JP2007318853A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの鉄損を減少させるとともに、固定子の歯部以外の部分から回転子へ漏れる漏れ磁束を減少させることにより、モータの効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明に係るモータの回転子40は、シャフト部41と、そのシャフト部41に対して同軸に設けられて、軸方向に分割されている第1回転子本体43と第2回転子本体44とを備えており、固定子30は第1回転子本体43に対応して円周方向に複数設けられた第1歯部331と、第2回転子本体44に対応して円周方向に複数設けられた第2歯部332とを備えており、第1歯部331及び第2歯部332は固定子30の半径方向に突出して、各々の突出端面がエアギャップを介して第1回転子本体331の円周面及び第2回転子本体332の円周面と対向する構成であり、固定子30の円周方向において同位置にある第1歯部331と第2歯部332とが軸方向に延びる連結部335によって接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定子の円周方向に複数の歯部が設けられており、それらの歯部の突出端面が回転子の円周面に対してエアギャップを介して対向している構成のモータに関する。
上記したモータに関する技術が特許文献1に記載されている。
前記モータ100の固定子101は、図7に示すように、円周方向に複数の歯部103を備えており、それらの歯部103の基端部が円筒形のヨーク104によって連結されている。さらに、各々の歯部103の回りにはコイル106が巻装されている。即ち、このモータ100では、回転子(図示省略)と、その回転子を挟んで対向するように配置された一対の歯部103と、それらの歯部103を連結させるヨーク104とによって、モータ100の円周方向に磁気回路が構成される。
しかし、モータ100の円周方向に磁気回路を構成する方法では、各々の歯部103を連結させるヨーク104を円筒形のケース状に形成する必要があるため、固定子103の鉄心(歯部103、及びヨーク104)の重量が大きくなるとともに、モータ100の鉄損が大きくなる。
この点を改善するため、ヨークを円周方向において複数に分割し、隣り合うヨーク分割片間に隙間を形成して、ヨークの軽量化を図ったモータが特許文献2に記載されている。
このモータ120は、図8(A)の縦断面図に示すように、シャフト部121の基端部側に固定された第1回転子本体123と、シャフト部121の先端部側に固定された第2回転子本体122とを備えており、各々の回転子本体122,123の外周面に磁石が固定されている。
第1回転子本体123と第2回転子本体122とは、プレス成形された複数枚(3枚)のヨーク分割片128によって囲まれている。即ち、第1回転子本体123の外周面は、エアギャップを介した状態でヨーク分割片128の第1歯部128bに覆われており、第2回転子本体122の外周面は同じくエアギャップを介した状態でヨーク分割片128の第2歯部128aに覆われている。さらに、各々のヨーク分割片128の軸方向中央位置は半径方向内側に凹んで、第1回転子本体123と第2回転子本体122との間に入り込んでおり、この凹み部分128cに、図8(B)等に示すように、コイル129が巻装されている。
これにより、第1回転子本体123、第2回転子本体122と、その第1回転子本体123、第2回転子本体122を挟むように配置された一組のヨーク分割片128とによってモータ120の軸方向に磁気回路を構成することができる。即ち、ヨークを円筒状に形成して円周方向に連続させる必要がなくなり、鉄心(ヨーク、歯部)を構成する鋼板等を節約できるようになる。
特開平7−222383号公報 特開平4−295264号公報
上記したモータ120の場合、各々のヨーク分割片128の凹み部分128cが半径方向内側に凹んで、第1回転子本体123と第2回転子本体122との間に入り込む構成である。このため、第1回転子本体123、第2回転子本体122の端面123t,122tとヨーク分割片128の凹み部分128cとが対向し、この間を磁束が通り易くなる。即ち、本来であれば、ヨーク分割片128の歯部128a,128bと回転子本体122,123の外周面との間を通る磁束の一部が前記回転子本体122,123の端面122t,123tとヨーク分割片128の凹み部分128cとの間で漏れるようになる。これにより、モータ120の効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、ヨークに相当する部材を軸方向に延びる棒状に形成できるようにしてモータの鉄損を減少させるとともに、固定子の歯部以外の部分から回転子へ漏れる漏れ磁束を減少させることにより、モータの効率を向上させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、固定子の円周方向に複数の歯部が設けられており、それらの歯部の突出端面が回転子の円周面に対してエアギャップを介して対向している構成のモータであって、前記回転子は、シャフト部と、そのシャフト部に対して同軸に設けられて、軸方向に分割されている第1回転子本体と第2回転子本体とを備えており、前記固定子は、前記第1回転子本体に対応して円周方向に複数設けられた第1歯部と、前記第2回転子本体に対応して円周方向に複数設けられた第2歯部とを備えており、前記第1歯部、及び第2歯部は前記固定子の半径方向に突出して、各々の突出端面がエアギャップを介して前記第1回転子本体の円周面、及び前記第2回転子本体の円周面と対向する構成であり、さらに、各々の第1歯部と第2歯部とは等しい位相で構成されて、前記固定子の円周方向において同位置にある前記第1歯部と第2歯部とが軸方向に延びる連結部によって磁気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によると、固定子の円周方向の同位置にある第1歯部と第2歯部とは軸方向に延びる連結部によって磁気的に接続されている。このため、連結部の働きで第1歯部と第2歯部との間に磁束が通るようになる。したがって、モータには、第1回転子本体から所定の第1歯部、連結部、所定の第2歯部に至り、その所定の第2歯部から第2回転子本体を介して、別の第2歯部、連結部、別の第1歯部に至り、その別の第1歯部から第1回転子本体に戻る磁気回路が形成される。即ち、モータの軸方向に磁気回路が構成されるようになる。このため、第1歯部と第2歯部とを接続するヨーク状の連結部を軸方向に延びる棒状に形成できる。したがって、従来の一般的なモータのように、ヨークを円筒形のケース状に形成する必要がなくなり、モータの鉄心(歯部、ヨーク等)を構成する鋼板等を大幅に節約できる。これによって、モータの軽量化を図れるとともに、モータの鉄損を減少させることができる。
また、第1歯部、及び第2歯部は、固定子の半径方向に突出して各々の突出端面がエアギャップを介して第1回転子本体の円周面、及び第2回転子本体の円周面と対向する構成である。即ち、第1歯部と第2歯部とを連結するヨーク状の連結部を第1回転子本体、あるいは第2回転子本体から離すことができる。このため、第1歯部、第2歯部の突出端面以外の部分から第1回転子本体、及び第2回転子本体へ漏れる漏れ磁束を小さくすることができ、モータの効率が向上する。
請求項2の発明によると、固定子の第1歯部と第2歯部との半径方向内側に、回転子の第1回転子本体と第2回転子本体とが配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明によると、回転子の第1回転子本体と第2回転子本体とは円筒状に形成されており、前記第1回転子本体と第2回転子本体との半径方向内側に、固定子の第1歯部と第2歯部とが配置されていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、固定子の第1歯部、連結部及び第2歯部は、コイルが巻装された鉄心から構成されており、第1回転子本体と第2回転子本体との円周面には、磁石が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明によると、固定子の第1歯部、及び第2歯部は磁石により構成されており、第1回転子本体と第2回転子本体とは、コイルが巻装された鉄心から構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明によると、鉄心は、積層板を軸心に対して平行な状態で重ねることにより構成されていることを特徴とする。このように、積層板を軸心に対して平行な状態で重ねるため、磁束が通る方向に隙間ができず、磁気抵抗が大きくならない。さらに、積層板を使用するため、渦電流損を低減させることができる。
請求項7の発明によると、積層板からなる鉄心により構成された固定子の歯部の突出端面、あるいは積層板からなる鉄心により構成された第1回転子本体と第2回転子本体との円周面は、切削加工により形成されていることを特徴とする。このため、固定子の歯部の突出端面、あるいは第1回転子本体と第2回転子本体との円周面を高精度で形成できるようになり、エアギャップ量を低減させることができる。
請求項8の発明によると、鉄心には、金属磁性粉末に電気絶縁用の樹脂コンパウンドを混合して圧縮成形した圧紛磁心が使用されていることを特徴とする。このため、鉄心の成形自由度が向上する。
請求項9の発明によると、第1歯部、連結部及び第2歯部を構成する鉄心には、前記第1歯部、及び第2歯部の位置にコイルが巻装されていることを特徴とする。このため、第1歯部、及び第2歯部の長さ寸法を大きくすることにより、コイルの巻装部分のスペースを大きく取ることができる。したがって、モータの半径方向の寸法を増加させるだけで、コイルの巻装部分のスペースを大きく取ることができる。即ち、モータは軸方向の寸法を増加させないで、コイルの巻装部分のスペースを大きくできる。
請求項10の発明によると、第1歯部、連結部及び第2歯部を構成する鉄心には、前記連結部の位置にコイルが巻装されていることを特徴とする。このため、連結部の長さ寸法を大きくすることにより、コイルの巻装部分のスペースを大きく取ることができる。したがって、モータの軸方向の寸法を増加させるだけで、コイルの巻装部分のスペースを大きく取ることができる。即ち、モータは半径方向の寸法を増加させないで、コイルの巻装部分のスペースを大きくすることができる。
請求項11の発明によると、第1歯部を備える第1分割鉄心片と、第2歯部を備える第2分割鉄心片とが連結部の位置で結合されることにより、前記第1歯部、連結部及び第2歯部を構成する鉄心が形成されることを特徴とする。このため、複雑な形状の鉄心の成形が容易になる。
本発明によると、モータの軽量化を図れるとともに、モータの鉄損を減少させることができる。また、両歯部の突出端面以外の部分から回転子へ漏れる漏れ磁束を小さくすることができるため、モータの効率が向上する。
[実施形態1]
以下、図1から図6に基づいて本発明の実施形態1に係るモータの説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係るモータの模式縦断面図、図2はモータの鉄心及びコイルを表す斜視図である。図3はモータの動作を表す模式図であり、図1のIIIB矢視図(左側)とIIIF矢視図(右側)とを横並び状態で表している。また、図4〜図6は変更例に係るモータの模式縦断面図等である。
本実施形態に係るモータ10は、DCブラシレスモータであり、図1、図3に示すように、ケース20と、そのケース20内に収納された固定子30と回転子40とから構成されている。ここで、説明を簡単にするため、二極のDCブラシレスモータを例にして以下の説明を行なう。
<モータ10のケース20について>
ケース20は、図1に示すように、例えば、樹脂等で形成された有底円筒形のケース本体部21と、そのケース本体部21の開口21hを塞ぐ蓋体22とを備えている。ケース本体部21は、薄肉に形成された円筒部21eと、厚肉に形成された底板部21bとから構成されており、その底板部21bの中心に奥側軸受51が装着される軸受用凹部21jが形成されている。さらに、ケース本体部21の底板部21bの軸受用凹部21jを囲む位置には、後記する鉄心33の奥側端面33bを軸方向から支えるリング状の支持面21sと、その鉄心33の奥側外周面33rを半径方向外側から支える段差面21dとが同軸に形成されている。
ケース本体部21の開口21hを塞ぐ蓋体22は、例えば、樹脂等で形成された円盤状の厚板であり、中心に前面側軸受53が嵌め込まれる軸受用凹部22kと、回転子40のシャフト部41が通されるシャフト孔22hとが形成されている。さらに、蓋体22には、ケース本体部21のリング状の支持面21sと対向する位置に鉄心33の前端面33fを押さえる押圧面22pが形成されている。
このように、ケース20を樹脂等で形成できるため、モータ10の軽量化を図ることができる。
<固定子30について>
固定子30は、図1、図3に示すように、円周方向において分割された二つの鉄心33を備えており、それらの鉄心33がケース20内で回転子40を挟んで向かい合う位置に位置決めされている。
鉄心33は、図2に示すように、モータ10の奥側に設置される第1歯部331と、モータ10の前面側に設置される第2歯部332と、シャフト部41に平行に設けられて第1歯部331と第2歯部332とを連結させる連結部335とを備えている。第1歯部331と第2歯部332とは、鉄心33がケース20に装着された状態で、そのケース20の半径方向内側に突出するように形成されている。第1歯部331の突出端面331fは、図3に示すように、円弧凹面状に形成されており、後記する回転子40の第1回転子本体43の外周面とエアギャップを介して対向するように構成されている。また、第2歯部332の突出端面332fは、同じく円弧凹面状に形成されており、前記回転子40の第2回転子本体44の外周面とエアギャップを介して対向するように構成されている。
鉄心33は、図2に示すように、門型をした多数の積層板Sがモータ10の軸心に対して平行な状態で積層されることにより構成される。そして、前記積層板Sの積層が完了した後、第1歯部331の突出端面331fと第2歯部332の突出端面332fとが円弧凹面状に切削加工される。
鉄心33の連結部335には、絶縁材料(図示省略)を介してコイル36が巻装されている。
<回転子40について>
回転子40は、図1に示すように、ケース20の奥側軸受51と前面側軸受53とに支持されるシャフト部41を備えており、そのシャフト部41の基端部に固定子30の第1歯部331に対応する第1回転子本体43が取付けられている。また、前記シャフト部41の先端部側に固定子30の第2歯部332に対応する第2回転子本体44が取付けられている。
第1回転子本体43、及び第2回転子本体44は、図3に示すように、シャフト部41に固定される円筒形のヨーク43y,44yを備えており、各々のヨーク43y,44yの外周面にN極を構成する半円筒形のN極用磁石43n,44nと、S極を構成する半円筒形のS極用磁石43s,44sとが固定されている。
第1回転子本体43と第2回転子本体44とは、磁極の位相が180°ずれた状態でシャフト部41に固定されている。即ち、図1、図3(A)に示すように、固定子30の上側の鉄心33における第1歯部331の突出端面331fに対して第1回転子本体43のN極用磁石43nの外周面が対向しているときは、上側の鉄心33における第2歯部332の突出端面332fに対して第2回転子本体44のS極用磁石44sの外周面が対向するようになる。
即ち、第1回転子本体43の外周面が本発明における第1回転子本体の円周面に相当し、第2回転子本体44の外周面が本発明における第2回転子本体の円周面に相当する。
また、モータ10のケース20には、第1回転子本体43、あるいは第2回転子本体44の磁極の位置を検出するための位置センサ(図示省略)が取付けられている。
<モータ10の動作概要について>
モータ10は、前記位置センサで第1回転子本体43、あるいは第2回転子本体44の磁極の位置を検出しながら、制御回路(図示省略)により各々の鉄心33のコイル36に所定のタイミングで電流を流すことにより、回転子40を回転させる。
例えば、図3(A)に示す状態(図1に示す状態に対応)では、第1回転子本体43のN極用磁石43nで発生した磁束は、エアギャップを通過して上側の鉄心33における第1歯部331の突出端面331fに至り、第1歯部331、連結部335、第2歯部332を通り、その第2歯部332の突出端面332fから第2回転子本体44のS極用磁石44sに流れ込む。そして、第2回転子本体44のヨーク44yを円周方向に流れて第2回転子本体44のN極用磁石44nに到達する。第2回転子本体44のN極用磁石44nで発生した磁束は、同様に、エアギャップを通過して下側の鉄心33の第2歯部332に至り、第2歯部332、連結部335、第1歯部331を通り、その第1歯部331の突出端面331fから第1回転子本体43のS極用磁石43sに流れ込む。即ち、磁束は、第1回転子本体43のN極用磁石43n→上側の鉄心33→第2回転子本体44のS極用磁石44s、N極用磁石44n→下側の鉄心33→第1回転子本体43のS極用磁石43sに戻る経路をたどる。
この状態で、上側の鉄心33の第1歯部331がN極、第2歯部332がS極となるようにコイル36に通電し、下側の鉄心33の第1歯部331がS極、第2歯部332がN極となるようにコイル36に通電する。これにより、上下の第1歯部331と第1回転子本体43とが反発しあい、上下の第1歯部331は180°反対側の磁石43n,43sを引き付ける。同様に、上下の第2歯部332と第2回転子本体44とが反発しあい、上下の第2歯部332は180°反対側の磁石44n,44sを引き付ける。この結果、回転力が得られるようになる。
図3(A)に示す状態から回転子40が、図3(B)に示すように、右回転すると、第1回転子本体43のN極用磁石43nを出た磁束の一部は、上側の鉄心33における第1歯部331の突出端面331fから再び第1回転子本体43のS極用磁石43sに流れ込む(矢印参照)。このため、第1歯部331から連結部335、第2歯部332を通り、その第2歯部332の突出端面332fから第2回転子本体44のS極用磁石44sに流れ込む磁束量は減少する。しかし、第2回転子本体44のN極用磁石44nを出た磁束の一部が上側の鉄心33における第2歯部332の突出端面332fを介して第2回転子本体44のS極用磁石44sに流れ込むため、上側の鉄心33から第2回転子本体44のS極用磁石44sに流れ込む磁束量が減少することはない。これは、下側の鉄心33と第1回転子本体43、第2回転子本体44についても同様である。
そして、回転子40が、図3(C)に示す位置まで約90°右回転すると、第1回転子本体43のN極用磁石43nを出た磁束は、上側の鉄心33における第1歯部331の突出端面331fを介して全て第1回転子本体43のS極用磁石43sに流れ込むようになり(矢印参照)、上側の鉄心33には第1回転子本体43のN極用磁石43nを出た磁束は通らなくなる。同様に、下側の鉄心33にも、第2回転子本体44のN極用磁石44nを出た磁束は通らなくなる。
さらに、回転子40が、図3(A)に示す状態から180°(図3(C)に示す状態から90°)右回転すると、鉄心33のコイル36には逆方向に通電が行なわれる。これにより、上下の第1歯部331、上下の第2歯部332と第1回転子本体43、第2回転子本体44とが反発しあい、上記したように回転力が得られるようになる。
<本実施形態に係るモータ10の長所について>
本実施形態に係るモータ10によると、固定子30の円周方向の同位置にある第1歯部331と第2歯部332とは軸方向に延びる連結部335によって磁気的に接続されている。このため、連結部335の働きで第1歯部331と第2歯部332との間に磁束が通るようになる。したがって、モータ10には、第1回転子本体43から所定の第1歯部331、連結部335、所定の第2歯部332に至り、その所定の第2歯部332から第2回転子本体44を介して、別の第2歯部332、連結部335、別の第1歯部331に至り、その別の第1歯部331から第1回転子本体43に戻る磁気回路が形成される。即ち、モータ10の軸方向に磁気回路が構成されるようになる。このため、第1歯部331と第2歯部332とを接続するヨーク状の連結部335を軸方向に延びる棒状に形成できる。したがって、従来の一般的なモータのように、ヨークを円筒形のケース状に形成する必要がなくなり、モータの鉄心(歯部、ヨーク等)を構成する鋼板等を大幅に節約できる。これによって、モータ10の軽量化を図れるとともに、モータ10の鉄損を減少させることができる。
また、第1歯部331、及び第2歯部332は、固定子30の半径方向内側に突出して各々の突出端面331f,332fがエアギャップを介して第1回転子本体43の外周面、及び第2回転子本体44の外周面と対向する構成である。即ち、第1歯部331と第2歯部332とを連結するヨーク状の連結部335を第1回転子本体43、あるいは第2回転子本体44から離すことができるため、両歯部331,332の突出端面331f,332f以外の部分から第1回転子本体43、第2回転子本体44へ漏れる漏れ磁束を小さくすることができる。したがって、モータ10の効率が向上する。
また、鉄心33は、積層板Sをモータ10の軸心に対して平行な状態で重ねることにより構成されているため、磁束が通る方向に隙間ができず、磁気抵抗が大きくなることがない。なお、積層板Sを重ねて鉄心33を構成するため、渦電流損を低減させることができる。
さらに、鉄心33の歯部331,332の突出端面331f,332fは、切削加工により形成されているため、それらの突出端面331f,332fを高精度で形成できるようになり、エアギャップ量を低減させることができる。
また、第1歯部331、連結部335及び第2歯部332を構成する鉄心33には、連結部335の位置にコイル36が巻装されているため、連結部335の長さ寸法を大きくすることにより、コイル36の巻装部分のスペースを大きく取ることができる。したがって、モータ10の軸方向の寸法を増加させるだけで、コイル36の巻装部分のスペースを大きく取ることができる。即ち、モータ10は半径方向の寸法を増加させないで、コイル36の巻装部分のスペースを大きくすることができる。このため、コイル36の素線径を大きく設定して銅損を低減させるような場合でも、モータ10の半径方向の寸法を増加させることなくコイル36の巻装部分のスペースを大きくすることができる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係るモータ10では、鉄心33の連結部335の位置にコイル36を巻装する例を示したが、図4、図5に示すように、鉄心33における第1歯部331、及び第2歯部332の位置にコイル36を巻装することも可能である。これにより、第1歯部331、及び第2歯部332の長さ寸法を大きくすることにより、コイル36の巻装部分のスペースを大きく取ることができる。したがって、モータ10の半径方向の寸法を増加させるだけで、コイル36の巻装部分のスペースを大きく取ることができる。即ち、モータ10の軸方向の寸法を増加させないで、コイル36の巻装部分のスペースを大きくできる。したがって、コイル36の素線径を大きく設定して銅損を低減させるような場合でも、モータ10の軸方向の寸法を増加させることなくコイル36の巻装部分のスペースを大きくすることができる。
また、本実施形態では、鉄心33を積層板Sにより構成する例を示したが、金属磁性粉末に電気絶縁用の樹脂コンパウンドを混合して圧縮成形した圧紛磁心により鉄心33を構成することも可能である。これにより、鉄心33の成形自由度が向上する。
また、本実施形態では、第1歯部331、第2歯部332、及び連結部335からなる鉄心33を一体で成形する例を示したが、図5に示すように、鉄心33を連結部335の位置で前後に分割し、モータ10を組み立てる際に、前後の分割片を連結することも可能である。これにより、複雑な形状の鉄心33であっても製作が容易になる。
また、本実施形態では、固定子30の半径方向内側に回転子40が位置決めされているモータ10を例示したが、図6に示すように、回転子40を円筒状に形成して、その回転子40の内周面に磁石43n,43s,44n,44sを装着し、その半径方向内側に固定子30(鉄心33)を同軸に位置決めする構成でも可能である。
さらに、本実施形態では、DCブラシレスモータを例示したが、回転子40の第1回転子本体43、及び第2回転子本体44を鉄心とコイルにより構成し、固定子30側に磁石とブラシ等を設ける構成でも可能である。
また、本実施形態では、鉄心33を一対備えるモータ10を例示したが、鉄心33を円周方向に複数対設けることも可能である。さらに、第1回転子本体43、及び第2回転子本体44にそれぞれ一対づつ磁石43n,43s,44n,44sを備える回転子40を例示したが、第1回転子本体43、及び第2回転子本体44に複数対の磁石43n,43s,44n,44sを設けることも可能である。
また、本実施形態では、鉄心33に二個の歯部331,332を形成し、回転子40に二セットの回転子本体43,44を設ける例を示したが、鉄心に歯部を三個以上形成し、回転子に三セット以上回転子本体を設けることも可能である。
本発明の実施形態1に係るモータの模式縦断面図である。 モータの鉄心及びコイルを表す斜視図である。 モータの動作を表す模式図(A図、B図、C図)である。 変更例に係るモータの模式縦断面図である。 変更例に係るモータの鉄心及びコイルを表す斜視図である。 変更例に係るモータの模式縦断面図である。 従来のモータの固定子を表す模式図である。 従来のモータの模式縦断面図(A図)、及びB‐B矢視図(B図)である。
符号の説明
30 固定子
33 鉄心
36 コイル
S 積層板
331 第1歯部
331f 突出端面
332 第2歯部
332f 突出端面
335 連結部
40 回転子
41 シャフト部
43 第1回転子本体
44 第2回転子本体

Claims (11)

  1. 固定子の円周方向に複数の歯部が設けられており、それらの歯部の突出端面が回転子の円周面に対してエアギャップを介して対向している構成のモータであって、
    前記回転子は、シャフト部と、そのシャフト部に対して同軸に設けられて、軸方向に分割されている第1回転子本体と第2回転子本体とを備えており、
    前記固定子は、前記第1回転子本体に対応して円周方向に複数設けられた第1歯部と、前記第2回転子本体に対応して円周方向に複数設けられた第2歯部とを備えており、
    前記第1歯部、及び第2歯部は前記固定子の半径方向に突出して、各々の突出端面がエアギャップを介して前記第1回転子本体の円周面、及び前記第2回転子本体の円周面と対向する構成であり、
    さらに、各々の第1歯部と第2歯部とは等しい位相で構成されて、前記固定子の円周方向において同位置にある前記第1歯部と第2歯部とが軸方向に延びる連結部によって磁気的に接続されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載されたモータであって、
    固定子の第1歯部と第2歯部との半径方向内側に、回転子の第1回転子本体と第2回転子本体とが配置されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1に記載されたモータであって、
    回転子の第1回転子本体と第2回転子本体とは円筒状に形成されており、前記第1回転子本体と第2回転子本体との半径方向内側に、固定子の第1歯部と第2歯部とが配置されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載されたモータであって、
    固定子の第1歯部、連結部及び第2歯部は、コイルが巻装された鉄心から構成されており、
    第1回転子本体と第2回転子本体との円周面には、磁石が設けられていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載されたモータであって、
    固定子の第1歯部、及び第2歯部は磁石により構成されており、
    第1回転子本体と第2回転子本体とは、コイルが巻装された鉄心から構成されていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項4、又は請求項5のいずれかに記載されたモータであって、
    鉄心は、積層板を軸心に対して平行な状態で重ねることにより構成されていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項6に記載されたモータであって、
    積層板からなる鉄心により構成された固定子の歯部の突出端面、あるいは積層板からなる鉄心により構成された第1回転子本体と第2回転子本体との円周面は、切削加工により形成されていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項4、又は請求項5にいずれかに記載されたモータであって、
    鉄心には、金属磁性粉末に電気絶縁用の樹脂コンパウンドを混合して圧縮成形した圧紛磁心が使用されていることを特徴とするモータ。
  9. 請求項4、又は請求項6〜請求項8のいずれかに記載されたモータであって、
    第1歯部、連結部及び第2歯部を構成する鉄心には、前記第1歯部、及び第2歯部の位置にコイルが巻装されていることを特徴とするモータ。
  10. 請求項4、又は請求項6〜請求項8のいずれかに記載されたモータであって、
    第1歯部、連結部及び第2歯部を構成する鉄心には、前記連結部の位置にコイルが巻装されていることを特徴とするモータ。
  11. 請求項4、又は請求項6〜請求項9のいずれかに記載されたモータであって、
    第1歯部を備える第1分割鉄心片と、第2歯部を備える第2分割鉄心片とが連結部の位置で結合されることにより、前記第1歯部、連結部及び第2歯部を構成する鉄心が形成されることを特徴とするモータ。
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