JP2007319580A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な電力の消費や集塵部の損傷を抑制しながら、吸引力の低下を防止すること。
【解決手段】吸引風を発する電動送風機20を内蔵した本体7と、吸引された塵埃を蓄積する着脱自在な集塵部10と、集塵部10を振動により除塵する除塵手段25と、集塵部10に蓄積される塵埃の量を検出する塵埃量検出手段26と、電動送風機20、除塵手段25、塵埃量検出手段26を制御する制御部34を備えた電気掃除機において、塵埃量検出手段26の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに除塵手段25を制御することにより、所定の塵埃量を検出する毎に除塵手段25を制御するため、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに、無駄な電力の消費や集塵部の損傷を抑制しながら、吸引力の低下を防止できるものとなる。
【選択図】図5

Description

本発明は集塵部に付着した塵埃の除塵機能を備えた電気掃除機に関するものである。
従来、この種の電気掃除機は、集塵室に装着されている集塵袋に塵埃等が付着することで目詰まりが発生し吸い込み力が低下するため、集塵袋を除塵して吸い込み力を回復させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−91962号公報
しかしながら、前記従来の構成では、集塵室に装着されている集塵袋に付着した塵埃を除塵する場合、その除塵動作を使用者が任意に行うものであり、集塵袋内に蓄積された塵埃の量には無関係に除塵動作を行うので、無駄な電力を消費するとともに、集塵袋を損傷させるなどの問題を有していた。また、集塵袋内に塵埃が殆ど蓄積されていない状態や、或いは逆に塵埃が溜まりすぎて除塵しきれない状態等でも除塵動作を行うので、効果的かつ効率的な除塵動作ができないという課題を有していた。
さらに、従来の構成においては、集塵袋に付着した塵埃を除塵した場合に微細な塵埃が集塵袋内で舞い上がり結果として除塵後の集塵袋内の表面に再付着して吸引力の回復し難いという課題をも有するものであった。
また、集塵室内に集塵袋を装着せず、着脱自在な集塵容器内にフィルターを配し、フィルターにより塵埃を濾過して塵埃を蓄積するような遠心分離方式などのバックレス方式の集塵容器を採用した電気掃除機においても、上記同様の課題に加え、集塵部内の蓄積塵埃を廃棄する際に塵埃が舞い上がり不衛生であるという課題も有するものであった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、無駄な電力の消費や集塵部の損傷を抑制しながら、吸引力の低下を確実に防止できる電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引風を発する電動送風機を内蔵した本体と、吸引された塵埃を蓄積する着脱自在な集塵部と、前記集塵部を振動により除塵する除塵手段と、前記集塵部に蓄積される塵埃の量を検出する塵埃量検出手段と、前記電動送風機、除塵手段、塵埃量検出手段を制御する制御部を備えた電気掃除機において、前記塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記除塵手段を制御する構成としたものである。
これによって、集塵部内に蓄積される塵埃の量を塵埃量検出手段で検出し、所定の塵埃量を検出する毎に除塵手段を制御するため、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに、無駄な電力の消費や集塵部の損傷を抑制しながら、吸引力の低下を防止できるものとなる。
また、本発明の電気掃除機は、吸引風を発する電動送風機を内蔵した本体と、吸引された塵埃を蓄積する着脱自在な集塵部と、前記集塵部を振動により除塵する除塵手段と、前記集塵部に蓄積される塵埃の量を検出する塵埃量検出手段と、前記集塵部内の塵埃を凝固させる凝固剤等を噴霧する噴霧手段とを備え、前記塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記噴霧手段を制御する構成としたものである。
これによって、集塵部内に蓄積される塵埃の量を塵埃量検出手段で検出し、所定の塵埃量を検出する毎に噴霧手段により蓄積された塵埃に対し凝固剤等を噴霧するため、特に微細な塵埃が固形化されることになり、除塵時における集塵部内での微細な塵埃の舞い上がりによる再付着や塵埃廃棄時における塵埃の舞い上がりを防止でき、吸引力低下の防止と衛生的な塵埃廃棄ができるものとなる。
本発明の電気掃除機は、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに、無駄な電力の消費や集塵部の損傷を抑制しながら、吸引力の低下を防止することができる。
第1の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵した本体と、吸引された塵埃を蓄積する着脱自在な集塵部と、前記集塵部を振動により除塵する除塵手段と、前記集塵部に蓄積される塵埃の量を検出する塵埃量検出手段と、前記電動送風機、除塵手段、塵埃量検出手段を制御する制御部を備えた電気掃除機において、前記塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記除塵手段を制御するようにしたことにより、所定の塵埃量を検出する毎に除塵手段を制御することとなり、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに無駄な電力の消費や集塵部の損傷を抑制しながら、吸引力の低下を防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、塵埃量検出手段により検出された塵埃量に応じて除塵間隔を可変するようにしたことにより、検出した塵埃量が少ない場合は集塵部に付着する塵埃も少ないため振動の間隔を長くし、逆に塵埃量が多いと集塵部への付着も多くなるため振動の間隔を短くすることとなり、集塵部に対する損傷を防止することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、集塵部内の塵埃を圧縮する圧縮手段を設け、塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記圧縮手段を制御するようにしたことにより、所定の塵埃量を検出する毎に圧縮手段を制御することとなり、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに、無駄な電力の消費および集塵部内での塵埃の舞い上がりによる再付着を防止でき、更なる吸引力の低下を防止することができる。
第4の発明は、塵埃量検出手段を所定の大きさの塵埃を検出する第1の増幅手段と、前記第1の増幅手段で検出可能な大きさよりも小さい塵埃を検出する第2の増幅手段とで構成し、前記第2の増幅手段での塵埃量検出結果が所定の塵埃量を検出したときに、除塵手段および/または圧縮手段を制御するようにしたことにより、第2の増幅手段での塵埃量検出結果が所定の塵埃量を検出する毎に除塵手段および/または圧縮手段を制御することとなり、特に微細塵を多く吸引蓄積した場合に、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに無駄な電力の消費および集塵部内での塵埃の舞い上がりによる再付着を防止でき、更なる吸引力の低下を防止することができる。
第5の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵した本体と、吸引された塵埃を蓄積する着脱自在な集塵部と、前記集塵部を振動により除塵する除塵手段と、前記集塵部に蓄積される塵埃の量を検出する塵埃量検出手段と、前記集塵部内の塵埃を凝固させる凝固剤等を噴霧する噴霧手段とを備え、前記塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記噴霧手段を制御するようにしたことにより、所定の塵埃量を検出する毎に噴霧手段を制御することとなり、除塵時における集塵部内での微細な塵埃の舞い上がりによる再付着や塵埃廃棄時における塵埃の舞い上がりを防止でき、吸引力低下の防止と衛生的な塵埃廃棄ができるものとなる。
第6の発明は、第5の発明において、噴霧手段を動作させ、所定時間経過後に除塵手段を動作させるようにしたことにより、噴霧手段で微細塵を含む塵埃を固形化後に除塵手段による除塵を行うため、集塵部からの除塵の確実性向上および除塵時における集塵部内での微細な塵埃の舞い上がりによる再付着や塵埃廃棄時における塵埃の舞い上がりを防止でき、吸引力低下の防止と衛生的な塵埃廃棄ができるものとなる。
第7の発明は、第5の発明において、電動送風機の駆動停止時に噴霧手段を動作させ、前記電動送風機の起動時に除塵手段を動作させるようにしたことにより、掃除の終了である電動送風機の停止時に噴霧手段により塵埃を固形化し、次回の掃除開始時に除塵手段により集塵部の除塵がなされるため、塵埃の集塵部からの剥離性が向上し、除塵時における集塵部内での微細な塵埃の舞い上がりによる再付着や塵埃廃棄時における塵埃の舞い上がりを防止でき、吸引力低下の防止と衛生的な塵埃廃棄ができるものとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図8を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図を示す。図2は電気掃除機本体の断面図。図3は除塵手段の構成図。図4は除塵手段の動作説明図である。図5は電気掃除機の制御ブロック図である。図6は集塵室体内に塵埃が付着したときの概要図である。図7は塵埃量検出手段のパルスカウント数と吸引力の関係図である。図8は塵埃量と電動送風機に流れる電流量との関係図である。
図1において、電気掃除機1は延長管2に接続した被掃除面上の塵埃を吸引する床用吸込具3を有し、該延長管2は手元ハンドル4とホース継手5付きのホース6とを介して掃除機本体7(以下、本体7とする)に連結されている。本体7は、底面に枢支された1個の前輪キャスター8と、本体7の後部両側面に回転自在に取り付けた一対の後輪9とを備えている。
図2に示すように、本体7の内部前方には着脱可能な集塵部10(本実施の形態では集塵袋10a)を収容する集塵部収容部11が形成され、上本体12に回動自在に軸支された蓋体13で開閉自在に覆われている。集塵部収容部11の前方部には集塵袋10aに形成した支持部14に密着した吸気口弁15を挟持して前蓋16が取り付けられている。前蓋16の略中央には吸気口16aが集塵部収容部11に連通して一体に形成され、ホース継手5が着脱自在に接続される。
集塵部収容部11の後方には、隔壁17にて集塵部収容部11と前後に区画された電動送風機室18、コードリール室(図示せず)が並列に形成されている。前記電動送風機室18とコードリール室は後輪9を取り付けた下本体19に形成され、上本体12と電動送風機20に吸引された気流の出口を形成したリヤカバー(図示せず)とで外郭を構成している。電動送風機室18内には、電動送風機20の動作時の振動を本体7へ直接伝播しないように前支持ゴム21と後支持ゴム22で前後を保持した電動送風機20が収容されている。また、電動送風機20前方の隔壁17には通気孔23が形成されていて、電動送風機20と集塵部収容部11を連通している。そして、通気孔23の集塵部収容部11側には集塵袋10aを除塵するための除塵板24を形設し、その下方には前記除塵板24を振動させるための除塵手段25を配設している。また、ホース継手5内には吸引空気に含まれる塵埃の量を検出する塵埃量検出手段26を備えるものである。
図3において、除塵手段25は集塵袋10aを振動させる振動子27と、振動子27を動作させる電磁石28で構成される。電磁石28はコイル29とコア30とで形成され、振動子27に近接して配設され、磁界によって振動子27を図3の左右方向に振動させるようになっている。除塵制御手段31は、電磁石28に流れる電流を制御する制御回路(図示せず)で構成される。
このときの動作として図4(a)に示すように、除塵制御手段31の制御回路はコイル29に商用電源の交流電圧をダイオードなどの整流手段(図示せず)で半波整流した電圧を加える。印加された電圧は半波整流された電圧であるのでコイル29に流れる電流は断続的なものとなり、電磁石28から発生される磁界も断続的なものとなる。これにより、電磁石28は振動子27を左右方向に往復運動させ、振動子27に振動を与え、振動子27は除塵板24を介して集塵袋10aを叩いて振動させ、集塵袋10a内面に付着している塵埃を除塵することができるものである。
なお、集塵部内に集塵袋10aを装着せず、着脱自在な集塵容器10b内にフィルター32を配し、フィルター32により塵埃を濾過して塵埃を蓄積するような遠心分離方式などのバックレス方式の集塵容器10bを採用した場合には、フィルター32を除塵坂24で直接叩くことによってフィルター32の内表面に付着した塵埃を除塵する(図6参照)。
この動作により、吸引力低下の原因になるフィルター32に付着した塵埃の除塵を重点的に行うことができる。
また、図4(b)、(c)のようにコイル29に印加する電圧を1半波毎、2半波毎、3半波毎と可変させることによって振動子27に与えることのできる振動の間隔を可変させることもできる。
また、位相制御等によりその導通角を可変させてコイル29に印加する電圧を変化させることで振動量(叩き加減)を可変することも可能となる。
図5において、33は電動送風機20を駆動させるための駆動手段であり、双方向サイリスタなどで構成されているものである。34は制御手段であり、電気掃除機1の動作(吸引力調整等)、除塵制御手段31および塵埃量検出手段26を制御するものである。31は除塵制御手段であり、コイル29に印加する電圧を制御するものである。26は塵埃量検出手段であり、床用吸込具3、延長管2、ホース6の吸引流路内を通過する塵埃の量を検出するものである。塵埃量検出手段26は、赤外発光ダイオード35とフォトトランジスタ36とで構成された塵埃感知部37と、塵埃感知部37の出力信号を増幅する増幅部38を有し、所定の増幅率をもって検出信号を判定出力するようになっている。塵埃感知部37を通過した塵埃は、その大きさと通過速度により赤外発光ダイオード35が発光しフォトトランジスタ36が受光する光を遮り、遮った間はフォトトランジスタ36の受光量が無い状態となる。即ち、塵埃量検出手段26は塵埃が通過中には出力を出さないということになる。これにより塵埃感知部37で検出される塵埃の信号はパルス状のものとなり、そのパルス信号を増幅部38で増幅し制御手段34へ出力することで塵埃量を検出、判断するものである。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、使用者が手元ハンドル4に配設された操作部(図示せず)を操作すると、制御手段34により駆動手段33を介して電動送風機20が動作し、吸引力が発生する。被掃除面上の塵埃は吸引風と共に床用吸込具3から集塵袋10aに吸引される。塵埃は集塵袋10aによって濾過され、塵埃を取り除いた吸引風のみが、通気孔23を通過して電動送風機20に吸引され、吸引気流の出口を形成したリヤカバー(図示せず)より排気され、集塵袋10aに塵埃が蓄積される。この時、吸引風は必ず集塵袋10aを通過して通気孔23を通過するため、通気孔23近辺に最も塵埃が付着しやすくなる。
図6(a)に示すように、通気孔23に連通する集塵袋10a部に付着した塵埃が吸引風の通過の妨げになることで、吸引力が低下し、掃除の効率が悪化する。
また、集塵袋10a内に蓄積される塵埃は塵埃量検出手段26を必ず通過するため、塵埃量検出手段26により塵埃の量を検出することができる。この塵埃量検出手段26が処理することのできる信号量としては一分間あたり256回のパルス処理をすることが可能であり、また、一般的に被掃除面上の塵埃のある箇所と無い箇所の割合は、1:20であることがわかっている。これにより、通常1分間あたり256/20=12.8カウントのパルス信号があることとなる。さらに一般的に通常使用した場合一回あたりの掃除機を動作させる時間は約10分間で、1ヶ月使用した場合に集塵袋10aは満杯となる。これより12.8×10×30=3840カウントを塵埃量検出手段26が塵埃を検出した場合に集塵袋10a内の塵埃はほぼ満杯となることが推測される。
これより、通常使用の場合、図7(a)のようにパルスカウント数と吸引力の関係はほぼ比例関係となる。ここで集塵袋10aが満杯になるまでのカウント数を仮に3分割し、それぞれ集塵袋10aに所定の量の塵埃が蓄積したときに除塵手段25を動作させる。この動作により、図7(a)のように紙パック内に塵埃が蓄積されるものが、図7(b)のように除塵手段25を動作させることによって吸引風の通過の妨げとなる集塵袋10a内部表面に付着した塵埃を除塵することにより吸引力を回復させることができるようになり、集塵袋10aが塵埃で満杯になるまでのカウント数即ち掃除時間を延長させることができるようになる。
また、図7(c)のように最初の除塵動作には集塵袋10aに蓄積した塵埃の量が少ないため振動子27に与える振動の間隔或いは強さを少なくしても十分除塵することができるため、図4(c)の制御を行い、蓄積される塵埃量が増えてくる2回目、3回目の除塵動作にはそれぞれ図4(b)、図4(c)のように制御内容を変え無駄な電力を使用せずに効率よく集塵袋10a内の塵埃を除塵することができるようになる。
また、図7(d)のように、除塵する回数を増加させることによってもカウント数を伸ばすことが可能となりさらに効率の良い除塵を行うことができる。
また、塵埃量を検出する別の手段として電流検出手段39により検出する方法も考えられる。集塵袋10a内の塵埃量と電動送風機20に流れる電流の関係は図8に示すようになることがわかっている。前述のようにパルスカウント数の代わりに電流値により集塵袋10a内の塵埃の量を推定することが可能なため、図7のカウント数を電流量としてみた場合に、前述と同様の除塵制御を行うことが可能となり、通常使用状態よりも使用時間を延長させることができるようになる。
またさらに、集塵袋10a内に蓄積される塵埃の重量を測定する等により塵埃量を簡易的に判定することでも同様の制御を行うことができる。
ここで、図9に示すように、集塵部10内に圧縮板40と、モータやギヤ等で構成される圧縮制御手段41を設け、前述した除塵制御との組み合わせで圧縮制御手段41により圧縮板40を駆動させてもよい。このとき、圧縮板40を駆動させる際の移動量は、吸引した塵埃の量が少ない場合には集塵部10の底面近くまで移動させ、吸引した塵埃の量が多い場合には集塵部10の中間部程度まで移動させるよう、予め吸引した塵埃の量と圧縮板40の移動量を実験的に確認しておき、圧縮制御手段41により圧縮板40を駆動させてもよいものである。
以上のように、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに、無駄な電力の消費および集塵部内での塵埃の舞い上がりによる再付着を防止でき、更なる吸引力の低下を防止することができるものとなる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の制御ブロック図である。なお、第1の実施の形態と同一機能部品には同一符号を付与し説明を省略する。
図10において、42は所定の大きさの塵埃に対する出力信号を増幅する第1の増幅手段で、43は第1の増幅手段で増幅可能な大きさよりも小さい塵埃に対する出力信号を増幅する第2の増幅手段である。塵埃感知部37で検出された塵埃の出力信号は、塵埃の大きさ、形状により塵埃感知部37を遮る時間が異なることとなる。即ち、塵埃の大きさによりパルスの幅が可変されることとなる。第1の増幅手段42と第2の増幅手段43は、そのパルス幅によりそれぞれ異なる増幅率により入力された信号を増幅し制御手段44へ入力することで塵埃量と塵埃の大きさの検出、判断を行う。
電動送風機20が動作して吸引力が発生すると、塵埃が吸引風と共に床用吸込具3から集塵袋10aに吸引される。塵埃は集塵袋10aによって濾過され、塵埃を取り除いた吸引風のみが、通気孔23を通過して電動送風機20に吸引され、集塵袋10aに塵埃が蓄積される。この時、ダニのフン、死骸、花粉などの所謂ハウスダストなど微小な塵埃も被掃除面には多量に存在しており、砂粒程度の目に見える大きさの塵埃と共に吸引されている。このハウスダストなどの微小な塵埃の大きさは約20μmであり、実施の形態1で考えている通常の塵埃(砂粒など)の大きさ約200μmの約1/10の大きさとなる。この微小な塵埃を吸引し集塵袋10a内に微小塵埃が蓄積していった場合、集塵袋10aの場合には、袋を構成しているの紙材の目の中に入り込み、集塵容器10bの場合にはフィルター32の目の中に入り込み、見た目で吸引したかどうかの確認は非常に困難であるが、確実に吸引風の通路を塞いでしまい吸引力を低下させてしまうことになる。
ハウスダスト等の微小な塵埃が、被掃除面上の塵埃のあるところと無い所の割合は、1:20で、砂粒程度の塵埃と同じ割合であると考えた場合、図11に示すように所定時間に第1の増幅手段42で増幅される塵埃の量と第2の増幅手段43で検出される塵埃の量は同じようになる。微小な塵埃も電動送風機20の吸引風の通路を塞ぐ作用は砂粒程度の塵埃と同等かそれ以上にあると考え、除塵手段25を駆動させるための塵埃の検出量を第1の増幅手段42で増幅・検出された塵埃量と、第2の増幅手段43で増幅・検出された塵埃量を合計した塵埃量とする。これにより所定時間にカウントされる塵埃の量は砂粒程度の塵埃のみで検出したときに比べて倍の速さでカウントされることになる。このように掃除を開始してから早い段階で除塵手段25および/または圧縮手段41を動作させることにより集塵袋10aに塵埃が多量に付着する前に除塵および/または圧縮を行い、より効率的な除塵や圧縮を行うことが可能となる。
以上のように、特に微細塵を多く吸引蓄積した場合に、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに無駄な電力の消費および集塵部内での塵埃の舞い上がりによる再付着を防止でき、更なる吸引力の低下を防止することができるものとなる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の第3の実施の形態における電気掃除機の断面図である。なお、第1の実施の形態と同一機能部品には同一符号を付与し説明を省略する。
図12において、集塵部10内に塵埃を固める効果のある凝固剤を収納する収納部45と、凝固剤を噴霧する噴霧手段46を有している。図13は制御ブロック図である。
以上のように構成された電気掃除機においてその動作を説明する。
一般に市販されている凝固剤を集塵部10の収納手段45に入れ、その凝固剤を集塵部10内に向けて噴霧させる噴霧手段46を集塵部10内に装備させる。この状態で、塵埃量検出手段26により吸引した塵埃の量を検出し所定の量になったときに噴霧手段46により凝固剤を噴霧させ集塵部10内に吸引されたハウスダストを含め塵埃を固めてしまう。これにより近傍にある微少な塵埃は集約されて固形化してある程度の大きさとなり集塵袋10aまたは集塵容器10bのフィルター32を目詰まりさせにくくさせる。
また、噴霧手段46動作を動作させ、所定時間経過後(例えば凝固剤により塵埃がある程度固まるような時間)に除塵手段25を動作させる。これは電気掃除機1を使用者が停止させて、電源コードを商用電源から切り離す動作をする間に、凝固剤により完全に固まった塵埃を集塵袋10aまたは、集塵容器10bから落とすことができる為、効果的な除塵を行うこととなる。
また、電動送風機20の停止時に噴霧手段46を動作させて、本体7を使用してない間に塵埃を固形化させるとともに、集塵部10内での塵埃の舞い上がりを防止できる。
以上のように、集塵部からの除塵の確実性および剥離性が向上し、除塵時における集塵部内での微細な塵埃の舞い上がりによる再付着や塵埃廃棄時における塵埃の舞い上がりを防止でき、吸引力低下の防止と衛生的な塵埃廃棄ができるものとなる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、効果的かつ効率的な除塵ができるとともに、無駄な電力の消費や集塵部の損傷を抑制しながら、吸引力の低下を防止することができ、家庭用、業務用の各種器具、機器、装置に適応できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 同電気掃除機本体の断面図 同除塵手段の構成図 同除塵手段の動作説明図 同電気掃除機の制御ブロック図 同集塵部内の塵埃の状態を示す概要図 同塵埃量検出手段のパルスカウント数と吸引力の関係図 同塵埃量と電動送風機に流れる電流量との関係図 同集塵部内の塵埃の状態を示す説明図 本発明の実施の形態2における制御ブロック図 同時間に対するパルスカウントの数の特性図 本発明の実施の形態3における電気掃除機の断面図 同電気掃除機の制御ブロック図
符号の説明
10 集塵部
20 電動送風機
25 除塵手段
26 塵埃量検出手段
34 制御手段
41 圧縮手段
42 第1の増幅手段
43 第2の増幅手段
46 噴霧手段

Claims (7)

  1. 吸引風を発する電動送風機を内蔵した本体と、吸引された塵埃を蓄積する着脱自在な集塵部と、前記集塵部を振動により除塵する除塵手段と、前記集塵部に蓄積される塵埃の量を検出する塵埃量検出手段と、前記電動送風機、除塵手段、塵埃量検出手段を制御する制御部を備えた電気掃除機において、前記塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記除塵手段を制御するようにした電気掃除機。
  2. 塵埃量検出手段により検出された塵埃量に応じて除塵間隔を可変するようにした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 集塵部内の塵埃を圧縮する圧縮手段を設け、塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記圧縮手段を制御するようにした請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 塵埃量検出手段を所定の大きさの塵埃を検出する第1の増幅手段と、前記第1の増幅手段で検出可能な大きさよりも小さい塵埃を検出する第2の増幅手段とで構成し、前記第2の増幅手段での塵埃量検出結果が所定の塵埃量を検出したときに、除塵手段および/または圧縮手段を制御するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 吸引風を発する電動送風機を内蔵した本体と、吸引された塵埃を蓄積する着脱自在な集塵部と、前記集塵部を振動により除塵する除塵手段と、前記集塵部に蓄積される塵埃の量を検出する塵埃量検出手段と、前記集塵部内の塵埃を凝固させる凝固剤等を噴霧する噴霧手段とを備え、前記塵埃量検出手段の検出結果が所定の塵埃量を検出したときに前記噴霧手段を制御するようにした電気掃除機。
  6. 噴霧手段を動作させ、所定時間経過後に除塵手段を動作させるようにした請求項5記載の電気掃除機。
  7. 電動送風機の駆動停止時に噴霧手段を動作させ、前記電動送風機の起動時に除塵手段を動作させるようにした請求項5記載の電気掃除機。
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