JP2007280111A - ストレージシステム及びその性能チューニング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】チューニングパラメータの設定ミスに伴うストレージシステムの性能低下を回避し、最適な性能チューニングを行う。
【解決手段】ストレージシステム10は、運用ボリュームとしてホスト計算機3に提供されるプライマリボリューム501と、プライマリボリューム501とコピーペアを形成可能なセカンダリボリューム502と、記憶制御装置100とを備える。記憶制御装置100は、チューニングパラメータAが設定されたプライマリボリューム501へのI/O処理に要する負荷よりもチューニングパラメータBが設定されたセカンダリボリューム502へのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との間の正副関係を入れ替えて、セカンダリボリューム502を運用ボリュームとしてホスト計算機3に提供する。
【選択図】図1
【解決手段】ストレージシステム10は、運用ボリュームとしてホスト計算機3に提供されるプライマリボリューム501と、プライマリボリューム501とコピーペアを形成可能なセカンダリボリューム502と、記憶制御装置100とを備える。記憶制御装置100は、チューニングパラメータAが設定されたプライマリボリューム501へのI/O処理に要する負荷よりもチューニングパラメータBが設定されたセカンダリボリューム502へのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との間の正副関係を入れ替えて、セカンダリボリューム502を運用ボリュームとしてホスト計算機3に提供する。
【選択図】図1
Description
本発明はストレージシステム及びその性能チューニング方法に関する。
コンピュータシステムの発展に伴い、ストレージシステムの用途は多様化しつつある。また、ストレージシステムにI/O処理を要求するホスト計算機のI/O特性も多様化しつつある。様々なI/O特性に対して高性能なストレージシステムを実現するには、それぞれのI/O特性に応じた最適な性能チューニングが有効である。
ホスト計算機のI/O特性は、時間的に変化することがある。I/O特性の時間的な変化は、主として、短期的なI/O特性の変化(例えば、夜間にバックアップ処理が実行される場合のように周期の短いI/O特性の変化)と、長期的なI/O特性の変化(例えば、ホスト計算機からのI/O処理要求の増加に伴う負荷増大のように周期の長いI/O特性の変化)とがある。
特開平8−241227号公報には、ストレージシステムの性能に悪影響を及ぼす状況を監視又は予測する目的で、動作中のストレージシステムの性能を評価し、性能が最適でないことが検出されたならば、それをユーザに警告し、性能を向上させるための措置を指示する方法が開示されている。
特開平8−241227号公報
ところで、ストレージシステムの性能をチューニングするためのチューニングパラメータとして、内部制御に関わるチューニングパラメータと、外部仕様に関わるチューニングパラメータとがある。内部制御に関わるチューニングパラメータとして、例えば、シーケンシャルリードの「先読み」、シーケンシャルライトの「まとめ書き」などがある。外部仕様に関わるチューニングパラメータとして、例えば、「RAIDレベル」、「ドラブ構成」、「ディスクタイプ」、「ストライプサイズ」などがある。
これらのチューニングパラメータの変更は、ストレージシステムの性能向上を見込んで実施するものであるが、チューニングパラメータの設定を誤った場合には、却って性能が低下してしまう場合がある。ストレージシステムの性能の低下がみられる場合には、チューニングパラメータを元に戻す必要がある。
しかし、外部仕様に関わるチューニングパラメータを元に戻そうとすると、ディスクドライブ間でのデータ移動を実行しなければならないので、チューニングパラメータ変更に伴うストレージシステムへの負荷は大きく、しかもその作業には長時間を要する。更に、チューニングパラメータを変更している最中では、ストレージシステムの性能が低下するというデメリットもある。
更に、ストレージシステムに対するI/O特性の時間的変化、特に、短期的なI/O特性の変化に対して、ストレージシステムの性能を引き出せるように、チューニングパラメータを動的に設定するのは困難である。
そこで、本発明はチューニングパラメータの設定ミスに伴うストレージシステムの性能低下を回避し、最適な性能チューニングを行うことを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明のストレージシステムは、運用ボリュームとしてホスト計算機に提供されるプライマリボリュームと、プライマリボリュームとコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームと、ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答してプライマリボリューム及びセカンダリボリュームのそれぞれについてI/O処理を実行する記憶制御装置と、を備える。記憶制御装置は、第一のチューニングパラメータが設定されたプライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも第二のチューニングパラメータが設定されたセカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する。
このように、プライマリボリュームのI/O処理に要する負荷よりも、セカンダリボリュームのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合に、正副関係を入れ替えて、セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供することにより、チューニングパラメータの設定ミスに伴うストレージシステムの性能低下を回避しつつ、最適な性能チューニングを実現できる。
尚、ボリュームのI/O処理に要する負荷とは、例えば、ハードウェアリソースの使用率などである。
ここで、本発明のある観点によれば、記憶制御装置は、プライマリボリュームについてのI/O処理を実行する第一のコントローラと、セカンダリボリュームについてのI/O処理を実行する第二のコントローラとを備えるのが好ましい。
例えば、第一のコントローラは、ホスト計算機からプライマリボリュームに発行されるI/O要求を複製し、その複製されたI/O要求を第二のコントローラに転送する。かかる構成によれば、プライマリボリュームへのI/O処理を実行するハードウェアと、セカンダリボリュームへのI/O処理を実行するハードウェアを分離できるので、それぞれのボリュームについて、I/O処理に要する負荷を精度よく評価できる。
また例えば、第一のコントローラは、ホスト計算機から前記プライマリボリュームに発行されるI/O要求に応答してプライマリボリュームについてI/O処理を実行する一方で、第二のコントローラは、ホスト計算機からセカンダリボリュームに発行されるI/O要求に応答してセカンダリボリュームについてI/O処理を実行する。かかる構成によれば、プライマリボリュームへのI/O処理を実行するハードウェアと、セカンダリボリュームへのI/O処理を実行するハードウェアを完全に分離できるので、それぞれのボリュームについて、I/O処理に要する負荷を精度よく評価できる。
記憶制御装置は、ある時間帯において、プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりもセカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えてセカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する一方、他の時間帯において、セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりもプライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、セカンダリボリュームとプライマリボリュームとの間の正副関係を再度入れ替えて、プライマリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する。
かかる構成によれば、I/O特性の変動に追随して、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの正副関係を入れ替えるので、I/O特性の変動に関わりなくストレージシステムの性能を最適化できる。
本発明の他の観点によるストレージシステムは、ホスト計算機に提供される運用ボリュームと、運用ボリュームとコピーペアを形成可能なコピーボリュームと、ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答して運用ボリュームについてI/O処理を実行するとともにI/O要求を複製する第一のコントローラと、第一のコントローラが複製したI/O要求を第一のコントローラから受信してコピーボリュームへのI/O処理を実行する第二のコントローラと、を備える。第二のコントローラは、第一のチューニングパラメータが設定されたプライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも第二のチューニングパラメータが設定されたセカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する。
本発明の性能チューニング方法は、運用ボリュームとしてホスト計算機に提供されるプライマリボリュームに第一のチューニングパラメータを設定するステップと、プライマリボリュームとコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームを作成するステップと、セカンダリボリュームに第二のチューニングパラメータを設定するステップと、ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答してプライマリボリューム及びセカンダリボリュームのそれぞれについてI/O処理を実行するステップと、プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりもセカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、を備える。
本発明の他の観点による性能チューニング方法は、プライマリボリュームに第一のチューニングパラメータを設定するステップと、プライマリボリュームとコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームに第二のチューニングパラメータを設定するステップと、ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答してプライマリボリューム及びセカンダリボリュームのそれぞれについてI/O処理を実行するステップと、プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりもセカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりもプライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、セカンダリボリュームとプライマリボリュームとの間の正副関係を再度入れ替えて、プライマリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、を備える。
本発明によれば、チューニングパラメータの設定ミスに伴うストレージシステムの性能低下を回避し、最適な性能チューニングを行うことができる。
以下、各図を参照しながら本発明の実施例について説明する。各実施例は、特許請求の範囲を限定するものではなく、また実施例で説明されている特徴の全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は実施例1に関わるストレージシステム10の性能チューニング方法の概要を示している。ストレージシステム10は、記憶制御装置100と、論理ボリューム501,502とを備える。記憶制御装置100は、コントローラ1,2を備える。論理ボリューム502は、論理ボリューム501を複製したコピーボリューム(レプリカボリューム)であり、論理ボリューム501と論理ボリューム502との間のペア状態は、同期状態にある。以下の説明では、文脈に応じて、コピー元の「論理ボリューム501」を「プライマリボリューム501」と称し、コピー先の「論理ボリューム502」を「セカンダリボリューム502」又は「コピーボリューム502」と称する。また「プライマリボリューム」と「運用ボリューム」とは、同義であるものとする。
コントローラ1は、プライマリボリューム501に対するI/O処理を実行するとともに、ネットワーク4を介してホスト計算機3から送信されてくるI/O要求を複製し、複製したI/O要求をコントローラ2に転送する。コントローラ2は、コントローラ1からその複製されたI/O要求を受信し、セカンダリボリューム502に対するI/O処理を実行する。このように、プライマリボリューム501に対するI/O処理を制御するハードウェア資源と、セカンダリボリューム502に対するI/O処理を制御するハードウェア資源とは、分離されており、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502のそれぞれについて、I/O処理性能を十分な精度で測定することができる。
尚、プライマリボリューム501は、運用ボリュームとして、ホスト計算機3に提供されている。ホスト計算機3は、プライマリボリューム501を認識しているが、セカンダリボリューム502を認識していない。
いま、プライマリボリューム501に設定されているチューニングパラメータを「A」とする。プライマリボリューム501に設定されているチューニングパラメータを「A」から「B」に変更するには、まず、ストレージシステム10は、試験的にセカンダリボリューム502にチューニングパラメータ「B」を設定した上で、セカンダリボリューム502に対するI/O処理の性能向上が確認できたか否かを判定する。より詳細には、ストレージシステム10は、旧パラメータ「A」を設定したプライマリボリューム501と、新パラメータ「B」を設定したセカンダリボリューム502のうち何れのI/O性能が優れているかを判断する。
そして、セカンダリボリューム502に対するI/O処理の性能向上が確認できた場合に、ストレージシステム10は、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502の正副関係を入れ替える。これにより、チューニングパラメータ「B」が設定された論理ボリューム(正副関係を入れ替える前のセカンダリボリューム502)をプライマリボリューム501としてホスト計算機3に提供できる。
プライマリボリューム501に設定されるチューニングパラメータを上述のようにして変更すれば、チューニングパラメータの設定ミスに起因する性能低下を回避できるとともに、プライマリボリューム501の運用を継続したまま、チューニングパラメータを変更できるという利点がある。
図2はストレージシステム10のハードウェア構成を示す。
ストレージシステム10は、ネットワーク61を介して一つ以上のホスト計算機3に接続している。ホスト計算機3は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等である。ホスト計算機3は、ストレージシステム10が提供する記憶資源を利用して、各種の業務処理(例えば、データベース処理、Webアプリケーション処理、ストリーミング処理など)を実行する。
ストレージシステム10は、ネットワーク61を介して一つ以上のホスト計算機3に接続している。ホスト計算機3は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等である。ホスト計算機3は、ストレージシステム10が提供する記憶資源を利用して、各種の業務処理(例えば、データベース処理、Webアプリケーション処理、ストリーミング処理など)を実行する。
ネットワーク61としては、例えば、SAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、PAN(Personal Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、専用回線、公衆回線等を挙げることができる。
例えば、ホスト計算機3がSANを介してストレージシステム10に接続する場合、ホスト計算機3は、ファイバチャネルプロトコル又はiSCSI(internet Small Computer System Interface)等のプロトコルにより、ストレージシステム10の記憶資源のデータ管理単位であるブロックを単位としてデータ入出力を要求する。
例えば、ホスト計算機3がLANを介してストレージシステム10に接続する場合、ホスト計算機3は、NFS(Network File System)又はCIFS(Common Interface File System)等のプロトコルにより、ファイル名を指定してファイル単位でのデータ入出力を要求する。
記憶装置70は、複数のディスクドライブ71を備える。ディスクドライブ71は、例えば、FC(Fibre Channel)ディスクドライブ、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)ディスクドライブ、PATA(Parallel Advanced Technology Attachment)ディスクドライブ、FATA(Fibre Attached Technology Adapted)ディスクドライブ、SCSI(Small Computer System Interface)ディスクドライブなどである。
コントローラ1,2は、記憶装置70をいわゆるRAID方式に規定されるRAIDレベル(例えば、0,1,4,5)で制御することができる。RAIDグループは、例えば、4つのディスクドライブ71を一組としてグループ化することにより(3D+1P)、或いは8つのディスクドライブ71を一組としてグループ化することにより(7D+1P)、構成される。即ち、複数のディスクドライブ71のそれぞれが提供する記憶領域が集合して一つのRAIDグループが構成される。RAIDグループは、パリティグループ又はECCグループと別称することもできる。RAIDグループ上には、ホスト計算機3からのアクセス単位である一つ以上の論理ボリュームが定義される。各論理ボリュームには、LUN(Logical Unit Number)がアサインされる。
コントローラ1は、ホストインタフェース制御部11、キャッシュメモリ21、プロセッサ31、データ転送制御部41、ローカルメモリ51、及びディスクインタフェース制御部61を備える。
プロセッサ31は、ホスト計算機3からのデータ入出力要求に応答して記憶装置70へのI/O処理(ライトアクセス、又はリードアクセス)を制御する。ローカルメモリ51には、各種のマイクロプログラム及び管理テーブルが格納されている。プロセッサ31はローカルメモリ51に格納されているマイクロプログラムを実行することにより、コピーボリュームの作成処理、チューニングパラメータの設定処理などを実行する。マイクロプログラム及び管理テーブルの詳細については、後述する。キャッシュメモリ21は、記憶装置70に読み書きするデータを一時的に格納するためのバッファメモリである。キャッシュメモリ21は、電源バックアップされており、ストレージシステム10に電源障害が発生した場合でも、キャッシュデータのロストを防ぐ不揮発性メモリとして構成されている。
データ転送制御部41は、ホストインタフェース制御部11、プロセッサ21、キャッシュメモリ31、ローカルメモリ51、及びディスクインタフェース制御部61を相互に接続し、ホスト計算機3と記憶装置70との間のデータ転送を制御する。
例えば、ホスト計算機3からのライトアクセスに対し、データ転送制御部41は、ホストインタフェース制御部11を介してホスト計算機3から受け取ったライトデータをキャッシュメモリ21に書き込む。その後、ディスクインタフェース制御部61は、キャッシュメモリ21に書き込まれたライトデータを記憶装置70に書き込む。
一方、ホスト計算機3からのリードアクセスに対し、データ転送制御部41は、ディスクインタフェース制御部61を介して記憶装置70から読みとったリードデータをキャッシュメモリ21に書き込むとともに、ホストインタフェース制御部11に転送する。ホストインタフェース制御部11は、リードデータをホスト計算機3に送信する。
尚、記憶装置70がRAIDレベル5で管理される場合には、パリティデータは、データ転送制御部41によって演算される。
ホストインタフェース制御部11は、ホスト計算機3とコントローラ1との間のインタフェースを制御するコントローラであり、例えば、ファイバチャネルプロトコルに基づくホスト計算機3からのブロックアクセス要求や、ファイル転送プロトコルに基づくホスト計算機3からのファイルアクセス要求を受信する機能を有する。ホスト計算機3からのファイルアクセス要求を処理するためには、ホストインタフェース制御部11は、NAS(Network Attached Storage)機能を搭載している必要がある。
ディスクインタフェース制御部61は、記憶装置70とコントローラ1との間のインタフェースを制御するコントローラであり、例えば、記憶装置70を制御するプロトコルに従って、記憶装置70へのデータ入出力要求を制御する機能を有する。
一方、コントローラ2は、ホストインタフェース制御部12、キャッシュメモリ22、プロセッサ32、データ転送制御部42、ローカルメモリ52、及びディスクインタフェース制御部62を備える。コントローラ2のハードウェア構成は、コントローラ1のハードウェア構成と同様であるので、コントローラ2のハードウェア構成の詳細な説明は、省略する。
図3はローカルメモリ51内のソフトウェア構成を示す。
ローカルメモリ51には、コピーボリューム管理プログラム111、コピーボリューム管理テーブル112、チューニングパラメータ管理プログラム121、チューニングパラメータ管理テーブル122、インタフェース制御プログラム131、ストレージ制御プログラム132、データ転送制御プログラム133、及びオペレーティングシステム101が格納されている。
ローカルメモリ51には、コピーボリューム管理プログラム111、コピーボリューム管理テーブル112、チューニングパラメータ管理プログラム121、チューニングパラメータ管理テーブル122、インタフェース制御プログラム131、ストレージ制御プログラム132、データ転送制御プログラム133、及びオペレーティングシステム101が格納されている。
コピーボリューム管理プログラム111は、コピーボリュームに関する処理を行う。例えば、コピーボリューム管理プログラム111は、コピーボリューム作成指示を受けて、コピーボリューム(セカンダリボリューム502)を作成する処理と、プライマリボリューム501へのI/O要求を受けて、セカンダリボリューム502へ同期若しくは非同期にI/O要求を発行する処理と、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との関係を管理する処理とを実行する。
コピーボリューム管理テーブル112は、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との関係を示す情報を保持する。コピーボリューム管理テーブル112の詳細については、後述する。
チューニングパラメータ管理プログラム121は、ストレージシステム10内の各ボリュームについて、チューニングパラメータを設定する。
チューニングパラメータ管理テーブル122は、ストレージシステム10内の各ボリュームに設定されているチューニングパラメータを保持する。チューニングパラメータ管理テーブル122の詳細については、後述する。
インタフェース制御プログラム131は、ホストインタフェース制御部11及びディスクインタフェース制御部61を制御するためのドライバソフトウェアである。
ストレージ制御プログラム132は、ディスクドライブ71上の論理アドレスと物理アドレスとを変換するためのアドレス変換処理、ディスクドライブ71のRAID構成を変換する処理などを実行する。
データ転送制御プログラム133は、データ転送制御部41におけるデータ転送、つまり、ホストインタフェース制御部11、プロセッサ21、キャッシュメモリ31、ローカルメモリ51、及びディスクインタフェース制御部61のそれぞれの間におけるデータ転送を制御する。
オペレーティングシステム101は、各マイクロプログラムの実行をスケジューリングする。
図4はコピーボリューム管理テーブル112のテーブル構造を示す。
コピーボリューム管理テーブル112は、それぞれの論理ボリュームについて、ホストLUN、プライマリボリュームLUN、及びセカンダリボリュームLUNを対応付けている。ホストLUNはホスト計算機3が認識している、プライマリボリューム501のLUNを示す。プライマリボリュームLUNは、ストレージシステム10内部で管理される、プライマリボリューム501のLUNを示す。セカンダリボリュームLUNは、ストレージシステム10内部で管理される、セカンダリボリューム502のLUNを示す。例えば、同図に示す例によると、LUN「8」のプライマリボリュームと、LUN「4」のセカンダリボリュームとは、ペア関係にあり、しかもLUN「8」のプライマリボリュームは、ホスト計算機3からは、LUN「3」の論理ボリュームとして認識されていることを示している。
コピーボリューム管理テーブル112は、それぞれの論理ボリュームについて、ホストLUN、プライマリボリュームLUN、及びセカンダリボリュームLUNを対応付けている。ホストLUNはホスト計算機3が認識している、プライマリボリューム501のLUNを示す。プライマリボリュームLUNは、ストレージシステム10内部で管理される、プライマリボリューム501のLUNを示す。セカンダリボリュームLUNは、ストレージシステム10内部で管理される、セカンダリボリューム502のLUNを示す。例えば、同図に示す例によると、LUN「8」のプライマリボリュームと、LUN「4」のセカンダリボリュームとは、ペア関係にあり、しかもLUN「8」のプライマリボリュームは、ホスト計算機3からは、LUN「3」の論理ボリュームとして認識されていることを示している。
コピーボリューム管理プログラム111は、プライマリボリュームLUNと、セカンダリボリュームLUNとを入れ替えることにより、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との間の正副関係を入れ替えることができる。例えば、同図に示す例では、プライマリボリュームLUN「8」と、セカンダリボリュームLUN「4」とを入れ替えることで、LUN「8」のプライマリボリュームは、セカンダリボリュームに変更され、LUN「4」のセカンダリボリュームは、プライマリボリュームに変更される。
尚、コピーボリューム管理テーブル112に保持される情報は、同図に示す情報に限られるものではない。プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502とを同期させる処理が非同期に実行される場合には、コピーボリューム管理テーブル112には、両者の差分データの有無、差分データの格納位置、同期コピー開始時刻、両者のペア状態に関する情報(ペア同期、ペアスプリット、初期コピーなど)を格納してもよい。
図5はチューニングパラメータ管理テーブル122のテーブル構造を示す。
チューニングパラメータ管理テーブル122は、それぞれの論理ボリュームについて、「LUN」、「先読み量」、「RAIDグループ」、「ディスクタイプ」、及び「ストライプサイズ」を対応付けている。ここで、「LUN」は、チューニングパラメータが設定されている論理ボリュームのLUNを示す。「先読み」は、シーケンシャルリードモードで先読みを実行するか否かのフラグ情報と、先読みを実行する場合における先読み量を示す。「RAIDグループ」は、RAIDレベルと、ドライブ構成を示す。例えば、RAID5を例にとると、ドライブ構成は、ディスクドライブ71の構成が(4D+1P)であるのか、或いは(3D+1P)であるのかを示す。「ディスクタイプ」は、ディスクドライブ71の物理スペックを示す。物理スペックとして、例えば、ディスクドライブ71のインターフェースプロトコルの種類(例えば、FCプロトコル、SATAプロトコルなど)、ディスク回転数などがある。「ストライプサイズ」は、RAID構成された複数のディスクドライブ71のそれぞれに書き込まれるデータの分割サイズ(ストライピング単位)を示す。
チューニングパラメータ管理テーブル122は、それぞれの論理ボリュームについて、「LUN」、「先読み量」、「RAIDグループ」、「ディスクタイプ」、及び「ストライプサイズ」を対応付けている。ここで、「LUN」は、チューニングパラメータが設定されている論理ボリュームのLUNを示す。「先読み」は、シーケンシャルリードモードで先読みを実行するか否かのフラグ情報と、先読みを実行する場合における先読み量を示す。「RAIDグループ」は、RAIDレベルと、ドライブ構成を示す。例えば、RAID5を例にとると、ドライブ構成は、ディスクドライブ71の構成が(4D+1P)であるのか、或いは(3D+1P)であるのかを示す。「ディスクタイプ」は、ディスクドライブ71の物理スペックを示す。物理スペックとして、例えば、ディスクドライブ71のインターフェースプロトコルの種類(例えば、FCプロトコル、SATAプロトコルなど)、ディスク回転数などがある。「ストライプサイズ」は、RAID構成された複数のディスクドライブ71のそれぞれに書き込まれるデータの分割サイズ(ストライピング単位)を示す。
尚、上述したチューニングパラメータのうち、「先読み」は、ストレージシステム10の内部制御に関わるものであるから、短時間かつ低負荷で変更可能である。これに対し、「RAIDグループ」、「ディスクタイプ」、及び「ストライプサイズ」は、ストレージシステム10の外部仕様に関わるものであり、これらのチューニングパラメータを変更するには、ディスクドライブ71間のデータ移動が必要になるので、長時間かつ高負荷を要する。これは、外部仕様に関わるチューニングパラメータの設定を誤ると、パラメータ変更に伴うオーバーヘッドだけでなく、パラメータを元に戻すときのオーバーヘッドも大きいことを示している。
尚、同図に示すチューニングパラメータは、あくまでも一般的なものを例示したにすぎないので、ストレージシステム10の性能に関わるパラメータであって、且つ設定変更可能なものならば、特に限定されるものではない。例えば、内部制御に関わるチューニングパラメータとして、シーケンシャルライトの「まとめ書き量」を含めてもよい。この他に例えば、各種のハードウェアリソース(プロセッサリソース、メモリリソース、バスリソースなど)の制限値、論理資源(論理ボリュームなど)の制限値などを含めてもよい。
図6はチューニングパラメータ設定処理ルーチンを記述したフローチャートを示す。
ストレージシステム10は、まず、これからチューニングパラメータを変更しようとする論理ボリューム501が論理ボリューム501との間でペア関係にあるコピーボリューム502を有しているか否かを判定する(ステップ601)。
ストレージシステム10は、まず、これからチューニングパラメータを変更しようとする論理ボリューム501が論理ボリューム501との間でペア関係にあるコピーボリューム502を有しているか否かを判定する(ステップ601)。
論理ボリューム501がコピーボリューム502を有している場合には(ステップ601:YES)、ストレージシステム10は、S403の処理を実行する。一方、論理ボリューム501がコピーボリューム502を有してない場合には(ステップ601;NO)、ストレージシステム10は、論理ボリューム501との間でコピーペアを形成可能なコピーボリューム502を作成し(ステップ602)、ステップ603の処理を実行する。
便宜上、以下の説明では論理ボリューム501をプライマリボリューム501と称し、コピーボリューム502をセカンダリボリューム502と称する。
ストレージシステム10は、論理ボリューム501に新たに設定しようとするチューニングパラメータを試験的にコピーボリューム502に設定する(ステップ603)。
ストレージシステム10は、ホスト計算機3から発行されたI/O要求をプライマリボリューム501に発行するとともに、そのI/O要求をコピーし、そのコピーしたI/O要求をセカンダリボリューム502へ発行する(ステップ604)。
尚、ステップ604は、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502のそれぞれの性能を評価するための処理であるので、ステップ604の処理時間は、I/O特性に応じて設定するのが好ましい。例えば、I/O特性の変動周期が長い場合(I/O特性の変動が緩やかな場合)には、短時間の測定でも、十分な精度で各ボリュームの性能を評価できる。一方、I/O特性の変動周期が短い場合(I/O特性の変動が急激な場合)には、短時間の測定では、十分な精度で各ボリュームの性能を評価することができないので、測定時間を長めに設定する必要がある。
そして、ストレージシステム10は、セカンダリボリューム502に対するI/O処理の方がプライマリボリューム501に対するI/O処理よりも低負荷であるか否かを判断する(ステップ605)。ここでいう負荷とは、ストレージシステム10がI/O処理に要する各種のリソース(プロセッサリソース、メモリリソース、バスリソースなど)の使用率(プロセッサ使用率、メモリ使用率、バス使用率など)をいう。
プライマリボリューム501に対するI/O処理の方がセカンダリボリューム502に対するI/O処理よりも低負荷である場合には(ステップ605;NO)、新たしいチューニングパラメータを設定したセカンダリボリューム502の方が低性能であることを示しているので、ストレージシステム10は、ステップ607の処理に進む。
一方、セカンダリボリューム502に対するI/O処理の方がプライマリボリューム501に対するI/O処理よりも低負荷である場合には(ステップ605;YES)、新たしいチューニングパラメータを設定したセカンダリボリューム502の方が高性能であることを示しているので、ストレージシステム10は、コピーボリューム管理テーブル112におけるプライマリボリュームLUNとセカンダリボリュームLUNとを入れ替えて、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との間の正副関係を入れ替える(ステップ606)。この処理により、新しいチューニングパラメータが設定された、高性能なセカンダリボリューム502を、今後はプライマリボリューム501として運用することが可能となる。
次に、ストレージシステム10は、正副関係を入れ替える前のセカンダリボリューム502又は正副関係を入れ替えた後のプライマリボリューム501のうち何れか一方がステップ602の処理で作成されたコピーボリュームであるか否かを判断する(ステップ607)。
正副関係を入れ替える前のセカンダリボリューム502又は正副関係を入れ替えた後のプライマリボリューム501のうち何れか一方がステップ602の処理で作成されたコピーボリュームであるならば(ステップ607;YES)、ストレージシステム10は、ステップ602の処理で作成されたコピーボリュームを削除し(ステップ608)、チューニングパラメータ設定処理ルーチンを抜ける。
一方、正副関係を入れ替える前のセカンダリボリューム502又は正副関係を入れ替えた後のプライマリボリューム501のうち何れか一方がステップ602の処理で作成されたコピーボリュームでないならば(ステップ607;NO)、ストレージシステム10は、チューニングパラメータ設定処理ルーチンを抜ける。
本実施例によれば、チューニングパラメータの設定ミスに伴うストレージシステム10の性能低下を回避しつつ、最適な性能チューニングを実現できる。また、運用ボリュームを運用を停止することなく、最適な性能チューニングを実現できるので、利便性に優れている。
図7は実施例2に関わるストレージシステム10の性能チューニング方法の概要を示している。図1に示した符号と同一符号のデバイス等は、同一のデバイス等を示すものとして、その詳細な説明を省略する。実施例2に関わるチューニングパラメータ設定方法は、実施例1に関わるチューニングパラメータ設定方法とほぼ同様であるので、両者の異なる点について中心に説明を加える。
実施例1では、ホスト計算機3は、プライマリボリューム501のみを認識し、セカンダリボリューム502を認識していない。ホスト計算機3からプライマリボリューム501へ発行されたI/O要求は、コントローラ1において複製され、コントローラ2に転送される。コントローラ2は、その複製されたI/O要求を受信して、セカンダリボリューム502へのI/O処理を実行する。
これに対し、実施例2では、ホスト計算機3は、プライマリボリューム501だけでなくセカンダリボリューム502をも認識し、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502のそれぞれにI/O要求を発行する。つまり、コントローラ1は、ホスト計算機3から発行されたI/O要求を複製する必要がない。かかる構成により、プライマリボリューム501に対するI/O処理を制御するハードウェア資源と、セカンダリボリューム502に対するI/O処理を制御するハードウェア資源とを完全に分離することが可能となり、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502のそれぞれについて、I/O処理性能を十分な精度で測定することができる。
図8は実施例3に関わるストレージシステム10の性能チューニング方法の概要を示している。図1に示した符号と同一符号のデバイス等は、同一のデバイス等を示すものとして、その詳細な説明を省略する。ホスト計算機3は、プライマリボリューム501のみを認識し、セカンダリボリューム502を認識していない。ホスト計算機3からプライマリボリューム501へ発行されたI/O要求は、コントローラ1において複製され、コントローラ2に転送される。コントローラ2はその複製されたI/O要求を受信して、セカンダリボリューム502へのI/O処理を実行する。
実施例3では、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502のそれぞれについて、異なるチューニングパラメータが設定されている。例えば、プライマリボリューム501に設定されているチューニングパラメータを「C」とし、セカンダリボリューム502に設定されているチューニングパラメータを「D」とする。
ホスト計算機3のI/O特性が時間の経過とともに変化する場合を想定すると、ある時間帯では、プライマリボリューム501のI/O処理性能が高性能(低負荷)であるのに対して、セカンダリボリューム502のI/O処理性能が低性能(高負荷)であるが、他の時間帯では、プライマリボリューム501のI/O処理性能が低性能(高負荷)であるのに対し、セカンダリボリューム502のI/O処理性能が高性能(低負荷)であるということが考えられる。プライマリボリューム501からセカンダリボリューム502への同期処理が非同期的に実行されているような場合には、プライマリボリューム501の応答時間が運用系(運用ボリューム)の応答時間になる。
そこで、ストレージシステム10は、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502のそれぞれについて、I/O処理性能を計測し、プライマリボリューム501のI/O処理性能の方が高性能である場合には、そのまま運用を継続する。一方、セカンダリボリューム502のI/O処理性能の方が高性能である場合には、ストレージシステム10は、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との正副関係を入れ替えて、高性能なI/O処理性能を有する論理ボリューム(正副関係を入れ替える前のセカンダリボリューム502)をプライマリボリューム501として運用する。
例えば、バックアップ処理に適したチューニングパラメータをセカンダリボリューム502に設定しておき、夜間になると、ストレージシステム10は、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との間の正副関係を入れ替えて、バックアップ処理する。
かかるI/O処理方法によれば、ストレージシステム10のI/O処理性能を常に最適化できる。
図9は実施例3に関わるI/O処理ルーチンを示すフローチャートである。
ストレージシステム10は、ホスト計算機3から発行されたI/O要求をプライマリボリューム501に発行するとともに、そのI/O要求をコピーし、そのコピーしたI/O要求をセカンダリボリューム502へ発行する(ステップ901)。
ストレージシステム10は、ホスト計算機3から発行されたI/O要求をプライマリボリューム501に発行するとともに、そのI/O要求をコピーし、そのコピーしたI/O要求をセカンダリボリューム502へ発行する(ステップ901)。
次に、ストレージシステム10は、セカンダリボリューム502に対するI/O処理の方がプライマリボリューム501に対するI/O処理よりも低負荷であるか否かを判断する(ステップ902)。実施例3では、変動の激しいI/O特性の変化に追随することを目的としているので、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502のそれぞれのI/O処理性能の測定時間は、短時間でよい。ユーザは、I/O処理性能の測定時間を自由に設定することもできる。
セカンダリボリューム502に対するI/O処理の方がプライマリボリューム501に対するI/O処理よりも低負荷である場合には(ステップ902;YES)、ストレージシステム10は、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502の正副関係を入れ替えて(ステップ903)、高性能なI/O処理性能を有する論理ボリューム(正副関係を入れ替える前のセカンダリボリューム502)をプライマリボリューム501として運用し、I/O処理ルーチンを抜ける。
一方、セカンダリボリューム502に対するI/O処理の方がプライマリボリューム501に対するI/O処理よりも高負荷である場合には(ステップ902;NO)、ストレージシステム10は、I/O処理ルーチンを抜ける。
尚、実施例3では、プライマリボリュームとコピーペアを形成可能な複数のコピーボリュームを作成し、全ての論理ボリューム(プライマリボリュームと全てのコピーボリューム)のそれぞれに異なるチューニングパラメータを設定し、その時々において高性能なI/O処理性能を発揮する論理ボリュームをプライマリボリュームとして運用してもよい。
本実施例によれば、I/O特性の変動に追随して、プライマリボリューム501とセカンダリボリューム502との正副関係を入れ替えるので、I/O特性の変動に関わりなくストレージシステム10の性能を最適化できる。
1…コントローラ 2…コントローラ 3…ホスト計算機 4…ネットワーク 10…ストレージシステム 100…記憶制御装置 501…プライマリボリューム 502…セカンダリボリューム
Claims (10)
- 運用ボリュームとしてホスト計算機に提供されるプライマリボリュームと、
前記プライマリボリュームとコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームと、
前記ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答して前記プライマリボリューム及び前記セカンダリボリュームのそれぞれについてI/O処理を実行する記憶制御装置と、
を備え、
前記記憶制御装置は、第一のチューニングパラメータが設定された前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも第二のチューニングパラメータが設定された前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、前記セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する、ストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記記憶制御装置は、前記プライマリボリュームについてのI/O処理を実行する第一のコントローラと、前記セカンダリボリュームについてのI/O処理を実行する第二のコントローラとを備える、ストレージシステム。 - 請求項2に記載のストレージシステムであって、
前記第一のコントローラは、前記ホスト計算機から前記プライマリボリュームに発行されるI/O要求を複製し、その複製されたI/O要求を前記第二のコントローラに転送する、ストレージシステム。 - 請求項2に記載のストレージシステムであって、
前記第一のコントローラは、前記ホスト計算機から前記プライマリボリュームに発行されるI/O要求に応答して前記プライマリボリュームについてI/O処理を実行する一方、前記第二のコントローラは、前記ホスト計算機から前記セカンダリボリュームに発行されるI/O要求に応答して前記セカンダリボリュームについてI/O処理を実行する、ストレージシステム。 - 請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記記憶制御装置は、ある時間帯において、前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて前記セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する一方、他の時間帯において、前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記セカンダリボリュームと前記プライマリボリュームとの間の正副関係を再度入れ替えて、前記プライマリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する、ストレージシステム。 - 請求項5に記載のストレージシステムであって、
前記プライマリボリュームとコピーペアを形成可能な前記セカンダリボリュームを複数備える、ストレージシステム。 - ホスト計算機に提供される運用ボリュームと、
前記運用ボリュームとコピーペアを形成可能なコピーボリュームと、
前記ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答して前記運用ボリュームについてI/O処理を実行するとともに前記I/O要求を複製する第一のコントローラと、
前記第一のコントローラが複製したI/O要求を前記第一のコントローラから受信して前記コピーボリュームへのI/O処理を実行する第二のコントローラと、
を備え、
前記第二のコントローラは、第一のチューニングパラメータが設定された前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも第二のチューニングパラメータが設定された前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、前記セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供する、ストレージシステム。 - 運用ボリュームとしてホスト計算機に提供されるプライマリボリュームに第一のチューニングパラメータを設定するステップと、
前記プライマリボリュームとコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームを作成するステップと、
前記セカンダリボリュームに第二のチューニングパラメータを設定するステップと、
ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答して前記プライマリボリューム及び前記セカンダリボリュームのそれぞれについてI/O処理を実行するステップと、
前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、
前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、
前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、前記セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、
を備えるストレージシステムの性能チューニング方法。 - 請求項8に記載のストレージシステムの性能チューニング方法であって、
ある時間帯において、前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、前記セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、
他の時間帯において、前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記セカンダリボリュームと前記プライマリボリュームとの間の正副関係を再度入れ替えて、前記プライマリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、
を更に備える、ストレージシステムの性能チューニング方法。 - プライマリボリュームに第一のチューニングパラメータを設定するステップと、
前記プライマリボリュームとコピーペアを形成可能なセカンダリボリュームに第二のチューニングパラメータを設定するステップと、
ホスト計算機から発行されるI/O要求に応答して前記プライマリボリューム及び前記セカンダリボリュームのそれぞれについてI/O処理を実行するステップと、
前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、
前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷を計測するステップと、
前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記プライマリボリュームと前記セカンダリボリュームとの間の正副関係を入れ替えて、前記セカンダリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、
前記セカンダリボリュームへのI/O処理に要する負荷よりも前記プライマリボリュームへのI/O処理に要する負荷の方が軽い場合には、前記セカンダリボリュームと前記プライマリボリュームとの間の正副関係を再度入れ替えて、前記プライマリボリュームを運用ボリュームとしてホスト計算機に提供するステップと、
を備えるストレージシステムの性能チューニング方法。
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