JP2007311097A - 複合操作用操作体 - Google Patents

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康徳 佐々木
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Abstract

【課題】回転動作及び傾倒動作を行うことができ複合操作型電気部品にがたつきなく強固に固定することができると共に、傾倒動作において一方向のみの入力を確実になすことのできる複合操作用操作体を提供する。
【解決手段】略円形状の側面で回転操作可能であると共に、上面を多方向に傾倒操作可能なものであって、回転操作を行う略円盤状の回転操作部材10と、傾倒操作を行う押圧部30を上面の円周方向に複数有した押圧操作部材11とを上下方向に重ね合わせて構成される。また、押圧操作部材11は回転操作部材10より弾力性の高い材料によって形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は複合操作型電気部品に取付けられ回転操作及び多方向への傾倒操作可能な複合操作用操作体に関する。
従来から、回転操作と複数方向への傾倒操作の両方を行うことのできる複合操作型電気部品が知られている。このような複合操作型電気部品は、携帯電話等の電子機器においてメニューやモードの選択及び確定などを行う操作に用いられるものであって、回転操作及び傾倒操作自在な操作体が設けられている。この操作体は、外周面が略円形状の円盤状に形成されて、複合操作型電気部品に対し回転自在及び傾倒自在となるように取付固定され、略円形状の外周面によって回転操作をなし、上面を押圧することによって傾倒操作を行うように構成している。このような複合操作型電気部品及びそれに用いる複合操作用操作体としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2002−170461号公報
このような複合操作型電気部品には、複合操作用操作体の回転操作を検出するロータリエンコーダが設けられると共に、複合操作用操作体の多方向への傾倒操作を検出するスイッチ素子が周方向に複数設けられる。
しかし、従来の複合操作用操作体は、一つの部材で回転動作及び傾倒動作を行うことができるように複合操作型電気部品に取付けられるため、それらの動作を両立させるために操作感を損なうことがあった。すなわち、複合操作用操作体は複合操作型電気部品に対して回転自在となるように係合されているが、傾倒動作も行わなければならないために、係合部分にある程度のクリアランスを持たせる必要があり、これが操作の際におけるがたつきを生じさせ、操作感を悪化させる原因となっていた。
また、複合操作用操作体の傾倒操作を行う際、操作体の全体が傾倒するために、複合操作型電気部品内に設けられた周方向複数のスイッチ素子を同時に押圧することがあって、このために一方向だけでなく多方向について同時に入力されてしまうことがあった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、回転動作及び傾倒動作を行うことができ複合操作型電気部品にがたつきなく強固に固定することができると共に、傾倒動作において一方向のみの入力を確実になすことのできる複合操作用操作体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る複合操作用操作体は、略円形状の側面で回転操作可能であると共に、上面を多方向に傾倒操作可能な複合操作用操作体において、
前記回転操作を行う略円盤状の回転操作部材と、前記傾倒操作を行う押圧部を上面の円周方向に複数有した押圧操作部材とを上下方向に重ね合わせてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る複合操作用操作体は、前記押圧操作部材は前記回転操作部材より弾力性の高い材料からなることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る複合操作用操作体は、前記回転操作部材は前記押圧操作部材の押圧部に対応して円周方向に複数の貫通孔を備え、前記押圧操作部材は前記回転操作部材の下側に配置されると共に、前記押圧部は前記貫通孔に係合して前記回転操作部材の上面より上方に突出してなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る複合操作用操作体は、前記回転操作部材は下面に複合操作型電気部品と係合させる係合部を有してなることを特徴として構成されている。
そして、本発明に係る複合操作用操作体は、前記押圧操作部材は中央部に開口部を有し、前記回転操作部材は下面の中央部に前記係合部を有して、該係合部は前記開口部を介して複合操作型電気部品と係合することを特徴として構成されている。
また、本発明に係る複合操作用操作体は、前記押圧操作部材は互いに隣り合う前記押圧部間の連結部を薄肉状に形成してなることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る複合操作用操作体は、前記押圧操作部材の連結部は前記開口部が形成された内周側に切欠部を有してなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る複合操作用操作体は、前記押圧操作部材の連結部は外周側に切欠部を有してなることを特徴として構成されている。
本発明に係る複合操作用操作体によれば、回転操作を行う略円盤状の回転操作部材と、傾倒操作を行う押圧部を上面の円周方向に複数有した押圧操作部材とを上下方向に重ね合わせてなることにより、回転操作と傾倒操作を別々の部材で行うために、回転操作部材について傾倒操作のためのクリアランスを設ける必要がなく、複合操作型電気部品に対しがたつきなく強固に固定することができて、操作感触を向上させることができる。
また、本発明に係る複合操作用操作体によれば、押圧操作部材は回転操作部材より弾力性の高い材料からなることにより、押圧操作部材を傾倒操作した際に所定の方向のみを撓ませることができ、他の方向が同時に入力されることを防止することができる。
さらに、本発明に係る複合操作用操作体によれば、回転操作部材は押圧操作部材の押圧部に対応して円周方向に複数の貫通孔を備え、押圧操作部材は回転操作部材の下側に配置されると共に、押圧部は貫通孔に係合して回転操作部材の上面より上方に突出してなることにより、回転操作部材の上面から突出した押圧部を押圧することで、押圧操作部材を傾倒させることができると共に、傾倒操作時には回転操作部材に影響を及ぼさないようにすることができる。
さらにまた、本発明に係る複合操作用操作体によれば、回転操作部材は下面に複合操作型電気部品と係合させる係合部を有してなることにより、係合部によって回転操作部材を複合操作型電気部品に対して強固に固定することができる。
そして、本発明に係る複合操作用操作体によれば、押圧操作部材は中央部に開口部を有し、回転操作部材は下面の中央部に係合部を有して、係合部は開口部を介して複合操作型電気部品と係合することにより、回転操作部材を押圧操作部材と干渉させることなく複合操作型電気部品に強固に固定することができる。
また、本発明に係る複合操作用操作体によれば、押圧操作部材は互いに隣り合う押圧部間の連結部を薄肉状に形成してなることにより、押圧部間がより撓みやすくなるため、傾倒操作された方向のみの操作をより確実にすることができる。
さらに、本発明に係る複合操作用操作体によれば、押圧操作部材の連結部は開口部が形成された内周側に切欠部を有してなることにより、連結部がより撓みやすくなり、傾倒操作された方向のみの操作をさらに確実にすることができる。
さらにまた、本発明に係る複合操作用操作体によれば、押圧操作部材の連結部は外周側に切欠部を有してなることにより、連結部がより撓みやすくなり、傾倒操作された方向のみの操作をさらに確実にすることができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態における複合操作用操作体の分解斜視図を示している。この図に示すように本実施形態における複合操作用操作体1は、略円盤状に形成されてなる回転操作部材10と、上面の円周方向に突起状の押圧部30が形成されてなる押圧操作部材11とを、上下方向に重ね合わせてなるものである。また、複合操作用操作体1は複合操作型電気部品に取付けられるものであって、回転操作部材10による回転操作と、押圧操作部材11による多方向への傾倒操作とを行うことができるものである。
まず複合操作用操作体1を構成する回転操作部材10について説明する。回転操作部材10は、外周面20が略円形状となるように形成され、この外周面20を円周方向に回転させることで回転操作可能となるようにしている。また、回転操作部材10の中央部には開口部21が形成されている。開口部21は、複合操作型電気部品に設けられる押釦スイッチを外部に露出するために設けられる。
さらに、回転操作部材10には、円周方向に複数の貫通孔22が形成されている。貫通孔22は、押圧操作部材11の上面に形成される押圧部30に対応して形成されており、押圧部30を係合させると共に、回転操作部材10の上面より上方に突出させるために設けられる。
図2には、回転操作部材10の下面側を表した斜視図を示している。この図に示すように、回転操作部材10の下面には、開口部21を囲むように隆起した縁部23が形成されており、さらにこの縁部23には互いに対向する2箇所に嵌合部24が形成されると共に、嵌合部24からそれぞれ円周方向に90度異なる位置に位置止め部25が形成される。嵌合部24と位置止め部25はいずれも複合操作型電気部品に対する取付部分であって、嵌合部24は複合操作型電気部品からの抜け止めとして機能し、位置止め部25は回転操作部材10の回転方向についての固定部として機能する。
次に、複合操作用操作体1を構成する押圧操作部材11について説明する。図1に示すように押圧操作部材11には、前述のように上面に円周方向複数の押圧部30が形成されている。押圧操作部材11の中央部には開口部31が形成されており、回転操作部材10の開口部21と同様に、複合操作型電気部品の押釦スイッチを外部に露出させると共に、回転操作部材10の下面を複合操作型電気部品に対して固定するための空間を確保している。
回転操作部材10と押圧操作部材11は、いずれも合成樹脂材により形成されるが、押圧操作部材11は回転操作部材10よりも弾力性の高い材料によって形成される。回転操作部材10は、円周方向に回転操作を行うものであるため、高い剛性を有していることが求められる一方、押圧操作部材11は、多方向のうちいずれか一方に傾倒するものであるため、弾力性を有していることで入力しようとする方向のみに傾倒させることができて、その他の方向に同時に入力がなされることを防止することができる。
また、押圧操作部材11の隣接する押圧部30間は、薄肉状の連結部32として形成されている。このように押圧操作部材11の連結部32を薄肉状としたことで、押圧部30間をより変形しやすいようにすることができ、一方向のみの傾倒操作をより確実にすることができる。
図3には、押圧操作部材11の平面図を示している。この図に示すように、押圧部30間を構成する連結部32には、開口部31が形成された内周側に内側切欠部33が形成されている。また、外周側には外側切欠部34が形成されている。これら内側切欠部33及び外側切欠部34によって、押圧部30間が幅狭に形成されていることにより、押圧部30間をさらに変形しやすいようにすることができ、一方向のみの傾倒操作をより確実にすることができる。
図4には、別の形態の押圧操作部材11の斜視図を示している。この図に示すように、ある程度以上の弾力性が確保できるのであれば、連結部32に内側切欠部33や外側切欠部34を形成しないようにしてもよい。
図5には、回転操作部材10と押圧操作部材11を組み合わせた複合操作用操作体1の斜視図を示している。この図に示すように、回転操作部材10の下面側に設けられる押圧操作部材11は、円周方向に複数設けられた押圧部30が回転操作部材10の貫通孔22を貫通し係合すると共に、回転操作部材10の上面より上方まで突出する。
このため、回転操作部材10を円周方向に回転操作すると、押圧操作部材11はそれに伴って回転する。一方、押圧操作部材11の突出した押圧部30を押圧して一方向に向かって傾倒操作すると、押圧操作部材11は押圧部30周辺が変形すると共に傾倒するが、回転操作部材10は傾倒することなくそのままの状態を維持する。
次に、複合操作用操作体1を取付ける複合操作型電気部品について説明する。図6には、本実施形態における複合操作型電気部品の分解斜視図を示している。この図に示すように複合操作型電気部品は、金属製の固定板40上に接点部50を上面に有した基板41を配設し、さらにその上面にはハウジング42を設けて各種部品を収容し、その上面にはカバー体45が設けられるものであり、上部に取付けられる複合操作用操作体1からの回転操作と傾倒操作、及び中央押圧操作体2からの押圧操作を検出するものである。また、回転操作についてはボール70を用いた転がり軸受けの構成により受けるようにしている。
基板41は、フレキシブル基板により構成されており、上面の接点部50は、四隅と中央部にそれぞれ配置されている。また、基板41の一側部からは引出部51が延出するように形成されており、外部に出力を取り出すことができるようにされている。
ハウジング42は、樹脂材によって形成されており、中央に凹状の収容部60を有している。収容部60の中央部には円形壁部61が隆起状に形成されており、その内面側にはハウジング42の下面まで貫通する中央孔部63が形成されると共に、外面側にはベアリングを構成するボール70を納める凹状のボール収容部62が、周方向に複数形成されている。中央孔部63には中央ロッド46が納められて、この中央ロッド46は中央押圧操作体2の押圧操作に伴って押圧され、基板41上の中央の接点部50を押圧する。
また、収容部60の下面には、導電パターン65が設けられており、回転操作を検出するロータリエンコーダの一部を構成している。さらに、収容部60の側面には凹状のバネ収容部66が形成されており、ここには係脱用付勢バネ72が納められる。係脱用付勢バネ72は、複合操作用操作体1の回転操作に伴って回転する回転部分に対し、係脱用ボール71を介してクリック感触を創出するために設けられる。
ハウジング42の四隅部には、それぞれ上面から下面まで貫通する周辺孔部64が形成されている。この周辺孔部64は、基板41上に配置される周辺の接点部50の位置に対応して形成され、接点部50を押圧する周辺ロッド47がそれぞれ納められる。周辺孔部64に納められる周辺ロッド47は、上部がハウジング42の上面より上方に突出し、複合操作用操作体1の傾倒操作に伴って押圧され、基板41上の周辺部の接点部50のいずれか一つを押圧する。
ハウジング42の収容部60には、複合操作用操作体1の回転操作に伴って回転する回転板43が納められる。回転板43の下面には端子部44aを周方向に複数有した端子板44が取付けられる。端子板44は、回転板43の回転動作と共に回転することによって、端子部44aが収容部60の下面に形成された導電パターン65と接離し、これによって回転操作を検出するロータリエンコーダを構成する。
回転板43は略円盤状に形成され、外周面は周期的に凹凸を繰り返す波状に形成されてカム部80とされている。カム部80は回転板43の回転に伴って、バネ収容部66に設けられる係脱用付勢バネ72と、係脱用ボール71を介して係脱を繰り返し、これによって回転操作におけるクリック感触を創出する。
また、回転板43の中央部には開口部81が形成されており、中央押圧操作体2を貫通させると共に、内周面がハウジング42の収容部60に形成された円形壁部61とボール71を介して対向する。すなわち回転板43はハウジング42に対してボール71によって支持され、ハウジング42に対しては円周方向に回転自在に配設されている。
さらに、回転板43の上面の周辺部には、突起状の被嵌合片82と位置止め片83とが、それぞれ対向するように設けられている。被嵌合片82は、複合操作用操作体1の回転操作部材10下面に形成される嵌合部24と嵌合するものである。また位置止め片83は、複合操作用操作体1の回転操作部材10下面に形成される位置止め部25と係合するものである。
複合操作用操作体1の嵌合部24は、図2に示すように略L字状に突出する嵌合片24aが2つ対向するように配置されてなるものであり、これに対応する回転板43の被嵌合片82は、先端部に外方に向かって突出する嵌合突起82aを有しており、嵌合片24aが嵌合突起82aに対して嵌合することにより、複合操作用操作体1の回転操作部材10が回転板43に対して上下方向に強固に固定される。
また、複合操作用操作体1の位置止め部25は、図2に示すように縁部23の内周面が方形状に切り欠かれた形状を有しており、これに対応する回転板43の位置止め片83は、略方形薄板状の突起からなり、位置止め片83が位置止め部25に対して係合することにより、複合操作用操作体1の回転操作部材10が回転板43に対して周方向に強固に固定される。
カバー体45は金属板材によって形成されるもので、中央には開口部45aが形成されて、複合操作用操作体1の回転操作部材10のうち下面に形成される嵌合部24及び位置止め部25と、中央押圧操作体2とを挿通させる。また、四隅部にはそれぞれ貫通孔45bが形成されて、周辺ロッド47を上部に露出させる。さらに、縁部から下方に向かって突出する被係合部45cを4つ有しており、これらはそれぞれハウジング42の側面に形成される係合部67と係合されて、カバー体45をハウジング42に固定する。
図7には、複合操作型電気部品の斜視図を示している。この図に示すように、各部品を組立てた状態において、回転板43の上面はカバー体45の開口部45aから露出しており、この露出した上面に形成された被嵌合片82及び位置止め片83に対して、複合操作用操作体1の回転操作部材10に形成される嵌合部24及び位置止め部25が固定される。また、周辺ロッド47はカバー体45の上面よりも上方に突出しており、複合操作用操作体1の押圧操作体2が傾倒操作されることによって、その下面にいずれか1つが押圧される。
図8には、複合操作用操作体1を取付けた複合操作型電気部品の平面図を示している。この図に示すように、複合操作用操作体1は、複合操作型電気部品の上面を略覆うように取付けられる。また、複合操作用操作体1の回転操作部材10に形成される開口部21には、中央押圧操作体2が取付けられる。複合操作用操作体1は、ハウジング42に対して回転自在な回転板43に固定されているので、ハウジング42に対して回転操作をなすことができる。
図9には図8のA−A断面図を示している。この図に示すように、ハウジング42の中央孔部63に納められる中央ロッド46は、下面が基板41上の中央に配置される接点部50に当接しており、中央押圧操作体2を押圧操作することによって押圧され、接点部50を押圧する。これによって中央押圧操作体2の押圧操作を検出する。
また、ハウジング42の周辺孔部64に納められる周辺ロッド47は、下面が基板41上の周辺に配置される接点部50に当接しており、複合操作用操作体1の押圧操作部材11を傾倒操作することによって押圧され、いずれか1つの接点部50を押圧する。これによって複合操作用操作体1の傾倒操作を検出する。
図10には図8のB−B断面図を示している。この図に示すように、ハウジング42の円形壁部61と回転板43との間にはボール70が介在し、これによって転がり軸受けを構成している。回転板43は、ボール70を介してハウジング42と接するようにされており、複合操作用操作体1の回転操作に伴う回転板43の回転を軸受けするようにしている。
図11は、図10のうち転がり軸受けを構成する部分の拡大図である。この図に示すように、ボール70の回転板43の径方向内側部は、ハウジング42の円形壁部61の周面に接触している。また、ボール70の回転板43の径方向外側部は、回転板43の底面に形成される円筒部84の内周面に接触している。さらに、ボール70の下部はハウジング42の底面が受けており、さらにボール70の上部によって回転板43の下面を受けている。また、図6に示すように円形壁部61の周面にはボール収容部62が形成されており、これによってボール70が回転板43の周方向に移動しないように保持される。
図11に示すように、回転板43はボール70によって支持されており、開口部81の内周縁はハウジング42の円形壁部61の周面と離隔すると共に、円筒部84の下面はハウジング42の底面と離隔している。このように、回転板43を転がり軸受けによって受けるようにしたので、回転操作部材10による回転操作を滑らかにすることができると共に、樹脂同士が摩耗することがないため、長寿命化を図ることができる。なお、本実施形態では転がり軸受けの構成にボール70を用いたが、円柱状のころを用いてもよい。また、本実施形態ではボール70を8個設けているが、ボール70の個数はこれに限らず回転板43が円滑に回転できればこれより多くても少なくてもよい。
ハウジング42の下面には、ボール70を保持するために段差部68を形成している。組立ての際に段差部68にボール70を載置することで、ボール70が所定の位置から転がることを防止し、組立の容易性を向上させることができる。
次に、複合操作用操作体1の傾倒操作を行った場合の動作について説明する。図12には複合操作型電気部品の側面図を、図13には複合操作用操作体1を傾倒操作させた状態の複合操作型電気部品の側面図を、それぞれ示している。図12に示すように、カバー体45から上方に突出する周辺ロッド47は、複合操作用操作体1の押圧操作部材11の下面と対向している。
ここで、図13に示すように複合操作用操作体1の押圧操作部材11を一方向に傾倒させると、押圧操作部材11は弾性を有していることにより、押圧した押圧部30周辺のみが撓んで、その部分と対向する1つの周辺ロッド47のみを押圧する。前述のように周辺ロッド47は基板41上の接点部50と連係しており、その押圧に伴って接点部50を押圧し、これによって傾倒操作を検出する。
この際において、回転操作部材10は傾倒することなくそのままの位置を保持する。すなわち、複合操作型電気部品に回転自在に固定される回転操作部材10については、傾倒操作のためのクリアランスを設ける必要がなく、したがって複合操作型電気部品に対して強固な固定をなすことができて、操作感触も向上させることができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、複合操作型電気部品の構成は本実施形態のものには限られない。本実施形態では押圧操作部材11によって周辺ロッド47を介して基板41上の接点部50を押圧するようにしているが、押圧操作部材11の下面に可動接点部を設け、傾倒操作に伴い基板上に設ける固定接点と直接接離するような構成としてもよい。その他、複合操作型電気部品については回転操作と傾倒操作を検出できるものであれば、どのような構成であってもよい。
本実施形態における複合操作用操作体の分解斜視図である。 回転操作部材の下面側を表した斜視図である。 押圧操作部材の平面図である。 押圧操作部材の別の形態を表した斜視図である。 複合操作用操作体の斜視図である。 本実施形態における複合操作型電気部品の分解斜視図である。 複合操作型電気部品の斜視図である。 複合操作用操作体を取付けた複合操作型電気部品の平面図である。 図8のA−A断面図である。 図8のB−B断面図である。 図10のベアリングを構成する部分の拡大図である。 複合操作用操作体を取付けた複合操作型電気部品の側面図である。 図13において押圧操作体を一方向に傾倒させた状態の図である。
符号の説明
1 複合操作用操作体
2 中央押圧操作体
10 回転操作部材
11 押圧操作部材
20 外周面
21 開口部
22 貫通孔
23 縁部
24 嵌合部
25 位置止め部
30 押圧部
31 開口部
32 連結部
33 内側切欠部
34 外側切欠部
40 固定板
41 基板
42 ハウジング
43 回転板
44 端子板
45 カバー体
50 接点部
60 収容部
61 円形壁部
62 ボール収容部
70 ボール
80 カム部
81 開口部
82 被嵌合片
83 位置止め片

Claims (8)

  1. 略円形状の側面で回転操作可能であると共に、上面を多方向に傾倒操作可能な複合操作用操作体において、
    前記回転操作を行う略円盤状の回転操作部材と、前記傾倒操作を行う押圧部を上面の円周方向に複数有した押圧操作部材とを上下方向に重ね合わせてなることを特徴とする複合操作用操作体。
  2. 前記押圧操作部材は前記回転操作部材より弾力性の高い材料からなることを特徴とする請求項1記載の複合操作用操作体。
  3. 前記回転操作部材は前記押圧操作部材の押圧部に対応して円周方向に複数の貫通孔を備え、前記押圧操作部材は前記回転操作部材の下側に配置されると共に、前記押圧部は前記貫通孔に係合して前記回転操作部材の上面より上方に突出してなることを特徴とする請求項1または2記載の複合操作用操作体。
  4. 前記回転操作部材は下面に複合操作型電気部品と係合させる係合部を有してなることを特徴とする請求項3記載の複合操作用操作体。
  5. 前記押圧操作部材は中央部に開口部を有し、前記回転操作部材は下面の中央部に前記係合部を有して、該係合部は前記開口部を介して複合操作型電気部品と係合することを特徴とする請求項4記載の複合操作用操作体。
  6. 前記押圧操作部材は互いに隣り合う前記押圧部間の連結部を薄肉状に形成してなることを特徴とする請求項5記載の複合操作用操作体。
  7. 前記押圧操作部材の連結部は前記開口部が形成された内周側に切欠部を有してなることを特徴とする請求項6記載の複合操作用操作体。
  8. 前記押圧操作部材の連結部は外周側に切欠部を有してなることを特徴とする請求項6または7記載の複合操作用操作体。
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