JP2007298549A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半透過型の液晶表示装置の消費電力を削減する。
【解決手段】液晶パネル11は、透過部および反射部を有する複数の画素回路1を含む画素アレイ2と、走査信号線駆動回路3およびデータ信号線駆動回路4からなる駆動回路とを備えている。DC/DC変換回路13は、与えられた電源電圧VDDに基づき、画素回路1の駆動に使用される電圧Vc、Vh、VGH、VGL、VGSを発生させる。表示制御回路12は、駆動回路に対して制御信号および映像信号を出力すると共に、外部から設定された動作モードに応じてDC/DC変換回路13の出力電圧を制御することにより、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方を制御する。表示制御回路12は、バックライト調光用のPWM制御信号Cbに基づき、動作モードを求めてよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、半透過型の液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、透過型と反射型と半透過型に分類される。透過型の液晶表示装置はバックライトを備え、利用者は液晶を透過したバックライト光を認識する。反射型の液晶表示装置はバックライトを備えておらず、利用者は外光(太陽光など)の反射光を認識する。透過型の液晶表示装置は主に屋内で使用される機器に用いられ、反射型の液晶表示装置は主に屋外で使用される機器に用いられる。
半透過型の液晶表示装置は、透過部および反射部を有する複数の画素回路と、オン/オフ制御可能なバックライトとを備えている。周囲が暗いときにはバックライトは点灯し、このときは透過部による画面表示が行われる。一方、周囲が明るいときにはバックライトは消灯し、このときは反射部による画面表示が行われる。このように透過型と反射型の両方の特徴を有する半透過型の液晶表示装置は、携帯電話や携帯型ゲーム機を始めとする屋内と屋外の両方で使用される機器などに用いられる。
ところで、半透過型に限らず液晶表示装置は低消費電力であることが好ましい。そこで、液晶表示装置の消費電力を削減するために、従来から種々の方法が考案されている。例えば特許文献1には、表示素子を駆動するための複数の電位を供給する電源回路において、ポンピングコンデンサとバックアップコンデンサの充電をラッチパルスの発生期間では停止させることが開示されている。また、特許文献2には、電気光学装置の信号ラインを駆動する信号駆動回路において、ブロック単位に信号ラインの駆動電圧の出力制御を行うことが開示されている。
国際公開第96/21880号パンフレット 特開2002−351412号公報
半透過型の液晶表示装置では、周囲が明るいときには反射部が画素として機能し、周囲が暗いときには透過部が画素として機能する。このため、半透過型の液晶表示装置の特性は、周囲が明るいときと暗いときとで異なる。また、半透過型の液晶表示装置は、屋外でも使用される機器に用いられるので、低消費電力であることが強く求められる。
しかしながら、従来の半透過型の液晶表示装置では、周囲の明るさに応じてバックライトはオン/オフ制御されるが、周囲の明るさにかかわらず液晶パネルには同じレベルの電圧が供給されている。このため、従来の半透過型の液晶表示装置には、消費電力を十分に削減できないという問題がある。
それ故に、本発明は、消費電力をさらに削減した半透過型の液晶表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、半透過型の液晶表示装置であって、
透過部および反射部を有する複数の画素回路を含む液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面に光を照射するバックライトと、
前記画素回路の駆動回路と、
前記駆動回路に対して制御信号および映像信号を出力する表示制御回路と、
与えられた電源電圧に基づき、前記画素回路の駆動に使用される電圧を発生させる電圧変換回路とを備え、
前記電圧変換回路は、出力電圧を調整する機能を有し、
前記表示制御回路は、動作モードに応じて前記電圧変換回路を制御することにより、前記画素回路に印加される液晶印加電圧と前記駆動回路に供給される電源電圧の両方を制御することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記表示制御回路は、外部から設定された動作モードに応じて前記電圧変換回路を制御することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記表示制御回路は、前記バックライトが暗いときに対応した動作モードでは前記バックライトが明るいときに対応した動作モードよりも、前記画素回路に印加される液晶印加電圧と前記駆動回路に供給される電源電圧の両方を低く制御することを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記表示制御回路は、前記バックライトの明るさを制御する信号を出力すると共に、当該信号に基づき動作モードを求め、求めた動作モードに応じて前記電圧変換回路を制御することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記表示制御回路は、前記バックライトを暗くするときには前記バックライトを明るくするときよりも、前記画素回路に印加される液晶印加電圧と前記駆動回路に供給される電源電圧の両方を低く制御することを特徴とする。
第6の発明は、第4の発明において、
周囲の明るさを検出する光センサをさらに備え、
前記表示制御回路は、前記光センサで検出された明るさに基づき前記バックライトの明るさを制御することを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明において、
前記駆動回路は、前記画素回路と共に前記液晶パネル上に形成されていることを特徴とする。
第8の発明は、第1の発明において、
前記駆動回路の少なくとも一部が、前記液晶パネルの表面に実装された半導体チップに内蔵されていることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方が、動作モードに応じて制御される。したがって、液晶印加電圧だけを制御するときよりも、半透過型の液晶表示装置の消費電力を削減することができる。
上記第2の発明によれば、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方が、外部から設定された動作モードに応じて制御される。したがって、外部から動作モードを設定することにより、半透過型の液晶表示装置の消費電力を好適に削減することができる。
上記第3の発明によれば、半透過型の液晶表示装置ではバックライトが暗いときにはバックライトが明るいときよりも液晶印加電圧の最大振幅を小さくできるので、これと共に駆動回路用電源電圧を低くすることにより、半透過型の液晶表示装置の消費電力を削減することができる。
上記第4の発明によれば、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方が、バックライト調光用の制御信号に基づく動作モードに応じて制御される。したがって、バックライトの明るさに基づき動作モードを求め、半透過型の液晶表示装置の消費電力を自動的に削減することができる。
上記第5の発明によれば、半透過型の液晶表示装置ではバックライトを暗くするときにはバックライトを明るくするときよりも液晶印加電圧の最大振幅を小さくできるので、これと共に駆動回路用電源電圧を低くすることにより、半透過型の液晶表示装置の消費電力を削減することができる。
上記第6の発明によれば、周囲の明るさに基づきバックライトの明るさを制御し、バックライトの明るさに基づき動作モードを求め、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方を動作モードに応じて制御することにより、半透過型の液晶表示装置の消費電力を周囲の明るさに応じて自動的に削減することができる。
上記第7の発明によれば、駆動回路を画素回路と共に液晶パネル上に形成した半透過型の液晶表示装置の消費電力を削減することができる。
上記第8の発明によれば、駆動回路の全部または一部を液晶パネルの表面に実装した半導体チップに内蔵した半透過型の液晶表示装置の消費電力を削減することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示す液晶表示装置10は、液晶パネル11、表示制御回路12、DC/DC変換回路13、LED(Light Emitting Diode)14、および、LED駆動回路15を備えた半透過型の液晶表示装置である。
液晶パネル11は、駆動回路を一体に形成した半透過型の液晶パネルである。液晶パネル11は、2枚のガラス基板(図示せず)の間に液晶を挟み込んだ構造を有する。一方のガラス基板には、透過部および反射部を有する複数の画素回路1を含む画素アレイ2、走査信号線駆動回路3、および、データ信号線駆動回路4が形成されている。他方のガラス基板(図示せず)には、画素アレイ2と対向する位置に共通電極5が形成されている。走査信号線駆動回路3とデータ信号線駆動回路4は、画素回路1の駆動回路として機能する。このように画素回路1の駆動回路は、画素回路1と共に液晶パネル11上に形成されている。
表示制御回路12は、走査信号線駆動回路3とデータ信号線駆動回路4に対して、画素回路1の駆動に使用される制御信号および映像信号を出力する。より詳細には、液晶表示装置10の外部には、ホストCPU(図示せず)が設けられる。表示制御回路12は、ホストCPUから表示制御信号C0(例えば、水平同期信号HSYNCや垂直同期信号VYSNCなど)とデジタルの映像信号Xdとを受け取る。表示制御回路12は、表示制御信号C0に基づき、走査信号線駆動回路3に対する制御信号C1(例えば、ゲートスタートパルスGSPやゲートクロックGCKなど)と、データ信号線駆動回路4に対する制御信号C2(例えば、ソーススタートパルスSSPやソースクロックSCKなど)とを生成する。また、表示制御回路12は、内部の共通電極制御回路(図示せず)を用いて共通電極5に対する制御信号C3を生成すると共に、内部のD/A変換器(図示せず)を用いてデジタルの映像信号Xdをアナログの映像信号Xaに変換する。
DC/DC変換回路13は、電源電圧VDDの供給を受け、電源電圧VDDを昇圧(または降圧)することにより画素回路1の駆動に使用される電圧を発生させる。より詳細には、DC/DC変換回路13は、表示制御回路12内の共通電極制御回路とD/A変換器に供給される電圧Vc、表示制御回路12内のD/A変換器に供給される電圧Vv、および、走査信号線駆動回路3とデータ信号線駆動回路4に供給される電圧VGH、VGL、VSLを発生させる。なお、このうち電圧VGL、VSLは負の電圧、それ以外は正の電圧である。DC/DC変換回路13は、後述するように、出力電圧を調整する機能を有する。DC/DC変換回路13の出力電圧は、表示制御回路12によって制御される。
LED14は、液晶パネル11の背面に光を照射するバックライトである。LED駆動回路15は、表示制御回路12からの制御に従い、所定量のLED駆動電流を出力する。LED14は、LED駆動回路15から出力された電流の量に応じた明るさで発光する。液晶表示装置10では、LED14の明るさ(すなわち、バックライトの明るさ)は、最大、中間、最小およびゼロの4段階に切り替えられる。
液晶表示装置10は、図2に示すように、ホストCPUから設定された動作モードに応じて、4種類の動作のうちのいずれかを行う。第1のモードでは、液晶表示装置10は、LED14を最大の明るさで発光させてフルカラー表示(例えば、RGB各8ビットの映像信号を用いたカラー表示)を行う。第2のモードでは、液晶表示装置10は、LED14を中間の明るさで発光させてフルカラー表示を行う。第3のモードでは、液晶表示装置10は、LED14を最小の明るさで発光させてフルカラー表示を行う。第4のモードでは、液晶表示装置10は、LED14を発光させずに8色表示(RGB各1ビットの映像信号を用いたカラー表示)を行う。
液晶表示装置10の動作モードは、ホストCPUから出力される4値のモード指示信号Mによって決定される。ホストCPUは、任意のタイミングで、モード指示信号Mの値を切り替える。例えば液晶表示装置10を携帯電話に適用した場合、ホストCPUは、利用者がキー入力を行ったときや、利用者がキー入力を行わない状態で所定の時間が経過したときなどに、モード指示信号Mの値を切り替える。
表示制御回路12は、ホストCPUから設定された動作モードに応じて、4段階に変化するPWM(Pulse Width Modulation)制御信号Cbを出力する。LED駆動回路15は、PWM制御信号Cbに応じた量のLED駆動電流を出力する。これにより、LED14の明るさは、上述したように4段階に切り替わる。
図3は、液晶表示装置10の主要部の詳細を示すブロック図である。以下、図3を参照して、液晶表示装置10の詳細と液晶表示装置10における電圧の供給について説明する。図3に示すように、表示制御回路12は、ホストCPUから設定された動作モードを記憶し、記憶した動作モードに応じて電圧制御信号Caを出力する。DC/DC変換回路13は、電圧制御信号Caに従い、出力電圧のレベルを4段階に切り替える。これにより、DC/DC変換回路13から出力される電圧Vc、Vv、VGH、VGL、VSLのレベルは、それぞれ4段階に切り替わる。
表示制御回路12は、制御信号生成回路16、共通電極制御回路17、および、D/A変換器18を含んでいる。制御信号生成回路16は、ホストCPUから出力された表示制御信号C0に基づき、走査信号線駆動回路3に対する制御信号C1と、データ信号線駆動回路4に対する制御信号C2とを生成する。
図3に示す信号φは、所定の周期でハイレベルとローレベルに変化する。共通電極制御回路17には、電源電圧として電圧Vcが供給される。共通電極制御回路17は、信号φに従い、共通電極5に対する制御信号C3の電位を第1のレベルと第2のレベル(第1のレベルよりもVcだけ低いレベル)との間で切り替える。言い換えると、共通電極5に対する制御信号C3の電位の振幅はVcとなる。
D/A変換器18には、電源電圧として電圧Vc、Vvが供給される。D/A変換器18は、これらの電源電圧を用いて、デジタルの映像信号Xdをアナログの映像信号Xaに変換する。この際、D/A変換器18は、信号φに従って出力電圧の極性を切り替える。より詳細には、信号φがハイレベルのときには、アナログの映像信号Xaの電位は、共通電極5に対する制御信号C3の第1の電位レベルを中心とて分布し、デジタルの映像信号Xdの値が大きいほど高くなる。これに対して、信号φがローレベルのときには、アナログの映像信号Xaの電位は、共通電極5に対する制御信号C3の第2の電位レベルを中心として分布し、デジタルの映像信号Xdの値が大きいほど低くなる。
画素回路1には、TFT(Thin Film Transistor)6と、液晶の等価回路である容量7とが含まれる。容量7の一方の電極はTFT6を介してデータ信号線Sjに接続され、TFT6のゲート端子は走査信号線Giに接続されている。走査信号線Giの電位は走査信号線駆動回路3によって制御され、データ信号線Sjの電位はデータ信号線駆動回路4によって制御される。
液晶パネル11には、DC/DC変換回路13で得られた3つの電圧VGH、VGL、VSLが供給される。走査信号線駆動回路3は、電源電圧として電圧VGH、VGLを受け取り、制御信号生成回路16から出力された制御信号C1に基づき、走査信号線Giの電位をVGH(ハイレベル)とVGL(ローレベル)の間で切り替える。
データ信号線駆動回路4は、データ信号線Sjに対応して、複数のサンプリングスイッチ8(図3には、そのうちの1個を示す)を含んでいる。データ信号線駆動回路4は、電源電圧として電圧VGH、VSLを受け取り、制御信号生成回路16から出力された制御信号C2に基づき、サンプリングスイッチ8の制御端子の電位をVGH(ハイレベル)とVSL(ローレベル)の間で切り替える。サンプリングスイッチ8は、制御端子の電位がVGHである間は導通状態となり、制御端子の電位がVSLである間は非導通状態となる。サンプリングスイッチ8が導通状態である間、D/A変換器18から出力されたアナログの映像信号Xaは、データ信号線Sjに印加される。サンプリングスイッチ8が導通状態から非導通状態に変化したときに、アナログの映像信号Xaはサンプリングスイッチ8によってサンプリングされ、データ信号線Sjの電位は次にサンプリングスイッチ8が導通状態となるまで保持される。
また、走査信号線Giの電位がVGHである間、TFT6は導通状態となり、データ信号線Sjの電位は容量7の一方の電極に印加される。容量7の他方の電極の電位は、共通電極5に対する制御信号C3によって、第1のレベルまたは第2のレベル(第1のレベルよりもVcだけ低いレベル)に制御される。このため、容量7の2枚の電極間には、デジタルの映像信号Xdに応じた電位差(以下、液晶印加電圧という)が発生する。画素回路1における光の透過率(あるいは反射率)は、液晶印加電圧に応じて変化する。これにより、液晶表示装置10は画面表示を行う。
DC/DC変換回路13は、バックライト(具体的にはLED14)が暗いときに対応した動作モードではバックライトが明るいときに対応した動作モードよりも、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方を低く制御する。図2に示すように、液晶表示装置10では、LED14の明るさは、第1のモードでは最大、第4のモードではゼロ、第2および第3のモードでは両者の中間となる。これに対応して、DC/DC変換回路13の出力電圧Vc、Vv、VGH、VGL、VSLの絶対値は、第1のモードでは最大、第4のモードでは最小、第2および第3のモードでは両者の中間に制御される。
図4は、DC/DC変換回路13の出力電圧の一例を示すテーブルである。図4に示す例では、第1のモードでは、電圧Vcは+5Vに、電圧Vvは+3Vに、電圧VGH、VGL、VSLはそれぞれ+8V、−8V、−4Vに制御される。第4のモードでは、電圧Vcは+4.7Vに、電圧Vvは+2.3Vに、電圧VGH、VGL、VSLはそれぞれ+7V、−7V、−3.5Vに制御される。第2および第3モードでは、電圧Vcは+4.7V以上+5V以下に、電圧Vvは+2.3V以上+3V以下に、電圧VGH、VGL、VSLはそれぞれ+7V以上+8V以下、−8V以上−7V以下、−4V以上−3.5V以下に制御される。
図5は、液晶パネル11の電圧−透過率特性(V−T特性)を示す図である。図5において、横軸は液晶印加電圧を表し、縦軸は光の透過率を表す。画素回路1は、バックライト(LED14)が明るいときに画素として機能する透過部と、バックライトが暗いときに画素として機能する反射部とを含む。ところが、透過部と反射部とではV−T特性が異なる。したがって、液晶パネル11は、LED14が明るいときと暗いときとで異なるV−T特性を示す。図5では、実線はLED14の明るさが最大のときのV−T特性を示し、破線はLED14を消灯したときのV−T特性を示す。LED14の明るさが最大からゼロに変化すると、液晶パネル11のV−T特性は実線で示す特性から破線で示す特性に変化する。
また、LED14の明るさが最大のときとLED14を消灯したときとを比較すると、液晶パネル11のV−T特性は、後者のほうが急峻に変化する。したがって、透過率を同じ量だけ変化させるために必要な液晶印加電圧の変化量は、後者のほうが少なくて済む。例えば、図5に示す例では、透過率をTminからTmaxまで変化させるためには、LED14の明るさが最大のときには液晶印加電圧をVmin1からVmax1まで変化させる必要があるが、LED14を消灯したときには液晶印加電圧をVmin2からVmax2まで変化させれば足りる。このように、LED14が暗いときにはLED14が明るいときよりも、液晶印加電圧の最大振幅を小さくすることができる。
図6は、液晶パネル11の電位関係図である。図6に示すように、走査信号線Giのハイレベル電位VGHは、アナログの映像信号Xaの最大電位Va_Maxよりも、TFT6のオン電圧Vonの分以上大きくする必要がある。一方、走査信号線Giのローレベル電位VGLは、アナログの映像信号Xaの最小電位Va_Minよりも、共通電極5の電位の振幅VcとTFT6のオフ電圧Voffの分以上小さくする必要がある。なお、走査信号線Giの電位には、TFT6の耐圧に基づく制限もある。
液晶表示装置10の消費電力を削減するためには、走査信号線Giのハイレベル電位とローレベル電位との差(VGH−VGL)は小さいことが好ましいが、この値を(VGH_Min−VGL_Max)より小さくすることはできない。ところが、上述したように、LED14が暗いときにはLED14が明るいときよりも、液晶印加電圧の最大振幅(図6では、Xa最大振幅に相当)を小さくすることができる。そこでLED14が暗いときにはLED14が明るいときよりも電位差(VGH_Min−VGL_Max)を小さくし、走査信号線Giのハイレベル電位とローレベル電位との差(VGH−VGL)を小さくすることができる。
このようにLED14が暗いときに対応した動作モードでは電圧Vc、Vv、VGH、VGL、VSLを低くしても、液晶表示装置10は正しく画面表示を行うことができる。また、LED14が暗いときに対応した動作モードでは電圧Vc、Vv、VGH、VGL、VSLを低くすることにより、液晶表示装置10の消費電力を削減することができる。したがって、液晶表示装置10によれば、バックライトが暗いときに対応した動作モードではバックライトが明るいときに対応した動作モードよりも、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方を低くすることにより、消費電力を削減することができる。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置では、電圧変換回路は出力電圧を調整する機能を有し、表示制御回路は、動作モードに応じて電圧変換回路を制御することにより、画素回路に印加される液晶印加電圧と画素回路の駆動回路に供給される電源電圧の両方を制御する。このように液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方を動作モードに応じて制御することにより、液晶印加電圧だけを制御するときよりも消費電力を削減することができる。また、本実施形態に係る液晶表示装置では動作モードは外部から設定されるので、液晶表示装置の消費電力を外部からの制御により好適に削減することができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図7に示す液晶表示装置20は、第1の実施形態に係る液晶表示装置10(図1)に光センサ21を追加し、表示制御回路12を表示制御回路22に置換したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
光センサ21は、液晶表示装置20の周囲の明るさIxを検出する。表示制御回路22は、調光制御部を含んでいる。調光制御部は、周囲の明るさIxに応じて、多段階に変化するPWM制御信号Cbを出力する。表示制御回路22は、PWM制御信号Cbに基づき、動作モードを求める。具体的には、表示制御回路22は、LED14の明るさに関する第1〜第3の閾値I1〜I3(ただし、I1>I2>I3)を有しており、PWM制御信号CbによりLED14の明るさがI1以上になるときには第1のモード、I2以上I1未満になるときには第2のモード、I3以上I2未満になるときには第3のモード、I3未満になるときには第4のモードと判定する。表示制御回路22は、PWM制御信号Cbに基づき求めた動作モードに応じて、DC/DC変換回路13を制御する。上記の点を除き、表示制御回路22は、第1の実施形態に係る表示制御回路12と同じ動作を行う。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、第1の実施形態と同様に、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方を動作モードに応じて制御することにより、液晶印加電圧だけを制御するときよりも液晶表示装置の消費電力を削減することができる。また、本実施形態に係る液晶表示装置では動作モードはバックライト調光用の制御信号に基づき求められるので、液晶表示装置の消費電力を自動的に削減することができる。
なお、第1および第2の実施形態では、画素回路1の駆動回路(走査信号線駆動回路3とデータ信号線駆動回路4)は、画素回路1と共に液晶パネル11上に形成されていることとしたが、これに代えて、画素回路1の駆動回路の全部または一部を液晶パネルの表面上に実装された半導体チップに内蔵してもよい。この技術はCOG(Chip On Glass )と呼ばれる。
COG技術を用いて第1の実施形態と同様の液晶表示装置を構成すると、図8に示す液晶表示装置30が得られる。また、COG技術を用いて第2の実施形態と同様の液晶表示装置を構成すると、図9に示す液晶表示装置40が得られる。液晶表示装置30、40は、液晶パネル11に代えて液晶パネル31を備えている。液晶パネル31の表面には、走査信号線駆動回路3とデータ信号線駆動回路4を内蔵した半導体チップ32が実装されている。あるいは、半導体チップ32には、走査信号線駆動回路3とデータ信号線駆動回路4の一部を内蔵してもよい。
また、第1および第2の実施形態に係る液晶表示装置10、20は、液晶印加電圧と駆動回路用電源電圧の両方をそれぞれ4段階に切り替えることとしたが、これらの電圧を2段階以上であれば何段階に切り替えてもよい。
これらの変形例に係る液晶表示装置によっても、第1および第2の実施形態に係る液晶表示装置10、20と同様に、液晶表示装置の消費電力を削減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す液晶表示装置における動作の切り替えを示すテーブルである。 図1に示す液晶表示装置の主要部の詳細を示すブロック図である。 図1に示す液晶表示装置に含まれるDC/DC変換回路の出力電圧の一例を示すテーブルである。 図1に示す液晶表示装置に含まれる液晶パネルの電圧−透過率特性を示す図である 図1に示す液晶表示装置に含まれる液晶パネルの電位関係図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1変形例に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2変形例に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…画素回路
2…画素アレイ
3…走査信号線駆動回路
4…データ信号線駆動回路
5…共通電極
6…TFT
7…容量
8…サンプリングスイッチ
10、20、30、40…液晶表示装置
11、31…液晶パネル
12、22…表示制御回路
13…DC/DC変換回路
14…LED
15…LED駆動回路
16…制御信号生成回路
17…共通電極制御回路
18…D/A変換器
21…光センサ
32…半導体チップ

Claims (8)

  1. 半透過型の液晶表示装置であって、
    透過部および反射部を有する複数の画素回路を含む液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背面に光を照射するバックライトと、
    前記画素回路の駆動回路と、
    前記駆動回路に対して制御信号および映像信号を出力する表示制御回路と、
    与えられた電源電圧に基づき、前記画素回路の駆動に使用される電圧を発生させる電圧変換回路とを備え、
    前記電圧変換回路は、出力電圧を調整する機能を有し、
    前記表示制御回路は、動作モードに応じて前記電圧変換回路を制御することにより、前記画素回路に印加される液晶印加電圧と前記駆動回路に供給される電源電圧の両方を制御することを特徴とする、液晶表示装置。
  2. 前記表示制御回路は、外部から設定された動作モードに応じて前記電圧変換回路を制御することを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記表示制御回路は、前記バックライトが暗いときに対応した動作モードでは前記バックライトが明るいときに対応した動作モードよりも、前記画素回路に印加される液晶印加電圧と前記駆動回路に供給される電源電圧の両方を低く制御することを特徴とする、請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記表示制御回路は、前記バックライトの明るさを制御する信号を出力すると共に、当該信号に基づき動作モードを求め、求めた動作モードに応じて前記電圧変換回路を制御することを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記表示制御回路は、前記バックライトを暗くするときには前記バックライトを明るくするときよりも、前記画素回路に印加される液晶印加電圧と前記駆動回路に供給される電源電圧の両方を低く制御することを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 周囲の明るさを検出する光センサをさらに備え、
    前記表示制御回路は、前記光センサで検出された明るさに基づき前記バックライトの明るさを制御することを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。
  7. 前記駆動回路は、前記画素回路と共に前記液晶パネル上に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 前記駆動回路の少なくとも一部が、前記液晶パネルの表面に実装された半導体チップに内蔵されていることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
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