復動用サーボモータ16をCWに回転させ、回転用サーボモータ14との相対回転速度差を吸入時の速度差よりも大きく設定した点が相違している。
このような制御を実施することで、吸入時には速度差を小さくしてプランジャ55の急激な上方への移動を抑制し、吐出時には速度差を大きくしてプランジャ55を素早く下方に移動させることにより、液体を一気に吐出させるような動作が実現できる。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16の2台のモータを用い、これらの運転、停止を適宜制御することで、ボールネジ軸20およびポンプ軸60の進退移動および回転駆動を切り替え、プランジャ55による吸入および吐出動作と吸入および吐出ポート切り替え動作とを連続的に実施することができ、クラッチ切り替え動作等が不要になったことで、クラッチを用いた従来の駆動部と比較して動作速度を上げることができる。
(2)また、往復動用サーボモータ16の回転駆動量を適宜設定するだけで液体Lの吐出量が任意に設定可能になり、マイクロメータ等の手動操作によって傾斜カムの角度を調整して吐出量を変更するものと比較して、往復動用サーボモータ16の回転駆動量を大きく設定するだけで、プランジャ55のストロークを拡大させて吐出量を容易に増加させることができ、吐出量の設定範囲を拡大して利便性を向上させることができる。また、従来の傾斜カムを用いた駆動部と比較して、転動部材等の摩耗する部材が不要になることで、製品寿命を延ばすことができる。
(3)さらに、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16を制御するコントローラを介して駆動量を遠隔設定するだけで、液体Lの吐出量を容易に設定変更することができる。また、吐出量に応じてコントローラから適宜設定した信号をサーボモータ14,16に送ることで、その回転駆動量を高精度に制御することができるため、吐出精度のより一層の向上を図ることができる。従って、生産ライン等における連続運転中のロット切り替え時の吐出量変更が容易に実行できるとともに、多数のポンプにおける設定変更も短時間で実施することができる。
(4)また、ボールネジ軸20上端部の回転伝達部材23に設けた切欠き溝23A、および回転伝達部材23の上端部を近接センサ27で検出することで、ボールネジ軸20およびポンプ軸60の軸方向進退位置および軸回り回転位置の両位置を検出することができ、その検出精度が向上できるとともに、部品点数を削減してポンプを小型化することができる。
(5)液体が入れられる容器30内にバルブブロック35、ポンプブロック50、プランジャ55等を配置したので、仮にプランジャ挿入孔53およびプランジャ55の摺接面37,51から液体が漏れても、それらの液体は容器30内に戻るだけであり、ポンプ部3の外部や駆動部2側に液体7が漏れることがない。このため、ポンプ部3に摺接面37,51からの液漏れを防止するためのOリング等のシール材を設ける必要がなく、構造を簡単にできかつコストも低減することができて安価に提供することができる。
(6)バルブブロック35の吐出ポート39および吸入ポート40は、軸直交方向の端面で摺接する摺接面37,51によりシールされるから、この部分においてもOリング等のゴム製品を必要とすることなく、十分にシール可能である。従って、シール材の変形による吐出量の変動を無くすことができ、極微量の液体であっても高精度の吐出が行える。
さらに、プランジャ55の移動によって液体を吸入、吐出しているので、空気圧などによって液を吐出するタイプのポンプに比べて吐出量の精度を向上でき、極微量の液体でも正確に吐出することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図9〜図12に基づいて説明する。なお、本実施形態において、前記第1実施形態と同様または同一の構成部材には同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
図9には、第2実施形態に係るプランジャポンプ1Aの正面図が示されている。
プランジャポンプ1Aは、前記第1実施形態における平面バルブプランジャポンプ方式のポンプ部3のバルブおよびポンプ機構を、円筒プランジャポンプ方式に変更した円筒バルブプランジャポンプ式の液体吐出装置である。
液体吐出装置1Aのポンプ部3は、図10および図11に示すように、駆動部2のネジケース13に袋ナット71によって着脱可能に取り付けられた下部ポンプ本体としての容器70を備えている。容器70は、下端が閉塞された、ほぼ円筒状に形成されている。この容器70の側面には、吸入口72と吐出口73とが互いに対向位置に設けられている。これらの吸入口72および吐出口73には、それぞれ雌ねじが形成されている。そして、吸入口72には、吐出液体が収納された外部のタンク(不図示)からの配管が螺合して装着可能になっており、吐出口73には、吐出ノズル(不図示)が螺合して装着可能になっている。
容器70の内部には、アルミナセラミック等の硬質材で円筒形状に成形され、容器70に図示しないピン等によって回り止めされたプランジャバレル80が配置されている。プランジャバレル80と容器70の内部底面との間には、テフロン(登録商標)製のシール材74が介装されている。また、プランジャバレル80には、その円筒内周面によって形成されたプランジャ挿入孔81と、容器70の吸入口72および吐出口73に連通された吸入ポート82および吐出ポート83とが形成されている。これらの吸入ポート82および吐出ポート83は、それぞれプランジャ挿入孔81に開口されており、これらの吸入ポート82および吐出ポート83のプランジャ挿入孔81側の開口が、それぞれ吸入開口84および吐出開口85とされている。
プランジャバレル80のプランジャ挿入孔81には、外周面がプランジャ挿入孔81の内周面に摺接した状態で、軸回り回転自在かつ軸方向進退自在に構成された円柱状のプランジャ90が挿入されている。また、プランジャ挿入孔81の上部(駆動部2側)には、プランジャ90に摺接するシール材(不図示)が設けられている。そして、プランジャ90の先端部は、円筒状に形成されて内部に液体を一時貯留可能な中空部91と、プランジャ90の外周面を切り欠いて形成され中空部91を吸入ポート82や吐出ポート83に連通させる切欠部92とが形成されている。この切欠部92は、プランジャ90がプランジャ挿入孔81内で回転することで、吸入開口84または吐出開口85に対向する位置に回転し、この状態において、吸入ポート82または吐出ポート83とプランジャ挿入孔81の内部空間とが連通されるようになっている。そして、切欠部92が対向しない状態の吸入開口84または吐出開口85は、プランジャ90の外周面によって閉塞され、吸入ポート82および吐出ポート83とプランジャ挿入孔81の内部空間との連通が遮断されるようになっている。
プランジャバレル80の上側(駆動部2側)には、プランジャ90の上端と駆動部2のボールネジ軸20とを切り離し可能に連結するオルダム継手(回り両スライダ機構)95が設けられている。このオルダム継手95は、上側の第1継手部材96と下側の第2継手部材97とを備えて構成されている。そして、第1継手部材96がボールネジ軸20の下端部にピンで連結され、第1継手部材96に第2継手部材97が直交二方向に摺動可能に連結され、第2継手部材97にプランジャ90の上端が固定されている。このようオルダム継手95により、ボールネジ軸20とプランジャ90とが若干偏心した場合であっても、ボールネジ軸20の回転動作をプランジャ90に無理なく伝達できるようになっている。また、オルダム継手95の第2継手部材97は、バネ受けベアリング98を介してコイルばね(プランジャ戻しバネ)99で駆動部2側に付勢されている。
次に、本実施形態のプランジャポンプ1Aの基本動作について図12をも参照して説明する。
まず、吸入口72に外部タンクを接続し、吐出口73に吐出ノズルを装着しておく。
なお、本実施形態では、図12(A)の状態を原点としている。この原点状態では、プランジャ90の切欠部92がプランジャバレル80の吸入開口84側に位置し、プランジャ90の中空部91とプランジャバレル80の吸入ポート82とが連通されるとともに、プランジャ90が下方ストロークエンドに移動した状態にある。この原点位置は、前述の第1実施形態と同様に、駆動部2の回転伝達部材23の切欠き溝23Aと回転伝達部材23の上端とを近接センサ27で検出することで設定されている。
この原点状態において、スタートボタンを押すことなどでスタート信号が入力されると、往復動用サーボモータ16が作動されて正回転され、中間ギア17およびボールネジナット用ギア24を介してボールネジナット25が吸入方向に回転されるとともに、回転用サーボモータ14が停止され、スプライン15および回転伝達部材23を介してボールネジ軸20の回転が規制される。従って、ボールネジ軸20の回転が規制されることでオルダム継手95およびプランジャ90が回転停止した状態を維持するとともに、ボールネジナット25の回転によって、ボールネジ軸20、オルダム継手95およびプランジャ90が吸入方向(上方)に駆動される。
以上の駆動部2の動作によって図12(B)に示すように、プランジャ挿入孔81内をプランジャ90が上方に移動し、プランジャバレル80の吸入ポート82から液体Lがプランジャ90の切欠部92を介して中空部91およびプランジャ挿入孔53内に吸入される。そして、所定の駆動量だけ往復動用サーボモータ16が作動され、プランジャ90を上昇させて液体Lを吸入した後に、往復動用サーボモータ16に加えて回転用サーボモータ14も作動されて正回転され、スプライン15および回転伝達部材23を介してボールネジ軸20が回転される。この回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16が同時に作動されることにより、ボールネジ軸20とボールネジナット25とが同期して同一角回転速度で180°だけ回転される。
以上の駆動部2の動作によって図12(C)に示すように、プランジャ90の上方への移動が停止された状態で、ボールネジ軸20およびプランジャ90が回転駆動されて180°だけ回転される。そして、プランジャ90の中空部91が切欠部92を介して吐出ポート83に連通する位置までプランジャ90が回転された後に、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16が停止される。これに続いて、回転用サーボモータ14を停止させたまま、往復動用サーボモータ16が作動されて逆回転され、中間ギア17およびボールネジナット用ギア24を介してボールネジナット25が吐出方向に回転される。従って、プランジャ90が回転停止した状態を維持するとともに、ボールネジナット25の回転によって、ボールネジ軸20、オルダム継手95およびプランジャ90が吐出方向(下方)に駆動される。
以上の駆動部2の動作によって図12(D)に示すように、プランジャ挿入孔81内をプランジャ90が下方に移動し、中空部91およびプランジャ挿入孔81内の液体Lが切欠部92およびプランジャバレル80の吐出ポート83を介して吐出ノズルから吐出される。そして、所定の駆動量だけ往復動用サーボモータ16を作動させ、プランジャ90を下降させて液体Lを吐出した後に、往復動用サーボモータ16と同期して回転用サーボモータ14も作動されて逆回転され、ボールネジ軸20およびボールネジナット25が同一角回転速度で回転される。これにより、オルダム継手95を介してプランジャ90が前述と反対方向に回転されて、切欠部92が吸入開口84に連通する原点状態まで戻された後に、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16が停止される。
以下、前述の各動作を繰り返すことで、所定量の液体Lが順次吐出される。
なお、プランジャポンプ1Aの動作は、以上に説明した基本動作に限らず、前記第1実施形態で説明した図6〜図8の各タイミングチャートに示すように、回転用サーボモータ14および往復動用サーボモータ16を駆動制御することにより、回転用サーボモータ14が一定の回転速度で駆動され、往復動用サーボモータ16が適宜に変動する回転速度(および回転方向)で駆動されるものでもよい。
このような本実施形態によれば、前述の(1)〜(4)と略同様の効果に加えて次のような効果がある。
(7)プランジャバレル80のプランジャ挿入孔81内でプランジャ90を回転して、その切欠部92で吸入ポート82および吐出ポート83の切替を行う円筒プランジャポンプ方式を採用したことで、バルブ切替の動作と、吸入および吐出の動作とが、プランジャ90の回転動作と進退動作とで実現でき、ポンプ部3の部品点数を削減し、バルブ構造を簡素化することができ、製造コストの低減を図ることができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲の変形は本発明に含まれるものである。
例えば、バルブ、ポンプ機構としては、前記第1実施形態の平面バルブプランジャポンプ式や、前記第2実施形態の円筒バルブプランジャポンプ方式に限られない。すなわち、前記第1実施形態の摺接面37,51が、例えば球面や所定の曲面から構成されたものであってもよい。また、前記第2実施形態のプランジャ90に形成される切欠部が、Dカットの形態であってもよい。
また、前記第1実施形態では、下部ポンプ本体としての容器30の内部に液体を貯留する液体貯留部30Bが設けられていたが、このようにポンプ本体内部に液体貯留部を設けたものに限らず、ポンプ本体外部に液体貯留部を設けたものであってもよい。この場合には、外部液体貯留部をポンプ本体に設けた吸入口を介して装着し、この吸入口と連通される吸入ポートを前記バルブブロック35を貫通して形成するとともに、この吸入ポートが前記摺接面37に開口した吸入開口を設け、この吸入開口を介して前記プランジャ挿入孔53が吸入ポートおよび外部液体貯留部に連通可能に構成されていればよい。
また、前記各実施形態では、駆動部2の往復動用サーボモータ16をボールネジ軸20の軸心から側方に張り出して設けたが、これに限らず、往復動用サーボモータとして円筒状の出力軸を有したタイプのものを用い、この往復動用サーボモータをボールネジ軸20および回転用サーボモータ14と同軸に設置してもよい。そして、往復動用サーボモータの円筒状の出力軸と前記ボールネジナット25とを連結するか、または円筒状の出力軸とボールネジナット用ギア24とを噛合させることで、ボールネジナット25を回転駆動できる。この場合には、円筒状の出力軸によって中間部材が構成されることとなる。このような構成によれば、往復動用サーボモータ16が側方に張りだすことがなくなり、ポンプの組付け寸法をコンパクトに構成することができる。
また、前記各実施形態では、ボールネジ軸20の回転位置および進退位置を近接センサ27で検出する構成としたが、近接センサ27に限らず、任意の位置検出センサが利用可能であり、またモータに内蔵のエンコーダで回転位置を検出する構成でもよい。
また、回転駆動源や進退駆動源としては、サーボモータ14,16に限らず、他のモータも利用可能であり、例えば、ステッピングモータを利用してもよい。
また、前記実施形態では、図6〜図8に示すタイミングチャートのように吸入の途中から運転開始して吸入−吐出−吸入までを1サイクルとし、この1サイクルごとで一旦運転を停止する例を説明したが、1サイクルごとに運転を停止せずに連続運転してもよい。さらに、1サイクルの運転としては、吸入開始位置から吐出完了位置までとしたものや、吐出開始位置から吸入完了位置までとしたものでもよい。ここで、吸入開始位置から吐出完了位置までを1サイクルとすれば、1サイクルごとに吐出量を変更して運転することもできる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出装置を示す正面図である。 前記液体吐出装置における駆動部を示す断面図である。 前記液体吐出装置におけるポンプ部を示す断面図である。 前記ポンプ部の詳細構造を示す斜視図である。 前記液体吐出装置の動作を説明する断面図である。 前記液体吐出装置の動作を説明するタイミングチャートである。 前記液体吐出装置の動作を説明するタイミングチャートである。 前記液体吐出装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出装置を示す正面図である。 前記液体吐出装置の断面図である。 図10とは90°異なる位置の前記液体吐出装置の断面図である。 前記液体吐出装置の動作を説明する断面図である。
符号の説明
1,1A 液体吐出装置であるプランジャポンプ
10 上部ポンプ本体
14 回転駆動源である回転用サーボモータ
16 進退駆動源である往復動用サーボモータ
23 回転伝達部材
23A 被検出部である切欠き溝
20 進退回転軸であるボールネジ軸
20A 雄ねじ部
25 雌ねじ部材であるボールネジナット
27 近接センサ
30,70 下部ポンプ本体としての容器
35 バルブブロック
37 摺接面
38,85 吐出開口
39,83 吐出ポート
40,82 吸入ポート
41,84 吸入開口
46 吐出口である吐出針
50 ポンプブロック
51 摺接面
53,81 プランジャ挿入孔
55,90 プランジャ
60 進退回転軸であるポンプ軸
72 吸入口
73 吐出口
80 プランジャバレル
92 切欠部

Claims (6)

  1. プランジャの往復動を利用して液体を吸入、吐出するプランジャポンプ式の液体吐出装置であって、
    ポンプ本体と、
    前記プランジャに連結されて前記ポンプ本体内部に軸方向進退自在かつ軸回り回転自在に支持された進退回転軸と、
    前記進退回転軸を回転駆動する回転駆動源と、
    前記進退回転軸を進退駆動する進退駆動源と、
    前記回転駆動源の駆動力を前記進退回転軸に伝達するとともに当該回転駆動源に対して当該進退回転軸を進退自在に連結する回転伝達手段と、
    前記進退駆動源の駆動力を前記進退回転軸に伝達する進退伝達手段とを備え、
    前記進退伝達手段は、前記進退回転軸外周に設けられた雄ねじ部と、この雄ねじ部に噛み合うとともに前記ポンプ本体内部に回転自在に支持されて前記進退駆動源で駆動される雌ねじ部材とを有して構成され、
    前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を速くまたは遅く駆動することで、前記進退回転軸が進退駆動され、
    前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを同期させて駆動することで、前記進退回転軸の進退動を停止可能に構成されることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記ポンプ本体内において前記吐出口の内側に配置されてポンプ本体内側に面する摺接面を有するバルブブロックと、
    前記バルブブロックを貫通して形成されて前記摺接面に開口した吐出開口を有し、この吐出開口と前記ポンプ本体に設けた吐出口とを連通する吐出ポートと、
    前記バルブブロックの摺接面に形成された吸入開口を液体供給側に連通させる吸入ポートと、
    前記バルブブロックの摺接面に一端の摺接面を当接した状態で前記ポンプ本体内に回転自在に支持されるとともに、前記バルブブロックの吐出ポートおよび吸入ポートに連通可能な位置に軸方向に沿って穿設された少なくとも1本のプランジャ挿入孔を有するポンプブロックと、
    このポンプブロックのプランジャ挿入孔に軸方向摺動自在に挿入されるとともに、前記進退回転軸に固定された前記プランジャとを備え、
    前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を速く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吸入方向に移動され、
    前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を遅く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吐出方向に移動され、
    前記プランジャ挿入孔を前記バルブブロックの吸入開口から吐出開口に向かって移動させる、または吐出開口から吸入開口に向かって移動させる際には、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを逆転させることで、前記プランジャの進退動を反転可能に構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記ポンプ本体に設けられた吸入口および吐出口と、
    前記吸入口を介して液体が供給される吸入ポートおよび液体を前記吐出口側に吐出する吐出ポートを有するとともに、前記吸入ポートおよび吐出ポートにそれぞれ連通する吸入開口および吐出開口が円筒状の内周面に対向形成されたプランジャバレルと、
    前記プランジャバレルの内周面にて形成されたプランジャ挿入孔と、
    前記プランジャ挿入孔に軸方向摺動自在かつ軸回りに回転自在に挿通されるとともに、先端部分の一部が切り欠かれて形成され、前記吸入開口および吐出開口に連通可能な切欠部を有するプランジャとを備え、
    前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を速く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吸入方向に移動され、
    前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度よりも前記進退駆動源による前記雌ねじ部材の回転速度を遅く駆動することで、前記進退回転軸を介して前記プランジャが吐出方向に移動され、
    前記プランジャ挿入孔を前記バルブブロックの吸入開口から吐出開口に向かって移動させる、または吐出開口から吸入開口に向かって移動させる際には、前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを逆転させることで、前記プランジャの進退動を反転可能に構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の液体吐出装置において、
    前記回転駆動源による前記進退回転軸の回転速度と前記進退駆動源による前記進退回転軸の回転速度とを逆転させる際に、当該回転駆動源と当該進退駆動源とが所定時間だけ同期駆動されて前記プランジャの進退動が停止されることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の液体吐出装置において、
    前記プランジャを吸入方向に移動させる際と吐出方向に移動させる際とで前記進退駆動源の回転方向が逆向きに設定されていることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の液体吐出装置において、
    前記ポンプ本体には、近接センサが設けられ、この近接センサは、前記進退回転軸に設けた被検出部を検出することで、当該進退回転軸の進退位置および回転位置を検出することを特徴とする液体吐出装置。
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