JP2007270408A - 難燃性合成繊維、難燃繊維複合体およびそれを用いた布張り家具製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の難燃性合成繊維では解決が困難であった課題、すなわち、難燃性を確保しつつ加工性や風合い、触感が良好で意匠性のある家具、寝具等に用いられる安価な繊維製品を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル単位30〜70重量%、ハロゲン含有ビニル単位および/またはハロゲン含有ビニリデン単位70〜30重量%、ならびにこれらと共重合可能なビニル系単量体単位0〜10重量%を含む重合体(1)100重量部に対し、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ(塩化ビニル−塩化ビニリデン)、塩素化ポリ塩化ビニル、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリエステルおよび塩素化ポリプロピレンから選ばれる一種以上の物質(2)を3〜55重量部含む難燃性合成繊維である。
【選択図】なし

Description

本発明は、燃焼時に極めて高い炭化性、自己消火性を発現することで、寝具や家具等に用いられる高度な難燃性を必要とする繊維製品に好適に使用できる高度な難燃性を有する難燃性合成繊維、難燃繊維複合体およびそれを用いた布張り家具製品に関する。
近年、衣食住の安全性確保の要求が強まり、防炎の観点より難燃素材の必要性が高まってきている。そのような中で、特に発生時に人的被害が大きい就寝中の火災を防止するため、寝具や家具等に使用される素材への難燃性付与の必要性が高まってきている。
これら寝具や家具等の製品においては、使用時の快適さや意匠性のために綿やポリエステル、ウレタンフォームなどの易燃性素材がその内部や表面に用いられることが多い。それらの防炎性の確保には、適当な難燃素材をこれら製品中に使用することで、その易燃性素材への着炎を長時間にわたり防止する高度な難燃性を具備することが重要である。また、その難燃素材は、これら寝具や家具等の製品の快適さや意匠性を損なわないものでなければならない。
この難燃素材に使用される繊維製品に対し、過去様々な難燃性合成繊維や防炎薬剤が検討されてきたが、この高度な難燃性と寝具や家具等の製品に求められる快適さや意匠性といった要件を充分に兼ね合わせたものは未だ提案されていない。
例えば綿布には、防炎薬剤を塗布する、いわゆる後加工防炎という手法があるが、防炎薬剤の付着の均一化、付着による布の硬化、洗濯による脱離、安全性などの問題があった。
安価な素材であるポリエステル繊維は、燃焼時に溶融するため、単独で布帛にした際には穴が空き、構造を維持することができず、前述の寝具や家具等に用いられる綿やウレタンフォームへ着炎してしまい、性能としては全く不充分であった。
また、三酸化アンチモンや五酸化アンチモン、酸化錫、酸化マグネシウムなどを紡糸原液に添加して高難燃モダクリル繊維を得る方法があるが、難燃性を付与することはできるものの、炎や熱に対しての遮蔽性を充分満足するに至らない問題があった。
さらに、テトラブロモビスフェノールA、デカブロモジフェニルオキサイド、ヘキサブロモシクロドデカン、トリブロモフェノール、エチレンビステトラブロモフタルイミドなどのハロゲン原子を含有する物質を難燃剤として使用し高難燃繊維を得る方法がある。しかしながら、該方法では難燃性を付与することはできるが、これら難燃剤は価格が高く、また燃焼時の有毒物質発生やそれ自体の毒性などが危惧されているという問題があった。
これらの家具、寝具に使用される難燃繊維素材の欠点を改良し、一般的な特性として要求される優れた風合、吸湿性、触感を有し、かつ、安定した難燃性を有する素材として、難燃剤を大量に添加した高度に難燃化した含ハロゲン繊維と、難燃化していない他の繊維とを組み合わせた難燃繊維複合体が提案されている(特許文献1)。また、耐熱性繊維を少量混ぜることで、作業服用途に使用可能であり、風合いや吸湿性に優れ、高度な難燃性を有する高度難燃繊維複合体が提案されているが、耐熱性繊維は一般に着色しているため布帛の白度が不充分であった(特許文献2)。さらに、本質的に難燃性である繊維と含ハロゲン繊維から嵩高さを有する難燃性不織布が提案されているが、該方法では複数の繊維を複合化して用いなければ高度な難燃性が得られず、製品の製造工程が複雑になり、また、耐熱性繊維や本質的に難燃性である繊維は一般的に高価でありコスト的に不利であるという問題点があった(特許文献3)。
特開昭61−89339号公報 特開平8−218259号公報 国際公開第03/023108号パンフレット
本発明は、従来の難燃性合成繊維では解決が困難であった課題、すなわち、難燃性を確保しつつ加工性や風合い、触感が良好で意匠性のある家具、寝具等に用いられる安価な繊維製品を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記問題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、ハロゲン含有重合体に他のハロゲン含有物質を添加した繊維により、加工性、風合い、触感を保持したまま、炎遮蔽性や自己消火性を獲得し、さらに本複合体を用いたベッドマットレスは米国連邦法16CFR part1632に合格することを見出した。
詳しくは、ハロゲン含有重合体に、特定の物質を添加して得られた難燃性合成繊維(A)により、加工性や風合い、触感が良好で意匠性を損なうことなく、燃焼時に極めて高い炎遮蔽性や自己消火性を発現することで、燃焼後の繊維形態を維持する高度な難燃性を兼ね備えた結果、高度な難燃性を要求される家具、寝具等に用いられる繊維製品を得ることが可能な、ならびに該難燃性合成繊維(A)と天然繊維および/または化学繊維の少なくとも一種の繊維(B)を組み合わせた難燃繊維複合体が得られることを見出した。また、耐熱繊維単独で使用するときの問題であった、加工性や価格の問題も改善できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、アクリロニトリル単位30〜70重量%、ハロゲン含有ビニル系単量体単位および/またはハロゲン含有ビニリデン系単量体単位70〜30重量%、ならびにこれらと共重合可能なビニル系単量体単位0〜10重量%を含む重合体(1)100重量部に対し、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ(塩化ビニル−塩化ビニリデン)、塩素化ポリ塩化ビニル、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリエステルおよび塩素化ポリプロピレンから選ばれる一種以上の物質(2)を3〜55重量部含む難燃性合成繊維に関する。
前記物質(2)が、ポリ塩化ビニルおよび/または塩素化パラフィンであることが好ましい。
前記ポリ塩化ビニルが、塩化ビニル単位80〜100重量%およびその他の共重合可能な単量体単位0〜20重量%を含むことが好ましい。
前記塩素化パラフィンが、平均分子量300以上、塩素含有量40重量%以上であることが好ましい。
また本発明は、前記難燃性合成繊維(A)10重量%以上と、天然繊維および化学繊維の少なくとも1種の繊維(B)90重量%以下を含む難燃繊維複合体にも関する。
前記繊維(B)として、ポリエステル系繊維を難燃繊維複合体に対し40重量%以下含有することが好ましい。
前記ポリエステル系繊維が低融点バインダー繊維であることが好ましい。
前記難燃繊維複合体が不織布であることが好ましい。
前記不織布が炎遮蔽バリア用不織布であることが好ましい。
さらに本発明は、前記難燃繊維複合体を用いた布張り家具製品にも関する。
本発明によると、繊維素材自体が有する風合い、触感、視感などの意匠性や、加工性に優れ、高度な難燃性を有する難燃性合成繊維およびそれを用いて得られる布張り家具製品を提供することができる。
本発明の難燃性合成繊維は、特定の重合体100重量部(1)に対し、特定の物質(2)を3〜55重量部含んでなる。
重合体(1)における好ましいハロゲン含量の下限としては17重量%、より好ましくは20重量%、さらに好ましくは26重量%である。上限としては86重量%、より好ましくは73重量%、さらに好ましくは48重量%である。前記ハロゲン含有量が17重量%未満の場合、繊維を難燃化することが困難になり、好ましくない。ハロゲン含有量の上限86重量%は、臭化ビニリデン単独重合体のハロゲン含有量に相当するものであり、この値がハロゲン含有量の上限値となる。これ以上のハロゲン含有量を得るためには、さらにモノマー中のハロゲン原子を増やす必要があり、技術的に現実的ではなくなる。
重合体(1)としては、アクリロニトリル単位30〜70重量%、ハロゲン含有ビニル系単量体単位70〜30重量%およびそれと共重合可能なビニル系単量体単位0〜10重量%を含む重合体が用いられ、好ましくはアクリロニトリル単位40〜60重量%、ハロゲン含有ビニル系単量体単位60〜40重量%およびそれらと共重合可能なビニル系単量体単位0〜10重量%を含む重合体である。該重合体を用いることにより、得られる繊維が所望の性能(強度、難燃性、染色性など)を有しつつアクリル繊維の風合を有するものとなる。
ハロゲン含有ビニル単位およびハロゲン含有ビニリデン単位の両者を含む場合は、これらの重量比としては、90:10〜10:90であることが好ましく、70:30〜30:70であることがより好ましい。両者の重量比をこの範囲とすることにより、得られる繊維が所望の性能(強度、難燃性、染色性、白度など)を有し、かつアクリル繊維としての風合いも有することができる。
前記ハロゲン含有ビニルおよび/またはハロゲン含有ビニリデンとしては、塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニルなどのハロゲン含有ビニル化合物、塩化ビニリデン、臭化ビニリデン、フッ化ビニリデンなどのハロゲン含有ビニリデン化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。得られる繊維の難燃性、価格、入手性、取扱いの容易さなどから、塩化ビニル、塩化ビニリデンが好ましい。
前記これらと共重合可能なビニル系単量体としては、例えばアクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸類とそのエステル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸類とそのエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド類、酢酸ビニル、蟻酸ビニル等のビニルアセテート類、ビニルスルホン酸とその塩、メタリルスルホン酸とその塩、スチレンスルホン酸とその塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸とその塩等のスルホン酸基含有単量体などがあげられ、それらの一種または二種以上が用いられる。また、そのうち少なくとも一種がスルホン酸基含有単量体の場合には、染色性が向上するため好ましい。
重合体(1)の具体例としては、例えば塩化ビニル単位50重量%、アクリロニトリル単位49重量%、スチレンスルホン酸ソーダ単位1重量%よりなる共重合体、塩化ビニリデン単位47重量%、アクリロニトリル単位51.5重量%、スチレンスルホン酸ソーダ単位1.5重量%よりなる共重合体、塩化ビニリデン単位41重量%、アクリロニトリル単位56重量%、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ソーダ単位3重量%よりなる共重合体などが挙げられる。これらは、既知の重合方法で得ることができる。
物質(2)は、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ(塩化ビニル−塩化ビニリデン)、塩素化ポリ塩化ビニル、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリエステル、塩素化ポリプロピレンから選ばれる少なくとも一種である。なかでも、物質(2)がポリ塩化ビニルおよび/または塩素化パラフィンである場合、原料の安全性や入手性、価格、所望の難燃性が得られやすいことから好ましい。
前記ポリ塩化ビニルとしては、塩化ビニル単位80〜100重量%、その他の共重合可能な単量体単位0〜20重量%からなることが好ましく、塩化ビニル単位90〜100重量%、その他の共重合可能な単量体単位0〜10重量%からなることがより好ましい。具体的には塩化ビニルのホモポリマー、塩化ビニルと他の共重合可能な単量体、例えば酢酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸メチル等との共重合体が挙げられるが、好ましくは塩化ビニルのホモポリマーおよび塩化ビニル単量体と酢酸ビニルの共重合体である。これらは、既知の方法で製造される。例えば、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、マイクロサスペンジョン法が挙げられるが、マイクロサスペンジョン法で製造された樹脂であることが好ましく、これによれば樹脂をさらに微粉砕するなどの前処理なく使用できる。
前記塩素化パラフィンとしては、平均分子量300以上、塩素含有量40重量%以上であることが好ましく、平均分子量400以上、塩素含有量50重量%以上であることがより好ましく、平均分子量500以上、塩素含有量60重量%以上であることがさらに好ましい。平均分子量300未満、塩素含有量40重量%未満の場合、難燃性のキーポイントである充分な塩素量を得ることが難しく、また塩素化パラフィンの安全性の観点から好ましくない。前記塩素化パラフィンは、パラフィンワックスやノルマルパラフィンを原料とし塩素化して製造される。
物質(2)は、重合体(1)に添加して用いられる。具体的な添加形態としては、物質(2)を直接添加する方法、物質(2)を予め重合体(1)の溶液に投入し作製したマスターバッチ液を用いる方法、または物質(2)を溶媒もしくは可塑剤に溶解した溶液を、繊維化時の重合体(1)の紡糸原液に投入し、混合する方法などが挙げられる。このうち、マスターバッチ液を用いる方法が、紡糸原液との混合状態が良好で繊維化が容易であるため好ましい。
物質(2)の添加量としては、重合体(1)100重量部に対し3〜55重量部であり、好ましくは5〜20重量部である。3重量部未満だと所望の難燃性を得ることが困難となり、55重量部を超えると繊維化時に単糸切れや繊維の基本的物性(強度、伸度等)が劣る傾向があり好ましくない。
本発明の難燃性合成繊維には、必要に応じて帯電防止剤、熱着色防止剤、耐光性向上剤、白度向上剤、失透性防止剤、着色剤、難燃剤といったその他添加剤を含有せしめても良い。例えば、難燃剤としては、ヘキサブロモベンゼン、ヘキサブロモシクロドデカン、塩化パラフィンなどのハロゲン系化合物、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェートなどの含ハロゲンリン化合物、ポリリン酸アンモニウム、ジブチルアミノホスフェートなどのP系化合物、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなどのMg系化合物、酸化第2スズ、メタ錫酸、オキシハロゲン化第二スズ、水酸化第一スズ、四塩化スズ、ZnSnO3、ZnSn(OH)6、錫酸マグネシウム、錫酸ジルコニウム、錫酸亜鉛、ヒドロキシ錫酸亜鉛などのSn系化合物、酸化亜鉛、硼酸亜鉛などのZn系化合物、酸化モリブデンなどのMo系化合物、酸化チタン、チタン酸バリウムなどのTi系化合物、硫酸メラミン、スルファミン酸グアニジンなどのN系化合物、水酸化アルミニウムなどのアルミニウム系化合物、酸化ジルコニウムなどのジルコニウム系化合物、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウムなどのアンチモン系化合物などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
本発明の難燃性合成繊維は短繊維でも長繊維でもよく、使用方法において適宜選択することが可能であり、例えば他の天然繊維および化学繊維と複合させて加工するには複合させる繊維に近似なものが好ましく、繊維製品用途に使用される他の天然繊維および化学繊維に合わせて、1.7〜12dtex程度、カット長38〜128mm程度の短繊維が好ましい。
本発明の難燃性合成繊維が高度に優れた難燃性を示す理由は、以下のように考えられる。重合体(1)に対し、物質(2)を3〜55重量部含有する難燃性合成繊維(A)を他の火炎源により燃焼させると、重合体(1)から発生する塩酸ガスの消火効果により燃焼を抑制する。さらに加えて添加している物質(2)からも同様に塩酸ガスが発生し、燃焼を抑制する。重合体(1)と物質(2)とは、物質が異なるために塩酸ガスを発生する温度が異なる。この結果、幅広い温度領域で塩酸ガスを発生することが可能となり優れた消火能力を有する。また物質(2)は熱可塑性樹脂であり、燃焼時、特に燃焼初期には、これら樹脂は軟化、溶融する。この軟化樹脂は、燃焼により炭化した繊維の形状を保持する接着剤、形態保持剤的な効果を発現し、さらに繊維表面を被覆することで繊維から発生する可燃性ガスの拡散を抑制する。これら塩酸ガスによる燃焼抑制効果、軟化物による接着剤、形態保持効果、可燃性ガスの拡散抑制効果の融合により、高度に優れた難燃性、特に米国連邦法16CFR part1632に対し有用な効果を示す。
本発明に用いる天然繊維および化学繊維の少なくとも1種の繊維(B)は、本発明の難燃性布帛に優れた風合、触感、意匠性、製品強力、耐洗濯性、耐久性を与えるための、また寝具や家具に難燃性不織布を用いる際の加工性を良好にする成分である。
前記天然繊維の具体例としては、例えば綿、麻、などの植物性繊維や、羊毛、らくだ毛、山羊毛、絹などの動物性繊維などが挙げられる。また化学繊維の具体例としては、例えばビスコースレーヨン繊維、キュプラ繊維、アセテート繊維などの再生繊維、再生繊維に水ガラスを含有せしめた特殊再生繊維(サテリ−オイ社製 Visil 登録商標)、あるいはナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリエステル系低融点バインダー繊維、ポリプロピレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、アクリル繊維などの合成繊維が挙げられるがこれらに限定されるものではない。これら天然繊維や化学繊維は単独で難燃性合成繊維(A)と用いてもよく、2種類以上で難燃性合成繊維(A)と用いてもよい。
本発明において、前記繊維(B)にポリエステル系繊維を含有する場合には、燃焼時に溶融物が生じ、難燃性不織布を覆うことで難燃性不織布により形成される炭化層がより強固なものとなり、激しい炎に長時間晒されても寝具や家具に用いられる綿やウレタンフォームへの着炎を防ぐ炎遮蔽バリア性能を付与することができること、不織布に加工した際の嵩高性が得やすいこと、開繊機(カード)において繊維(A)の強度の問題から繊維が破損することを緩和することから、前記繊維(B)としてポリエステル系繊維を含むことが好ましい。この場合のポリエステル系繊維の含有量は、難燃繊維複合体に対し40重量%以下とすることが好ましく、15〜25重量%含むことがより好ましい。
ポリエステル系低融点バインダー繊維を用いると、不織布とする際に簡便な熱溶融接着法が採用できる。ポリエステル系低融点バインダー繊維としては、低融点ポリエステル単一型繊維でもよく、ポリエステル/低融点ポリプロピレン、低融点ポリエチレン、低融点ポリエステルからなる並列型または芯鞘型複合型繊維でも良い。一般的に低融点ポリエステルの融点は概ね110〜200℃、低融点ポリプロピレンの融点は概ね140〜160℃、低融点ポリエチレンの融点は概ね95〜130℃であり、概ね110〜200℃程度で融解接着能力を有するものであれば特に限定はない。また低融点でないポリエステル系繊維を使用した場合、不織布とする際簡便なニードルパンチ法が採用できる。
本発明においては難燃性合成繊維(A)10重量%以上と天然繊維および/または化学繊維の少なくとも1種の繊維(B)90重量%以下とから、本発明の難燃繊維複合体が製造されるが、それらの混合割合は、得られる難燃性不織布から製造される最終製品に要求される難燃性とともに、吸水性、風合、吸湿性、触感、意匠性、製品強力、耐洗濯性、耐久性などの品質に応じて決定される。一般に、難燃性合成繊維(A)90〜10重量%、好ましくは60〜20重量%、天然繊維および/または化学繊維(B)10〜90重量%、好ましくは80〜40重量%になるように複合せしめられる。不織布製造の際に熱溶融接着法を選択する場合には、天然繊維および/または化学繊維(B)として、ポリエステル系低融点バインダー繊維を少なくとも難燃繊維複合体に対し10重量%含むことが好ましい。
難燃性合成繊維(A)の量が10重量%未満の場合、激しい炎に長時間晒されたときに寝具や家具に用いられる綿やウレタンフォームへの着炎を防ぐための炭化層形成が不充分で所望とする高度な難燃性能を得ることが難しい。一方、難燃性合成繊維(A)の量が90重量%を超える場合、すなわち、ポリエステル系低融点バインダー繊維が10重量%未満となると、熱溶融接着性が不足し、得られた不織布の強度が低下し、加工性の低下をもたらす傾向がある。
本発明の難燃繊維複合体は、前述のごとき繊維(A)および(B)が複合したものであり、織物編物、不織布などの布帛、スライバーやウェブなどの繊維の集合体、紡績糸や合糸・撚糸などの糸状物、編み紐、組み紐などのヒモ状物のごとき形態のものである。
前記複合したとは、繊維(A)および(B)をさまざまな方法で混ぜ合わせて所定の比率で含有する布帛などを得ることをいい、混綿、紡績、撚糸、織り、編みの段階でそれぞれの繊維や糸を組み合わせることを意味する。
本発明の難燃繊維複合体は炎遮蔽バリア用不織布として好適に用いられる。ここでいう炎遮蔽バリアとは、難燃性不織布が炎に晒された際に難燃性不織布が繊維の形態を維持したまま炭化することで炎を遮蔽し、反対側に炎が移るのを防ぐことであり、具体的にはマットレスや布張り家具等の表面生地と内部構造体であるウレタンフォームや詰め綿等との間に本発明の難燃性不織布をはさむことで、火災の際に内部構造物への炎の着火を防ぎ、被害を最小限に食い止めることができるものである。難燃性不織布の製造方法としては一般的な熱溶融接着法、ケミカルボンド法、ウォータージェット法、ニードルパンチ法、ステッチボンド法等の不織布作製方法を用いることが可能であり、複数の種類の繊維を混綿した後にカードにより開繊、ウェブ作製を行い、このウェブを不織布製造装置にかけることにより作製される。装置の簡便さからはニードルパンチ方式、ポリエステル系低融点バインダー繊維を用いれば熱溶融接着方式による製造が一般的で生産性が高いため好ましいがこれらに限定されるものではない。
本発明の難燃繊維複合体には、必要に応じて帯電防止剤、熱着色防止剤、耐光性向上剤、白度向上剤、失透性防止剤などを含有せしめてもよいし、染料や顔料などによる着色や染色を行っても何ら支障ない。
このようにして得られる本発明の難燃繊維複合体は、所望の難燃性を有し、風合い、触感、吸湿性、意匠性などに優れた特性を有する。
本発明の布張り家具製品は、前述の難燃繊維複合体によって布張りされた、ベッドマットレス等の寝具、椅子、ソファー、車両用座席等に関する。
ベッドマットレスとしては、例えば、金属製のコイルが内部に用いられたポケットコイルマットレス、ボックスコイルマットレス、あるいはスチレンやウレタン樹脂などを発泡させたインシュレーターが内部に使用されたマットレス等がある。本発明に使用される難燃複合体による防炎性が発揮されることにより、前記マットレス内部の構造体への延焼が防止できるため、何れの構造のマットレスにおいても、難燃性と同時に優れた風合いや触感に優れたマットレスを得ることができる。さらに本発明の難燃性複合体を使用すると、ベッドマットレスの米国難燃規格16CFR part1632に合格するものが得られる。
一方、椅子としては、屋内にて使用される、ストゥール、ベンチ、サイドチェア、アームチェア、ラウンジチェア・ソファー、シートユニット(セクショナルチェア、セパレートチェア)、ロッキングチェア、フォールディングチェア、スタッキングチェア、スィーブルチェア、あるいは屋外で車両用座席等に使用される、自動車シート、船舶用座席、航空機用座席、列車用座席などが挙げられるが、これらにおいても通常の家具として要求される外観や触感と同時に内部の延焼を防止する機能を有する布張り製品を得ることができる。
また、テンピュール素材(テンピュールワールド社製、Tempur World,Inc.登録商標)に代表される圧力分散機能を有する低反発ウレタンフォームを使用したマットレスや椅子においては通常のスチレンやウレタン樹脂を発泡させたフォーム材料を用いたマットレスや椅子に比べて極めて易燃性であるが、本発明に使用される難燃繊維複合体による防炎性が発揮されることにより、マットレスや椅子の内部構造体である低反発ウレタンフォームへの延焼が防止できる。
布張り家具製品に対する本発明の難燃繊維複合体の用い方としては、表面の布地に織布やニットの形態で用いてもよいし、表面の布地と内部構造物、例えばウレタンフォームや詰め綿の間に織布やニット、不織布の形態で挟み込んでも良い。表面の布地に用いる場合には従来の表面の布地に替えて本発明の難燃繊維複合体よりなる布地を用いればよい。また、表面生地と内部構造物の間に織布やニットを挟む場合には、表面生地を2枚重ねる要領で挟み込んでも良いし、内部構造物を本発明の難燃繊維複合体よりなる織布やニットで覆っても良い。表面生地と内部構造物の間に炎遮蔽バリア用布織布として挟む場合には、内部構造物全体に、少なくとも表面の布地と接する部分については必ず内部構造物の外側に本発明の難燃繊維複合体よりなる不織布をかぶせ、その上から表面の布地を張ることになる。
本発明の難燃繊維複合体を用いて布張り家具を製造すると、本発明の難燃繊維複合体が有する優れた特性、すなわち高度に優れた難燃性を有し、風合い、触感、吸湿性、意匠性などにも優れた特性を有する布張り家具製品が得られる。
以下、実施をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例における繊維の難燃性は、繊維単独を用いて下記のようにして測定した。
(LOI値による難燃性評価)
以下の製造例にしたがって作製した繊維を2g取り、これを8等分して約6cmのコヨリを8本作製し酸素指数測定器(スガ試験機製ON−1型)のホルダーに直立させ、この試料が5cm燃え続けるのに必要な最小酸素濃度を測定し、これをLOI値とした。LOI値が大きいほど燃えにくく、難燃性が高いことを示す。
製造例1
重合体(1)として、アクリロニトリル単位51重量%、塩化ビニリデン単位48重量%、p−スチレンスルホン酸ソーダ単位1重量%よりなる重合体(ハロゲン含有率35重量%)100重量部を、樹脂濃度が30重量%になるようアセトンに溶解させ、この溶液に物質(2)として、表1に記載の所定量のポリ塩化ビニル樹脂(株式会社カネカ製 塩化ビニルペースト樹脂PSH−10)、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂(株式会社カネカ製 塩化ビニルペースト樹脂PCH−12(酢酸ビニル含有率5重量%))、または塩素化パラフィン(味の素ファインテクノ株式会社製 エンパラ70(平均分子量1156、塩素含有率70重量%))を添加し、紡糸原液とした。紡糸原液をノズル孔径0.10mmおよび孔数1000ホールのノズルを用い、25℃の30重量%アセトン水溶液中へ押し出し、水洗したのち140℃で乾燥し、ついで2.5倍に延伸した。さらに150℃で3分間熱処理し、切断することでハロゲン含有繊維を得た。得られた繊維は、繊度7.8dtex、カット長64mmの短繊維であった。
製造例2
重合体(1)として、アクリロニトリル単位49重量%、塩化ビニル単位25重量%、塩化ビニリデン単位25重量%、p−スチレンスルホン酸ソーダ単位1重量%よりなる重合体(ハロゲン含有率33重量%)を用いた以外は製造例1と同様の方法にてハロゲン含有繊維を得た。
実施例1〜8および比較例1
製造例1および2にしたがい、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、または塩素化パラフィンを表1の割合で添加した難燃性合成繊維(A)を作製し、LOI値による難燃性評価を実施した。結果を表1に示す。
Figure 2007270408
表1より実施例1〜8は、LOI値による難燃性評価においても数値が高く優れていることがわかる。これに対して比較例1は、物質(2)を含まないためLOI値が低く劣ったものとなった。
次に、実施例における難燃繊維複合体の難燃性を、擬似マットレスを用いて下記のようにして評価した。これは、米国でのベッドマットレスの難燃評価法、米国連邦法16CFR part1632を模した簡易評価方法である。
(擬似マットレスによる難燃性評価)
1)擬似マットレスの作製
所定の割合で混合した繊維をカードにより開繊した後、熱融着法により目付け400g/m2、縦30cm×横30cmの不織布を作製した。図1および2に示すように、該不織布(3)を縦30cm×横30cm×厚み5cmのウレタン(1)、(2)(密度18kg/m3)の上に置き、さらに表面生地(4)としてポリエステル製織布(目付120g/cm2)で該不織布(3)、ウレタン(1)、(2)を包んだ後、工業用キルトミシン(株式会社ジューキ製)で表側対角線をナイロン糸によりキルトし、擬似マットレスとした。
2)擬似マットレスによる難燃性試験
着火したタバコ4本を擬似マットレスのキルト部分に置き、試験を開始した。試験終了後の擬似マットレスの燃焼状況を米国連邦法16CFR part1632に準じて、以下の評価基準により評価した。なお、○または△を合格とし、1本でも×が出たものは不合格とした。
○:表面炭化範囲がタバコから2インチ以内でかつ裏面に炭化部分が露出していない
△:表面炭化範囲がタバコから2インチ以内で裏面に炭化部分が露出している
×:表面炭化範囲がタバコから2インチを超える
実施例9〜15および比較例2
製造例1および2にしたがい、物質(2)として塩化ビニル樹脂または塩素化パラフィンを表2の割合で添加した難燃性合成繊維(A)とレーヨン繊維(1.7dtex、カット長38mm)、ポリエステル繊維(4.4dtex、カット長51mm)、塩化ビニル繊維(1.7dtex、カット長38mm)を所定の割合で混合した不織布を用いて擬似マットレスによる難燃性評価を実施した。結果を表2に示す。
Figure 2007270408
実施例9〜14は、評価良好であり合格となった。これに対して比較例2では、実施例10の難燃性合成繊維(A)が含有する塩化ビニル樹脂と同重量の塩化ビニル繊維を使用したが不合格となった。なお実施例15は、不織布中の難燃性合成繊維(A)の比率が低いため不合格となった。
難燃性評価用簡易マットレスの構造(全体図)である。 難燃性評価用簡易マットレスの構造(断面図)である。
符号の説明
1、2 ポリウレタンフォーム
3 不織布
4 表面生地
5 キルト部
6 基材

Claims (10)

  1. アクリロニトリル単位30〜70重量%、ハロゲン含有ビニル系単量体単位および/またはハロゲン含有ビニリデン系単量体単位70〜30重量%、ならびにこれらと共重合可能なビニル系単量体単位0〜10重量%を含む重合体(1)100重量部に対し、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ(塩化ビニル−塩化ビニリデン)、塩素化ポリ塩化ビニル、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリエステルおよび塩素化ポリプロピレンから選ばれる一種以上の物質(2)を3〜55重量部含む難燃性合成繊維。
  2. 物質(2)が、ポリ塩化ビニルおよび/または塩素化パラフィンである請求項1記載の難燃性合成繊維。
  3. 前記ポリ塩化ビニルが、塩化ビニル単位80〜100重量%およびその他の共重合可能な単量体単位0〜20重量%を含む請求項2記載の難燃性合成繊維。
  4. 前記塩素化パラフィンが、平均分子量300以上、塩素含有量40重量%以上である請求項2記載の難燃性合成繊維。
  5. 請求項1、2、3または4記載の難燃性合成繊維(A)10重量%以上と、天然繊維および化学繊維の少なくとも1種の繊維(B)90重量%以下を含む難燃繊維複合体。
  6. 前記繊維(B)として、ポリエステル系繊維を難燃繊維複合体に対し40重量%以下含有する請求項5記載の難燃繊維複合体。
  7. 前記ポリエステル系繊維が低融点バインダー繊維である請求項6記載の難燃繊維複合体。
  8. 前記難燃繊維複合体が不織布である請求項5、6または7記載の難燃繊維複合体。
  9. 前記不織布が炎遮蔽バリア用不織布である請求項8記載の難燃繊維複合体。
  10. 請求項5、6、7、8または9記載の難燃繊維複合体を用いた布張り家具製品。
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