JP2008021877A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】外部へのノイズ放射を効果的に低減できる光モジュールを提供する。
【解決手段】光モジュール1は、筐体3、発光ユニット9、及び受光ユニット11を備える。筐体3は、第1の方向(X軸方向)に延びる内部空間31を有し、金属製か、或いはその内面が金属膜によって覆われた樹脂製である。筐体3は、第1の方向と交差する第2の方向(Y軸方向)に延びる溝37a,37bを内面に有する。筐体3の内部空間31は、所謂導波管のような構造となっており、遮断周波数以上の周波数を有するノイズは内部空間31をX軸方向に伝搬する。このノイズは、その一部が溝37a(37b)の深さ方向に分岐し、その底面で反射する。そして、この反射ノイズと第1の方向に進むノイズとが互いに打ち消し合うので、第1の方向に進むノイズのエネルギーが減衰され、外部へのノイズ放射を効果的に低減できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光モジュールに関するものである。
一般的に、発光ユニットや受光ユニットを備える光モジュールでは、外部へのノイズ放射を抑制するために、金属製あるいは表面に金属膜を有する筐体にこれらのユニットや配線基板が収容される。しかし、ノイズは、光ファイバコネクタと結合するレセプタクル部における微小な隙間や、配線基板のコネクタ部と筐体との隙間から漏れ易く、その対策は容易ではない。例えば、特許文献1に記載された光送受信モジュールにおいては、光ファイバコネクタを挿入するための挿入口とレセプタクル部との隙間を塞ぐ遮蔽部が設けられている。
特開2003−270492号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、構造が複雑になってしまい、部品点数や製造工程が増えるといった問題がある。特に、小型の光モジュールにおいては、光ファイバコネクタの挿入口とレセプタクル部との隙間といった小さなスペースにノイズ遮蔽用の部品を配置することは難しい。また、特許文献1には、配線基板のコネクタ部付近から漏れるノイズに対しては、何ら対策が示されていない。また、光モジュール内部で発生するノイズの周波数が高いほど、より小さな隙間でも漏洩が可能となるので、隙間を塞ぐことによってノイズを抑制する方式では限度がある。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、外部へのノイズ放射を効果的に低減できる光モジュールを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による光モジュールは、第1の方向に延びる内部空間を有し、少なくともその内面が金属からなる筐体と、発光ユニット及び受光ユニットのうち少なくとも一方を含み、第1の方向における内部空間の一端に配置された光機能部とを備え、筐体が、第1の方向と交差する第2の方向に延びる複数の溝を内面に有し、複数の溝の中心間距離が、内部空間を導波管とみなしたときの管内波長をλgとして(λg/2)×n(nは奇数)に略等しいことを特徴する。
上記光モジュールは、第1の方向に延びる内部空間を有し、少なくともその内面が金属からなる筐体を備える。このような筐体の内部空間は、第1の方向に延びる所謂導波管のような構造になっている。従って、その内部空間の寸法で定まる遮断周波数以上の周波数を有するノイズは、該内部空間を第1の方向へ伝搬する。
そして、上記光モジュールにおいては、筐体の内面に形成された溝が導波管におけるスタブの役割を果たす。すなわち、筐体の内部空間を第1の方向に伝搬するノイズは、その一部が溝の深さ方向に分岐し、溝の底で反射する。そして、この反射ノイズと第1の方向に進むノイズとが互いに打ち消し合うので、第1の方向に進むノイズのエネルギーが低減される。多くの場合、筐体の内部空間を伝搬するノイズは内部空間の両端間で振動するので、ノイズは溝の上部を通過するたびに減衰されることとなる。上記光モジュールによれば、このようにして筐体の内部空間を伝搬するノイズを減衰できるので、外部へのノイズ放射を効果的に低減できる。
また、複数の溝同士の中心間距離が、内部空間を導波管とみなしたときの管内波長λgの半波長の奇数倍とほぼ等しいので、筐体の内部空間に生じる定在波の波長に合った間隔で溝を配置でき、ノイズをより効果的に減衰させることができる。
また、光モジュールは、溝が平坦な底面を有することを特徴としてもよい。これにより、溝の底面においてノイズをより効果的に反射できるので、筐体の内部空間を伝搬するノイズと反射ノイズとがより効果的に打ち消し合い、外部へのノイズ放射を更に低減できる。
本発明による光モジュールによれば、外部へのノイズ放射を効果的に低減できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による光モジュールの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態)
図1〜図3は、本発明の好適な一実施形態である光モジュールの構成を示す図である。図1は、本実施形態の光モジュール1の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示した光モジュール1の長手方向に沿った側面断面を示す断面図である。図3は、光モジュール1の平面断面図である。なお、図1〜図3には、説明のためXYZ直交座標系が示されている。
本実施形態の光モジュール1は、光通信装置の一部をなし、光通信装置本体に対して挿抜可能な光トランシーバである。図1〜図3を参照すると、光モジュール1は、或る第1の方向(本実施形態ではX軸方向)を長手方向とする略直方体状を呈しており、筐体3、レセプタクル部5、配線基板7、発光ユニット9、及び受光ユニット11を備える。このうち、図3に示す発光ユニット9及び受光ユニット11は、本実施形態における光機能部13を構成している。
筐体3は、配線基板7、発光ユニット9、及び受光ユニット11を収容し、配線基板7や発光ユニット9から放射される電磁ノイズを遮蔽するための部品である。筐体3は、少なくともその内面が金属からなる。すなわち、筐体3は、金属製か、或いは金属以外の材料(例えば樹脂)により成型され、その内面に金属膜がメッキ(または蒸着)されてなる。
図2に示すように、筐体3は、第1の方向(X軸方向)に延びる内部空間31と、該第1の方向における内部空間31の一端に設けられた光ユニット収容部33と、該第1の方向の他端側に設けられたホストコネクタ収容部35とを有する。また、筐体3は、上壁部3a、一対の側壁部3b及び3c(図1及び図3参照)、並びに底壁部3dを有する。上壁部3aは、内部空間31の上方(Z軸正方向)に設けられ、XY平面に沿った板状に形成されている。側壁部3b及び3cは、内部空間31の側方(Y軸正方向およびY軸負方向)に設けられ、XZ平面に沿った板状に形成されている。底壁部3dは、内部空間31の下方(Z軸負方向)に設けられ、XY平面に沿った板状に形成されている。
また、筐体3は、複数の溝37a及び37bを上壁部3aの内面に有する。溝37a及び37bは、第1の方向(X軸方向)と交差する(好ましくは、直交する)第2の方向(本実施形態では、Y軸方向)に延びており、一方の側壁部3bから他方の側壁部3cに亘って形成されている。また、これらの溝37a及び37bは、後に詳述する所定の中心間距離を隔てて、第1の方向に並んで形成されている。本実施形態の溝37a及び37bは、その延伸方向(Y軸方向)と交差する断面が矩形状となっており、平坦な底面をそれぞれ有している。
発光ユニット9は、電気的な送信信号を光信号に変換して光モジュール1の外部へ送信するための構成要素である。また、受光ユニット11は、光モジュール1へ送られてきた光信号を電気的な受信信号に変換するための構成要素である。発光ユニット9及び受光ユニット11は、筐体3の光ユニット収容部33に配置される。発光ユニット9は、レーザダイオード等の発光素子を内部に有する略円筒状のパッケージ9aと、光を案内するための略円筒状の光案内部9bとを有する。また、受光ユニット11は、フォトダイオード等の受光素子を内部に有する略円筒状のパッケージ11aと、光を案内するための略円筒状の光案内部11bとを有する。光案内部9b,11bは、光ファイバが挿通されたフェルールや、それを保持するスリーブなどを含んでいる。また、パッケージ9a,11aのベースからはリードピン9c,11cがそれぞれ延設されており、リードピン9c,11cを介して発光ユニット9及び受光ユニット11と配線基板7とが電気的に接続される。
配線基板7は、外形が略長方形状をなす樹脂多層プリント配線基板であり、第1の方向(X軸方向)を長手方向として内部空間31の一端から他端に亘って配置されている。この配線基板7の表面及び裏面の双方には、発光ユニット9のリードピン9cと電気的に接続されて発光ユニット9の駆動制御を行うドライバICや、受光ユニット11のリードピン11cと電気的に接続されて受光ユニット11から受け取った信号の処理を行うICなどを含む複数の電子部品16が搭載されている。
レセプタクル部5は、筐体3の前方(X軸負方向)に設けられている。レセプタクル部5は、光ファイバと接続された光コネクタが収容される一対の収容穴5a,5bを有している。これら一対の収容穴5a及び5bは、それぞれ発光ユニット9及び受光ユニット11に対応して設けられている。
ここで、本実施形態による光モジュール1の作用及び効果について説明する。
通常、光モジュールの筐体は、放射ノイズを遮蔽するため、本実施形態の筐体3のように金属製か、またはその表面に金属膜が設けられたシールド構造となっている。従って、筐体3の内部空間31は、いわゆる導波管のような構造となっており、内部空間31の幅(特に、Y軸方向の幅)と高さ(Z軸方向)によって定まる遮断周波数以上の周波数を有する電磁ノイズは、内部空間31をX軸方向に伝搬してゆく。そして、内部空間31の両端においてこの電磁ノイズが反射するため、電磁ノイズは内部空間31で振動することとなる。筐体3の両端に隙間(例えば、筐体3と発光ユニット9や受光ユニット11との隙間、筐体3とレセプタクル部5との隙間、或いは、筐体3と配線基板7の後縁部との隙間)があれば、電磁ノイズはその隙間から漏れていく。
本実施形態の光モジュール1においては、このような電磁ノイズを低減するため、筐体3に複数の溝37a及び37bが形成されている。この溝37a(37b)による作用を、図4を参照しながら説明する。
筐体3の内部空間31を第1の方向(X軸方向)に伝搬するノイズN1が溝37a(または37b)を通過する際、ノイズN1の一部(ノイズN2)が分岐する。分岐したノイズN2は溝37a(37b)の底面において反射し、元のノイズN1と合波される。このとき、反射ノイズN2とノイズN1とが互いに打ち消し合うので、ノイズN1のエネルギーが減衰される。このように、溝37a及び37bは、導波管(内部空間31)に設けられたスタブのようにノイズに作用する。
従って、図5に示すように、例えば発光ユニット9から放射されたノイズN3は、最初の溝37aを通過する際に減衰されてより小さなエネルギーのノイズN4となり、次の溝37bを通過する際に再び減衰されてより小さなエネルギーのノイズN5となって、内部空間31の端部から漏れ出ていく。また、内部空間31を伝搬するノイズは、上述したように内部空間31の両端間を振動するので、溝37a及び37bを通過するたびに上記作用により減衰されることとなる。
なお、理想的には、Z軸方向における内部空間31の中心からの溝37a(37b)の深さがλg/4+n×λg/2(nは0以上の整数。λgは内部空間31を導波管とみなしたときの管内波長)であれば、図4のノイズN1と反射ノイズN2とが逆位相となって完全に打ち消し合い、ノイズN1は溝37a(37b)よりも先には伝搬しない。しかし、溝37a(37b)の深さがこれより浅くても、ノイズのエネルギーは或る程度減衰されるので、複数の溝37a及び37bを設けることにより、ノイズを効果的に減衰できる。なお、管内波長λgは、内部空間31のY軸方向の幅をa、ノイズの自由空間波長をλとして次のように表すことができる。
Figure 2008021877
また、本実施形態のように筐体3が複数の溝37a及び37bを有する場合、溝37a及び37b同士の中心間距離は、管内波長λgの半波長λg/2の奇数倍とほぼ等しく設定されるとよい。筐体3の内部空間31の両端間をノイズが振動すると、その定在波の腹の部分でノイズのエネルギーが最も大きくなる。従って、定在波の腹の間隔に合わせて複数の溝37a及び37bを配置することにより、ノイズのエネルギーをより効果的に減衰できる。
図6〜図8は、筐体の内部空間を伝搬するノイズの強度の変化に関するシミュレーションの結果を示すグラフである。図6は一つの溝を設けた場合、図7は本実施形態のように二つの溝を設けた場合、図8は、比較のため、筐体に溝を設けない場合をそれぞれ示している。また、図6〜図8において、(a)は上方(Z軸方向)から見たノイズの二次元強度分布を示しており、濃い領域ほどノイズ強度が大きいことを示している。グラフ左方が発光ユニットなどのノイズ源、グラフ右方がコネクタ収容部などの隙間である。また、(b)は縦軸をノイズ強度としたグラフであり、横軸の位置関係は(a)と対応している。
図6(a)、(b)を参照すると、筐体の内部空間を伝搬するノイズは、溝が設けられた位置X1において、効果的に減衰されていることがわかる。また、この作用により、図8(a)、(b)と比較してノイズの全体的な強度も低減されていることがわかる。更に、図7(a)、(b)を参照すると、ノイズは、溝が設けられた位置X2及びX3において効果的に減衰されており、この二カ所の減衰によって、ノイズの全体的な強度が溝一つの場合よりも更に低減されていることがわかる。
なお、上記シミュレーションの条件は、以下のとおりである。
内部空間のY軸方向の幅:18mm
ノイズ周波数λ:約10GHz
管内波長λg:54.3mm
内部空間の中心からの溝の深さ:3.4mm(≒λg/16)
図9〜図11は、上記シミュレーションにおける、ノイズの強度−周波数分布を示すグラフである。図9は一つの溝を設けた場合、図10は二つの溝を設けた場合、図11は溝を設けない場合をそれぞれ示している。なお、図9〜図11では、ノイズ源である発光ユニットの伝送速度を1Gbpsに規格化しており、ノイズ周波数の表示も1/10となっている。図9を参照すると、一つの溝を設けた場合には、溝を設けない場合(図11)と比較して、10GHzのノイズが1dB減衰されており、20GHzのノイズが8dB減衰されている。また、図10を参照すると、二つの溝を設けた場合には、溝を設けない場合(図11)と比較して、10GHzのノイズが3dB減衰されており、20GHzのノイズが11dB減衰されている。
以上のように、本実施形態の光モジュール1によれば、筐体3の内面に溝37a及び37bを設けることにより、内部空間31を伝搬するノイズを減衰し、外部へのノイズ放射を効果的に低減できる。
なお、筐体3の溝は、図12に示す溝37cのように、上壁部3aの厚みよりも深く形成されてもよい。この場合、上壁部3aの外面が凸状に突出することとなるが、筐体3の外面の表面積が増すこととなり、放熱効果を高めることもできる。
続いて、上記実施形態の光モジュール1について、好ましい形態について検討する。図13は、筐体3に設けられる溝の様々な断面形状を示す図である。図13(a)は、矩形状の断面を有する上記実施形態の溝37a(37b)を示している。図13(b)は、底部が曲率を有するU字形の断面を有する溝37dを示している。図13(c)は、底部の断面が二等辺三角形となっている溝37eを示している。図13(d)は、二等辺三角形状(V字形)の断面を有する溝37fを示している。
次の表1は、図13(a)〜(d)に示した各断面形状でのノイズ減衰量を示している。また、図14は、表1に基づく溝の断面形状とノイズ減衰量との関係を示す棒グラフである。図14において、Aは図13(a)、Bは図13(b)、Cは図13(c)、Dは図13(d)にそれぞれ示した溝による減衰量を示している。なお、計算には、前述したシミュレーションの各条件を用いた。
Figure 2008021877
表1及び図14に示すように、図13(a)〜(d)に示した溝形状の中では、矩形溝が最も効果的にノイズを減衰できることがわかる。これは、溝が平坦な底面を有することにより、溝へ分岐したノイズが効率よく反射し、この反射ノイズと第1の方向に進むノイズとがより効果的に打ち消し合っているためと考えられる。また、矩形溝以外の溝形状であっても、或る程度のノイズ減衰効果が得られることがわかる。
表2は、内部空間31のZ軸方向の中心位置を基準とする溝(矩形溝)の深さと、ノイズ減衰量との関係を示している。また、図15は、表2に基づく溝の深さとノイズ減衰量との関係を示すグラフである。
Figure 2008021877
表2及び図15に示すように、管内波長λgと比較して溝深さが小さい範囲では、溝が深いほどノイズを効果的に減衰させ得ることがわかる。また、浅い溝であっても、例えば深さλg/16でノイズを4dB減衰させることができるので、例えば二本の溝を設けると8dB減衰させることができる。このように、浅い溝であっても複数設けることによって、ノイズを効果的に減衰させることができる。
表3は、X軸方向における溝37a、37bの幅と、ノイズ減衰量との関係を示している。また、図16は、表3に基づく溝の幅とノイズ減衰量との関係を示すグラフである。なお、溝形状は矩形断面とし、計算に際しては、溝の深さをλg/4で一定とした。
Figure 2008021877
表3及び図16に示すように、溝の幅には或る好適な範囲があることがわかる。すなわち、溝幅がλg/8のときに最も減衰量が大きく、溝幅がλg/16以上λg/4以下であれば十分な減衰量が得られる。
本発明による光モジュールは、上記した実施形態及び変形例に限られるものではなく、他にも様々な変形が可能である。例えば、筐体に設けられる溝の断面形状としては、図13に示されたもの以外にも、様々な形状を適用できる。また、上記実施形態では二本の溝が形成されているが、溝は一本でもよく、或いは三本以上であってもよい。また、上記実施形態では筐体の上壁部に溝が形成されているが、底壁部や側壁部など他の壁部の内面に形成されてもよい。
図1は、本発明の好適な一実施形態である光モジュールの外観を示す斜視図である。 図2は、図1に示した光モジュールの長手方向に沿った側面断面を示す断面図である。 図3は、図1に示した光モジュールの平面断面図である。 図4は、筐体に形成された溝による作用を説明するための図である。 図5は、筐体に形成された溝による作用を説明するための図である。 図6は、筐体の内部空間を伝搬するノイズの強度の変化に関するシミュレーションの結果を示すグラフであり、一つの溝を設けた場合を示している。(a)は上方(Z軸方向)から見たノイズの二次元強度分布を示す。(b)は縦軸をノイズ強度としたグラフである。 図7は、筐体の内部空間を伝搬するノイズの強度の変化に関するシミュレーションの結果を示すグラフであり、二つの溝を設けた場合を示している。(a)は上方(Z軸方向)から見たノイズの二次元強度分布を示す。(b)は縦軸をノイズ強度としたグラフである。 図8は、筐体の内部空間を伝搬するノイズの強度の変化に関するシミュレーションの結果を示すグラフであり、溝を設けない場合を示している。(a)は上方(Z軸方向)から見たノイズの二次元強度分布を示す。(b)は縦軸をノイズ強度としたグラフである。 図9は、一つの溝を設けた場合におけるノイズの強度−周波数分布を示すグラフである。 図10は、二つの溝を設けた場合におけるノイズの強度−周波数分布を示すグラフである。 図11は、溝を設けない場合におけるノイズの強度−周波数分布を示すグラフである。 図12は、溝形状の一変形例を示す図である。 図13は、筐体3に設けられる溝の様々な断面形状を示す図である。(a)矩形状の断面を有する溝を示している。(b)底部が曲率を有するU字形の断面を有する溝を示している。(c)底部の断面が二等辺三角形となっている溝を示している。(d)二等辺三角形状(V字形)の断面を有する溝を示している。 図14は、溝の断面形状とノイズ減衰量との関係を示す棒グラフである。Aは図13(a)、Bは図13(b)、Cは図13(c)、Dは図13(d)にそれぞれ示した溝による減衰量を示している。 図15は、溝の深さとノイズ減衰量との関係を示すグラフである。 図16は、溝の幅とノイズ減衰量との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…光モジュール、3…筐体、3a…上壁部、3b,3c…側壁部、3d…底壁部、5…レセプタクル部、5a,5b…収容穴、7…配線基板、9…発光ユニット、11…受光ユニット、13…光機能部、31…内部空間、33…光ユニット収容部、35…ホストコネクタ収容部、37a〜37c…溝。

Claims (2)

  1. 第1の方向に延びる内部空間を有し、少なくともその内面が金属からなる筐体と、
    発光ユニット及び受光ユニットのうち少なくとも一方を含み、前記第1の方向における前記内部空間の一端に配置された光機能部と
    を備え、
    前記筐体が、前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる複数の溝を前記内面に有し、
    前記複数の溝の中心間距離が、前記内部空間を導波管とみなしたときの管内波長をλgとして(λg/2)×n(nは奇数)に略等しいことを特徴とする、光モジュール。
  2. 前記溝が平坦な底面を有することを特徴とする、請求項1に記載の光モジュール。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044623A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Hitachi Ltd 低輻射構造を備えた電子機器

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