JP2007334468A - カード型情報装置とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】規格化された寸法形状を有する筐体において、記憶容量の増大とともに、生産性や信頼性に優れたカード型情報装置とその製造方法を提供する。
【解決手段】側面の溝部11aに形成された側面電極を有する半導体装置10と、溝部11aと対向する位置に接続電極17が形成された凸部17aを設けた貫通孔16または有底孔を有する筐体15と、筐体15の少なくとも一方の面に設けられた外部接続端子18と、を備え、半導体装置10が筐体15の貫通孔16または有底孔に埋め込まれるとともに、側面電極と接続電極17とを接続した構成を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型で生産性に優れたカード型情報装置とその製造方法に関する。
近年、ICカードの高機能化、SDメモリカード(登録商標)などに代表されるメモリカードの大容量化が進む中で、半導体素子などを高密度に実装できる電子回路装置が求められている。また、モバイル機器の高機能、軽薄短小化に伴って、電子回路装置には、さらに大容量化や高機能化、コンパクト化が求められている。例えば、メモリカードの場合、規格サイズ内で如何に記憶容量を増大させるかが重要である。回路基板においては、接続ピッチの微細化や多層化によって実装密度を向上させるアプローチとともに、半導体素子や電子部品を実装したモジュール基板を立体的に積層することによって実装密度を向上させる技術開発が盛んになっている。
図14の従来のカード型情報装置の構成に示すように、マザー基板400の片面にメモリチップ410が表裏に複数実装されたメモリモジュール基板420を2層に積層するとともに、マザー基板400の他方の面に上記のメモリチップ410を制御する回路制御素子430を実装し、筐体480に組み込んだ構造のメモリカード(カード型記録媒体)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、図15のカード型情報装置の製造方法に示すように、メモリモジュール基板420間は、直径約300μmのCuボール440または導電性膜でコートされた弾性体を介して、クリーム半田441により接続されている。
しかし、この接続工程は、Cuボールなどの位置固定が難しく、作業性や歩留まりが低下するという問題がある。同様に、下側のメモリモジュール基板420の下面とマザー基板400間もCuボール450で接続するため、さらに作業性や歩留まりが低下するという問題がある。
また、マザー基板400の上面にはバイパス用のチップコンデンサ460が実装され、下面には外部回路と接続するための接続端子470が設けられている。つまり、この構造においては、所定の厚みを有するリジッドなマザー基板が必要となるため、規格化されたメモリカードの厚みに対して、メモリチップの実装空間が制限され記憶容量の大容量化が困難である。
また、最近では、メモリカードの応用範囲をさらに広げるために無線通信機能の搭載が要望されている。
このような要望に対応するものとして、SDメモリカード(登録商標)に無線インターフェース機能を付加したものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
すなわち、特許文献2で開示されたSDメモリカード1410は、図16と図17に示すように、主機能である記憶媒体としての機能部以外に無線制御部1430を備えている。そして、無線制御部1430は、ループアンテナ1450からなるアンテナモジュール1420と接続部1440を介して接続される。また、記憶媒体であるフラッシュメモリ1460は、SDメモリカードのメモリ用のフラッシュROMとして機能するとともに、無線通信機能を動作させるためのドライバプログラムを記憶している。
これにより、アンテナモジュールと接続したSDメモリカードは、無線通信機能を介してアンテナモジュールから入出力される電波によって、外部の無線通信機器と通信を行うことができる。さらに、アンテナモジュールをSDメモリカードの筐体内に内蔵した構成も開示されている。
また、通信障害を防止するための送受信用コイルを内蔵したICカードが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
上記ICカードは、ICチップと送受信用コイルを実装した基板の裏面に、透磁率が高く、抵抗率の高い磁性体を蒸着または接着した構成を有する。そして、ICカードを読み取り装置に装着して情報の送受信をする場合、電波の電磁界の磁束により、読み取り装置の、例えば電池などの金属導体で発生するうず電流による電力損失を、磁性体により防止するものである。つまり、磁性体で磁束を遮蔽することにより、磁束による金属導体でのうず電流の発生を防止している。
さらに、同特許文献3には、第1のプリント基板にICチップを実装し、第2のプリント基板に送受信用コイルを形成して、2つのプリント基板で磁性体を挟んだ構成のICカードも開示されている。これにより、ICチップの実装面積の拡大による記憶容量の増大や、同じ容量の場合にはICカードの形状を小型化できることが記載されている。
特開2002−207986号公報 特開2001−195553号公報 特開平8−16745号公報
しかしながら、上記特許文献1のメモリカードによれば、メモリモジュール基板間およびメモリモジュール基板とマザー基板の電極間をCuボールなどによって電気的に配線接続をしている。そのため、Cuボールの大きさによりメモリモジュール基板間の距離を確保してメモリチップ(以下、「半導体素子」と記す)間の接触を防ぐ必要があり、Cuボールの大きさを小さくできない。また、メモリモジュール基板間同士およびメモリモジュール基板からマザー基板への配線接続が一方向に形成されるため、メモリモジュール基板の積層数が増えるにしたがって微細な配線接続が必要となる。この場合、Cuボール自体を微細化することは上記制限により困難であるが、例えばCuボールを千鳥状に配置すれば可能となる。しかし、千鳥状に配置した場合、接続電極のための面積が大きくなるため、反対に半導体素子などの実装面積が小さくなるという課題がある。
また、上述の接続工程では、多数個のCuボールなどを所定の位置に固定することが難しく作業性や歩留まりの低下を招いている。
さらに、複数個の半導体素子を搭載したメモリモジュール基板を接続したマザー基板においては、バーンイン試験時に1個の半導体素子に不良が発生した場合でも、マザー基板自体を廃棄しなければならず、生産性の向上や低コスト化が困難である。
また、マザー基板が必要であるため半導体素子を実装する空間が、特に厚み方向には制限されるため、小型化、薄型化が困難である。そのため、形状などが規格化されたメモリカードでは、実装空間の制限により記憶容量を増やすために実装する半導体素子数を増やすことができない。そして、ICカードの場合にも、主に厚みに関して同様の規格があるため、同じ問題が発生する。
そこで、上記メモリカードにおいては、規格化されたサイズの筐体内に多くの半導体素子などを、どのように内蔵させるかが課題である。
また、特許文献2に示されているSDメモリカードによれば、アンテナモジュールを外付けしているため、アンテナモジュールだけ全体の形状が大きくなる。この結果、携帯型デジタル機器などの電子機器にSDメモリカードを装着する場合、アンテナモジュール分だけのスペースを余分に設けなければならないため小型化が困難であった。
そこで、SDメモリカードの外部接続端子が設けられていない側の端面に、例えばアンテナ長の短い、2.4GHz帯のアンテナを内蔵することにより小型にする例が示されている。しかし、例えば13.56MHz帯などを利用する一般的なICカードにおいては、アンテナ長が長いため、アンテナパターンを内蔵する構成やアンテナ感度を確保することが困難となる。
また、特許文献3に示されているICカードによれば、プリント基板面にICチップと送受信用コイルを形成しているため、受信電波がICチップにより反射され、送受信用コイルに入射する電波を弱め、送受信用コイルで受信できる距離が低下するという課題がある。
それを改善するために、同特許文献3には、磁性体で送受信用コイルとICチップを分離した構成が示されている。しかし、上記構成では、2枚のプリント基板で構成するため、薄型化が困難であった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、規格化された寸法形状を有する筐体において、記憶容量の増大とともに、生産性や信頼性に優れたカード型情報装置とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のカード型情報装置は、側面の溝部に形成された側面電極を有する半導体装置と、溝部と対向する位置に接続電極が形成された凸部を設けた貫通孔または有底孔を有する筐体と、筐体の少なくとも一方の面に設けられた外部接続端子と、を備え、半導体装置が筐体の貫通孔または有底孔に嵌め込まれるとともに、側面電極と接続電極とを接続した構成を有する。
この構成により、規格化された形状の筐体において、大容量化が容易なカード型情報装置を実現できる。さらに、筐体の薄型や小型への規格の変更に対する対応を容易にできる。
また、本発明のカード型情報装置は、側面の溝部に形成された側面電極を有する半導体装置と、アンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを有するアンテナ基板と、アンテナ基板のアンテナ接続端子と接続され側面に設けた溝部に形成されたアンテナ接続電極を有する磁性体と、溝部と対向する位置に接続電極が形成された凸部を設けた貫通孔または有底孔を有する筐体と、を備え、磁性体の他方の面側に半導体装置を配置して筐体の貫通孔または有底孔に嵌め込まれるとともに、側面電極およびアンテナ接続電極と接続電極とを接続する構成を有する。
さらに、アンテナ基板を設ける代わりに、磁性体の一方の面に、アンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを設けてもよい。
さらに、筐体に、外部接続端子を設けてもよい。
さらに、半導体装置が、半導体パッケージまたは側面電極と接続する少なくとも一方の面に形成された表面電極を備えた半導体素子であってもよい。
これらにより、規格化された形状の筐体において、無線通信のためのアンテナを内蔵するとともに大容量化が容易なカード型情報装置を実現できる。また、外部接続端子により、カード型情報装置への電力供給に対する制限がなくなるので、情報伝達の速度やその安定性が向上し、信頼性が向上する。
さらに、筐体の厚み方向に外形の異なる複数段の貫通孔または有底孔を設けてもよい。
これにより、形状の異なる半導体装置を内蔵したカード型情報装置を実現できる。
さらに、磁性体を嵌め込む貫通孔または有底孔の大きさを、半導体装置を嵌め込む貫通孔の大きさよりも大きくしてもよい。
これにより、半導体装置で反射される電波をさらに低減したカード型情報装置が得られる。
さらに、筐体に、さらに電子部品を嵌め込み、電子部品と電気的に接続する電極が形成された凸部を内側に備えた凹部を設けてもよい。
さらに、半導体装置は、少なくとも記憶素子と制御素子とを含んでいてもよい。
これらにより、電磁ノイズに強く、記憶制御および無線通信制御を組み合わせて制御できるため、利用範囲が大きく広がる。
また、本発明のカード型情報装置の製造方法は、筐体に、側面の溝部に側面電極が形成された半導体装置の溝部と対向する位置に接続電極が形成された凸部を有する貫通孔または有底孔を形成する工程と、筐体の少なくとも一方の面に外部接続端子を形成する工程と、半導体装置を筐体の貫通孔に嵌め込んで側面電極と接続電極とを接続する接続工程と、を含む。
これにより、規格化された形状の筐体において、大容量化が容易なカード型情報装置を生産性よく、低コストで作製できる。
さらに、接続工程が、予め加熱して筐体の貫通孔または有底孔の大きさを拡大し、半導体装置を嵌め込んで接続する工程であってもよい。
さらに、筐体の熱膨張係数が、半導体装置の熱膨張係数よりも大きくてもよい。
これらにより、簡易な接続方法により、生産性を飛躍的に向上させるとともに、確実な接続が得られる。
また、本発明のカード型情報装置の製造方法は、一方の面にアンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを有するアンテナ基板を形成する工程と、側面に設けた溝部に形成したアンテナ接続電極を有する磁性体を形成する工程と、磁性体のアンテナ接続電極とアンテナ基板のアンテナ接続端子とを接続する工程と、筐体に、半導体装置の側面の溝部に形成した側面電極および磁性体のアンテナ接続電極と対向する位置に接続電極を形成した凸部を有する貫通孔または有底孔を形成する工程と、半導体装置、磁性体およびアンテナ基板を筐体の貫通孔または有底孔に嵌め込んで、側面電極およびアンテナ接続電極と接続電極とをそれぞれ接続する接続工程と、を含む。
さらに、アンテナ基板を形成する工程の代わりに、磁性体の一方の面に、アンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを形成する工程を含んでもよい。
さらに、筐体の一方の面に外部接続端子を形成する工程をさらに含んでもよい。
これらにより、規格化された形状の筐体において、無線通信のためのアンテナを内蔵するとともに大容量化が容易なカード型情報装置を生産性よく、低コストで作製できる。また、外部接続端子により、カード型情報装置への電力供給に対する制限がなくなるので、情報伝達の速度の高速化やその安定性が向上し、信頼性の高いカード型情報装置を作製できる。
さらに、接続工程が、予め加熱して筐体の貫通孔または有底孔の大きさを拡大し、半導体装置および磁性体を嵌め込んで接続する工程であってもよい。
さらに、筐体の熱膨張係数が、半導体装置および磁性体の熱膨張係数よりも大きくてもよい。
これらにより、生産性を飛躍的に向上させるとともに、確実な接続を簡単に行うことができる。
本発明のカード型情報装置とその製造方法によれば、規格化された形状の筐体において、大容量化が容易で、しかも筐体の薄型化や小型化への規格の変更に対する対応が容易なカード型情報装置を生産性よく実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、カード型情報装置として、24mm×32mm×2.1mmの規格化された外形寸法の筐体を有するSDメモリカードを用いて説明する。また、半導体装置として、少なくとも一方の表面に形成された表面電極とそれと接続する側面の溝部に形成された側面電極を備えたベアチップなどの半導体素子を例に説明する。さらに、筐体に設けられた貫通孔に半導体装置を嵌め込む例で説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は本発明の第1の実施の形態におけるカード型情報装置の構成を示す斜視概念図で、図1(b)は図1(a)のA−A線断面概念図である。なお、以下において、同一部品および同一部分には同じ符号を付与した。図1(a)は、分かりやすいように筐体の上部を切り取った状態で示している。
図1に示すように、カード型情報装置1は、24mm×32mm×2.1mmの規格化された外形寸法で、例えばポリカーボネート/ABSアロイなどで構成された筐体15に貫通孔16が設けられ、貫通孔16に半導体装置(以下、「半導体素子」と記す)10を内蔵した構成を有する。そして、半導体素子10は、少なくとも一方の面に形成された表面電極11bと、表面電極11bと接続され側面の溝部11aに形成された側面電極(図3にて説明)とを有している。また、筐体15の貫通孔16には、半導体素子10の側面に設けた溝部11aと対向する位置に接続電極17が形成された凸部17aが設けられている。さらに、筐体15の少なくとも一方の面には、外部機器と接続するための外部接続端子18が設けられている。
そして、半導体素子10が筐体15の貫通孔16に嵌め込まれ、半導体素子10の溝部11aに設けた側面電極と貫通孔16の凸部17aに設けた接続電極17とが接続されている。
なお、本実施の形態では、筐体15内部に同じ大きさの半導体素子10を、3枚配置した例で示しているが、これに限られないことはいうまでもない。
ここで、半導体素子10は、少なくとも一方の面に形成された、例えばアルミニウム(Al)などからなる表面電極11bと、その表面電極11bと接続する半導体素子10の側面に設けた溝部11aの内側表面に形成された、例えば金めっきされた銅(Cu)などからなる側面電極を有している。
また、筐体15の貫通孔16には、半導体素子10の側面電極と対向する位置に、例えば金めっきされた銅などからなる接続電極17が表面に形成された凸部17aが設けられている。
そして、図1(b)に示すように、3枚の半導体素子10が筐体15の貫通孔16に嵌め込まれて内蔵されるとともに、半導体素子10の側面電極と貫通孔16の接続電極17とが一括して接続されている。
なお、半導体素子10の溝部11aおよび貫通孔16の凸部17aの断面形状は、例えば半円形、楔形など互いに嵌合する形状であればよく、特に制限されない。例えば、半導体素子10の溝部11aの曲率を、貫通孔16に設ける凸部17aの曲率より小さい半円形状としてもよい。これにより、溝部11aと凸部17aとの嵌合が容易で、複数の半導体素子10を筐体15の貫通孔16に無理なく内蔵し積層することができる。さらに、半導体素子10の側面電極と貫通孔16の接続電極17との確実な接続が得られる。
そして、異物の侵入防止や耐湿性などの信頼性を確保するために、例えば封止樹脂などにより保護層15aを設ける。このとき、筐体15と保護層15aとで、規格化された外形寸法とする必要がある。
また、本実施の形態では、筐体15に、さらに電子部品と接続する電極20を形成した凸部20aを内側に備えた凹部20cを設け、凹部20c内に、例えばチップコンデンサやチップ抵抗などの電子部品19を嵌め込んで内蔵している。これらにより、電磁ノイズなどに強いカード型情報装置を実現できる。しかし、電磁ノイズなどに影響されない場合には、特に電子部品などを内蔵しなくてもよい。
なお、上記では、3枚の半導体素子10を内蔵した例で説明したが、規格化された外形寸法内であれば、筐体中に半導体素子10を1枚でも、複数枚を内蔵してもよい。これにより、必要な容量に応じて任意の構成のカード型情報装置を実現できる。
さらに、従来のように半導体素子の表面電極の上に設けられた、バンプなどの接続電極の高さに制限されず、筐体15の厚みの範囲内で半導体素子10の厚みのみに依存して複数の半導体素子を内蔵できるため、大容量化が容易である。例えば、1個の半導体素子10が512MBの場合には、n×512MBとすることができ、3GBや5GBという大容量のカード型情報装置を実現できる。
上記構成により、規格化された寸法形状の筐体15の貫通孔16内に、複数の半導体素子10を内蔵できる。そして、半導体素子10の側面電極と貫通孔16の接続電極17とが電気的、機械的に信頼性よく接続される。また、複数の半導体素子10を側面電極などを介して接続できるため、従来のCuボールを介在させてメモリモジュール基板を積層するよりも、複数の半導体素子を薄型に積層して構成できる。その結果、規格化された筐体形状においては、大容量化が容易で、さらに、筐体の規格寸法の小型化・薄型化への変更に対しても容易に対応できる。
本発明の第1の実施の形態によれば、規格化された寸法形状を有する筐体において大容量化を容易に実現できるカード型情報装置が得られる。
以下に、本発明の第1の実施の形態におけるカード型情報装置の製造方法について、図2と図3を用いて詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるカード型情報装置の製造方法の工程を説明する断面概念図で、図3は図2の工程に対応する斜視概念図である。なお、図1と同じ構成要素には同じ符号を付与して説明する。
まず、図2(a)と図3(a)に示すように、例えばポリカーボネート/ABSアロイからなる筐体15に、後述する半導体素子を嵌め込んで内蔵する貫通孔16およびチップコンデンサなどの電子部品を埋め込む凹部20cを形成する。そして、貫通孔16の内側に、後述する側面の溝部に側面電極が形成された半導体素子の溝部と対向する位置に凸部17aを形成する。また、凹部20cの内側に、電子部品の端子電極と対向する位置に凸部20aを形成する。
ここで、上記筐体15は、例えば金型を用いて、押出成形、射出成形などにより一括で形成する。
そして、凸部17aの表面に接続電極17を、凸部20aの表面に電極20を、例えば銅の無電解めっきなどにより形成し、さらにその表面を金めっき処理する。また、筐体15の少なくとも一方の面に、外部機器と接続するための外部接続端子18を、例えば銅の無電解めっきや電解めっきにより形成し、さらに金めっき処理する。
つぎに、図2(b)と図3(b)に示すように、表面電極11bが少なくとも一方の面に形成され、その表面電極11bと接続されて側面に形成された溝部11aの内側表面上に、例えば銅が形成され金めっきされた側面電極11を有する半導体素子10を準備する。また、例えばチップコンデンサなどの電子部品19を準備する。
つぎに、図2(c)と図3(c)に示すように、筐体15の貫通孔16および凹部20cの位置に合わせて半導体素子10および電子部品19を配置する。このとき、図示しないが、半導体素子10より熱膨張係数の大きい筐体15を、例えば120℃〜180℃に予め加熱し、筐体15の貫通孔16の大きさを半導体素子10の大きさよりも大きくしておく。
つぎに、図2(d)と図3(d)に示すように、複数の半導体素子10を筐体15の貫通孔16に嵌め込んで、所定の位置に内蔵し積層する。また、同様に電子部品19を凹部20c内に組み込んで内蔵する。なお、所定の位置とは半導体素子が筐体の貫通孔からはみ出さなければ、特に制限されないが、例えば積層した複数の半導体素子10の中心線を、筐体15の厚み方向の中心線の位置に配置することが好ましい。これにより、筐体15の反りを未然に防止できる。
そして、筐体15の冷却(例えば100℃以下)により、筐体15の貫通孔16および凹部20c内に複数の半導体素子10および電子部品19が一括して機械的に保持固定され嵌め込まれる。それと同時に、半導体素子10の側面電極11と貫通孔16の接続電極17とが接触し電気的にも一括して接続される。なお、側面電極および接続電極に形成した、高い延展性や耐腐食性を有する金めっきにより、接続の信頼性を向上できる。このとき、冷却により、貫通孔の大きさが半導体素子の大きさよりも小さくなるように、筐体と半導体素子の熱膨張係数差を考慮して大きさや形状を設計することが重要である。
つぎに、図2(e)と図3(e)に示すように、少なくとも筐体15の貫通孔および凹部を被覆する、例えば筐体と同じ材料で保護層15aを形成してカード型情報装置1が作製される。なお、筐体15の貫通孔および凹部の内部全体に封止樹脂を封入してもよい。これにより、落下衝撃などに対する信頼性を高めることができる。
ここで、筐体15の材料として、その熱膨張係数が半導体素子および電子部品の熱膨張係数よりも大きく加工のしやすい絶縁性材料を用いることができる。例えば、熱可塑性樹脂材料であるポリカーボネートなどのほかに、ポリアセタール、ポリアミド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリブチレンテレフタラート(ポリ(オキシテトラメチレンオキシテレフタロイル))などのエンジニアリングプラスチックや、エポキシ樹脂などの耐熱性熱硬化性樹脂などである。
上記方法により、規格化された寸法形状の筐体15に、半導体素子10などを簡易な方法により内蔵することができるため、生産性に優れ、低コストのカード型情報装置を作製できる。
また、図2(d)に示す状態で、特に筐体が熱可塑性樹脂からなる場合、半導体素子の機能評価(バーンイン試験など)において、半導体素子の不具合が確認された場合、再度加熱して半導体素子を筐体から取り外し交換を容易にできる。そのため、さらに歩留まりが高く、生産性よくカード型情報装置を作製できる。
以下に、本発明の第1の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置について、図4を用いて説明する。
図4(a)は、本発明の第1の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置を示す斜視概念図で、図4(b)は図4(a)のA−A線断面概念図である。なお、図4(a)は、理解を助けるために筐体の上部を切り取った状態で示している。
そして、図4において、筐体の厚み方向に外形の異なる複数段の貫通孔を設け、異なる形状の半導体素子を埋め込んでいる点で図1とは異なるものであり、他の構成は第1の実施の形態と同様である。
すなわち、図4に示すように、カード型情報装置2は、筐体45の厚み方向に外形形状の異なる複数段の貫通孔46を設けている。ここで、貫通孔46の形状は、嵌め込まれる半導体素子の外形形状に相当する大きさを有している。そして、外形形状の異なる半導体素子40aおよび半導体素子40bの側面には、溝部11aが、貫通孔46に設けた凸部47aと相対し嵌め合わされる位置に設けられている。また、貫通孔46には、例えば外形形状の異なる半導体素子40aおよび半導体素子40bの側面に設けた溝部11aと対向する位置に、例えば金めっきされた銅などからなる接続電極47が形成された凸部47aが設けられている。
そして、外形形状の異なる半導体素子40a、40bが筐体45の外形の異なる複数段からなる貫通孔46に嵌め込まれて内蔵される。それと同時に、半導体素子40a、40bの側面電極(図示せず)と貫通孔46の接続電極47とを接続するものである。
上記により、規格化された寸法形状の筐体内で大きさや容量および機能の異なる半導体素子を内蔵した汎用性に優れたカード型情報装置を実現できる。
以下に、本発明の第1の実施の形態の変形例2におけるカード型情報装置について、図5を用いて説明する。
図5(a)は、本発明の第1の実施の形態の変形例2におけるカード型情報装置を示す斜視概念図で、図5(b)は図5(a)のA−A線断面概念図である。なお、図5(a)は、理解を助けるために筐体の上部を切り取った状態で示している。
そして、図5において、筐体に電子部品を内蔵する貫通孔を設け、電子部品を筐体の厚み方向の中心位置に電子部品を配置した点で図1と異なるものであり、他の構成は第1の実施の形態と同様である。
すなわち、図5に示すように、カード型情報装置3において、電子部品19に形成された電極と対向する位置に、例えば金めっきされた銅などからなる電極50を形成した凸部50aを有する貫通孔50cを筐体55に設けている。そして、電子部品19を筐体55の貫通孔50cの厚み方向のほぼ中間の位置に嵌め込んで内蔵するものである。それと同時に、電子部品19の端子電極と貫通孔50cの電極50とを接続するものである。
上記により、電子部品を筐体の厚み方向の中間位置に配置するため、温度変化などに対して筐体の反りや貫通孔の割れなどが発生しにくい信頼性に優れたカード型情報装置を実現できる。
(第2の実施の形態)
図6(a)は本発明の第2の実施の形態におけるカード型情報装置の構成を示す斜視概念図、図6(b)は図6(a)のA−A線断面概念図である。なお、図6(a)は、分かりやすいように筐体の上部を切り取った状態で示している。
図6に示すように、カード型情報装置4は、規格化された外形寸法で、例えばポリカーボネート/ABSアロイなどからなる筐体65に貫通孔66が設けられ、貫通孔66に半導体素子10とアンテナ基板61および磁性体62を内蔵した構成を有する。そして、半導体素子10は、少なくとも一方の面に形成された表面電極と表面電極と接続され側面の溝部に形成された側面電極とを有している。また、アンテナ基板61には、少なくとも一方に面にアンテナ接続端子61bを備えたアンテナパターン61aが設けられている。さらに、磁性体62には、アンテナ基板61のアンテナ接続端子61bと接続される側面の溝部(図示せず)に設けたアンテナ接続電極(図示せず)が設けられている。
また、筐体65の貫通孔66には、半導体素子10の側面に設けた溝部と対向する位置に接続電極17が形成された凸部17aが設けられている。
そして、筐体65の貫通孔66に、磁性体62の一方の面側にアンテナ基板61、他方の面側に半導体素子10を配置して嵌め込まれ、半導体素子10の側面電極および磁性体62のアンテナ接続電極と筐体65の所定の接続電極17とが接続されている。
上記により、図6(b)に示すように、筐体65の内部に、記憶素子などの複数の同じ形状を有する半導体素子10と、外部機器との情報の交換をする無線通信のためのアンテナ基板61およびアンテナ感度の低下を防止する磁性体62とを少なくとも備えたカード型情報装置4を実現できる。
ここで、半導体素子10は、第1の実施の形態と同様に、少なくとも一方の面に形成された、例えばアルミニウム(Al)などからなる表面電極と、その表面電極と接続する半導体素子10の側面に設けた溝部の内側表面に形成された、例えば金めっきされた銅(Cu)などからなる側面電極を有している。なお、半導体素子10の内、少なくとも一部の半導体素子10には、アンテナパターンから入出力する信号を処理する制御回路を含んでいてもよく、制御回路を有する別の半導体素子を組み込んで構成してもよい。
また、アンテナ基板61は、例えばポリイミド樹脂フィルムなどのベースフィルム面に、例えば銀ペーストなどを用いて形成されたアンテナ接続端子61bを備えたアンテナパターン61aが設けられている。そして、アンテナパターン61aは、例えば13.56MHz帯などを使用する周波数帯に対応したアンテナ長で形成される。これにより、13.56MHz帯などによる無線での情報の送受信が可能となる。なお、アンテナパターンは、複数の周波数帯に対応して、複数のパターンで設けてもよく、それに対応して複数のアンテナ接続端子を形成してもよい。これにより、適用範囲の広いカード型情報装置が得られる。
また、磁性体62は、例えば厚み0.1mmのフェライトなどで構成され、その側面に形成した溝部に、例えば金めっきされた銅などからなるアンテナ接続電極(図示せず)を有している。さらに、磁性体62の一方の面には、アンテナパターンの内周側のアンテナ接続端子と磁性体62のアンテナ接続電極を接続する配線パターン63が、例えば銅めっきなどで設けられている。
そして、磁性体62の一方の面にアンテナパターン61aを有するアンテナ基板61を、例えば接着剤を用いて貼り合わせる。さらに、磁性体62の配線パターン63とアンテナ基板61のアンテナ接続端子61bおよびアンテナ接続電極とアンテナパターンの外周側のアンテナ接続端子61bとを、例えばアンテナ基板61に形成した導電ビアを介して接続する。
ここで、磁性体62として、抵抗率の高いフェライトのほかに酸化コバルトや酸化ニッケルなどやこれらを含む酸化物系の磁性材料を用いることができる。また、誘電体粉末や有機樹脂と磁性体粉末とを混合して硬化させた複合磁性体を用いることもできる。
なお、半導体素子10の溝部および貫通孔66の凸部17aの断面形状は、例えば半円形、楔形など互いに嵌合する形状であればよく、特に制限されない。例えば、半導体素子10や磁性体の溝部の曲率を、貫通孔66に設ける凸部17aの曲率より小さい半円形状としてもよい。これにより、溝部と凸部17aとの嵌合が容易で、複数の半導体素子10や磁性体62を筐体65の貫通孔66に無理なく内蔵し積層することができる。さらに、半導体素子10の側面電極および磁性体62のアンテナ接続電極と、貫通孔66の接続電極17との確実な接続が得られる。
そして、異物の侵入防止や耐湿性などの信頼性を確保するために、例えば封止樹脂などにより保護層15aを設ける。このとき、筐体と保護層とで、規格化された外形寸法とする必要がある。
なお、磁性体62は、アンテナパターン61aを有するアンテナ基板61と半導体素子10の間に配置されているので、アンテナパターン61aに入射する電磁界力線が、磁性体62内を少なくとも経由する形となる。これにより、電磁界力線が対向して配置された半導体素子の金属面により反射されないため、アンテナ感度の低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、筐体65に、さらに電子部品と接続する電極20を形成した凸部20aを内側に備えた凹部20cを設け、凹部20c内に、例えばチップコンデンサやチップ抵抗などの電子部品19を嵌め込んで内蔵してもよい。これらにより、電磁ノイズに強いカード型情報装置を実現できる。しかし、電磁ノイズなどに影響されない場合には、特に電子部品などを内蔵しなくてもよい。
本発明の第2の実施の形態によれば、規格化された寸法形状を有する筐体において、無線通信のためのアンテナを内蔵しながら大容量化が容易な汎用性の高いカード型情報装置が得られる。
なお、上記において、アンテナパターンを有するアンテナ基板と磁性体を用いた例で説明したが、これに限られない。例えば、磁性体の一方の面に、さらにアンテナ接続端子を備えたアンテナパターンとアンテナ接続端子と接続され側面に設けた溝部に形成されたアンテナ接続電極とを設けてもよい。これにより、2つのアンテナパターンが構成され、例えばこれらを直列や並列に接続し、また、複数の周波数のアンテナ長を有するアンテナパターンの組み合わせにより、複数の周波数帯に対応したアンテナやアンテナ感度をさらに向上させた構成を実現できる。
以下に、本発明の第2の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置について、図7を用いて説明する。
図7(a)は、本発明の第2の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置を示す斜視概念図で、図7(b)は図7(a)のA−A線断面概念図である。なお、図7(a)は、理解を助けるために筐体の上部を切り取った状態で示している。
そして、図7において、アンテナ基板を設ける代わりに、磁性体の一方の面に、アンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを磁性体に設けた点で図6とは異なるものであり、他の構成は第2の実施の形態と同様である。
すなわち、図7に示すように、カード型情報装置5は、例えばフェライトの厚み約0.1mmの磁性体68を有し、磁性体68の一方の面には、アンテナ接続端子67bを備えたアンテナパターン67が、例えば銀ペーストなどを用いて形成されている。そして、アンテナパターン67は、例えば13.56MHz帯などを使用する周波数帯に対応したアンテナ長で形成される。これにより、13.56MHz帯などによる無線での情報の送受信が可能となる。なお、アンテナパターンは、複数の周波数帯に対応して、複数のパターンを設けてもよく、それに対応して複数のアンテナ接続端子を形成してもよい。これにより、適用範囲の広いカード型情報装置が得られる。
さらに、磁性体68の他方の面には、磁性体68の一方の面に設けられたアンテナパターン67の外周側のアンテナ接続端子67bおよび内周側のアンテナ接続端子67bと磁性体68に設けた導電ビアを介して接続される配線パターン63が設けられている。そして、磁性体68の側面に設けた溝部(図示せず)の内側表面に、例えば金めっきされた銅などからなるアンテナ接続電極(図示せず)と、各アンテナ接続端子が接続される。
そして、筐体65の貫通孔66内に、磁性体68の他方の面側(アンテナパターン67とは反対側)に半導体素子10を配置して、嵌め込んで内蔵される。それと同時に、半導体素子10の側面電極および磁性体68のアンテナ接続電極と、貫通孔66の接続電極17とがそれぞれ接続される。
これにより、アンテナ基板を省略できるので、例えば半導体素子などの実装空間を拡大できる。また、さらに薄型のカード型情報装置に対応することを容易にできる。
以下に、本発明の第2の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置5の製造方法について、図8と図9を用いて詳細に説明する。
図8は本発明の第2の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置5の製造方法の工程を説明する断面概念図で、図9は図8の工程に対応する斜視概念図である。なお、図7と同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
まず、図8(a)と図9(a)に示すように、ポリカーボネート/ABSアロイからなる筐体65に、アンテナパターンを有する磁性体および半導体素子を嵌め込んで内蔵する貫通孔66とチップコンデンサなどの電子部品を嵌め込む凹部20cとを形成する。そして、貫通孔66の内側に、後述する側面の溝部に側面電極が形成された半導体素子の溝部および側面の溝部にアンテナ接続電極が形成された磁性体の溝部と対向する位置に凸部17aを形成する。また、凹部20cの内側に、電子部品の端子電極と対向する位置に凸部20aを形成する。
ここで、上記筐体65は、例えば金型を用いて、押出成形、射出成形などにより一括で形成される。
そして、凸部17aの表面に接続電極17を、凸部20aの表面に電極20を、例えば銅の無電解めっきなどにより形成し、さらにその表面を金めっき処理する。
ここで、筐体65の材料としては、第1の実施の形態と同様な材料を用いることができるが、中でも、その熱膨張係数が半導体素子、磁性体および電子部品の熱膨張係数よりも大きいものが好ましい。
つぎに、図8(b)と図9(b)に示すように、表面電極が少なくとも一方の面に形成され、その表面電極と接続されて側面に形成された溝部の内側表面上に、例えば銅上に金めっきされた側面電極を有する半導体素子10を準備する。また、例えばチップコンデンサなどの電子部品19を準備する。さらに、以下で示す構成を備えた磁性体68を準備する。
ここで、磁性体68は、例えば厚み0.1mmのフェライトなどの酸化物で構成され、その一方の面には、例えば銀ペーストで形成したアンテナパターン67およびアンテナパターン67の外周側にアンテナ接続端子67bを形成し、そのアンテナ接続端子67bと接続する側面の溝部69aに形成されたアンテナ接続電極69を設けている。また、磁性体68の他方の面には、磁性体68に設けた導電ビアを介してアンテナパターン67の内周側のアンテナ接続端子67bとアンテナ接続電極69とを接続する配線パターン63が形成されている。
つぎに、図8(c)と図9(c)に示すように、筐体65の貫通孔66および凹部20cの位置に合わせて半導体素子10、電子部品19およびアンテナパターン67が形成された磁性体68を配置する。このとき、図示しないが、半導体素子10、電子部品19や磁性体68よりも熱膨張係数の大きい材料からなる筐体65を、例えば120℃に予め加熱して筐体65の貫通孔66や凹部20cの大きさを半導体素子10、電子部品19や磁性体68の大きさよりも大きくしておく。
つぎに、図8(d)と図9(d)に示すように、複数の半導体素子10、アンテナパターン67を有する磁性体68を筐体65の貫通孔66に嵌め込んで、所定の位置に内蔵し積層する。また、同様に電子部品19を凹部20c内に組み込んで内蔵する。なお、所定の位置とは半導体素子が筐体の貫通孔からはみ出さなければ、特に制限されないが、例えば複数の半導体素子10と磁性体68を積層した構成の中心線を、筐体65の厚み方向の中心線の位置に配置することが好ましい。これにより、筐体65の反りを未然に防止できる。
そして、筐体65の冷却により、筐体65の貫通孔66および凹部20c内に複数の半導体素子10と磁性体68および電子部品19が一括して機械的に保持固定され嵌め込まれる。それと同時に、半導体素子10の側面電極11、磁性体68のアンテナ接続電極69と貫通孔66の接続電極17とが接触し電気的にも一括して接続される。同様に、電子部品19の電極と凹部20cの電極20とが接続される。
つぎに、図8(e)と図9(e)に示すように、少なくとも筐体65の貫通孔および凹部を被覆する、例えば筐体と同じ材料で保護層15aを形成してカード型情報装置5が作製される。なお、筐体65の貫通孔および凹部の内部全体に封止樹脂を封入してもよい。これにより、落下衝撃などに対する信頼性を高めることができる。
ここで、筐体65の材料としては、第1の実施の形態と同様のものを用いることができる。
上記方法により、規格化された寸法形状の筐体に、アンテナパターンを有する磁性体、半導体素子などを簡易な方法により内蔵することができるため、生産性に優れ、低コストのカード型情報装置を容易に作製できる。
本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、高いアンテナ感度を有する無線通信のためのアンテナを内蔵したカード型情報装置を高い生産性と歩留まりで安価に作製できる。
なお、上記において、第1の実施の形態と同様に、予め半導体素子や磁性体の大きさより筐体の貫通孔の大きさを大きく形成し、半導体素子や磁性体を組み込んだ後、筐体を熱収縮させて内蔵し接続してもよい。
また、上記の製造方法では、アンテナパターンを形成した磁性体を用いた例で説明したが、これに限られない。例えば、図6を用いて説明したように、アンテナパターンを一方の面に形成したアンテナ基板を磁性体に接着剤などを介して貼り付けて作製してもよく、同様の効果が得られることはいうまでもない。
以下に、本発明の第2の実施の形態の変形例2におけるカード型情報装置について、図10を用いて説明する。
図10(a)は、本発明の第2の実施の形態の変形例2におけるカード型情報装置を示す斜視概念図で、図10(b)は図10(a)のA−A線断面概念図である。なお、図10(a)は、理解を助けるために筐体の上部を切り取った状態で示している。
そして、図10において、筐体に、外部接続端子を設けている点で図7と異なるもので、他の構成は同様である。
すなわち、図10に示すように、カード型情報装置6は、筐体65の少なくとも一方の面に、外部機器と接続する外部接続端子108を設けたものである。そして、外部接続端子108は、例えば銅箔などを貼り付け、エッチング法などを用いて形成される。また、外部接続端子108は、筐体内の半導体素子などと導電ビア(図示せず)を介して接続され、外部機器と情報の交換を行うことができるものである。
上記構成により、アンテナを有するカード型情報装置において、外部接続端子を設けることにより、外部機器から安定した電力を供給できるので、情報の伝送速度や安定性が向上し、信頼性の高いカード型情報装置とすることができる。また、非接触機能と接触機能の両方を備えるため汎用性の高いカード型情報装置6を実現できる。
以下に、本発明の第2の実施の形態の変形例3におけるカード型情報装置について、図11を用いて説明する。
図11(a)は、本発明の第2の実施の形態の変形例3におけるカード型情報装置を示す斜視概念図で、図11(b)は図11(a)のA−A線断面概念図である。なお、図11(a)は、理解を助けるために筐体の上部を切り取った状態で示している。
そして、図11において、筐体に形成した磁性体を嵌め込む貫通孔の大きさを、半導体素子を嵌め込む貫通孔の大きさよりも大きくした点で図10と異なるもので、他の構成は同様である。
すなわち、図11に示すように、カード型情報装置7は、筐体95に、少なくともアンテナパターン97を一方の面に形成して有する磁性体98を嵌め込む貫通孔96aと、貫通孔96aより半導体素子10を嵌め込む貫通孔96bの大きさが小さい貫通孔96を有している。
そして、貫通孔96bには、少なくとも半導体素子10の側面電極と対向する位置に、例えば金めっきされた銅などからなる接続電極107が形成された凸部107aを設ける。また、貫通孔96aには、少なくとも磁性体98の側面に設けたアンテナ接続電極と対向する位置に、例えば金めっきされた銅などからなる接続電極107が形成された凸部107aを設けるものである。
上記構成により、半導体素子の金属面からの反射をさらに低減し、アンテナ感度の高いカード型情報装置を得ることができる。
なお、上記第2の実施の形態において、アンテナパターンを13.56MHz帯のアンテナ長を有する例で説明したが、これに限られない。例えば、13.56MHz帯より高い2.4GHz帯など、他の各種規格に対応した周波数帯のアンテナ長を有するアンテナパターンを形成してもよく、さらに複数の周波数帯に対応した複数のアンテナパターンを形成してもよい。これにより、応用範囲の広い利便性の高いカード型情報装置を実現できる。
また、本発明の実施の形態では、半導体装置として、半導体素子を例に説明したが、これに限られない。例えば、CSPやSiPのように半導体素子をパッケージ化し、その側面の溝部に設けた側面電極を形成した半導体パッケージを用いてもよい。これにより、ベアチップなどからなる半導体素子の回路面が露出しないため、耐湿性、耐ノイズ性などの信頼性を向上できる。さらに、取り扱いが容易で生産性を高めることができる。
また、本発明の実施の形態では、筐体に設けられた貫通孔に半導体装置を嵌め込む例で説明したが、これに限られない。例えば、図12に示すように、筐体115に底面を有する有底孔110を設け、有底孔110に半導体装置10を嵌め合わせてもよい。これにより、筐体115の機械的強度を高め、外部応力に強い信頼性に優れたカード型情報装置8が得られる。
また、本発明の実施の形態において、カード型情報装置として、図13(a)に示す、24mm×32mm×2.1mmの外形寸法を有するSDメモリカードを例にして説明したが、これに限られない。例えば、図13(b)に示す、さらに小型の20mm×21.5mm×1.4mmのminiSD(登録商標)カードに用いてもよい。これにより、携帯電話など高機能化された小型電子機器への搭載に対応できる。そして、図13(c)に示す、さらに小型の11mm×15mm×1.0mmを有するmicroSD(登録商標)カードに用いてもよい。これにより、さらに薄型化した携帯電話やデジタルカメラ、PDA、携帯オーディオプレーヤなどの分野にも利用できる。
さらに、図13に示すカード型情報装置のほかに、各社の登録商標であるコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、xDピクチャーカード、メモリースティック、マルチメディアカードなどに同様に用いてもよいものである。
本発明のカード型情報装置は、規格化された外形寸法において記憶容量の向上が容易で、さらに非接触での情報の伝達機能を備えることにより、デジタルカメラや携帯音楽プレーヤ、携帯情報端末などの携帯型デジタル機器などの分野に使用する情報伝達媒体として有用である。
(a)本発明の第1の実施の形態におけるカード型情報装置の構成を示す斜視概念図(b)図1(a)のA−A線断面概念図 本発明の第1の実施の形態におけるカード型情報装置の製造方法の工程を説明する断面概念図 図2の工程に対応する斜視概念図 (a)本発明の第1の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置を示す斜視概念図(b)図4(a)のA−A線断面概念図 (a)本発明の第1の実施の形態の変形例2におけるカード型情報装置を示す斜視概念図(b)図5(a)のA−A線断面概念図 (a)本発明の第2の実施の形態におけるカード型情報装置の構成を示す斜視概念図(b)図6(a)のA−A線断面概念図 (a)本発明の第2の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置を示す斜視概念図(b)図7(a)のA−A線断面概念図 本発明の第2の実施の形態の変形例1におけるカード型情報装置の製造方法の工程を説明する断面概念図 図8の工程に対応する斜視概念図 (a)本発明の第2の実施の形態の変形例2におけるカード型情報装置を示す斜視概念図(b)図10(a)のA−A線断面概念図 (a)本発明の第2の実施の形態の変形例3におけるカード型情報装置を示す斜視概念図(b)図11(a)のA−A線断面概念図 (a)本発明の各実施の形態に適用できる有底孔を有する筐体を用いたカード型情報装置を示す斜視概念図(b)図12(a)のA−A線断面概念図 各種SDメモリカードの外形形状を示す概念図 従来のカード型情報装置の構成を示す断面概念図 従来のカード型情報装置の製造方法の工程を示す断面概念図 従来のカード型情報装置の構成を示す電気的ブロック概念図 従来のカード型情報装置の構成を示す斜視概念図
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7,8 カード型情報装置
10,40a,40b 半導体装置(半導体素子)
11 側面電極
11a,69a 溝部
11b 表面電極
15,45,55,65,95,115 筐体
15a 保護層
16,46,50c,66,96,96a,96b 貫通孔
17,47,107 接続電極
17a,20a,47a,50a,107a 凸部
18,108 外部接続端子
19 電子部品
20,50 電極
20c 凹部
61 アンテナ基板
61a,67,97 アンテナパターン
61b,67b アンテナ接続端子
62,68,98 磁性体
63 配線パターン
69 アンテナ接続電極
110 有底孔

Claims (17)

  1. 側面の溝部に形成された側面電極を有する半導体装置と、
    前記溝部と対向する位置に接続電極が形成された凸部を設けた貫通孔または有底孔を有する筐体と、
    前記筐体の少なくとも一方の面に設けられた外部接続端子と、を備え、
    前記半導体装置が前記筐体の前記貫通孔または前記有底孔に嵌め込まれるとともに、前記側面電極と前記接続電極とを接続したことを特徴とするカード型情報装置。
  2. 側面の溝部に形成された側面電極を有する半導体装置と、
    アンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを有するアンテナ基板と、
    前記アンテナ基板の前記アンテナ接続端子と接続され側面に設けた溝部に形成されたアンテナ接続電極を有する磁性体と、
    前記溝部と対向する位置に接続電極が形成された凸部を設けた貫通孔または有底孔を有する筐体と、を備え、
    前記磁性体の他方の面側に前記半導体装置を配置して前記筐体の前記貫通孔に嵌め込まれるとともに、前記側面電極および前記アンテナ接続電極と前記接続電極とを接続したことを特徴とするカード型情報装置。
  3. 前記アンテナ基板を設ける代わりに、
    前記磁性体の一方の面に、アンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを設けたことを特徴とする請求項2に記載のカード型情報装置。
  4. 前記筐体に、外部接続端子を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカード型情報装置。
  5. 前記半導体装置が、半導体パッケージまたは前記側面電極と接続する少なくとも一方の面に形成された表面電極を備えた半導体素子であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード型情報装置。
  6. 前記筐体の厚み方向に外形の異なる複数段の前記貫通孔または前記有底孔を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード型情報装置。
  7. 前記磁性体を嵌め込む前記貫通孔または前記有底孔の大きさを、前記半導体装置を嵌め込む前記貫通孔または前記有底孔の大きさよりも大きくしたことを特徴とする請求項6に記載のカード型情報装置。
  8. 前記筐体に、さらに電子部品を嵌め込み、前記電子部品と電気的に接続する電極が形成された凸部を内側に備えた凹部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード型情報装置。
  9. 前記半導体装置は、少なくとも記憶素子と制御素子とを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード型情報装置。
  10. 筐体に、側面の溝部に側面電極が形成された半導体装置の前記溝部と対向する位置に接続電極が形成された凸部を有する貫通孔または有底孔を形成する工程と、
    前記筐体の少なくとも一方の面に外部接続端子を形成する工程と、
    前記半導体装置を前記筐体の前記貫通孔または前記有底孔に嵌め込んで前記側面電極と前記接続電極とを接続する接続工程と、
    を含むことを特徴とするカード型情報装置の製造方法。
  11. 前記接続工程が、予め加熱して前記筐体の前記貫通孔または前記有底孔の大きさを拡大し、前記半導体装置を嵌め込んで接続することを特徴とする請求項10に記載のカード型情報装置の製造方法。
  12. 前記筐体の熱膨張係数が、前記半導体装置の熱膨張係数よりも大きいことを特徴とする請求項10に記載のカード型情報装置の製造方法。
  13. 一方の面にアンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを有するアンテナ基板を形成する工程と、
    側面の溝部にアンテナ接続電極を有する磁性体を形成する工程と、
    前記磁性体の前記アンテナ接続電極と前記アンテナ基板の前記アンテナ接続端子とを接続する工程と、
    筐体に、半導体装置の側面の溝部に形成した側面電極および前記磁性体の前記アンテナ接続電極と対向する位置に接続電極を形成した凸部を有する貫通孔または有底孔を形成する工程と、
    前記半導体装置、前記磁性体および前記アンテナ基板を前記筐体の前記貫通孔または前記有底孔に嵌め込んで、前記側面電極および前記アンテナ接続電極と前記接続電極とをそれぞれ接続する接続工程と、
    を含むことを特徴とするカード型情報装置の製造方法。
  14. 前記アンテナ基板を形成する工程の代わりに、
    前記磁性体の一方の面に、アンテナ接続端子を備えたアンテナパターンを形成する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載のカード型情報装置の製造方法。
  15. 前記筐体の一方の面に外部接続端子を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項13または請求項14に記載のカード型情報装置の製造方法。
  16. 前記接続工程が、予め加熱して前記筐体の前記貫通孔または前記有底孔の大きさを拡大し、前記半導体装置および前記磁性体を嵌め込んで接続することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか1項に記載のカード型情報装置の製造方法。
  17. 前記筐体の熱膨張係数が、前記半導体装置および前記磁性体の熱膨張係数よりも大きいことを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか1項に記載のカード型情報装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011248546A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Hochiki Corp 火災感知器におけるアンテナの取り付け構造
JP2012159935A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Murata Mfg Co Ltd 電子部品モジュール、電子部品モジュールの製造方法、多機能カード
US8434689B2 (en) 2011-07-19 2013-05-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

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