JP2007335237A - 超小型sem - Google Patents

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一平 志水
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【目的】本発明は、試料の画像を生成する超小型SEMに関し、中学生などの生徒さんが光学顕微鏡を使用して拡大画像を観察する場合と同様の手軽さで、試料の電子線ビームによる高倍率かつ高分解能の画像を観察することを目的とする。
【構成】筒状のカップの中に配置した電子光学系と、電子光学系によって生成して細く絞った電子線ビームを、筒状のカップの一方の部分に配置した試料上に照射しつつ平面走査し、そのときに放出あるいは反射された荷電粒子あるいは光を検出する検出器と、筒状のカップ内を真空排気する排気口とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、試料の画像を生成する超小型SEMに関するものである。
従来、走査型電子顕微鏡は、試料を真空中に配置した試料移動台上に固定し、当該試料移動台をX方向およびY方向に操作して所望の場所の画像を表示装置の画面上に表示している。
この際、試料を固定する試料移動台(ステージ)は、真空試料室内に設置する必要があるため、比較的簡単な方法として、試料ステージ引出式がある。試料ステージ引出式は、真空試料室を大気にし、試料ステージを試料室から引き出す。観察用の試料を試料ブロックに設置して、該試料ブロックを試料ステージ上の試料ホルダー納め、これをネジ等で固定し、これらを付随する試料ステージを試料室に挿入し、試料室を真空排気する。そして、電子線ビームを試料上に平面走査してそのときに放出された2次電子あるいは反射された反射電子を検出・増幅し、画面上に拡大した画像(2次電子画像、反射電子画像)を表示する。
従来の上記引出式では、観察用の試料を、試料ブロックに設置、試料ブロックを試料ステージ上の試料ホルダに収めてネジなどで固定、これら付随する試料ステージを試料室に挿入し、真空排気するという多くの作業がオペレータに要求され、専門家でないと使用し難いという欠点があると共に、小型化し難く、中学生などの生徒さんが理科の時間に使う光学顕微鏡のように小型かつ簡易な操作で高倍率かつ高分解能の観察が出来ないという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するため、観察用の試料を載せたプレパラートをカップに置くだけで試料のセッティングが完了し、真空排気して電子線ビームで平面走査して高倍率かつ高分解能の画像を画面上に表示すると共にプレパラートを簡易な機構で水平方向に移動させて任意の場所を観察し、かつカップ内に鏡筒を収めて従来の真空排気管を無くしてSEM本体の小型化を図るようにしている。
本発明は、観察用の試料を載せたプレパラートをカップに置くだけで試料のセッティングが完了し、真空排気して電子線ビームで平面走査して高倍率かつ高分解能の画像を画面上に表示すると共にプレパラートを簡易な機構で水平方向に移動させて任意の場所を観察し、かつカップ内に鏡筒を収めて従来の真空排気管を無くしてSEM本体の小型化を図ることにより、中学生などの生徒さんが光学顕微鏡を使用して拡大画像を観察する場合と同様の手軽さで、試料の電子線ビームによる高倍率かつ高分解能の画像を観察することが可能となる。
本発明は、観察用の試料を載せたプレパラートをカップ上に置くだけで試料のセッティングが完了し、真空排気して電子線ビームで平面走査して高倍率かつ高分解能の画像を画面上に表示すると共にプレパラートを簡易な機構で水平方向に移動させて任意の場所を観察し、かつカップ内に鏡筒を収めて従来の真空排気管を無くしてSEM本体の小型化を図り、中学生などの生徒さんが光学顕微鏡を使用して拡大画像を観察する場合と同様の手軽さで、試料の電子線ビームによる高倍率かつ高分解能の画像を観察することを実現した。
図1は、本発明の1実施例構造図を示す。
図1の(a)は正面断面図を示し、図1の(b)は上面図を示す。
図1の(a)において、電子光学系1は、細く絞った電子線ビーム2を試料5の上に平面走査するものであって、電子線ビーム2を発生する電子銃、電子銃で発生させた電子線ビームを集束する集束レンズ(省略可)、集束レンズで集束した電子線ビーム2を細く絞った試料5の上に照射する対物レンズ、対物レンズで試料5の上に細く絞って照射した電子線ビーム2を平面走査(X方向およびY方向)する2段偏向系(あるいは1段偏向系)などを有するものである。ここでは、電子光学系1として、親指あるいは小指位の大きさの図示の外観形状を持つものであって、当該電子光学系1を構成する電子銃、集束レンズ(省略可)、対物レンズ、2段偏向系(あるいは1段偏向系)および軸中心の電子線ビーム2が走行する部分は、当該電子光学系1とカップ10との間の空間で真空排気している(従来の真空排気管を電子光学系1とカップ10との間の空間に置き換えている)。
電子線ビーム2は、電子光学系1を構成する電子銃で発生され、試料5に向けて走行する電子線ビームである。
試料5は、プレパラート13に載せられた観察対象の試料である。
プレパラート13は、試料5を載せる板(試料台)であって、ここでは、外周部をOリング15に当てて真空シールするものである。ユーザは、試料5をプレパラート13に固定し、当該プレパラート13を図示の状態に載せるのみで、真空シールされてカップ10の内部が真空排気され、電子線ビーム2でプレパラート13の上の試料5を照射しつつ平面走査し、そのときに放出された2次電子あるいは反射された反射電子を検出器18で検出し、図示外の表示装置の画面(例えばパソコンの画面)上に拡大した画像(2次電子画像、反射電子画像)を表示することが可能となる。
プレパラートホルダ14は、プレパラート13を載せるホルダであって、ここでは、プレパラート13を載せたときにOリング15で真空シールするためのものである。
Oリング15は、試料5を載せたプレパラートが置かれたときに接触して真空シールするものである。
Oリング12は、プレパラートホルダ14を台19に真空シールするためのものである。
台19は、カップ10を構成するものであって、ここでは、Oリングでカップ10を構成する円筒状の部分に真空シールして固定するものであり、XY移動ネジ16を装着してプレパラートホルダ14をX方向およびY方向にそれぞれ移動させ(移動時には、Oリング12で真空シールされる)、当該プレパラートホルダ14の上に置いたプレパラート13に固定した試料5をX方向およびY方向にそれぞれ移動させるためのものである。
尚、XY移動ネジ16をここでは装着したが、当該XY移動ネジ16を無しにし、観察者が直接に指でX方向およびY方向に移動させるようにしてもよい。
カップ10は、円筒状の本体部分と、上部に上述した台19と、下部の底部分とから構成されるものであって、電子光学系1を内部に納めて真空排気すると共に上部の試料5を任意の場所にX方向およびY方向に移動させて当該試料5の任意場所の画像を図示外の表示装置の画面上に表示させるためのものである。ここでは、中央の円筒部分に図示外の真空排気系をホースで接続する真空排気口11と、電子光学系1、検出器18などに接続する接続端子を設けたコネクタ20を配置する部分である。上部の台19には、上述したXY移動機構ネジ16を設けてプレパラート13に固定した試料5をX方向およびY方向に移動させる部分である。下部の底板は、図示の状態で机などの上に置くための部分(固定などするための部分)である。
検出器18は、試料5に細く絞った電子線ビーム2を照射しつつ平面走査したときに放出された2次電子17、反射された反射電子を検出・増幅するものである。
図1の(b)において、プレパラート13は、試料5を固定する(載せる)ものであって、ここでは、四角形の光学顕微鏡で使うプレパラートと同じような形状を持つもの(金属平板)であり、電子光学系1がある側に試料5を固定(例えばシルバーペイントで微小試料5を固定)すると共に、周辺部分でOリング15で真空シールするものである。尚、プレパラート13の形状は、四角形に限らず、円板状、長方形でもよい。いずれの形状にしてもその外周部分でOリング15で真空シールできればよい。
4つのXY移動ネジ16は、ユーザが相対向する2つのXY移動ネジ16を回してプレパラートホルダ14をX方向およびY方向に移動させ(移動時には、Oリング12で真空シールされる)、当該プレパラートホルダ14に搭載したプレパラート13上の試料5を任意の場所に移動させるためのものである。
カップ10は、4つのXY移動ネジ16を設けて試料5を移動させるための台19を上部に設けたものである。
次に、図1の構造の動作を簡単に説明する。
(1)小型の電子光学系lは通常のSEM(走査型電子顕微鏡)と同様、電子線ビーム2を発生する電子鏡とこれを試料5の上に集束する電子レンズ(集束レンズ、対物レンズ)と、その集束位置を走査する偏向器よりなる。電子光学系1を包むカップ(真空容器)10はカップ状の形態で、排気ポンプに至る真空排気口11を有し、欠印Aの方向へ排気する。
(2)カップ10の開口部は凹形となっており、当該凹形部の台19には0リング12、プレパラート13が納まるところのプレパラートホルダー14、プレパラートホルダ14に固定する0リング15、プレパラートホルダ14を押してX,Y移動させるXY移動ネジ16、およびプレパラート13によって構成され、これらはXY動ステージを形成する。
(3)グリス付き0リング12は、カップ10の上部の台19とプレパラートホルダ14の底部との間の真空シールを行い、プレパラートホルダ14は0リング12で真空シ
ールされながらXY移動ネジ16によって移動する。0リング15はプレパラートホルダー14の上面に置かれたプレパラート13を、プレパラートホルダ14に真空密着するものであり、プレパラートホルダ14の上面に固定されている。
(4) 以上のように、プレパラート13をプレパラートホルダ14に置いて、カップ
10の内部を真空排気すると、プレパラート13は、真空シール用の0リング15の内面積に比例して、図1の(a)のBの方向に1cm当たり約1kgの密着力を得る(1kg/cm)。
(5)試料5の所望の部分を観察するために、カップ10の上部の台19に設けたXY移動ネジ16はプレパラートホルダ14の端面を押して、試料5の所望の部位に電子線ビーム2を照射させることができる。0リング15には真空グリスを用いないので、プレパラート13を真空グリスで直接的に汚染することは無い。
(6)プレパラートホルダー14を省略してレバラート13自体を0リング12に密着する方法もあるが、プレパラート13に真空グリスが付着して、やがて試料5の汚染に至るおをがあるため、これはあまり実用的ではない。
(7)プレパラートホルダ14の下面とカップの上面の台19との間のすべり面に、ベアリングやコロを用いた.XY移動機構を用いれば、XY移動ネジ16によるXY移動がスムースで動作が確実となる。
(8) 電子線ビーム2が試料5を照射しつつ平面走査したときに発生する荷電粒子は各種検出器によって検出され、各々の物理・化学的意味合いを持つ情報として、画像として表示する。ここでは一例として2次電子をSSDで検出する場合には、2次電子17は検出器18に印加させた+電位による電場に引き寄せられかつ加速されて照射点の周りに配置されたSSD検出器18に入射する。照射点より発生する2次電子17はエネルギーが低い為、図1の(a)のように配置された複数個の検出器18には多く集まるが、反射電子はエネルギーが高いため検出器18の電場にあまり影響されずにほぼ直進し、検出器18に入る度合いが少ない。検出器18では増幅作用による像信号出力を発生し、これはさらに外部増幅器で映像信号となり、画像表示装置に表示する。
(9)試料5を導離塗料や導電性両面テープ等で試料5を貼り付けたプレパラート13を持ち寄り、図1の(a)の上部に置き、カップ10の内部を真空排気して、高い分解能で試料5の画像を観察することが可能となる。
図2は、本発明の詳細説明図を示す。
図2の(a)は、プレパラート13と、カップ10(あるいは図1の台19)との間、X動ガイド溝31、Y動ガイド溝33を直交してそれぞれ設け、これにX動摺動子32、Y動摺動子34をそれぞれ摺動させ、X方向およびY方向にそれぞれ精度良好に移動可能にした例を示す。そして、X動摺動子32、Y動摺動子34を設けた図示の右側と、反対の図示の左側には、X動遊底1,2を設け、当該X動摺動子32、Y動摺動子34がそれぞれ摺動するX動ガイド溝31、Y動ガイド溝33に密着するように所定の力で常に押し付けるようにし、正確かつ再現性良好にプレパラート13がXY移動ネジ(X動送りネ、Y動送りネジ)16で任意の場所にX移動およびY移動できるようにしている。尚、図示のX動摺動子,Y動摺動子の代わりに、ベアリング・スライダを用いることで、更に、小さな力かつスムーズに、XY移動ネジ16でX方向およびY方向に、プレパラート13を移動して試料5を任意の場所に移動させることが可能となる。
図2の(b)は、図2の(a)の構造に加え、更に、真空グリスサーバ41を設け、Oリングで真空シールしながら摺動する部分の真空グリースを自動補給する機構を加えた例を示す。図示のように、真空グリースサーバ41は、Oリングで真空シールする部分の大気圧側に当該真空グリースサーバ41を形成するリング状の溝を設け、当該溝にリング状の真空グリスを浸すしたスポンジ状のものを設置したものである。真空グリースサーバ1を、Oリングが摺動する大気圧側に設けることで、プレパラート13を移動させても常に自動的に真空シールするOリングに真空グリースが自動補給され、当該Oリングの真空グリースがきれて滑りが悪くなったり、真空リークする事態を防止できる。
また、図2の(b)の上部の左側には、2次電子を高効率に検出する2次電子検出装置を設けてもよい。2次電子検出装置は、シンチレータ41、ライトガイド42、PMT43,プリアンプ44などから構成されるものである。
シンチレータ41は、正の高電圧を印加し、試料5から放出された2次電子を引き寄せて衝突させ、光を発光するものである。
ライトパイプ42は、シンチレータ41で発光された光を外部に逃がさすに高効率にPMT43に導くものである。
PMT43は、ライトパイプ42で導かれた光を入射すると、多段増幅する増幅器であれる。
プリアンプ44は、PMT43で増幅された信号を、更に、増幅するものである。これのプリアンプ44で増幅した信号を、図示外の表示装置に送り、当該表示装置の画面上に高S/Nの画像(2次電子画像)を表示する。
また、図2の(b)のカップ10の下部に設けた電子銃調整ネジ22は、電子光学系1を構成する電子銃の軸を調整し、電子線ビーム2が試料5の上に細く絞って効率良好に照射するように調整するためのものである。
また、固定板21は、電子光学系1をカップ10に固定するものである。
図3は、本発明の詳細説明図(その2)を示す。これは、XY動をラック・ピニオンとした方法の例を示す。
図3の(a)は、中心から左側がY動を示し、中心から右側がX動を示す。左側のY動について説明すると、Y動送りネジをユーザが指先で回転させると、当該ネジの先端に設けた歯車が下段のY遊底(歯車の歯に有った平坦なもの)を手前と向側(紙面に垂直)の方向に移動させる(プレパラート13をY移動させる)。同様に、右側のX動送りネジをユーザが指先で回転させると、当該ネジの先端に設けた歯車が上段のX遊底(歯車の歯に有った平坦なもの)を左側と右側(紙面の面内)の方向に移動させる(プレパラート13をX移動させる)。
以上の構造により、Y動送りネジ、X動送りネジを、ユーザが回転させることで、プレパラート13(プレパラート13に固定した試料5)をY方向、X方向の任意の場所に移動させることが可能となる。
図3の(b)は、グリス・サーバ溝を設けた例を示す。図3の(a)の摺動部分に、2重のOリング溝を設けると共に、その間にグリス・サーバ溝を設けて真空グリスを浸したフェルトを入れることで、Oリングに自動的に真空グリスを補給することが可能となる。
図4は、本発明の詳細説明図(その3)を示す。これは、XY動送りネジに真空シールを置く方法の例を示す。図示のOリングと記載した遊底止めの2箇所のOリングと、X動ネジ、Y動ネジの4箇所にOリングで真空シールした例を示す。このうち、プレパラート13を移動させたときに摺動(回転移動)するのは、遊底止めのうちの内側の1つと、X動ネジ、Y動ネジの部分の4つの合計5つの真空シールすればよい。
尚、上述した実施例では、図1の(a)に示すように、カップ10を台上に置いた状態で、その上からプレパラート13に固定した試料5を下向きして当該カップ10の上にユーザが静かに置いてOリング15に接触させて真空シールする構造としたが、逆に、プレパラート13に固定した試料5を上向きに図示外の台上に置き(固定枠に入れて固定し)、図1の(a)のカップ10を上下逆の構造にして、当該カップ10を上から下方向に移動(ノブを回して静かに上から下方向に移動)させてプレパラート13の上に載せ、Oリング15に接触させて真空シールする構造としてもよい。この場合には、通常の光学顕微鏡と同じように、台の上に置いたプレパラート13(試料5が当該プレパラート13の上側に固定)に、カップ10を上から下に移動させて当該プレパラート13の上に載せてOリング15に接触させて真空シールするようにしてもよい。これにより、光学顕微鏡と同じ感覚(操作)で本発明に係る超小型SEMをユーザは使用できる。
本発明は、観察用の試料を載せたプレパラートをカップに置くだけで試料のセッティングが完了し、真空排気して電子線ビームで平面走査して高倍率かつ高分解能の画像を画面上に表示すると共にプレパラートを簡易な機構で水平方向に移動させて任意の場所を観察し、かつカップ内に鏡筒を収めて従来の真空排気管を無くしてSEM本体の小型化を図り、中学生などの生徒さんが光学顕微鏡を使用して拡大画像を観察する場合と同様の手軽さで、試料の電子線ビームによる高倍率かつ高分解能の画像を観察する超小型SEMに関するものである。
本発明の1実施例構造図である。 本発明の詳細説明図である。 本発明の詳細説明図(その2)である。 本発明の詳細説明図(その3)である。
符号の説明
1:電子光学系
2:電子線ビーム
5:試料
10:カップ
11:真空排気口
13:プレパラート
14:プレパラートホルダ
15:Oリング
16:XY移動ネジ
17:2次電子
18:検出器
19:台
31:X動ガイド溝
32:X動摺動子
33:Y動ガイド溝
34:Y動摺動子
41:シンチレータ
42:ライトガイド
43:PMT
44:プリアンプ

Claims (8)

  1. 試料の画像を生成する小型のSEMにおいて、
    筒状のカップの中に配置した電子光学系と、
    前記電子光学系によって生成して細く絞った電子線ビームを、前記筒状のカップの一方の部分に配置した試料上に照射しつつ平面走査し、そのときに放出あるいは反射された荷電粒子あるいは光を検出する検出器と、
    前記筒状のカップ内を真空排気する排気口と
    を備えたことを特徴とする超小型SEM。
  2. 前記試料をプレパラートに固定して装着したときに、当該プレパラートの外周部分あるいは試料を固定しない部分が真空シール材に接触して真空シールすることを特徴とする請求項1記載の超小型SEM。
  3. 前記試料を固定したプレパラートを移動する機構を設けたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の超小型SEM。
  4. 前記試料を固定したプレパラートを真空シール材に接触して真空シールした部材に、移動する機構を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の超小型SEM。
  5. 前記移動する機構の摺動部分あるいは回転部分のうち、前記カップ内を真空に保持するために必要な部分を真空シール材で真空シールしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の超小型SEM。
  6. 前記真空シール材の近傍に真空グリースサーバを設けて真空グリースを当該真空シール材に自動補給することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の超小型SEM。
  7. 前記プレパラートに固定した試料を下向にして当該プレパラートを載せたときに前記真空シール材で真空シールする構造としたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに超小型SEM。
  8. 前記プレパラートに固定した試料を上向にして置き、前記カップを当該置いたプレパラートの上から載せたときに前記真空シール材で真空シールする構造としたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の超小型SEM。
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