JP2007503598A - マイクロミラーのヒンジとミラープレートとの間の空間を低減したマイクロミラー - Google Patents

マイクロミラーのヒンジとミラープレートとの間の空間を低減したマイクロミラー Download PDF

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Abstract

マイクロミラー装置のアレイを備えた空間光変調器が、そのような空間光変調器を作製する方法とともに開示される。隣接するマイクロミラー装置の中心間の距離と隙間とが、光学効率と性能の質を最適化するために用いられる光源と対応して決定される。マイクロミラー装置は基板上で形成されたヒンジ支持体とヒンジ支持体によって保持されるヒンジとを備える。ミラープレートはコンタクトを介してヒンジと接続され、ミラープレートとヒンジとの間の距離はミラープレートの所望の最大回転角度と隣接するマイクロミラー間の最適な隙間とピッチとによって決定される。このような空間光変調器を製造する方法では、1つの犠牲層が基板上に堆積され、次いでミラープレートを形成し、別の犠牲層がミラープレート上に堆積され、次いでヒンジ支持体を形成する。2つの犠牲層は、自発的な気相化学エッチャントを用いて、隣接するミラー装置間の小さい隙間を介して除去される。このような空間光変調器および光源と、光源からの光をマイクロミラーのアレイ上で集光する集光光学系と、マイクロミラーのアレイから選択的に反射された光をターゲット上に投射する投射光学系と、マイクロミラーをアレイで選択的に作動するための制御器とを備えた投射システムも開示される。

Description

本発明は、概して、微小電気機械システムの技術に関し、特に、表示システムで使用するための複数のマイクロミラーを備えるマイクロミラーアレイ装置に関する。
発明の背景
本発明は、例えば投射型表示装置用(またはステアリング・ライト・ビーム、マスクレスリソグラフィーおよびマスクレスマイクロアレイ製造用)のマイクロミラーアレイ内に設けられる反射マイクロミラーを有する空間光変調器に関する。簡略化された当該表示システムを図1に示す。非常に基本的な構成において、表示装置100は、光源102と、光学デバイス(例えばライトパイプ104、集光レンズ106および投射レンズ108)と、表示ターゲット112と、複数のマイクロミラー装置(例えばマイクロミラー装置のアレイ)をさらに備えた空間光変調器110とを備えている。光源102(例えばアーク燈)は、光積分器/パイプ104および集光レンズ106を通って空間光変調器110上に光を出射する。空間光変調器110のマイクロミラーは、(例えば2002年5月14日付で発行され、本願において援用される米国特許第6,388,661号に開示されているように)制御器によって、「ON」位置では入射光を投射光学系108へ反射するよう選択的に作動され、その結果、表示ターゲット112(スクリーン、観察者の目、感光性材料など)上で画像となる。概して、(各々が赤、緑、赤色)の3色の原色のうちの1つを変調するよう指定されている)4つ以上の空間光変調器を採用したシステムなど、より複雑な光学システムが、特にカラー画像を表示する用途で用いられることが多い。
表示システムの画像は明るいことが望ましい場合が多い。明るい画像は、マイクロミラーアレイ自体の光学効率(ミラーの充填率、回折、反射率など)および投射システムの光学効率(光源、フィルターおよびレンズを介した光の損失、マイクロミラーアレイの光学効率など)を含む多数の要因によって作ることができる。投射表示システムの輝度を上げる1つの方法は、より短いアーク長さのアーク燈を用いることである。例えば、アーク長さが0.7mmまたは1.0mmだと、アーク長さが1.3mmまたは1.6mmのランプよりも高輝度である。というのは、アーク長さがより短いランプによって発生した光線は、光学システムをより簡単に通過することができるからである。
ただし、投射システムでアーク燈を使用するには、好適な寸法のマイクロミラーアレイを利用することが好ましい。特に、投射システムの光学効率(またはより具体的にはアレイへの光源の光学結合効率で、その効率で空間光変調器によって画像の明るさが作られる)が低下されるべきではない場合には、所定のアーク長さを有するアーク燈に対して、空間光変調器はサイズが十分大きいことが望ましい。しかしながら、大きな空間光変調器は、製造および光学素子(例えば、集光および投射レンズ)の費用が高くなるなど多くの要因により、費用効率が良くない。表示システムおよび空間光変調器の実際の設計では、費用効率と光学効率はバランスを取る必要があり、それによって空間光変調器の最適な大きさができる。
マイクロミラーアレイの径(diameter;差し渡し)は、(マイクロミラーアレイのマイクロミラーの数として規定される)マイクロミラーアレイの所定の解像度については、(隣接するマイクロミラーの中心間の距離と規定される)マイクロミラーピッチに比例する。最適なサイズの空間光変調器を考えると、より高い解像度を望むのであれば、マイクロミラーピッチを小さくする必要がある。ミラーピッチは、隣接するマイクロミラー間の隙間とマイクロミラーのサイズとの合計であるので、(全体のアレイサイズに対する反射面積の割合で、ピッチに対するミラーサイズの比率によって測定される)充填率が損なわれるべきでない場合にミラーピッチを小さくするためには、隣接するマイクロミラー間の隙間を小さくすることが求められる。
したがって、マイクロミラー装置のアレイを有する空間光変調器とそのような空間光変調器を作製する方法とが必要とされ、それによって同じ最適なサイズを維持しながら解像度をより高くすることができる。
発明の概略
本発明では、空間光変調器のマイクロミラーアレイの設計とその作製方法との両方が提供される。この空間光変調器によって、良好な解像度と光学効率とを可能にしながら、全体的な寸法が小さいマイクロミラーアレイが可能となる。さらに、この空間光変調器によって、マイクロミラーアレイの寸法を同じにしながら、解像度と光学効率をより高くすることができる。本発明の多数の実施形態においては、マイクロミラーアレイは10.16μm以下のピッチを有するよう構成されている。他の実施形態においては、マイクロミラーアレイの設計は、隣接するマイクロミラー間の隙間が0.5μm以下であるマイクロミラーアレイを含む。その他の実施形態では、その隙間は0.1〜0.5μmである。さらに別の実施形態では、マイクロミラーは、ON位置とOFF位置が対称でないように構成されている。さらなる実施形態においては、ミラーアレイを作製する方法は、自発的な気相化学エッチャントを用いて、通常の寸法よりも小さいミラーを提供する。
本発明の一実施形態においては、ある方法が開示されている。この方法は、基板の上に2つの犠牲層を堆積することと、2つの犠牲層のうちの一方にミラープレートのアレイを形成することと、各ミラープレートについて、2つの犠牲層のうち他方の犠牲層に、ヒンジを形成し、ミラープレートとヒンジとの間にある犠牲層は0.15〜0.45μmであることと、自発的な気相化学エッチャントを用いて2つの犠牲層のうちの一方または両方の少なくとも一部を除去することとを含む。
本発明の別の実施形態においては空間光変調器が開示されている。この空間光変調器は可動式ミラープレートのアレイを備え、各ミラープレートは、ヒンジ構造体が形成された基板に対してミラープレートが回転できるように、ヒンジ構造体で支持されたヒンジに取り付けられ、ヒンジとミラープレートとは0.5〜1.5μm離れている。
本発明のさらに別の実施形態においては投射器が開示されている。この投射器は、光源と;空間光変調器であって、ミラー装置への入射光を選択的に反射するために基板上に形成されたミラー装置のアレイをさらに備え、各ミラー装置は、光を反射するためのミラープレートと、基板に対してミラープレートが回転できるようにミラープレートに取り付けられたヒンジであって、ヒンジとミラープレートとは0.5〜1.5μm離れているヒンジと、基板上でヒンジを保持するために基板の上にあるヒンジ支持体とを備えたミラー装置をさらに備えた空間光変調器と;光源からの光を空間光変調器に向けるための集光レンズと;空間光変調器から反射した光を集光し表示ターゲット上に向ける投射レンズとを備えている。
本発明のさらに別の実施形態においては投射器が開示されている。この投射器は、光源と空間光変調器とを備え、空間光変調器は、基板上に形成され、ミラープレートに入射する光線を選択的に反射するための可動式ミラープレートのアレイをさらに備え、隣接するミラープレートの中心間の距離は4.38〜10.16μmである。
添付の特許請求の範囲に本発明の特徴を特に記載しているが、本発明は、その目的および利点とともに、添付の図面と合わせて以下の詳細な説明から最も良く理解されよう。
図1は、空間光変調器を採用した例示的な表示システムを概略的に示す。
図2は、マイクロミラーのアレイを有する例示的な空間光変調器を示す。
図3は、マイクロミラーアレイの径に対する、マイクロミラーアレイによって生成された画像の明るさと、マイクロミラーアレイの製造費と、(費用ごとの明るさと規定された)値を概略的に示す図である。
図4は、種々の解像度でのマイクロミラーアレイの径を備えるピッチサイズの変動を計算する。
図5は、画素ピッチに対するマイクロミラーアレイ装置の照射効率の変動を計算する。
図6aは、対称的に回転する2つの隣接するミラープレートで規定される最小の隙間を概略的に示す。
図6bは、対称的に回転する2つの隣接するミラープレートで規定される別の最小の隙間を概略的に示し、ミラープレートとヒンジとの間の距離は図6aの距離よりも小さい。
図6cは、非対称的に回転する2つの隣接するミラープレートで規定されるさらに別の最小の隙間を概略的に示し、ミラープレートとヒンジとの間の距離は図6bの距離と同じである。
図7は、一方のマイクロミラーがOFF状態で他方がON状態であるときの2つの隣接するミラープレートの相対的な回転位置を示す2つの隣接するマイクロミラーの断面図である。
図8aは、本発明の一実施形態にかかる例示的なマイクロミラーアレイを示す。
図8bは、図8aのマイクロミラーアレイのマイクロミラー装置を示す。
図9aは、本発明の一実施形態にかかる別の例示的なマイクロミラーアレイを示す。
図9bは、図9aのマイクロミラーアレイのマイクロミラー装置を示す。
図10aから図10cは、例示的な製造プロセス中のマイクロミラーの断面図である。
図11は、犠牲層を除去するためのエッチングプロセスで実行される工程を示すフローチャートである。
図12は、図11のエッチングプロセスで使用される主な構成部品を示すブロック図である。
図13は、エッチングプロセスの最中のミラー装置の断面図である。
発明の詳細な説明
本発明では、空間光変調器のマイクロミラーアレイの設計とその作製方法との両方が提供される。この空間光変調器によって、解像度と光学効率とを良好にしながら、全体の寸法が小さいマイクロミラーアレイが可能となる。さらに、この空間光変調器によって、空間光変調器のマイクロミラーアレイの全体の寸法を同じにしながら、解像度と光学効率をより高くすることができる。
本発明によると、表示システムの光源は、好ましくは1.6mm以下、より好ましくは1.3mm以下、さらに好ましくは1.0mm以下の短いアーク長さを有するアーク燈である。アーク燈の電力は100〜250ワットであるのが好ましい。
図2を参照すると、マイクロミラーアレイと空間光変調器の寸法が規定されている。空間光変調器110は、m×nのマイクロミラー(例えばマイクロミラー装置114)を有するマイクロミラーのアレイを備えている。なお、mおよびnは、アレイの列と行のマイクロミラー装置の数をそれぞれ表している。マイクロミラーアレイはまた、一般にインチで測定される明確な対角線を有している。挿入図で示されているように、隙間とピッチが2つの隣接するマイクロミラーによって規定されている。Lplateはマイクロミラーのサイズを示し、Wpostはマイクロミラーのポスト面積を示している。ポスト面積は、ミラープレートを保持するためのポスト(例えば図8bおよび図9bのポスト219)が形成された面積である。挿入図は、矩形状のマイクロミラーの寸法と隣接するマイクロミラーの寸法を示しているが、それらの寸法規定は任意のマイクロミラーおよびマイクロミラーアレイに適用されることができる。
費用効率の要求を満たしながらアーク燈を表示システムの光源として適合させるために、空間光変調器のマイクロミラーアレイにとって最適な径(diameter)が決定される。例えば、アーク長さが約1.0mmのアーク燈を用いた表示システムでは、アーク燈からの光を変調する空間光変調器によって生成された画像の明るさと、空間光変調器の費用と、(費用ごとの明るさとして規定された)値とが、空間光変調器の全体の径に対して、図3にてプロットされている。図3を参照すると、明るさと費用は、右側のY軸に対して破線と点線でそれぞれプロットされている。値は左側のY軸に対して実線でプロットされている。この図面からわかるように、明るさは、マイクロミラーアレイの径が大きくなるにつれて大きくなり、マイクロミラーアレイの径が約0.8インチを超えると飽和になる。単純近似として、費用はマイクロミラーアレイの径に直線的に比例する。費用ごとの明るさとして規定された値はマイクロミラーアレイの径とともに変動し、径が約0.7インチのときに最大値を示す。本発明によると、マイクロミラーアレイの径は0.55〜0.8インチであるのが好ましく、0.65〜0.75インチであるのがより好ましく、約0.7インチであるのがより好ましい。
空間光変調器内のマイクロミラーアレイの径を考えると、マイクロミラーアレイの(隣接するマイクロミラーの中心間の距離として規定される)ピッチは、マイクロミラーアレイの解像度に依存する。ピッチは以下のように表されることができる。
Figure 2007503598
図4は、種々の解像度でのマイクロミラーアレイのピッチ対径の変化を示している。図4を参照すると、白丸、白四角、白三角および黒丸は、1280×720、1400×1050、1600×1200および1920×1080をそれぞれ表している。径が約0.38インチの場合、最適なピッチサイズは4.38〜6.57μmで、解像度は1920×1080から1280×720まで変化することが図からわかる。マイクロミラーアレイの径が約0.54インチの場合、最適なピッチサイズは6.23〜9.34μmで、解像度は1920×1080から1280×720まで変化する。マイクロミラーアレイの径が約0.7インチの場合、最適なピッチサイズは8.07〜12.11μmで、解像度は1920×1080から1280×720まで変化する。マイクロミラーアレイの径が約0.86インチの場合、最適なピッチサイズは9.92〜14.87μmで、解像度は1920×1080から1280×720まで変化する。
マイクロミラーアレイの径は、2つの寸法パラメータ、すなわち、図2で規定するように、マイクロミラーのミラープレート(Lplate)の対角線と、隣接するマイクロミラー間の隙間とに依存する。2つのパラメータのうち隙間は、光を反射する際のマイクロミラーの光学効率を低下させる。この種の低下は、照射効率の観点から分析することができる(照射効率は、マイクロミラーアレイの全面積に対する全有効反射面積の割合として規定されるため)。具体的には、照射効率(eff)は以下のように表すことができる。
Figure 2007503598
ここで、項(pitch−gap)−2×Wpost は、マイクロミラーアレイのマイクロミラーの全有効反射面積であり、pitchは、マイクロミラーアレイのマイクロミラーの全面積である。図5は、ポストのサイズが固定され(Wpost=1.0μm)、隙間のサイズが0.5μm、0.25μmおよび0.15μmである、照射効率対ピッチサイズをプロットしている。具体的には、黒三角の線、黒丸の線および黒丸の線は、それぞれ、隙間が0.25μm、0.5μmおよび0.15μmでポストサイズが0.5μmであるときの画素ピッチへの照射効率の依存度をプロットしている。この図から、隙間が約0.25μmである場合、85%よりも高い照射効率を得るためにマイクロミラーアレイのピッチサイズは少なくとも4.38μmであることが理解できる。そして、隙間が約0.5μmである場合、85%よりも高い照射効率を得るためにマイクロミラーアレイのピッチサイズは少なくとも8.07μmである。照射効率が90%よりも高いことが望まれている場合、隙間のサイズが約0.15μm、0.25μmおよび0.5μmであると、ピッチサイズはそれぞれ少なくとも4.38μm、6.23μmおよび10.16μmである。本発明において、マイクロミラーアレイ装置のピッチサイズは4.38〜10.16μmであるのが好ましく、4.38〜9.34μmであるのが好ましく、4.38〜6.57μmであるのが好ましく、6.23〜9.34μmであるのが好ましく、8.07〜10.16μmであるのがより好ましい。また、隣接するマイクロミラー間の隙間は0.5μm以下であるのが好ましく、0.25〜0.5μmであるのがより好ましく、0.15〜0.25μmであるのがより好ましい。
上述のように、表示システムの光学効率および費用効果の点において、表示システムの空間光変調器内のマイクロミラーアレイは、最適な径を有している。径が最適なマイクロミラーアレイに対しては、より多くのマイクロミラーを収容してより高い解像度を達成するためにマイクロミラーアレイのピッチサイズを小さくすることが望まれる。ピッチはマイクロミラーの長さと隣接するマイクロミラー間の隙間との合計であるので、ピッチは、マイクロミラーサイズを小さくするかまたは隣接するマイクロミラー間の隙間を小さくするかのいずれかによって小さくすることができる。しかしながら、隙間のサイズを小さくせずにマイクロミラーのサイズを小さくすると、図5を参照して述べたように、マイクロミラーアレイの照射効率が低下する。それゆえ、ミラーサイズを小さくすることだけでなく、隙間を小さくすることは、所定の最適径のマイクロミラーアレイに対してより高い解像度を達成するのに好まれる。隙間サイズとミラーサイズを小さくすることによってピッチを小さくすることができるが、隙間サイズとミラーサイズの双方が小さくされる必要はない。特に、隙間を小さくすることは、それが達成可能であるならば、ピッチを小さくするために好まれる。所望の小さいピッチが隙間を小さくするだけでは達成できない場合、ミラーサイズが小さくされる。
マイクロミラーアレイの隣接するマイクロミラー間の隙間を小さくすることを可能にするために、本発明のマイクロミラーは、マイクロミラーのミラープレートが回転軸に沿って非対称に回転するよう構成されている。なぜならば、本発明のマイクロミラーは、非対称な回転によって対称的な回転より隙間を小さくすることができるからである。さらに、ミラープレートと回転軸との間の距離は、ミラープレートとミラープレートが形成される基板との間の距離と比較すると同じくらい小さい。詳細な実施形態を図6a、図6bおよび図6cを参照して以下に述べる。本発明の任意の特徴として、そのように非対称は、隣接するマイクロミラーを互いに衝突させずにピッチと隙間とが小さいマイクロミラーアレイの達成に役立つ。
図6aは、各々が対称的に回転する、2つの隣接するマイクロミラーの断面図を示している。各マイクロミラーの黒丸はミラープレートの回転軸を表している。pitchは隣接するマイクロミラー間の(2つの回転軸間の距離と等しい)ピッチを示し、tsacはミラープレートと回転軸間の距離である。各ミラープレートの両端の軌跡が点線の円でプロットされている。マイクロミラー2は固定され、そのミラープレートは、マイクロミラーのOFF状態と対応するOFF状態角度まで時計回りに回転する。マイクロミラー1は、マイクロミラー2により近いかまたはさらに離れるように製造され得る。それゆえpitchは可変である。この図では、マイクロミラー1は、マイクロミラー1のミラープレートがON状態角度の方へ反時計回りに回転する間、ミラープレートの「右側」端部は接触しているがマイクロミラー2のミラープレートの「左側」端部と衝突しないように、ある位置で配置される。この状況から、gapは、2つの隣接するマイクロミラーの2つのミラープレートが「平坦」である(例えば基板に対して平行または偏向していない)場合に、その2つのミラープレートによって規定されている。
図6bは、各々が対称に回転する、2つの隣接するマイクロミラーの断面図を示している。ミラープレートと回転軸との間の距離tsac2は、図6aにおける距離よりも小さく、すなわちtsac2<tsac1である。図6aと図6bの隙間とピッチとを比較すると、gap<gapおよびpitch<pitchとなることがわかる。つまり、tsac2がより小さいと、マイクロミラーアレイの隙間とピッチを小さくすることができる。
図6bの隣接するマイクロミラー間の隙間およびピッチは、図6cに示されるように、ミラープレートをヒンジに非対称に取り付けることによってさらに小さくすることができる。図6cを参照すると、2つの隣接するマイクロミラーの断面図が示され、各々のマイクロミラーは、ミラープレートが回転軸に沿って非対称に回転するようにヒンジに取り付けられている。具体的には、各ミラープレートはヒンジに取り付けられ、取り付け点はミラープレートの一端に他端よりも近づいて位置する。例えば、マイクロミラー1のミラープレートの取り付け点は、ミラープレートの「右側」端部Aから離れて位置している。また、マイクロミラー2のミラープレートの取り付け点は、マイクロミラー2の「左側」端部Bの方に位置している。それ以外は、ミラープレートは図6aおよび図6bのミラープレートと同一である(例えば、図6cのミラープレートと回転軸との間の距離は図6bの距離と同じである)。ミラープレートの端部Aおよび端部Bの軌跡が点線の円で示されている。回転軸に沿ったミラープレートの回転は非対称であるため、端部Aと端部Bの軌跡の円は異なる。図6bと図6cの隙間とピッチを比較すると、図6cのgapとpitchは図6bおよび図6aのgapおよびpitchよりも小さいことがわかる。特に、gap3<gap2<gap1およびpitch3<pitch2<pitch1である。本発明において、ミラープレートと回転軸との間の距離は短くなくてもよく、また回転は非対称でなくてもよいので、それらは、ピッチと隙間が小さいマイクロミラーアレイを、特に本発明における寸法範囲の下限で達成することに役立つ。
図7を参照すると、2つの隣接するマイクロミラーの断面図が示されている。マイクロミラーの各ミラープレート(例えばミラープレート116)は回転軸に沿って非対称に回転する。具体的には、ミラープレート(例えばミラープレート116)はヒンジコンタクト(例えばヒンジコンタクト118)を介してヒンジ(例えばヒンジ120)に取り付けられる。ミラープレートとヒンジとの間の距離はtsacで示されている。この図からわかるように、ミラープレートはヒンジに非対称に取り付けられている。具体的には、ヒンジコンタクトへのミラープレートの取り付け点は、ミラープレートをON状態またはOFF状態に非対称に回転させることができるように、ミラープレートの一端へ延びている。ON状態とは、ミラープレートで反射された光が投射レンズ(例えば、図1の投射レンズ108)で集光され、表示ターゲット(例えば、図1の表示ターゲット112)上で画像の「明るい(bright)」画素を生成する状態と規定される。OFF状態とは、光がミラープレートによって投射レンズから離れて反射され、表示ターゲット上で「暗い(dark)」画素となる状態と規定される。
ON状態角度とOFF状態角度は、画像のコントラスト比など、生成された画像の質に影響を及ぼす。高コントラスト比を得るために、ON状態に対応する大きなON状態角度とOFF状態に対応するゼロでないOFF状態角度とが好まれる。具体的には、ON状態角度は12°から18°、OFF状態角度は−2°から−8°であるのが好ましい。なお、「+」と「−」の記号は、この図に示されるように、ミラープレートの対向する回転方向を表している。
ON状態回転角度とOFF状態回転角度とは、ミラープレートに静電力を印加し、ミラープレートがON状態角度またはOFF状態角度まで回転すると、ミラープレートの回転を止めるための停止機構を設けることによって達成される。例えば、停止機構は、ミラープレートが形成された基板(例えば図8bの基板210)または指定されたストップ(例えば図8bのストップ216)であり得る。どちらの場合でも、ON状態では回転角度を大きく、OFF状態では回転角度を小さくする利益を得るために、ミラープレートとヒンジとの間の距離は小さいことが望まれる。本発明によると、ミラープレートとヒンジとの間の距離は0.15〜0.45μm、例えば0.15〜0.25μm、または0.25〜0.35μm、または0.35〜0.45μm、または0.25〜0.45μmであるのが好ましい。0.5〜1.5μm、または0.5〜0.8μm、または0.8〜1.25μm、または1.25〜1.5μmなど、ミラープレートとヒンジとの間の距離がより大きくてもよい。
図8aを参照すると、例示的なマイクロミラーアレイ装置110が示されている。マイクロミラーアレイ装置は、m×nのマイクロミラーを備えている。なお、mおよびnは、アレイの列と行のマイクロミラー装置の数をそれぞれ表している。mとnの値は、表示される画像の解像度を示す。本発明の実施形態において、m×nは、1280×720、1400×1050、1600×1200、1920×1080、2048×1536またはそれより高いことが好ましい。マイクロミラーアレイ装置の列または行において隣接するマイクロミラーは、それらの間で隙間を規定する。隙間によってマイクロミラーアレイの充填率が決まる。なお、充填率とは、マイクロミラーアレイの面積に対するマイクロミラーのミラープレートの全面積の割合と規定される。例えば、充填率は、マイクロミラーのミラープレートが同じでピッチサイズが全体のマイクロミラーアレイに亘って一様であるならば、ピッチの二乗で割ったマイクロミラーのマイクロミラープレートの面積によって算出されることができる。本発明の実施形態において、マイクロミラーアレイ装置の充填率は85%以上で90%以上であるのがより好ましい。マイクロミラーアレイ220に近接して、電極アレイ225がマイクロミラーを選択的に作動させるために配置されている。例えば、選択されたマイクロミラーと、選択されたマイクロミラーに近接して配置され、それを回転するよう指定された電極との間に静電界が作られている。(マイクロミラーが基板210に対して角度を持つとOFF状態を規定する場合には)基板210を通って選択されたマイクロミラーに入射する光が投射レンズ(例えば図1aの投射レンズ108)へまたは投射レンズから離れて反射され得るように、マイクロミラーは静電界に応じて、基板210に対してON状態またはOFF状態のどちらかまで回転する。
この特別な例では、マイクロミラーは、可視光を透過する石英またはガラスなどの基板210上に形成される。また、電極アレイは、標準的な半導体ウェハである基板215上に形成される。電極アレイに加えて、DRAMまたはSRAMアレイなどの回路アレイも基板215上に形成される。各回路は電圧信号を維持し、電極の電圧が回路内の電圧信号で規定されるよう1つの電極に接続される。このようにして、ミラープレートと電極との間の静電界が回路によって制御される。
図8bはマイクロミラーアレイ110のマイクロミラーの背面図を概略的に示している。図からわかるように、マイクロミラーは、ミラープレート212とヒンジ222とヒンジコンタクト224とヒンジ支持体218とを備える。ミラープレートは、コンタクトを介してヒンジに接続されている。また、ヒンジは、基板210上に形成されたヒンジ支持体に取り付けられる。ミラープレートは、基板の上から見たときに、ミラープレートの対角線と平行であるが対角線からオフセットした回転軸に沿って、基板に対して回転することができるようにヒンジに取り付けられていることに留意されたい。「対角線と平行であるが対角線からオフセットした」とは、上から見たときに、回転軸がマイクロミラーの対角線と完全に平行であるかまたは実質的に平行(±19°)であることを意味する。この構成によって、ミラープレートは2つの対向する回転方向で回転軸に沿って非対称に回転することができ、対称に回転するマイクロミラーで達成されるON状態角度と比べてON状態角度を大きくすることができる。本発明では、ON状態角度は+12°以上であるのが好ましく、+16°以上がさらに好ましく、+18°以上がさらに好ましく、+20°以上がさらに好ましい。また、OFF状態角度は−1°から−8°であるのが好ましく、約−4°であるのが好ましい。ヒンジとコンタクトとに加えて、他の特徴物がヒンジ支持体上に形成されてもよい。例えば、ミラープレートがON状態およびOFF状態角度を達成する際にミラープレートの回転を止めるために、ストップ216、217をヒンジ支持体上に形成することができる。具体的には、ストップ216、217は、ON状態の方向およびOFF状態の別の方向で回転する際にミラープレートを止めるようそれぞれ指定されている。ミラーストップの長さと位置およびミラープレートとヒンジとの間の距離とを適切に設定することによって、全てのマイクロミラーのON状態角度とOFF状態角度とを均一に達成することができる。均一なOFF状態角度およびON状態角度によって、確かにマイクロミラーアレイ装置の性能の質が向上する。表示された画像の質が向上する。
ミラープレートとミラープレートに関連付けられた電極との間の静電界に応じてミラープレートが回転する。具体的には、電極は、ON状態まで回転するようミラープレートを駆動するためにミラープレートに関連付けられている。マイクロミラーのOFF状態がゼロでないOFF状態角度に対応する場合、別々の電極(図示せず)が設けられ得る。第2の電極がミラープレートをゼロでないOFF状態角度まで回転するよう駆動する限り、適切な位置であればどのような位置にも置かれ得る。例えば、第2の電極はON状態の第1の電極が置かれた基板と同じ基板上にあるが、ミラープレートの回転軸の反対側の一位置に置かれ得る。別の例では、第2の電極は、ON状態の第1の電極に対してミラープレートの対向側に配置され得る。ON状態の第1の電極が形成されている基板と同じ基板上に第2の電極を形成し得る代わりに、第2の電極はマイクロミラーが形成されたガラス基板上に形成されてもよい。この場合、第2の電極は、電極グリッドまたは各マイクロミラーの下の電極フレーム(またはストライプなどの部分)であるのが好ましい。第2の電極はガラス基板の表面上の電極膜として形成されてもよい。その場合、電極膜は可視光に対して透過である。ミラープレートを回転するよう駆動させるための電極として用いられることに加え、ガラス基板上の第2の電極は、光吸収グリッド(またはフレームまたは部分)または反射防止膜として用いられることもできる。あるいは、第2の電極なしに、ゼロでないOFF状態角度に対応するOFF状態が達成され得る。例えば、ヒンジ構造体の一部が、その一部が自然な停止状態で基板と平行せずに屈折するように作られ得る。屈折部に取り付けられたミラープレートは自然な停止状態で基板に対して角度を呈している。
図9aおよび図9bを参照すると、別の例示的なマイクロミラーアレイ装置とマイクロミラーが示されている。図9bでわかるように、ミラープレートの形状、ヒンジ構造体の形状およびマイクロミラーのミラープレートとヒンジ構造体との相対的な配置は、図8のそれらとは異なる。実際、マイクロミラーアレイ装置のマイクロミラーとマイクロミラーアレイは多くの適切な形状を取り得る。例えば、マイクロミラーアレイ装置のマイクロミラーおよび電極は同一基板(例えば図9aの基板210)上に形成されてもよい。さらに、2つ以上の電極が、マイクロミラーのミラープレートを回転するために各マイクロミラーに近接して配置され得る。この場合、少なくとも1つの電極がミラープレートを第1の回転方向に回転するように駆動するよう指定され、少なくとも別の電極がミラープレートを、第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に回転するように駆動するよう指定されている。
米国特許第5,835,256号および第6,046,840号(いずれもHuibers)に記載され、各々の主題が参照によって本明細書に援用されている製造方法などの、上記のマイクロミラー装置を構成する種々の方法がある。製造プロセスに関わらず、犠牲材料がマイクロミラーの構造体間に堆積され、後に除去される。例えば、犠牲材料はミラープレートとミラープレートが取り付けられるヒンジとの間に堆積される。ミラープレートとヒンジの製造工程の順序は、選択された製造プロセスと、基板などその他の要因による。特に、ミラープレートはヒンジの前に製造され得る。あるいは、ミラープレートがヒンジの後に製造されてもよい。例えば、基板がシリコンウェハである場合、ヒンジはミラープレートの前にシリコンウェハ上に製造される。別の例では、可視光を透過するガラス基板が使用される場合、ミラープレートはヒンジを形成する前にガラス基板上に製造される。犠牲材料はまた、マイクロミラーアレイの隣接するマイクロミラー間の隙間など、空間を充填する。しかし、それらの犠牲材料を除去することはありふれたプロセスではない。先に述べたように、ヒンジとミラープレートとの間の距離は、本発明によると0.15〜1.5ミクロンであり得るが、ヒンジとミラープレートとの間の隙間のサイズは、0.15〜0.45ミクロンであるのが好ましい。マイクロミラーの構造体間の犠牲材料を効率的に除去するために、自発的な気相化学エッチングプロセスが採用される。自発的な気相化学エッチングプロセスが例示的な製造プロセスに関する以下の記載で説明される。
本発明のマイクロミラーおよびマイクロミラーアレイ装置を作製する例証的な製造プロセスが、図10aから図10cを参照して以下に説明される。2001年7月20日付で出願された米国特許出願第09/910,537号および2001年6月22日付で出願された第60/300,533号(いずれもReid)は、本発明の種々の部品に用いられ得る材料の例を含んでいる。これらの出願を本願に援用する。例示的なプロセスは説明のためだけであって、限定するものと解釈されるべきではないことが当業者に理解されよう。特に、それに限定されないが、例示的なマイクロミラーが、可視光を透過するガラス基板上に形成されている。また、電極と回路が、シリコンウェハなどの別々の基板上に形成されている。あるいは、マイクロミラーと電極と回路は同一基板上に形成されてもよい。
図10aを参照すると、例示的な製造プロセス中の図8bのマイクロミラーの断面図が示されている。マイクロミラーは基板210上に形成され、基板210は可視光を透過するガラス(例えば1737F、Eagle2000、石英、パイレックス(登録商標)およびサファイア)であり得る。第1の犠牲層240が基板210上に堆積され、次いでミラープレート232が形成される。第1の犠牲層240は、アモルファスシリコンなどの適切な材料であればいかなる材料でもあり得るか、あるいは、ポリマーまたはポリイミドもしくはポリシリコン、窒化シリコン、二酸化シリコンおよびタングステンであり得て、犠牲材料の選択によって、エッチャントが選択される。本発明の実施形態では、第1の犠牲層はアモルファスシリコンであって、300〜350℃で堆積されるのが好ましい。第1の犠牲層の厚さは、マイクロミラーのサイズとマイクロ−マイクロミラーの所望の主題角度(title angle)によって広範囲であり得て、500〜50,000Åの厚さが好ましいが、25,000Åに近いことが好ましい。第1の犠牲層は、LPCVDまたはPECVDなどの適切な方法であればどのような方法を用いて基板上に堆積されてもよい。
本実施形態の代替特徴として、反射防止膜が基板210の表面上に堆積され得る。反射防止膜は、基板の表面からの入射光の反射を低減するために堆積される。もちろん、必要に応じて、その他の光学向上膜をガラス基板のいずれかの面に堆積してもよい。光学向上膜に加えて、電極が基板210の表面上に堆積されてもよい。電極は、ミラープレートの周りで電極グリッドまたは電極部分のアレイ(例えば電極ストリップ)として形成され得る。あるいは、電極は基板210の表面上で電極膜として形成され得て、その場合、電極膜は可視光に対して透過である。電極は、ミラープレートをON状態またはOFF状態のいずれかまで駆動するために用いられ得る。あるいは、光吸収グリッドがガラス基板の表面上および各マイクロミラーの周囲または下に堆積されてもよい。光吸収フレームは、マイクロミラーへの入射光および/またはマイクロミラーの端部からの散乱光を吸収する。散乱光の吸収によって、コントラスト比などマイクロミラーの性能の質が向上する。
第1の犠牲層を堆積した後、ミラープレート232が第1の犠牲層上に堆積され、パターニングされる。マイクロミラーは、対象となるスペクトル(例えば可視光スペクトル)の入射光を反射するために設けられているため、マイクロミラープレート層は、入射光に対して高反射性(好ましくは90%以上)を示す1つ以上の材料でできていることが好ましい。マイクロミラープレートの厚さは、ミラープレートの所望の機械的(例えば弾性モジュール)特性、マイクロミラーの大きさ、所望のON状態角度とOFF状態角度およびミラープレートの電気的(例えば導電性)特性およびマイクロミラープレートを形成するために選択された材料の特性とによって広範囲であり得る。本発明によると、ミラープレートの厚さは500Åから50,000Åであるのが好ましく、約2500Åであるのが好ましい。本発明の実施形態では、ミラープレート232は多層積層構造であり、約400Åの厚さであるのが好ましいSiO層と、約2500Åの厚さであるのが好ましいアルミニウムでできた光反射層と、約80Åの厚さであるのが好ましいチタン層と、200ÅのTiN層とを含む。アルミニウムに加えて、可視光に対して高反射性を有するTi、AlSiCuおよびTiAlなどの他の材料が光反射層に用いられてもよい。これらのミラープレート層は、好ましくは約150℃の温度でPVDによって堆積されることができる。
堆積後、ミラープレート232はパターニングされて図8bまたは図9bのミラープレートのような所望の形状となる。マイクロミラーのパターニングは、標準的なフォトレジストパターニングを用いた後、マイクロミラープレート層の特定の材料に応じて、例えばCF、Clまたはその他の適切なエッチャントを用いてエッチングすることによって達成されることができる。
ミラープレート232をパターニングした後、第2の犠牲層242がミラープレート232と第1の犠牲層240との上に堆積される。第2の犠牲層はアモルファスシリコンを含み得るか、あるいは第1の犠牲層に関する上述の種々の材料のうちの1つまたは複数を含んでもよい。第1および第2の犠牲層は同じでなくてもよいが、好適実施形態においては同一であり、後にこれらの犠牲材料を除去するためのエッチングプロセスを簡略化できる。第1の犠牲層と同様に、第2の犠牲層はLPCVDまたはPECVDなどの適切な方法であればどのような方法を用いて堆積されてもよい。本発明の実施形態において、第2の犠牲層は、約350℃で堆積されたアモルファスシリコンを含む。第2の犠牲層の厚さは12,000Å程度であり得るが、マイクロミラープレートとヒンジとの間の(マイクロミラープレートと基板とに対して垂直な方向において)所望の距離に応じて、例えば2,000Åから20,000Åの合理的な厚さであればいかなる厚さに調節されてもよい。ヒンジとミラープレートとは、0.1から1.5ミクロン、より好ましくは0.1から0.45ミクロン、さらに好ましくは0.25から0.45ミクロンの大きさの隙間によって隔てられていることが好ましい。例えば0.5〜1.5μm、または0.5〜0.8μm、または0.8〜1.25μm、または1.25〜1.5μmの隙間など、より大きな隙間が用いられてもよい。
本発明の好適実施形態において、マイクロミラープレートはアルミニウムを含み、犠牲層(例えば第1および第2の犠牲層)はアモルファスシリコンである。しかし、この設計は、特にミラープレートの縁部あたりで、アルミニウムおよびシリコンの拡散に起因する欠陥の原因となり得る。この問題を解決するために、アルミニウム層がシリコン犠牲層から隔離されるように、第2の犠牲シリコン層を堆積する前にパターニングされたマイクロミラープレート上に保護層(図示せず)を堆積してもよい。この保護層は犠牲材料の除去後に除去されてもされなくてもよい。保護層が除去されない場合は、保護層はミラープレート上に堆積した後パターニングされる。
その後、堆積された第2の犠牲層は、この図に示すように、標準的なリソグラフィー技術を用いて2つの深ビア領域248と浅ビア領域246とを形成するためにパターニングされ、次いでエッチングされる。エッチング工程は、第2の犠牲層の特定の材料(複数可)に応じて、Cl、BClまたはその他の適切なエッチャントを用いて行われ得る。2つの深ビア領域に跨る距離はマイクロミラープレートの規定された対角線の長さによる。本発明の一実施形態において、パターニング後の2つの深ビア領域に跨る距離は約10μmであるのが好ましいが、必要に応じて適切な距離であればどのような距離であってもよい。浅ビア領域を形成するために、CFまたは他の適切なエッチャントを用いたエッチング工程が実施され得る。浅ビア領域は、適切な大きさであればどのような大きさでもあり得るが、2.2平方ミクロン程度であるのが好ましい。また、各深ビアの大きさは約1.0ミクロンである。
第2の犠牲層をパターニングした後、ヒンジ構造層250がパターニングされた第2の犠牲層の上に堆積される。ヒンジ構造体は、ヒンジ(例えば図8bのヒンジ222)とミラープレート(例えば図8bのミラープレート232)とを保持するように指定されているので、ヒンジ構造層は少なくとも弾性係数が大きい材料でできることが望ましい。本発明の一実施形態によると、ヒンジ構造層250は、PVDによって堆積された厚さが400ÅのTiN(TiNを含み、100Åから2000Åの厚さを有していてもよいが)層と、PECVDによって堆積された厚さが3500ÅのSiN(SiN層の厚さは2000Åから10,000Åであってもよい)層350とを備える。もちろんその他の適切な材料および堆積方法(例えばLPCVDまたはスパッタリングなどの方法)を用いてもよい。TiN層は本発明には必要ではないが、少なくとも電荷に起因する静止摩擦を減少させるために、マイクロミラーとヒンジとの間の導電的な接触面を提供する。
堆積後、ヒンジ構造層250が、例えば図8bのヒンジ構造体218などの所望の構成にパターニングされる。ヒンジ構造層をパターニングする際に、1つまたは複数の適切なエッチャントを用いたエッチング工程が行われる。特に、この層は塩素の化学的作用またはフッ素の化学的作用を用いてエッチングされ得る。ここで、エッチャントは、ヒンジ支持層を化学的および物理的に選択的にエッチングするようエネルギーを与えられたペルフルオロカーボンまたはハイドロフルオロカーボン(またはSF)である(例えばCF、CHF、C38、CH、C、SFなど、あるいはより現実的には上記の組み合わせまたは追加的なガスとの組み合わせ(CF/H、SF/Clなど)、またはCFClなど、2つ以上のエッチング種を用いたガスを有するプラズマ/RIEエッチング、いずれも任意で1つ以上の不活性希釈剤とともに用いてもよい)。もちろん、各ヒンジ支持層をエッチングするために種々のエッチャントが採用されてもよい(例えば、塩素化学を金属層に、ハイドロカーボンまたはフルオロカーボン(またはSF)プラズマをシリコンまたはシリコン化合物層になど)。
図10bを参照すると、ヒンジ構造層をパターニングした後、接触領域236の底部分が除去され、それゆえ接触領域の下のマイクロミラープレートの一部が、パターニングされたヒンジ構造層上に堆積されたヒンジ層238に露出されて、外部電源との電気的接触を形成する。接触領域236の側壁に、パターニング後、ヒンジ構造層の残渣が残される。側壁上の残渣は、ヒンジの機械的および電気的特性を向上させる助けとなる。ミラーの片側に1つずつある2つの深ビア領域234はアレイの隣接するマイクロミラーに対応する深ビア領域とともに連続した要素を形成し得る。
本発明の実施形態では、ヒンジ層はマイクロミラープレートについて電気的なコンタクトとしても用いられる。ヒンジ層の材料は電気的に導電性であることが望ましい。ヒンジ層の適切な材料の例として、窒化ケイ素、酸化ケイ素、炭化ケイ素、ポリシリコン、Al、Ir、チタン、窒化チタン、酸化チタン(複数可)、炭化チタン、CoSiN、TiSiN、TaSiNまたはその他の三元以上の化合物である。チタンがヒンジ層に選択される場合、100℃で堆積され得る。あるいは、ヒンジ層は、100ÅのTiNおよび400ÅのSiNなどの積層からできてもよい。
その後、堆積後、エッチングを用いてヒンジ層が所望の通りにパターニングされる。ヒンジ構造層と同様に、ヒンジ層は、塩素の化学作用またはフッ素の化学作用でエッチングされ得る。なお、エッチャントは、化学的および物理的にヒンジ層を選択的にエッチングするようにエネルギーを与えられたペルフルオロカーボンまたはハイドロフルオロカーボン(またはSF)である(例えばCF、CHF、C38、CH、C、SFなど、あるいはより現実的には上記の組み合わせまたは追加的なガスとの組み合わせ(CF/H、SF/Clなど)、またはCFClなど、2つ以上のエッチング種を有するガスを有するプラズマ/RIEエッチング、いずれも任意で1つ以上の不活性希釈剤とともに用いてもよい)。もちろん、各ヒンジ層をエッチングするために種々のエッチャントが採用されてもよい(例えば、塩素化学を金属層に、ハイドロカーボンまたはフルオロカーボン(またはSF)プラズマをシリコンまたはシリコン化合物層になど)。
ヒンジが形成された後、マイクロミラーは第1および第2の犠牲層の犠牲材料を除去することによって解放される。このことが図11および図12を参照して以下に詳細に説明される。解放されたマイクロミラー装置の断面図が図10cに表されている。
犠牲材料(例えばアモルファスシリコン)を効率よく除去するために、解放エッチングは、犠牲材料の自発的な化学エッチング、好ましくは犠牲材料を(物理的ではなく)化学的に除去する等方性エッチングが可能な、エッチャントガスを利用する。そのような化学的エッチングおよびそのような化学エッチングを行うための装置が、Patelらの1999年10月26日付で出願された米国特許出願第09/427,841号、およびPatelらの2000年8月28日付で出願された米国特許出願第09/649,569号に開示されている。これら各々の内容を本願において援用する。解放エッチングのための好ましいエッチャントは、任意で温度を加える以外にはエネルギーを与えられない、気相フッ化物エッチャントである。例として、HFガス、二フッ化キセノンなどの希ガスハロゲン化物、ならびにIF、BrCl、BrF、IFおよびClFなどのハロゲン間化合物がある。解放エッチングは、N、Ar、Xe、Heなどの不活性ガス成分を含んでもよい。このようにして、残存する犠牲材料を除去し、微小機械構造が解放される。このような実施形態の一態様において、エッチング室でXeFが希釈剤(例えばNおよびHe)とともに供給される。XeFの濃度は好ましくは8Torrであるが、濃度は1Torrから30Torr以上まで変化し得る。この非プラズマエッチングは好ましくは900秒採用されるが、温度、エッチャントの濃度、圧力、除去すべき犠牲材料の量、またはその他の要因によって、時間は60から5000秒まで変化し得る。エッチングレートは18Å/s/Torrで一定に保たれ得るが、エッチングレートは1Å/s/Torrから100Å/s/Torrまで変化してもよい。解放プロセスの各工程は、室温で行われることができる。
最終的な解放または中間のエッチング工程における使用について述べた上記のエッチャントおよびエッチング方法に加えて、単独または組み合わせで用いられ得る他の方法がある。これらの方法のうちいくつかは、ACT、KOH、TMAH、HF(液体)などのウェットエッチング、酸素プラズマ、SCCOあるいは超臨界CO(エッチャントとして超臨界COを用いることは、米国特許出願第10/167,272号に記載され、本願において援用する)を含む。しかしながら、自発的な気相化学エッチャントがより好ましい。というのは、小さい空間(例えば、図13における(ミラープレートとヒンジとの間の)横方向の隙間242と(基板とミラープレートとの間の)小さい隙間240)内のアモルファスシリコンなどの犠牲材料は、他の犠牲材料(例えば有機材料)と他のエッチング方法と比べて、隣接するミラープレート間の隙間と横方向の隙間とを介して効率よく除去されることができる。本発明の全ての実施形態で必要とされるわけではないが、そのような自発的な気相化学エッチャントを用いて、隙間が小さく、ピッチが小さく、ヒンジとミラープレートとの間の距離が小さいマイクロミラーアレイがより簡単に製造することができる。
図11を参照すると、フローチャートは、犠牲材料(アモルファスシリコン)を除去するための例示的なエッチングプロセスで実行される工程を示している。エッチングプロセスは、マイクロミラーの表面上の酸化層を除去するために、エッチングシステムのブレークスルーエッチング室(図12の272)でブレークスルーエッチング(ステップ254)で始まる。このエッチング工程は何十秒間か続き得る。本発明の好適実施形態では、マイクロミラーは約30秒間画期的にエッチングされる。その後、犠牲材料をエッチングするためにエッチングシステムのエッチング室(例えば図12の278)でマイクロミラーが入れられる。エッチャントを蒸発するためのビルディング室(例えば図12の274)と、気相エッチャントをある圧力に対して設定するための膨張室(例えば図12の276)とで1つまたは複数の気相エッチャントが準備される。その後、膨張した気相エッチャントがエッチング室(例えば図12のエッチング室278)に注ぎこまれる(ステップ258)。その後、マイクロミラーは、犠牲材料を完全に除去するために、ある時間、好ましくは約1200秒間エッチング室でエッチングされる。エッチング室内のマイクロミラーのエッチングは、エッチング室でのエッチングプロセスを実時間でモニターするための終点検知技術を用いて行われ得る。特に、エッチング室からのガスを分析する残留ガスの分析器が用いられることが好ましい。残留ガスの分析器は、エッチング室からのガスの化学的な成分とある成分の密度を測定する(ある成分の密度の変動率も測定され得る)。この測定から、エッチング室内の犠牲材料の量が得られる。終点検知を用いると、オーバーエッチングや不完全なエッチングが避けられ得る。エッチング室でのエッチングが終わると(犠牲材料がマイクロミラーから除去されると)、エッチング室はエッチング室内のガスを排出することによって洗浄される(ステップ262)。その後、エッチングされたマイクロミラーはエッチング室から出される(ステップ264)。実施形態の任意の特徴として、エッチング後のマイクロミラーは、(例えばトリクロロシランまたはトリアルカンシラン先駆体から)マイクロミラーを保護するために自己組織化単分子膜(SAM)で覆われる。SAMの被膜はステップ264から270で行われる。マイクロミラーがエッチング室から出されるステップ263に続いて、マイクロミラーはSAM室(例えば図12のSAM室280)に入れられる(ステップ264)。その後、SAM材料がSAM室に注ぎ込まれる(ステップ266)。SAM室内のマイクロミラーが約60秒間SAM材料に晒され、それによってSAM材料で覆われる。最後に、マイクロミラーがSAM室から出される(ステップ270)。
新規で有用な空間光変調器とその空間光変調器の製造方法とが本明細書で説明されてきたことが当業者に理解されよう。しかし、本発明の原理が適用され得る多くの可能な実施形態に鑑みて、本明細書において図面を参照して記載した実施形態は例示のためだけであって、発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことが理解される。例えば、本発明の趣旨から逸脱することなく、例示した実施形態を構成および詳細について改変できることを当業者は理解するであろう。特に、マイクロミラーと電極と回路とが同一基板上に形成され得る。また、PVDおよびCVDが上記で述べられているが、スピンオン、スパッタリング、陽極酸化、酸化、電気めっきおよび蒸発を含むその他の薄膜堆積方法が層を堆積するために用いられてもよい。したがって、本明細書で記載した発明は、以下の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内にあるような実施形態全てを想定したものである。

Claims (60)

  1. 基板の上に2つの犠牲層を堆積することと、
    前記2つの犠牲層のうちの一方の上にミラープレートのアレイを形成することと、
    各ミラープレートについて、前記2つの犠牲層のうちの他方の犠牲層の上にヒンジを形成することであって、前記ミラープレートと前記ヒンジとの間にある前記犠牲層は0.15から0.45μmであり、
    前記2つの犠牲層のうちの一方または両方の少なくとも一部を自発的な気相化学エッチャントを用いて除去することと、
    を含む方法。
  2. 前記ミラープレートと前記ヒンジとの間の前記犠牲層は0.15から0.25μmである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ミラープレートと前記ヒンジとの間の前記犠牲層は0.25から0.35μmである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記2つの犠牲層を前記自発的な気相化学エッチャントを用いて除去する工程は、
    前記基板と前記ミラープレートとの間の前記犠牲層を、隣接するミラープレート間の隙間を介して除去することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記隙間は0.45μm以下である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記隙間は0.15から0.25μmである、請求項4に記載の方法。
  7. 前記隙間は0.25から0.5μmである、請求項4に記載の方法。
  8. 前記2つの犠牲層のうちの一方にミラープレートのアレイを形成する工程は、
    前記隣接するミラープレートの中心間の距離が4.38から10.16μmであるように前記ミラープレートのアレイを形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記2つの犠牲層のうちの一方にミラープレートのアレイを形成する工程は、
    前記隣接するミラープレートの中心間の距離が8.07から10.16μmであるように前記ミラープレートのアレイを形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 各ミラープレートについて前記他方の犠牲層の上に前記ヒンジを形成する工程は、
    前記犠牲層を除去した後に、a)前記ミラープレートを上から見たときに、前記ミラープレートが、前記ミラープレートの対角線と平行であるが対角線からオフセットした回転軸に沿って前記基板に対して回転することができ、b)前記ミラープレートが前記基板に対して少なくとも14°の角度まで回転することができるように、前記ミラープレートについて前記ヒンジを形成することをさらに含み、
    前記犠牲層上に前記ミラープレートのアレイを形成する工程は、前記隣接するミラープレートの中心間の距離が4.38から10.16μmであるように前記犠牲層の上に前記ミラープレートのアレイを形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記犠牲層の上に各ミラープレートについて前記ヒンジを形成する工程は、
    前記2つの犠牲層を除去した後に、前記ミラープレートが前記基板に対して少なくとも14°の角度で回転することができるように前記ヒンジを形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記犠牲層を除去する工程は、残留ガス分析器を用いて、除去される前記犠牲層の終点をモニターすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記犠牲層のうちの一方または両方は、アモルファスシリコンである、請求項1に記載の方法。
  14. 前記自発的な気相化学エッチャントはハロゲン間化合物である、請求項1に記載の方法。
  15. 前記自発的な気相化学エッチャントは希ガスハロゲン化物である、請求項1に記載の方法。
  16. 前記希ガスハロゲン化物は二フッ化キセノンである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ハロゲン間化合物は、三塩化臭素または三フッ化臭素を包含する、請求項14に記載の方法。
  18. 希釈剤が前記自発的な気相化学エッチャントと混合される、請求項1に記載の方法。
  19. 前記希釈剤は、N、He、Ar、KrおよびXeから選択される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記希釈剤は、NとHeとから選択される、請求項18に記載の方法。
  21. 可動式ミラープレートのアレイを備えた空間光変調器であって、
    各ミラープレートは、前記ミラープレートが基板に対して回転できるようにヒンジ構造体によって支持されているヒンジに取り付けられ、前記基板には前記ヒンジ構造体が形成され、
    前記ヒンジと前記ミラープレートとは0.15から0.45μm離れている、空間光変調器。
  22. 前記ミラープレートのアレイの前記隣接するミラープレートの中心間の距離は4.38から10.16μmである、請求項21に記載の空間光変調器。
  23. 前記ミラープレートのアレイの前記隣接するミラープレートは、前記隣接するミラープレートが前記基板と平行である場合に、0.15から0.25μmの隙間を有している、請求項21に記載の空間光変調器。
  24. 前記隣接するミラープレートは、0.25から0.45μmの隙間を有している、請求項21に記載の空間光変調器。
  25. 前記ミラープレートのアレイの前記隣接するミラープレートは、前記隣接するミラープレートが前記基板と平行である場合に、0.45μm以下の隙間を有している、請求項21に記載の空間光変調器。
  26. 前記ミラープレートのアレイは、前記ミラープレートアレイの長さに沿って少なくとも1280個のミラープレートを備える、請求項21に記載の空間光変調器。
  27. 前記ミラープレートのアレイは、前記ミラープレートアレイの長さに沿って少なくとも1400個のミラープレートを備える、請求項21に記載の空間光変調器。
  28. 前記ミラープレートのアレイは、前記ミラープレートアレイの長さに沿って少なくとも1600個のミラープレートを備える、請求項21に記載の空間光変調器。
  29. 前記ミラープレートのアレイは、前記ミラープレートアレイの長さに沿って少なくとも1920個のミラープレートを備える、請求項21に記載の空間光変調器。
  30. 前記ヒンジと前記ミラープレートとは0.15から0.25μm離れている、請求項21に記載の空間光変調器。
  31. 前記ヒンジと前記ミラープレートとは0.25から0.35μm離れている、請求項21に記載の空間光変調器。
  32. 前記ヒンジと前記ミラープレートとは0.35から0.45μm離れている、請求項21に記載の空間光変調器。
  33. 前記隣接するミラープレートの前記中心間の距離は6.23から9.34μmである、請求項22に記載の空間光変調器。
  34. 前記隣接するミラープレートの前記中心間の距離は4.38から6.57μmである、請求項22に記載の空間光変調器。
  35. 前記隣接するミラープレートの前記中心間の距離は4.38から9.34μmである、請求項22に記載の空間光変調器。
  36. 前記ミラープレートを上から見たときに、前記ミラープレートが、前記ミラープレートの対角線と平行であるが対角線からオフセットした回転軸に沿って前記基板に対して回転することができるように、前記ヒンジは前記ミラープレートに取り付けられ、
    前記ミラープレートは、前記基板に対して少なくとも14°の角度まで回転することができ、
    前記隣接したミラープレートの中心間の距離は、4.38から10.16μmであり、
    前記ヒンジと前記ミラープレートとは0.15から0.25μm離れている、請求項21に記載の空間光変調器。
  37. 前記ミラープレートを静電気的に偏向するために各ミラープレートに近接した電極をさらに備える、請求項21に記載の空間光変調器。
  38. 前記基板は、可視光を透過するガラスまたは石英である、請求項21に記載の空間光変調器。
  39. 前記基板は、前記基板の表面上に反射防止膜を備える、請求項38に記載の空間光変調器。
  40. 前記基板は、前記基板の端部周りに光吸収フレームを備える、請求項38に記載の空間光変調器。
  41. 各ミラープレートは面積を有し、前記基板の面積に対する前記ミラープレートの全面積の総計の比率は90%以上である、請求項21に記載の空間光変調器。
  42. 各ミラープレートは静電界に応じて前記基板に対して回転する、請求項21に記載の空間光変調器。
  43. 前記基板に対して第1の回転方向に回転させるよう前記ミラープレートを駆動する第1の電極と、
    前記基板に対して第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転させるよう前記ミラープレートを駆動する第2の電極と、
    をさらに備える、請求項21に記載の空間光変調器。
  44. 前記第1の電極と前記第2の電極とは、前記ミラープレートの前記回転軸に対して同じ側にある、請求項43に記載の空間光変調器。
  45. 前記第1の電極と前記第2の電極とは、前記ミラープレートの前記回転軸に対して反対側にある、請求項43に記載の空間光変調器。
  46. 前記基板は半導体である、請求項21に記載の空間光変調器。
  47. 前記ミラープレートは、前記基板に対して15°から27°の角度まで第1の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項21に記載の空間光変調器。
  48. 前記ミラープレートは、前記基板に対して2°から9°の角度まで第2の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項47に記載の空間光変調器。
  49. 前記ミラープレートは、前記基板に対して17.5°から22.5°の角度まで第1の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項21に記載の空間光変調器。
  50. 前記ミラープレートは、前記基板に対して2°から9°の角度まで第2の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項49に記載の空間光変調器。
  51. 前記ミラープレートは、前記基板に対して約20°の角度まで第1の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項21に記載の空間光変調器。
  52. 前記ミラープレートは、前記基板に対して2°から9°の角度まで第2の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項51に記載の空間光変調器。
  53. 前記ミラープレートは、前記基板に対して約30°まで第1の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項21に記載の空間光変調器。
  54. 前記ミラープレートは、前記基板に対して2°から9°の角度まで第2の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項53に記載の空間光変調器。
  55. 前記隣接するミラープレートの中心間の距離は4.38から10.16μmである、請求項23に記載の空間光変調器。
  56. 前記ミラープレートは、前記基板に対して12°から20°の角度まで第1の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項22に記載の空間光変調器。
  57. 前記ミラープレートは、前記基板に対して2°から9°の角度まで第2の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項56に記載の空間光変調器。
  58. 前記ミラープレートは、前記基板に対して12°から20°の角度まで第1の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項55に記載の空間光変調器。
  59. 前記ミラープレートは、前記基板に対して2°から9°の角度まで第2の方向で前記ミラープレートが回転するように前記ヒンジに取り付けられている、請求項58に記載の空間光変調器。
  60. 光源と、
    空間光変調器であって、
    基板上に形成されたミラー装置のアレイであって、前記ミラー装置への入射光を選択的に反射するためのミラー装置のアレイをさらに備え、
    各ミラー装置は、
    光を反射するためのミラープレートと、
    前記ミラープレートが前記基板に対して回転することができるように前記ミラープレートに取り付けられたヒンジであって、前記ヒンジと前記ミラープレートとは0.15から0.45μm離れているヒンジと、
    前記基板上で前記ヒンジを保持するために前記基板上にあるヒンジ支持体と、
    を備えるミラー装置を備える空間光変調器と、
    前記光源から前記空間光変調器へ光を向けるための集光レンズと、
    前記空間光変調器から反射された光を集光し、表示ターゲット上へ向けるための投射レンズと、
    を備える投射システム。
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