JP2007302764A - 透湿性材料 - Google Patents

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Noritsugu Tazawa
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Abstract

【課題】 透湿性、ヒートシール性、柔軟性に優れた透湿性材料を提供すること、及び該透湿性材料と基材との積層体を提供すること。
【解決手段】不飽和カルボン酸含量が8〜30重量%であるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の中和度が50%以上のカリウムアイオノマー(A)1〜99重量部と、エチレン共重合体(B)99〜1重量部(但し(A)と(B)の合計量は100重量部)との組成物からなり、透湿係数が0.005g/m・day以上である透湿性材料、及び該透湿性材料と基材との積層体。
【選択図】 なし

Description

本発明は、透湿性材料同士または透湿性材料と他の基材とのヒートシール性が改良された透湿性材料に関する。さらに詳しくは、エチレン共重合体透湿性積層体を配合したカリウムアイオノマーを含む透湿性材料に関する。
紙おむつや生理用品のような衛生材料、コート等の衣料品、ある種の食品や花卉の包装材料などにおいて、湿分を選択的に通過せしめる透湿性材料が使用されつつある。その代表的なものが、微粉末状無機質充填剤を配合したポリオレフィンをシート成形した後延伸して得られる微多孔性フィイルムである。このタイプの透湿性材料においては、透湿度を高くするため孔径を大きくしすぎると耐水性が低下するが、上記製法によれば透湿性の度合と耐水性の度合のバランスをとるための孔径の調節が難しく、往々にして耐水性が犠牲になることがあった。また無機質充填剤の配合量が多くなるとシート強度が弱くなり、成形加工性が損なわれた。さらに微多孔性であるため、臭気成分が殆ど通過することが衛生材料分野では嫌われていた。
このような微多孔性型透湿性材料と異なるものとして、ポリエーテル単位を相当量で分子内に含有するポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、ウレタン系エラストマーなどのフィイルムからなる透湿性材料が知られているが、これらは高価であり、また用途によっては柔軟すぎ、かつ粘着性が高くてブロッキングし易いなどの問題点があった。
このような従来の問題を解決するために、本出願人は不飽和カルボン酸含量が8〜30重量%であるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の中和度が50%以上のカリウムアイオノマーからなる透湿性材料を提案した(特開平2002−143656号公報)。
本出願人は、上記公開公報において、透湿性材料をフィルム状として、種々の基材に積層して使用することを提案した。しかしながら、提案した透湿性材料については、透湿性材料同士または透湿性材料と他の基材とのヒートシール性が必ずしも満足すべきものでなく、従ってそれを改善する技術の開発に努力した結果本発明に到達したものである。
特開平2002−143656号公報
本発明は、透湿性にすぐれかつ透湿性材料と他の基材とのヒートシール性にすぐれた透湿性材料を提供することを目的とする。
本発明は、透湿性、ヒートシール性、柔軟性に優れると共に、高周波ウェルダー性、耐ピンホール性にもすぐれた透湿性材料を提供することを目的とする。
本発明はまた、上記特性を有する透湿性材料と基材との積層体を提供することを目的とする。
本発明は、不飽和カルボン酸含量が8〜30重量%であるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の中和度が50%以上のカリウムアイオノマー(A)1〜99重量部と、エチレン共重合体(B)99〜1重量部(但し(A)と(B)の合計量は100重量部)との組成物からなり、透湿係数が0.005g/m・day以上である透湿性材料を提供する。
前記エチレン共重合体(B)が、エチレン・ビニルエステル共重合体およびエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体から選ばれた少なくとも1種である透湿性材料は、本発明の好ましい態様である。
前記カリウムアイオノマー(A)が、100重量部あたり15重量部以下の割合で親水性化合物を含有する透湿性材料は、本発明の好ましい態様である。
本発明はまた、前記した透湿性材料を、基材に積層した積層体を提供する。
本発明により、透湿性にすぐれとともに、かつ透湿性材料同士または透湿性材料と他の基材とのヒートシール性にすぐれた透湿性材料が提供される。 本発明により提供される透湿性材料は、透湿性、ヒートシール性、柔軟性に優れるばかりでなく、高周波ウェルダー性、柔軟性、耐ピンホール性にもすぐれた透湿性材料である。
本発明により、特定のカリウムアイオノマー(A)からなる層と、エチレン共重合体(B)からなる層を含み、その透湿係数が0.005g/m・day以上である透湿性材料が提供される。
本発明によって、本発明の透湿性材料と基材が積層された接着力が良好な積層体が提供される。
本発明は、不飽和カルボン酸含量が8〜30重量%であるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の中和度が50%以上のカリウムアイオノマー(A)1〜99重量部と、エチレン共重合体(B)99〜1重量部(但し(A)と(B)の合計量は100重量部)との組成物からなり、透湿係数が0.005g/m・day以上である透湿性材料を提供する。
本発明において使用されるカリウムアイオノマー(A)は、不飽和カルボン酸含量が8〜30重量%のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマーである。
このようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸、任意に他の極性モノマーを、高温,高圧下でラジカル共重合することによって得ることができる。
ベースポリマーとなる上記エチレン・不飽和カルボン酸共重合体の不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、無水マレイン酸、無水イタコン酸などを例示することができるが、とくにアクリル酸またはメタクリル酸が好ましい。また共重合成分となりうる他の極性モノマーとしては、酢酸ビニル、ピロピオン酸ビニルのようなビニルエステル、アクリル酸メチル,アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチルのような不飽和カルボン酸エステル、一酸化炭素などであり,不飽和カルボン酸エステル、とくに(メタ)アクリル酸エステルは好適な共重合成分である。
本発明のカリウムアイオノマー(A)のメルトフローレートは、加工性や他成分との混和性等を考慮すると、JIS K 7210(1999年)法に従い、190℃、2,160g荷重で測定したメルトフローレート(MFR)が0.1〜50g/10分、とくに0.2〜30g/10分程度のものを使用するのが好ましい。
本発明のカリウムアイオノマー(A)の不飽和カルボン酸含量は8〜30重量%、好ましくは10〜25重量%であり、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体の中和度は50モル%以上、好ましくは60〜95モル%である。カリウムアイオノマー(A)において、ベースポリマーとなる不飽和カルボン酸含量及びその中和度を好適な範囲に選ぶことによって、得られるアイオノマーの物性を制御することができる。
本発明のカリウムアイオノマーは1種で用いてもいいし、酸含量や中和度の異なる2種以上のカリウムアイオノマーを混合して用いてもよい。
カリウムアイオノマーのベースポリマーとなる上記のようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体には、すでに述べたような他の極性モノマーが含まれていてもよく、例えば他の極性モノマー含量が40重量%以下、好ましくは30重量%以下の割合で共重合された多元共重合体を使用することができる。
本発明のエチレン共重合体(B)としては、エチレン・不飽和エステル共重合体、エチレン・一酸化炭素共重合体及びエチレン・不飽和エステル共重合体・一酸化炭素共重合体から選ばれた共重合体が好ましい。不飽和エステルとしては、ビニルエステル、不飽和カルボン酸エステルなどを例示することができる。エチレン・不飽和エステル共重合体の好ましい例は、エチレン・ビニルエステル共重合体およびエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体から選ばれた少なくとも1種である。
ビニルエステルとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどを挙げることができる。中でも酢酸ビニルが特に好ましい。エチレン・酢酸ビニル共重合体などのエチレン・ビニルエステル共重合体としては、ビニルエステル含有量が5〜50重量%、好ましくは10〜50重量%、更に好ましくは15〜50重量%のエチレン・ビニルエステル共重合体は組成物の優れた加工性及び作業性(ブロッキング等がない)を得るという面から特に好ましい。またエチレン・ビニルエステル共重合体の、190℃、2160g荷重で測定したMFR(JIS K7210に準拠)は、0.1〜500g/10分、好ましくは0.1〜200g/10分の範囲にあることが望ましい。
不飽和カルボン酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソブチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチルなどを例示することができる。中でもアクリル酸又はメタクリル酸の低級アルキルエステルがとくに好ましい。エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体としては、不飽和エステル含量が5〜40重量%、好ましくは10〜35重量%であることが望ましい。また190℃、2160g荷重で測定したMFR(JIS K7210に準拠)が、0.1〜500g/10分、好ましくは0.1〜200g/10分のものを使用するのが望ましい。
上記のようなエチレン・不飽和エステル共重合体(B)は、高温、高圧下のラジカル共重合によって得ることができる。例えば通常のオートクレーブ法によって製造されるランダム性良好な共重合体を使用することができるが、これより不均一性が高く、同一不飽和エステル単位含有量のもので比較して融点が高い、チューブラー法によって製造される共重合体も用いることができる。
本発明においてカリウムアイオノマー(A)とエチレン・不飽和エステル共重合体(B)の配合割合はカリウムアイオノマー(A)1〜99重量部と、エチレン共重合体(B)99〜1重量部(但し(A)と(B)の合計量は100重量部)であるが、組成物の優れた透湿性、カリウムアイオノマー(A)の特性を維持しながら柔軟性、基材に対する接着力を改善する観点からカリウムアイオノマー(A)25〜99重量部に対してエチレン共重合体(B)75〜1重量部、好ましくはカリウムアイオノマー(A)50〜99重量部に対してエチレン共重合体(B)50〜1重量部(但し(A)と(B)の合計量は100重量部)望ましい。
本発明においては、カリウムアイオノマー(A)に親水性化合物を配合することができる。親水性化合物としては、有機あるいは無機の化合物であって親水性を有する化合物が用いられる。親水性化合物の好ましい例として、架橋ポリエチレングリコール、ポリアルキレンオキサイド、クラウンエーテルのようなアルキレンオキサイド化合物、エタノール、エチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、フェノール、クレゾール、ナフトール、レゾルシン、ハイドロキノン、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、多価アルコールの部分エステル、多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物のような水酸基含有化合物、ベンゼンスルホン酸、p−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、タウリンのようなスルホン酸基含有化合物、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム架橋物、ポリアクリルアミドのようなアクリル酸系化合物、ポリアリルアミン、アニリン、トリエタノールアミン、アルキルアミンアルキレンオキサイド付加物のようなアミン類、アルギン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストリン、シクロデキストリンのような多糖類、過塩素酸塩(Li,Na,Cs,K)、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、チタン酸バリウム、クレイ、結晶水を有する無機化合物(硫酸カドミウム、硫酸ストロンチウム等)の無機化合物などを例示することができる。
これらの中では、透湿性向上効果が大きく、また透明性を落とすことなくアルカリ金属アイオノマーを可塑化して押出コーティング加工性を顕著に改善するところから、アルキレンオキサイド化合物や水酸基含有化合物の使用が好ましく、中でも多価アルコール、ポリエチレングリコール又は架橋ポリエチレングリコールの使用が最も好ましく、とりわけ多価アルコールが好ましい。親水性化合物は1種で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
これら親水性化合物の効果的な配合量は、その種類やアイオノマーの種類によっても異なるが、アイオノマーと親水性化合物の合計100重量部当り、1〜50重量部、より好ましくは2〜25重量部の範囲が望ましい。
本発明の透湿性材料には、必要に応じて添加剤を配合することができる。このような添加剤の例としては、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、滑剤、ブロッキング防止剤、帯電防止剤、防黴剤、抗菌剤、難燃剤、難燃助剤などを挙げることができる。
本発明の透湿性材料は、透湿係数が0.005g/m・day、好ましくは0.006g/m・day以上のものが使用される。
本発明の透湿性材料を、種々の基材に積層した積層体として使用することができる。このような基材の例としては、紙、織布、不織布、各種合成樹脂フィルム、アルミニウム箔のような金属箔、木材などを例示することができる。
本発明の透湿性材料を、基材に積層する方法には特に制限はなく、予め製造された透湿性材料フィルムを、基材上に熱圧着などの方法によって積層することによって得ることができるし、基材上に透湿性材料の層を形成するように押出コーティングしてもよい。また、透湿性材料と基材を構成する材料とを共押出しによって積層することもできる。
本発明の透湿性材料は、透湿性、ヒートシール性、柔軟性に優れるばかりでなく、高周波ウェルダー性、柔軟性、耐ピンホール性にもすぐれものであるので、その特性を活かした用途に好適に使用することができる。また、透湿性材料同士又は透湿性材料と他の基材とのヒートシール性が良好であるので、ヒートシール性にすぐれた基材との積層体として好適に使用することができる。
本発明の透湿性材料またはそれを基材に積層した積層体の具体的な用途としては、衣料、衣料包装、医療用品、建材、トイレタリーや生理用品などの衛生材料、食品包装材料、各種日用品などがある。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるものではない。
実施例及び比較例において使用した原料は次のとおりである。
(1)カリウムアイオノマーA
エチレンーメタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量14.6重量%)のカリウムアイオノマー。カリウムイオン密度:1.47ミリモル/g、MFR:1.0g/10分
(2)カリウムアイオノマーB
エチレンーメタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量12.5重量%)のカリウムアイオノマー(カリウムイオン密度:1.2ミリモル/g、MFR:0.4g/10分)91重量部と、グリセリン9重量部の組成物
(3)EVA(A)
酢酸ビニル含量17重量%のエチレン酢酸ビニル共重合体、MFR:0.8g/10分
(4)EVA(B)
酢酸ビニル含量28重量%のエチレン酢酸ビニル共重合体、MFR:1.0g/10分
(5)低密度ポリエチレン
低密度ポリエチレン ミラソン16(三井化学株式会社製)MFR3.8g/10分
(実施例1〜7、比較例1)
単層インフレーション成形機(トミー機械工業製)を使用し表1に示す配合比でカリウムアイオノマーとEVAペレットブレンドして得た混合物をこの成形機に投入し、180℃、3m/分の条件で厚み30μmのフィルムを作成し、その透湿度、透湿係数を測定した。結果を表1に示す。
本発明では、透湿度・透湿係数の測定は、JIS Z0208に準拠し、40℃×90%Rhにおける透湿性を測定して行なった。
Figure 2007302764
(実施例8〜12)
実施例3〜7で得たカリウムアイオノマー/EVA混合物フィルム(フィルムc〜g)と、予め作成した延伸PET(厚さ12μm)/低密度ポリエチレン(厚さ20μm)からなる2層構成の積層フィルムのポリエチレン側とをポリエチレンを溶融押出することにより貼り合せて積層体を作成した。この積層体のカリウムアイオノマー/EVA混合物フィルム面同士を0.3MPa(ゲージ圧)で0.5秒間ヒートシールし、そのヒートシール強度を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2007302764
本発明により、透湿性にすぐれとともに、透湿性材料同士または透湿性材料と他の基材とのヒートシール性にすぐれた透湿性材料が提供される。
本発明により提供される透湿性材料は、透湿性、ヒートシール性、柔軟性に優れかつ、高周波ウェルダー性、柔軟性、耐ピンホール性にもすぐれた透湿性材料である。
本発明によって、本発明の透湿性材料を基材と積層した、ヒートシール性が良好な積層体が提供される。
本発明によって提供される透湿性材料またはそれを基材に積層した積層体は、衣料、衣料包装、医療用品、建材、トイレタリーや生理用品などの衛生材料、食品包装材料、各種日用品などの用途に好適に使用することができるものである。

Claims (5)

  1. 不飽和カルボン酸含量が8〜30重量%であるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の中和度が50%以上のカリウムアイオノマー(A)1〜99重量部と、エチレン共重合体(B)99〜1重量部(但し(A)と(B)の合計量は100重量部)との組成物からなり、透湿係数が0.005g/m・day以上である透湿性材料。
  2. 前記エチレン共重合体(B)が、エチレン・ビニルエステル共重合体およびエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の透湿性材料。
  3. 前記カリウムアイオノマー(A)が、100重量部あたり15重量部以下の割合で親水性化合物を含有する請求項1または2に記載の透湿性材料。
  4. 前記親水性化合物が、多価アルコールである請求項3に記載の透湿性積層体。
  5. 請求項1〜5のいずれかに記載の透湿性材料を、基材に積層した積層体。


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