JP2008004330A - 切り分け端子台、切り分け方法及び無停電切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御対象機器と制御装置間に切り分け端子台を直列に挿入し、制御対象機器と対向する側に新旧の制御装置を接続することにより、制御対象機器の稼動状態を維持したまま、新旧の制御装置を切り替えることが可能な切り分け端子台を提供する。
【解決手段】この切り分け端子台は、少なくとも断接部11、12、14、15(第1乃至第4の断接部)を備え、断接部11、12の断接部を直列接続した第1の回路と、断接部14、15を直列接続した第2の回路との一端Aを共通にして接続し、第1の回路と第2の回路の他端を制御装置に夫々接続する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、切り分け端子台及び無停電切替装置に関し、さらに詳しくは、制御対象機器が稼動状態を維持したまま、制御装置を切り替えることが可能な切り分け端子台に関するものである。
従来、制御対象機器の稼動状態を維持したまま制御装置側を切り替えるためには、装置を二重化しておき、一方の装置がダウン或いはメンテナンスのため停止した場合、他方の装置に自動的に切り替わって、制御対象機器の稼動状態が停止しないように制御している。しかし、一般には二重化を行なうためには多大の費用と設備が必要となるため、例えば、停止することにより人命、財産の安全が脅かされたり、社会に与える悪影響が大きくなる制御対象機器に限って実施されている。そのため、二重化されていない装置の場合、装置が故障したり、或いは装置の交換が必要な場合、その間は制御対象機器は停止せざるを得なかった。例えば、小規模の変電所の遮断器を遠隔制御する遠隔監視制御装置を交換する場合、ケーブルの張替え等を含めて、該当する電力ラインを数日間停電させる必要が生じる。また、大規模な変電所の場合は、該当する電力ラインを1週間位停電させなければならず、電力計画に大きな影響をおよぼす虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、制御対象機器と制御装置間に切り分け端子台を直列に挿入し、制御対象機器と対向する側に新旧の制御装置を接続することにより、制御対象機器の稼動状態を維持したまま、新旧の制御装置を切り替えることが可能な切り分け端子台を提供することを目的とする。
また他の目的は、制御対象機器の制御方法が電圧値又は電流値の何れかの場合、夫々に対応した切り分け端子台を提供することである。
また他の目的は、本発明の切り分け端子台を使用し、制御対象機器へ制御電圧及び制御電流を供給している回路や、制御対象機器の電流値や電圧値を計測するための計測信号を伝達している回路を無停電で切り替える無停電切替装置を提供することである。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、電圧値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、該制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替える切り分け端子台であって、前記切り分け端子台は、少なくとも第1の断接部及び第2の断接部を備え、該第1の断接部及び第2の断接部の一端を共通にして接続し、前記各断接部の他端を前記旧制御装置及び前記新制御装置に夫々接続する構成としたことを特徴とする。
制御対象機器の制御が電圧値により制御される場合、制御電圧が交換時に途切れないようにするために、2つの断接部を並列に接続して夫々の端子から同じ制御電圧を印加しておき、旧制御装置を取り外して新制御装置に切り替える。この場合、制御対象機器側からみると、制御電圧が停止することなく供給されていることになる。
請求項2は、電流値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、該制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替える切り分け端子台であって、前記切り分け端子台は、少なくとも第1乃至第4の断接部を備え、前記第1及び第2の断接部を直列接続した第1の回路と前記第3及び第4の断接部を直列接続した第2の回路との一端を共通にして接続し、前記各回路の他端を前記旧制御装置及び前記新制御装置に夫々接続する構成としたことを特徴とする。
制御対象機器の制御が電流値により制御される場合、制御電流が交換時に途切れないようにするために、2つの断接部を並列に接続して夫々の端子から同じ制御電流を印加しておき、旧制御装置を取り外して新制御装置に切り替える。この場合、制御対象機器側からみると、制御電流が停止することなく供給されていることになる。
請求項3は、コ字形状を有し、該コ字形状の導体と絶縁体を背中合わせに貼り合わせた構成の短絡バーを備えたことを特徴とする。
各切り分け端子は所定の形状で構成されている。従って、これらの切り分け端子を重ねて構成すると、各断接部の距離が一定の距離となる。そこで本発明では、隣接する断接部の距離になるように短絡バーをコ字形状に構成し、コ字形状の導体と絶縁体を背中合わせに貼り合わせるものである。
請求項4は、制御対象機器に制御電圧を供給する往復線路に請求項1に記載の切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の断接部に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、前記第2の断接部を断状態として前記新制御装置を接続し、次に該第2の断接部を接状態として前記新制御装置から前記制御電圧を供給すると共に、前記第1の断接部を断状態として前記旧制御装置を切り離す手順により行なうことを特徴とする。
電圧値により制御する場合、制御対象機器の制御線に夫々直列に切り分け端子台を挿入する。そして、電圧値の大小で制御を行なうため、制御線の両端を短絡しないように絶縁バーにより断接部を断状態とする。即ち、制御装置を接続したり切り離す場合に断接部を断状態とし、それ以外の場合は断接部を接状態となるようにするものである。
請求項5は、制御対象機器に制御電流を供給する往復線路に請求項2又は3に記載の切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の回路に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、前記第2の回路に備えられた前記新制御装置側に近い断接部を断状態として該新制御装置を接続し、次に前記制御対象機器側に近い各断接部に前記短絡バーを挿入してループを形成するように前記往復線路を短絡すると共に、前記旧制御装置側の線路を遮断し、その状態のまま前記第1の回路に接続された前記旧制御装置側に近い断接部を断状態とした後、前記短絡バーを取り除くと共に、前記第2の回路に接続され前記新制御装置側に近い断接部を接状態として前記旧制御装置を切り離す手順により行なうことを特徴とする。
電流値により制御する場合、制御対象機器の制御線に夫々直列に切り分け端子台を挿入する。そして、電流値が途切れないようにするため、制御線の両端を短絡バーにより短絡する。このとき、制御対象機器側の制御線は短絡するが、制御装置側の制御線は開放状態としておく。この状態で新旧の制御装置の切り替えを行い、切り替えが完了すると、全ての断接部が接状態となるようにする。
請求項6は、請求項1に記載の切り分け端子台と、電圧値により制御される制御対象機器と、該制御対象機器に制御電圧を供給すると共に、該制御対象機器の電圧値を計測する制御装置と、を備え、前記制御対象機器に制御電圧を供給する往復線路に前記切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の断接部に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、前記制御対象機器の稼動状態を維持したまま切り替え可能としたことを特徴とする。
本発明の切り分け端子台を制御対象機器と制御装置の間に備え、絶縁バーをコ字形状に構成して使用することにより、電圧値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま制御装置を切り替えることができる。更に、制御対象機器の電圧値を計測する計測回路も同時に切り替えることができる。
請求項7は、請求項2又は3に記載の切り分け端子台と、電流値により制御される制御対象機器と、該制御対象機器に制御電流を供給すると共に、該制御対象機器の電流値を計測する制御装置と、を備え、前記制御対象機器に制御電流を供給する往復線路に前記切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の回路に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、前記制御対象機器の稼動状態を維持したまま切り替え可能としたことを特徴とする。
本発明の切り分け端子台を制御対象機器と制御装置の間に備え、短絡バーをコ字形状に構成して使用することにより、電流値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま制御装置を切り替えすることができる。更に、制御対象機器の電流値を計測する計測回路も同時に切り替えることができる。
本発明によれば、電圧回路用の切り分け端子台は、少なくとも第1の断接部及び第2の断接部を備え、第1の断接部及び第2の断接部の一端を共通にして接続し、各断接部の他端を旧制御装置及び新制御装置に夫々接続する構成としたので、新旧の制御装置を個別に断接することができるため、電圧値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、この制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替えることができる。更に、制御対象機器の電圧値を計測する計測回路も同時に切り替えることができる。
また、電流回路用の切り分け端子台は、少なくとも第1乃至第4の断接部を備え、第1及び第2の断接部を直列接続した第1の回路と第3及び第4の断接部を直列接続した第2の回路との一端を共通にして接続し、各回路の他端を旧制御装置及び新制御装置に夫々接続する構成としたので、新旧の制御装置を個別に断接することができるため、電流値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、この制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替えることができる。更に、制御対象機器の電流値を計測する計測回路も同時に切り替えることができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の無停電切替装置の概略構成図である。この無停電切替装置100は、遠隔地から制御対象機器(屋外装置)を制御する遠隔監視制御装置(以下、単に制御装置と呼ぶ)1と、屋外装置1を稼動状態のまま制御装置1を切り替える切り分け端子台2と、制御対象機器である複数の屋外装置4a〜4nと、を備えて構成され、切り分け端子台2と屋外装置4a〜4nとはケーブル3により接続されている。尚、図では制御装置1に対して複数の屋外装置を制御するように記載されているが、1対1でも構わない。
次に無停電切替装置100の概略動作について説明する。例えば、制御装置1が古くなり新しい機種に切り替える場合、屋外装置4を稼動したまま切り替える必要があるとすると、本発明の切り分け端子台2を操作することにより屋外装置4を稼動状態のまま制御装置1を新しい機種に交換することができる(詳細は後述する)。また、屋外装置4は電圧値により制御されるタイプと、電流値により制御されるタイプがあり、各タイプ毎に切り分け端子台2の構成が異なる。また、制御装置1には、屋外装置4の電流値や電圧値を計測するための計測信号を伝達している計測回路も接続されており、この計測回路も含めて稼動状態のまま制御装置1を新しい機種に交換することができる。
図2は本発明の切り分け端子台の内部構成図である。図2(a)は電流回路用の切り分け端子台である。この切り分け端子台は、少なくとも断接部11、12、14、15(第1乃至第4の断接部)を備え、断接部11、12の断接部を直列接続した第1の回路と、断接部14、15を直列接続した第2の回路との一端Aを共通にして接続し、第1の回路と第2の回路の他端を制御装置に夫々接続する構成とした。尚、切り分け端子台は線路の片側に同じものが1つずつ備えられる。また、各断接部は例えば断接部11を例に採ると、バネ状の可動接点11A、11Bが導体11Cを挟むように接触している。従って、通常状態では第1の回路と第2の回路は点線のように導通経路が形成されている。また、一端Aには図示しない屋外装置への制御線を接続するためのネジ部10があり、他端は図示しない制御装置への制御線を接続するためのネジ部13、16がある。
図2(b)は電圧回路用の切り分け端子台であり、図2(b−A)は通常状態を表し、図2(b−B)は一方の断接部を断状態にしたときの図である。この切り分け端子台は、少なくとも断接部21(第1の断接部)及び断接部23(第2の断接部)を備え、断接部21及び断接部23の一端Bを共通にして接続し、断接部21及び断接部23の他端を制御装置に夫々接続する構成とした。尚、切り分け端子台は線路の片側に同じものが1つずつ備えられる。また、各断接部は図2(a)と同様の構成である。従って、通常状態では点線のように導通経路が形成されている。また、一端Bには図示しない屋外装置への制御線を接続するためのネジ部20があり、他端は図示しない制御装置への制御線を接続するためのネジ部22、24がある。
次に図2(b−B)を参照すると、断接部23に絶縁バー25(詳細は後述する)を挿入すると、可動接点23a、23bが導体23cから離れて回路が非導通となる。
図3は本発明の電流回路用の切り分け端子台の外観構成図である。同じ構成要素には図2と同じ参照番号を付して説明する。図3(a)は上面図、(b)は前面図、(c)は裏面図、(d)は複数の切り分け端子台を固定金具により集積した前面図である。切り分け端子台は外部の衝撃や塵埃から接点を保護するために、外形はカバーに覆われている。そして、カバーの両端に切り分け端子台を固定するための固定ネジ17、18が備えられている。次に図3(d)を参照すると、複数の切り分け端子台を積層して固定金具19、20に固定ネジ17、18により固定される。また固定金具19、20は図示しない筐体等にネジ穴19a〜19c、及び20a〜20cにより固定される。このような構成にすることにより、各切り分け端子台の断接部のピッチDを一定とすることができる。
図4は本発明の切り分け端子台を使用した接続形態を模式化した図である。図4(a)は電圧回路用であり、図4(b)は電流回路用である。図4(a)の接続形態では、制御対象機器40の端子40a、40bから線路46、47が図2(b)で説明した切り分け端子台41の端子41a、41bに接続される。尚、切り分け端子台41は図2(b)で説明した切り分け端子台がA、B2つあり、各線路46、47に夫々直列に接続される。切り分け端子台Aには断接部a、bを有し、切り分け端子台Bには断接部c、dを有している。例えば、通常稼動状態で旧制御装置43が切り分け端子台A、Bの端子41d、41fに接続され、旧制御装置43内の電源45から制御対象機器40に制御電圧Vを供給している状態において、何らかの理由により旧制御装置43を新制御装置42に交換する必要が生じた場合について説明する。
この例では、制御対象機器40は、制御電圧Vが供給されているときに稼動状態とし、制御電圧Vが供給されなくなると運転を停止するものとする。このような状況下で制御対象機器40の稼動状態を維持したまま、旧制御装置43を新制御装置42に交換するためには、制御電圧を停止しないことが必要である。まず、新制御装置42を切り分け端子台41の端子41c、41eに接続するために、断接部a、cに絶縁バーを挿入して断状態とする。これにより、新制御装置42を接続している際に発生するノイズや異常電圧を線路46、47に流して制御電圧Vを乱すことを防止することができる。この状態で新制御装置42の電源44の電圧をチェックして制御電圧Vが正常値であることを確認する。そして、絶縁バーを引き抜き、断接部a、cを接状態とする。これにより、新制御装置42と旧制御装置43の電源が線路46、47に並列に供給されたことになる(尚、条件として新制御装置42と旧制御装置43の制御電圧Vは同電位とする)。次に旧制御装置43を切り離すために、断接部b、dに絶縁バーを挿入して断状態とする。これにより、旧制御装置43を切り離している際に発生するノイズや異常電圧を線路46、47に流して制御電圧Vを乱すことを防止することができる。そして旧制御装置43の切り離しが完了すると、絶縁バーを引き抜き、断接部b、dを接状態とする。この結果、制御対象機器40を稼動状態のまま、制御装置が旧制御装置43から新制御装置42に切り替わったことになる。
図4(b)の接続形態では、制御対象機器50の端子50a、50bから線路57、58が図2(a)で説明した切り分け端子台52の端子52a、52bに接続される。尚、切り分け端子台52は図2(a)で説明した切り分け端子台がA、B2つあり、各線路57、58に夫々直列に接続される。切り分け端子台Aには断接部a、b、c、dを有し、切り分け端子台Bには断接部e、f、g、hを有している。例えば、通常稼動状態で旧制御装置54が切り分け端子台A、Bの端子52d、52fに接続され、旧制御装置54内の電流監視計56により監視しながら、電源51から制御対象機器50に制御電流Iを供給している状態において、何らかの理由により旧制御装置54を新制御装置53に交換する必要が生じた場合について説明する。
この例では、制御対象機器50は、制御電流Iが供給されているときに稼動状態とし、制御電流Iが供給されなくなると運転を停止するものとする。このような状況下で制御対象機器50の稼動状態を維持したまま、旧制御装置54を新制御装置53に交換するためには、制御電流Iを停止しないことが必要である。まず、新制御装置53を切り分け端子台52の端子52c、52eに接続するために、断接部b、fに絶縁バーを挿入して断状態とする。そして新制御装置53を切り分け端子台52の端子52c、52eに接続する。これにより、新制御装置53を接続している際に発生するノイズや異常電圧を線路57、58に流して制御電流Iを乱すことを防止することができる。次に線路57、58の制御対象機器50側を短絡し、且つ制御装置側を断状態とするために、短絡バー54、55(詳細は後述する)を断接部a、e及びc、g間に挿入すると共に、断接部d、hに絶縁バーを挿入する。この状態では線路57、58は断接部a、e、及びc、gにより短絡され、電流ループが形成される。次にこの状態のまま短絡バー54、55と断接部b、fに挿入した絶縁バーを引き抜き、断接部a、b、e、fを接状態とする。これにより、新制御装置53と線路57、58が接続されたことになる。次に旧制御装置54を端子52d、52fから取り外し、最後に絶縁バーを断接部d、hから引き抜き、断接部d、hを接状態とする。この結果、制御対象機器50を稼動状態のまま、制御装置が旧制御装置54から新制御装置53に切り替わったことになる。
図5は電圧回路における切り分け端子台の切り替え手順を模式化した図である。尚、この図では一方の切り分け端子台の手順のみ記してある。同じ構成要素には図2(b)と同じ参照番号を付して説明する。尚、ケーブル27には図示しない制御対象機器が接続され、ケーブル28には図示しない旧制御装置が接続され、ケーブル29には図示しない新制御装置が接続されるものとする。
この例では、図示しない制御対象機器は、制御電圧が供給されているときに稼動状態とし、制御電圧が供給されなくなると運転を停止するものとする。このような状況下で制御対象機器の稼動状態を維持したまま、旧制御装置を新制御装置に交換するためには、制御電圧を停止しないことが必要である。
step1:ケーブル27に制御対象機器が接続され、ケーブル28には旧制御装置が接続されている(図5(a))。
step2:step1の状態からまず、新制御装置を切り分け端子台の端子22に接続するために、断接部21に絶縁バー25を挿入して断状態とする。これにより、新制御装置42を接続している際に発生するノイズや異常電圧を線路に流して制御電圧を乱すことを防止することができる。この状態で新制御装置の電源電圧をチェックして制御電圧が正常値であることを確認する(図5(b))。
step3:そして、ケーブル29を端子22に接続して、絶縁バー25を引き抜き、断接部21を再び接状態とする。これにより、新制御装置と旧制御装置の電源が線路に並列に供給されたことになる(尚、条件として新制御装置と旧制御装置の制御電圧Vは同電位とする)(図5(c))。
step4:次に旧制御装置を切り離すために、断接部23に絶縁バー25を挿入して断状態として、ケーブル28を端子24から取り外す。これにより、旧制御装置を切り離している際に発生するノイズや異常電圧を線路に流して制御電圧を乱すことを防止することができる。そして旧制御装置の切り離しが完了すると、絶縁バー25を引き抜き、断接部23を再び接状態とする(図示せず)。この結果、制御対象機器を稼動状態のまま、制御装置が旧制御装置から新制御装置に切り替わったことになる(図5(d))。
図6は電流回路における切り分け端子台の切り替え手順を模式化した図である。この例では、制御対象機器は、制御電流が供給されているときに稼動状態とし、制御電流が供給されなくなると運転を停止するものとする。このような状況下で制御対象機器の稼動状態を維持したまま、旧制御装置を新制御装置に交換するためには、制御電流を停止しないことが必要である。尚、説明の都合上図の上側を第1回路、下側を第2回路と呼ぶ。
step1:ケーブル30a、30bに制御対象機器が接続され、ケーブル32a、32bには旧制御装置が接続されている(図6(a))。
step2:まず、新制御装置のケーブル31a、31bを切り分け端子台の端子13a.13bに接続するために、断接部12a、12bに絶縁バー25を挿入して断状態とする。そして新制御装置のケーブル31a、31bを切り分け端子台の端子13a.13bに接続する。これにより、新制御装置を接続している際に発生するノイズや異常電圧をケーブル30a、30bに流して制御電流を乱すことを防止することができる(図6(b))。
step3:次にケーブル30a、30bに接続された制御対象機器側を短絡し、且つ制御装置側を断状態とするために、2つの短絡バー26を断接部11a、11b及び14a、14b間に挿入する。この状態ではケーブル30a、30bは断接部11a、11b及び14a、14bにより短絡され、電流ループが形成される(図6(c))。
step4:次に断接部15a、15bに絶縁バー25を挿入して断接部15a、15bを断状態とする(図6(d))。
step5:次にこの状態のまま短絡バー26と断接部12a、12bに挿入した絶縁バー25を引き抜き、断接部11a、12a、11b、12bを接状態とする。これにより、新制御装置とケーブル30a、30bが接続されたことになる。次に旧制御装置のケーブル32a、32bを端子16a、16bから取り外す(図6(e))。
step6:最後に絶縁バー25を断接部15a、15bから引き抜き、断接部15a、15bを接状態とする。この結果、制御対象機器を稼動状態のまま、制御装置が旧制御装置から新制御装置に切り替わったことになる(図6(f))。
図7は本発明の切り分け端子台に使用されるバーの一例を示す斜視図である。図7(a)は短絡バーの図であり、この短絡バー26はコ字形状を有し、コ字形状の導体26aと絶縁体26bを背中合わせに貼り合わせた構成とし、先端を挿入しやすいようにテーパ形状26cにしてある。図7(b)は絶縁バーの図であり、この絶縁バー25は絶縁体25aをコ字形状にして先端を挿入しやすいようにテーパ形状25bにしてある。尚、これは一例であり、他の形状でも構わない。
以上のとおり本発明によれば、電圧回路用の切り分け端子台は、少なくとも断接部21及び断接部23を備え、断接部21及び断接部23の一端を共通にして接続し、各断接部の他端を旧制御装置及び新制御装置に夫々接続する構成としたので、新旧の制御装置を個別に断接することができる。
また、制御対象機器に制御電圧を供給する往復線路に切り分け端子台を夫々直列に挿入し、各断接部を接状態として断接部23に旧制御装置を接続した状態で旧制御装置を新制御装置に切り替える場合、断接部21を断状態として新制御装置を接続し、次に断接部21を接状態として新制御装置から制御電圧を供給すると共に、断接部23を断状態として旧制御装置を切り離すので、電圧値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、この制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替えることができる。
また、電流回路用の切り分け端子台は、少なくとも断接部11、12、14、15を備え、断接部11、12を直列接続した第1の回路と断接部14、15を直列接続した第2の回路との一端を共通にして接続し、各回路の他端を旧制御装置及び新制御装置に夫々接続する構成としたので、新旧の制御装置を個別に断接することができる。
また、制御対象機器に制御電流を供給する線路に切り分け端子台を夫々直列に挿入し、各断接部を接状態として第1の回路に旧制御装置を接続した状態で旧制御装置を新制御装置に切り替える場合、第2の回路に備えられた新制御装置側に近い断接部を断状態としてこの新制御装置を接続し、次に制御対象機器側に近い各断接部に短絡バー26を挿入してループを形成するように線路を短絡すると共に、旧制御装置側の線路を遮断し、その状態のまま第1の回路に接続された旧制御装置側に近い断接部を断状態とした後、短絡バー26を取り除くと共に、第2の回路に接続され新制御装置側に近い断接部を接状態として旧制御装置を切り離すので、電流値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、この制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替えることができる。
また、短絡バー26はコ字形状を有し、コ字形状の導体26aと絶縁体26bを背中合わせに貼り合わせた構成としたので、隣接する断接部の異なる断接部を同時に接状態若しくは断状態とすることができる。
また、制御対象機器に制御電圧を供給する線路に切り分け端子台を夫々直列に挿入し、各断接部を接状態として断接部23に旧制御装置を接続した状態でこの旧制御装置を新制御装置に切り替える場合、制御対象機器の稼動状態を維持したまま切り替え可能としたので、制御電圧を送信する制御回路と制御対象機器の電圧値を計測する計測回路も同時に無停電状態で切り替え作業を行うことができる。
また、制御対象機器に制御電流を供給する線路に切り分け端子台を夫々直列に挿入し、各断接部を接状態として第1の回路に旧制御装置を接続した状態でこの旧制御装置を新制御装置に切り替える場合、制御対象機器の稼動状態を維持したまま切り替え可能としたので、制御電流を送信する制御回路と制御対象機器の電流値を計測する計測回路も同時に無停電状態で切り替え作業を行うことができる。
本発明の無停電切替装置の概略構成図である。 本発明の切り分け端子台の内部構成図である。 本発明の電流回路用の切り分け端子台の外観構成図である。 本発明の切り分け端子台を使用した接続形態を模式化した図である。 電圧回路における切り分け端子台の切り替え手順を模式化した図である。 電流回路における切り分け端子台の切り替え手順を模式化した図である。 本発明の切り分け端子台に使用されるバーの一例を示す斜視図である。
符号の説明
50 制御対象機器、50a、50b、52d、52f 端子、51 電源、52 切り分け端子台、53 新制御装置、54 旧制御装置、56 電流監視計、57、58 線路、a、b、c、d、e、f、g、h 断接部、I 制御電流

Claims (7)

  1. 電圧値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、該制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替える切り分け端子台であって、
    前記切り分け端子台は、少なくとも第1の断接部及び第2の断接部を備え、該第1の断接部及び第2の断接部の一端を共通にして接続し、前記各断接部の他端を前記旧制御装置及び前記新制御装置に夫々接続する構成としたことを特徴とする切り分け端子台。
  2. 電流値により制御される制御対象機器の稼動状態を維持したまま、該制御対象機器を制御していた旧制御装置を新制御装置に切り替える切り分け端子台であって、
    前記切り分け端子台は、少なくとも第1乃至第4の断接部を備え、前記第1及び第2の断接部を直列接続した第1の回路と前記第3及び第4の断接部を直列接続した第2の回路との一端を共通にして接続し、前記各回路の他端を前記旧制御装置及び前記新制御装置に夫々接続する構成としたことを特徴とする切り分け端子台。
  3. コ字形状を有し、該コ字形状の導体と絶縁体を背中合わせに貼り合わせた構成の短絡バーを備えたことを特徴とする請求項2に記載の切り分け端子台。
  4. 制御対象機器に制御電圧を供給する往復線路に請求項1に記載の切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の断接部に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、
    前記第2の断接部を断状態として前記新制御装置を接続し、次に該第2の断接部を接状態として前記新制御装置から前記制御電圧を供給すると共に、前記第1の断接部を断状態として前記旧制御装置を切り離す手順により行なうことを特徴とする切り分け端子台の切り分け方法。
  5. 制御対象機器に制御電流を供給する往復線路に請求項2又は3に記載の切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の回路に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、
    前記第2の回路に備えられた前記新制御装置側に近い断接部を断状態として該新制御装置を接続し、次に前記制御対象機器側に近い各断接部に前記短絡バーを挿入してループを形成するように前記往復線路を短絡すると共に、前記旧制御装置側の線路を遮断し、その状態のまま前記第1の回路に接続された前記旧制御装置側に近い断接部を断状態とした後、前記短絡バーを取り除くと共に、前記第2の回路に接続され前記新制御装置側に近い断接部を接状態として前記旧制御装置を切り離す手順により行なうことを特徴とする切り分け端子台の切り分け方法。
  6. 請求項1に記載の切り分け端子台と、電圧値により制御される制御対象機器と、該制御対象機器に制御電圧を供給すると共に、該制御対象機器の電圧値を計測する制御装置と、を備え、
    前記制御対象機器に制御電圧を供給する往復線路に前記切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の断接部に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、前記制御対象機器の稼動状態を維持したまま切り替え可能としたことを特徴とする無停電切替装置。
  7. 請求項2又は3に記載の切り分け端子台と、電流値により制御される制御対象機器と、該制御対象機器に制御電流を供給すると共に、該制御対象機器の電流値を計測する制御装置と、を備え、
    前記制御対象機器に制御電流を供給する往復線路に前記切り分け端子台を夫々直列に挿入し、前記各断接部を接状態として前記第1の回路に前記旧制御装置を接続した状態で該旧制御装置を前記新制御装置に切り替える場合、前記制御対象機器の稼動状態を維持したまま切り替え可能としたことを特徴とする無停電切替装置。
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