JP2007252092A - Core material in armature core in dynamo-electric machine, and method of manufacturing same - Google Patents
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Description
本発明は、アクチュエータを構成する電動モータ等の回転電機におけるアーマチュアコアのコア材およびその製造方法の技術分野に属するものである。 The present invention belongs to the technical field of a core material of an armature core in a rotating electrical machine such as an electric motor constituting an actuator and a manufacturing method thereof.
一般に、この種電動モータ等の回転電機を構成するアーマチュアコアのなかには、アーマチュア軸に複数枚のコア材を一体的に外嵌させて構成されたものがあり、このものにおいて、前記各コア材は、モータ軸が貫通する貫通孔の外周に周回り方向複数のティースが形成されたものとなっている。このようなコア材を形成(製造)する場合、順送り金型装置に対して長尺状の薄板材を間欠的に移送して、複数の打ち抜き工程を経由してコア材を形成する所謂順送りプレス加工による手法が提唱されている。 Generally, among armature cores that constitute rotating electric machines such as this type of electric motor, there are ones in which a plurality of core materials are integrally fitted around an armature shaft, and in each of these core materials, A plurality of teeth are formed on the outer periphery of the through hole through which the motor shaft passes. When such a core material is formed (manufactured), a so-called progressive press in which a long thin plate material is intermittently transferred to a progressive mold apparatus to form the core material through a plurality of punching processes. A processing method has been proposed.
このような順送りプレス加工の一例として、長尺状の薄板材に、隣接するティースのあいだに形成されるスロット相当部位を打ち抜くスロット打ち抜き、続いて、アーマチュア軸が一体的に嵌合する貫通孔相当部位を半抜き状態となるように打ち抜き、その後、各ティースの外周縁部相当部位を打ち抜くことにより、コア材を薄板材から抜き出すようにしたものが提唱されている。
そして、前記従来のものは、予め薄板材からスロット相当部位を打ち抜いた後、ティースの外周縁部を一度に打ち抜くことにより、薄板材からコア材を抜き出す手順となっており、ティースの外周縁部は、打ち抜かれた(切断、破断された)ままの切放し状態となっている。ところで、一般に、金属製材料に切断等の加工を施した場合、該切断部位に加工硬化が生じることが知られており、このため、前記従来の手順で形成されたコア材は、打ち抜かれた部位に加工硬化が生じている。このようなコア材を用いてアーマチュアコアを形成した場合、各ティースと永久磁石とのあいだに磁路を形成する場合に、特にティースの外周縁部の加工硬化が磁路形成に大きな影響を与え、鉄損が大きくなったり、磁気特性が損なわれてモータ性能を低下させる等の不具合を発生する。これを回避するには、ティースの外周縁部に形成されている加工硬化部位を、シェービング加工等によりそぎ落とすように除去(切除)することで対応できると考えられるが、前記従来の手順で形成されたコア材に、シェービング加工等の除去加工を施そうとした場合、薄板材から切り放たれた各コア材の一枚ずつに対してそれぞれ除去加工を実施することになるので、作業が煩雑で作業に長時間になるうえ、面倒な作業が必要となるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。 And the said conventional thing is the procedure of extracting a core material from a thin plate material by punching out the outer peripheral portion of a tooth at a time after punching a slot equivalent part beforehand from a thin plate material, and the outer peripheral portion of a tooth. Is in a cut-off state as it is punched (cut and broken). By the way, in general, it is known that when a metal material is subjected to processing such as cutting, work hardening occurs at the cutting site. For this reason, the core material formed by the conventional procedure is punched out. Work hardening has occurred at the site. When an armature core is formed using such a core material, when forming a magnetic path between each tooth and a permanent magnet, work hardening of the outer peripheral edge of the tooth has a significant effect on the magnetic path formation. In addition, problems such as an increase in iron loss and a decrease in motor performance due to loss of magnetic characteristics occur. In order to avoid this, it is considered that the work-hardened part formed on the outer peripheral edge of the tooth can be removed (removed) by scraping it off by shaving or the like. If the core material is subjected to removal processing such as shaving processing, the removal processing will be performed on each core material cut from the thin plate material, so the work is complicated. In addition, there are problems that work takes a long time and troublesome work is required, and this is a problem to be solved by the present invention.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、アーマチュア軸が貫通する貫通孔の外周に周回り方向複数のティースが配設されたアーマチュアコアのコア材であって、該コア材を、薄板材を打ち抜いて形成するにあたり、各ティース外周縁部に形成された加工硬化部が除去手段により除去されていることを特徴とする回転電機におけるアーマチュアコアのコア材である。
請求項2の発明は、除去手段は、シェービング加工であることを特徴とする回転電機におけるアーマチュアコアのコア材である。
請求項3の発明は、アーマチュア軸が貫通する貫通孔の外周に周回り方向複数のティースが配設されたアーマチュアコアのコア材を、薄板材を打ち抜いて形成するにあたり、コア材の各ティースの外周縁部を打ち抜いた後、各ティース外周縁部に形成される加工硬化部を除去手段により除去したことを特徴とする回転電機におけるアーマチュアコアのコア材の製造方法である。
請求項4の発明は、除去手段は、シェービング加工であることを特徴とする回転電機におけるアーマチュアコアのコア材の製造方法である。
請求項5の発明は、シェービング加工は、コア材の各部位を順次打ち抜く順送りプレス加工の工程に組み込まれるものとし、薄板材に、ティース外周縁部相当部位の外径側を円弧状に打ち抜いた打ち抜き部を、周回り方向に隣接する打ち抜き部のあいだに非打ち抜き部を存して形成し、前記打ち抜き部を介してティース外周縁部相当部位をシェービング加工した後、非打ち抜き部を打ち抜いて、コア材を薄板材から抜き出すように構成されている請求項4に記載の回転電機におけるアーマチュアコアのコア材の製造方法である。
請求項6の発明は、非打ち抜き部は、周回り方向に隣接するティース間相当部位の外径側に形成されている請求項5の何れか一項に記載の回転電機におけるアーマチュアコアのコア材の製造方法である。
請求項7の発明は、各ティースは、外周縁部の周回り方向中間部に内径側に凹設される凹溝部が形成されるものとし、非打ち抜き部は、前記凹溝部相当部位の外径側に形成されている請求項5の何れか一項に記載の回転電機におけるアーマチュアコアのコア材の製造方法である。
The present invention was created in view of the above-described circumstances in order to solve these problems, and the invention of
The invention according to
In the invention of
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a method for manufacturing a core material of an armature core in a rotating electrical machine, wherein the removing means is a shaving process.
In the invention of
The invention according to
According to the seventh aspect of the present invention, each tooth is formed with a recessed groove portion that is recessed on the inner diameter side in the circumferential direction intermediate portion of the outer peripheral edge portion, and the non-punched portion is the outer diameter of the portion corresponding to the recessed groove portion. It is a manufacturing method of the core material of the armature core in the rotary electric machine as described in any one of
請求項1、3の発明とすることにより、ティース外周縁部に形成される加工硬化部が除去され、鉄損を低減して磁気特性が優れたアーマチュアコアを形成することができて、モータ効率のよい電動モータを提供できる。
請求項2、4の発明とすることにより、加工硬化部を容易に、かつ、精度よく除去することができる。
請求項5、6、7の発明とすることにより、シェービング加工を簡単、かつ、安価に行うことができ、優れた性能を備えた電動モータを提供できるものでありながら、コスト低下することができる。
According to the first and third aspects of the invention, the work hardened portion formed on the outer peripheral edge portion of the teeth is removed, and an armature core having excellent magnetic properties can be formed by reducing iron loss, and motor efficiency A good electric motor can be provided.
By setting it as invention of
According to the inventions of the fifth, sixth and seventh aspects, the shaving process can be performed easily and inexpensively, and an electric motor having excellent performance can be provided, but the cost can be reduced. .
つぎに、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図中、1は車両に搭載する電装品の駆動源となる電動モータ(回転電機)であって、該電動モータ1を構成する有底筒状に形成されたヨーク(モータハウジング)2の内周面には、周回り方向に二対のN、S極が形成されるべく永久磁石3が固定され、これによって、同極同士が径方向に対向する四極型の電動モータ1に構成されている。4はアーマチュアであって、該アーマチュア4を構成するアーマチュア軸5には、リング状板材であるコア材6を複数枚積層して構成されたアーマチュアコア7が一体的に外嵌されており、さらに、アーマチュアコア7の先端部に位置してコンミテータ(整流子)8が外嵌固定されている。そして、アーマチュア軸5は、基端部がヨーク2の筒底部2aに設けられた軸受2bを介して軸承される一方、先端部がヨーク2の開口端に設けたカバー2cに設けられた軸受2dに軸承されており、これによって、ヨーク2内において回動自在な状態で内装されている。また、前記カバー2cとヨーク2とのあいだには、ホルダステー9が挟持状に支持されており、該ホルダステー9には、周回り方向四箇所に位置してブラシホルダ9aが形成されており、該ブラシホルダ9aに、それぞれブラシ9bが出没自在に内装され、該ブラシ9bの突出先端部(内径側先端部)がコンミテータ8に弾圧状に当接(接触)することによって、外部からの電源がブラシ9bを介してコンミテータ8に供給され構成となっているが、これらの基本構成は従来通りとなっている。
Next, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the figure,
さて、前記アーマチュアコア7を構成するコア材6は、アーマチュア軸5に一体的に外嵌する貫通孔10aが形成された第一コア材10と、該第一コア材10よりも大径でアーマチュア軸5に遊嵌する貫通孔11aが形成された第二コア材11との二種類が用いられており、アーマチュアコア7は、複数枚の第一コア材10を積層したものの軸方向両端部に、複数枚の第二コア材11をそれぞれ積層することで構成されている。このようにアーマチュアコア7を第一、第二コア材10、11を用いて構成することにより、第二コア材10内径部位とアーマチュア軸5とのあいだに空隙部が形成され、これによって、コンミテータ8と基端側の軸受2bとを近付けた状態で配設できるようにし、アーマチュア軸5方向のコンパクト化が図れるように構成されている。
尚、12、13はアーマチュアコア7の軸方向先端側と基端側とに位置して設けられた一対インシュレータである。
Now, the
前記第一、第二コア材10、11は、同径に設定されたリング状の本体部10b、11bの外周に、該本体部10b、11b外周縁から周回り方向等間隔を存し、放射方向に突出する脚片10c、11cと、該脚片10c、11cの突出先端から周回り方向両側に突出する爪片10d、11dとにより構成されるT字形のティース10e、11eが周回り方向に十個配設されている。これによって、これら第一、第二コア材10、11を積層してアーマチュアコア7を形成したとき、アーマチュアコア7外周の隣接するティース10e、11eの対向間に、軸芯方向に長く凹設された蟻溝状のコイルスロット10f、11fが周回り方向に十個形成されるように設定されている。そして、これらコイルスロット10f、11fには巻線14aが巻装され、アーマチュアコア7の外周に複数のコイル14が形成されており、これら各コイル14を形成する巻線14aの端部をコンミテータ8に電気的に接続することにより、これらコイル14に、ブラシ9b、コンミテータ8を介して外部電源が供給されるように構成され、外部電源の供給に基づいてコイル14が励磁するように設定されている。
The first and
また、第一コア材10は、前記本体部10bの内径側に、アーマチュア軸5を内嵌する貫通孔10aが形成された内径側本体部10gが形成されており、該内径側本体部10gと外径側の本体部(以降、外径側本体部)10bとのあいだには、各ティース10eの脚片10cと同一放射線上に位置する状態で周回り方向十個のブリッジ片10hが設けられ、内径側本体部10gと外径側本体部10bとを一体的に連結するように構成されている。そして、周回り方向に隣接するブリッジ片10h同士のあいだに形成される内側スロット10iは、アーマチュアコア7を構成したときに軸方向に長い隙間となり、コイルスロット10f、11fに巻装される巻線14aをコンミテータ8にヒュージングするときのスペースとして、また、電動モータ1の駆動時に発生する熱を放出するためのスペースとして機能するように構成されている。
さらに、各ティース10e、11eを構成する爪片10d、11dの周回り方向中間部には、内径側に切り欠く状態で凹溝部10j、11jが形成されており、これによって、電動モータ1を駆動したときアーマチュア4に生じるコギングを低減するように構成されている。
また、第一コア材外径側本体部10bと第二コア材本体部11bとのそれぞれの内径側には、各ティース10e、11eの脚片10c、11cと同一放射線上に位置して、第一、第二コア材10、11の板面を一方の面側に押し出し形成することにより、カシメ用突起10k、11kが周回り方向にそれぞれ十個づつ形成されている。
Further, the
Further, in the circumferential direction intermediate portion of the
Further, on the inner diameter side of each of the first core material outer diameter side
そして、前記第一、第二コア材10、11は、順送り金型装置に対して長尺状の薄板材15を間欠的に移送する所謂順送りプレス加工をすることにより、複数の打ち抜き工程を経由して形成されるように設定されている。さらに、本発明では、前記順送りプレス加工に、第一、第二コア材10、11の各ティース10e、11eを構成する爪部10d、11dの外周縁部を打ち抜き加工した後に、該爪部10d、11d外周部位を除去するための除去手段としてシェービング加工する工程が組み込まれており、これによって、各爪部10d、11d(ティース10e、11e)の外周縁部に形成された加工硬化部が除去されて、磁気特性に優れ、モータ性能の向上を図れるコア材を提供できるように構成されている。しかも、前記シェービング加工をする工程は、薄板材15から第一、第二コア材10、11を抜き出す工程よりも前の段階、即ち、薄板材15に第一、第二コア材10、11相当部位が一体化されている段階においてなされるので、第一、第二コア材10、11をそれぞれ別個にシェービング加工する必要はなく、第一、第二コア材10、11を形成する一連の工程においてシェービング加工を行うことができ、簡単、かつ、容易にシェービング加工できるように構成されている。
The first and
つぎに、第一、第二コア材10、11の製造工程について図4〜6の図面に基づいて説明する。
図4(A)に示すA工程は、長尺状の薄板材15に対して、第二コア材11の貫通孔11a相当部位となる軸用打ち抜き孔Hを打ち抜く工程であり、第一コア材10を形成する場合には、何もなされることのない休止状態となる。
続いて、図4(B)に示すB工程は、ティース10e、11eの外周縁部を打ち抜く工程であり、第一、第二コア材10、11の両者の形成過程で実施される工程である。このB工程では、薄板材15において、各コア材10、11のティース10e、11e外周縁部相当部の外径側に、円弧状の第一外周縁打ち抜き孔(打ち抜き部に相当する)H1を周回り方向に十個打ち抜く構成であるが、このとき、前記各第一外周縁打ち抜き孔H1は、各ティース10e、11eに形成される凹溝部10j、11j相当部位の外径側部位を非抜き打ち部Nとして、隣接するティース10e、11e同士の凹溝部10j、11j相当部位のあいだに位置する外周縁部相当部位の外径側を打ち抜くことにより形成されている。これによって、第一外周縁打ち抜き孔H1を形成した状態において、薄板材15は、第一外周縁打ち抜き孔H1の内側に位置する第一、第二コア材10、11相当部位と、第一外周縁打ち抜き孔H1の外側部位(本体部位)とが、凹溝部10j、11j相当部位の外径側に位置する前記第一非抜き打ち部N1によって連結された(一体化する)状態となっている。
そして、この場合に、爪部10d、11d(ティース10e、11e)に形成される凹溝部10j、11j相当部位を除く爪部10d、11d外周縁部相当部位の外径側が切断され、該切断部位が加工硬化部となっている。
尚、前記第一外周縁打ち抜き孔H1の内周縁部は、図7(A)に示すように、各ティース10e、11eの外周縁部相当部位(ティース10e、11eの外径)よりも僅かに外径側となるように寸法設定されており、第一外周縁打ち抜き孔H1の径方向の孔幅は、後述するシェービング加工で用いられるシェービング用の用具16を挿入して、第一外周縁打ち抜き孔H1の内周縁部をシェービング加工できる大きさに設定されている。
Below, the manufacturing process of the 1st,
Step A shown in FIG. 4 (A) is a step of punching a shaft punching hole H corresponding to the through-
Subsequently, the step B shown in FIG. 4B is a step of punching the outer peripheral edge portions of the
In this case, the outer diameter side of the portions corresponding to the outer peripheral edge portions of the
In addition, as shown in FIG. 7A, the inner peripheral edge of the first outer peripheral punching hole H1 is slightly smaller than the portion corresponding to the outer peripheral edge of each
図4(C)に示すC工程は、本発明のシェービング工程に相当しており、第一、第二コア材10、11の両者の形成過程で実施される工程である。このC工程では、前記第一外周縁打ち抜き孔H1を介してシェービング用の用具16を挿入し、第一外周縁打ち抜き孔H1の内周縁部(ティース10e、11e外周縁部相当部位)をシェービング加工することにより、前記第一外周縁打ち抜き孔H1が内径側に広げられた(径方向幅広となる)状態の円弧状の第二外周縁打ち抜き孔H2を形成する。これによって、各ティース10e、11e外周縁部相当部位の外径側に形成されていた加工硬化部が除去(切除)され、第二外周縁打ち抜き孔H2の内周縁部、即ち、ティース10e、11e外周縁部相当部位が所定の外径寸法となるように設定されている。このとき、A工程において形成された第一非抜き打ち部N1は、第二外周縁打ち抜き孔H1を形成することにより内径側に広げられた(径方向幅広となった)第二非抜き打ち部N2となり、該第二非抜き打ち部N2により、薄板材15は、第二外周縁打ち抜き孔H2の内側に位置する第一、第二コア材10、11相当部位と、第二外周縁打ち抜き孔H2の外側部位(本体部位)とが、第二非抜き打ち部N2によって連結された(一体化する)状態となっている。
The C process shown in FIG. 4C corresponds to the shaving process of the present invention, and is a process performed in the process of forming both the first and
このように、C工程においてティース10e、11e外周縁部相当部位をシェービング加工した状態とした後、続く図4(D)に示すD工程では、第一コア材10を形成する場合において、第一コア材10の放熱スロット10i相当部位を形成するべく放熱スロット用打ち抜き孔H3を打ち抜いて周回り方向に十個のブリッジ片10h相当部位を形成する。そして、第二コア材11を形成する場合では、何もなされない休止状態となる。
つぎに、図4(E)に示すE工程は、第一、第二コア材10、11の両者を形成する場合に実施されるものであり、隣接するティース10e、11eのあいだに形成される周回り方向十個のコイルスロット10f、11f相当部位となるスロット用打ち抜き孔H4を形成する。これによって、第二外周縁打ち抜き孔H2とスロット用打ち抜き孔H4とは、隣接するスロット10e、11eの周回り方向両端部相当部位において連通した状態となり、薄板材15は、外周部となる本体部と第一、第二コア材10、11相当部位とが、第一、第二コア材10、11相当部位の周回り方向10箇所に形成される第二非抜き打ち部N2によってのみ連結(一体化)された状態となるように構成されている。
As described above, after the portions corresponding to the outer peripheral edge portions of the
Next, the E process shown in FIG. 4 (E) is performed when both the first and
続いて、図4(F)に示すF工程は、第一コア材10を形成する場合では、貫通孔10a相当部位となる軸用打ち抜き孔H5を打ち抜くとともに、カシメ用突起10k相当部位を押し出し形成する。また、第二コア材11を形成する場合では、カシメ用突起11k相当部位を押し出し形成する。
そして、この状態から図4(G)に示すG工程に移行するが、該G工程は、第一、第二コア材10、11ともに何もなされることがなく休止状態となるように設定されている。尚、休止状態では、順送り金型装置のバランス確保等、アイドリングとして設定されるものである。
前記休止工程を経由した後、図4(H)に示すH工程において、凹溝部10j、11j相当部位に凹溝用打ち抜き孔H6を打ち抜くことにより、第一、第二コア材10、11が形成されるとともに、薄板材15から抜き出されるように設定されている。
4F, in the case of forming the
And it transfers to G process shown in FIG.4 (G) from this state, but this G process is set so that neither 1st nor
After passing through the pause step, in the H step shown in FIG. 4 (H), the first and
因みに、アーマチュアコア7は、B工程、C工程、D工程、E工程、F工程、G工程、H工程を経由して第一コア材10を形成し、A工程、B工程、C工程、E工程、F工程、G工程、H工程を経由して第二コア材11を形成し、抜き出された各コア材10、11を順次アーマチュアコア形成用のダイ内に誘導して、カシメ固定する型内自動積層法により形成するように設定されている。このため、順送りプレス加工では、予め設定される適枚数の第二コア材11を形成した後、適枚数の第一コア材10を形成し、さらに、適枚数の第二コア材11を形成するという作業工程を実施し、これらを順次ダイ内においてカシメ用突起10k、11kを用いてカシメ付けて一体化するように構成されている。
Incidentally, the
叙述の如く構成された本形態において、アーマチュアコア7を構成するコア材6は、第一、第二コア材10、11の二種類のものが用いられているが、この場合に、第一、第二コア材10、11は、それぞれ順送りプレス加工をすることにより、薄板材15を打ち抜いて形成されているが、アーマチュアコア7として磁気特性に大きな影響を与える各ティース10e、11eの外周縁部は、順送りプレス加工により打ち抜かれた状態の切断面に対し、除去手段としてのシェービング加工が施されているので、切断面に形成される加工硬化部が除去され、これによって、鉄損を低減して磁気特性が優れたアーマチュアコア7を形成することができ、もって、モータ効率のよい電動モータ1を提供することができる。
ここで、図8には、シェービング加工が施された第一、第二コア材10、11を用いて構成されたアーマチュア4とシェービング加工が施されず、ティースの外周縁部が切放し状態のアーマチュアとを、それぞれ異なる第一、第二、第三ステータに組み込んで構成されるシェービング加工された第一、第二、第三電動モータと、非シェービング状態の第一、第二、第三電動モータとのそれぞれにおいて、各アーマチュアのティースにおける磁束量を測定した結果が示されている。図8によると、何れのステータに組み込んだ場合であっても、シェービング加工をしたティースの方が、非シェービング加工のティースよりも磁束量が多くなることが確認され、シェービング加工の有用性が実証される。
In the present embodiment configured as described, the
Here, FIG. 8 shows the armature 4 configured using the first and
しかも、このものでは、除去手段としてシェービング加工する手法を用いているので、加工硬化部の除去作業を簡単、かつ、精度よく行うことができて作業性が向上する。 In addition, since this method uses a shaving process as the removing means, the work hardened part can be removed easily and accurately, and workability is improved.
また、このものにおいて、第一、第二コア材10、11のティース10e、11eの外周縁部にシェービング加工する工程は、第一、第二コア材10、11を薄板材15から抜き出した後ではなく、薄板材15に対して第二非抜き打ち部N2を介して連結された状態でなされるようにしたので、第一、第二コア材10、11を順送りプレス加工を行う流れ作業の過程でシェービング加工を行うことができ、シェービング加工を簡単、かつ、安価に行うことができ、優れた性能を備えた電動モータ1を提供できるものでありながら、コスト低下に寄与できる。
Further, in this, the step of shaving the outer peripheral edge portions of the
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図9に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
このものは、前記第一の実施の形態と同様の順送りプレス加工を施して、第一の実施の形態と同様に第一、第二コア材10、11を形成するものであるが、このものにおいて、非打ち抜き部Nは、周回り方向に隣接するティース10e、11e同士のあいだに相当する部位の外径側に形成されるよう、第一外周縁打ち抜き孔H7がティース10e、11e外周縁部相当部位の外径側に形成され、該第一外周縁打ち抜き孔H7を介してシェービング用の用具16を挿し込んでシェービング加工し、第二外周縁打ち抜き孔H8を形成する構成となっている。この場合では、第一、第二コア材10、11の貫通孔10a、11a、内側スロット10i、凹溝部10j、11jを打ち抜いて形成した後、最終工程として隣接するティース10e、11e同士のあいだのスロット10f、11fを形成するためのスロット用打ち抜き孔H9を打ち抜いて、第一、第二コア材10、11を薄板材15から抜き出すように構成することにより、シェービング加工を順送りプレス加工の工程に組み込むことができ、このようにすることにより、シェービング加工を簡単、かつ、コスト低下できる状態で実施することができる。尚、この構成とすることにより、ティースの外周縁部に凹溝部が形成されないようなコア材を製造する場合であっても、シェービング加工を順送りプレス加工の工程に組み込むことが可能となる。
さらに、打ち抜き加工したコア材の外周縁部に形成される加工硬化部を除去する除去手段としては、切削加工による手法を用いることもできる。
Of course, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and may be the second embodiment shown in FIG.
This is the same as the first embodiment, and the first and
Further, as a removing means for removing the work-hardened portion formed on the outer peripheral edge portion of the punched core material, a technique by cutting can be used.
1 電動モータ
4 アーマチュア
5 アーマチュア軸
6 コア材
7 アーマチュアコア
10 第一コア材
10a 貫通孔
10e ティース
10f コイルスロット
10h ブリッジ片
10i 内側スロット
11 第二コア材
H 軸用打ち抜き孔
H1 第一外周縁打ち抜き孔
H2 第二外周縁打ち抜き孔
N2 第二非抜き打ち部
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JP (1) | JP2007252092A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011129000A1 (en) * | 2010-04-15 | 2011-10-20 | トヨタ自動車株式会社 | Method for manufacturing motor core |
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2006
- 2006-03-16 JP JP2006072243A patent/JP2007252092A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011129000A1 (en) * | 2010-04-15 | 2011-10-20 | トヨタ自動車株式会社 | Method for manufacturing motor core |
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