JP2007332999A - 管等の振動吸収クランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】振動吸収機能が高く、管保持部が取付部から分離しない振動吸収クランプ。
【解決手段】振動吸収クランプ1Aは、硬質樹脂の取付部2と、別体の硬質樹脂の管保持部3と、取付部の壁部と管保持部の壁部間の連結手段を充填する軟質樹脂材料の振動吸収材5とから成る。連結手段は、係止部19とアーム22とで成り、係止部とアームとは、管保持部と取付部とが壁部に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止する形状であり、係止部はアームに接触しないように受入れられて、振動吸収材5が係止部とアームとを包囲して充填される。
【選択図】図20

Description

本発明は、管やワイヤハーネス等の長尺部材を車体等の被取付部材に保持するための管等を保持するクランプに関し、特に、管等の長尺部材からの振動を車体等の被取付部材に伝えないようにし、あるいは車体等の被取付部材からの振動を管等の長尺部材に伝えないようにする、管等の振動吸収クランプに関する。
管やワイヤハーネス等の長尺部材を車体等の被取付部材に保持し、管等の長尺部材からの振動を車体等の被取付部材に伝えないようにし、あるいは車体等の被取付部材からの振動を管等の長尺部材に伝えないようにする、管等の振動吸収クランプは知られている。代表的な振動吸収クランプは、管保持部に軟質樹脂材料で成る振動吸収材を配置して管保持部と管等との間の振動を吸収する。
特開平9−250517号公報(特許文献1)は、管等の長尺部材からの振動を車体等の被取付部材に伝えないようにし、あるいは、車体等の被取付部材からの振動を管等の長尺部材に伝えないようにする、管等の振動吸収クランプを開示している。振動吸収クランプは、管等を保持する硬質の樹脂材料で成る管保持部と、管保持部をボデーパネルに連結する金属製のボデー装着部と、ボデー装着部をボデーに固着するスタッドボルトとを備えている。そして、管保持部とボデー装着部の間及びボデー装着部とボデーの間のそれぞれに、軟質樹脂で成る振動減衰材料を設けて振動吸収機能を果たしている。
特開2001−343006号公報(特許文献2)は、管等の長尺部材からの振動を車体等の被取付部材に伝えないようにし、あるいは、車体等の被取付部材からの振動を管等の長尺部材に伝えないようにする、管等の振動吸収クランプを開示している。振動吸収クランプは、管等を保持する硬質の樹脂材料で成る管保持部と、管保持部を支持する硬質の樹脂材料で成る基部とを別々の部品として分離し、基部と管保持部との間に、振動吸収材料を設けて振動吸収機能を果たしている。
特開2001−343089号公報(特許文献3)は、管等の長尺部材からの振動を車体等の被取付部材に伝えないようにし、あるいは、車体等の被取付部材からの振動を管等の長尺部材に伝えないようにする、管等の振動吸収クランプを開示している。振動吸収クランプは、管等を保持する硬質の樹脂材料で成るカバー付きの管保持部と、管保持部を支持する硬質の樹脂材料で成る取付部とを別々の部品として分離し、管保持部の内側に振動吸収材を設けカバーにも振動吸収材を設けて管等を包囲して保持するとともに、管保持部と取付部との間の連結部分も振動吸収材を設けて振動吸収機能を果たしている。
特開平9−250517号公報 特開2001−343006号公報 特開2001−343089号公報
特許文献1に記載の振動吸収クランプは、金属製ボデー装着部を必要としているので、部品点数が多くなる。また、金属製ボデー装着部そのものに振動吸収機能はなく、スタッドボルトによって組付けられるボデーとの間の振動吸収機能に改良の余地がある。特許文献2のクランプは、管保持部と基部とが完全に分離し、管保持部と基部との間にはエラストマー樹脂で成る振動吸収材が充填されているので、振動吸収効果は高いが、管保持部と基部とは分離しているので、管を保持した管保持部に、基部に対して管の長手方向に抜け出る力が加わると、管保持部が基部から分離する虞れが残っている。特許文献3に記載のクランプも、管保持部において管の全周を振動吸収材が包囲する構成であるので、振動吸収効果は高いが、管保持部と取付部とは分離しており、管保持部と取付部との連結手段は取付部に対して管保持部を引き離す方向には強い連結力を有すると考えられものの、管を保持した管保持部に管の長手方向に抜け出る力が加わると、管保持部が取付部から分離する虞れが残っている。
従って、本発明の目的は、高い振動吸収機能を得るとともに、管等の長尺部材を保持した管保持部に、取付部から引き離す方向に力が加わっても管の長手方向に沿ってずらす力が加わっても、管保持部との連結が外れず、管保持部が取付部から分離するのを防止する振動吸収クランプを提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明は、車体等の被取付部材に固定される硬質樹脂の取付部と、管等の長尺部材を保持する硬質樹脂の管保持部と、取付部と管保持部の間に設けられた軟質樹脂材料の振動吸収材とから成る、管等の振動吸収クランプを提供する。本発明の振動吸収クランプでは、管保持部と取付部とが別部品で形成され、管保持部と取付部とは、壁部において間隔をおいて対面するように配置され、管保持部の壁部と取付部の壁部のそれぞれには、管保持部及び取付部を相互に連結する連結手段が形成されており、連結手段の一方は、壁部の一方から壁部の他方に向けて延び且つ一方の壁部の壁面から間隔をおいて平行に延び出る係止部として形成され、連結手段の他方は、他方の壁部から一方の壁部に向けて延び且つ係止部の一部を受入れて保持する空所を有するアームとして形成され、係止部の一部は空所内に配置されて管保持部と取付部とを相互に連結している。係止部とアームとは、管保持部と取付部とが壁部に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止するように係止部がアームの空所から抜け出せない形状に形成され、空所は、係止部の一部をアームに接触しないように受入れる大きさと形状に形成され、振動吸収材は、係止部がアームに接触しないように配置された状態で係止部とアームとを包囲して管保持部の壁部と取付部の壁部との間に充填されており、係止部とアームとは、直接接触しないように振動吸収材を間にして連結されている、ことを特徴とする。
かかる振動吸収クランプにおいて、振動吸収材は、係止部がアームに接触しないように配置された状態で係止部とアームとを包囲して管保持部の壁部と取付部の壁部との間に充填され、係止部とアームとは直接接触しないように振動吸収材を間にして連結されているので、管等の長尺部材からの振動を車体等の被取付部材に伝えないようにし、あるいは、車体等の被取付部材からの振動を管等の長尺部材に伝えないようにする振動吸収効果は高く、また、係止部とアームとは、管保持部と取付部とが壁部に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止するように係止部がアームの空所から抜け出せない形状に形成されているので、また、長尺部材を保持した管保持部に、壁部に直交する方向の、取付部から引き離す方向に力が加わっても、長尺部材の長手方向に沿った、取付部からずらす力が加わっても、硬質樹脂の係止部が硬質樹脂のアームに係止して管保持部が取付部から外れるのを防止できる。
上記振動吸収クランプにおいて、係止部は、一方の壁部の壁面から他方の壁部に向けて延びる第1板状部と、第1板状部から一方の壁部の壁面と平行に拡がる第2板状部とから形成され、アームは、他方の壁部の壁面に相互に間隔をおいて平行に形成された一対のC形状のアームで成り、第2板状部の一部がCアームの空所に収容され、管保持部と取付部とが壁部に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止している。係止部の第1板状部は、一方の壁部に相互に間隔をおいて平行に位置し且つその壁面から一定高さを持つ一対の板状体で成り、第2板状部は、一対の板状体の一定高さ方向の側縁に形成された十字形状に拡がる板状体である。なお、取付部には、管保持部とは別の、第2の管保持部が一体成形されていてもよい。
上記振動吸収クランプにおいて、管保持部と取付部とは、スライド構造の金型によって係止部がアームの空所に収容された状態で一度に成形されるのが好ましい。次に、管保持部と取付部の成形後、管保持部及び取付部が、係止部がアームに接触しないように空所内に受入れられて保持された状態で、振動吸収材が一方の壁部と他方の壁部の間に充填されるのが好ましい。振動吸収材は、エラストマー等の軟質樹脂材料で成り、2色成形又はインサート成形によって一方の壁部と他方の壁部の間に充填されるのが好ましい。
以下、本発明の1実施形態に係る、燃料管やブレーキ油管等の管あるいはワイヤハーネス等の長尺部材の振動吸収クランプについて、図面を参照しながら説明する。図1〜図7は、振動吸収材が充填されていない、一次成形品であるクランプ1を示している。図8〜図11は、一次成形品であるクランプ1の一の部品である取付部2を示している。図12〜図15は、一次成形品であるクランプ1の他の部品である管保持部3を示している。図16〜図20は、取付部2と管保持部3が連結された一次成形品のクランプ1に、振動吸収材5が成形によって充填された二次成形品(最終品)である、本発明の1実施形態に係る管等の振動吸収クランプ1Aを示している。図21は、長尺部材としての燃料管やブレーキ油管等の複数の管6A及び6B並びに7A及び7Bが、振動吸収クランプ1Aによって保持されて、ボデーパネル等の被取付部材9に取付けられた状態を示している。
図1〜図15を参照して、振動吸収材が充填されていない、一次成形品のクランプ1全体、取付部2及び管保持部3について説明する。一次成形品のクランプ1は、車体等の被取付部材に固定される硬質樹脂の取付部2と、取付部2とは別部品で形成されて、管等の長尺部材を保持する硬質樹脂の管保持部3とから構成される。取付部2と管保持部3は、取付部2の立ち上がり壁部10と管保持部3の立ち上がり壁部11が間隔をおいて対面するように配置されている。取付部2の壁部10と管保持部3の壁部11のそれぞれには、管保持部3及び取付部2を相互に連結する連結手段が形成され、取付部2と管保持部3とを、壁部10及び11に対して直交する方向にも平行な方向にも取外しできないように連結する。かかる連結手段の詳細については、後述する。管保持部3は、保持した管等の長尺部材からの振動を取付部2に伝えないようにし、あるいは、車体等の被取付部材に取付けられた取付部2からの振動を保持した長尺部材に伝えないようにするものである。図示の実施形態において、取付部2には第2の管保持部13が一体成形されており、第2管保持部13には、振動吸収を必要としない管等の長尺部材が保持される。かかる第2管保持部13は必須ではない。
取付部2は、車体等の被取付部材に固定するための固定部としてのスタッド固定部14を包含し、図示の例では、管保持部3に対面する壁部10に隣接して設けられている。被取付部材への固定手段としては、スタッド固定部14以外のものでもよく、例えば、被取付部材の取付穴に挿入して係合する錨脚形クリップであってもよい。また、管保持部3及び第2管保持部13は、燃料管やブレーキ油管等の種々の管を保持するように種々の大きさと形状に形成され、管保持部の管保持部分の数及び形状も、保持する管等に合わせて任意に設計できる。管保持部3及び第2管保持部13の管保持部分のそれぞれは、管等の長尺部材を収容する収容部15と、収容部15に長尺部材を押込んで収容できるがその抜出しを阻止する弾性ウィング17とを包含する。弾性ウィング17は、上端から湾曲底面に斜めに延びた板状体で形成され、先端が、収容部15に配置された管等の長尺部材の側面に当接して、収容部15からの抜出しを阻止する。取付部2のスタッド固定部14は、中央にスタッドを受入れるよう中空に形成され、上端側からは、スタッドのねじ又は周溝に係合する2対の係止爪18が下方に且つ中央に向けて延びている。スタッド固定部14の中空部分に挿入されたスタッドのねじ又は周溝は係止爪18に係合することによって、取付部2が、スタッドが固着された被取付部材に取付けられる。
取付部2と管保持部3を連結する連結手段について説明する。連結手段の一方は、管保持部3の壁部11から取付部2の壁部10に向けて延び且つ壁部11の壁面から一定の高さ(すなわち該壁面から一定の間隔)をもって壁部11の壁面に平行に延びる係止部19として形成される。連結手段の他方は、取付部2の壁部10から壁部11に向けて延び且つ係止部19の一部を受入れて保持する空所21を有するアーム22として形成される。
更に詳細には、係止部19は、壁部11の壁面から壁部10に向けて一定高さをもって且つ壁部11の壁面に平行に延びる、細長い第1板状部23と、第1板状部23から壁部11の壁面と平行な方向に拡がる第2板状部25とから形成される。第1板状部23は、壁部11に相互に間隔をおいて平行に位置し且つ壁部11の壁面から一定高さを持つ細長い、一対の板状体で成る。第2板状部25は、第1板状部23の前記一定高さ方向の側縁(すなわち壁部10に対面する側縁)に一体に形成された十字形状に拡がる板状体である(図15)。アーム22は、壁部10の壁面に相互に間隔をおいて平行に一体に形成された、一対のC形状のアーム22で成る。係止部19の第2板状部25の水平方向の両端部26(図15)は、Cアーム22の空所21に収容され、その大きさと形状は、管保持部3と取付部2とが壁部10及び壁部11に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止するように形成されている。また、アーム22の空所21は、係止部19の第2板状部25の端部26をアームに接触しないように受入れる大きさと形状に形成されている。また、前記第2板状部25の十字形状は、Cアーム22の空所21に収容された場合に、壁部10及び壁部11に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止するのに適合している。
上記のように、図1〜図7に示す一次成形品のクランプ1の場合、取付部2と管保持部3とは、がたがたと動く状態ではあるが取外しできない状態に連結されている。この連結状態を得るため、管保持部3と取付部2とは、スライド構造の金型によって係止部19の第2板状部25の端部26がアーム22の空所21に収容された状態で金型によって一度に成形される。このようにして、係止部19はアーム22に連結され、管保持部3と取付部2とが相互に連結され、管保持部3と取付部2とは、壁部10、11に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのが防止される。そして、アーム22の空所21は、係止部19の第2板状部25の端部26をアーム22接触しないように受入れる大きさと形状に形成されているので、硬質樹脂製の管保持部3が硬質樹脂製の取付部2に直接接触しない状態に保持できる。
図16〜図20に示す、二次成形品(最終成形品)である、本発明の1実施形態に係る管等の振動吸収クランプ1Aを得るには、管保持部3及び取付部2が、係止部19の第2板状部25の端部26がアーム22に接触しないように空所21内に受入れられて保持された状態(図1〜3及び図6、7参照)で、振動吸収材5が壁部10と壁部11の間に充填される。振動吸収材は、エラストマー等の軟質樹脂材料で成る。振動吸収材は、図1、図2等の状態を保つように金型の中で保持され、2色成形又はインサート成形によって壁部10と壁部11の間に充填される。金型の中に注入された振動吸収材5は、係止部19とアーム22とを包囲し且つ空所21を満たして管保持部3の壁部11と取付部2の壁部10との間に充填される。これによって、係止部19とアーム22とは、直接接触しないように振動吸収材を間にして連結され、管保持部3は取付部2に振動吸収材5を間にして連結される。従って、管等の長尺部材からの振動を管保持部3から取付部2に伝えないようにし、あるいは、車体等の被取付部材に取付けられう取付部2からの振動を管保持部3に伝えないようにする振動吸収効果は高い。また、管等の長尺部材を保持した管保持部3に、壁部10、11に直交する方向の、取付部2から引き離す方向に力が加わっても、管等の長手方向の、取付部2からずらす力が加わっても、剛性のある硬質樹脂の係止部19が硬質樹脂のアーム22に係止するので管保持部3が取付部2から外されず、管保持部3が取付部2から分離するのが防止できる。例えば、管保持部3に、壁部10、11に直交する方向の、取付部2に対して引き離す方向に力が加わった場合、係止部19の第2板状部25の端部26は、振動吸収材5を押圧してCアーム22に係合してそれ以上の引き離しを阻止する、また、管保持部3に、保持した管等から、その長手方向の取付部2に対してずらす力が加わっても、係止部19の第2板状部25の端部26がCアーム22の空所21にあるので、十字形状の第2板状部25はCアーム22との間の振動吸収材5を押圧した後それ以上の管長手方向の移動を阻止する。
なお、係止部19とアーム22の形状と連結構造は、取付部2と管保持部3が壁部10及び11に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止できアーム22の空所21が係止部19の一部をアーム22に接触しないように受入れる大きさと形状である限り、任意に設計きる。
図21、振動吸収クランプ1Aを用いて、管保持部3に、振動のある管6A、6Bを保持させ、第2管保持部13には、振動の殆どない管7A、7Bを保持させて、ボデーパネル等の被取付部材9に保持した様子を示している。被取付部材9には、スタッドボルト等のスタッド27が立設されて、取付部2のスタッド固定部14がそのスタッド27に係合することによって、振動吸収クランプ1Aが被取付部材9に保持される。振動吸収クランプ1Aにおいて、管6A、6Bは、管保持部3の管保持部分に保持され、取付部2との間には振動吸収材5が介在しているので、管6A、6Bの振動は取付部2へ殆ど伝達されることはない。同様に、取付部2からの振動も管6A、6Bへは殆ど伝達されず、高い振動吸収機能を得ることができる。そして、管保持部3に壁部10、11に直交する方向の、取付部2から引き離す方向に力が加わっても、管保持部3に、取付部2に対して管等の長手方向のずらす力が加わっても、剛性のある硬質樹脂の係止部19が硬質樹脂のアーム22に係止するので、管保持部3が取付部2から外されず、管保持部3が取付部2から分離するのが防止できる。
本発明の1実施形態に係る、振動吸収材を充填する前のクランプの平面図である。 図1のクランプの正面図である。 図2のクランプの底面図である。 図2のクランプの左側面図である。 図2のクランプの右側面図である。 図1のクランプのA−A線断面図である。 図2のクランプのB−B線断面図である。 図1のクランプの取付部の平面図である。 図8の取付部の正面図である。 図9の取付部の底面図である。 図9の取付部の右側面図である。 図1のクランプの管保持部の平面図である。 図12の管保持部の正面図である。 図13の管保持部の底面図である。 図13の管保持部の左側面図である。 図1のクランプに振動吸収材を充填した後の、本発明の1実施形態に係る振動吸収クランプの平面図である。 図16の振動吸収クランプの正面図である。 図17の振動吸収クランプの底面図である。 図16の振動吸収クランプのC−C線断面図である。 図17の振動吸収クランプのD−D線断面図である。 図13の振動吸収クランプを用いて複数の管を被取付部材に保持した状態を示す振動吸収クランプの正面図である。
符号の説明
1 振動吸収材のない(一次成形品)クランプ
1A 振動吸収クランプ
2 取付部
3 管保持部
5 振動吸収材
6A、6B 振動のある管
7A、7B 管
9 被取付部材
10 取付部の壁部
11 管保持部の壁部
13 第2管保持部
14 スタッド固定部
15 収容部
17 ウィング側壁
18 係止爪
19 係止部
21 空所
22 アーム
23 第1板状部
25 第2板状部
26 第2板状部の端部
27 スタッド

Claims (7)

  1. 車体等の被取付部材に固定される硬質樹脂の取付部と、管等の長尺部材を保持する硬質樹脂の管保持部と、前記取付部と前記管保持部の間に設けられた軟質樹脂材料の振動吸収材とから成る、管等の振動吸収クランプにおいて、
    前記管保持部と前記取付部とは別部品で形成され、該管保持部と取付部とは、壁部において間隔をおいて対面するように配置され、管保持部の前記壁部と取付部の前記壁部のそれぞれには、該管保持部及び取付部を相互に連結する連結手段が形成されており、該連結手段の一方は、前記壁部の一方から前記壁部の他方に向けて延び且つ該一方の壁部の壁面から間隔をおいて平行に延び出る係止部として形成され、前記連結手段の他方は、前記他方の壁部から前記一方の壁部に向けて延び且つ前記係止部の一部を受入れて保持する空所を有するアームとして形成され、前記係止部の一部は前記空所内に配置されて管保持部と取付部とを相互に連結しており、前記係止部と前記アームとは、前記管保持部と前記取付部とが前記壁部に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止するように該係止部が前記アームの空所から抜け出せない形状に形成され、前記空所は、前記係止部の一部を前記アームに接触しないように受入れる大きさと形状に形成され、前記振動吸収材は、前記係止部が前記アームに接触しないように配置された状態で該係止部と該アームとを包囲して前記管保持部の壁部と前記取付部の壁部との間に充填されており、前記係止部と前記アームとは、直接接触しないように前記振動吸収材を間にして連結されている、
    ことを特徴とする振動吸収クランプ。
  2. 請求項1に記載の振動吸収クランプにおいて、前記係止部は、前記一方の壁部の壁面から前記他方の壁部に向けて延びる第1板状部と該第1板状部から前記一方の壁部の壁面と平行に拡がる第2板状部とから形成され、前記アームは、前記他方の壁部の壁面に相互に間隔をおいて平行に形成された一対のC形状のアームで成り、前記第2板状部の一部が前記Cアームの空所に収容され、前記管保持部と前記取付部とが壁部に対して直交する方向にも平行な方向にも取外されるのを防止している、ことを特徴とする振動吸収クランプ。
  3. 請求項2に記載の振動吸収クランプにおいて、前記係止部の前記第1板状部は、前記一方の壁部に相互に間隔をおいて平行に位置し且つその壁面から一定高さを持つ一対の板状体で成り、前記第2板状部は、前記一対の板状体の前記一定高さ方向の側縁に形成された十字形状に拡がる板状体である、ことを特徴とする振動吸収クランプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動吸収クランプにおいて、前記取付部には、前記管保持部とは別の、第2の管保持部が一体成形されている、ことを特徴とする振動吸収クランプ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動吸収クランプにおいて、前記管保持部と前記取付部とは、スライド構造の金型によって前記係止部が前記アームの空所に収容された状態で一度に成形される、ことを特徴とする振動吸収クランプ。
  6. 請求項5に記載の振動吸収クランプにおいて、前記管保持部と前記取付部の成形後、該管保持部及び取付部が、前記係止部が前記アームに接触しないように前記空所内に受入れられて保持された状態で、前記振動吸収材が前記一方の壁部と前記他方の壁部の間に充填される、ことを特徴とする振動吸収クランプ。
  7. 請求項6に記載の振動吸収クランプにおいて、前記振動吸収材は、エラストマー等の軟質樹脂材料で成り、2色成形又はインサート成形によって前記一方の壁部と前記他方の壁部の間に充填される、ことを特徴とする振動吸収クランプ。
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