JP2007309626A - 熱間等方圧加圧装置 - Google Patents

熱間等方圧加圧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007309626A
JP2007309626A JP2006141902A JP2006141902A JP2007309626A JP 2007309626 A JP2007309626 A JP 2007309626A JP 2006141902 A JP2006141902 A JP 2006141902A JP 2006141902 A JP2006141902 A JP 2006141902A JP 2007309626 A JP2007309626 A JP 2007309626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure medium
cooling
pressure
path
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006141902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5170981B2 (ja
Inventor
Yoshio Ofune
惠生 小舟
Tomomitsu Nakai
友充 中井
Takao Fujikawa
隆男 藤川
Shin Yoneda
米田  慎
Yoshihiko Sakashita
由彦 坂下
Masahiko Mitsuda
正彦 満田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2006141902A priority Critical patent/JP5170981B2/ja
Publication of JP2007309626A publication Critical patent/JP2007309626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5170981B2 publication Critical patent/JP5170981B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

【課題】降温工程において冷却される圧媒の温度変化に伴う降温速度の鈍化を改善し、これによって、降温工程の短縮を図る。
【解決手段】処理室Rを形成する処理容器2と、処理容器2を収容する断熱体3と、断熱体3を収容する圧力容器4と、圧力容器4を冷却する冷却ユニット5と、処理容器2の流出口6と流入口7とを連通して処理室R内の圧媒を処理容器2と断熱体3の間に循環させる圧媒循環路8と、圧媒循環路8に分岐接続された圧媒冷却路9とを備え、圧媒冷却路9は、断熱体3と圧力容器4の間の冷却部34と、冷却部34を通過した圧媒を圧媒循環路8に返送する返送部35とを備えている。冷却部34と返送部35の何れか一方に冷却部34に流通する圧媒に対して冷却を促進する流れを付与する流れ付与手段を配備し、返送部35に冷却部34を通過した圧媒を流入口7近傍に返送する返送手段を配備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱間等方圧加圧装置に関するものである。
熱間等方圧加圧装置を用いた熱間等方圧加圧法においては、被処理材を処理する圧力容器内を脱気した後に昇温昇圧を同時に行い、所定の温度圧力に到達後、該温度圧力を維持して処理を行い、処理終了後所定温度まで降温した後に圧媒を回収して被処理材を取り出すことにより、1サイクルの操業が完了する。
圧力容器内の昇温や降温には多大な時間を要するため、上記熱間等方圧加圧法のサイクルタイムは昇温・降温工程が律速であると考えられる。サイクルタイムの短縮を図るべく、特に降温工程(冷却工程)の時間短縮を図った熱間等方圧加圧装置が開発されてきている。
例えば特許文献1には、倒立コップ状の断熱体の内部に被処理材を収容する処理室が設けられると共に、冷却ユニットを備えた圧力容器と断熱体との間に圧媒冷却路が設けられ、該処理室と圧媒冷却路とは、断熱体の上端部に形成された圧媒通路を介して上端部どうしを連通していると共に、圧力容器の外部に設けられたバルブ装置を介して下端部どうしを連通している熱間等方圧加圧装置が開示されている。
該熱間等方圧加圧装置によれば、バルブ装置を開閉することにより、処理室と圧媒冷却路を循環する圧媒の流量を調整することができ、これによって圧力容器内での温度差を駆動力として自己循環する圧媒の降温時間を調整することができる。
ところが、上記熱間等方圧加圧装置においては、圧媒冷却路を通過することにより急冷された圧媒がバルブ装置を介して処理室に流入して高温の被処理材と接触するため、該被処理材に熱応力を発生させてしまう問題があった。また、上述の如き装置構成においては、圧媒流入側となる処理室の下部を急冷することとなる。これによって処理室の上下で大きな温度差が生じ、被処理材にも同様の温度差を生じるため、被処理材の品質特性に悪影響を及ぼす虞がある。
かかる問題を解決すべく、特許文献2には、急冷に伴う処理室上下の温度勾配の緩斜化を図りつつ降温工程の短縮を試みた熱間等方圧加圧装置が開示されている。
該熱間等方圧加圧装置は、被処理材を収容する処理容器と該処理容器を収容する断熱体との間に圧媒循環路が形成されると共に、該断熱体と圧力容器の間に圧媒冷却路が形成されている。該圧媒冷却路は、断熱体と圧力容器の間に配備されたスリーブによって、断熱体とスリーブにより形成された内冷却部と、スリーブと圧力容器に形成された外冷却部とに分けられ、該内冷却部の下端は処理容器内部の圧媒循環路に連通され、内冷却部の上端は外冷却部に連通されている。また、該外冷却部の下端は、前記圧媒循環路に挿通された下部エジェクタと圧媒循環路と処理室とを連通する上部エジェクタを備えたエジェクタ部に連通されている。
該熱間等方圧加圧装置によれば、下部エジェクタは、前記圧媒冷却路により冷却された低温の圧媒を吸い込み上部エジェクタに供給する。上部エジェクタは、圧媒循環路からの高温圧媒と下部エジェクタからの低温圧媒を混合して吸い込み、処理室に導入する。該処理室へ導入される圧媒は、高温圧媒に低温圧媒を混合した冷却圧媒であるので、圧媒温度は被処理材の温度より低いが、被処理材との温度差は比較的小さなものとなる。このため、処理室内の上下の温度勾配が大きい場合に生じる被処理材の不均一な冷却や熱応力による被処理材の変形等のリスクが低減される。
また、該熱間等方圧加圧装置においては、圧媒冷却路を流通する圧媒は、スリーブ内外の温度差による圧媒密度差を駆動力して循環している。したがって、スリーブ内外の温度差が大きいほど圧媒冷却路内の圧媒流量が大きくなり、冷却能力が向上することとなる。
米国特許4131419号 米国特許5123832号
しかしながら、上記特許文献2の熱間等方圧加圧装置においては、スリーブに断熱性能が付与されていないため、内冷却部を上昇する圧媒は外冷却部を下降する圧媒と熱交換しながら流通することとなる。このため、スリーブ内外の温度差は比較的小さい値となり、これによって圧媒を流通させる駆動力が小さなものとなり、これに伴って圧媒冷却路内の圧媒の循環が鈍化して冷却能力が低下してしまう問題があった。特に、圧力容器内の温度がある程度低下した降温工程後半においては、スリーブ内外の温度差は僅かなものとなるため、急激に冷却能力が低下して降温速度の著しい鈍化を招来する虞がある。
そこで、本発明は、降温工程において冷却される圧媒の温度変化に伴う降温速度の鈍化を改善し、これによって降温工程の短縮を図ることができる熱間等方圧加圧装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、
被処理材を処理する処理室を形成する処理容器と、該処理容器を収容する断熱体と、該断熱体を収容する圧力容器と、該圧力容器を冷却する冷却ユニットと、処理容器に形成された流出口と流入口とを連通して処理室内の圧媒を処理容器と断熱体の間に循環させる圧媒循環路と、該圧媒循環路に分岐接続された圧媒冷却路とを備え、
該圧媒冷却路は、断熱体と圧力容器の間に設けられて冷却ユニットによって冷却された圧力容器により圧媒を冷却する冷却部と、該冷却部を通過して冷却された圧媒を圧媒循環路に返送する返送部とを備えている熱間等方圧加圧装置において、
前記冷却部と返送部の何れか一方に前記冷却部に流通する圧媒に対して冷却を促進させる流れを付与する流れ付与手段が配備され、
前記返送部に前記冷却部を通過した圧媒を前記流入口近傍に返送する返送手段が配備されていることを特徴としている。
本発明によれば、流れ付与手段によって圧力容器内を流れる圧媒は圧媒冷却路の冷却部に流れ込み、その後、返送部に流れ込む。そして、該圧媒は返送手段によって圧媒循環路と前記処理室の流入口との連結部を通じて該流入口に送り込まれる。このため、圧力容器内の温度が低下して圧媒の冷却路での駆動力となる圧力容器内の温度差が小さなものとなる場合にも、流れ付与手段によって圧媒冷却路に圧媒を引き込むことができると共に、返送手段によって連結流入部に低温の圧媒を定量的に供給することができる。これによって、圧媒の冷却路内での駆動力の低下に伴って処理品の冷却時間が間延びする問題を解消することができ、降温工程の短縮を図ることができる。
また、前記圧媒冷却路の返送部に前記流れ付与手段と返送手段とが設けられ、これら流れ付与手段と返送手段とが1つのポンプ装置により構成されていることが好ましい。
本発明の熱間等方圧加圧装置を用いて処理室内を急冷するには、先ず、ポンプ装置により処理室の流入口に向けて、圧媒冷却路を通過してきたことにより圧力循環路内の圧媒よりも低温となった圧媒を供給する。これにより、圧媒循環路を循環中の高温の圧媒は該低温の圧媒と混ざり合い、温度が低下する。そして、該低温の圧媒が処理室に流入して被処理材と熱交換を行うことにより、被処理材が冷却されることとなる。
また、上述の如くポンプ装置によって圧媒循環路に圧媒が導入されることにより、処理室→圧媒循環路→処理室と循環する圧媒の一部は該圧媒循環路から分岐する圧媒冷却路に流出する(溢れ出る)こととなる。
ここで、昇温工程のみならず、降温工程においても、圧力容器は冷却ユニットによって冷却されており、これによって冷却部は低温とされている。上述の如く圧媒循環路から圧媒冷却路に流れ込んだ高温の圧媒は、冷却部に流入することにより冷却された圧力容器と断熱体との間を通過することとなり、これによって圧媒は、圧力容器との間で熱交換を行い、冷却される。この様に、ポンプ装置により圧媒循環路に圧媒を導入することにより圧媒循環路内の圧媒は圧媒冷却路に流れ込むこととなり、この作用によりポンプ装置は流れ付与手段として機能しているのである。
そして、冷却部を通過して冷却された圧媒は返送部に流れ込み、ポンプ装置によって処理室の流入口近傍に返送されることとなる。これにより、処理室には、圧力容器内の圧媒の温度状態に拘わらず定量的に冷却された圧媒が送り込まれることとなる。この作用によりポンプ装置は返送手段として機能しているのである。
また、冷却能力は、処理室の流入口近傍に導入される低温の圧媒の導入量が多いほど高くなるため、必要な冷却能力に応じた任意のポンプ能力を選択することにより、圧媒循環路内の圧媒の温度を調整することができる。特に、処理室内の温度が低下して圧力容器内での圧媒の温度差が僅少となる降温工程後半であっても、上述の如きポンプ装置による圧媒の導入により圧媒冷却路における圧媒の駆動力を維持することができ、これによって冷却効率の低下を抑制することができる。
なお、降温工程前の昇温昇圧工程においては、ポンプ装置を停止状態とすることにより、圧媒が圧媒循環路に導入されることはなく、これにより圧媒の圧媒冷却路への流出による熱ロスが抑えられ、良好な昇温環境が保たれる。
また、前記圧力容器は、筒状の胴体と該胴体の上下開口を塞ぐ上蓋及び下蓋とを備え、前記圧媒循環路が処理容器と断熱体の間を上下方向に設けられると共に、前記圧媒冷却路の冷却部が断熱体と圧力容器の間を上下方向に設けられ、
前記下蓋には、圧力容器と断熱体との間を上下方向に伸びて前記冷却部を断熱体側の内流路部と圧力容器側の外流路部とに仕切る整流スリーブが立設されており、
前記圧媒循環路が前記冷却部の内流路部の下端部に連通され、該内流路部の上端部が外流路部の上端部に連通され、該外流通部の下端部が前記返送部に連通されていることが好ましい。
これによれば、圧媒冷却路の返送部を圧力容器の下部に集中的に配備することができ、該返送部を形成する配管系の簡素化が図られる。
また、前記圧媒冷却路の返送部には、前記冷却部を通過した圧媒を冷却する冷却器が配備されていることが好ましい。
これによれば、圧媒冷却路の冷却部を通過した圧媒をさらに冷却することができる。
また、前記圧媒冷却路の冷却部に前記流れ付与手段が配備され、前記返送部に前記返送手段が配備され、前記断熱体が外断熱層と内断熱層とを備えてなり、
前記流れ付与手段は、前記圧力容器と前記外断熱層との間に形成される外冷却部と、前記外断熱層と前記内断熱層との間に形成される内冷却部と、該内冷却部の圧媒を外冷却部の圧媒流入側に流通可能な第1連通口と、外冷却部を通過した圧媒を内冷却部に再び流入可能な第2連通口と、第1連通口を閉塞可能な開閉弁とを備えていることが好ましい。
これによれば、圧力容器内にて以下の第1急速冷却と第2急速冷却が展開される。
第1急速冷却においては、先ず、開閉弁を開き状態に設定し、既に稼働している冷却ユニットにより圧力容器を冷却する。これによって、外断熱層内側の内冷却部と外断熱層外側の外冷却部との温度差による圧媒の密度差を駆動力として内冷却部内の比較的高温の圧媒が開状態の第1連通口から外冷却部に流出する。
該外冷却部に流出した圧媒は、冷却ユニットにより冷却された圧力容器によって冷却される。ここで、外冷却部は返送部に連通していると共に第2連通口を介して内冷却部にも連通しているため、該冷却された圧媒の一部は返送部に流れ込み、一部は再び内冷却部に流入することとなる。ここに、内冷却部→外冷却部→内冷却部となる圧媒の循環路が形成されることとなり、該循環路を循環する圧媒は、内冷却部を通過する間に内断熱層内側から外側への伝熱による熱を奪い、外冷却部を通過する間に圧力容器との間で熱交換を行って熱を放出する。このとき、外断熱層によって外冷却部と内冷却部とは伝熱が制限されているため、これら外冷却部と内冷却部の間での熱交換は抑制される。これにより、内冷却部と外冷却部の間の温度差は維持され、該温度差を駆動力とした上述の圧媒の循環は効率よく行われる。
この様に流れ付与手段を構成する上記外断熱層、第1連通口、第2連通口及び開閉弁により冷却部内外の圧媒に温度差が付与されることとなり、これにより圧媒には、冷却部に流出し、且つ、該冷却部を循環する流れが付与されるのである。
一方、圧媒冷却路の返送部に流入する圧媒によって第2急速冷却が展開される。該第2急速冷却においては、前記返送部に流入した圧媒を返送手段によって処理室の流入口の近傍に送り込み、該圧媒を圧媒循環路内の圧媒に混入させる。
該圧媒流入路内の圧媒は、循環中に前記第1急速冷却によって冷却されており、該圧媒に返送手段により冷却された圧媒がさらに混入することにより、処理室に流入する圧媒は処理室流出時よりも著しく低温なものとなり、該圧媒が処理室内にて被処理材と熱交換を行うことにより、被処理材は速やかに冷却されることとなる。
したがって、上記構成によれば、圧力容器内の圧媒の循環によって第1急速冷却及び第2急速冷却が展開されることとなり、これによって降温工程が短縮されることとなるのである。また、圧媒循環路から内冷却部に流入する圧媒の温度は、前記第1急速冷却によって処理室流出直後よりも低下しており、これにより、高温な圧媒の通過に起因する断熱体・圧力容器への熱的な損傷が低減される。
また、かかる点に鑑みれば、前記圧媒冷却路の冷却部に前記流れ付与手段が配備され、前記返送部に前記返送手段が配備され、前記断熱体が外断熱層と内断熱層とを備えてなり、
前記流れ付与手段は、前記圧力容器と前記外断熱層との間に形成される外冷却部と、前記外断熱層と前記内断熱層との間に形成される内冷却部と、該内冷却部の圧媒を外冷却部の圧媒流入側に流通可能な第1連通口と、外冷却部を通過した圧媒を内冷却部に再び流入可能な第2連通口と、該第2連通口を閉塞可能な開閉弁とを備えていることも好ましい。
これによれば、開閉弁には圧媒冷却路の冷却部を通過して十分に冷却された圧媒が触れることとなり、これにより開閉弁への熱的負荷が抑制され、開閉弁の早期の劣化を回避することができる。
また、前記圧媒循環路には、圧媒をさらに導入するための圧媒導入手段が連通されていることが好ましい。
圧力容器内の降温が進行すると、該圧力容器内の圧力は圧媒の温度低下による圧媒の体積収縮により低下し、これによって圧媒の対流による熱伝達が低下するが、圧媒導入手段により圧媒を補充して圧力容器内の圧力を高圧に維持することにより、熱伝達の低下を抑制することができる。
さらに、前記圧媒は不活性ガスによって構成され、前記圧媒導入手段により圧媒循環路に導入する圧媒は、液化ガス又は液化ガスを気化させた低温ガスであることが好ましい。
液化ガスは低温であり、しかもガスの気化潜熱による吸熱作用も有しているので、該液化ガスを圧媒循環路に導入することにより該圧媒循環路内のガス温度を下げることができ、これによって冷却速度を向上させることができる。液化ガスに代わって液化ガスを気化させた低温ガスを用いた場合も、同様の効果が得られる。
本発明の熱間等方圧加圧装置によれば、降温工程において冷却される圧媒の温度変化に伴う降温速度の鈍化を改善し、これによって、降温工程の短縮を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1に示す如く、本実施の形態の熱間等方圧加圧装置1は、被処理材Wを処理する処理室Rを形成する処理容器2と、該処理容器2を収容する断熱体3と、該断熱体3を収容する圧力容器4と、圧力容器4を冷却する冷却ユニット5と、処理容器2に形成された流出口6と流入口7とを連通して処理室R内の圧媒を処理容器2と断熱体3の間に循環させる圧媒循環路8と、該圧媒循環路8に分岐接続された圧媒冷却路9とを備えている。
処理室Rに収容された被処理材Wは、圧力容器4に導入された不活性ガスからなる圧媒を介して熱間等方圧加圧処理(HIP処理)を施されることとなる。
圧力容器4は、上下方向の軸心を有する円筒状の胴体11と、該胴体11の上端開口を閉塞する上蓋12と、胴体11の下端開口を閉塞する下蓋13とから構成されている。
冷却ユニット5は、胴体11の外周に配備されて該胴体11の軸方向に伸びる側ジャケット14と、上蓋12の内部に同心円状に配備された上ジャケット15とを備えており、各ジャケット14、15に水等の冷媒を通過させることで胴体11及び上蓋12は冷却され、これによって、胴体11及び上蓋12は、昇温昇圧工程時又は保持工程時に圧力容器4としての強度に問題のない温度以下に保たれる。本実施の形態においては、下蓋13に冷却設備を配備していないが、必要に応じて上蓋12と同様の構成とすることも可能である。
また、圧力容器4の圧媒の圧力によって上蓋12及び下蓋13に作用する上下方向の軸力は窓枠状のプレスフレーム(図示省略)によって支持される。
また、下蓋13には、圧力容器4の内部に複数種の圧媒を供給するための圧媒供給管16が配備されている。
断熱体3は、天井部が閉じた倒立コップ状の上断熱体21と、該上断熱体21の下部の開口を塞ぐ下断熱体22とを備えており、圧力容器4との間に隙間を有して該圧力容器4内に収容されている。
処理容器2は、被処理材Wを段状に収容可能な有底円筒状に形成されており、断熱体3との間に隙間を有して該断熱体3内に収容されている。また、処理容器2の底部中央には開口部が形成されていると共に、処理容器2の外周部及び底板下部には、圧媒加熱用の抵抗加熱式ヒータ(図示省略)が配備されている。該抵抗加熱式ヒータは、処理室Rの温度分布を考慮し適宜分割設置され、温度調節計器(図示省略)により制御される。
また、処理室Rの底部であって処理容器2の開口部の直上となる位置には、処理室R内の圧媒を循環させるための圧媒循環ファン25が配備されている。
該圧媒循環ファン25は、処理容器2の軸心上に回転軸心を有すると共に前記開口部及び断熱体3の下断熱体22を貫通して下蓋13に向けて伸びる軸部材26に軸支されており、下蓋13に配備されたモータ27によって該軸部材26に回転力が付与される。
また、圧媒循環ファン25は、開口部の下方から圧媒を吸い込み、処理室R上方に向けて圧媒を送り出す構成とされている。
上述の如く圧媒循環ファン25が構成されていることにより、処理室R内の圧媒は底部から上部に向けて流動する。このため、処理室Rの上部開口が処理室Rから圧媒が流出する流出口6となり、開口部が処理室Rに圧媒が流入する流入口7となる。
また、上述の如く処理室R、断熱体3及び圧力容器4の間にそれぞれ隙間を設けることにより、前記圧媒循環路8や圧媒冷却路9が形成されることとなる。
圧媒循環路8は、処理容器2の側壁と上断熱体21の側壁との間に設けられた圧媒流出部31と、処理容器2の底壁と断熱体3の下断熱体22との間に設けられた圧媒流入部32とを備えている。
圧媒流出部31の上端部は、処理容器2の上端縁と上断熱体21の天板面との間に設けられた隙間S1を介して処理容器2の流出口6に連通されている。また、圧媒流出部31の下端部が圧媒流入部32と圧媒冷却路9とに分岐している。圧媒流入部32は処理容器2の流入口7を通じて処理室Rに連通されており、ここに、処理室R→流出口6→圧媒流出部31→圧媒流入部32→流入口7→処理室Rとなる圧媒循環路8が形成されている。
また、圧媒冷却路9は、断熱体3と圧力容器4の間に設けられて冷却ユニット5に冷却された圧力容器4により圧媒を冷却する冷却部34と、該冷却部34を通過して冷却された圧媒を圧媒循環路8に返送する返送部35とを備えている。該冷却部34は、上断熱体21の下端部と下断熱体22に凹接された段状外縁部との間に設けられた圧媒通路33を通じて圧媒循環路8の圧媒流出部31に連通されている。
また、圧媒冷却路9の冷却部34は、圧力容器4の胴体11及び上蓋12に沿って設けられており、該胴体11及び上蓋12がジャケット14、15を通過する冷媒によって冷却されることにより、これら冷却された胴体11及び上蓋12と断熱体3との間を通過中の圧媒との間で熱交換が行われ、これによって該圧媒が冷却されることとなる。また、該冷却部34は、上蓋12の下方に回り込んだ位置にて返送部35に接続されている。
該返送部35は、圧力容器4の上蓋12を貫通して下蓋13まで回り込み、該下蓋13及び下断熱体22を貫通して配設された管路36を備え、該管路36の先端部は圧媒流入部32に連通されている。
また、管路36の中途部には、圧媒循環路8内の圧媒に圧媒冷却路9を通過する流れを付与する流れ付与手段と圧媒冷却路9を通過して冷却された圧媒を、流入口7近傍の圧媒流入部32に強制的に返送する返送手段とを兼ねるポンプ装置41が配備されている。
ポンプ装置41は、圧媒流入部32に圧媒冷却路9を通過して冷却された圧媒を圧送可能に形成されており、該ポンプ装置41を稼働させることにより、所定の圧媒が圧媒循環路8の圧媒流入部32に導入され、該導入された圧媒と略同量の圧媒が圧媒通路33を通じて圧媒冷却路9に溢れ出す。これにより、圧媒には、圧媒通路33→冷却部34→返送部35と流通する流れが付与され、この作用によりポンプ装置41は流れ付与手段として機能するのである。また、該圧媒は、返送部35に流入した後、ポンプ装置41によって圧媒流入部32に強制的に返送される。この作用によりポンプ装置41は返送手段として機能するのである。これにより、圧媒循環路8の圧媒は、冷却部34と返送部35からなる圧媒冷却路9を経由して圧媒循環路8に環流することとなるのである。
なお、本実施の形態においては、圧媒として不活性のアルゴンガスを採用している。
本実施の形態は以上の構成からなるものであって、次に、本実施の形態の熱間等方圧加圧装置1を用いた処理工程について説明していく。
本実施の形態の熱間等方圧加圧装置1を用いた熱間等方圧加圧法においては、先ず、処理室R内に複数の被処理材Wを段状に収容し、その後、昇温昇圧工程を開始する。この昇温昇圧工程において、昇圧は、圧媒供給管16から圧媒圧縮機(図示省略)により高圧の圧媒を導入することで実施される。また、昇温は、抵抗加熱式ヒータに通電することで実施される。
該昇温昇圧工程においては、モータ27を稼働させることにより圧媒循環ファン25を回転させ、該圧媒循環ファン25により圧媒が送り出されることによって、該圧媒は、圧媒循環路8内を処理室R→流出口6→圧媒流出部31→圧媒流入部32→流入口7→処理室Rの順に循環する。これにより、処理室R内の上下の温度勾配は僅少となり、処理室R内は良好な均熱性が確保される。
そして、処理室Rが被処理材Wに必要な温度・圧力状態に達すると、保持工程に移行する。該保持工程においては、処理室R内の温度・圧力状態が処理品に必要とされる温度・圧力状態に一定時間保持される。
これら昇温昇圧及び保持工程において、ポンプ装置41は停止状態にあり、これにより圧媒循環路8内の圧媒が圧媒冷却路9に流出することはなく、処理室Rからの熱放散が抑制されることとなる。
そして、保持工程完了後、降温工程に移行する。
該降温工程においては、昇温昇圧工程と同様に、圧力容器4の胴体11及び上蓋12に配備された各ジャケット14、15に水等の冷媒を流通させて圧力容器4は冷却されている。
なお、該降温工程では熱抵抗式ヒータヘの通電は遮断されるが、処理室R内の均熱を保つべく、圧媒循環ファン25は稼働状態に維持される。
先ず、ポンプ装置41を稼働させ、圧媒循環路8の圧媒流入部32に圧媒冷却路9を通過してきたことにより圧力循環路8内の圧媒よりも低温となった圧媒を導入する。該低温の圧媒を圧媒流入部32に導入して圧媒循環路8内の圧媒に混入することにより、該圧媒循環路8内の圧媒の温度は低下し、処理室Rには処理室R内よりも低温の圧媒が流入することとなる。そして、該圧媒が圧媒循環ファン25により処理室R内の被処理材Wと接触しながら処理室Rの下方から上方に向けて流動することにより、被処理材Wの急速冷却が実現される。
また、ポンプ装置41によって圧媒循環路8に圧媒が導入されることにより、圧媒循環路8を循環する高温の圧媒の一部は圧媒通路33を通じて断熱体3外方の圧媒冷却路9に流出する(溢れ出す)こととなる。該圧媒冷却路9に流出した圧媒は、断熱体3と圧力容器4の間の冷却部34を上昇し、冷却ユニット5により冷却された圧力容器4の胴体11及び上蓋12に沿って流動することにより冷却される。そして、該圧媒は、上蓋12に設置された管路36に流入することで返送部35に流入し、ポンプ装置41を通じて圧媒循環路8の圧媒流入部32に送り込まれる。
これにより、圧媒冷却路9を循環して冷却された圧媒は、ポンプ装置41を通じて圧媒循環路8の圧媒流入部32に定量的に導入されることとなるため、圧媒流入部32の圧媒を処理室R内の圧媒よりも十分に低温に保つことができ、該圧媒を処理室Rに流入させることにより、被処理材Wの急速冷却が促進され、降温工程の短縮化が図られる。
また、圧媒冷却路9により冷却された低温の圧媒がポンプ装置41によって定量的に圧媒循環路8の圧媒流入部32に供給されることにより、圧媒冷却路9の冷却部34を流れる圧媒に十分な駆動力が付与される。このため、特に降温工程後半等、従来技術では圧力容器4内の温度が低下して圧媒の循環駆動力となる圧力容器4内の温度差が小さなものとなる場合にも、降温工程初期と同様に圧媒にポンプ装置41による駆動力を付与することができ、これによって冷却効率の低下を抑制することができ、降温工程が短縮されることとなる。
また、本実施の形態の熱間等方圧加圧装置1の冷却能力は、ポンプ装置41により圧媒流入部32に圧媒に導入する圧媒量を変更することにより調整可能であり、これによって処理室R内の冷却速度を任意に調整することができる。
なお、本実施の形態においては、図中に2点差線で示す如く、圧媒冷却路9の返送部35の管路36に冷却器42を配備することも可能である。これによれば、冷却部34を通過した圧媒をさらに冷却することが可能となる。
〈第2の実施の形態〉
本実施の形態においては、図2に示す如く、断熱体3と圧力容器4の胴体11との間に介在する筒状の整流スリーブ43が下蓋13に立設されている。該整流スリーブ43は、下蓋13から断熱体3の上端部と略同じ高さ位置まで延設されている。
該整流スリーブ43の介在により、冷却部34は、断熱体3と整流スリーブ43の間に設けられた内流路部45と、整流スリーブ43と胴体11との間に設けられた外流路部46とに仕切られている。また、内流路部45の下端部は、圧媒通路33を介して圧媒流出部31に連通され、内流路部45の上端部が整流スリーブ43と圧力容器4の上蓋12との間の隙間S2を介して外流路部46に連通されている。また、外流路部46の下端部は、圧力容器4の下蓋13に設けられた返送部35の管路36に連通されている。
なお、管路36の接続位置は最下端である必要はない。
本実施の形態においては、圧媒冷却路9の返送部35の管路36を下蓋13に配置するだけでよく、該返送部35の配管系が簡素化される。また、上蓋12に圧媒を循環させるための配管を配設する必要はないため、被処理材Wの取り出しを上蓋12から行う装置構成を容易なものとすることができる。
なお、本実施の形態においては、図3に示す如く、圧力容器4内にポンプ装置41を配備することも可能であり、これにより、装置構成の簡素化が図られるばかりでなく、圧力容器4の下蓋13の周囲の省スペース化が図られる。
さらに、本実施の形態においては、図4に示す如く、整流スリーブ43の上端部に円板状の蓋部材44を取り付け、該蓋部材44の中央部に開口部44aを設ける構成とすることもできる。これにより、冷却ユニット5の側ジャケット14を配備している胴体11によってのみではなく上ジャケット15を配備している上蓋12によっても圧媒の冷却を行うことができる。
〈第3の実施の形態〉
本実施の形態においては、図5に示す如く、圧媒循環路8の圧媒流入部32に、処理室Rに圧媒をさらに導入するための圧媒導入手段48が連通されている。
なお、該圧媒導入手段48により圧媒流入部32に導入する圧媒として、常温のガスのほか、液化ガス又は液化ガスを気化させた低温ガスが選択されている。
上記降温工程では、ガス温度の低下によるガスの体積収縮により圧力容器4内の圧力が低下し、これにより対流による熱伝達が小さくなり、冷却効率が低下する虞がある。これを補う手段として、本実施の形態においては圧媒導入手段48を追加設置し、該圧媒導入手段48に圧媒を補充することにより圧力容器4内の圧力低下を抑制し、これにより熱伝達の低下を抑制している。
さらに、圧媒導入手段48により導入される圧媒を液化ガスや液化ガスを気化させた低温ガスとすることで、ガスの気化潜熱や低温ガスの吸熱作用により、これらを圧媒流入部32へ導入して圧媒循環路内の圧媒と混合することで、該圧媒の温度を低下させることができ、急速な冷却が可能となる。
この様な液化ガス又は低温ガスの利用は、圧媒循環路8を循環する圧媒の温度がある程度下がって冷却速度が低下した場合に、処理室R内の温度をさらに室温に近い温度域にまで降温させるときに特に効果的である。これにより、降温工程はさらに短縮化されることとなり、保持工程後早期に被処理材Wをハンドリングする場合にも、火傷防止等のための特別な治具等を使用することなく行うことができる。
〈第4の実施の形態〉
本実施の形態において、図6に示す如く、断熱体3は、内断熱層50と外断熱層51、及び下断熱体22とから構成される。また、流れ付与手段は、圧力容器4と、外断熱層51と、該外断熱層51の天板部の略中央部に設けられた第1連通口52と、外断熱層51の下端部と下断熱体22の外周縁との間に設けられた第2連通口53と、該第1連通口52に配備された開閉弁54とによって構成されている。
開閉弁54は、開放量を調整可能に構成されており、開閉弁54を開くことにより外断熱層51内外が連通される。
また、外断熱層51を配備することにより、圧媒冷却路9の冷却部34は、内断熱層50と外断熱層51の間の内冷却部56と、外断熱層51と圧力容器4の間の外冷却部57とに仕切られる。内冷却部56と外冷却部57とは、上端部どうしが第1連通口52を介して連通されており、下端部どうしが第2連通口53を介して連通されている。また、外冷却部57の下端部は、返送部35にも連通されている。
また、この第4の実施の形態において、圧媒冷却路9の返送部35は、圧力容器4の下蓋13と下断熱体22との間に設けられている。また、返送部35に配備される返送手段は、前記モータ27の側方に配備されたファン装置60と、下断熱体22を貫通して該ファン装置60から送り込まれる圧媒を圧媒循環路8の圧媒流入部32に導入する管路61とを備えている。
本実施の形態は以上の構成からなるものであって、次に、本発明の熱間等方圧加圧装置1を用いた処理工程について説明していく。
本実施の形態の熱間等方圧加圧装置1を用いた熱間等方圧加圧法の昇温昇圧工程及び保持工程は、上記第1の実施の形態と同様であるが、これらの工程は開閉弁54を閉じ状態に設定して行う。これにより、外断熱層51外への熱拡散が抑制され、外断熱層51内に良好な昇温環境が形成される。
そして、一定時間の保持動作完了後、降温工程に移行する。
本実施の形態においては、降温工程にて圧力容器4内にて以下の第1急速冷却と第2急速冷却が展開される。
第1急速冷却においては、先ず、開閉弁54を開き状態に設定する。また、圧力容器4は前工程から継続して冷却ユニット5により冷却されている。
このとき、内冷却部56内の圧媒の温度は外冷却部57の圧媒の温度よりも高く、これにより、両冷却部56、57の圧媒密度は内冷却部56<外冷却部57となっているため、開閉弁54を開くことにより、両冷却部34の密度差(温度差)を駆動力として、内冷却部56内の圧媒が内冷却部56を上昇して開状態の開閉弁54から外冷却部57に流出する。
該外冷却部57に流出した圧媒は、圧力容器4の内面に沿って下降する。ここで、外冷却部57の圧媒は、冷却ユニット5により冷却された圧力容器4の上蓋12及び胴体11と熱交換を行うことによって冷却されることとなる。
そして、外冷却部57の下端部まで下降した圧媒は、一部が圧媒返送部35に流れ込み、一部が再び内冷却部56に流入することとなる。ここに、内冷却部56→外冷却部57→内冷却部56となる冷却用の循環路が形成されることとなり、該冷却用の循環路を循環する圧媒は、内冷却部56を上昇する間に内断熱層50内側から外側への伝熱による熱を奪い、外冷却部57を下降する間に圧力容器4との間で熱交換を行って熱を放出する。また、外断熱層51によって外冷却部57と内冷却部56とは伝熱が制限されているため、これら外冷却部57と内冷却部56の間での熱交換は抑制され、これにより内冷却部56と外冷却部57の間の温度差は維持され、該温度差を駆動力とした上述の圧媒の循環は効率よく行われる。
また、該第1急速冷却によって圧媒冷却路9を循環する圧媒は、処理室Rの圧媒よりも低温なものであるため、これにより、外断熱層51及び圧力容器4への熱的負荷が抑制されることとなる。
また、開閉弁54の開き具合を調整することにより上記冷却用の循環路を循環する圧媒の流量を調整することができ、これにより、処理室R内の温度状態を調整することが可能となる。
そして、該第1急速冷却を所定時間行って処理室R内の温度を低下させた後、第2急速冷却を行う。
該第2急速冷却は、ファン装置60を稼働させ、返送部35に流入した圧媒を圧媒流入部32に送り込むことにより行われる。
これにより、圧媒流入部32に圧媒冷却路9を通過して冷却された圧媒が導入されることとなる。圧媒循環路8を循環する圧媒は、圧媒流出部31を通過中に前記第1急速冷却によって冷却されており、該圧媒に圧媒冷却路9を循環して冷却された圧媒が混ざり合うことにより、処理室Rに流入する圧媒は処理室R流出時よりも十分に低温なものとなり、該圧媒が処理室R内にて被処理材Wと熱交換を行うことにより、被処理材Wの冷却は促進される。
また、上述の如くファン装置60により圧媒を圧媒流入部32に導入することにより、該圧媒と略同量の圧媒が連通路を通じて圧媒冷却路9の内冷却部56に流出することとなる。該圧媒が上記冷却用の循環路を循環し、或いは外冷却部57により冷却された後に返送部35を介して圧媒流入部32に導入され、圧媒循環路8の圧媒と混合することで温度が低下し、これに伴って被処理材W、処理室Rの急速冷却が実現されることとなる。
また、ファン装置60による圧媒流入部32への圧媒の導入量を調整することにより処理室Rに流入する圧媒の温度を調整することができ、これによっても処理室R内の温度を調整することが可能となる。
本実施の形態によれば、圧力容器4内の圧媒の循環によって第1急速冷却及び第2急速冷却を展開することにより、処理室R内は急速に冷却され、これによって降温工程が短縮されることとなるのである。また、本実施の形態においては第1急速冷却をある程度行った後ファン装置60を稼働させて第2急速冷却を行うこととしているが、降温工程にて第1急速冷却と第2急速冷却を同時に開始することももちろん可能である。
また、本実施の形態においても、図中に2点鎖線で示す如く、圧媒循環路8の圧媒流入部32に、処理室Rに圧媒をさらに導入するための圧媒導入手段48を配備することも可能である。
これにより、降温工程における圧力容器4内の圧力の低下を抑制し、圧媒の対流熱伝達の低下が抑制されることとなる。
〈第5の実施の形態〉
本実施の形態においては、図7に示す如く、外断熱層51の下端部と下蓋13の間となる位置、即ち、外冷却部57から第2連通口53と返送部35に分岐する流路に開閉弁54が配備されている。該開閉弁54を閉じ状態とすることにより、外冷却部57と内冷却部56及び圧媒返送部35への連通状態は遮断されることとなる。
開閉弁54を閉じ状態に設定することにより外断熱層51内外への圧媒の流れは遮断され、これによって外断熱層51内に良好な昇温環境が形成される。
また、降温工程においては、開閉弁54を開き状態に設定することによりにより、外冷却57と内冷却部56は連通されることとなり、上述の如き第1急速冷却及び第2急速冷却は実現される。
本実施の形態によれば、開閉弁54には冷却部34を通過して十分に冷却された圧媒が接触することとなるため、開閉弁54への熱的負荷が抑制されて該開閉弁54の早期の劣化が回避されることとなる。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、圧媒冷却路9の返送部35の管路36の先端は、圧媒循環路8の圧媒流入部32と処理容器2の流入口7との連結部に連通されているが、圧媒循環路8が圧媒流入部32と圧媒冷却路9に分岐した位置よりも処理容器2の流入口7側となる位置であれば、何れの位置に連通されていても構わない。
また、処理室R内の圧媒循環手段として圧媒循環ファン25を使用し、処理容器2内の圧媒を圧媒冷却路9に流通させると共に該圧媒冷却路9を通過した圧媒を圧媒流入部32に返送する手段としてポンプ装置41を使用しているが、これらの手段はファン・ポンプ装置に限定されるものではなく、必要な機能を果たす他の手段、例えばエジェクタ等を使用することもできる。
本発明の第1の実施の形態の熱間等方圧加圧装置の正面断面図である。 本発明の第2の実施の形態の熱間等方圧加圧装置の正面断面図である。 本発明の第2の実施の形態の他の熱間等方圧加圧装置の正面断面図である。 本発明の第2の実施の形態のさらに他の熱間等方圧加圧装置の正面断面図である。 本発明の第3の実施の形態の熱間等方圧加圧装置の正面断面図である。 本発明の第4の実施の形態の熱間等方圧加圧装置の正面断面図である。 本発明の第5の実施の形態の熱間等方圧加圧装置の正面断面図である。
符号の説明
1 熱間等方圧加圧装置
2 処理容器
3 断熱体
4 圧力容器
5 冷却ユニット
6 流出口
7 流入口
8 圧媒循環路
9 圧媒冷却路
11 胴体
12 上蓋
13 下蓋
21 上断熱体
22 下断熱体
31 圧力流出部
32 圧力流入部
33 圧媒通路
34 冷却部
35 返送部
41 ポンプ装置
43 整流スリーブ
45 内冷却部
46 外冷却部
48 圧媒導入手段
50 内断熱層
51 外断熱層
52 第1連通口
53 第2連通口
54 開閉弁
56 内冷却部
57 外冷却部
R 処理室
W 被処理材

Claims (8)

  1. 被処理材を処理する処理室を形成する処理容器と、該処理容器を収容する断熱体と、該断熱体を収容する圧力容器と、該圧力容器を冷却する冷却ユニットと、処理容器に形成された流出口と流入口とを連通して処理室内の圧媒を処理容器と断熱体の間に循環させる圧媒循環路と、該圧媒循環路に分岐接続された圧媒冷却路とを備え、
    該圧媒冷却路は、断熱体と圧力容器の間に設けられて冷却ユニットによって冷却された圧力容器により圧媒を冷却する冷却部と、該冷却部を通過して冷却された圧媒を圧媒循環路に返送する返送部とを備えている熱間等方圧加圧装置において、
    前記冷却部と返送部の何れか一方に前記冷却部に流通する圧媒に対して冷却を促進させる流れを付与する流れ付与手段が配備され、
    前記返送部に前記冷却部を通過した圧媒を前記流入口近傍に返送する返送手段が配備されていることを特徴とする熱間等方圧加圧装置。
  2. 前記圧媒冷却路の返送部に前記流れ付与手段と返送手段とが設けられ、これら流れ付与手段と返送手段とが1つのポンプ装置により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱間等方圧加圧装置。
  3. 前記圧力容器は、筒状の胴体と該胴体の上下開口を塞ぐ上蓋及び下蓋とを備え、前記圧媒循環路が処理容器と断熱体の間に上下方向に設けられると共に、前記圧媒冷却路の冷却部が断熱体と圧力容器の間に上下方向に設けられ、
    前記下蓋には、圧力容器と断熱体との間を上下方向に伸びて前記冷却部を断熱体側の内流路部と圧力容器側の外流路部とに仕切る整流スリーブが立設されており、
    前記圧媒循環路が前記冷却部の内流路部の下端部に連通され、該内流路部の上端部が外流路部の上端部に連通され、該外流通部の下端部が前記返送部に連通されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱間等方圧加圧装置。
  4. 前記圧媒冷却路の返送部には、前記冷却部を通過した圧媒を冷却する冷却器が配備されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の熱間等方圧加圧装置。
  5. 前記圧媒冷却路の冷却部に前記流れ付与手段が配備され、前記返送部に前記返送手段が配備され、前記断熱体が外断熱層と内断熱層とを備えてなり、
    前記流れ付与手段は、前記圧力容器と前記外断熱層との間に形成される外冷却部と、前記外断熱層と前記内断熱層との間に形成される内冷却部と、該内冷却部の圧媒を外冷却部の圧媒流入側に流通可能な第1連通口と、外冷却部を通過した圧媒を内冷却部に再び流入可能な第2連通口と、第1連通口を閉塞可能な開閉弁とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の熱間等方圧加圧装置。
  6. 前記圧媒冷却路の冷却部に前記流れ付与手段が配備され、前記返送部に前記返送手段が配備され、前記断熱体が外断熱層と内断熱層とを備えてなり、
    前記流れ付与手段は、前記圧力容器と前記外断熱層との間に形成される外冷却部と、前記外断熱層と前記内断熱層との間に形成される内冷却部と、該内冷却部の圧媒を外冷却部の圧媒流入側に流通可能な第1連通口と、外冷却部を通過した圧媒を内冷却部に再び流入可能な第2連通口と、該第2連通口を閉塞可能な開閉弁とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の熱間等方圧加圧装置。
  7. 前記圧媒循環路には、圧媒をさらに導入するための圧媒導入手段が連通されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の熱間等方圧加圧装置。
  8. 前記圧媒は不活性ガスによって構成され、前記圧媒導入手段により圧媒循環路に導入する圧媒は、液化ガス又は液化ガスを気化させた低温ガスであることを特徴とする請求項7に記載の熱間等方圧加圧装置。


JP2006141902A 2006-05-22 2006-05-22 熱間等方圧加圧装置 Active JP5170981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141902A JP5170981B2 (ja) 2006-05-22 2006-05-22 熱間等方圧加圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006141902A JP5170981B2 (ja) 2006-05-22 2006-05-22 熱間等方圧加圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007309626A true JP2007309626A (ja) 2007-11-29
JP5170981B2 JP5170981B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=38842643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006141902A Active JP5170981B2 (ja) 2006-05-22 2006-05-22 熱間等方圧加圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5170981B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009154089A1 (ja) 2008-06-18 2009-12-23 株式会社神戸製鋼所 高圧処理装置
JP2010048437A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧加圧装置
JP2011127886A (ja) * 2009-11-20 2011-06-30 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧加圧装置
JP2012509191A (ja) * 2008-11-23 2012-04-19 ディーフェンバッハー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 熱間等方圧プレスにおける温度制御のための方法並びに熱間等方圧プレス
JP2013516324A (ja) * 2010-01-07 2013-05-13 アブーレ・テクノロジーズ・エービー 高圧プレス機
JP2013543796A (ja) * 2010-11-26 2013-12-09 アブーレ・テクノロジーズ・エービー 圧力容器と圧力容器を冷却するための方法
US8647092B2 (en) 2011-09-21 2014-02-11 Kobe Steel, Ltd. Hot isotropic pressure device
JP2014089041A (ja) * 2013-11-28 2014-05-15 Avure Technologies Ab 熱間静水圧プレス装置
WO2014192506A1 (ja) 2013-05-28 2014-12-04 株式会社神戸製鋼所 熱間等方圧加圧装置
WO2015005047A1 (ja) 2013-07-12 2015-01-15 株式会社神戸製鋼所 熱間等方圧加圧装置
US9358747B2 (en) 2007-12-14 2016-06-07 Avure Technologies Ab Hot isostatic pressing arrangement
WO2019149379A1 (en) * 2018-02-05 2019-08-08 Quintus Technologies Ab Pressing arrangement and method of cooling article in said arrangement
EP3677419A1 (en) * 2013-03-13 2020-07-08 Quintus Technologies AB Arrangement for treatment of articles by hot pressing
WO2020151832A1 (en) * 2019-01-25 2020-07-30 Quintus Technologies Ab A method in a pressing arrangement
KR102240648B1 (ko) * 2020-12-30 2021-04-15 주식회사 정민실업 열간 등방압 가압 시스템
CN117300129A (zh) * 2023-11-30 2023-12-29 四川力能超高压设备有限公司 等静压成型装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6064181A (ja) * 1983-09-19 1985-04-12 三菱重工業株式会社 熱間静水圧プレス装置の加熱炉冷却方法
JPS62138197U (ja) * 1986-02-22 1987-08-31
JPH09133470A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧加圧装置及び当該装置の冷却方法
JP2000501780A (ja) * 1995-12-01 2000-02-15 アセア ブラウン ボベリ アクチボラグ 部品を熱間アイソスタティック成形する方法および装置
JP2003290987A (ja) * 2002-03-28 2003-10-14 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧プレス装置および熱間等方圧プレス方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6064181A (ja) * 1983-09-19 1985-04-12 三菱重工業株式会社 熱間静水圧プレス装置の加熱炉冷却方法
JPS62138197U (ja) * 1986-02-22 1987-08-31
JPH09133470A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧加圧装置及び当該装置の冷却方法
JP2000501780A (ja) * 1995-12-01 2000-02-15 アセア ブラウン ボベリ アクチボラグ 部品を熱間アイソスタティック成形する方法および装置
JP2003290987A (ja) * 2002-03-28 2003-10-14 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧プレス装置および熱間等方圧プレス方法

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9358747B2 (en) 2007-12-14 2016-06-07 Avure Technologies Ab Hot isostatic pressing arrangement
US8573962B2 (en) 2008-06-18 2013-11-05 Kobe Steel, Ltd. High-pressure treatment apparatus
WO2009154089A1 (ja) 2008-06-18 2009-12-23 株式会社神戸製鋼所 高圧処理装置
JP2010048437A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧加圧装置
JP2012509191A (ja) * 2008-11-23 2012-04-19 ディーフェンバッハー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 熱間等方圧プレスにおける温度制御のための方法並びに熱間等方圧プレス
TWI482676B (zh) * 2009-11-20 2015-05-01 Kobe Steel Ltd 熱等均壓加壓裝置
JP2011127886A (ja) * 2009-11-20 2011-06-30 Kobe Steel Ltd 熱間等方圧加圧装置
EP2324997A3 (en) * 2009-11-20 2012-07-18 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) Hot isostatic pressing device
US8449279B2 (en) 2009-11-20 2013-05-28 Kobe Steel, Ltd. Hot isostatic pressing device
JP2013516324A (ja) * 2010-01-07 2013-05-13 アブーレ・テクノロジーズ・エービー 高圧プレス機
JP2013543796A (ja) * 2010-11-26 2013-12-09 アブーレ・テクノロジーズ・エービー 圧力容器と圧力容器を冷却するための方法
KR101392005B1 (ko) 2011-09-21 2014-05-07 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 열간 등방압 가압 장치
US8647092B2 (en) 2011-09-21 2014-02-11 Kobe Steel, Ltd. Hot isotropic pressure device
EP3677419A1 (en) * 2013-03-13 2020-07-08 Quintus Technologies AB Arrangement for treatment of articles by hot pressing
WO2014192506A1 (ja) 2013-05-28 2014-12-04 株式会社神戸製鋼所 熱間等方圧加圧装置
CN105229402B (zh) * 2013-05-28 2017-10-24 株式会社神户制钢所 热等压加压装置
KR20160003773A (ko) 2013-05-28 2016-01-11 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 열간 등방압 가압 장치
US9573334B2 (en) 2013-05-28 2017-02-21 Kobe Steel, Ltd. Hot isostatic pressing device
KR20160018704A (ko) 2013-07-12 2016-02-17 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 열간 등방압 가압 장치
WO2015005047A1 (ja) 2013-07-12 2015-01-15 株式会社神戸製鋼所 熱間等方圧加圧装置
US9561633B2 (en) 2013-07-12 2017-02-07 Kobe Steel, Ltd. Hot isostatic pressing device
JP2014089041A (ja) * 2013-11-28 2014-05-15 Avure Technologies Ab 熱間静水圧プレス装置
KR102403597B1 (ko) 2018-02-05 2022-05-30 퀸투스 테크놀로지스 에이비 프레싱 장치
KR20200112821A (ko) * 2018-02-05 2020-10-05 퀸투스 테크놀로지스 에이비 프레싱 장치
WO2019149379A1 (en) * 2018-02-05 2019-08-08 Quintus Technologies Ab Pressing arrangement and method of cooling article in said arrangement
US11840040B2 (en) 2018-02-05 2023-12-12 Quintus Technologies Ab Pressing arrangement and method of cooling article in said arrangement
WO2020151832A1 (en) * 2019-01-25 2020-07-30 Quintus Technologies Ab A method in a pressing arrangement
US20220088676A1 (en) * 2019-01-25 2022-03-24 Quintus Technologies Ab A method in a pressing arrangement
JP2022522611A (ja) * 2019-01-25 2022-04-20 キンタス・テクノロジーズ・エービー プレス装置における方法
JP7476209B2 (ja) 2019-01-25 2024-04-30 キンタス・テクノロジーズ・エービー プレス装置における方法
US11969798B2 (en) * 2019-01-25 2024-04-30 Quintus Technologies Ab Method in a pressing arrangement
KR102240648B1 (ko) * 2020-12-30 2021-04-15 주식회사 정민실업 열간 등방압 가압 시스템
CN117300129A (zh) * 2023-11-30 2023-12-29 四川力能超高压设备有限公司 等静压成型装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5170981B2 (ja) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5170981B2 (ja) 熱間等方圧加圧装置
JP2011508671A (ja) 熱間静水圧プレス装置
JP6640260B2 (ja) ファンおよびエジェクタを組み合わせた冷却を用いた加圧装置、ならびに加圧の方法
JP3916490B2 (ja) 熱間等方圧プレス装置および熱間等方圧プレス方法
US7584697B2 (en) Isostatic press
US20070228596A1 (en) Hot isostatic pressing method and apparatus
JP5797772B2 (ja) プレス装置
JP7089594B2 (ja) 加圧装置及び当該装置内の物品を冷却する方法
JP2014507281A (ja) 改良された外部冷却ループ
JP2017199874A (ja) 熱処理装置
JP6891348B2 (ja) 物品を加工するための方法および物品の高圧処理のための方法
JPH01230984A (ja) 熱間静水圧加圧装置及び同装置の冷却運転方法
JP3979764B2 (ja) 基板熱処理装置
JP5722416B2 (ja) 熱間静水圧プレス装置
JPH0829069A (ja) 熱間等方圧加圧装置の冷却方法
JPH09133470A (ja) 熱間等方圧加圧装置及び当該装置の冷却方法
KR200337726Y1 (ko) 온도 조절 장치
JP2005171276A (ja) 成形品の冷却装置および冷却方法
JPH08139081A (ja) 熱交換手段を有する反応管
JP2009028630A (ja) 塗料温度の調整方法、およびこの方法に用いられる塗料温度調整装置
JP2005351515A (ja) 冷凍装置
JP2702248B2 (ja) 熱間静水圧加圧装置における冷却方法および冷却装置
JPH05312478A (ja) 熱間等方圧加圧装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5170981

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150