JP2007264776A - シリーズレギュレータ回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源電圧VDDラインに接続された定電流源11は、バイポーラトランジスタ13に接続されている。バイポーラトランジスタ13のエミッタ端子及びベース端子は、抵抗14,15をそれぞれ介して接地GNDラインに接続されている。定電流源11には、MOSトランジスタP1のソース端子とMOSトランジスタN3のゲート端子が接続されている。MOSトランジスタN3のソース端子は、抵抗17,16を介してベース端子に接続されている。コンパレータ20は、出力電圧Voutが接続ノードND1の電圧を
下回ったときに信号を出力する。MOSトランジスタP1は、オンするとトリガー電流を接続ノードND1に流し、これに伴い第1カレントミラー回路CM1はバックアップ電流を接続ノードND1に流す。
【選択図】図1
Description
る。このコンパレータ102の出力端子が、nチャンネルのMOSトランジスタ103のゲート端子に接続されている。このため、コンパレータ102は、定電圧Vrefとの比較
結果をMOSトランジスタ103に供給する。これにより、MOSトランジスタ103のゲート端子の電圧に応じて、出力電圧Vo が変化するので、電圧降下を検出できる。
の電圧が高くなる。これにより、MOSトランジスタ114のドレイン・ソース間の抵抗値が下がり、出力電圧Vout が上昇することになる。すなわち、抵抗115,116に直列接続されたMOSトランジスタ114の抵抗値が下がり、出力電圧Vout がほぼ一定に維持されることになる。
ンジスタ123のゲート電圧を変更して、出力電圧Vout を高くする。逆に、定電圧Vrefより、抵抗124,125の接続ノードの電圧が上昇している場合には、MOSトラン
ジスタ123のゲート電圧を変更して、出力電圧Vout を低くする。これにより、出力電圧Vout をほぼ一定に維持する。
シリーズレギュレータ回路110の出力電圧Vout とを比較するコンパレータ102とを備えている。これにより、シリーズレギュレータ回路150は、出力電圧Vout が定電圧Vrefより下回った場合に、コンパレータ102から電圧降下検出電圧Vudを出力する。
アンプ122及びコンパレータ102の一方の入力端子に供給されている。オペアンプ122は、他方の入力端子が抵抗162,125の接続ノードに、出力端子がnチャンネルのMOSトランジスタ123のゲート端子に接続されている。MOSトランジスタ123のソース端子は、出力電圧Vout となっており、抵抗161、162、125を介して接地GNDに接続されている。また、コンパレータ102は、他方の入力端子が抵抗161,162の接続ノードに接続されている。
分については、同一の符号を付した。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされ、その目的は、電圧降下を検出することができ、静止状態での消費電流を低減することのできるシリーズレギュレータ回路を提供することにある。
ッチ素子を介してトリガー電流が供給されるので、定電流源から第1トランジスタに供給される電流が、トリガー電流分だけ目減りすることになる。そこで、第1トランジスタにトリガー電流に対応する補償電流を、定電流源と第1トランジスタとの間のノードに供給することにより、第1トランジスタに供給される電流を、ほぼ一定に維持することができる。従って、負荷電流の増加等による電圧降下が生じスイッチ素子が切り換わっても、第1トランジスタの動作をより安定化させることができ、コンパレータによる電圧降下の検出をより確実に行なうことができる。
図1に示すように、本実施形態のシリーズレギュレータ回路10の電源電圧VDDラインには、定電流源11が接続されて、電流値Ipの電流を供給する。この定電流源11は、整流手段としてのダイオード12を介して、バイポーラトランジスタ13のコレクタ端子に接続されている。このダイオード12は、バイポーラトランジスタ13から定電流源11への逆流を抑制する。
されている。また、MOSトランジスタN3のソース端子が、シリーズレギュレータ回路10の出力端子となる。このため、MOSトランジスタN3のソース端子の電圧は、このシリーズレギュレータ回路10の出力電圧Vout として出力される。
ときに、出力端子からハイレベルの電圧降下検出電圧Vudを出力する。
、ダイオード12は、この補償電流の逆流を阻止している。
○ 本実施形態では、電源電圧VDDラインに接続された定電流源11と接地GNDラインとの間にバイポーラトランジスタ13が接続されている。バイポーラトランジスタ13は、ベース端子が抵抗15を介して接地GNDラインに接続されている。定電流源11には、MOSトランジスタN3のゲート端子が接続されている。このMOSトランジスタN3のソース端子は、シリーズレギュレータ回路10の出力端子として機能し、直列に接続された抵抗17,16を介してバイポーラトランジスタ13のベース端子が接続されている。コンパレータ20は、出力端子及び接続ノードND1に接続されており、出力電圧Vout が接続ノードND1の電圧を下回ったときに、ハイレベル信号の電圧降下検出電圧Vudを出力する。このため、負荷電流が所定範囲内で変動するときには、MOSトランジスタN3及びバイポーラトランジスタ13の協働によって、シリーズレギュレータ回路10の出力電圧Vout は、ほぼ一定を出力する。この場合、シリーズレギュレータ回路10によって消費される電流(静止状態での電流)は、図2に示すように、定電流源11とバイポーラトランジスタ13とを流れる電流値Ipの電流と、MOSトランジスタN3を流れる電流IBと、コンパレータ20で消費される電流ICとの合計値である。従って、消費電流を低減することができる。
た、第2カレントミラー回路CM2では、第1カレントミラー回路CM1が供給するバックアップ電流の1/N倍の補償電流を生成し、この補償電流をバイポーラトランジスタ13のコレクタ端子に供給する。すなわち、補償電流はトリガー電流と同じ電流値Ieとなる。また、ダイオード12は、定電流源11からバイポーラトランジスタ13に対して一方向で電流を供給する。従って、定電流源11からバイポーラトランジスタ13に向かう電流に、MOSトランジスタP1に流れ出したトリガー電流と同じ電流値Ieの補償電流が、第2カレントミラー回路CM2から戻される。このため、バイポーラトランジスタ13のコレクタ電流を、負荷電流が変動してもほぼ一定にすることができ、バイポーラトランジスタ13の動作を安定化させることができる。よって、シリーズレギュレータ回路10は、より正確に電圧降下を検出することができる。
・ 上記実施形態においては、MOSトランジスタP1がオンされた場合に、接続ノードND1に電流を供給するために第1カレントミラー回路CM1を用いた。MOSトランジスタP1がオンされた場合に、接続ノードND1に電流を流す電流供給回路は、カレントミラー回路に限定されるものではない。例えば、MOSトランジスタP1がオンされたときに電流が供給されて稼動するような増幅回路であってもよい。
流供給手段としての第2カレントミラー回路、P1…スイッチ素子としてのMOSトランジスタ、N3…第2トランジスタとしてのMOSトランジスタ、10…シリーズレギュレータ回路、11…定電流源、12…整流手段としてのダイオード、13…第1トランジスタとしてのバイポーラトランジスタ、15…第3抵抗としての抵抗、16…第2抵抗としての抵抗、17…第1抵抗としての抵抗、20…コンパレータ。
Claims (5)
- 電源ラインに接続された定電流源と、接地ラインとの間に接続した第1トランジスタと、
前記電源ラインと出力端子との間に接続した第2トランジスタと、
前記出力端子と前記接地ラインとの間に直列に接続した第1抵抗、第2抵抗、第3抵抗と、
前記出力端子の電圧と、前記第1抵抗と前記第2抵抗との間の基準ノードの電圧とを比較するコンパレータとを備え、
前記第1トランジスタの制御端子は、前記第2抵抗と第3抵抗との間に接続され、
前記第2トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第1トランジスタとの間に接続され、この制御端子には前記出力端子の電圧が低下した場合にトリガー電流を供給するスイッチ素子を接続し、
前記トリガー電流に対応したバックアップ電流を前記基準ノードに供給するバックアップ電流供給手段を設けたことを特徴とするシリーズレギュレータ回路。 - 前記トリガー電流に対応する補償電流を、前記定電流源と前記第1トランジスタとの間のノードに供給する補償電流供給手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記補償電流供給手段が接続された前記ノードと、前記定電流源との間に整流手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記バックアップ電流供給手段及び前記補償電流供給手段を、カレントミラー回路を用いて構成するとともに、前記補償電流供給手段は、前記バックアップ電流供給手段の増幅率の逆数倍の値の前記バックアップ電流を供給することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシリーズレギュレータ回路。
- 前記定電流源は、前記第1トランジスタの温度依存性を補償する温度依存性を備えた電流源であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリーズレギュレータ回路。
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