JP2007307573A - 粉末成形プレス装置の給粉装置および粉末成形プレス装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、ダイセットを装置の背面側から取り出すスペースを確保しつつ、多品種の成形品を生産するために頻繁に生じる金型の変更を短時間で効率よく行え、かつ、安価な粉末成形プレス装置用の給紛装置を提供することを目的とする。
【解決手段】粉末成形プレス装置1の、フィーダカップ21とフィーダ駆動部22とから構成される給粉装置3の駆動部60を、円板カム67と、この円板カム67に当接して揺動させられるレバー70とから構成し、このレバー70とフィーダカップ21に取り付けられるフィーダカムレバー28との間を連結するシャフト部を粉末成形プレス装置1のベース部材4に固定された固定部と、前記シャフト部に直行する第1のピンによって固定部に連結される旋回部とから構成する。
【選択図】図1
【解決手段】粉末成形プレス装置1の、フィーダカップ21とフィーダ駆動部22とから構成される給粉装置3の駆動部60を、円板カム67と、この円板カム67に当接して揺動させられるレバー70とから構成し、このレバー70とフィーダカップ21に取り付けられるフィーダカムレバー28との間を連結するシャフト部を粉末成形プレス装置1のベース部材4に固定された固定部と、前記シャフト部に直行する第1のピンによって固定部に連結される旋回部とから構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の形状の粉末成形品を成形する粉末成形プレス装置の給粉装置に関する。
粉末成形プレス装置で粉末を成形品にプレス成形する際に使用する金型は、成形品の形状などに応じて複数用意されるのが一般的である。そして、製造する成形品を変更する場合には金型の変更を行っている。この金型の変更方法として、ダイセットを粉末成形プレス装置の本体から取り出すことなく金型交換を行う内段取り方式と、ダイセットを粉末成形プレス装置の本体から取り出して金型交換を行う外段取り方式とが知られている。
外段取り方式の金型交換では、ダイセットを粉末成形プレス装置の前面から取り出す場合と背面から取り出す場合があるが、近年では成形品の焼結やサイジングなどの後工程を自動化して行うことが多く、粉末成形プレス装置の前面に後工程の装置が配置されることによって、ダイセットを粉末成形プレス装置の背面から取り出さざるを得ない場合が増加している。
このような状況において、外段取り方式のうち、粉末成形プレス装置の背面からダイセットを取り出す構成の粉末成形プレス装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
この粉末成形プレス装置では、フィーダカップをフィーダ駆動部から取り外した状態でフィーダ駆動部を金型やダイセットの交換に支障が生じない程度の高さまで持ち上げ、金型やダイセットの交換スペースを粉末成形プレス装置の背面に確保している。
このように後方から金型やダイセットを取り出す構成とすることで、レイアウトも有利であるとともに、作業性の向上や金型やダイセットの交換時間の短縮もある程度図ることができる。
この粉末成形プレス装置では、フィーダカップをフィーダ駆動部から取り外した状態でフィーダ駆動部を金型やダイセットの交換に支障が生じない程度の高さまで持ち上げ、金型やダイセットの交換スペースを粉末成形プレス装置の背面に確保している。
このように後方から金型やダイセットを取り出す構成とすることで、レイアウトも有利であるとともに、作業性の向上や金型やダイセットの交換時間の短縮もある程度図ることができる。
一方、フィーダカップをダイプレートに沿って往復運動させる機構として、従来リンクアンドカム方式やコンピュータ制御によって行う方式が使用されているが、このような方式を使用した粉末成形プレス装置に、ダイセットを装置の背面側から取り出す装置を備えると装置が高価になってしまう。
特開平9−267196号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ダイセットを装置の背面側から取り出すスペースを確保しつつ、多品種の成形品を生産するために頻繁に生じる金型の変更を短時間で効率よく行え、かつ、安価な粉末成形プレス装置用の給紛装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供している。
本発明にかかる粉末成形プレス装置の給粉装置は、粉末をダイプレートに設けられたダイに供給するフィーダ部材と、このフィーダ部材を前記ダイプレートの上面に沿って往復移動させるフィーダ駆動部とを備える粉末成形プレス装置の給粉装置であって、前記フィーダ駆動部は、係止部材を介して前記フィーダ部材を着脱自在に接続したクランクアームと、このクランクアームに固定されたシャフトと、このシャフトを往復回動させる駆動部とから構成され、前記シャフトはその途中が屈曲されることによって、前記給粉装置を前記粉末成形プレス装置外に移動可能とすることを特徴とする。
本発明にかかる粉末成形プレス装置の給粉装置は、粉末をダイプレートに設けられたダイに供給するフィーダ部材と、このフィーダ部材を前記ダイプレートの上面に沿って往復移動させるフィーダ駆動部とを備える粉末成形プレス装置の給粉装置であって、前記フィーダ駆動部は、係止部材を介して前記フィーダ部材を着脱自在に接続したクランクアームと、このクランクアームに固定されたシャフトと、このシャフトを往復回動させる駆動部とから構成され、前記シャフトはその途中が屈曲されることによって、前記給粉装置を前記粉末成形プレス装置外に移動可能とすることを特徴とする。
このように粉末成形プレス装置の給粉装置を構成し、シャフトの途中が屈曲するようにすると、粉末成形プレス装置の後部に配置された給粉装置を粉末成形プレス装置外に移動可能とすることによって、ダイセットの交換用のスペースを粉末成形プレス装置の後部に確保することができる。
また、本発明にかかる粉末成形プレス装置の給粉装置において、前記駆動部は、円板カムと、前記シャフトに固定され、前記円板カムに当接して揺動させられるレバーとから構成されることを特徴とする。
このように給粉装置の駆動部を構成することによって、粉末成形プレス装置の給粉装置を安価に提供することができる。
さらに、本発明に係る粉末成形プレス装置の給粉装置において、前記シャフトは、前記粉末成形プレス装置のベース部材に固定された固定部と、前記シャフトに直行する軸によって前記固定部に連結される旋回部とから構成されることを特徴とする。
このようにシャフトを構成すると、このシャフトに直行する軸を回動の中心として旋回部を回動させることによって、簡単な操作で給粉装置を粉末成形プレス装置外に移動可能とすることができる。
本発明に係る粉末成形プレス装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給粉装置と、上下パンチプレート間に上パンチ、下パンチ、およびダイが組み込まれてなるダイセットと、このダイセットを粉末成形プレス装置に固定する固定部材と、粉末成形プレス装置本体から前記固定部を解除したダイセットを引き出すためのガイドレールとを備え、前記ガイドレールと前記シャフトとは交差していることを特徴とする。
請求項1〜請求項3のいずれかに記載した給粉装置を備えることによって、粉末成形プレス装置を、ダイセットを装置の背面側から取り出すことができ、多品種の成形品を生産するために頻繁に生じる金型の変更を短時間で効率よく行えるようにすることができる。
本発明によれば、ダイセットを装置の背面側から取り出す装置を備え、多品種の成形品を生産するために頻繁に生じる金型の変更を短時間で効率よく行え、かつ、安価な粉末成形プレス装置用の給紛装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態である粉末成形プレス装置1を図1〜図4を参照しながら説明する。
なお、本明細書において、図1に示す矢印+X方向を粉末成形プレス装置1の前方、矢印+Y方向を左方、矢印+Z方向を上方とする。
本発明に係る粉末成形プレス装置1は、図1に示すように、プレス装置部2と、給紛装置3と、これらプレス装置部2と給紛装置3とが固定されるベース部材4と、このベース部材4の後部に設置されたダイセット搬入用ローラ付きレール5とから構成されている。プレス装置部2はダイプレート6と、ダイプレート6に固定され、充填部7を形成するダイ8と、充填部7の上方に距離をおいて上パンチプレート9にて支持され、充填部7に向かって上下方向に進退可能な上パンチ10と、下パンチプレート11にて支持され、充填部7に対して上パンチ10に相対的に上下方向に進退可能な下パンチ12とを備えている。また、ダイセット搬入用ローラ付きレール5は、上パンチプレート9および下パンチプレート11の間に、上パンチ10、下パンチ12、およびダイ8を組み込んでなるダイセット15を粉末成形プレス装置1の外に引き出すためのものである。
なお、本明細書において、図1に示す矢印+X方向を粉末成形プレス装置1の前方、矢印+Y方向を左方、矢印+Z方向を上方とする。
本発明に係る粉末成形プレス装置1は、図1に示すように、プレス装置部2と、給紛装置3と、これらプレス装置部2と給紛装置3とが固定されるベース部材4と、このベース部材4の後部に設置されたダイセット搬入用ローラ付きレール5とから構成されている。プレス装置部2はダイプレート6と、ダイプレート6に固定され、充填部7を形成するダイ8と、充填部7の上方に距離をおいて上パンチプレート9にて支持され、充填部7に向かって上下方向に進退可能な上パンチ10と、下パンチプレート11にて支持され、充填部7に対して上パンチ10に相対的に上下方向に進退可能な下パンチ12とを備えている。また、ダイセット搬入用ローラ付きレール5は、上パンチプレート9および下パンチプレート11の間に、上パンチ10、下パンチ12、およびダイ8を組み込んでなるダイセット15を粉末成形プレス装置1の外に引き出すためのものである。
一方、給紛装置3は充填部7に粉末を供給するフィーダカップ(フィーダ部材)21と、フィーダカップ21を、ダイプレート6及びダイ8上を前後に往復摺動させるフィーダ駆動部22とから構成されている。そして、フィーダ駆動部22は、図1および図2に示すように、フィーダカップ21に取り付けられた支持部材25に、係止部材26を介して着脱自在に接続されたフィーダカムレバー(クランクアーム)28と、このフィーダカムレバー28の基端部29に固定されたシャフト部30と、このシャフト部30を往復回動させる駆動部60とから構成されている。
シャフト部30は、図2に示すように、ダイセット搬入用ローラ付きレール5の上部に、ダイセット搬入用ローラ付きレール5に直行するように配置されている。
シャフト部30は、図2に示すように、ダイセット搬入用ローラ付きレール5の上部に、ダイセット搬入用ローラ付きレール5に直行するように配置されている。
フィーダカムレバー28は、図2に示すように、ベース部材4上に載置されるステージ31上に固定され、略直方体ブロック状に形成された基端部29には、左右方向に厚みを貫通する貫通孔32が開けられている。ステージ31は左側端部をベース部材4にクランプ33によって開閉自在に固定され、旋回軸35を中心に水平方向へ旋回可能となるように、右側端部をベース部材4に固定されている。
また、シャフト部30は、ベース部材4上に間隔をおいて固定されたピローブロック37に回動自在に支持される固定部38と、この固定部38に軸継手39を介して連結される旋回部40とから構成されている。また、旋回部40はフィーダカムレバー28の基端部29に開けられた貫通孔32を貫通し、フィーダカムレバー28の基端部29の左右に設けられたピローブロック41によって回動自在に支持されている。
固定部38の直径は旋回部40の直径より大きく形成されており、図3(a)、(b)に示すように、固定部38の一方の端部42はコの字型に形成され、このコの字型の端部42には、上下壁を貫通する孔43と、この孔43の端側に上壁のみを貫通する孔44とがあけられている。また、旋回部40の一方の端部46には、端側に直径方向を貫通する孔47と、この孔47の内側で、固定部38の孔43と孔44との間の距離と同じ距離を孔47から離した位置に、直径方向の途中で止まる穴48があけられている。そして、旋回部40の端部46が固定部38の端部42に挿入された状態で、第1のピン51(軸)が孔43と孔47とを貫通するように挿入され、第2のピン52が孔44を貫通しつつ穴48に挿入されることによって、固定部38と旋回部40とが固定されている。
すなわち、旋回部40の端部46、固定部38の端部42、第1のピン51および第2のピン52が固定部38と旋回部40とを連結する軸継手39を形成し、軸継手39は、第1のピン51と第2のピン52とによって固定部38と旋回部40とを連結し、第2のピン52を抜き、旋回部40を第1のピン51を中心として水平に旋回可能とすることによって、シャフト部30を水平方向に屈曲可能としている。
ここで、前記ステージ31をベース部材4に固定している旋回軸35の中心はピン51の軸に一致している。
ここで、前記ステージ31をベース部材4に固定している旋回軸35の中心はピン51の軸に一致している。
さらに、駆動部60は、上パンチ10と下パンチ12とを上下動させる図示しない駆動源によって回転させられる第1のスプロケット61と、チェーン63を介して第1のスプロケット61の回動が伝えられる第2のスプロケット65と、この第2のスプロケット65が取り付けられ、上パンチ10と下パンチ12との上下動と同期して回動する円板カム67と、この円板カム67に当接するカムフォロア69を備え、円板カム67の回動によって揺動させられるレバー70と、このレバー70にピストン71が連結され、カムフォロア69を介してレバー70を円板カム67に押し付けるように下方に引っ張るシリンダー72とから構成されている。
レバー70はシャフト部30に固定部38の端部42とは逆側の端部で固定され、レバー70が揺動することによってシャフト部30が回動させられるようになっている。
レバー70はシャフト部30に固定部38の端部42とは逆側の端部で固定され、レバー70が揺動することによってシャフト部30が回動させられるようになっている。
次に、以上のような構成の粉末成形プレス装置1の動作について説明する。
なお、本実施形態において軸継手39は第2のピン52が孔44を貫通しつつ穴48に挿入された状態にあり、旋回部40は旋回できない状態にあるものとし、また、シリンダー72のピストン71は動作範囲の最下位にあるものとする。
このとき、フィーダカップ21は、開口部23が充填部7に重なった、フィーダカップ21内に貯留されていた粉末が充填部7に供給される状態にある。
なお、本実施形態において軸継手39は第2のピン52が孔44を貫通しつつ穴48に挿入された状態にあり、旋回部40は旋回できない状態にあるものとし、また、シリンダー72のピストン71は動作範囲の最下位にあるものとする。
このとき、フィーダカップ21は、開口部23が充填部7に重なった、フィーダカップ21内に貯留されていた粉末が充填部7に供給される状態にある。
まず、図示しない駆動源が上パンチ10と下パンチ12とを上下動させると、この駆動源は第1のスプロケット61とチェーン63とを介して、上パンチ10および下パンチ12の上下動と同期させて第2のスプロケット65を回動させる。すると、この第2のスプロケット65が取り付けられた円板カム67が回動し、この円板カム67にカムフォロア69を介して当接しているレバー70を、図1に矢印アで示したように上方に押し上げる。すると、シリンダー72によってこの円板カム67に押し付けられるように下方に引っ張られているレバー70は、図1に矢印イで示したように、動作範囲の最下位に位置しているシリンダー72のピストン71を抜き上げる方向に、引っ張り力に対抗しつつ揺動し、端部がレバー70に固定されたシャフト部30の固定部38を回動させる。
ここで、軸継手39は、第1のピン51と第2のピン52とによって固定部38と旋回部40とを連結した状態で固定しているので、固定部38が回動することによって軸継手39で連結されたシャフト部30全体が回動する。そして、シャフト部30全体が回動すると、基端部29に開けられた貫通孔47に旋回部40が貫通状態に挿入されることによって、シャフト部30に固定されたフィーダカムレバー28は、図1に矢印ウで示したように後方ヘ揺動し、フィーダカムレバー28に係止部材26と支持部材25とを介して取り付けられたフィーダカップ21を、図1に矢印エで示したようにダイプレート6を後方へ動かす。
そして、フィーダカップ21が充填部7上から退避した状態でプレス装置部2の図示しない駆動源が作動し上パンチ10と下パンチ12とは充填部7に供給された粉末を圧縮プレスする。圧縮プレスが終了すると、図示しない駆動源が作動し上パンチ10は上方に上昇するとともに、下パンチ12は成形された成形品をダイプレート6上に排出し、その後下方に降下する。
このとき、図示しない駆動源の動きは、第1のスプロケット61、チェーン63を介して第2のスプロケット65に伝導し、円板カム67を上パンチ10と下パンチ12との動きに同期して回動させる。
このとき、図示しない駆動源の動きは、第1のスプロケット61、チェーン63を介して第2のスプロケット65に伝導し、円板カム67を上パンチ10と下パンチ12との動きに同期して回動させる。
すると、円板カム67にカムフォロア69を介して当接しているレバー70にかかっていた押上げ方向の力がなくなり、シリンダー72のピストン71は、図1に矢印aで示したように降下し、ピストン71の先端に一端が連結されたレバー70はシリンダー72の下方への引っ張り力によって、図1に矢印bで示したように下方に揺動することによって元の位置に戻る。このレバー70の揺動によってレバー70に連結されているシャフト部30が回動する。そして、シャフト部30に固定されているフィーダカムレバー28が図1に矢印cで示したように前方に揺動することによって、フィーダカムレバー28に係止部材26と支持部材25とを介して取り付けられたフィーダカップ21は、図1に矢印dで示したように前進し、ダイ8に形成された充填部7の上へと移動する。
すなわち、シリンダー72はフィーダカップ21を前進させる前進用駆動部として働く。
すなわち、シリンダー72はフィーダカップ21を前進させる前進用駆動部として働く。
続いて、ダイセット15を交換する際の粉末成形プレス装置1の動作について、図1〜図4に基づいて説明する。
まず、係止部材26を解除することによってフィーダカムレバー28をフィーダカップ21に取り付けられた支持部材25から外す。
次に、軸継手39の第2のピン52を抜き、クランプ33を開状態にして、旋回部40とステージ31とをそれぞれ第1のピン51、および旋回軸35を中心として水平に旋回可能とする。
まず、係止部材26を解除することによってフィーダカムレバー28をフィーダカップ21に取り付けられた支持部材25から外す。
次に、軸継手39の第2のピン52を抜き、クランプ33を開状態にして、旋回部40とステージ31とをそれぞれ第1のピン51、および旋回軸35を中心として水平に旋回可能とする。
次に、ステージ31を図4の矢印で示したように水平方向に90度旋回させ、同時にシャフト部30の旋回部40が軸継手39のピン51を中心として旋回させることにより、ステージ31をプレス装置部2の後方から退避させることができる。すると、ダイセット15をプレス装置部2の後方から引き出して交換するスペースを確保することができる。
そして、ステージ31と、ダイセット搬入用ローラ付きレール5に直行するようにプレス装置部2の後方を横切っていたシャフト部30の旋回部40とを、プレス装置部2の後方から退避させることによって、ダイセット15をプレス装置部2の後方へ引き出すことができる。
そして、ステージ31と、ダイセット搬入用ローラ付きレール5に直行するようにプレス装置部2の後方を横切っていたシャフト部30の旋回部40とを、プレス装置部2の後方から退避させることによって、ダイセット15をプレス装置部2の後方へ引き出すことができる。
以上のように、本実施形態の粉末成形プレス装置1では、シャフト部30をベース部材4に固定された固定部38と、固定部38に軸継手39で連結された旋回部40とによって構成し、軸継手39を第1のピン51と第2のピン52とによって固定することによって固定部38と旋回部40とを連結し、第2のピン52を抜き、旋回部40を第1のピン51を中心として水平に旋回可能とすることによって、シャフト部30を水平方向に屈曲可能とし、さらに、ステージ31をベース部材4に固定している旋回軸35の中心をピン51の軸に一致させることによって、粉末成形プレス装置1の後部に配置された給粉装置3を粉末成形プレス装置1外に移動可能とすることができるので、ダイセット15の交換用のスペースを粉末成形プレス装置1の後部に確保することができる。このようにすることによって、ダイセット15を粉末成形プレス装置1の背面側から取り出すスペースを確保しつつ、多品種の成形品を生産するために頻繁に生じる金型の変更を短時間で効率よく行え、安価な粉末成形プレス装置1用の給紛装置3、および粉末成形プレス装置1を提供することができる。
また、駆動部60を、チェーン63を介して上パンチ10と上パンチ10との上下動と同期して回転する円板カム67と、この円板カム67に当接して揺動させられるレバー70と、このレバー70に上下方向に往復運動可能に連結され、レバー70を円板カム67に押し付けるように付勢するシリンダー72とから構成し、レバー70を揺動させることによってシャフト部30を回動させ、このシャフト部30の回動によってフィーダカムレバー28を揺動させ、フィーダカムレバー28の揺動によってフィーダカップ21を前後に往復運動させるようにしているので、コンピュータ制御などを使用しない安価な構成とすることができ、粉末成形プレス装置1の給粉装置3を安価に提供することができる。また、このような安価な給粉装置3を備えることによって、粉末成形プレス装置1を安価に提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態である粉末成形プレス装置101を、図5および図6を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、上記第1の実施形態において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
第2の実施形態の粉末成形プレス装置101が上記第1の実施形態の粉末成形プレス装置1と異なる点は、図6に示すように、給粉装置102の旋回部40の端部46、および固定部38の端部42にスプラインを使用し、これら端部46と端部42とを、スライド可能なスプラインカップリングとした結合部103で接続した点である。
なお、以下の説明において、上記第1の実施形態において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
第2の実施形態の粉末成形プレス装置101が上記第1の実施形態の粉末成形プレス装置1と異なる点は、図6に示すように、給粉装置102の旋回部40の端部46、および固定部38の端部42にスプラインを使用し、これら端部46と端部42とを、スライド可能なスプラインカップリングとした結合部103で接続した点である。
旋回部40の端部46および固定部38の端部42の外周面にスプラインを使用し、これら端部46と端部42との外側に筒状の結合部103を設け、この筒状の結合部103の内周面に端部46と端部42とのスプラインに対応する軸方向に沿う溝を形成し、スプラインカップリングとする。
すると、結合部103は端部46および端部42を往復動することができ、結合部103を端部46および端部42の周囲を覆うように位置させ、簡単な固定部104で固定することによって固定部38と旋回部40とを連結することによって、回動するシャフト部30とし、結合部103を旋回部40側に移動し、固定部38の端部42の周囲を覆わないようにすることによって旋回部40と固定部38との接続を絶ち、屈曲可能なシャフト部30とすることができる。
すると、結合部103は端部46および端部42を往復動することができ、結合部103を端部46および端部42の周囲を覆うように位置させ、簡単な固定部104で固定することによって固定部38と旋回部40とを連結することによって、回動するシャフト部30とし、結合部103を旋回部40側に移動し、固定部38の端部42の周囲を覆わないようにすることによって旋回部40と固定部38との接続を絶ち、屈曲可能なシャフト部30とすることができる。
旋回部40と固定部38との接続を絶ち、シャフト部30を水平方向に屈曲可能とした後、旋回部40をステージ31の旋回軸35を中心として水平に旋回することによって、ダイセット15を粉末成形プレス装置1の背面側から取り出すスペースを確保することができる。
第1の実施形態における給粉装置3と比較すると、本実施形態の給粉装置102はシャフト部の回転軸を必要とせず、ステージ31の旋回軸のみで給粉装置を回転させるため、シャフト部30の回転軸とステージ31の旋回軸35とを同期させて回転する必要がないという利点を有する。
第1の実施形態における給粉装置3と比較すると、本実施形態の給粉装置102はシャフト部の回転軸を必要とせず、ステージ31の旋回軸のみで給粉装置を回転させるため、シャフト部30の回転軸とステージ31の旋回軸35とを同期させて回転する必要がないという利点を有する。
この給粉装置102では、再び結合部103を移動させ、端部46および端部42の周囲を覆うように位置させることによって固定部38と旋回部40とを連結する場合には、旋回部40と固定部38との位相が狂わないように、予め、結合部103と固定部38とのスプラインに合いマークを施しておくことが望ましい。
また、固定部38と旋回部40とが連結されている状態では、結合部103を簡単な固定装置で固定部38または旋回部40に固定し移動しないようにしておくことが望ましい。
また、固定部38と旋回部40とが連結されている状態では、結合部103を簡単な固定装置で固定部38または旋回部40に固定し移動しないようにしておくことが望ましい。
以上のように、本実施形態の粉末成形プレス装置101では、シャフト部30をベース部材4に固定された固定部38と、固定部38に軸継手39で連結された旋回部40と、これら固定部38と旋回部40とを接続し、スプラインカップリング方式を採用する結合部103とによって構成し、旋回部40を水平に旋回可能とすることによって、シャフト部30を水平方向に屈曲可能として、粉末成形プレス装置1の後部に配置された給粉装置3を粉末成形プレス装置1外に移動可能としているので、第1の実施形態と同様の効果を有する。
なお、第1および第2の実施形態では円板カム67に動力を伝えるのにチェーン63を用いているが、チェーン63に限られず、例えば、タイミングベルトなどを用いても良い。
また、第1および第2の実施形態で示した軸継手39の構造に限らず、固定部38と旋回部40とを固定しつつ旋回できる他の構造としても良い。さらに、軸継手39を使用せず、シャフト部30自体を屈曲可能としても良い。
1、101・・・粉末成形プレス装置、2・・・プレス装置部、3、102・・・給粉装置、4・・・ベース部材、5・・・ダイセット搬入用ローラ付きレール、6・・・ダイプレート、7・・・充填部、8・・・ダイ、9・・・上パンチプレート、10・・・上パンチ、11・・・下パンチプレート、12・・・下パンチ、15・・・ダイセット、21・・・フィーダカップ(フィーダ部材)、22・・・フィーダ駆動部、23・・・開口部、25・・・支持部材、26・・・係止部材、28・・・フィーダカムレバー(クランクアーム)、29・・・基端部、30・・・シャフト部(シャフト)、31・・・ステージ、32・・・貫通孔、33・・・クランプ、35・・・旋回軸、37・・・ピローブロック、38・・・固定部、39・・・軸継手、40・・・旋回部、41・・・ピローブロック、42・・・端部、43・・・孔、44・・・孔、46・・・端部、47・・・孔、48・・・穴、51・・・第1のピン、52・・・第2のピン、60・・・駆動部、61・・・第1のスプロケット、63・・・チェーン、65・・・第2のスプロケット、67・・・円板カム、69・・・、カムフォロア、70・・・レバー、71・・・ピストン、72・・・シリンダー、103・・・結合部
Claims (4)
- 粉末をダイプレートに設けられたダイに供給するフィーダ部材と、このフィーダ部材を前記ダイプレートの上面に沿って往復移動させるフィーダ駆動部とを備える粉末成形プレス装置の給粉装置であって、
前記フィーダ駆動部は、係止部材を介して前記フィーダ部材を着脱自在に接続したクランクアームと、
このクランクアームに固定されたシャフトと、
このシャフトを往復回動させる駆動部とから構成され、
前記シャフトはその途中が屈曲して、一部が旋回可能とされ、
その旋回部を旋回することによって、前記給粉装置を前記粉末成形プレス装置外に移動可能とする空間が形成されることを特徴とする粉末成形プレス装置の給粉装置。 - 前記駆動部は、円板カムと、
前記シャフトに固定され、前記円板カムに当接して揺動させられるレバーと
から構成されることを特徴とする、請求項1に記載の粉末成形プレス装置の給粉装置。 - 前記シャフトは、前記粉末成形プレス装置のベース部材に固定された固定部と、
前記シャフトに直行する軸によって前記固定部に連結される前記旋回部と
から構成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の粉末成形プレス装置の給粉装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給粉装置と、
上下パンチプレート間に上パンチ、下パンチ、およびダイが組み込まれてなるダイセットと、
このダイセットを粉末成形プレス装置に固定する固定部材と、
粉末成形プレス装置本体から前記固定部材による固定を解除したダイセットを引き出すためのガイドレールとを備え、
前記ガイドレールは前記シャフトの前記旋回部と交差するように配置されていることを特徴とする粉末成形プレス装置。
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2006
- 2006-05-17 JP JP2006137426A patent/JP2007307573A/ja active Pending
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