JP2007309545A - 熱交換器 - Google Patents

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【課題】本発明の課題は、超臨界のガス冷媒を冷却する熱交換器の熱交換効率を改善することにある。
【解決手段】本発明の熱交換器1,1a,1bは、第1形成部材3,3a,3bと、第2形成部材4,4a,4bとを備える。第1形成部材は、超臨界冷媒が流通可能な冷媒流路を形成する。第2形成部材は、超臨界冷媒と熱交換する第1流体が流通可能な第1流体流通路6,6a,6bを形成する。この熱交換機では、冷媒流通路と第1流体流通路とが共に所定の一方向に沿っている、かつ、超臨界冷媒の流れ方向と第1流体の流れ方向とが対向している。
【選択図】図1

Description

超臨界のガス冷媒を冷却するアルミニウム熱交換器などの熱交換器に関する。
従来、アルミニウム熱交換器では、冷媒が流れる冷媒流路と外部空気が流れる空気流路とが直交する形式(直交流型)が取られ、冷媒と外部空気とを熱交換させている。特許文献1の技術では、直交流型のアルミニウム熱交換器において、冷媒流れをターンさせることによって冷媒の流れと空気の流れとが対向する形式(向流型)に近い形式になるようにパス取りを実現させている。これにより、熱交換器全体において冷媒温度と外部空気との温度差が均一になるようにしており、熱交換の高効率化を図っている。
特開2001−50685号公報
しかし、特許文献1の技術では、凝縮器として機能する場合は冷媒温度がほぼ一定に保たれるため十分な性能を発揮できていたが、CO2冷媒を利用するような超臨界条件下のガスクーラとして機能する場合は冷媒温度が大きく変化するため十分な性能を発揮できないという問題がある。
また、CO2冷媒は通常のHFC冷媒より高い設計圧力であるため、冷媒管の肉厚を厚くするなどの対策をする必要がある。さらに、CO2冷媒は密度が大きいために流速が低下し易く、流速を上げるために小さい穴を疎に並べる必要がある。このため、熱伝導による熱抵抗損失の増大する恐れがある。
本発明の課題は、超臨界のガス冷媒を冷却する熱交換器の熱交換効率を改善することにある。
第1発明に係る熱交換器は、第1形成部材と、第2形成部材とを備える。第1形成部材は、超臨界冷媒が流通可能な冷媒流路を形成する。第2形成部材は、超臨界冷媒と熱交換する第1流体が流通可能な第1流体流通路を形成する。この熱交換機では、冷媒流通路と第1流体流通路とが共に所定の一方向に沿っている、かつ、超臨界冷媒の流れ方向と第1流体の流れ方向とが対向している。
従来、アルミニウム熱交換器などの熱交換器の形状は、空気の流れと冷媒の流れとが直交する形式である。この熱交換器では、凝縮器として機能する場合は冷媒温度がほぼ一定に保たれるために十分な性能を発揮しているが、CO2冷媒などの超臨界冷媒を利用するガスクーラとして機能する場合は冷媒温度が大きく変化するために十分に性能を発揮できていないという問題がある。
また、CO2冷媒などの超臨界冷媒の設計圧力は、通常のHFC冷媒の設計圧力より高いため、冷媒管の肉厚を厚くする必要がある。さらに、CO2冷媒は、密度が大きいために流速が低下し易いことから、流速を上げるために小さい穴を疎に並べる必要がある。このため、熱伝導による熱抵抗損失の増大する恐れがある。
そこで、本発明では、第1流体(例えば空気)の流れ方向と超臨界冷媒(例えばCO2)の流れ方向とが対向するように第2形成部材を配置し、直交流から対向流にすることで、外部空気と冷媒との温度差を十分に確保することができる。このため、外部空気と冷媒との温度差を熱交換器全体において均一に近づけることができ、熱交換器の性能を改善することが可能となる。
第2発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、第1形成部材は、超臨界冷媒が流通可能な複数の冷媒流路孔を有する扁平型の扁平多孔管である。
この熱交換器では、1本の扁平形状の冷媒流通管に複数の冷媒流路孔が設けられている扁平多孔管が備えられる。したがって、熱交換器全体としての冷媒流路断面積を大きくとることができ、所定の冷媒流量を確保し易くなる。また、熱交換面積を大きくすることができるため、効率よく熱交換を行うことができる。
第3発明に係る熱交換器は、第2発明に係る熱交換器であって、冷媒流路孔の直径は、0.5mm未満である。
この熱交換器では、冷媒流路孔の直径を0.5mm未満としているため、CO2冷媒のような密度の大きい冷媒の流速を上げることができる。このため、効率よく熱交換を行うことができる。
第4発明に係る熱交換器は、第1発明から第3発明のいずれかに係る熱交換器であって、第2形成部材は、アルミニウム製のコルゲートフィンである。
この熱交換器では、アルミニウム製のコルゲートフィンが第2形成部材として第1流体通路を形成している。このため、冷媒が第1流体と熱交換する熱交換面積を大きくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
第5発明に係る熱交換器は、第4発明に係る熱交換器であって、第1形成部材と第2形成部材とが接続される複数のフィン接続部をさらに備える。複数のフィン接続部のうちで少なくとも一部は、冷媒流路孔の位置に合うように配置される。
この熱交換器では、複数のフィン接続部のうちで少なくとも一部が、第1形成部材である扁平多孔管の内部の冷媒流路孔の位置と一致するように、第1形成部材と第2形成部材とを接続している。このように、フィン接続部と冷媒流路孔とが近い位置にあるために、熱伝導による熱抵抗損失を極力小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
第6発明に係る熱交換器は、第5発明に係る熱交換器であって、冷媒流路孔の孔ピッチは、フィン接続部のフィン接続ピッチの整数倍である。
この熱交換器では、孔ピッチが、フィン接続ピッチの整数倍であるため、例えば冷媒流路孔がフィン接続部と1本おきに接続している場合でも、フィン接続部と冷媒流路孔との距離を短くできる。このため、熱伝導による熱抵抗損失をより小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。なお、ここに言う整数倍とは、1倍、2倍、3倍、4倍などである。
第7発明に係る熱交換器は、第5発明に係る熱交換器であって、フィン接続部のフィン接続ピッチは、冷媒流路孔の孔ピッチの整数倍である。
この熱交換器では、フィン接続ピッチが、孔ピッチの整数倍であるため、例えばフィン接続部が冷媒流路孔と1本おきに接続している場合でも、フィン接続部と冷媒流路孔との距離を短くできる。このため、熱伝導による熱抵抗損失をより小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。なお、ここに言う整数倍とは、1倍、2倍、3倍、4倍などである。
第1発明に係る熱交換器では、第1流体(例えば空気)の流れ方向と超臨界冷媒(例えばCO2)の流れ方向とが対向するように第2形成部材を配置し、直交流から対向流にすることで、外部空気と冷媒との温度差を十分に確保することができる。このため、外部空気と冷媒との温度差を熱交換器全体において均一に近づけることができ、熱交換器の性能を改善することが可能となる。
第2発明に係る熱交換器では、熱交換器全体としての冷媒流路断面積を大きくとることができ、所定の冷媒流量を確保し易くなる。また、熱交換面積を大きくすることができるため、効率よく熱交換を行うことができる。
第3発明に係る熱交換器では、CO2冷媒のような密度の大きい冷媒の流速を上げることができる。このため、効率よく熱交換を行うことができる。
第4発明に係る熱交換器では、冷媒が第1流体と熱交換する熱交換面積を大きくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
第5発明に係る熱交換器では、フィン接続部と冷媒流路孔とが近い位置にあるために、熱伝導による熱抵抗損失を極力小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
第6発明に係る熱交換器では、孔ピッチが、フィン接続ピッチの整数倍であるため、例えば冷媒流路孔がフィン接続部と1本おきに接続している場合でも、フィン接続部と冷媒流路孔との距離を短くできる。このため、熱伝導による熱抵抗損失をより小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
第7発明に係る熱交換器では、フィン接続ピッチが、孔ピッチの整数倍であるため、例えばフィン接続部が冷媒流路孔と1本おきに接続している場合でも、フィン接続部と冷媒流路孔との距離を短くできる。このため、熱伝導による熱抵抗損失をより小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る熱交換器1の実施形態について説明する。
<熱交換器の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る熱交換器1の概略図である。また、図2は熱交換器1の上部ヘッダ2側から下部ヘッダ5側を見た平面図である。上部ヘッダ2と下部ヘッダ5とについては後述する。熱交換器1は、空気調和装置、ヒートポンプ給湯機などの冷媒回路に組み込まれる装置の一つで、CO2冷媒などの超臨界冷媒を冷却するガスクーラである。熱交換器1は、主として、上部ヘッダ2、扁平多孔管3、コルゲートフィン4、および下部ヘッダ5から構成されている。ここで、熱交換器1は、扁平多孔管3の複数本(本実施形態では4本)を1列とした扁平多孔管列G1(本実施形態では27列)をコルゲートフィン4と交互に積層させて形成さる。そして、その上部に冷媒を分配させる分配管である上部ヘッダ2を設け、下部に分配された冷媒を集合させる集合管である下部ヘッダ5を設けている。
上部ヘッダ2は、冷媒入口部23から流入する冷媒を扁平多孔管3に分配可能であり、上部ヘッダ本体部21と上部ヘッダ枝部22とから構成されている。上部ヘッダ本体部21と上部ヘッダ枝部22とは、共に略円筒形状のパイプである。上部ヘッダ枝部22は、上部ヘッダ本体部21の側面に垂直に貫通されて接続されており、扁平多孔管3の断面に対して平行に延びている。また、上部ヘッダ枝部22は、上部ヘッダ本体部21を介して流入してきたCO2冷媒を扁平多孔管3に供給しており、上部ヘッダ枝部22の1本が1列の扁平多孔管列G1に対応して接続されている。
扁平多孔管3は、図3に示すように、複数の冷媒流路孔31(本実施形態では9つ)を有する多穴構造となっており、上部ヘッダ2を介して冷媒入口部23より流入したCO2冷媒を各冷媒流路孔31内に均等に分配して流通させ、下部ヘッダ5へ流出させている。また、本実施例において、冷媒流路孔31の断面積は、直径が0.1mmであり小さい。このため、冷媒密度の大きいCO2冷媒などを用いる冷媒回路においても、所定の冷媒流速を確保している。
コルゲートフィン4は、波型形状のフィンであり、その折り目部分42がフィン接続部41として扁平多孔管3の冷媒流路孔31と平行になるように扁平多孔管列3と交互に積層されている。また、コルゲートフィン4は、フィン接続部41で冷媒流路孔31の位置と一致するように、その折り目部分42が扁平多孔管3の表面に熱溶着されている。すなわち、コルゲートフィン4は、コルゲートフィン4一枚の片側面に、扁平多孔管列3が有する冷媒流路孔31の数と一致する数の折り目部分42があり(本実施形態では、36カ所)、この折り目部分42がすべて冷媒流路孔31の位置に一致するようにフィン接続部41において接続されている。このように、コルゲートフィン4と扁平多孔管3とを接続することで断面形状が略三角形の空気流路6が形成されている。この空気流路6には、外部空気が流通可能となっている。また、扁平多孔管3とコルゲートフィン4とを介することで広い伝熱面積で熱交換させることが可能となり、扁平多孔管3内を通る冷媒と空気流路6を通る外部空気とを効率よく熱交換させることが可能となる。また、図1のように、空気流路6内を通る外部空気の流れ方向(白抜き矢印A1)を、冷媒の流れ方向(白抜き矢印R1)と、対向するようにしている。これにより、外部空気とCO2冷媒との温度差を大きく保つことができ、効率よく熱交換することができる。
下部ヘッダ5は、下部ヘッダ本体部51と下部ヘッダ枝部52とから構成されている。下部ヘッダ5は、上部ヘッダ2と同様に、下部ヘッダ本体部51と下部ヘッダ枝部52は、共に略円筒形状のパイプである。また、下部ヘッダ枝部52は、下部ヘッダ本体部51の側面に垂直に貫通されて接続されており、扁平多孔管3の断面に対して平行に延びている。また、下部ヘッダ枝部52は、下部ヘッダ枝部52の1本が1列の扁平多孔管列G1に対応して接続されており、上部ヘッダ2から複数の扁平多孔管3に分配供給された冷媒を、再び合流させ冷媒出口部53から流出させている。
このように、CO2冷媒は、上部ヘッダ2の冷媒入口部23から上部ヘッダ2に流入し、上部ヘッダ枝部22を経て、扁平多孔管3の冷媒流路孔31に分配供給される。そして、冷媒流路孔31に供給されたCO2冷媒は、下部ヘッダ5で再び合流し、冷媒出口部53から流出している。また、外部空気は、複数の下部ヘッダ枝部52の間を抜けて、コルゲートフィン4と扁平多孔管3とで構成されている空気流路6を通り、複数の上部ヘッダ枝部22の間を通過している。そして、扁平多孔管3の冷媒流路孔31に流入してきたCO2冷媒と、コルゲートフィン4と扁平多孔管3とで形成されている空気流路6を通過する外部空気とが熱交換されている。
なお、熱交換器1を構成する上部ヘッダ2、扁平多孔管3、コルゲートフィン4、下部ヘッダ5等は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成される。特に、上部ヘッダ2、扁平多孔管3、および下部ヘッダ5は押出形材で、コルゲートフィン4は板材から形成される。また、各部品は、組み立てた後、ろう付け接合により接合されている。
<特徴>
(1)
この熱交換器1では、外部空気の流れ方向A1とCO2冷媒の流れ方向R1とが対向するように扁平多孔管3とコルゲートフィン4とを配置し、熱交換器1の構造を向流型にすることで、外部空気とCO2冷媒との温度差を十分に確保することができる。このため、外部空気と冷媒との温度差を熱交換器1全体において均一に近づけることができ、効率よく熱交換を行うことができる。これにより、熱交換器1の性能を改善することが可能となる。
(2)
この熱交換器1では、1本の扁平多孔管3に複数本の冷媒流路孔31(本実施形態では9本)が設けられている。したがって、熱交換器1全体としての冷媒流路断面積を大きくとることができ、所定の冷媒流量を確保することができる。また、熱交換面積を大きくすることができるため、効率よく熱交換を行うことができる。さらに、冷媒流路孔の直径を0.5mm未満(本実施形態では0.1mm)としているため、密度の大きいCO2冷媒のような冷媒の流速を上げることができる。このため、効率よく熱交換を行うことができる。
(3)
この熱交換器1では、アルミニウム製のコルゲートフィン4が扁平多孔管3とフィン接続部41により接続されている。また、複数のフィン接続部41(本実施例では36カ所)のうちで少なくとも一部(本実施例では全部)が、扁平多孔管3内部の冷媒流路孔31の位置と一致するように、コルゲートフィン4と扁平多孔管3とを接続している。このように、フィン接続部41と冷媒流路孔31とを近い位置に配置することができ、熱伝導による熱抵抗損失を極力小さくすることができる。このため、効率よく熱交換を行うことができる。
<変形例>
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)
上記実施の形態では、フィン接続部41の数と冷媒流路孔31の数とが同数であり、フィン接続部41の位置と冷媒流路孔31の位置とが一致するように扁平多孔管3の表面に熱溶着されているが、フィン接続部41の数と冷媒流路孔31の数とが同数で全て一致するように配置されていなくとも良い。
例えば、図4のように、フィン接続部41aの数が冷媒流路孔31aの数の2倍で、かつ、フィン接続部41aのフィン接続ピッチPf1が冷媒流路孔31aの孔ピッチPh1の2倍になるように接続されていても良い。すなわち、扁平多孔管3aとコルゲートフィン4aとは、フィン接続部41aが1本おきに冷媒流路孔31aと一致するように接続され空気流路6aを形成する(変形例A)。この熱交換器1aでは、孔ピッチPh1がフィン接続ピッチPf1の整数倍であるため、変形例Aのように、冷媒流路孔31aがフィン接続部41aと1本おきに接続している場合でも、フィン接続部と冷媒流路孔とを近い位置に配置できる。このため、熱伝導による熱抵抗損失をより小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
また、変形例Aとは逆に、図5のように、冷媒流路孔31bの数がフィン接続部41bの数の2倍で、かつ、孔ピッチPh2がフィン接続ピッチPf2の2倍になるように接続されていても良い。すなわち、扁平多孔管3bとコルゲートフィン4bとは、冷媒流路孔31bが1本おきにフィン接続部41bと一致するように接続され空気流路6bを形成する(変形例B)。この熱交換器1bでは、フィン接続ピッチPf2が孔ピッチPh2の整数倍であるため、変形例Bのように、フィン接続部41bが冷媒流路孔31bと1本おきに接続している場合でも、フィン接続部と冷媒流路孔とを近い位置に配置できる。このため、熱伝導による熱抵抗損失をより小さくすることができ、効率よく熱交換を行うことができる。
なお、変形例Aにおいて、フィン接続ピッチPf1が孔ピッチPh1の2倍になるように接続されているとしたが、2倍に限らず、3倍、4倍、5倍などでも構わない。また、変形例Bの場合についても同様に、2倍に限らず、3倍、4倍、5倍などでも構わない。
(2)
上記実施の形態では、上部ヘッダ2が上部ヘッダ本体部21と上部ヘッダ枝部22とで構成されていたが、これに限らず、上部ヘッダ本体部に直接扁平多孔管3が接続するような構成でも構わない。また、下部ヘッダ5の場合も同様に、下部ヘッダ5が下部ヘッダ本体部51と下部ヘッダ枝部52とで構成されていたが、これに限らず、下部ヘッダ本体部に直接扁平多孔管3が接続するような構成でも構わない。
(3)
上記実施の形態では、上部ヘッダ2、扁平多孔管3、および下部ヘッダ5は押出形材で、製造されるとしているが、これに限らず、圧延、鍛造、鋳造などであっても良い。また、コルゲートフィン4の製造方法についても同様である。さらに、各部品の組み立て方法もろう付け接合に限らず、溶接、リベット接合、ボルト接合などであっても良い。
本発明に係る熱交換器は、熱交換器の熱交換効率を上げることができ、超臨界のガス冷媒を冷却するアルミニウム熱交換器等として有用である。
本実施形態に係る熱交換器の概略図。 本実施形態に係る熱交換器の上部ヘッダ側から下部ヘッダ側を見た平面図。 本実施形態に係るフィン接続部の拡大図。 変形例Aに係るフィン接続部の拡大図。 変形例Bに係るフィン接続部の拡大図。
符号の説明
1,1a,1b 熱交換器
3,3a,3b 扁平多孔管(第1形成部材)
4,4a,4b コルゲートフィン(第2形成部材)
6,6a,6b 空気流通路(第1流体流通路)
31,31a,31b 冷媒流路孔
41,41a,41b フィン接続部
Pf1,Pf2 フィン接続ピッチ
Ph1,Ph2 孔ピッチ
A1 空気の流れ方向(第1流体の流れ方向)
R1 CO2冷媒の流れ方向(超臨界冷媒の流れ方向)

Claims (7)

  1. 超臨界冷媒が流通可能な冷媒流通路を形成する第1形成部材(3,3a,3b)と、
    前記超臨界冷媒と熱交換する第1流体が流通可能な第1流体流通路(6,6a,6b)を形成する第2形成部材(4,4a,4b)と、
    を備え、
    前記冷媒流通路と前記第1流体流通路とが共に所定の一方向に沿っており、かつ、前記超臨界冷媒の流れ方向(R1)と前記第1流体の流れ方向(A1)とが対向している、
    熱交換器(1,1a,1b)。
  2. 前記第1形成部材は、前記超臨界冷媒が流通可能な複数の冷媒流路孔(31,31a,31b)を有する扁平型の扁平多孔管である、
    請求項1に記載の熱交換器(1,1a,1b)。
  3. 前記冷媒流路孔の直径は、0.5mm未満である、
    請求項2に記載の熱交換器(1,1a,1b)。
  4. 前記第2形成部材は、アルミニウム製のコルゲートフィンである、
    請求項1から3のいずれかに記載の熱交換器(1,1a,1b)。
  5. 前記第1形成部材と前記第2形成部材とが接続される複数のフィン接続部(41,41a,41b)をさらに備え、
    複数の前記フィン接続部のうちで少なくとも一部は、前記冷媒流路孔の位置に合うように配置される、
    請求項2から4のいずれかに記載の熱交換器(1,1a,1b)。
  6. 前記冷媒流路孔の孔ピッチ(Ph1)は、前記フィン接続部のフィン接続ピッチ(Pf1)の整数倍である、
    請求項5に記載の熱交換器(1,1a)。
  7. 前記フィン接続部のフィン接続ピッチ(Pf2)は、前記冷媒流路孔の孔ピッチ(Ph2)の整数倍である、
    請求項5に記載の熱交換器(1,1b)。
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