JP2008016628A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008016628A
JP2008016628A JP2006186053A JP2006186053A JP2008016628A JP 2008016628 A JP2008016628 A JP 2008016628A JP 2006186053 A JP2006186053 A JP 2006186053A JP 2006186053 A JP2006186053 A JP 2006186053A JP 2008016628 A JP2008016628 A JP 2008016628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
semiconductor substrate
integrated circuit
semiconductor device
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006186053A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Shimoyama
章夫 下山
Hajime Oda
肇 小田
Keiichi Sawai
敬一 澤井
Noriyuki Taniguchi
敬之 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006186053A priority Critical patent/JP2008016628A/ja
Priority to US11/822,427 priority patent/US7605057B2/en
Publication of JP2008016628A publication Critical patent/JP2008016628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】 サポート目的のためにサポート部材を接着させた集積回路チップを各チップ毎に分割する際、バリの発生を抑制可能な半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 主面上に集積回路11が形成された半導体基板10の裏面側に、集積回路11上に形成されるスクライブラインの下方位置に相当する領域において、部材の厚みが薄くなっている薄膜部14(又は或いは厚みが全く存在せず表裏貫通された空隙部14)を有するサポート部材13を接着剤12を介して接着させた後、ダイシングテープ15をサポート部材13に粘着させて全体を固定した状態でスクライブラインに沿って集積回路11、半導体基板10、接着剤12、サポート部材13を切断し、ダイシングテープ15を剥離する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に集積回路チップの裏面にサポート部材が接着されてなる半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化に伴い、半導体装置の実装も高密度化・薄型化が求められ、表面実装型と呼ばれるパッケージが多用されるようになりつつある。LSIの実装では、パッケージの一面側に、外部接続端子としての半田バンプと呼ばれる複数の球状の半田を二次元的に配置してなるパッケージ構造を有するBGA(Ball Grid Array)によって、表面実装を実現している。更に、パッケージを半導体チップサイズと同等まで小さくし、BGAを形成したパッケージ構造を有するCSP(Chip Size Package)によって、究極の高密度化・薄型化を実現している。
CSPの中には、パッケージの基板として、ポリイミド樹脂等からなる可撓性絶縁基板を用い、この一面に半田バンプを二次元的に配置してBGAを構成するものがある。CSP型の半導体装置において、半導体チップは、非導電性エポキシ樹脂等のダイアタッチ材と呼ばれる接着層を介して、可撓性絶縁基板上に固定され、必要な配線を施した後に樹脂封止される。このようなBGAタイプの半導体装置は、マウンタにより、外部基板(プリント配線基板)に搭載後、一括リフローにより半田バンプを溶融して実装される。
半導体装置の実装においては、実装信頼性を高めることが極めて重要である。特に、BGAパッケージは、従来のQFP(Quad Flat Package)に比べ、一般にその実装信頼性が低いことが指摘されている。上記CSP型の半導体装置に対する温度サイクル試験において、外部基板と半田バンプの接合部にクラックが発生し、オープン不良となることがある。主たる原因は、半導体チップの線膨張係数と外部基板のそれとの差からせん断応力が発生し、上記接合部に集中する為である。即ち、半導体チップと外部基板との間にあるダイアタッチ材および可撓性絶縁基板の弾性率は半導体チップと外部基板のそれに比して極めて低く、その結果、上記線膨張係数の差に起因するせん断応力が半田接合部に集中するという問題がある。
又、一般的に、小型化された電子機器は利用者に携行されるものであるため、当該携行状態や取り扱い状態如何では、電子機器に屈曲や捩じれ等の機械的な力が加わり、これに伴って集積回路チップに割れ等の破損・破壊が生じてしまい、電子機器の機能が大きく損なわれやすいという問題があった。
これらの問題に対処すべく、集積回路チップにサポート部材を接着することが行われている。このとき、従来は、分割された集積回路チップに対し、集積回路チップの大きさに形成されたサポート部材を個々に接着する方法が行われていたが、処理時間や工程の増加、コストの増大という問題があったため、これらの問題を解決する方法として、ダイシングする前の半導体基板の裏面にサポート部材を接着し、半導体基板とサポート部材を同時に、又は別々にダイシングする方法が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2000−124162号公報 特開平11−67699号公報
しかしながら、特許文献1によれば、サポート部材として金属を採用した場合、CBNブレードを用いることで、バリの発生のないサポート部材付きの集積回路チップが製造できるとあるが、主面側(集積回路が構成された半導体基板側)からダイシングを行うと、サポート部材の下部領域に10〜100μm程度のバリが発生し、逆に裏面側(補強部材側)からダイシングを行うと、サポート部材の上部領域に半導体基板に向かって10〜100μm程度のバリが発生する。又、特許文献2によれば、デュアルダイサーを用いて金属系のサポート部材をダイシングするとあるが、特許文献1と同様、主面側からダイシングを行うとサポート部材の下部領域に10〜100μm程度のバリが発生する。このようなバリは、集積回路チップのハンドリング不良や実装不良の発生要因となり、安定的生産に対する障害となり得る。
本発明は、このような問題点に鑑み、サポート目的のためにサポート部材を接着させた集積回路チップを各チップ毎に分割する際、バリの発生を抑制可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。又、本発明は、製造工程時にバリの発生が抑制される半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体装置の製造方法は、主面側に複数の集積回路が形成される半導体基板を、前記半導体基板上に設けられた縦方向及び横方向に複数延伸する各スクライブラインに沿って分割することで、前記複数の集積回路を複数の集積回路チップに分割する工程を有する半導体装置の製造方法であって、サポート部材を前記半導体基板の前記主面と反対側の裏面側に接着後、前記サポート部材と前記半導体基板の内の少なくとも何れか一方を前記スクライブラインに沿って切断することで、前記裏面側がサポートされた複数のサポート済集積回路チップ夫々に分割する工程を有し、前記サポート部材が、前記半導体基板上の前記複数の集積回路チップ夫々の下方に位置する各サポート小区画の前記スクライブラインの下方に位置する外周部各辺の少なくとも一部領域に、前記サポート小区画より厚みが薄い薄膜部、又は表裏貫通した空隙部の少なくとも何れかを有する構成であることを第1の特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法の上記第1の特徴によれば、製造工程内にサポート部材を切断する工程を含む場合であっても、半導体基板上のスクライブラインの下方に位置する切断線に沿ってサポート部材を切断する際に、当該線上に形成されるサポート部材は他の領域(上記サポート小区画)と比較して厚みが薄い構造、又は空隙を有する構造であるため、切断線以外の領域と同一の厚みで形成されているサポート部材を当該切断線に沿って切断する場合と比較して、切断に要する力を少なくすることができると共に、切断対象となるサポート部材量が減少されるため、従来構成のサポート部材を切断する場合と比較してバリの抑制効果を高めることができる。従って本発明に係る半導体装置の製造方法に従って製造された半導体装置の実装歩留まりを向上させることができる。
又、このように構成された半導体装置は、各集積回路チップの裏面側にサポート部材が接着されて形成されるため、小型電子機器等携行されることが予想される装置に利用された場合であっても、集積回路の割れや破損等の防止効果を有する。
尚、上記サポート部材としては、例えばFe−Ni合金や、ステンレス合金等を用いることができる。
又、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1の特徴に加えて、前記半導体基板の前記主面側に前記複数の集積回路を形成する第1工程と、前記第1工程終了後、前記半導体基板の前記裏面側に前記薄膜部又は前記空隙部を有する前記サポート部材を接着する第2工程と、前記第2工程終了後、前記半導体基板を前記サポート部材と共に前記スクライブラインに沿って切断し、前記複数のサポート済集積回路チップを形成する第3工程と、を有することを第2の特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法の上記第2の特徴によれば、集積回路チップとサポート部材を同時に切断することで少ない工程数を確保しつつ、サポート部材の切断面近傍のバリの発生の抑制作用を有することができる。
又、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第2の特徴に加えて、前記第2工程終了後、前記第3工程前に、前記半導体基板及び前記サポート部材を固定化するためのダイシングテープを前記サポート部材の前記裏面側に粘着する第4工程を有し、前記第3工程が、前記ダイシングテープを切断することなく、前記主面側より前記スクライブラインに沿って前記半導体基板を前記サポート部材と共に切断する工程であり、当該切断工程終了後に、前記複数のサポート済集積回路チップ夫々を前記ダイシングテープから剥離する工程を更に有することを第3の特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法の上記第3の特徴によれば、切断後に集積回路チップ或いはサポート部材がバラバラになるのを防止することができる。
又、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1の特徴に加えて、前記半導体基板の前記主面側に前記複数の集積回路を形成する第1工程と、前記第1工程終了後、前記半導体基板を固定化するためのダイシングテープを前記半導体基板の前記主面側に粘着する第2工程と、前記第2工程終了後、前記スクライブラインに沿って前記裏面側より前記半導体基板を切断し、複数の前記集積回路チップを形成する第3工程と、前記第3工程終了後、前記半導体基板の前記裏面側に前記薄膜部又は前記空隙部を有する前記サポート部材を接着する第4工程と、前記第4工程終了後、前記スクライブラインに沿って前記裏面側より前記サポート部材を切断し、前記複数のサポート済集積回路チップを形成後、当該複数のサポート済集積回路チップ夫々を前記ダイシングテープから剥離する第5工程と、を有することを第4の特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法の上記第4の特徴によれば、上記第2又は第3の特徴の製造手順と異なる手順によって、従来構成のサポート部材を切断する場合と比較してバリの抑制効果を高めることができる。
又、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1〜第4の何れか一の特徴に加えて、前記サポート部材が、前記サポート小区画の前記外周部各辺の各コーナ領域に前記空隙部又は前記薄膜部を有することを第5の特徴とする。
又、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1〜第5の何れか一の特徴に加えて、前記サポート部材が、前記サポート小区画の前記外周部各辺の各コーナ領域以外に前記空隙部又は前記薄膜部を有することを第6の特徴とする。
又、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1〜第4の何れか一の特徴に加えて、前記サポート部材が、前記サポート小区画の前記外周部各辺の全領域に前記薄膜部を有することを第7の特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法の上記第5〜第7の何れか一の特徴によれば、切断後に作製される集積回路チップ夫々の裏面領域の略全域にサポート部材が接着される構成を実現できるため、集積回路チップのサポート効果を従来構成と同様に維持しつつ、従来構成と比較してバリの発生を抑制することができる。
又、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1の特徴に加えて、前記サポート部材を固定化するためのダイシングテープを、前記サポート部材となる前記薄膜部或いは前記空隙部が未形成状態の板材の裏面側に粘着する第1工程と、前記第1工程終了後、前記板材の一部領域をエッチングによって除去することで、前記サポート小区画の前記外周部各辺の全領域に前記空隙部が形成された前記サポート部材を作製する第2工程と、前記第2工程終了後、前記主面側に前記複数の集積回路が形成された前記半導体基板の前記裏面側と、前記サポート部材の前記主面側とを接着する第3工程と、前記第3工程終了後、前記スクライブラインに沿って前記半導体基板を切断し、前記複数のサポート済集積回路チップを形成した後、当該複数のサポート済集積回路チップ夫々を前記ダイシングテープから剥離する第4工程と、を有することを第8の特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法の上記第8の特徴によれば、予め、サポート部材となる板材をダイシングテープで固定した状態で、当該板材上面に集積回路チップが形成される各サポート小区画毎にエッチングにより分割することでサポート部材を作製し、このサポート部材の上面に、集積回路が形成された半導体基板を形成するため、サポート部材をブレード等で切断する工程が含まれず、従ってバリの発生を抑制することができる。
又、上記目的を達成するための本発明に係る半導体装置は、上記第1〜第8の何れか一の特徴を有する半導体装置の製造方法によって製造されることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置の上記特徴によれば、製造工程時にバリの発生を抑制することができる。尚、本発明に係る半導体装置は、集積回路チップの裏面全体に略一定の厚みのサポート部材が接着される構成、集積回路チップの裏面の各コーナ領域に接着されるサポート部材が他の領域に接着されるサポート部材より厚みが薄い構成、集積回路チップの裏面の各コーナ領域にはサポート部材が接着されておらず他の領域にのみサポート部材が接着される構成、集積回路チップの裏面の外周部全体に接着されるサポート部材が他の領域(集積回路チップの裏面の略中央領域)に接着されるサポート部材より厚みが薄い構成、集積回路チップの裏面の外周部全体にサポート部材が接着されておらず他の領域(集積回路チップの裏面の略中央領域)にのみサポート部材が接着される構成、集積回路チップの裏面の外周部の各辺の略中央部に接着されるサポート部材が他の領域に接着されるサポート部材より厚みが薄い構成、集積回路チップの裏面の外周部の各辺の略中央部にはサポート部材が存在せず他の領域にのみサポート部材が接着される構成、等の種々の形態が実現可能である。又、サポート部材の厚みが薄くなっている領域、或いはサポート部材が接着されない領域の形状は、矩形形状、L字型形状、多角形形状、円弧形状、楕円弧形状、等の形態が実現可能である。
本発明に係る製造方法によれば、製造工程内にサポート部材を切断する工程を含む場合であっても、半導体基板上のスクライブラインの下方に位置する切断線に沿ってサポート部材を切断する際に、当該線上に形成されるサポート部材は他の領域(上記サポート小区画)と比較して厚みが薄い構造、又は空隙を有する構造であるため、切断線以外の領域と同一の厚みで形成されているサポート部材を当該切断線に沿って切断する場合と比較して、切断に要する力を少なくすることができると共に、切断対象となるサポート部材量が減少されるため、従来構成のサポート部材を切断する場合と比較してバリの抑制効果を高めることができる。従って本発明に係る半導体装置の製造方法に従って製造された半導体装置の実装歩留まりを向上させることができる。又、本発明に係る半導体装置によれば、製造工程時にバリの発生を抑制することができる。
以下において、本発明に係る半導体装置の製造方法(以下、適宜「本発明方法」と称する)の各実施形態について図面を参照して説明を行う。
<第1実施形態>
本発明方法の第1実施形態(以下、適宜「本実施形態」と称する)について、図1〜図13の各図を参照して説明を行う。図1は、本実施形態において、半導体装置を製造する際の各工程における概略断面図を模式的に示したものであり、工程毎に図1(a)〜図1(e)に分けて図示している。又、図2は製造工程をフローチャートにしたものであり、以下の文中の各ステップは図2に示されるフローチャートの各ステップを表すものとする。
尚、図1に示される概略断面図の他、本実施形態及び後述する第2或いは第3の各実施形態において説明のために参照する各概略構造図はあくまで模式的に図示されたものであり、実際の構造の寸法の縮尺と図面の縮尺とは必ずしも一致するものではない。
まず、図1(a)に示すように、シリコン等で構成される半導体基板10の主面側に複数の集積回路11を形成する(ステップ#1)。次に、半導体基板10の裏面側から半導体基板10に対して研磨等を行って薄層化する(不図示)。この薄層処理時においては、集積回路10が傷つかないように集積回路10の形成面に保護テープ等を一時的に貼付すると良い。
次に、図1(b)に示すように、薄層化された半導体基板10の裏面側にDAF(Die Attach Film)等の接着剤12を介してサポート部材13を接着させる(ステップ#2)。サポート部材13としては、例えばFe−Ni合金や、ステンレス合金等の金属板を利用することができる。又、サポート部材13の厚みは約100μmとするが、これは、最終的な実装形態に応じて適宜変更するものとして良い。
尚、サポート部材13は、集積回路11のスクライブラインの下方に相当する位置において、部材の厚みが薄くなっている薄膜部、或いは厚みが全く存在せず表裏貫通された空隙部、の何れかを有する構成である。又、薄膜部の厚さは最終的な形状に合わせ適宜変更するものとすれば良いが、本実施形態においては、サポート部材の厚さの1/2から1/5程度とした。以下では、サポート部材13が薄膜部又は空隙部の何れか一方を有する構成である場合には、薄膜部14又は空隙部14として同一の符号を付し、薄膜部と空隙部の両者を有する構成である場合には、混乱を回避する目的で薄膜部14a及び空隙部14bと異なる符号を付して両者を区別するものとする。
図3は、サポート部材13の構造パターンを説明するための図であり、説明のために複数の集積回路11が主面上に形成された半導体基板10の表面形状を併せて図示したものである。図3(a)が主面上に複数の集積回路11が形成された半導体基板10の斜視形状の概略図、図3(b)がサポート部材13の同一領域の斜視形状の概略図である。
図3(a)に示されるように、半導体基板10の主面側に形成された複数の集積回路11によってスクライブライン21が縦横夫々の方向に構成される。サポート部材13は、この基板10の主面側に形成されるスクライブライン21の下方位置に相当する領域の少なくとも一部領域において、薄膜部或いは空隙部14が形成されている。尚、以下では、半導体基板10の各スクライブライン21によって特定される各集積回路チップの下方位置に相当する小領域を「サポート小区画」と称し、サポート部材の厚みがこの「サポート小区画」より薄い構造となっている(空隙を含む)領域を「薄化対象領域」と称することとする。このとき、サポート部材13は、基板10の主面側に形成されるスクライブライン21の下方位置に相当する領域(即ち、サポート小区画の外周部各辺に相当する領域)22の少なくとも一部領域に、サポート小区画より部材の厚みが薄い薄膜部14或いは厚みが全く存在せず空隙化された空隙部14を有すると換言される。図3(b)に示されるサポート部材13の形状は、サポート小区画の外周部各辺の各コーナ領域に上記薄膜部又は空隙部14を有する構成である。
図4は、薄化対象領域を含む領域におけるサポート部材13の概略断面図の一例である。図4(a)は、薄化対象領域においてサポート部材が空隙化されている構造例である。図4(b)は、薄化対象領域においてサポート部材の一方の面に凹部を有することで当該領域の厚みがサポート小区画に構成される厚みより薄くなるように形成されている構造例である。図4(c)は、サポート部材の主面及び裏面側の双方に凹部を有することで当該領域の厚みがサポート小区画に構成される厚みより薄くなるように形成されている構造例である。サポート部材13は、薄化対象領域において図4(a)〜図4(c)の何れかの構造特徴を有することでサポート小区画より部材の厚みが薄くなるように構成されている。
上記ステップ#2では、上述したような構成を有するサポート部材13を半導体基板10の裏面に接着させる。このとき、サポート部材13が例えば図4(b)のような形状を有する場合には、厚みが薄く形成されている面(図4(b)では上面側)を半導体基板10の裏面と接着させることが好ましいが、上下を逆転して接着させても構わない。
次に、図1(c)に示すようにサポート部材13の裏面側にダイシングテープ15(又はダイシングシートでも可。以下では「ダイシングテープ」で統一して記載する)を粘着させて、全体を安定的に固定する(ステップ#3)。
次に、図1(d)に示すように、集積回路11のスクライブラインに沿って集積回路11、半導体基板10、DAF12、サポート部材13の夫々を連続的に切断(ダイシング)する。このとき、これらを一時に切断しても構わないし、複数段階に分けて順次切断しても構わない。本実施形態ではサポート部材13としてFe-Ne合金を採用したため、CBNブレード(立方晶窒化ホウ素)によって切断した。
次に、図1(e)に示すように、サポート部材13が裏面に形成されている集積回路チップからダイシングテープ15を剥離する(ステップ#5)。このようにして裏面がサポート部材13によってサポートされた集積回路チップが形成される(ステップ#6)。
図5は、上記方法により形成された集積回路チップの概略図面であり、図5(a)は上面視外略図、図5(b)は斜視概略図である。又、図5は、薄化対象領域内が空隙で形成されている場合を例として図示している。
尚、図5は、説明の理解のため、ステップ#4における切断工程において切断しろが存在しない理想的な切断が行われた場合の概略図面を示しているが、実際には多少の切断しろが存在するため、集積回路チップの外周に位置する各辺が当該切断しろ分だけ内側に移動したような形状となる。後述する図7、図9、図11、図13、及び図19の各概略図面についても、夫々同様に切断工程において理想的な切断が行われた場合における概略図面であるとする。
図3(b)に図示したように、本実施形態では、サポート部材13がサポート小区画を構成する外周部各辺の各コーナ領域に空隙部を有する構造であるため、図5に示されるように、集積回路チップの各コーナ領域にはサポート部材13が存在せず、サポート部材13の占有面積が半導体基板10の占有面積より小さく、又、サポート部材13の端部と半導体基板10の端部との間にズレが生じている形態となる。
このようにサポート部材13が裏面に接着されることでサポート処置が施された集積回路チップが形成されると、各チップをフリップチップ法等によって実装した後、検査工程等の後工程を経て半導体装置が完成する。
上述した本発明方法によれば、ステップ#4の切断工程において、サポート部材13を切断する際の切断線を含む領域の少なくとも一部は、薄化対象領域に含まれるため、当該箇所はサポート小区画より部材の厚みが薄く又は全く部材が存在しない空隙で構成されている。従って、従来の厚みで形成されたサポート部材を切断する場合と比較して、切断に要する力を少なくすることができると共に、切断対象となるサポート部材の量が減少されるため、従来構成のサポート部材を切断する場合と比較してバリの抑制効果を高めることができる。
尚、サポート部材13の構造パターンは図3(b)に図示される例に限られず、種々のパターンが想定され得る。以下、図6〜図13を参照して、サポート部材13の他の構造パターンについての説明を行う。
図6、図8、図10、図12は、夫々サポート部材13の構造パターンを説明するための図であり、図3と同様、説明のために複数の集積回路11が主面上に形成された半導体基板10の表面形状を併せて図示している(図3と同様、(a)が主面上に複数の集積回路11が形成された半導体基板10の斜視形状の概略図であり、(b)がサポート部材13の斜視形状の概略図である)。
図6(b)に示されるサポート部材13は、図3(b)の構造パターンとは異なり、サポート小区画の外周部各辺の各コーナ領域以外の一部領域に上記薄膜部又は空隙部14を有する構成である。このような構造パターンを有するサポート部材13を用いて上記方法により形成された集積回路チップの概略図面を図7に示す。図7(a)は上面視外略図、図7(b)は斜視概略図であり、図5と同様、薄化対象領域内が空隙で形成されている場合を例として図示している。図6(b)に図示したように、サポート部材13がサポート小区画を構成する外周部各辺の各コーナ領域以外の一部領域に空隙部を有する構造であるため、図7に示されるように、集積回路チップの各コーナ以外の一部領域にはサポート部材13が存在せず、サポート部材13の占有面積が半導体基板10の占有面積より小さい構造となる。
図8(b)に示されるサポート部材13は、図3(b)の構造パターンと同様、サポート小区画の外周部各辺の各コーナ領域に上記薄膜部又は空隙部14を有する構成であるが、その形状が異なるものである。即ち、図3(b)の構造パターンでは、各コーナ領域に形成される薄膜部又は空隙部14の形状がL字形状を有する構成であるのに対し、図8(b)の構造パターンでは、円弧又は楕円弧形状を有する構成である。このような構造パターンを有するサポート部材13を用いて上記方法により形成された集積回路チップの概略図面を図9に示す。図9(a)は上面視外略図、図9(b)は斜視概略図であり、図5と同様、薄化対象領域内が空隙で形成されている場合を例として図示している。図8(b)に図示したように、サポート部材13がサポート小区画を構成する外周部各辺の各コーナ領域に空隙部14を有する構造であるため、図9に示されるように、集積回路チップの各コーナ領域にはサポート部材13が存在せず、サポート部材13の占有面積が半導体基板10の占有面積より小さい構造となる。
図10(b)に示されるサポート部材13は、サポート小区画の外周部各辺の全領域に上記薄膜部14を有する構成であり、薄膜部14によってスクライブライン21と同様の形状が形成されている。このような構造パターンを有するサポート部材13を用いて上記方法により形成された集積回路チップの概略図面を図11に示す。図11(a)は上面視外略図、図11(b)は斜視概略図である。図10(b)に図示したように、サポート部材13がサポート小区画を構成する外周部各辺の全領域に薄膜部14を有する構造であるため、図11に示されるように、集積回路チップの外周領域に形成されるサポート部材13の厚みが薄い構造となる。
図12(b)に示されるサポート部材13は、図3(b)の構造パターンと図6(b)の構造パターンを組み合わせた形状であり、サポート小区画の外周部各辺の各コーナ領域には空隙部14bを有し、各コーナ領域以外の一部領域に薄膜部14aを有する構成である。このような構造パターンを有するサポート部材13を用いて上記方法により形成された集積回路チップの概略図面を図13に示す。図13(a)は上面視外略図、図13(b)は斜視概略図である。図12(b)に図示したように、サポート部材13がサポート小区画を構成する外周部各辺の各コーナ領域には空隙部14bを有する構造であるため、図13に示されるように、集積回路チップの各コーナ領域にはサポート部材13が存在せず、又、外周部各辺の各コーナ領域以外の一部領域には薄膜部14aを有する構造であるため、集積回路チップの外周領域の内、各コーナ領域以外の一部領域に形成されるサポート部材13の厚みが薄い構造となる。
尚、図12の例では、サポート小区画の外周部各辺の各コーナ領域に空隙部14bを有し、各コーナ領域以外の一部領域に薄膜部14aを有する構成であるとしたが、空隙部14bと薄膜部14aの位置関係が逆転していても構わない。更に、図12の例では、サポート部材13がサポート小区画の外周部各辺に薄膜部14aか空隙部14bの何れかを有する構造であるが、外周部各辺の各コーナ以外の領域の内の一部領域においては、通常の厚み(サポート小区画の中央部に形成されるサポート部材13の厚み)を有する構造であっても良い。
又、上記図3、図6、図8、図10、図12に図示されたパターン形状はその一例であり、これらの形状に限定されるものではない。
<第2実施形態>
本発明方法の第2実施形態(以下、適宜「本実施形態」と称する)について、図14及び図15を参照して説明を行う。図14は、本実施形態において、半導体装置を製造する際の各工程における断面図を模式的に示したものであり、工程毎に図14(a)〜図14(f)に分けて図示している。又、図15は製造工程をフローチャートにしたものであり、以下の文中の各ステップは図15に示されるフローチャートの各ステップを表すものとする。
本実施形態は、上述した第1実施形態と比較して、その工程手順が異なるものであり、サポート部材13の構造パターン等第1実施形態と同一の部分についてはその旨を記載して説明を省略する。
第1実施形態におけるステップ#1と同様、まず、図14(a)に示すように、シリコン等で構成される半導体基板10の主面側に複数の集積回路11を形成し(ステップ#11)、その後、半導体基板10の裏面側から半導体基板10に対して研磨等を行って薄層化する。
次に、図14(b)に示すように、集積回路11が形成されている半導体基板10の主面側をダイシングテープ15によって粘着し、安定的に固定する(ステップ#12)。
次に、図14(c)に示すように、ダイアモンドブレード等を用いて集積回路11のスクライブラインの下部に相当するライン状領域に沿って、半導体基板10及び集積回路11を切断(ダイシング)する(ステップ#13)。
次に、図14(d)に示すように、接着剤12を介して空隙部又は薄膜部13を有するサポート部材13を半導体基板10の裏面側に接着する(ステップ#14)。このとき利用される接着剤12及びサポート部材13の材質、サポート部材13の構造は夫々第1実施形態と同様とする。
次に、図14(e)に示すように、集積回路11のスクライブラインの下部に相当するライン状領域に沿って、サポート部材13及び接着剤12を切断する(ステップ#15)。
次に、図14(f)に示すように、サポート部材13が裏面に形成されている集積回路チップからダイシングテープ15を剥離する(ステップ#16)。このようにして裏面がサポート部材13によってサポートされた集積回路チップが形成される(ステップ#17)。このようにサポート部材13が裏面に接着されることでサポート処置が施された集積回路チップが形成されると、各チップをフリップチップ法等によって実装した後、検査工程等の後工程を経て半導体装置が完成する。
本実施形態に示される工程に従って製造される半導体装置も、第1実施形態と同様、ステップ#15の切断工程において、サポート部材13を切断する際の切断線を含む領域の少なくとも一部は、薄化対象領域に含まれるため、当該箇所はサポート小区画より部材の厚みが薄く又は全く部材が存在しない空隙で構成されている。従って、従来の厚みで形成されたサポート部材を切断する場合と比較して、切断に要する力を少なくすることができると共に、切断対象となるサポート部材の量が減少されるため、従来構成のサポート部材を切断する場合と比較してバリの抑制効果を高めることができる。
<第3実施形態>
本発明方法の第3実施形態(以下、適宜「本実施形態」と称する)について、図16〜図19の各図を参照して説明を行う。図16は、本実施形態において、半導体装置を製造する際の各工程における断面図を模式的に示したものであり、工程毎に図16(a)〜図16(e)に分けて図示している。又、図17は製造工程をフローチャートにしたものであり、以下の文中の各ステップは図17に示されるフローチャートの各ステップを表すものとする。又、図18は、本実施形態におけるサポート部材13の構造パターンを説明するための図であり、図19は、図18に示された構造を有するサポート部材13を用いて本実施形態に記載の本発明方法に従って形成された集積回路チップの概略図面である。
本実施形態は、上述した第1及び第2実施形態と比較して、その工程手順が異なるものである。又、第1及び第2実施形態では、半導体基板10に接着されるサポート部材13は、一部に空隙部又は薄膜部14を有するものの、切断工程を経て切断されるまでは全体として一の板材を形成している構成であったが、本実施形態では、半導体基板10に接着する前段階で予めサポート小区画毎に分割されて構成される点が異なる。尚、第1及び第2実施形態と同一の部分についてはその旨を記載して説明を省略する。
まず、図16(a)に示すように、サポート部材13となる板材13aをダイシングテープ15に粘着させて安定的に固定する(ステップ#21)。
次に、図16(b)に示すように、板材13aに対し、後の工程で主面側に接着される半導体基板10の上面に形成される集積回路11のスクライブラインの下部に相当するライン状領域をフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて除去する(ステップ#22)。これによって、板材13aは各サポート小区画毎に分割され、外周部の全域に亘って空隙部14を有するサポート部材13が形成されることとなるが、ダイシングテープ15によって粘着されているため、分割後のサポート部材13夫々がバラバラになることはない。尚、本実施形態では、ダイシングテープ15によって粘着させることで各サポート部材を安定しているが、分割後のサポート部材夫々がバラバラにならないような処置であれば、ダイシングテープ15による粘着方法には限定されない。
次に、図16(c)に示すように、主面側に集積回路11が形成された半導体基板10の裏面を、接着剤12を介してサポート部材13と接着させる(ステップ#23)。このとき、集積回路11によって形成されたスクライブラインによって確定される各集積回路チップの裏側位置に、サポート小区画毎に分割された各サポート部材13が位置するように位置合わせを行った上で、基板10とサポート部材13とを接着させる。
次に、図16(d)に示すように、集積回路11のスクライブラインに沿って、集積回路11、半導体基板10、及び接着剤12をダイアモンドブレードを用いて切断する(ステップ#24)。
次に、図16(e)に示すように、サポート部材13が裏面に形成されている集積回路チップからダイシングテープ15を剥離する(ステップ#25)。このようにして裏面がサポート部材13によってサポートされた集積回路チップが形成される(ステップ#26)。このようにサポート部材13が裏面に接着されることでサポート処置が施された集積回路チップが形成されると、各チップをフリップチップ法等によって実装した後、検査工程等の後工程を経て半導体装置が完成する。
図18は、本実施形態におけるサポート部材13の構造パターンを複数の集積回路11が主面上に形成された半導体基板10の表面形状を併せて図示したものであり、図18(a)が主面上に複数の集積回路11が形成された半導体基板10の斜視形状の概略図を、図18(b)がサポート部材13の斜視形状の概略図を夫々示している。本実施形態では、ステップ#22において板材13aのスクライブライン21に相当する領域をエッチングによって除去することでサポート部材13を形成すると共に、当該エッチングによって各サポート小区画毎に分割されたサポート部材13がバラバラにならないようにダイシングテープ15によって粘着固定しているため、事実上、一のサポート部材13がサポート小区画の外周部各辺に相当する全ての領域に空隙部14を有する構造に相当する。
図18に示されるような構造パターンを有するサポート部材13を用いて上記方法により形成された集積回路チップの概略図面を図19に示す。図19(a)は上面視外略図、図19(b)は斜視外略図である。図18(b)に図示したように、サポート部材13がサポート小区画を構成する外周部各辺の全領域に空隙部14を有する構造であるため、図19に示されるように、集積回路チップの外周領域にサポート部材13が存在しない構造となる。
本実施形態に示される工程に従って製造される半導体装置は、サポート部材となる板材をダイシングテープで固定した状態で、当該板材上面に集積回路チップが形成される各サポート小区画毎にエッチングにより分割することでサポート部材を作製し、このサポート部材の上面に、集積回路が形成された半導体基板を接着させることで製造されるため、サポート部材をブレード等で切断する工程が含まれず、従ってバリの発生を抑制することができる。
尚、本実施形態では、ステップ#22のエッチング除去工程において、集積回路11のスクライブラインの下部に相当するライン状領域に存在する板材13aを完全に除去することで、板材13aを各サポート小区画毎に分割して外周部の全域に亘って空隙部14を有するサポート部材13を形成するものとしたが、集積回路11のスクライブラインの下部に相当するライン状領域に存在する板材13aを所定の深さだけ除去し、各サポート小区画毎に分割しないものとしても良い。この場合、形成されるサポート部材13は、サポート小区画の外周部各辺の全領域に薄膜部14を有する上記図10(b)と同様の構成となる。
この場合、ステップ#23において基板10をサポート部材13の主面側に接着後、ステップ#24においてスクライブラインに沿って集積回路11、基板10、接着剤12に加えてサポート部材13についても切断を行う。これによって裏面がサポート部材13でサポートされた各集積回路チップが形成される。このとき、上述した本実施形態の工程とは異なり、サポート部材13の切断工程を別途要することとなるが、サポート部材13の切断対象となる領域においてはその厚みが薄化されているため、第1実施形態或いは第2実施形態と同様、従来の厚みで形成されたサポート部材を切断する場合と比較して切断に要する力を少なくすることができ、又、切断対象となるサポート部材の量が減少されるため、従来構成のサポート部材を切断する場合と比較してバリの抑制効果を高めることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態における工程毎の概略断面図 本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態における各工程を示すフローチャート 補強部材の構造パターンを説明するための図 薄化対象領域を含む領域におけるサポート部材の概略断面図の一例 図3に図示される構造を有するサポート部材を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態によって形成された集積回路チップの概略図面 サポート部材の別の構造パターンを説明するための図 図6に図示される構造を有するサポート部材を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態によって形成された集積回路チップの概略図面 サポート部材の更に別の構造パターンを説明するための図 図8に図示される構造を有するサポート部材を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態によって形成された集積回路チップの概略図面 サポート部材の更に別の構造パターンを説明するための図 図10に図示される構造を有するサポート部材を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態によって形成された集積回路チップの概略図面 サポート部材の更に別の構造パターンを説明するための図 図12に図示される構造を有するサポート部材を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態によって形成された集積回路チップの概略図面 本発明に係る半導体装置の製造方法の第2実施形態における工程毎の概略断面図 本発明に係る半導体装置の製造方法の第2実施形態における各工程を示すフローチャート 本発明に係る半導体装置の製造方法の第3実施形態における工程毎の概略断面図 本発明に係る半導体装置の製造方法の第3実施形態における各工程を示すフローチャート 本発明に係る半導体装置の製造方法の第3実施形態におけるサポート部材の構造パターンを説明するための図 図18に図示される構造を有するサポート部材を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の第3実施形態によって形成された集積回路チップの概略図面
符号の説明
10: 半導体基板
11: 集積回路
12: 接着剤(DAF)
13: サポート部材
13a: (サポート部材となる加工前の)板材
14: 空隙部又は薄膜部
14a: 薄膜部
14b: 空隙部
15: ダイシングテープ
21: スクライブライン
22: サポート部材上のスクライブラインに相当する領域

Claims (9)

  1. 主面側に複数の集積回路が形成される半導体基板を、前記半導体基板上に設けられた縦方向及び横方向に複数延伸する各スクライブラインに沿って分割することで、前記複数の集積回路を複数の集積回路チップに分割する工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    サポート部材を前記半導体基板の前記主面と反対側の裏面側に接着後、前記サポート部材と前記半導体基板の内の少なくとも何れか一方を前記スクライブラインに沿って切断することで、前記裏面側がサポートされた複数のサポート済集積回路チップ夫々に分割する工程を有し、
    前記サポート部材が、前記半導体基板上の前記複数の集積回路チップ夫々の下方に位置する各サポート小区画の前記スクライブラインの下方に位置する外周部各辺の少なくとも一部領域に、前記サポート小区画より厚みが薄い薄膜部、又は表裏貫通した空隙部の少なくとも何れかを有する構成であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板の前記主面側に前記複数の集積回路を形成する第1工程と、
    前記第1工程終了後、前記半導体基板の前記裏面側に前記薄膜部又は前記空隙部を有する前記サポート部材を接着する第2工程と、
    前記第2工程終了後、前記半導体基板を前記サポート部材と共に前記スクライブラインに沿って切断し、前記複数のサポート済集積回路チップを形成する第3工程と、を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2工程終了後、前記第3工程前に、前記半導体基板及び前記サポート部材を固定化するためのダイシングテープを前記サポート部材の前記裏面側に粘着する第4工程を有し、
    前記第3工程が、前記ダイシングテープを切断することなく、前記主面側より前記スクライブラインに沿って前記半導体基板を前記サポート部材と共に切断する工程であり、当該切断工程終了後に、前記複数のサポート済集積回路チップ夫々を前記ダイシングテープから剥離する工程を更に有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板の前記主面側に前記複数の集積回路を形成する第1工程と、
    前記第1工程終了後、前記半導体基板を固定化するためのダイシングテープを前記半導体基板の前記主面側に粘着する第2工程と、
    前記第2工程終了後、前記スクライブラインに沿って前記裏面側より前記半導体基板を切断し、複数の前記集積回路チップを形成する第3工程と、
    前記第3工程終了後、前記半導体基板の前記裏面側に前記薄膜部又は前記空隙部を有する前記サポート部材を接着する第4工程と、
    前記第4工程終了後、前記スクライブラインに沿って前記裏面側より前記サポート部材を切断し、前記複数のサポート済集積回路チップを形成後、当該複数のサポート済集積回路チップ夫々を前記ダイシングテープから剥離する第5工程と、を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記サポート部材が、前記サポート小区画の前記外周部各辺の各コーナ領域に前記空隙部又は前記薄膜部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記サポート部材が、前記サポート小区画の前記外周部各辺の各コーナ領域以外に前記空隙部又は前記薄膜部を有することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記サポート部材が、前記サポート小区画の前記外周部各辺の全領域に前記薄膜部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記サポート部材を固定化するためのダイシングテープを、前記サポート部材となる前記薄膜部或いは前記空隙部が未形成状態の板材の裏面側に粘着する第1工程と、
    前記第1工程終了後、前記板材の一部領域をエッチングによって除去することで、前記サポート小区画の前記外周部各辺の全領域に前記空隙部が形成された前記サポート部材を作製する第2工程と、
    前記第2工程終了後、前記主面側に前記複数の集積回路が形成された前記半導体基板の前記裏面側と、前記サポート部材の前記主面側とを接着する第3工程と、
    前記第3工程終了後、前記スクライブラインに沿って前記半導体基板を切断し、前記複数のサポート済集積回路チップを形成した後、当該複数のサポート済集積回路チップ夫々を前記ダイシングテープから剥離する第4工程と、を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法によって製造されることを特徴とする半導体装置。
JP2006186053A 2006-07-05 2006-07-05 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2008016628A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186053A JP2008016628A (ja) 2006-07-05 2006-07-05 半導体装置及びその製造方法
US11/822,427 US7605057B2 (en) 2006-07-05 2007-07-05 Semiconductor device and manufacturing method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186053A JP2008016628A (ja) 2006-07-05 2006-07-05 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008016628A true JP2008016628A (ja) 2008-01-24

Family

ID=39029723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006186053A Pending JP2008016628A (ja) 2006-07-05 2006-07-05 半導体装置及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7605057B2 (ja)
JP (1) JP2008016628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020262560A1 (ja) * 2019-06-26 2020-12-30 京セラ株式会社 積層体および積層体の製造方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7496128B2 (en) 2003-03-08 2009-02-24 Regents Of The University Of Minnesota Multi-user interference resilient ultra wideband (UWB) communication
JP2009004406A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Disco Abrasive Syst Ltd 基板の加工方法
FI20105626A0 (fi) * 2010-06-03 2010-06-03 Hs Foils Oy Erittäin ohut berylliumikkuna ja menetelmä sen valmistamiseksi
US8202786B2 (en) 2010-07-15 2012-06-19 Infineon Technologies Austria Ag Method for manufacturing semiconductor devices having a glass substrate
US8865522B2 (en) 2010-07-15 2014-10-21 Infineon Technologies Austria Ag Method for manufacturing semiconductor devices having a glass substrate
US9029200B2 (en) * 2010-07-15 2015-05-12 Infineon Technologies Austria Ag Method for manufacturing semiconductor devices having a metallisation layer

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5552345A (en) * 1993-09-22 1996-09-03 Harris Corporation Die separation method for silicon on diamond circuit structures
JPH1167699A (ja) 1997-08-13 1999-03-09 Texas Instr Japan Ltd 半導体装置の製造方法
JP3441382B2 (ja) * 1998-10-14 2003-09-02 日本電信電話株式会社 半導体装置の製造方法
JP4479402B2 (ja) * 2004-07-29 2010-06-09 株式会社デンソー ダイシングラインの位置決め方法
US7101620B1 (en) * 2004-09-07 2006-09-05 National Semiconductor Corporation Thermal release wafer mount tape with B-stage adhesive
JP4618415B2 (ja) 2004-10-14 2011-01-26 Tdk株式会社 Icチップおよび非接触icカードの製造方法
US7435664B2 (en) * 2006-06-30 2008-10-14 Intel Corporation Wafer-level bonding for mechanically reinforced ultra-thin die

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020262560A1 (ja) * 2019-06-26 2020-12-30 京セラ株式会社 積層体および積層体の製造方法
JPWO2020262560A1 (ja) * 2019-06-26 2020-12-30
JP7314269B2 (ja) 2019-06-26 2023-07-25 京セラ株式会社 積層体および積層体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7605057B2 (en) 2009-10-20
US20080032485A1 (en) 2008-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI323931B (en) Taped lead frames and methods of making and using the same in semiconductor packaging
JP4751634B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008016628A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2007048920A (ja) 半導体装置の製造方法
US20070057361A1 (en) integrated circuit package and method of manufacture thereof
JP4093018B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2008218469A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2013120767A (ja) 半導体装置の製造方法
US11145515B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device with attached film
KR101014577B1 (ko) 반도체 장치, 및 반도체 장치를 제조하는 방법
JP2007116141A (ja) Wlpのパッケージ分離方法
US8101470B2 (en) Foil based semiconductor package
JP2001176898A (ja) 半導体パッケージの製造方法
US7566970B2 (en) Stacked bump structure and manufacturing method thereof
JP2001230224A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009026843A (ja) 半導体装置
JP2008091418A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20180233459A1 (en) Module, module manufacturing method, and package
JP4430062B2 (ja) Icチップ実装パッケージの製造方法
US7595255B2 (en) Method for manufacturing strip level substrate without warpage and method for manufacturing semiconductor package using the same
JP2005183868A (ja) 半導体装置およびその実装構造
CN112242371A (zh) 使用牺牲侧壁层制造薄半导体芯片的方法及其设备
JP2005191158A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7485493B2 (en) Singulating surface-mountable semiconductor devices and fitting external contacts to said devices
WO2023120196A1 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090616