JP2007279430A - データ記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】横縦に隣接するセルだけではなく、斜めに隣接するセル間のISIの影響をも除去することができるとともに、マークに頼らず、精度の高い位置合わせができるデータ記録再生装置を提供する。
【解決手段】 符号化手段30において、記録する情報系列にDCが一定な符号化を行い、さらに、符号化された系列を2次元に配置しつつ2次元系列の所定の行置きに“0”の連続系列を挿入することで、縞状の変調を施すことができ、この縞の特徴によって、符号間干渉の削減と、マークに頼らない位置合せができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ記録再生装置に係るものであり、特に、ホログラフィックを用いたデータ記録再生装置に関するものである。
近年、マルチメディア化が進み、扱うデータが増大している。この大容量のデータを記録するために、ホログラフィックを用いた記録装置(以下、「ホログラムメモリ」という)の研究がなされている。このホログラムメモリは、2次元のページデータを一度に記録再生できることから、データの転送速度が非常に高速であり、また、多重記録という技術を用いることで、記憶容量の大容量化も実現できるといわれている。
ホログラムメモリには、DVD等の光ディスク装置と異なる性質の外乱要因があることが知られている。その中でも、ISI(Inter Symbol Interference;符号間干渉)については、DVDとホログラムメモリで大きく性質が異なっている。ここで、図19を用いてホログラムメモリのISIについて説明する。
図19は、コヒーレント(可干渉)な光の振幅を空間変調する空間光振幅変調器(ホログラムメモリ製造用の一方の光である信号光を作成する手段を構成する)101において、図面上部から照射されるコヒーレントな光の振幅を空間変調し、それをイメージセンサー102で受光してイメージセンサー102の出力値を得るまでの原理を示したものである。この空間光振幅変調器101は、光を透過するセルAと光を遮蔽するセルBで構成されており、n行m列で表わされる2次元の配列を有する。図19では、光を透過するセルが1つの場合(図中で「ONが孤立」と記載、セルAのみが透過するセル)と2つ隣接する場合(図中で「ONが隣接」と記載、AとBが透過するセル)について、それぞれの電界振幅波形と電界パワー波形とイメージセンサー出力値を比較したものである。イメージセンサー102には、光電変換素子で構成されるものを用いており、各セルでのイメージセンサー102出力値は、各セル内の画素で受光した成分を積分する。
同図から分かるように、各セルのイメージセンサー出力は、隣接するセルが遮蔽するセルか透過するセルかにより影響を受ける。これは、従来の光ディスク装置で発生するISIとは異なった特性を持つものである。
従来、このISIの影響を削減する一つの手段として、データ“1”(光を透過するセルに対応)の隣接セルに、データ“1”が少ない変調符号を適用する方法がある。例えば、1−4符号(1 Light Bit on 4 Cells Coding)と呼ばれる符号は、4つのセルの内1つだけデータ“1”で残りの3つはデータ“0”である、という制約の符号である。この符号は、“1”のセルの隣接セルに“1”が少なくなる特徴があり、ISIの影響を抑えることができる(例えば、特許文献1参照)。
さらに、このISIの影響を削減する他の手段として、「位相変調マスク」を使用する方法がある。この位相変調マスクは、空間光振幅変調器とマッチしたセル間隔を持っている位相変調器で、セル毎に光の位相を変更することができる。効果的な位相変調マスクの位相パターンとして、図20に例示するように0、π/2、π、3π/2(rad)の4値を用い、縦横の隣接セルの位相差はπ/2である、という制約を持った「擬似ランダム拡散板」(以下、「擬似ランダム位相マスク」と呼ぶ)103と呼ばれるものがある。
ここで、擬似ランダム位相マスク103の効果について説明する。図21はコヒーレント光を空間光振幅変調器101で空間変調し、擬似ランダム位相マスク103を通して、イメージセンサー102で撮影する原理図を示したものである。前述した図19とは、擬似ランダム位相マスク103を有する点が異なる。
図21から分かるように、空間変調のセルAが同じデータ“1”であっても隣接したセルBがデータ“1”であるかデータ“0”であるかによって、積分の影響でイメージセンサー102の出力が変化する。しかしながら、図19と図21を比較すると、明らかに、セルAのイメージセンサー出力値は、図21の方が変化の度合いが少ない。図21では、隣接セル間にπ/2の位相ずれがあるために、電界パワーが、セルAの電界のパワーとセルBの電界のパワーの加算値となる隣接セルA、Bの間は、隣接セルがONであってもISIの影響が減少するからである。このように擬似ランダム位相マスクを用いることで、ISIの影響を削減できる(例えば、特許文献2参照)。
また擬似ランダム位相マスクには、他の効果もある。それは、空間光振幅変調器101の格子構造によって発生する回折光のうち0次光の焦点でのパワーを削減できることである。コヒーレント光をレンズで集光すると、1点に光が集まってしまい、焦点でメディアにデータを記録する際にメディアに焼きつきが生じる場合があり、データの記録再生ができなくなる可能性がある。そこで、この擬似ランダム位相マスクに限らず、ランダムな拡散板を用いれば、メディアの焼きつきを防ぐことができる。
また、ホログラムメモリが抱える問題点として、空間光振幅変調器のセルとイメージセンサーの画素が1対1に対応できないことがある。
これは、レンズの収差、ホログラムメモリが形成される媒体(以下、ホログラムディスク)のチルトなどによって、1セルに対して1画素のセンシングができない可能性があるからである。イメージセンサーから出力されるデジタルイメージは、レンズの収差、ホログラムディスクのチルトなどの影響を受けている。これを1セルに対して1画素を対応させるように、位置合わせする必要がある。この位置合わせを容易にするために、従来、位置合わせ用のマーク(またはSyncコード)と呼ばれるパターンをデータと一緒に書き込むようにしている。このマークによれば、ホログラムディスクへのデータの書き込みや読み取りの際に、正しく位置合わせを行うことができる(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−197947号公報(第1−8頁、第1図) 特開平1−302376号公報(第2−4頁、第4図) 特開2004−310957号公報(第4−11頁、第1図)
しかしながら、従来の構成では、擬似ランダム拡散板は横縦の隣接セル間の位相をπ/2回転する制約があるが、斜めに隣接するセルとの位相は、同位相かまたはπ回転するランダムなパターンになっている。これでは、斜め隣接セル間のISIの影響を削減できていない、あるいは悪化させてしまうという問題がある。
また他の課題として、前述したように、位置合わせ用のマークを多く付加することで位置合わせを正確に行うことが可能であるが、従来の位置合わせ用のマークには情報を含んでおらず、位置合わせ用のマークを増やすと記録容量が減少してしまうという問題がある。また逆に、位置合わせ用のマークを少なくすると、位置合わせの精度が低下する、という問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、横縦に隣接するセルだけではなく、斜めに隣接するセル間のISIの影響も除去できるとともに、マークに頼らず、精度の高い位置合わせができるデータ記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明のデータ記録再生装置は、コヒーレントな光を空間変調する空間光変調器と、前記空間光変調器で変調された光を媒体へ記録し、または/および、情報が記録された前記媒体から光を読み出すための干渉光学部と、前記干渉光学部で読み出された光を光電変換するためのイメージセンサーと、前記イメージセンサーから出力されるデジタルイメージから、2値の情報を読み出す信号処理手段と、を備え、前記空間光変調器での変調パターンは、少なくとも一部の領域で、m(但し、mは1以上の整数)行置きに前記干渉光学部へ光を照射しないセルの連続で構成された行を有し、または/および、n(但し、nは1以上の整数)列置きに前記干渉光学部へ光を照射しないセルの連続で構成された列を有することを特徴とするものである。
また、本発明のデータ記録再生装置は、記録する情報に対応する2次元に配列された変調パターンを生成して前記空間光変調器に設定する符号化手段を備え、前記符号化手段は、記録する情報の系列に直流成分が一定となる符号を適用するDC一定符号化手段と、前記DC一定符号化手段によって符号化された直流成分が一定な系列を、i行j列(但し、i,jは共に1以上の整数)の2次元の系列に配置する2次元配置手段と、を備え、前記2次元配置手段は、k(kは1以上の整数)行置きに“0”の連続系列で構成された行を挿入し、または/および、l(但し、lは1以上の整数)列置きに“0”の連続系列で構成された列を挿入することを特徴とするものである。
また、本発明のデータ記録再生装置は、前記信号処理手段が、少なくとも、前記イメージセンサーから出力されるデジタルイメージの画素の位置合わせを行う位置合わせ手段と、前記位置合わせ手段で位置合わせされたデジタルイメージを2値化する2値化手段と、を備え、前記位置合わせ手段は、前記m行置きに“0”の連続系列で構成された行、またはn列置きに“0”の連続系列で構成された列が、最適な“0”の連続系列になる空間座標を検出する座標検出手段と、前記座標検出手段で検出された座標にデジタルイメージをリサンプリングするリサンプリング手段と、を備え、前記m行おきに“0”の連続系列で構成された行を持つ行で構成される空間変調の縞、を検出することで位置合わせを行うことを特徴とするものである。
また、本発明のデータ記録再生装置は、前記DC一定符号化手段が、GS(Guided Scrambling)符号化器であって、前記2値化手段は、LDPC(low density parity check codes)復号器であり、前記縞の符号と前記LDPC(低密度パリティ検査符号)を組み合わせることで、誤り伝播を少なくすることを特徴とするものである。
また、本発明のデータ記録再生装置は、前記座標検出手段が、前記イメージセンサーから出力されるデジタルイメージをフーリエ変換し、前記m行おきに“0”の連続系列で構成された行、またはn列おきに“0”の連続系列で構成された列の周波数成分を検出することで、サンプリング周波数のずれと、回転のずれを検出することを特徴とするものである。
また、本発明のデータ記録再生装置は、前記空間光変調器が、隣接セル間にπ/2の位相差がある擬似ランダム位相マスクを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、斜め隣接セル間のISIの影響を削減できるとともに、マークがなくても精度の良い位置合せができる。そのため、ビットエラーレートを向上できるデータ記録再生装置が提供できる。
以下に、本発明の符号化装置、データ記録装置、データ記録再生装置の実施の形態について、添付図面とともに詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のデータ記録再生装置の構成を示したものであり、このデータ記録再生装置は、媒体Mへの情報の記録再生を行うようになっており、記録再生光生成部10と、空間光変調器20と、符号化手段30と、干渉光学部40と、イメージセンサー50と、信号処理手段60を備えている。
記録再生光生成部10は、ホログラムを形成するのに必要な2つのコヒーレント光(可干渉光)を生成すし、そのうちの1つのコヒーレント光を空間光変調器20へ出射する一方、もう1つのコヒーレント光を参照光として干渉光学部40へ出射するように構成されている。
空間光変調器20は、空間光振幅変調器20Aと、擬似ランダム位相マスク20Bとを備えている。このうち、空間光振幅変調器20Aは、記録再生光生成部10からの物体光に対して、書き込むデータに応じた振幅の空間変調を行うものである。一方、擬似ランダム位相マスク20Bは、振幅の空間変調が行われた光の位相を擬似ランダムに空間変調させるものである。
符号化手段30は、入力されるデータ系列から変調パターンを生成し、空間光振幅変調器20Aへ出力するものである。
干渉光学部40では、符号化手段30からの出力データに応じて空間光変調器20で振幅及び位相が変調された信号光と、記録再生光生成部10からの参照光とを媒体Mにて干渉させ、これら2つの光の干渉作用により媒体Mにホログラムを形成する。
イメージセンサー50は、光電変換によってデジタルイメージを出力する。
次に、本実施形態のデータ記録再生装置の動作について説明する。
図1において、記録再生光生成部10で生成されるコヒーレント(可干渉)な2つの光のうち、一方は空間光変調器20の空間光振幅変調器20Aへ照射される。この空間光振幅変調器20Aでは、少なくとも一部の領域で、符号化手段30からの出力に応じた光の振幅の空間変調を行う。また、空間光変調器20には擬似ランダム位相マスク20Bを備えている。従って、空間光振幅変調器20Aで振幅の空間変調が行われた光は、擬似ランダム位相マスク20Bで、位相を擬似ランダムに空間変調される。
このようにして空間光変調器20で空間変調が行われた光は、媒体Mに干渉パターンを記録するための干渉光学部40へ入力され、媒体Mにデータが記録される。本実施形態では、記録再生光生成部で生成されるコヒーレントな2つの光の一方を空間光変調器20で空間変調することで信号光(物体光)とし、記録再生光生成部10で生成されるもう一方の光を参照光として、この2つの光を干渉させることで媒体Mに情報を記録する方式を採る。
次に、再生時には、前述の方法でホログラムが形成された媒体Mを装着した干渉光学部40へ参照光のみを入力し、その回折光を再生光として媒体Mから読み出す。次に、この媒体Mからの再生光は、イメージセンサー50へ照射され、イメージセンサー50は光電変換によってデジタルイメージを出力する。デジタルイメージは信号処理手段60によって2値化される。
ここで、記録再生光生成部10について、図2を参照しながら具体的に説明する。
記録再生光生成部10は、コヒーレント光源であるレーザー光源11と、レーザービームを2分割させる偏光ビームスプリッター(PBS)などのプリズムビームスプリッター12と、平行光を形成するコリメーター13と、光路を変更させるために2個一対設けたミラー14と、を備えている。
レーザー光源11から出射するコヒーレント光は、2つの光の干渉作用を利用してホログラムとして情報を記録させるために、その波長のバンド幅は非常に狭いものになっている。レーザー光源11から照射されたコヒーレント光であるレーザービームは、プリズムビームスプリッター(BS)12に入力され、2つのビームに分割される。分割されたビームのうち、一方はコリメーター13でレーザー径を広げられ、物体光(信号光)を形成するため空間光変調器20の空間光振幅変調器20Aへ出力される。分割されたビームのうち、もう一方は、ミラー14へ照射され、参照光としてビームの進行方向が変更させる。ミラー14から出力された光は、参照光として干渉光学部40へ出力される。
次に、空間光変調器20について説明する。
図1において、光の振幅を空間変調する空間光振幅変調器20Aと光の位相を擬似ランダムに空間変調する擬似ランダム位相マスク20Bの最小変調間隔の要素であるセルは、1対1に対応しており、近接して設置されている。なお、空間光振幅変調器20Aと擬似ランダム位相マスク20Bへの光の入射の順番(つまり、2つの光学素子の配置)は入れ替わっても良い。これは、光の入射の順番は入れ替わっても、出力される光は全く同じ光になり、性能に影響しないからである。なお、本実施形態では、これら双方が近接して設置されているが、リレーレンズを用いて、双方をリレーレンズの前側焦点と、後ろ側焦点に設置することも可能である。
空間光振幅変調器20Aは、液晶素子と偏光パネルで構成されたLCD(Liquid Crystal Display)で構成されており、セルごとに透過であるデータ“1”と遮断であるデータ“0”を設定できる。なお、光の振幅を空間変調できるものであれば、DMD(Digital Micromirror Device)などを用いてもよく、本発明は空間光振幅変調器20AのON、OFFの構造方式によって限定されるものではない。DMDは、LCDと異なり反射型の素子であるので、光の照射方向は変化するが、同業者であれば適宜構成できる。
空間光振幅変調器20Aの変調パターンは、書き込む情報によって変化する。変調パターンは、符号化手段30で生成され、空間光振幅変調器20Aに設定される。
以下に、本実施形態の特徴の一つである変調パターンの生成について、詳細に述べる。
図3は、本実施形態の符号化手段30の構成を示したものである。まず、図示しないホストコンピューターから、記録すべき情報の系列が符号化手段30へ送信される。記録する情報の系列は2値のデータ系列で“0”と“1”で表され、以後、情報系列Aと呼ぶ。符号化手段30へ入力された情報系列Aは、まずDC一定符号化手段30Aによって、系列のDC(direct current)が一定となる符号化が行われる。ここで、DCとは直流成分であって、DCが0の系列とは“1”の数と“0”の数が同じである系列である。DCは“1”を+1、“0”を−1とした時に系列の総和であって、例えば“1110”という系列では、+1である“1”が3つで、−1である“0”が1つであるので、総和は+3−1=+2となる。これにより、DC一定符号化手段30AでDCが一定化された情報系列Bになる。次に、DCが一定化された情報系列Bは、2次元配置手段30Bに入力され、2次元の配置が行われ変調パターンとなって出力される。
ここで、最初に、符号化手段30の要素について、詳細に説明する。
符号化手段30は、DC一定符号手段30Aと、2次元配置手段30Bの二つで構成されている。
このうち、DC一定符号化手段30Aは、出力系列の直流成分を制限する符号の適用を行う。以後、この符号を「DC一定符号」と呼ぶ。例えば、DVDに用いられる8/16変調符号は、DCがほぼ0になるのでDC一定符号に含まれる。また、DDS(Digital Data Strage)に用いられる8/10変調符号も、DCがほぼ0になるのでDC一定符号に含まれる。また、複数の符号を組み合わせた結果、DCが一定になる符号もDC一定符号に含まれる。例えば、誤り訂正符号であるリードソロモン符号を適用した後、8/16変調符号を適用した系列もDCが一定な系列であるので、この組み合わせもDC一定符号である。または、DCの制約を付加する「GS(Guided Scrambling)符号」と、「LDPC(low density parity check codes:低密度パリティ検査符号)」を組み合わせた符号も、出力系列のDCはほぼ一定となるので、DC一定符号である。また、[背景技術]で説明した「1−4符号(1 Light Bit on 4 Cells Coding)」もDCが一定になる符号である。DC一定符号化手段30Aは、出力系列の直流成分が一定となる符号を全て含み、その構成によって限定されるものではない。本実施形態では、リードソロモン符号を適用した後、8/10変調符号を適用する。リードソロモン符号は、符号語生成行列に従って冗長ビットを生成し、再生時にその冗長ビットを利用してデータの誤りを訂正する符号である。8/10変調符号は、8ビットの情報を10ビットの符号語に変換する変調符号で、その出力系列の直流成分を一定にすることができる。
2次元配置手段30Bは、DC一定符号手段30Aによって得られたDCが一定な系列を、2次元に配置するものである。次に、図4を用いて2次元配置手段30Bの説明を行う。
(i)DC一定符号手段30Aから出力された8/10変調されたDCが一定な情報系列Bは、整数個ずつ抜き出され、例えば図4においては10bit毎に抜き出している。(ii)次に、2次元配置手段30Bは、図4に示すように、抜き出した10bitの系列と、“0”の連続系列とを1行毎に2次元に配置していき、i行10列の2次元データとする(但し、iは1以上の整数)。(iii)次に、そのi行10列の2次元データを、横方向に隣接して並べていくと、最終的には、i行j列の2次元のデータが完成する。ここで、jは、i行10列の2次元データをn個横に並べたときに、j=10×nとなる(但し、nは1以上の整数)。このようにして形成した2次元のデータを、変調パターンとする。
図4において、変調パターンPの白がデータ“1”で、黒がデータ“0”に対応している。図4の変調パターンPを観測すると、データ“1”である白が存在する行と、白が存在しない行が交互に並んでいるため、白と黒の横縞が構成される。また、図5に示すように、横縞の変調パターンと縦縞の変調パターンを縦横に隣接して並べ、新たな変調パターンPを生成しても良い。
このように、横縞または縦縞を構成するように変調パターンPを2次元配置することで、様々な利点が得られる。この利点については、以下で説明する。なお、2次元配置手段30Bは、1行毎に2次元に配置していくと前述したが、2行毎でもよく、所定の周期で“0”の連続系列が挿入されていれば良い。
ここで、本実施形態の符号化手段30の利点について述べる。
符号化手段30は、特にホログラフィック・データ・ストレージに有用である。このホログラフィック・データ・ストレージは、2次元のデータを一度に媒体に記録し、一度に読み出すことが可能であり、その2次元の空間変調のデータである変調パターンは、暗である“0”より明である“1”が少ない方が良い。これについて以下に述べる。
ある一定のメディア体積S[mm]に照射する光のエネルギーE[J]を一定とし、そのとき照射する光に含まれている情報量も一定とすると、単位体積当たりに照射する光のエネルギーと情報量が一定となる。あるとき、符号化率が同じで、明である“1”がより少ない空間変調を行った場合、“1”が少なくなったので、当然、照射する光は“1”が減った分だけ少なくなってしまう。これでは、単位体積当たりの光のエネルギーが一定とならないので、光源のパワーを上げて、照射する光量を元に戻すことで、単位体積当たりに照射する光のエネルギーと情報量を一定にできる。これは、“1”を減らせば、1セルあたりの光量を増加できることを示している。
つまり、単位体積当たりに照射する光のエネルギーと情報量を一定とすると、空間変調の符号化率が同じ場合には、“1”が減るほど、1セル当たりの光量を上げることができ、SNR(Signal to Noise Ratio:S/N比)が改善できる。ここで、「符号化率」とは、書き込む情報のビット数に対する変調パターンのセル(ビット)数の割合である。
また、“1”が少ない方がISIの影響を受け難い。[背景技術]でも述べたが、ホログラフィック・データ・ストレージのISIは、隣接“1”ビットの有無によって、レベルが変動してしまう現象で、“1”が少ない場合には、隣接が“1”である可能性が少なくなる。よって、ISIの影響も少ない。
符号化手段30は、例えば、DC一定符号化手段30Aの出力系列の“1”と“0”の比率を1:1とすると、2次元配置手段30Bの出力では、“1”と“0”の比率は1:3となっており、1−4符号(1 Light Bit on 4 Cells Coding)と同等の“1”の少なさである。
このように、本実施形態の符号化手段30は、“0”に比べて“1”の比率を容易に減少させることができ、信号の劣化を防ぐことができる。
他の利点として、符号化手段30は、出力の二次元系列のDCが一定に保たれていることである。前述したように、“1”と“0”の比率を変動すると、光源のパワーが一定の時にはメディアの単位体積当たりに照射する光量が変化する。つまり、“1”が少ない場合には光量が減少し、“1”が多い場合には光量は増加する。よって、“1”と“0”の比率が変動する符号は望ましくない。このため、DCを一定とする必要があるが、本実施形態の符号化手段30は、DC一定符号の後、特定の周期で“0”の連続系列を挿入するので、DCが一定であるという条件は満たされている。
以上のように、本発明の符号化手段30で生成された変調パターンを用いることで、
(1)“1”の比率を減少させることによる信号品質が向上すること、
(2)DCが一定であることにより、信号品質が一定化すること、
の利点が生じる。
(3)また、他の利点として、縞を観測することで、空間光変調器20の最小変調単位であるセルの間隔に対する、イメージセンサー50の画素の間隔のずれであるサンプリング周期のずれ(逆数の場合はサンプリング周波数のずれ)が、容易に判別可能であることが挙げられる。この説明については後述することとし、データ記録再生装置の構成(図1参照)の説明を先に述べる。
符号化手段30で生成した変調パターンは、空間光振幅変調器20Aへ出力されて光学的に設定され、この変調パターンが設定された空間光振幅変調器20Aは、記録再生光生成部10で生成された光の振幅を空間変調する。そして、空間光振幅変調器20Aで空間変調された光は、次に、擬似ランダム位相マスク20Bへ光学的に入力される。
擬似ランダム位相マスク20Bは、ガラス等で構成されており、セルごとのガラスの厚さによって、セルごとの位相を回転することができる。なお、この擬似ランダム位相マスク20Bは、光の位相を空間変調できるものであれば、液晶素子などを用いてもよく、本発明は擬似ランダム位相マスク20Bの構成によって限定されるものではない。なお、本実施形態では、擬似ランダム位相マスク20Bを構成の1要素として挙げたが、必須の要素でない。
以下に、擬似ランダム位相マスク20Bと符号化手段30とを用いることの利点を述べる。
擬似ランダム位相マスク20Bの変調パターンには、0、π/2、π、3π/2(rad)の4値を用いているとともに、縦横隣接セルの位相にはπ/2であるという制約を有しており、その変調パターンは固定のパターンを持っている。前述したように、擬似ランダム位相マスク20Bを用いると、横縦隣接セルのISIの影響を削減することができる。しかしながら、斜め隣接セルの影響を削減することはできない。ここで、四角い形状を呈するセルの辺が接して縦横に隣接していることを、「縦隣接」または「横隣接」と呼び、四角いセルの角が接して斜めに隣接していることを「斜め隣接」と呼ぶことにする。
図6に、斜め隣接セルが“1”で位相マスクが同位相の場合と逆位相の場合の、擬似ランダム位相マスク20Bのパターンとその電界パワーを示す。図6のイメージは、表示のために誤差拡散で2値にしたイメージであって、実際には多値のイメージである。
図6(A)に示すように、擬似ランダム位相マスク20Bの領域Aでの斜めに隣接しているセルI、セルJでは、位相が両方0であり同位相である。一方、同図(B)に示すように、擬似ランダム位相マスク20Bの領域Bでの斜めに隣接しているセルK、セルLでは、位相が0とπであり、π回転していることがわかる。つまり、同位相で電界を足し合わせてパワー(NE)を見る(同図(C)参照)のと、逆位相で電界を足し合わせてパワー(RE)を見る(同図(D)参照)のでは、その様子が異なっている。この影響により、エラーが発生する可能性が高くなってしまう。
本発明の符号化手段30を用いたデータ記録再生装置では、変調パターンを1行置きや1列置きの縞にすると、図4に示す変調パターンPのように、斜め隣接に“1”が連続しなくなり、この斜め隣接のISIの影響がなく信号が悪化しない。なお、1行や1列置きでなく、2行置きでも斜め隣接のISI影響は削減できる。このように、擬似ランダム位相マスク20Bを使う場合には、本発明の符号化手段30を用いることで、斜め隣接セル間のISIの影響を削減できる。
次に、干渉光学部40について、図7に示す干渉光学部40の原理図を用いて説明する。なお、図7は、光路や媒体にホログラムを記録するようすなどを示したものであって、図1と同じ要素には同じ符号を付ける。
(i)データの記録方法について;
干渉光学部40は、空間光変調器20で空間変調された信号光(物体光)を参照光と干渉させて、媒体Mに記録する光学系で構成するものであり、フーリエ変換レンズ41と、逆フーリエ変換レンズ42と、アパーチャー43などで構成されている。この干渉光学部40は、記録再生光生成部10で生成した光の一方を参照光とし、他方を空間光変調器20に照射し空間変調された光を信号光(物体光)とすることで、これら2つの光の2光束干渉を実現している。
フーリエ変換レンズ41は、集光された信号光を媒体Mへ照射させる。また、記録再生光生成部10からの参照光も媒体Mへ照射されるので、この2つの光の干渉作用で生成される干渉パターンを媒体Mへ記録してホログラムを形成する。アパーチャー43は、フーリエ変換レンズ41によって構築されたフーリエ面での開口を制限することで、高周波の成分を取り除く。媒体Mは、フォトリラクティブポリマーなどの感光性を有する材質で構成されたもので、光の干渉を記録することができる。
(ii)データの再生方法について;
符号化手段30で生成し媒体Mに記録する変調パターンを図5に示したが、ここでは、媒体Mから読み出した時のイメージセンサー50の出力(デジタルイメージDI)を図8に、信号処理手段60の構成を図9に示す。なお、図8のイメージDIは、表示のために誤差拡散で2値にしたイメージであって、実際には多値のイメージである。
再生時には、参照光のみを媒体Mへ照射することで、その回折光を逆フーリエ変換レンズ42で逆フーリエ変換して、この光を再生光として媒体Mから読み出すことができる。即ち、イメージセンサー50は媒体Mから読み出した再生光を光電変換することでデジタルイメージを生成し、デジタルイメージは信号処理手段60へ入力される。信号処理手段60では、少なくとも位置合わせ、空間フィルタリング、2値化を行う。
次に、信号処理手段60について、図9を参照しながら詳細に説明する。
この信号処理手段60は、メモリインターフェイス61と、メモリ62と、位置合わせ手段63と、空間フィルタ64と、2値化手段65とを備えている。
このうち、位置合わせ手段63は、座標検出手段630と、リサンプリング手段634とを備えている。また、座標検出手段630は、周波数−傾き検出手段631と、基準位置検出手段632と、座標生成手段633と、を備えている。
ここで、本実施形態の特徴の一つである位置合わせ手段63について、詳細に説明する。
前述したように、ホログラフィック・データ・ストレージでは、空間光変調器20で2次元の空間変調を行い、フーリエ変換レンズ41を通して媒体Mに光の干渉(ホログラム)を書き込み、再生時には、媒体Mに書かれた光の干渉(ホログラム)からの回折光を、逆フーリエ変換レンズ42を通してイメージセンサー50で撮影する。
このとき、レンズの歪み、メディアのチルトなどの様々な要因で、書き込んだ空間光変調器20の変調パターンと、イメージセンサー50で撮影した二次元のデジタルイメージとの空間位置にずれが生じることが多い。そこで、データを正確に読み出すためには、この位置ずれを補正する必要がある。従来は、その補正のために、「マーク」と呼ばれるパターンを変調パターンの特定の位置に予め挿入することで、再生時にそのマークをテンプレートマッチング等の手法で検出し、元の位置に補正する方法がある。これに対して、本発明の符号化手段30で生成された変調パターンを用いると、空間光変調器20の最小変調単位であるセルの間隔に対する、イメージセンサー50の画素の間隔のずれであるサンプリング周期のずれ(逆数の場合はサンプリング周波数のずれ)と、イメージセンサー50で取得したデジタルイメージの回転のずれなどが、変調パターンPで構成した横縞または縦縞を利用することで、マークを用いなくても容易にわかる。
次に、符号化手段30で生成された変調パターンの特徴を使って、空間光変調器20とイメージセンサー50とのサンプリング周波数のずれ、回転のずれを検出する基本原理を以下に説明する。
なお、ここでは、説明用の変調パターンとして、図10の変調パターンPを使用する。図10の変調パターンPは、符号化手段30によって生成された変調パターンであって、横縞を構成している。
図10の変調パターンPを媒体Mに記録し、その後、再生するためにイメージセンサー50で撮影したイメージDIを、図11に示す。ただし、図11のイメージDIは、表示のために誤差拡散で2値にしたイメージであって、実際には多値のイメージである。
図11のデジタルイメージDIは、図10に示す空間光振幅変調器20Aの変調パターンPに対して、サンプリング周波数のずれがある。このずれを検出する方法として、フーリエ変換がある。図11のイメージDIをフーリエ変換したものを、図12に示す。図12は、一般的にイメージDIの空間周波数のゲイン特性を示すものであり、図の中心が直流成分を示す。この図12では、白いほどゲインが大きく、黒いほどゲインが小さく表示されている。ただし、図12のイメージは、表示のために誤差拡散で2値にしたイメージDIであって、実際には多値のイメージである。
この図12を見ると、縞の周波数成分が、大きく(白く)なっていることが判別できる。図12において、縞の周波数成分は、ナイキスト周波数の2/3のところに存在している。これは、空間光変調器20のセル間隔に対して、イメージセンサー50のセル間隔であるサンプリング周期は、2/3倍であること示している。サンプリング周期の逆数であるサンプリング周波数は1.5倍であり、つまり空間光振幅変調器20Aに対してイメージセンサー50は1.5倍のオーバーサンプリングを行っていることを示している。このように、符号化手段30によって生成された変調パターンPで記録再生し、得られたデジタルイメージDIにフーリエ変換を行うことによって、縞の周波数成分を容易に求めることができる。縞の周波数成分が分かれば、何サンプルおきにリサンプリングすれば、ずれを補正できるかが分かる。
次に、媒体Mから他のデータを読み出すと、図13のようなイメージDIがイメージセンサー50で撮影されたとする。ただし、図13のイメージは、表示のために誤差拡散で2値にしたイメージであって、実際には多値のイメージである。図13のイメージは、回転しているように見える。図13をフーリエ変換すると、図14になる。ただし、図14のイメージは、表示のために誤差拡散で2値にしたイメージであって、実際には多値のイメージである。図14を観測すると、縞の周波数成分も回転していることがわかる。この位置を判別することで、回転ずれも容易に検出できる。
以上のように、縞符号が適用されたイメージDIにフーリエ変換を行うことによって、空間光変調器20とイメージセンサー50とのサンプリングのずれ、回転のずれを精度良く検出可能であり、そのずれに基づき補正を行うことで、精度のよい位置合せを行うことが可能となる。
以下に、位置合わせ手段63の具体的な構成例について、説明する。
前述したように、イメージセンサー50の画素は、空間光変調器20のセルと1対1には対応していない。これは、レンズの収差や、メディアのチルト、などの影響によって、1セルに対して1画素のセンシングができないからである。そこで、収差等の影響や、イメージセンサー50の画素間隔と空間光変調器20のセル間隔とが異なるようなときに、マークと呼ばれるパターンを用いずに、位置合せ手段63により、リサンプリングを行い、1セルに対して1画素に対応するように位置合わせするものである。
本実施形態の位置合わせ手段63は、座標検出手段630とリサンプリング手段634とで構成されている。このうち、座標検出手段630は、周波数−傾き検出手段631と、基準位置検出手段632と、座標生成手段633とを備えており、まず、周波数−傾き検出手段631でサンプリング周波数のずれと、回転ずれを検出する。次に、基準位置検出手段632によって、適切な座標生成の基準となる座標基準位置を検出する。次に、座標生成手段633によって、演算した周波数のずれ、回転のずれ、座標基準位置を用いて適切なサンプリング位置を演算し、リサンプリング手段634へ出力するようになっている。
周波数−傾き検出手段631は、前述したように、フーリエ変換を行うことで、サンプリング周波数のずれと、回転ずれを演算することができる。回路規模を減少させる為に、必要な周波数についてだけDFT(Discrete Fourier Transform)を行い、縞の周波数成分がどの座標に出ているかを検出することで、サンプリング周波数のずれと、回転ずれを演算する。図8のイメージセンサー50の出力DIをフーリエ変換したイメージDIを、図15に示す。図15のイメージDIは、表示のために誤差拡散で2値にしたイメージであって、実際には多値のイメージである。周波数−傾き検出手段631は、図15に示す演算範囲αのみDFTを行い、縞の成分の座標を検出すことで、その座標によってサンプリング周波数ずれと回転が検出できる。
基準位置検出手段632は、適切な座標生成の基準となる座標基準位置を検出するものであり、図8のように、縦縞と横縞が交互に並んでいる場合には、まず、横縞を横方向に積算して、その積算値の頂点を縦方向の適切なサンプル点として求め、次に、縦縞を縦方向に積算して、その積算値の頂点を横方向の適切なサンプル点として求め、両者が最適な位置を基準位置として検出する。
座標生成手段633は、基準位置検出手段632で求めた基準位置を元に、周波数−傾き検出手段631で求めたサンプリング周波数と回転の補正を行い、適切な座標を求める。適切な座標を求める方法は、一般的なアフィン変換の考え方を適用できる。以上のように、変調パターンの縞の情報を利用することで、容易に、適切な空間座標を演算することができる。
このようにして、座標検出手段630で演算した適切な座標は、リサンプリング手段634へ出力される。リサンプリング手段634は、演算された適切な座標の値を、補間によって求めるものである。リサンプリング手段634は、適切な座標とリサンプリング前の座標との誤差を「フィルタ係数」に変換し、そのフィルタ係数を用いて、空間フィルタリングすることによって補間するものであり、そのフィルタ係数は、ナイキストフィルタと呼ばれるフィルタ係数を使用すれば良い。
以上のように、変調パターンの縞を利用することで、位置合わせをマークに頼らず行うことが可能となる。
次に、図9において、リサンプリング手段634によって、適切な空間位置に補正されたイメージは、メモリインターフェイス61を介してメモリ62に格納される。次に、適切な空間位置に補正されたイメージは、メモリ62から、メモリインターフェイス61を介して空間フィルタ64へ出力される。
空間フィルタ64は、デジタルイメージの等化を行うためのフィルタである。デジタルイメージの等化とは、データを読みやすいように、デジタルイメージの空間周波数特性を所定の特性にフィルタリングすることである。空間フィルタ64は、2次元のFIRフィルタ(Finite Impulse Response Filter)で実現することができる。この空間フィルタ64のフィルタ係数は、図示しないフィルタ係数設定手段から設定される。空間フィルタ64でフィルタリングされたデジタルイメージは、メモリインターフェイス61を介して再びメモリ62へ格納される。
フィルタリングされたデジタルイメージは、メモリ62からメモリインターフェイス61を介して2値化手段65へ入力される。この2値化手段65の構成を図16に示す。
同図において、2値化手段65は、2値判定手段651と、復調手段652と、誤り訂正手段653とを備えており、まず、2値判定手段651によって、2値のデータに判定される。次に、復調手段652で8/10符号の復調がなされる。次に、誤り訂正手段653で誤り訂正した後、ホストへ転送されるようになっている。
即ち、この2値化手段65では、2値判定手段651において、例えば、閾値検出によって、閾値より大きい場合は“1”小さい場合は“0”に2値判定する。その判定された2値のデータを復調手段652に出力し、復調手段652で8/10符号の復調を行う。復調されたデータは、メモリインターフェイス61を介してメモリ62に格納される。次に、誤り訂正手段653は、符号化時に適用されたリードソロモン符号のパリティを使って、誤り訂正を行う。誤り訂正が成されたデータは、ホストへ転送される。
なお、符号化手段30の2次元配置手段30B(図3参照)で挿入された“0”の連続系列は、情報を持っていないので、リサンプリング手段634(図9参照)でリサンプリングしなくても良い。この場合、リサンプリング以降のデータ数が減少し、メモリアクセスを減少させることができる。
なお、挿入された“0”の連続系列を、リサンプリング手段634でリサンプリングし、空間フィルタ64のフィルタリング後、挿入された“0”の連続系列をメモリ62に格納しなくても良い。この場合、リサンプリング以降のデータ数が減少し、メモリアクセスを減少させることができる。
なお、2次元配置手段30Bで挿入される“0”の連続系列の座標をいつも同じにするのであれば、空間光振幅変調器20Aは、“0”の連続系列の座標については、“1”になることはなく、例えばLCDで構成される場合には、いつも遮断すればよいので、“0”の連続系列の座標のセルは可動でなくても良い。つまり、セルの開口を予め調整した空間光振幅変調器20Aを用意することでも、本発明の符号化手段30と、空間光振幅変調器20Aによるデータ記録装置を実現することができる。この場合、2次元配置手段30Bで“0”の連続系列を挿入する処理をしなくとも、空間光振幅変調器20Aのセルの開口が予め“0”を挿入した形になっているので、この処理を行う必要はなく、空間光振幅変調器20Aが2次元配置手段30Bを兼ねることになる。
以上のように、本実施形態では、符号化手段30において、DC一定符号化手段30Aで直流成分に制約をつけた後、2次元配置手段30Bで“0”の連続系列を特定の周期で変調パターンの行に挿入することで、直流成分が一定で、“1”の数が少ない系列を生成することができる。その結果、信号品質が一定で、ISIの影響の削減ができる変調パターンを生成できる。
また、符号化手段30において、“0”の連続系列を特定の周期で変調パターンの行に挿入することで、“1”の存在の有無によって変調パターンに縞を構成する。この縞の特徴により、擬似ランダム位相マスク20Bによる斜め隣接セル間のISIを削減でき、SNRの向上が図れる。
また、再生時に、縞の特徴を利用し、“0”の連続系列を挿入した特定の周期を求めることで、マークに頼らない精度の良い位置合わせを行うこともできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態のデータ記録再生装置は、図1、図3及び図9に示す第1の実施形態で説明した構成において、符号化手段30と信号処理手段60が異なる。なお、他の構成要素は、第1の実施形態と同じであるので、説明は省略する。
本実施形態の符号化手段70の構成について図17を参照しながら説明する。
この符号化手段70は、第1の実施形態と同様に、DC一定符号化手段71と、2次元配置手段72で構成されている。
このうち、DC一定符号化手段71は、図3に示す第1の実施形態と異なり、GS手段711と、LDPC符号化手段712と、DC判定手段713とを備えており、GS符号とLDPC符号を組み合わせて、LDPC符号にDCの制約を付加する構成になっている。ここで、GS符号とは、GSビットという冗長ビットをNビット付加することにより、データ系列を変形し、2のN乗パターンのデータ系列の中から、制約を満たしている系列を選択する方式である。
次に、符号化手段70の動作について説明する。
図17において、図示しないホストコンピューターから入力された情報系列Aは、GS手段711に入力される。GS手段711では、まず1回目のスクランブルを行い、データ系列を変換する。変換したデータはLDPC符号化手段712に入力され、LDPC符号化される。LDPC符号化された系列は、DC判定手段713に入力され、LDPC符号化された系列のDCの大きさが、既定値(例えば2)より小さければOKと判断し、2次元配置手段72へ入力する。一方、DC判定手段713がNGである(例えばDCが3あった)場合には、情報系列Aを再びGS手段711に入力する。そして、このGS手段711は、2回目のスクランブルを行い、データ系列を変換する。このループをDC判定手段713の判定がOKとなるまで繰り返す。なお、GS手段711とLDPC符号化手段712を複数用意し並列処理しても良く、この場合、回路規模は増加するが、符号化完了までの時間を短くできる。
以上のようにして生成される系列は、DCが制限された系列となっており、DC一定符号の条件を満たしている。LDPC符号化され、DCが一定になった系列は、DC一定符号化手段71から、2次元配置手段72へ入力される。2次元配置手段72は、図3に示す第1の実施形態での2次元配置手段30Bと同じ構成で実現できる。
以上のようにして生成された書き込みデータを用いて、媒体Mへの書き込み、再生を行い、イメージセンサー50で撮影し、信号処理手段60へ入力する。
信号処理手段60の構成は、第1の実施形態で示した図9の構成と同様の構成であるが、2値化手段65の構成のみが異なる。本実施形態の2値化手段65の構成を図18に示す。同図に示すように、本実施形態の2値化手段65は、LDPC復号手段654で構成されている。
LDPC復号手段654には、LDPC符号の復号を行う方法であって、Sum−Product復号法と呼ばれる方法が一般的に使用される。このSum−Product復号法で用いられるデータの「尤度情報」は、空間フィルタ64の出力であるデジタルイメージの振幅情報を尤度情報として用いてよい。なお、Sum−Product復号法の詳細な説明は割愛する。
以下に、GS符号と、LDPC符号を用いた符号化手段70の利点について説明する。
符号化手段70そのものの利点については、第1の実施形態で説明したので、GS符号、LDPC符号と組み合わせることによる利点のみ述べる。
LDPC符号を用いる誤り訂正方法は、訂正性能が高い符号として現在研究が進んでいる。ところが、その問題点として、LDPC符号化の後にLDPCと異なる符号である符号Aで符号化すると、再生時に符号Aの復号を先に行わなくてはならなくなり、その時にエラーの伝播が起こり、性能が劣化すると言うものがある。よって、LDPC符号化したものをそのまま記録し、再生時に、LDPCの復号を真っ先に行うのが良い。
しかしながら、LDPC符号に変調の制約を付けることが難しく、ノイズの影響を大きく受けてしまう問題点がある。例えば、従来のDVDなどのストレージでは、変調を行うことによって、信号に付加される雑音を減少させていた。LDPC符号化した系列に変調の制約を付けるのは難しいが、DCの制約をつける方法として、最近GS符号が注目されている。このGS符号は、スクランブルを先に行い、LDPC符号化した、複数の系列から良いものを選ぶという方式なので、LDPC符号化した系列をそのまま記録できる。しかしながら、現在DC以外の制約を付けることは難しい。
これに対して、本発明の符号化手段70では、LDPC符号化後にDCの制約に加えて更に“1”の数を減らし、縞の配置にする変調を行うことで、ISIなどの雑音の影響を削減し、なおかつ、再生時にエラーの伝播が起こらない符号である。よって、変調することによるノイズの軽減の効果が得られ、変調の復調によるエラーの伝播が起こらず、性能が改善する。
ここで、符号化手段70を使うことでエラーの伝播が起こらない理由について説明する。
変調符号の復調によってエラーが伝播する原因は、符号語長が長いことに起因する。例えば、入力情報長が60ビットで、符号語長64ビットの符号があり、再生時の変調前に、64ビットのうち1ビットが間違ってしまった場合、変調符号の復調を行うと、情報60ビットがまったく異なる系列に変化して、20ビット間違ってしまうことがあり得る。つまり、再生時の変調前に1ビットだった誤りが、復調後に20ビットに伝播してしまったわけである。
一方、本実施形態では、符号化手段70に、2次元配置手段72を備えている。この2次元配置手段72は、1列おきや1行おきに“0”の連続系列を挿入した場合、入力情報1ビットに対して、符号長は各系列に“0”が付くと考えれば、符号語長は2ビットとなる。つまり、“0”が“00”になり、“1”が“10”になると考えることができる。しかしながら、挿入した“0”の連続系列は、情報を含んでいない。よって、挿入した“0”の連続系列は、2値化を行うときには必要のない情報である。よって、挿入した“0”を削除することで、入力情報1ビットに対する符号語長は1ビットとなり、“0”の連続系列を挿入することによるエラーの伝播はまったくない。
なお、挿入した“0”の連続系列は、情報を含んでいないので、2値化を行うときには必要のない情報であると記述したが、符号化手段70の2次元配置手段72で挿入された“0”の連続系列は、情報を持っていないので、リサンプリング手段634でリサンプリングしなくても良い。この場合、リサンプリング以降のデータ数が減少し、メモリアクセスを減少させることができる。また、挿入された“0”の連続系列は、リサンプリング手段634でリサンプリングし、空間フィルタ64によるフィルタリング後、メモリ62に格納しなくても良い。この場合、リサンプリング以降のデータ数が減少し、メモリアクセスを減少させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
本発明にかかるデータ記録再生装置は、ISIや雑音の影響を削減でき、また、精度の良い位置合わせが行え、ストレージ機器等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るデータ記録再生装置の構成図 その記録再生光生成部の構成図 その記録再生光生成部の符号化手段の構成図 本発明の第1の実施形態に係る“0”連続系列の挿入を説明する図 本発明の第1の実施形態に係るデータ記録再生装置の符号化手段で生成した変調パターンの図 本発明の第1の実施形態における斜め隣接“1”のISIを説明する図 本発明の第1の実施形態に係るデータ記録再生装置の干渉光学部の概念図 そのデータ記録再生装置で生成されるデジタルイメージを示す説明図 そのデータ記録再生装置の信号処理手段の構成図 本発明の第1の実施形態に係るフーリエ変換を説明するための変調パターンの図 本発明の第1の実施形態に係るフーリエ変換を説明するためのデジタルイメージの図 本発明の第1の実施形態に係るフーリエ変換を説明するためのデジタルイメージをフーリエ変換した図 本発明の第1の実施形態に係るフーリエ変換を説明するためのデジタルイメージの図 本発明の第1の実施形態に係るフーリエ変換を説明するためにデジタルイメージをフーリエ変換した図 本発明の第1の実施形態に係るデジタルイメージをフーリエ変換した図 本発明の第1の実施形態に係るデータ記録再生装置の2値化手段の構成図 本発明の第2の実施形態に係るデータ記録再生装置の符号化手段の構成図 そのデータ記録再生装置における2値化手段の構成図 従来の空間光振幅変調器における隣接するセルからの影響を示す説明図 従来の擬似ランダム拡散板のセル毎の位相を示す説明図 従来の擬似ランダム拡散板使用時に隣接するセルからの影響を示す図
符号の説明
10 記録再生光生成部
11 レーザー光源(コヒーレント光源)
12 プリズムビームスプリッター
13 コリメーター
14 ミラー
20 空間光変調器
20A 空間光振幅変調器
20B 擬似ランダム位相マスク
30 符号化手段
30A DC一定符号化手段
30B 2次元配置手段
40 干渉光学部
41 フーリエ変換レンズ
42 逆フーリエ変換レンズ
43 アパーチャー
50 イメージセンサー
60 信号処理手段
61 メモリインターフェイス
62 メモリ
63 位置合せ手段
630 座標検出手段
631 周波数−傾き検出手段
632 基準位置検出手段
633 座標生成手段
634 リサンプリング手段
64 空間フィルタ
65 2値化手段
651 2値判定手段
652 復調手段
653 誤り訂正手段
654 LDPC復号手段
70 符号化手段
71 DC一定符号化手段
711 GS手段
712 LDPC符号化手段
713 DC判定手段
72 2次元配置手段
M 媒体

Claims (6)

  1. コヒーレントな光を空間変調する空間光変調器と、
    前記空間光変調器で変調された光を媒体へ記録し、または/および、情報が記録された前記媒体から光を読み出すための干渉光学部と、
    前記干渉光学部で読み出された光を光電変換するためのイメージセンサーと、
    前記イメージセンサーから出力されるデジタルイメージから、2値の情報を読み出す信号処理手段と、
    を備え、
    前記空間光変調器での変調パターンは、
    少なくとも一部の領域で、m(但し、mは1以上の整数)行置きに前記干渉光学部へ光を照射しないセルの連続で構成された行を有し、または/および、n(但し、nは1以上の整数)列置きに前記干渉光学部へ光を照射しないセルの連続で構成された列を有すること特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 記録する情報に対応する2次元に配列された変調パターンを生成して前記空間光変調器に設定する符号化手段を備え、
    前記符号化手段は、記録する情報の系列に直流成分が一定となる符号を適用するDC一定符号化手段と、前記DC一定符号化手段によって符号化された直流成分が一定な系列を、i行j列(但し、i,jは共に1以上の整数)の2次元の系列に配置する2次元配置手段と、を備え、
    前記2次元配置手段は、k(kは1以上の整数)行置きに“0”の連続系列で構成された行を挿入し、または/および、l(但し、lは1以上の整数)列置きに“0”の連続系列で構成された列を挿入することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  3. 前記信号処理手段は、少なくとも、前記イメージセンサーから出力されるデジタルイメージの画素の位置合わせを行う位置合わせ手段と、前記位置合わせ手段で位置合わせされたデジタルイメージを2値化する2値化手段と、を備え、
    前記位置合わせ手段は、前記m行置きに“0”の連続系列で構成された行、またはn列置きに“0”の連続系列で構成された列が、最適な“0”の連続系列になる空間座標を検出する座標検出手段と、前記座標検出手段で検出された座標にデジタルイメージをリサンプリングするリサンプリング手段と、を備え、
    前記m行おきに“0”の連続系列で構成された行を持つ行で構成される空間変調の縞、を検出することで位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ記録再生装置。
  4. 前記DC一定符号化手段は、GS(Guided Scrambling)符号化器であって、
    前記2値化手段は、LDPC(low density parity check codes)復号器であり、
    前記縞の符号と前記LDPC(低密度パリティ検査符号)を組み合わせることで、誤り伝播を少なくすることを特徴とする請求項3に記載のデータ記録再生装置。
  5. 前記座標検出手段は、前記イメージセンサーから出力されるデジタルイメージをフーリエ変換し、前記m行おきに“0”の連続系列で構成された行、またはn列おきに“0”の連続系列で構成された列の周波数成分を検出することで、サンプリング周波数のずれと、回転のずれを検出することを特徴とする請求項3に記載のデータ記録再生装置。
  6. 前記空間光変調器は、隣接セル間にπ/2の位相差がある擬似ランダム位相マスクを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ記録再生装置。
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