JP2007284589A - ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ - Google Patents

ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007284589A
JP2007284589A JP2006114394A JP2006114394A JP2007284589A JP 2007284589 A JP2007284589 A JP 2007284589A JP 2006114394 A JP2006114394 A JP 2006114394A JP 2006114394 A JP2006114394 A JP 2006114394A JP 2007284589 A JP2007284589 A JP 2007284589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc phthalocyanine
polyhalogenated zinc
phthalocyanine pigment
polyhalogenated
pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006114394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5141939B2 (ja
Inventor
Katsunori Shimada
勝徳 嶋田
Eiichi Kiuchi
栄一 木内
Arata Kudo
新 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2006114394A priority Critical patent/JP5141939B2/ja
Publication of JP2007284589A publication Critical patent/JP2007284589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5141939B2 publication Critical patent/JP5141939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)

Abstract

【課題】着色力に優れ色再現域の広いポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を提供する。
【解決手段】ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を含有し、(1)塩素原子と臭素原子の和が16である特定一般式のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料72モル%以上、(2)塩素原子と臭素原子の和が14〜15である特定一般式のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料26モル%以下、かつ(3)塩素原子と臭素原子の和が13以下であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料2モル%以下、から構成されていることを特徴とするポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物、及び当該ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を緑色画素部に含有してなるカラーフィルタ。
【選択図】なし

Description

本発明は、着色力に優れ色再現域の広いポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びそれを緑色画素部に含有する輝度が高く理想的により近いRGB色再現域を達成出来るカラーフィルタに関する。
ポリハロゲン化金属フタロシアニン顔料としては、ポリハロゲン化銅フタロシアニン顔料を始めとして、それ以外のポリハロゲン化異種金属フタロシアニン顔料が知られている。
中でも、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料は、ポリハロゲン化アルミニウムフタロシアニンダイマー顔料の様な、それ以外のポリハロゲン化異種金属フタロシアニン顔料に無い特異的な性質を示す。
具体的には、このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を液晶表示装置のカラーフィルタの緑色画素部への適用が知られている。このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を含有する緑色画素部は、当該顔料の一次粒子の平均粒子径が大きくても、Tmaxが従来のポリハロゲン化銅フタロシアニン顔料を含有する緑色画素部に比べ高波長側にあり、しかも分光透過スペクトルの曲線をTmaxにおける透過率の1/2の透過率で内挿した際の曲線上の2点間の距離(半値幅)が90〜110nmと非常にシャープであるので、高色純度であって、黄色顔料と混色した場合においても緑色領域の光透過量も多くなり、明るい画面が得られ、映像のコントラストが良く、高色純度カラーフィルタに好適に使用できる(特許文献1、2または3)。
しかしながら、これら優れたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料にあっても、着色力が不充分であり、色相が青味すぎるという欠点があり、例えば、この様な従来のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を緑色画素部に含有するカラーフィルタを含む液晶表示装置は、輝度も色再現性が不充分であり、更に高水準の輝度と、より理想的に近いRGB色再現性を達成することが期待されている。
特開2003−161827公報 特開2004−70342公報 特開2004−70343公報
本発明が解決しようとする第一の課題は、用途を問わず、着色力に優れ色再現域の広いポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を提供することにある。
本発明が解決しようとする第二の課題は、輝度がより高く理想的により近いRGB色再現域を達成出来る、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料緑色画素部を含有するカラーフィルタを提供することにある。
本発明者等は、種々のハロゲン原子組成のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を製造する過程で、平均的ハロゲン原子組成が同等であっても、その塩素原子や臭素原子の置換数の統計的な生成割合如何によって、それが着色力や色相の点で相違が生じうること、そして、ある特定の統計的範囲となる様にポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の組成を制御することにより、より高い着色力やより黄味の色相を達成することが出来ることを見い出した。
また、こうして得られたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を緑色画素部に含有させたカラーフィルタは、従来のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を緑色画素部に含有させたカラーフィルタに比べて、輝度がより高く理想的により近いRGB色再現域を達成出来ることを見い出した。本発明者等は、これらの知見により本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を含有し、
(1)塩素原子と臭素原子の和が16である下記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料72モル%以上、
(2)塩素原子と臭素原子の和が14〜15である下記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料26モル%以下、かつ
(3)塩素原子と臭素原子の和が13以下である下記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料2モル%以下、
から構成されていることを特徴とするポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物。
Figure 2007284589
(上記一般式1中、X〜X16は、いずれも独立に塩素原子、臭素原子または水素原子である。)を提供する。
また本発明は、前記で得られたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を緑色画素部に含有してなるカラーフィルタを提供する。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、特定のハロゲン原子組成であるため、用途を問わず、着色力により優れ色再現域がより広いという格別顕著な効果を奏する。
またカラーフィルタは、前記したポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を緑色画素部に含有するため、輝度が高く理想的により近いRGB色再現域の液晶表示が可能であるという格別顕著な効果を奏する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明におけるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、複数種の、特定のハロゲン原子組成のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を特定割合にて含有するものである。ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンとは、フタロシアニン分子(構造)1個当たり、塩素原子及び/又は臭素原子の合計が、最大で16個結合した構造の物質である。分子中に結合した塩素原子及び/又は臭素原子の数が増すと、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンの色相は青色から緑色となる。ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンが緑色となるためには、分子に結合したハロゲン原子として、臭素原子は8個以上且つ塩素は1個以上有することが好ましく、なかでも臭素原子が12個以上且つ塩素原子は2個以上有することが、一層黄味を帯びた明度の高い緑色を発色する点でより好ましい。塩素原子に比べて臭素原子がより多く含有されていることが、より黄味の緑色を得る上では好ましい。
より黄味の緑色は、より広い色再現域に繋がる。液晶表示装置のカラーフィルタにおいては、理想により近いRGB色再現域を確保出来ることに繋がる。また、より高い着色力は、液晶表示装置のカラーフィルタにおいては、より高い輝度に繋がる。
ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンは、上記一般式にて表される。本発明においては、一次粒子の平均粒子径が0.01〜0.30μmのポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンをポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料という。
なお、本発明における一次粒子の平均粒子径とは、透過型電子顕微鏡JEM−2010(日本電子株式会社製)で視野内の粒子を撮影し、二次元画像上の、凝集体を構成するハロゲン化亜鉛フタロシアニン一次粒子の50個につき、その長い方の径(長径)を各々求め、それを平均した値である。この際、試料であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンは、これを溶媒に超音波分散させてから顕微鏡で撮影する。また、透過型電子顕微鏡の代わりに走査型電子顕微鏡を使用してもよい。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、複数種の、特定のハロゲン原子組成のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を特定割合にて含有するものである。より具体的には、
(1)塩素原子と臭素原子の和が16であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料72モル%以上、
(2)塩素原子と臭素原子の和が14〜15であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料26モル%以下、かつ
(3)塩素原子と臭素原子の和が13以下であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料2モル%以下
から構成されたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物である。
ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物の平均組成は、マススペクトロスコピーに基づく質量分析と、フラスコ燃焼イオンクロマトグラフによるハロゲン含有量分析から求められ、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物中の個々の特定ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の含有モル%も、同様に質量分析の結果を解析することにより、容易に求められる。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、少なくとも、上記した(1)〜(3)の三つの要件を満たしている必要があるが、水素原子数が少ないほど特性は好ましく、黄味を帯びた明度の高い緑色を発色し、カラーフィルタの緑色画素部のパターンへの使用に最適なものとなる。したがって上記一般式で塩素原子と臭素原子の和が16であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料が72モル%以上、かつ塩素原子と臭素原子の和が14〜15であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料が26モル%以下、かつ塩素原子と臭素原子の和が13以下であるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料が2モル%以下の条件を満たす様に、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を調製することにより、従来品のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料では達成できなかった黄味および明度が得られる。
なかでも、より黄味かつより高い明度となる点で、塩素原子と臭素原子の和が16かつ塩素原子数2〜3の上記一般式のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を32モル%以上含有する方が好ましく、さらには塩素原子と臭素原子の和が16である上記一般式のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を75モル%以上かつ塩素原子と臭素原子の和が16であって塩素原子数2〜3の上記一般式のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を35モル%以上含有するポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物であることがより好ましい。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、カラーフィルタ用途では、650〜700nmにおける分光透過率が5%以下である領域がより広く、最大透過率(Tmax)がより大きい点で好ましい。
本発明で用いるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンから製造することが出来る。このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンは、例えば、クロルスルホン酸法、ハロゲン化フタロニトリル法、溶融法等の様な公知の製造方法で製造できる。
クロルスルホン酸法としては、亜鉛フタロシアニンを、クロロスルホン酸等の硫黄酸化物系の溶媒に溶解し、これに塩素ガス、臭素を仕込みハロゲン化する方法が挙げられる。この際の反応は、温度20〜120℃かつ3〜20時間の範囲で行われる。
ハロゲン化フタロニトリル法としては、例えば、芳香環の水素原子の一部または全部が臭素の他、塩素等のハロゲン原子で置換されたフタル酸やフタロジニトリルと、亜鉛の金属または金属塩を適宜出発原料として使用して、対応するポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンを合成する方法が挙げられる。この場合、必要に応じてモリブデン酸アンモニウム等の触媒を用いてもよい。この際の反応は、温度100〜300℃かつ7〜35時間の範囲で行われる。
溶融法としては、塩化アルミニウム、臭化アルミニウムの様なハロゲン化アルミニウム、四塩化チタンの様なハロゲン化チタン、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム等の様なアルカリ金属ハロゲン化物またはアルカリ土類金属ハロゲン化物〔以下、アルカリ(土類)金属ハロゲン化物という〕、塩化チオニル等、各種のハロゲン化の際に溶媒となる化合物の一種または二種以上の混合物からなる10〜170℃程度の溶融物中で、亜鉛フタロシアニンをハロゲン化剤にてハロゲン化する方法が挙げられる。
好適なハロゲン化アルミニウムは、塩化アルミニウムである。ハロゲン化アルミニウムを用いる上記方法における、ハロゲン化アルミニウムの添加量は、亜鉛フタロシアニンに対して、通常は、3倍モル以上であり、好ましくは10〜20倍モルである。
ハロゲン化アルミニウムは単独で用いてもよいが、アルカリ(土類)金属ハロゲン化物をハロゲン化アルミニウムに併用すると溶融温度をより下げることができ操作上有利になる。好適なアルカリ(土類)金属ハロゲン化物は、塩化ナトリウムである。加えるアルカリ(土類)金属ハロゲン化物の量は溶融塩を生成する範囲内でハロゲン化アルミニウム10質量部に対してアルカリ(土類)金属ハロゲン化物が5〜15質量部が好ましい。
また、ハロゲン化アルミニウムとして、塩化アルミニウムを用いる場合には、塩化チオニルや四塩化チタンを溶媒として用いることが好ましい。塩化チオニルや四塩化チタンの量は金属フタロシアニン1質量部に対して、1質量部以上、好ましくは2〜10質量部である。ハロゲン化剤としては、塩素ガス、塩化スルフリル、臭素等がある。
ハロゲン化の温度は10〜170℃が好ましいが、30〜140℃がより好ましい。更に、反応速度を速くするため、加圧することも可能である。反応時間は、5〜100時間で好ましくは、30〜45時間である。
前記化合物の二種以上を併用する溶融法は、溶融塩中の塩化物と臭化物とヨウ素化物の比率を調節したり、塩素ガスや臭素やヨウ素の導入量や反応時間を変化させたりすることによって、生成するポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン中における、特定ハロゲン原子組成のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンの含有比率を任意にコントロールすることができるので好ましい。
本発明における好適な原料たる金属フタロシアニンは、亜鉛フタロシアニンである。反応中の原料の分解が少なく原料からの収率がより優れ、強酸を用いず安価な装置にて反応を行えるので、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンを得る上では、溶融法が好適である。
本発明では、原料仕込方法、触媒種や使用量、反応温度や反応時間の最適化により、既存のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンとは異なるハロゲン原子組成のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンを得ることが出来る。
上記いずれの製造方法にせよ、反応終了後、得られた混合物を水又は塩酸等の酸性水溶液中に投入すると、生成したポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンが沈殿する。ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンとしては、これをそのまま用いても良いが、その後、濾過、水または硫酸水素ナトリウム水、炭酸水素ナトリウム水、水酸化ナトリウム水洗浄、必要に応じてアセトン、トルエン、メチルアルコール、エチルアルコール、ジメチルホルムアミド等の有機溶剤洗浄を行い、乾燥等の後処理を行ってから用いるのが好ましい。
ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンは、必要に応じてアトライター、ボールミル、振動ミル、振動ボールミル等の粉砕機内で乾式摩砕し、ついで、ソルベントソルトミリング法やソルベントボイリング法等で顔料化することによって、顔料化前よりは、分散性や着色力に優れ、かつ、黄味を帯びた明度の高い緑色を発色する顔料が得られる。
ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンの顔料化方法には特に制限はなく、例えば、顔料化前のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンを分散媒に分散させると同時に顔料化を行ってもよいが、多量の有機溶剤中でハロゲン化金属フタロシアニンを加熱攪拌するソルベント処理よりも、容易に結晶成長を抑制でき、かつ比表面積の大きい顔料粒子が得られる点で、ソルベントソルトミリング処理を採用するのが好ましい。
このソルベントソルトミリングとは、合成直後またはその後に磨砕を行った、顔料化を経ていないポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンである粗顔料と、無機塩と、有機溶剤とを混練摩砕することを意味する。この場合、後者の粗顔料を用いるほうが好ましい。具体的には、粗顔料と、無機塩と、それを溶解しない有機溶剤とを混練機に仕込み、その中で混練摩砕を行う。この際の混練機としては、例えばニーダーやミックスマーラー等が使用できる。
上記無機塩としては、水溶性無機塩が好適に使用でき、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム等の無機塩を用いることが好ましい。また、平均粒子径0.5〜50μmの無機塩を用いることがより好ましい。この様な無機塩は、通常の無機塩を微粉砕することにより容易に得られる。
本発明では、一次粒子の平均粒子径が0.01〜0.10μmのポリハロゲン化金属フタロシアニン顔料組成物をカラーフィルタ用途に用いるのが好ましい。本発明における前記した好ましいポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンを得るに当たっては、ソルベントソルトミリングにおける粗顔料使用量に対する無機塩使用量を高くするのが好ましい。即ち当該無機塩の使用量は、粗顔料1質量部に対して5〜20質量部とするのが好ましく、7〜15質量部とするのがより好ましい。
有機溶剤としては、結晶成長を抑制し得る有機溶剤を使用することが好ましく、このような有機溶媒としては水溶性有機溶剤が好適に使用でき、例えばジエチレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、液体ポリエチレングルコール、液体ポリプロピレングリコール、2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−ブトキシエタノール、2ー(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングルコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール等を用いることができる。当該水溶性有機溶剤の使用量は、特に限定されるものではないが、粗顔料1質量部に対して0.01〜5質量部が好ましい。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を製造する方法においては、粗顔料のみをソルベントソルトミリングしても良いが、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンとフタロシアニン誘導体とを併用してソルベントソルトミリングすることもできる。また、フタロシアニン誘導体は、粗顔料の合成時や顔料化の後に加えてもよいが、ソルベントソルトミリングなどの顔料化工程の前に加えることがより好ましい。フタロシアニン誘導体を加えることによってカラーフィルタ用レジストインキの粘度特性の向上と分散安定性の向上が達成出来る。
このようなフタロシアニン誘導体としては、公知慣用のものがいずれも使用出来るが、下記一般式(2)または(3)のフタロシアニン顔料誘導体が好ましい。尚、このフタロシアニン誘導体は、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニンまたはその原料たる亜鉛フタロシアニンに対応するフタロシアニン誘導体であるのが好ましいが、併用する場合にも少量なので、ポリハロゲン化銅フタロシアニン誘導体や、銅フタロシアニン誘導体を用いることも出来る。
Figure 2007284589
Figure 2007284589
(式中、Pは中心金属を有さないまたは中心金属を有する無置換またはハロゲン化フタロシアニン環のn個の水素を除いた残基を表す。Yは第1〜3級アミノ基、カルボン酸基、スルホン酸基またはそれと塩基或いは金属との塩を表す。Aは二価の連結基を、Zは第1〜2級アミノ基の窒素原子上の水素の少なくとも1つを除いた残基、又は窒素を含む複素環の窒素原子上の水素の少なくとも1つを除いた残基を表す。そしてmは1〜4を、nは1〜4を表す。)
前記中心金属としてはZnで、前記第1〜2級アミノ基としては、例えばモノメチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等が挙げられる。また、前記カルボン酸基やスルホン酸基と塩を形成する塩基や金属としては、例えばアンモニアや、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンの様な有機塩基、カリウム、ナトリウム、カルシウム、ストロンチウム、アルミニウムの様な金属が挙げられ、Aの二価の連結基としては、例えば炭素数1〜3のアルキレン基、−CO2−、−SO2−,−SO2NH(CH2m−等の二価の連結基が挙げられる。そして、Zとしては、例えばフタルイミド基、モノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基等が挙げられる。
粗顔料調製時及び/又はソルベントソルトミリング時に粗顔料に含めることが出来るフタロシアニン誘導体は、通常、粗顔料1質量部当たり0.01〜0.3質量部である。尚、粗顔料調製時及び/又はソルベントソルトミリング時にフタロシアニン誘導体を用いる場合には、粗顔料とフタロシアニン誘導体との合計量を粗顔料の使用量と見なして、無機塩の使用量等は、前記した範囲から選択する。
ソルベントソルトミリング時の温度は、30〜150℃が好ましく、80〜100℃がより好ましい。ソルベントソルトミリングの時間は、5時間から20時間が好ましく、8〜18時間がより好ましい。
こうして、一次粒子の平均粒子径が0.01〜0.10μmのハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物、無機塩、有機溶剤を主成分として含む混合物が得られるが、この混合物から有機溶剤と無機塩を除去し、必要に応じてポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を主体とする固形物を洗浄、濾過、乾燥、粉砕等をすることにより、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物の粉体を得ることが出来る。
洗浄としては、水洗、湯洗のいずれも採用できる。洗浄回数は、1〜5回の範囲で繰り返すことも出来る。水溶性無機塩及び水溶性有機溶剤を用いた前記混合物の場合は、水洗することで容易に有機溶剤と無機塩を除去することが出来る。必要であれば、結晶状態を変化させない様に、酸洗浄、アルカリ洗浄、溶剤洗浄を行ってもよい。
上記した濾別、洗浄後の乾燥としては、例えば、乾燥機に設置した加熱源による80〜120℃の加熱等により、顔料の脱水及び/又は脱溶剤をする回分式あるいは連続式の乾燥等が挙げられ、乾燥機としては一般に箱型乾燥機、バンド乾燥機、スプレードライアー等がある。特にスプレードライ乾燥はペースト作成時に易分散であるため好ましい。また、乾燥後の粉砕は、比表面積を大きくしたり一次粒子の平均粒子径を小さくするための操作ではなく、例えば箱型乾燥機、バンド乾燥機を用いた乾燥の場合のように顔料がランプ状等のとなった際に顔料を解して粉末化するために行うものであり、例えば、乳鉢、ハンマーミル、ディスクミル、ピンミル、ジェットミル等による粉砕等が挙げられる。こうして、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を主成分として含む乾燥粉末が得られる。
尚、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、従来のハロゲン化銅フタロシアニン顔料に比べて一次粒子の凝集力が弱く、より解れやすい性質を持つ。電子顕微鏡写真により、従来の顔料では観察できない、凝集体を構成する個々の顔料一次粒子を観察することができる。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、公知慣用の用途にいずれも使用できるが、特に一次粒子の平均粒子径が0.01〜0.10μmであることから、顔料凝集も比較的弱く、着色すべき合成樹脂等への分散性がより良好となる。
また、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、カラーフィルタ緑色画素部に使用する場合においては、カラーフィルタ用感光性組成物への顔料分散が容易であり、カラーフィルタ用感光性組成物を硬化する際に多用される365nmにおける遮光性は低下し、それの光硬化感度の低下がなく、現像時の膜へりやパターン流れも起こり難くなるので好ましい。近年要求されている鮮明度と明度とのいずれもが高いカラーフィルタ緑色画素部がより簡便に得られる。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物の一次粒子は、更に縦横のアスペクト比が1〜3であると、各用途分野において粘度特性が向上し、流動性がより高くなる。アスペクト比を求めるには、まず、一次粒子の平均粒子径を求める場合と同様に、透過型電子顕微鏡または走査型電子顕微鏡で視野内の粒子を撮影する。そして、二次元画像上の、凝集体を構成する一次粒子の50個につき長い方の径(長径)と、短い方の径(短径)の平均値を求め、これらの値を用いて算出する。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を、少なくともカラーフィルタの緑色画素部に含有させることで、本発明のカラーフィルタを得ることが出来る。
従来のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料と同様に、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、カラーフィルタの緑色画素部を得る場合に、特段に黄色顔料を調色のために併用することなく、或いは併用するにしてもより少量で済むため、380〜780nmの全域における光透過率の低下も最小限に防止できる。特に、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、より黄味かつより高着色力を有するため、同等の色濃度であれば、黄色顔料はより少ない併用量で良いため、さらに透過率を上げることも出来、有利である。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、前記した様に、従来のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料と同様に、380〜780nmにおける分光透過スペクトルの透過率が最大となる波長(Tmax)は、510〜520nmであり、その透過曲線の半値幅が110nm以下と非常にシャープである。(この波長は、後述する様な感光性樹脂による影響を受けない。)。
本発明における分光透過スペクトルとは、日本工業規格JIS Z 8722(色の測定方法−反射及び透過物体色)の第一種分光測光器に準じて求められるもので、ガラス基板等の上に前記所定乾燥膜厚に製膜した顔料組成物を含む樹脂被膜について所定波長領域の光を走査照射して、各波長における各透過率値をプロットしたものである。カラーフィルタとしての透過率は、例えば樹脂のみで同一乾燥膜厚となした被膜について同様に求めた分光透過スペクトルで補正すること(ベースライン補正等)によって、より精度良く求めることが出来る。
本発明の、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を緑色画素部に含有するカラーフィルタは、白色光、F10等の光源を用いた場合、光源の緑の輝線を良く透過させることができ、かつポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物の分光透過スペクトルがシャープなため、緑色の色純度、着色力を最大限に発現することができる。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、それだけをそのままカラーフィルタの緑色画素部の製造に用いることが出来るが、必要ならば、経済性を考慮して、公知慣用の緑色ハロゲン化銅フタロシアニンまたはその他の緑色ハロゲン化異種金属フタロシアニン顔料の様な緑色ハロゲン化金属フタロシアニン顔料を併用して用いても良い。
本発明におけるポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物:公知慣用の緑色ハロゲン化金属フタロシアニン顔料(質量比)=100:0〜80:20、好ましくは100:0〜90:10として用いることが好ましい。
また、緑色顔料の他に、特性を出現させるため調色用に黄色顔料を使用することがある。ここで併用できる黄色顔料としては、例えばC.I.ピグメント イエロー 83、同110、同138、同139、同150、同180、同185等の黄色有機顔料が挙げられる。本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物と黄色顔料との併用割合は、前記ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物100質量部当たり、黄色顔料が10〜100質量部である。
また、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を用いれば、黄色顔料を調色のために併用した場合でも、調色のために2種以上の異なる色の顔料を混色する従来の場合に比べて、濁りの少ない、色純度、着色力に優れ、かつ明るいカラーフィルタ緑色画素部とすることが出来る。
例えば、従来のC.I.ピグメント グリーン 7、同36の様な緑色顔料に、上記した黄色顔料を併用した混合顔料を用いた場合に比べて、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物に黄色顔料と併用した場合のほうが、色純度、着色力が高いため、明るさの低下がより小さくなり、緑色領域の光透過量もより大きくなる。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、公知の方法でカラーフィルタの緑色画素部のパターンの形成に用いることが出来る。典型的には、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物と、感光性樹脂とを必須成分して含むカラーフィルタ緑色画素部用感光性組成物を得ることが出来る。
カラーフィルタの製造方法としては、例えば、このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を感光性樹脂からなる分散媒に分散させた後、スピンコート法、ロールコート法、インクジェット法等でガラス等の透明基板上に塗布し、ついでこの塗布膜に対して、フォトマスクを介して紫外線によるパターン露光を行った後、未露光部分を溶剤等で洗浄して緑色パターンを得る、フォトリソグラフィーと呼ばれる方法が挙げられる。
その他、電着法、転写法、ミセル電解法、PVED(Photovoltaic Electrodeposition)法の方法で緑色画素部のパターンを形成して、カラーフィルタを製造してもよい。なお、赤色画素部のパターンおよび青色画素部のパターンも公知の顔料を使用して、同様の方法で形成できる。
カラーフィルタ緑色画素部用感光性組成物を調製するには、例えば、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物と、感光性樹脂と、光重合開始剤と、前記樹脂を溶解する有機溶剤とを必須成分として混合する。その製造方法としては、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物と有機溶剤と必要に応じて分散剤を用いて分散液を調製してから、そこに感光性樹脂等を加えて調製する方法が一般的である。
ここでのポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物としては、上記フタロシアニン誘導体を含んでいても含んでいなくても良いポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物と、必要に応じて黄色顔料を用いることが出来る。
必要に応じて用いる分散剤としては、例えばビックケミー社のディスパービック(disperbyK登録商標)130、同161、同162、同163、同170、エフカ社のエフカ46、エフカ47等が挙げられる。また、レベンリグ剤、カップリング剤、カチオン系の界面活性剤なども併せて使用可能である。
有機溶剤としては、例えばトルエンやキシレン、メトキシベンゼン等の芳香族系溶剤、酢酸エチルや酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エステル系溶剤、エトキシエチルプロピオネート等のプロピオネート系溶剤、メタノール、エタノール等のアルコール系溶剤、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクタム、N−メチル−2−ピロリドン、アニリン、ピリジン等の窒素化合物系溶剤、γ−ブチロラクトン等のラクトン系溶剤、カルバミン酸メチルとカルバミン酸エチルの48:52の混合物のようなカルバミン酸エステル、水等がある。有機溶剤としては、特にプロピオネート系、アルコール系、エーテル系、ケトン系、窒素化合物系、ラクトン系、水等の極性溶媒で水可溶のものが適している。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物100質量部当たり、300〜1000質量部の有機溶剤と、必要に応じて0〜100質量部の分散剤及び/又は0〜20質量部のフタロシアニン誘導体とを、均一となる様に攪拌分散して分散液を得ることができる。次いでこの分散液に、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物1質量部当たり、3〜20質量部の感光性樹脂、感光性樹脂1質量部当たり0.05〜3質量部の光重合開始剤と、必要に応じてさらに有機溶剤を添加し、均一となる様に攪拌分散してカラーフィルタ緑色画素部用感光性組成物を得ることができる。
この際に使用可能な感光性樹脂としては、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド酸系樹脂、ポリイミド系樹脂、スチレンマレイン酸系樹脂、スチレン無水マレイン酸系樹脂等の熱可塑性樹脂や、例えば1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ビス(アクリロキシエトキシ)ビスフェノールA、3−メチルペンタンジオールジアクリレート等のような2官能モノマー、トリメチルロールプロパトントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアネート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等のような多官能モノマー等の光重合性モノマーが挙げられる。
光重合開始剤としては、例えばアセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンジルジメチルケタノール、ベンゾイルパーオキサイド、2−クロロチオキサントン、1,3−ビス(4'−アジドベンザル)−2−プロパン、1,3−ビス(4'−アジドベンザル)−2−プロパン−2'−スルホン酸、4,4'−ジアジドスチルベン−2,2'−ジスルホン酸等がある。
こうして調製されたカラーフィルタ緑色画素部用感光性組成物は、フォトマスクを介して紫外線によるパターン露光を行った後、未露光部分を有機溶剤やアルカリ水等で洗浄することによりカラーフィルタとなすことができる。
本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、より黄味の緑色で着色力が高く、高色純度でコントラストの高い明るい緑色を発色する。従って、詳述したカラーフィルタ用以外にも、塗料、プラスチック、印刷インク、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、ジェットインキ、熱転写インキなどの着色に適する。
次に本発明を実施例を示して具体的に説明する。以下、断りのない限り、%は質量%、部は質量部を意味する。
[製造例1]
フタロニトリル、アンモニア、塩化亜鉛を原料として亜鉛フタロシアニンを製造した。これの1−クロロナフタレン溶液は、750〜850nmに光の吸収を有していた。
ハロゲン化は、塩化スルフリル45.5部、無水塩化アルミニウム54.5部、塩化ナトリウム7.5部を40℃で混合し、亜鉛フタロシアニン15部を加える。これに臭素74部を滴下して加え、25時間かけて130℃まで昇温し1時間保持する。その後反応混合物を水に取り出し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を析出させる。この水性スラリーを濾過し、60℃の湯洗浄、1%硫酸水素ナトリウム水洗浄、60℃の湯洗浄を行い、90℃で乾燥させ、2.7部の精製されたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を得た。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料1部、粉砕した塩化ナトリウム10部、ジエチレングリコール1部を双腕型ニーダーに仕込み、100℃で8時間混練した。混練後80℃の水100部に取り出し、1時間攪拌後、濾過、湯洗、乾燥、粉砕し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物Aを得た(以下、顔料組成物A)。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、質量分析とフラスコ燃焼イオンクロマトグラフによるハロゲン含有量分析から、平均組成ZnPcBr12.8Cl2.9H0.3であった。
[製造例2]
フタロニトリル、アンモニア、塩化亜鉛を原料として亜鉛フタロシアニンを製造した。これの1−クロロナフタレン溶液は、750〜850nmに光の吸収を有していた。ハロゲン化は、塩化スルフリル45.5部、無水塩化アルミニウム54.5部、塩化ナトリウム7.5部を40℃混合し、亜鉛フタロシアニン15部を加える。これに臭素72部を滴下して加え、25.5時間かけて130℃まで昇温し1時間保持する。その後反応混合物を水に投入し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を析出させる。この水性スラリーを濾過し、60℃の湯洗浄、1%硫酸水素ナトリウム水洗浄、7%のトルエンを含んだアセトン洗浄、60℃の湯洗浄を行い、90℃で乾燥させ、2.6部の精製されたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を得た。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料1部、粉砕した塩化ナトリウム7部、ジエチレングリコール1部を双腕型ニーダーに仕込み、80℃で8時間混練した。混練後80℃の水100部に取り出し、1時間攪拌後、濾過、湯洗、乾燥、粉砕し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物Bを得た(以下、顔料組成物B)。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、質量分析とフラスコ燃焼イオンクロマトグラフによるハロゲン含有量分析から、平均組成ZnPcBr13.9Cl1.8H0.3であった。
[製造例3]
フタロニトリル、アンモニア、塩化亜鉛を原料として亜鉛フタロシアニンを製造した。これの1−クロロナフタレン溶液は、750〜850nmに光の吸収を有していた。
ハロゲン化は、塩化スルフリル55部、無水塩化アルミニウム54.5部、塩化ナトリウム7部を40℃で混合し、亜鉛フタロシアニン15部を加える。これに臭素75部を滴下して加え、25.25時間かけて130℃まで昇温し1時間保持する。その後反応混合物を水に取り出し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を析出させる。この水性スラリーを濾過し、60℃の湯洗浄、1%硫酸水素ナトリウム水洗浄、60℃の湯洗浄を行い、90℃で乾燥させ、2.7部の精製されたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を得た。
[比較例1]
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料1部、粉砕した塩化ナトリウム10部、ジエチレングリコール1部を双腕型ニーダーに仕込み、100℃で8時間混練した。混練後80℃の水100部に取り出し、1時間攪拌後、濾過、湯洗、乾燥、粉砕し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物Cを得た(以下、顔料組成物C)。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、質量分析とフラスコ燃焼イオンクロマトグラフによるハロゲン含有量分析から、平均組成ZnPcBr14.2Cl1.5H0.3であった。
[製造例4]
フタロニトリル、アンモニア、塩化亜鉛を原料として亜鉛フタロシアニンを製造した。これの1−クロロナフタレン溶液は、750〜850nmに光の吸収を有していた。ハロゲン化は、塩化スルフリル53.5部、無水塩化アルミニウム54.5部、塩化ナトリウム7部を40℃混合し、亜鉛フタロシアニン15部を加える。これに臭素75部を滴下して加え、25.3時間かけて130℃まで昇温し1時間保持する。その後反応混合物を水に投入し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を析出させる。この水性スラリーを濾過し、60℃の湯洗浄、1%硫酸水素ナトリウム水洗浄、7%のトルエンを含んだアセトン洗浄、60℃の湯洗浄を行い、90℃で乾燥させ、2.6部の精製されたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を得た。
[比較例2]
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料1部、粉砕した塩化ナトリウム7部、ジエチレングリコール1部を双腕型ニーダーに仕込み、80℃で8時間混練した。混練後80℃の水100部に取り出し、1時間攪拌後、濾過、湯洗、乾燥、粉砕し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物Dを得た(以下、顔料組成物D)。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、質量分析とフラスコ燃焼イオンクロマトグラフによるハロゲン含有量分析から、平均組成ZnPcBr13.3Cl2.2H0.5であった。
[製造例5]
フタロニトリル、アンモニア、塩化亜鉛を原料として亜鉛フタロシアニンを製造した。これの1−クロロナフタレン溶液は、750〜850nmに光の吸収を有していた。ハロゲン化は、塩化スルフリル150部、無水塩化アルミニウム175部、塩化ナトリウム22.6部を40℃混合し、亜鉛フタロシアニン48部を加える。これに臭素270部を滴下して加え、38.75時間かけて130℃まで昇温し3時間保持する。その後反応混合物を水に投入し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を析出させる。この水性スラリーを濾過し、60℃の湯洗浄、1%硫酸水素ナトリウム水洗浄、7%のトルエンを含んだアセトン洗浄、60℃の湯洗浄を行い、90℃で乾燥させ、2.6部の精製されたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を得た。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料1部、粉砕した塩化ナトリウム7部、ジエチレングリコール1部を双腕型ニーダーに仕込み、80℃で8時間混練した。混練後80℃の水100部に取り出し、1時間攪拌後、濾過、湯洗、乾燥、粉砕し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物Eを得た(以下、顔料組成物E)。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、質量分析とフラスコ燃焼イオンクロマトグラフによるハロゲン含有量分析から、平均組成ZnPcBr13.6Cl2.1H0.3であった。
[製造例6]
無水フタル酸、尿素、塩化亜鉛を原料として亜鉛フタロシアニンを製造した。これの1−クロロナフタレン溶液は、750〜850nmに光の吸収を有していた。
ハロゲン化は、塩化チオニル3.2部、無水塩化アルミニウム3.8部、塩化ナトリウム0.5部を40℃で混合し、臭素2.7部を滴下して加える。これに亜鉛フタロシアニン1部を加え、90℃で15時間反応し、その後反応混合物を水に取り出し、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を析出させる。この水性スラリーを濾過し、60℃の湯洗浄、1%硫酸水素ナトリウム水洗浄、60℃の湯洗浄を行い、90℃で乾燥させ、2.7部の精製されたポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料を得た。
[比較例3]
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン粗顔料1部、粉砕した塩化ナトリウム10部、ジエチレングリコール1部を双腕型ニーダーに仕込み、100℃で8時間混練した。混練後80℃の水100部に取り出し、1時間攪拌後、濾過、湯洗、乾燥、粉砕しポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物Fを得た(以下、顔料組成物F)。
このポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、質量分析とフラスコ燃焼イオンクロマトグラフによるハロゲン含有量分析から、平均組成ZnPcBr14Cl1Hであった。
これら実施例1〜3及び比較例1〜3の各ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物について、それを構成する、塩素原子と臭素原子の置換数が異なる各ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料のモル%を、質量分析に基づいて置換基数に対応させて集計した結果を表1に示した。Br+Cl=16とは、臭素原子と塩素原子の和が16のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を示す。
尚、実施例1〜3のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、いずれも、一次粒子の平均粒子径が0.01〜0.10μmの範囲内かつ縦横のアスペクト比が1〜3の範囲内であった。
表1
Figure 2007284589
上記の実施例1で得られた顔料組成物Aを緑色顔料として用い、フォトリソグラフィーでカラーフィルタAを製造した。
カラーフィルタの製造方法としては、顔料組成物10部、N,N'−ジメチルホルムアミド2.5部、DisperbyK(登録商標)161(ビックケミー社製)6.78部、ユーカーエステルEEP(ユニオン・カーバイド社製)80.8部を0.5mmφセプルビーズを加え、ペイントコンディショナー(東洋精機株式会社製)で1時間分散し、顔料分散液を得た。この顔料分散液75.00部とポリエステルアクリレート樹脂(アロニックス登録商標M7100、東亜合成化学工業株式会社製)5.50部、ジぺンタエリスレートヘキサアクリレート(KAYARAD登録商標 DPHA、日本化薬株式会社製)5.00部、ベンゾフェノン(KAYACURE登録商標 BP−100、日本化薬株式会社製)1.00部、ユーカーエステルEFP13.5部を分散攪拌機で攪拌し、カラーレジストを得た。カラーレジストは1mm厚ガラスに乾燥膜厚1μmとなるように塗布した。
次いでフォトマスクを介して紫外線によるパターン露光を行った後、未露光部分を有機溶剤で洗浄することによりカラーフィルタとした。
これらの顔料組成物Aから製造したカラーフィルタAのC光源2°視野におけるXYZ表色系での色度を、微分光高度計(大塚電子製MCPD−3000)を使用し測定した(このときy=0.420での色度を測定)。この結果を表2に示した。
実施例1で得られた顔料組成物Aを実施例2で得られた顔料組成物Bに代えた以外は、実施例5と同様にしてカラーフィルタBを製造し、色度を測定した。この結果を表2に示した。
実施例1で得られた顔料組成物Aを実施例3で得られた顔料組成物Eに代えた以外は、実施例4と同様にしてカラーフィルタEを製造し、色度を測定した。この結果を表2に示した。
[比較例4〜6]
実施例4〜6と同様にして、比較例1〜3の顔料組成物C、D、Fを緑色顔料として用い、フォトリソグラフィーでカラーフィルタを作製し、同様に色度を測定した。この結果を表2に示した。
表2
Figure 2007284589
表2中のY値は、着色力の程度を示す指標の一つであり、カラーフィルタ分野においては、輝度の指標である。一方、x値は、緑色における黄味の程度を示しており、色再現域の広さを推定するための指標の一つであると共に、カラーフィルタ分野においては、RGB色再現域の広さを推定するための指標である。x値が大きいほど、色相はより黄味が強い緑色であることになる。Y値もx値も、数値が大きいほど好ましい。
表2から明らかなように、本発明の顔料組成物から作られた実施例のカラーフィルタは、比較例に対し、Y値が高くより高輝度であり、かつx値が高く色相がより黄味が強くより広い色再現域を表現出来ること示しており、カラーフィルタ用緑色顔料としてより望ましい特性を有していることは明白である。また本特許の最も好ましい範囲の顔料組成物から作られた実施例5及び6のカラーフィルタは、更にY値が高い値を示し、最も優れた特性を示していることがわかる。
以上説明したように、本発明のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物は、より黄味の強い色相を有し、さらに非常に高い輝度を示す。したがって、ディスプレー等の大画面用カラーフィルタの緑色画素部のパターン形成に最適である。

Claims (4)

  1. ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を含有し、
    (1)塩素原子と臭素原子の和が16である下記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料72モル%以上、
    (2)塩素原子と臭素原子の和が14〜15である下記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料26モル%以下、かつ
    (3)塩素原子と臭素原子の和が13以下である下記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料2モル%以下、
    から構成されていることを特徴とするポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物。
    Figure 2007284589
    (上記一般式1中、X〜X16は、いずれも独立に塩素原子、臭素原子または水素原子である。)
  2. 塩素原子と臭素原子の和が16であり、かつ、塩素原子数2〜3の上記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を32モル%以上含有する請求項1記載のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物。
  3. 塩素原子と臭素原子の和が16である上記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を75モル%以上を含有し、かつ、塩素原子と臭素原子の和が16であって塩素原子数2〜3の上記一般式1のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料を35モル%以上含有する請求項1記載のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項のポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物を緑色画素部に含有してなるカラーフィルタ。


JP2006114394A 2006-04-18 2006-04-18 ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ Active JP5141939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006114394A JP5141939B2 (ja) 2006-04-18 2006-04-18 ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006114394A JP5141939B2 (ja) 2006-04-18 2006-04-18 ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007284589A true JP2007284589A (ja) 2007-11-01
JP5141939B2 JP5141939B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=38756675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006114394A Active JP5141939B2 (ja) 2006-04-18 2006-04-18 ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5141939B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126984A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Seiko Epson Corp カラーフィルター用インク、カラーフィルター用インクセット、カラーフィルター、画像表示装置、および、電子機器
JP2009127027A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Seiko Epson Corp カラーフィルター用インク、カラーフィルター用インクセット、カラーフィルター、画像表示装置、および、電子機器
JP2009217241A (ja) * 2008-02-14 2009-09-24 Toyo Ink Mfg Co Ltd カラーフィルタ用緑色着色組成物およびカラーフィルタ
JP2009223288A (ja) * 2008-02-22 2009-10-01 Jsr Corp 緑色画素形成用感放射線性組成物、カラーフィルタおよびカラー液晶表示素子
JP2009258415A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 The Inctec Inc カラーフィルター用緑色着色組成物、カラーフィルター用緑色熱硬化性インクジェットインク、及びカラーフィルター
JP2010072106A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2010163480A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Fujifilm Corp 顔料分散組成物、着色感光性組成物、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、および液晶表示装置
WO2010110491A1 (en) * 2009-03-26 2010-09-30 Fujifilm Corporation Pigment dispersion, colored curable composition, color filter and method of manufacturing the same
JP2011028219A (ja) * 2009-06-25 2011-02-10 Jsr Corp 着色組成物、カラーフィルタ及びカラー液晶表示素子
CN102015910A (zh) * 2008-11-27 2011-04-13 Dic株式会社 滤色器用颜料组合物、其制造方法以及滤色器
US8206618B2 (en) 2008-01-18 2012-06-26 Seiko Epson Corporation Color filter ink set, color filter, image display device, and electronic device
CN102618075A (zh) * 2012-03-05 2012-08-01 丽王化工(南通)有限公司 一种用于高档c.i.颜料绿58的锌酞菁及其合成方法
JP2012194200A (ja) * 2011-03-14 2012-10-11 Jsr Corp カラーフィルタ用着色組成物、カラーフィルタ及びカラー液晶表示素子
WO2016021525A1 (ja) * 2014-08-07 2016-02-11 住友化学株式会社 着色感光性樹脂組成物
KR20160113094A (ko) 2014-02-07 2016-09-28 디아이씨 가부시끼가이샤 컬러 필터용 녹색 안료 조성물 및 컬러 필터
KR20160115093A (ko) * 2015-03-26 2016-10-06 동우 화인켐 주식회사 착색 감광성 수지 조성물, 컬러 필터 및 이를 구비한 화상 표시 장치
WO2018043548A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 Dic株式会社 カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP2018036520A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 Dic株式会社 カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
WO2018051876A1 (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 Dic株式会社 ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びこれを画素部に有するカラーフィルタ
KR20200128216A (ko) * 2020-04-30 2020-11-11 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법
KR20200128613A (ko) * 2020-04-30 2020-11-13 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료 및 그 제조 방법
KR20200128612A (ko) * 2020-04-30 2020-11-13 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법
KR20200128611A (ko) * 2020-04-30 2020-11-13 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6744002B1 (ja) 2019-12-09 2020-08-19 Dic株式会社 カラーフィルタ用ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びカラーフィルタ用ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の製造方法
WO2020204210A1 (ja) * 2019-12-09 2020-10-08 Dic株式会社 カラーフィルタ用ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びカラーフィルタ用ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001064519A (ja) * 1999-08-25 2001-03-13 Hitachi Chem Co Ltd 緑色樹脂組成物、感光性緑色樹脂組成物、緑色画像形成用感光液、着色画像の製造方法及びカラーフィルターの製造方法
JP2001342374A (ja) * 2000-03-30 2001-12-14 Dainippon Ink & Chem Inc カラーフィルター用ハロゲン化銅フタロシアニン顔料組成物およびカラーフィルター
JP2002250812A (ja) * 2000-12-22 2002-09-06 Toyo Ink Mfg Co Ltd カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ
JP2003161823A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Dainippon Ink & Chem Inc カラーフィルター用顔料分散レジストおよびカラーフィルター
JP2003161827A (ja) * 2001-02-23 2003-06-06 Dainippon Ink & Chem Inc カラーフィルター
JP2004070342A (ja) * 2002-07-24 2004-03-04 Dainippon Printing Co Ltd カラーフィルター用緑色顔料、緑色顔料分散体、感光性着色組成物、カラーフィルター、及び、液晶パネル
JP2004070343A (ja) * 2002-07-24 2004-03-04 Dainippon Printing Co Ltd 感光性着色組成物、カラーフィルター、及び、液晶パネル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001064519A (ja) * 1999-08-25 2001-03-13 Hitachi Chem Co Ltd 緑色樹脂組成物、感光性緑色樹脂組成物、緑色画像形成用感光液、着色画像の製造方法及びカラーフィルターの製造方法
JP2001342374A (ja) * 2000-03-30 2001-12-14 Dainippon Ink & Chem Inc カラーフィルター用ハロゲン化銅フタロシアニン顔料組成物およびカラーフィルター
JP2002250812A (ja) * 2000-12-22 2002-09-06 Toyo Ink Mfg Co Ltd カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ
JP2003161827A (ja) * 2001-02-23 2003-06-06 Dainippon Ink & Chem Inc カラーフィルター
JP2003161823A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Dainippon Ink & Chem Inc カラーフィルター用顔料分散レジストおよびカラーフィルター
JP2004070342A (ja) * 2002-07-24 2004-03-04 Dainippon Printing Co Ltd カラーフィルター用緑色顔料、緑色顔料分散体、感光性着色組成物、カラーフィルター、及び、液晶パネル
JP2004070343A (ja) * 2002-07-24 2004-03-04 Dainippon Printing Co Ltd 感光性着色組成物、カラーフィルター、及び、液晶パネル

Cited By (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4640406B2 (ja) * 2007-11-27 2011-03-02 セイコーエプソン株式会社 カラーフィルター用インク、カラーフィルター用インクセット、カラーフィルター、画像表示装置、および、電子機器
JP2009126984A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Seiko Epson Corp カラーフィルター用インク、カラーフィルター用インクセット、カラーフィルター、画像表示装置、および、電子機器
JP2009127027A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Seiko Epson Corp カラーフィルター用インク、カラーフィルター用インクセット、カラーフィルター、画像表示装置、および、電子機器
US8206618B2 (en) 2008-01-18 2012-06-26 Seiko Epson Corporation Color filter ink set, color filter, image display device, and electronic device
JP2009217241A (ja) * 2008-02-14 2009-09-24 Toyo Ink Mfg Co Ltd カラーフィルタ用緑色着色組成物およびカラーフィルタ
TWI454846B (zh) * 2008-02-22 2014-10-01 Jsr Corp 綠色像素形成用感放射線性組成物、彩色濾光片及彩色液晶顯示元件
JP2009223288A (ja) * 2008-02-22 2009-10-01 Jsr Corp 緑色画素形成用感放射線性組成物、カラーフィルタおよびカラー液晶表示素子
JP2009258415A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 The Inctec Inc カラーフィルター用緑色着色組成物、カラーフィルター用緑色熱硬化性インクジェットインク、及びカラーフィルター
JP2010072106A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス表示装置
CN102015910B (zh) * 2008-11-27 2013-09-11 Dic株式会社 滤色器用颜料组合物、其制造方法以及滤色器
CN102015910A (zh) * 2008-11-27 2011-04-13 Dic株式会社 滤色器用颜料组合物、其制造方法以及滤色器
JP2010163480A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Fujifilm Corp 顔料分散組成物、着色感光性組成物、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、および液晶表示装置
WO2010110491A1 (en) * 2009-03-26 2010-09-30 Fujifilm Corporation Pigment dispersion, colored curable composition, color filter and method of manufacturing the same
KR101669027B1 (ko) 2009-03-26 2016-10-25 후지필름 가부시키가이샤 안료 분산물, 착색 경화성 조성물, 컬러필터 및 그 제조방법
JP2011137125A (ja) * 2009-03-26 2011-07-14 Fujifilm Corp 顔料分散液、着色硬化性組成物、カラーフィルタ、及びカラーフィルタの製造方法
US8389185B2 (en) 2009-03-26 2013-03-05 Fujifilm Corporation Pigment dispersion, colored curable composition, color filter and method of manufacturing the same
KR101680381B1 (ko) * 2009-06-25 2016-11-28 제이에스알 가부시끼가이샤 착색 조성물, 컬러 필터 및 컬러 액정 표시 소자
JP2014139312A (ja) * 2009-06-25 2014-07-31 Jsr Corp 着色組成物、カラーフィルタ及びカラー液晶表示素子
JP2011028219A (ja) * 2009-06-25 2011-02-10 Jsr Corp 着色組成物、カラーフィルタ及びカラー液晶表示素子
KR20160128267A (ko) 2009-06-25 2016-11-07 제이에스알 가부시끼가이샤 착색 조성물, 컬러 필터 및 컬러 액정 표시 소자
JP2012194200A (ja) * 2011-03-14 2012-10-11 Jsr Corp カラーフィルタ用着色組成物、カラーフィルタ及びカラー液晶表示素子
CN102618075A (zh) * 2012-03-05 2012-08-01 丽王化工(南通)有限公司 一种用于高档c.i.颜料绿58的锌酞菁及其合成方法
US9873796B2 (en) 2014-02-07 2018-01-23 Dic Corporation Green pigment composition for color filter, and color filter
KR20160113094A (ko) 2014-02-07 2016-09-28 디아이씨 가부시끼가이샤 컬러 필터용 녹색 안료 조성물 및 컬러 필터
CN106662809A (zh) * 2014-08-07 2017-05-10 住友化学株式会社 着色感光性树脂组合物
WO2016021525A1 (ja) * 2014-08-07 2016-02-11 住友化学株式会社 着色感光性樹脂組成物
KR102279575B1 (ko) 2015-03-26 2021-07-20 동우 화인켐 주식회사 착색 감광성 수지 조성물, 컬러 필터 및 이를 구비한 화상 표시 장치
KR20160115093A (ko) * 2015-03-26 2016-10-06 동우 화인켐 주식회사 착색 감광성 수지 조성물, 컬러 필터 및 이를 구비한 화상 표시 장치
WO2018043548A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 Dic株式会社 カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP2018036520A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 Dic株式会社 カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
KR102383525B1 (ko) 2016-08-31 2022-04-06 디아이씨 가부시끼가이샤 컬러 필터용 안료 조성물 및 컬러 필터
CN109642970B (zh) * 2016-08-31 2021-09-10 Dic株式会社 滤色器用颜料组合物和滤色器
JPWO2018043548A1 (ja) * 2016-08-31 2018-09-20 Dic株式会社 カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
CN109642970A (zh) * 2016-08-31 2019-04-16 Dic株式会社 滤色器用颜料组合物和滤色器
KR20190045183A (ko) * 2016-08-31 2019-05-02 디아이씨 가부시끼가이샤 컬러 필터용 안료 조성물 및 컬러 필터
CN109563355A (zh) * 2016-09-13 2019-04-02 Dic株式会社 多卤化锌酞菁、多卤化锌酞菁颜料以及在像素部具有其的滤色器
KR20190051940A (ko) 2016-09-13 2019-05-15 디아이씨 가부시끼가이샤 폴리할로겐화아연프탈로시아닌, 폴리할로겐화아연프탈로시아닌 안료 및 이것을 화소부에 갖는 컬러필터
KR102475159B1 (ko) 2016-09-13 2022-12-08 디아이씨 가부시끼가이샤 폴리할로겐화아연프탈로시아닌, 폴리할로겐화아연프탈로시아닌 안료 및 이것을 화소부에 갖는 컬러필터
WO2018051876A1 (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 Dic株式会社 ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びこれを画素部に有するカラーフィルタ
US11261332B2 (en) 2016-09-13 2022-03-01 Dic Corporation Polyhalogenated zinc phthalocyanine, polyhalogenated zinc phthalocyanine pigment, and color filter including pixel portion containing polyhalogenated zinc phthalocyanine pigment
JPWO2018051876A1 (ja) * 2016-09-13 2018-09-13 Dic株式会社 ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びこれを画素部に有するカラーフィルタ
CN112189036A (zh) * 2020-04-30 2021-01-05 Dic株式会社 卤化锌酞菁颜料及其制造方法
KR20200128611A (ko) * 2020-04-30 2020-11-13 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법
JP6819824B1 (ja) * 2020-04-30 2021-01-27 Dic株式会社 ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の製造方法
JP6819823B1 (ja) * 2020-04-30 2021-01-27 Dic株式会社 ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の製造方法
JP6819826B1 (ja) * 2020-04-30 2021-01-27 Dic株式会社 ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びその製造方法
KR20200128216A (ko) * 2020-04-30 2020-11-11 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법
WO2021220498A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 Dic株式会社 ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びその製造方法
JP6819825B1 (ja) * 2020-04-30 2021-01-27 Dic株式会社 ハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料の製造方法
KR20200128612A (ko) * 2020-04-30 2020-11-13 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법
KR20200128613A (ko) * 2020-04-30 2020-11-13 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료 및 그 제조 방법
KR102527026B1 (ko) 2020-04-30 2023-04-28 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법
KR102527025B1 (ko) 2020-04-30 2023-04-28 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법
KR102527028B1 (ko) 2020-04-30 2023-04-28 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료 및 그 제조 방법
KR102527027B1 (ko) 2020-04-30 2023-04-28 디아이씨 가부시끼가이샤 할로겐화아연프탈로시아닌 안료의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5141939B2 (ja) 2013-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5141939B2 (ja) ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ
JP6020701B2 (ja) カラーフィルタ用緑色顔料およびカラーフィルタ
JP4752590B2 (ja) ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ
JP4882515B2 (ja) ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ
JP6451022B2 (ja) ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン、ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料及びこれを画素部に有するカラーフィルタ
JP6041179B1 (ja) カラーフィルタ用緑色顔料組成物およびカラーフィルタ
JP2007284590A (ja) ポリハロゲン化金属フタロシアニン粗製顔料、同顔料及び同顔料を緑色画素部に含有させてなるカラーフィルタ
JP6477977B2 (ja) カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ
JP4992321B2 (ja) ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン、感光性組成物およびカラーフィルター
JP4539477B2 (ja) カラーフィルタ用顔料組成物、その製造方法及びカラーフィルタ
JP5167602B2 (ja) ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン、感光性組成物およびカラーフィルター
JP2006184427A (ja) カラーフィルター用緑色セミクルードの製造方法、緑色顔料組成物、およびそれらを緑色画素部に含有してなるカラーフィルター
JP2019038958A (ja) 塩素化臭素化亜鉛フタロシアニン顔料及びこれを含有するカラーフィルタ
JP2001342374A (ja) カラーフィルター用ハロゲン化銅フタロシアニン顔料組成物およびカラーフィルター
JP2005275052A (ja) カラーフィルター用青色顔料組成物及びカラーフィルター
JP2008308605A (ja) カラーフィルター用青色顔料組成物の製造方法、及びカラーフィルター
JP2006091649A (ja) カラーフィルター青色画素部用顔料組成物の製造方法及びカラーフィルター
JP2018036520A (ja) カラーフィルタ用顔料組成物及びカラーフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101203

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5141939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250