JP2007316931A - 手書き文字入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力操作を簡易に、かつ高速化し、特殊な操作の習得を要しない利用性のよいものとする。
【解決手段】手書き入力された複数の手書きパターンを順次連続して出力する入力操作部と、手書きパターンから認識文字パターンを得る認識部と、単文字以外に文字データとして漢字の部首やその文字構成要素の一部を格納する文字辞書部と、認識文字パターンを構成に含む文字候補を複数抽出する文字変換部と、抽出された複数の文字候補を保持し、認識文字パターンが複数の場合のそれぞれの文字候補をまとめて出力する文字バッファと、文字バッファから与えられる複数の文字候補の組み合わせに一致した熟語候補を熟語辞書部から抽出する熟語変換部と、手書きパターン、文字候補、熟語候補、変換確定した文字データおよび変換確定した熟語データを表示する表示部を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、手書きにより入力された文字を認識して予め設定された形式の文字データに変換する手書き文字入力装置に関するものである。
携帯端末機に適用する文字入力手段の一つとして、携帯端末機に搭載された、タッチパネル等を用いた手書き文字入力装置がある。利用者は、このような装置の入力画面に対して手書き入力を行う場合、スタイラスペン等を用いて1文字ずつの入力を行うことになる。日本語の場合、漢字が多く用いられるが、漢字は1文字あたりの入力画数が多いため、手書き入力は入力時間がかかるという問題がある。また、小型の携帯端末機においては、必然的に文字入力・表示画面の領域が狭くなるため、画数の多い漢字の適切な入力および利用者に選択させるための文字候補の複数表示が困難となる。
これらの問題を解決する方法として、熟語を入力する際に熟語を構成する漢字のうちのいくつかを手書き入力し、残りの文字をハイフンなどの省略記号として入力する方法がある(例えば特許文献1参照)。
また、別の方法として、手書き入力で部首を入力した後、○、×、△などの特定の入力省略用記号を入力することにより、画数の多い漢字を入力する方法がある(例えば特許文献2参照)。この方法の場合、入力省略記号に対して漢字がマッピングされているため、利用者は入力省略記号およびそれに対する漢字マッピングを習得しなければならないという問題がある。
特開平09−128486号公報 特開平11−250046号公報
従来の手書き文字の入力方法には、以上のようなものがあるが、次のような問題がある。特許文献1に記載された方法の場合、文字数の多い熟語や固有名詞に対しては有効な手順であるが、最も一般的な熟語である漢字2文字の熟語においては漢字1つと省略記号の組合せでは候補が大量になってしまい、利用者の入力負荷を十分に減らすことができないという問題がある。
また、特許文献2に記載された方法の場合、入力省略記号に対して漢字がマッピングされているため、利用者は入力省略記号およびそれに対する漢字マッピングを習得しなければならないという特殊な操作が要求されるという問題がある。
上記のように、従来技術によれば、手書き入力による画数の多い漢字の高速入力を、利用しやすい一般的な操作で実現するものではない。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、入力操作を簡易に、かつ高速化し、特殊な操作の習得を要しない利用性のよいものとする手書き文字入力装置を得ることを目的とする。
この発明に係る手書き文字入力装置は、入力された手書き文字を認識して所定の形式の文字データに変換する手書き文字入力装置において、手書き文字入力手段を複数個有し、複数の手書き入力文字に対して複数の手書きパターンを順次連続して出力すると共に、当該手書きパターンを変換した文字候補および熟語候補に対する選択および確定を入力する入力操作部と、入力操作部から出力された手書きパターンを認識して認識文字パターンを得る認識部と、ひらがな、カタカナ、漢字、漢字の部首、部首以外の文字構成要素および部首以外の文字構成要素の一部のそれぞれを表す文字データを登録格納する文字辞書部と、認識部で得られた認識文字パターンを文字辞書部に登録された文字データと照合して、認識文字パターンを構成に含む文字データを文字候補として複数抽出する文字変換部と、文字変換部で抽出された複数の文字候補を保持し、認識文字パターンが複数の場合のそれぞれの文字候補をまとめて出力する文字バッファと、文字辞書部が持つ文字データの複数を組み合わせて構成した熟語データを登録格納する熟語辞書部と、文字バッファから与えられる複数の文字候補の組み合わせを作り、各組み合わせを熟語辞書部に登録された熟語データと照合し、文字候補の組み合わせに一致した熟語データを熟語候補として抽出する熟語変換部と、手書きパターン、文字候補、熟語候補、変換確定した文字データおよび変換確定した熟語データを確認画面に表示する表示部を備えたものである。
この発明によれば、漢字の手書き入力に対しては完全な文字を入力しなくても、文字構成要素の一部のみを入力すれば文字変換を行うことができるため、入力操作を容易にする。また、手書きした複数文字を連続して入力した場合に、複雑な漢字を含む文字列を入力する必要も無く熟語変換できるため、入力操作を容易にし、かつ高速化できる。さらに、表示された文字候補、熟語候補の中から選択、変換確定の操作を行うようにしているので、利用者は特殊な操作を要求されることなく、画面を見ながら直感的に操作することが可能である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による手書き文字入力装置の機能構成を示すブロック図である。
手書き文字入力装置は、入力操作部101、表示部102および文字情報処理部103を備えている。文字情報処理部103は、認識部104、文字変換部105、文字辞書部106、文字バッファ107、熟語変換部108および熟語変換部109を備えている。各部の構成や機能について次に説明する。
文字情報処理部103は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)と記憶手段で構成することができる。CPUは、その演算処理により、認識部104、文字変換部105および熟語変換部108の各機能、文字情報処理部103内の各部のデータの入出力機能、また入力操作部101、表示部102に対するデータの入出力機能を実行する。記憶手段としては、RAM(Random Access Memory)、ROM(ReadOnly Memory)、その他の記憶装置等が用いられる。例えば、入力された手書きパターンを文字データに変換するための、認識部104、文字変換部105および熟語変換部108の処理プログラムをROM内に格納し、文字変換する際に用いる文字辞書部106および熟語辞書部109をRAMに格納することになる。また、文字変換部105より得られる文字データを保持するための文字バッファ107をRAM内に持つようにする。
入力操作部101は、手書き文字入力手段を複数個有し、複数の手書き入力文字に対して複数の手書きパターンを順次連続して文字情報処理部103に出力する手段である。また、入力操作部101は、手書きパターンを変換した文字データおよび熟語データに対する選択および確定を入力する手段としても使用される。
表示部102は、利用者が文字を視認可能にする機能を有し、手書きパターン、文字情報処理部103から与えられる文字候補、熟語候補および変換確定等の文字データおよび熟語データを確認画面に表示する手段である。入力操作部101と表示部102は、例えばタッチパネルのように物理的に一体化された構成である場合と、入力操作部101をタブレットとし、表示部2をディスプレイとする別々の装置からなる場合がある。
入力操作部101と表示部102がタッチパネルで一体化された入出力画面で構成された例を図2に示す。これは携帯端末機への搭載に適しており、タッチパネル201には、手書き入力するための文字入力領域枠20を具備している。文字入力領域枠203は、手書き文字を連続して入力できるようにするため、複数個を互いに隣接させて設けている。漢字を入力する場合、一般には漢字そのものを文字入力領域枠203に入力することになるが、この発明では部首などの漢字の文字構成要素の一部のみの入力でも済むようにしていることを特徴としている。また、各文字入力領域枠203の上部には、それぞれに対応して設けられた変換キー207、文字入力領域枠203の配列の横に設けられたEnterキーとClearキー206を備えている。また、表示部102として、入力操作部101の領域の上部に、文字入力結果表示面205を備えている。さらに、手書きパターンに対して得られる文字候補、熟語候補を提示する候補リスト204がポップアップ表示されるようになっている。
入力操作部101に対する操作は、スタイラスペン202を用いて行われる。文字入力領域枠203に対する操作であれば手書き文字入力となり、タッチパネル201上に表示されたキー206,207および候補リスト204への操作のであればそれ以外の入力操作となる。なお、文字入力領域枠203は、入力した筆跡(手書きパターン)の表示にも使用されるが、図4(C)で後述するように、熟語候補の絞込み時の文字表示に使用される場合もある。
個別文字の入力変換の場合は、スタイラスペン202により文字入力領域枠203の少なくとも一つに手書き入力すると、入力画、筆跡(手書きパターン)に応じて変換された複数の文字候補が候補リスト204に表示される。次に候補リスト204内の表記候補の一つに、例えばスタイラスペン202を接触させることで文字の選択を行い、手書き入力を行った文字入力領域枠の上の変換キー207をスタイラスペン202で押すことにより選択した文字の文字変換確定を実行することができる。その確定した文字は文字入力結果表示面205の文字列に加えられ表示される。変換キー207による変換操作では、入力されている手書き文字入力をひらがな、カタカナおよび漢字に変換するだけではなく、漢字の部首、部首以外の文字構成要素あるいは部首以外の文字構成要素の一部に変換して文字候補とすることができる。
一方、熟語の入力変換の場合には、スタイラスペン202により複数の文字入力領域枠203のそれぞれの面に順次手書き入力を行っていくと、文字入力領域枠203それぞれの画、筆跡(手書きパターン)から想定される文字の組み合わせによる複数の熟語候補が候補リスト204で表示される。候補リスト204内の表記候補の一つに、例えばスタイラスペン202を接触させることで熟語の選択を行い、その後スタイラスペン202でEnterキーを押すことにより熟語変換確定を実行することができる。
なお、文字候補や熟語候補の選択などの操作については、スタイラスペン202を用いず、携帯端末機に具備された十字方向に入力可能なCursorキーまたはEnterキーを用いるようにしてもよい。
認識部104は、入力操作部101から出力される手書きパターンを認識して認識文字パターンを得る手段である。入力操作部101において手書き文字が入力され、その手書き文字に対して変換操作が行われると、データ認識部104では、その手書きパターンを、文字辞書部106の文字データと同じ形式の認識文字パターンにして文字変換部105に与える。熟語変換の場合は、連続して入力される複数の手書きデータを順次それぞれの認識文字パターンにして出力する。手書きパターンおよび認識文字パターンには、例えば画数やそれぞれの画での入力位置情報といった、入力文字の図形情報以外のデータも含まれる。また、データ認識部104は、利用者の操作により文字候補、熟語候補の選択および変換確定がなされた場合はそれらを検知する機能を持っている。さらに、認識部104は、認識した手書きパターンを表示部102に表示する機能を持っている。図2の例の場合、手書き入力された字入力領域枠203そのものが手書きパターンを表示することになる。
文字辞書部106は、単一手書き文字向けの辞書データとして、ひらがな、カタカナ、漢字、漢字の部首、部首以外の文字構成要素および部首以外の文字構成要素の一部のそれぞれを表す文字データを登録格納している。この発明では、漢字の部首、部首以外の文字構成要素および部首以外の文字構成要素の一部も辞書データにしている点を特徴としている。また、文字辞書部106は、外部により新たに取得した辞書データを追加登録することが可能なものとする。
文字変換部105は、認識部104からの認識文字パターンを文字辞書部106に登録された文字データと照合して、認識文字パターンを構成に含む文字データを文字候補として複数抽出し、文字バッファ107に出力すると共に、表示部102に出力して表示する。また、表示部102で表示された文字候補に対して選択操作が行われたことを認識部204で検知した場合、選択された文字候補のみを表示部102へ出力し表示する。
文字バッファ107は、文字変換部105で抽出された複数の文字候補を保持し、認識文字パターンが複数の場合に対応したそれぞれの文字候補をまとめて熟語変換部108に出力する手段である。また、文字バッファ107で保持していた文字候補は、変換対象となった認識文字パターンに対する文字変換あるいは熟語変換が確定された時点で削除される。
熟語辞書部109は、文字辞書部106が持つ文字データの複数を組み合わせて構成した熟語データを登録格納している。この場合の文字データも、ひらがな、カタカナおよび漢字といった文字だけではなく、部首、部首以外の文字構成要素および部首以外の文字構成要素の一部を意味する。熟語辞書部109は、熟語変換部108からの問合せに応じて熟語データを返すが、返す熟語データは、漢字熟語だけではなく、送りがなつきの漢字も含む場合もある。また、熟語辞書部109は、外部により新たに取得した熟語データを追加登録することが可能なものとする。
熟語変換部108は、文字バッファ107から与えられる認識文字パターンが複数の場合の対応するそれぞれの文字候補を組み合わせ、各組み合わせを熟語辞書部109に登録された熟語データと照合し、文字候補の組み合わせに一致した熟語データを熟語候補として抽出して表示部102に出力する。文字候補(文字データ)は複数存在するので、熟語候補も複数存在することになる。表示された複数の熟語候補に対して選択操作が行われたことを検知した場合、選択された熟語候補のみを表示部102へ出力し表示する。
この実施の形態1に係る熟語変換方法の処理例を図3に示し、次に説明する。
文字変換部105では、手書き文字1文字ごとの文字変換を行い複数の文字候補を得る。図3(A)の手書きパターンに対して文字変換を行った場合、図3(B)の表303の文字候補が得られるが、文字変換部105はこれら候補に対して重み付けを行う。この重み付けは、認識部104で得られた認識文字パターンに含まれる文字の画数と各画のペンの動き、および文字入力領域枠203内の位置情報を基に計算される。図3(A)を見ると、1文字目となる文字入力領域枠301内の手書きパターンは3画であり、右斜め下、右斜め下、右斜め上という筆跡順となっている。また、文字入力領域枠の左上と左下の領域に入力されていることから、筆跡が偏を表している可能性が高いと判定される。その結果、図3(B)の表303の文字候補には、さんずい偏の方が片仮名の「シ」よりも大きく重み付けられる。一方、図3(A)の2文字目となる文字入力領域枠302内の手書きパターンに対しては図3(B)の表304の文字候補が得られるが、手書き文字が左上と右上に入力されていることから、冠である可能性が高いとされ、ウ冠、山冠、片仮名の「ウ」の順に重み付けられる。
熟語変換部108では、複数の手書きパターンに対して文字変換部105から出力された文字候補を組み合わせて、その組み合わせに基づいて熟語候補を得るが、この場合、それぞれ組み合わせにおいて文字候補の重み付けの和を求め、その値が大きい組み合わせ順に熟語候補を選定する。図3(A)の場合、表303の第一候補さんずいと表304の第一候補ウ冠の重みの総和が130で最大となるため、一つ目の文字がさんずいを持ち、二つ目の文字がウ冠を持つ熟語データを熟語辞書109から抽出して熟語候補とする。熟語辞書109には、同一条件での熟語候補の重み付けが熟語の使用頻度および品詞種別により予め設定されている。同様の手順で2番目に重みの和が高い組み合わせ、すなわち1つ目の文字がさんずいを持ち、2つ目の文字が山冠を持つ熟語を熟語辞書109の熟語データから抽出して熟語候補に加える。以上のような処理を繰り返すことにより、図3(C)の表305に示すような熟語候補を取得する。熟語変換部108は、各文字候補の全ての組み合わせに対する熟語候補を取得した場合、あるいは熟語候補の取得数が規定数に達した場合に熟語変換処理を終了し、取得した熟語候補を表示部102へ出力して利用者に提示する。
熟語変換部108で取得した複数の熟語候補は表示部102に出力され候補リストに表示されるが、利用者はこの中から求めるべき熟語の絞り込みを行う。
熟語候補の絞込み方法の一例を図4に示す。まず、入出力画面図4(a)において、単文字変換キー402を選択して押すことで2文字目を絞り込む。変換キー402が押されると、文字データ絞込み画面が図4(b)のように表示される。この画面では文字データが選択リスト404に表示される。次に選択リスト404にある文字データ候補のうちの一つを選択すると、文字入力絞込み結果が画面図4(c)として表示される。この例では山冠を選択したので、文字入力絞込み結果として画面図4(c)の2つ目の文字入力領域枠406に山冠が表示され、候補リスト407には2つ目の文字が山冠となる熟語候補のみが表示される。
また、熟語候補の絞込み方法の他の例を図5に示す。図5(イ)の熟語候補が提示された入出力画面に対して、入力済みの文字入力領域枠409に、部首、部首以外の構成要素または部首以外の構成要素の一部を手書き入力で追記する。図5(ロ)の画面において、例えば文字入力領域枠411のウ冠に、手書きで文字構成要素の書きを加えて「定」の文字を形成する。この追記結果の手書きパターンを基に再度文字変換および熟語変換を行って熟語候補を出力する。結果として、図5(ハ)のように、候補リスト413には2文字目が「定」もしくは文字の一部が「定」で構成される熟語候補のみが表示される。
次に、熟語変換の確定方法の例を図6に示す。熟語変換確定の操作は、入出力画面上の文字入力領域枠501と文字入力領域枠502に手書きパターンが入力されている状態において、候補リスト506内の熟語候補の1つを選択することにより行われる。また、熟語変換の確定は、Enterキー505を選択する操作によっても可能である。さらに、図6において、文字入力領域枠501と文字入力領域枠502に最初の手書きパターンが入力された状態で、文字入力領域枠503を飛ばした次の文字入力領域枠504に任意の手書きデータを入力することにより、文字入力領域枠501,502の手書きパターン対する熟語候補の一つ「明日」を熟語変換確定の操作とするようにしてもよい。
図7はこの実施の形態2に係る熟語変換処理例の手順を示すフローチャートであり、図2乃至図5における例に関連して説明する。
まず、利用者により入力操作部101の入出力画面に対して手書き入力されると、認識部104でこの手書きパターンを認識し、認識文字パターンを文字変換部105に入力する(ステップST601)。手書き入力の最初に、例えばさんずいの1画目が文字入力領域枠に入力されたとすると、文字変換部105ではその文字変換処理を実行する(ステップST602)。文字変換処理により文字候補を算出すると、文字バッファ107に1文字分の文字候補を入力して保持する(ステップST603)。文字バッファ107には、1文字分の候補しか入っていないため(ステップST604)、入出力画面にはその1文字に対応した文字候補が表示される(ステップST605)。次に、さんずいの2画目が入力されると、この操作は変換確定操作ではないため(ステップST606)、手書き入力の続きとして受け付ける(ステップST601)。2画目の入力に対しても1画目と同様に文字変換処理が実行され、文字候補が算出される(ステップST602)。同じ文字に対する入力であるため、既に文字バッファ107に保持されている1文字目の文字候補は、2画目の文字変換処理によって算出された文字候補に置き換えられる(ステップST603)。以降は1画目と同等の処理フロー(ステップST604,ST605,ST606,ST601)となり、さんずいの3画目までが入力され、さんずいの筆跡に対応した文字候補が文字バッファ107に保持される。なお、この例では1画追加するごとにステップST602で文字変換処理を実行しているが、装置の処理性能が低い場合は文字変換処理を1画ごとには行わないようにしてもよい。その場合には、利用者による文字入力確定の操作または既定時間利用者が無操作であることを検知してから文字変換処理を実行することになる。
さんずいの入力後、次の文字入力領域枠にウ冠の1画目が手書き入力されると(ステップST601)。この入力に対して前述の処理フロー同様な文字変換処理が実行される(ステップST603)。新たな手書き文字に対する文字変換処理がなされたので、文字バッファ604の更新では、既に入力されている1文字目の文字データを保持したまま、2文字目の文字候補を追加保持する(ステップST603)。このとき文字バッファ107には2文字以上に対応した文字候補が存在するため、熟語変換部108において、これら文字候補の組み合わせに対して図3(C)で説明した熟語変換処理が実行される(ステップST608)。熟語変換処理により生成された熟語候補は入出力画面に表示され、利用者による熟語候補の絞込みの操作を待つ(ステップST609)。
ステップST609において、利用者が2文字目のウ冠の文字データの絞り込みを行うために手書きパターンに対応した単文字変換キーを押した場合、文字変換部105はこの操作が変換確定操作ではなく(ステップST610)、文字変換操作であると判断し(ステップST611)、ウ冠の手書きパターンに対応する文字候補を画面に表示し、利用者の操作を待つ(ステップST612)。このときの画面には、図3(B)に示したようにウ冠、山冠、カタカナの「ウ」が表示される。次の操作でウ冠が選択されると、単文字の変換確定操作となり(ステップST613)、2文字目がウ冠と確定される。この結果、2文字目をウ冠に固定した熟語変換処理が熟語変換部108で実行され(ステップST608)、取得した熟語候補が画面に表示される(ステップST609)。
次に、ステップST609において、利用者が、例えば図6で説明したように、Enterボタンの押下を行った場合、文字変換部105は熟語変換確定操作と判断し(ステップST610)、入力文字の確定処理を行う(ステップST607)。熟語変換が確定されたため、文字列バッファ107がクリアされ、利用者の手書き入力待ち状態に戻る(ステップST601)。
以上は熟語変換処理の手順について説明したが、手書き入力の1文字のみ、すなわち個別文字の文字変換処理について図7のフローを用いて説明する。
利用者が手書きで1文字のみを入力すると、上記のフローと同様に手書きパターンを受け取って文字候補を算出して入出力画面に表示する(ステップST601、ST602、ST603、ST604、ST605)。次に、利用者が表示された候補リスト上の文字候補の中の一つを選択すると(ステップST606)、その選択された候補を文字列入力として確定し、文字バッファ107に入れて保持していた文字候補をクリアする(ステップST607)。その後、利用者による次の手書き入力の待ち状態に戻る(ステップST601)。
以上のように、この実施の形態1によれば、文字辞書部に、ひらがな、カタカナ、漢字の他に、漢字の部首、部首以外の文字構成要素および部首以外の文字構成要素の一部を文字データとして登録しておき、文字変換部により、手書き入力に対する認識文字パターンを構成に含む文字データ(文字候補)に変換するようにしているので、漢字の手書き入力に対しては完全な文字を入力しなくても、文字構成要素の一部のみを入力すれば文字変換を行うことができるため、入力操作を容易にすることができる。加えて、熟語辞書部に、文字辞書部が持つ文字データの複数を組み合わせて構成した熟語データを登録しておき、手書きした複数文字を連続して入力した場合に、熟語変換部により、上記のように文字変換されたそれぞれの文字データ(文字候補)を組み合わせ、これらの組み合わせに対応する熟語を算出するようにしているので、特に複雑な漢字を含む文字列を入力する必要も無く熟語変換を行うことができるため、入力操作を容易にし、かつ高速化できる。
また、漢字の文字構成要素の一部と仮名を連続入力することにより、送り仮名つきの漢字に対しても容易に入力可能となる。
また、表示部に変換した文字候補、熟語候補を表示させ、これらの候補の中から、選択、変換確定の操作を行うようにしているので、利用者は特殊な操作を要求されることなく、画面を見ながら直感的に操作することができる。
さらに、入力操作部と表示部をタッチパネルで一体化した入出力画面で構成し、スタイラスペンを用いて入力するようにした場合、操作パネルをコンパクトに構成できるので、小型の携帯端末機への使用に適する。
この発明の実施の形態1による手書入力装置の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る入力操作部と出力部の入出力画面の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る熟語変換処理方法の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る熟語候補絞込み方法の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る熟語候補絞込み方法の他の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る熟語候補の確定方法の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る変換処理および熟語変換処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 入力操作部、102 表示部、103 文字情報処理部、104 認識部、105 文字変換部、106 文字辞書部、107 文字バッファ、108 熟語変換部、109 熟語変換部。

Claims (7)

  1. 入力された手書き文字を認識して所定の形式の文字データに変換する手書き文字入力装置において、
    手書き文字入力手段を複数個有し、複数の手書き入力文字に対して複数の手書きパターンを順次連続して出力すると共に、当該手書きパターンを変換した文字候補および熟語候補に対する選択および確定を入力する入力操作部と、
    前記入力操作部から出力された手書きパターンを認識して認識文字パターンを得る認識部と、
    ひらがな、カタカナ、漢字、漢字の部首、部首以外の文字構成要素および部首以外の文字構成要素の一部のそれぞれを表す文字データを登録格納する文字辞書部と、
    前記認識部で得られた認識文字パターンを前記文字辞書部に登録された文字データと照合して、当該認識文字パターンを構成に含む文字データを文字候補として複数抽出する文字変換部と、
    前記文字変換部で抽出された複数の文字候補を保持し、前記認識文字パターンが複数の場合に対応したそれぞれの文字候補をまとめて出力する文字バッファと、
    前記文字辞書部が持つ文字データの複数を組み合わせて構成した熟語データを登録格納する熟語辞書部と、
    前記文字バッファから与えられる複数の文字候補の組み合わせを作り、各組み合わせを前記熟語辞書部に登録された熟語データと照合し、文字候補の組み合わせに一致する熟語データを熟語候補として抽出する熟語変換部と、
    手書きパターン、文字候補、熟語候補、変換確定した文字データおよび変換確定した熟語データを確認画面に表示する表示部を備えたことを特徴とする手書き文字入力装置。
  2. 表示部は、手書きパターンに対して変換部から得られる複数の文字候補または熟語変換部から得られる複数の熟語候補を提示する候補リストを有し、
    入力操作部は、複数の手書き文字を連続入力するための互いに隣接した複数の文字入力領域と、前記候補リストに提示された文字候補または熟語候補の中から任意の文字データまたは任意の熟語データを選択する手段を有することを特徴とする請求項1記載の手書き文字入力装置。
  3. 入力操作部および表示部は、タッチパネルで一体化された入出力画面で構成されたことを特徴とする請求項2記載の手書き文字入力装置。
  4. 文字変換部は、手書き入力文字の文字入力領域枠内の位置情報に基づいて認識文字パターンを文字候補に変換することを特徴とする請求項2または請求項3記載の手書き文字入力装置。
  5. 文字入力領域枠は、手書き入力された際、認識部で認識された対応する手書きパターンを表示することを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の手書き文字入力装置。
  6. 文字変換部および熟語変換部は、候補リストに熟語候補が提示された状態において、既入力の手書きパターンを表示している文字入力領域枠内に、求めるべき文字の部首、部首以外の構成要素または部首以外の構成要素の一部が追記された場合に、追記結果の手書きパターンを基に再度文字変換および熟語変換を行って熟語候補を出力することを特徴とする請求項5記載の手書き文字入力装置。
  7. 複数の熟語候補が候補リストに表示されている場合、当該熟語候補に対応する手書きパターンの入力を表示する連続した複数の文字入力領域枠から一つ飛ばした文字入力領域枠に任意の手書きパターンを入力することにより、熟語変換の確定操作とするようにしたことを特徴とする請求項5記載の手書き文字入力装置。
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