JP2007244440A - 電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】かみそりヘッドの全体を浮動支持する浮動ばねユニットの構造を簡素化し、本体ケースに対する組み付けを簡便に行えるようにする。同時に、弾性アームの左右長さを大きくして、その分だけしなやかで肌面にフィットしやすい浮動ばねユニットを提供する。
【解決手段】モーター16、メイン刃14、および伝動機構を含むかみそりヘッド9を本体ケース1に設ける。かみそりヘッド9と本体ケース1との間に、かみそりヘッド9の全体を上下浮動および左右傾動可能に支持する浮動ばねユニット40を設ける。浮動ばねユニット40は、本体ケース1に固定される左右一対の固定側装着部41と、かみそりヘッド9の前後面の左右中央に固定される前後一対の可動側装着部42と、両装着部41・42どうしをかみそりヘッド9の前後面のそれぞれで橋絡する弾性アーム43とを無端枠状に一体成形して構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、かみそりヘッドが上下浮動、および左右傾動可能に浮動支持してある電気かみそりに関する。
本発明における浮動支持構造では、弾性アームとその取付構造とが一体成形してある浮動ばねユニットでかみそりヘッドを浮動支持するが、この種の浮動支持構造は特許文献1、2に公知である。
特許文献1では、横置き配置したモーターとロータリー式の内刃とを左右一対の内刃フレームに組み付け、内刃フレームに対向配置した弾性フレームを本体ケースで支持することにより、モーターから内刃にいたる動力ユニットを浮動支持している。左右の弾性フレームのそれぞれには、上下一対ずつの弾性アームが左右対向状に設けてあり、弾性アームの突端に厚肉の取付座が一体に形成してある。本体ケースは、分割された前ケースと後ケースとで構成されており、前後ケースの内面に対向突設した係合凹部で先の取付座を前後に挟持して、弾性フレームを本体ケースに対して弾性変形可能に支持している。
特許文献2の電気かみそりは、モーターから内刃に至る動力ユニットを上下一対の弾性フレームで浮動支持している。上側の弾性フレームは、角板状のフレーム基部の左右から前後一対ずつの弾性アームを連出して構成してあり、弾性アームの連出どうしを繋ぐ棒状の取付枠を、前後ケースの内面に対向突設したボスで挟み固定している。下側の弾性フレームは、モーターホルダーと一体に形成してあり、前後の弾性アームの連出どうしを繋ぐ棒状の取付枠が、先の取付枠と同様に前後ケースで挟み固定してある。
特許第2696361号公報(第3頁左欄27行、第5図) 特許第2729650号公報(第3頁左欄12行、第1図)
特許文献1、2は、いずれもモーターから内刃に至る動力ユニットを、上下一対の弾性フレームで浮動支持する点で共通するが、この種の浮動支持構造は、動力ユニットを上下浮動および左右傾動可能に支持しているに過ぎないため、外刃が肌面に押されて沈み込むときに限って動力ユニットが上下浮動できるものの、外刃や外刃ホルダーは上下浮動も左右傾動もできない。そのため、かみそりヘッドを肌面の変化に追随させることはできない。上側4個、下側4個のそれぞれ水平方向の弾性アームで動力ユニットを浮動支持するので、動力ユニットが左右傾動するとき各弾性アームどうしが動作干渉しやすく、浮動動作を円滑に行えない。
弾性フレームとは別に、動力ユニットを押し上げ付勢する浮動ばねを設けているが、浮動ばねの一端を本体ケースで受け止めるので、弾性フレームと浮動ばねとを本体ケースに対して同時に組み付ける必要があり、その分だけ組み付けに手間が掛かる。弾性アームに関して、特許文献1では、横置き配置したモーターの上下に弾性アームを配置するので、その分だけ余分な空間を確保する必要があり、かみそりヘッド側の上下寸法が大きくなる。特許文献2では、フレーム基部およびモーターホルダーの左右にそれぞれ弾性アームを突出するので、弾性アームの突出長さが短くなるのを避けられずしなやかさに欠ける。
本発明の目的は、かみそりヘッドの全体を浮動ばねユニットで上下動可能に、しかも左右傾動可能に浮動支持でき、したがってかみそりヘッドを肌面の変化に追随して浮動変位させて、効果的にひげそりを行える電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、従来のこの種の浮動支持構造に比べて構造を簡素化できるうえ、浮動支持構造の本体ケースに対する組み付けを簡便に行える電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、従来のこの種の浮動支持構造に比べて弾性アームの左右長さを大きくすることができ、その分だけしなやかで肌面にフィットしやすい浮動支持構造を備えた電気かみそりを提供することにある。
本発明の電気かみそりは、モーター16、メイン刃14、および伝動機構を含むかみそりヘッド9が本体ケース1に設けてある。かみそりヘッド9と本体ケース1との間には、かみそりヘッド9の全体を上下浮動および左右傾動可能に支持する浮動ばねユニット40が設けてある。浮動ばねユニット40は、本体ケース1に固定される左右一対の固定側装着部41と、かみそりヘッド9の前後面の左右中央に固定される前後一対の可動側装着部42と、両装着部41・42どうしをかみそりヘッド9の前後面のそれぞれで橋絡する弾性アーム43とで構成してある。
弾性アーム43と固定側装着部41と可動側装着部42とは無端枠状に一体成形する。
弾性アーム43は、固定側装着部41に連続する横方向の主アーム49と、主アーム49と可動側装着部42とを繋ぐ縦方向の縦弾性アーム50とで構成する。
前後に配置した主アーム49と固定側装着部41とは、横弾性アーム51を介して連続させる。
かみそりヘッド9と本体ケース1との間に、かみそりヘッド9を押し上げ付勢する複数個の補助ばね39を配置する。
浮動ばねユニット40の固定側装着部41とかみそりヘッド9との間に圧縮コイル形の補助ばね39を配置する。
本体ケース1は、前ケース1aおよび後ケース1bと、接合した前後ケース1a・1bの下面側から外嵌装着される下ケース1cを含んで構成する。浮動ばねユニット40の固定側装着部41は、前後ケース1a・1bの内面に設けた係合凹部80に差し込み係合されて、前後ケース1a・1bで挟持固定する。前ケース1aと後ケース1bとの接合面の上部どうしを、上下に落とし込み係合する上係合構造71で係合固定する。前ケース1aと後ケース1bとの接合面の下部どうしを下ケース1cで抱持固定する。前ケース1aおよび後ケース1bと下ケース1cとは、互いに係合する下係合構造72で係合固定する。
下ケース1cと前ケース1aとの重合部分に、前ケース1aを後ケース1bへ向かって押圧する押圧構造73を設ける。押圧構造73は前ケース1aに設けた舌片60と、下ケース1cに設けた傾斜壁69とで構成する。
上係合構造71と下係合構造72との間に位置する前後ケース1a・1bの接合縁の中途部に、前後ケース1a・1bの上下方向の位置ずれを阻止する凹凸接合部54を設ける。
前後一対の可動側装着部42のそれぞれを、かみそりヘッド9に対して相対回転不能に固定する。
可動側装着部42をかみそりヘッド9に対して相対揺動可能に装着する。以て、浮動ばねユニット40がかみそりヘッド9に対して相対揺動できるようにする。
かみそりヘッド9に弾性アーム43の相対揺動範囲を一定以下に規制するストッパー95を設ける。以て、弾性アーム43は、ストッパー95の規制範囲内では相対揺動でき、ストッパー95に接当した状態では弾性反発力を発揮できるようにする。
本発明においては、固定側装着部41と、可動側装着部42と、これらの装着部41・42どうしを橋絡する弾性アーム43とで浮動ばねユニット40を構成し、かみそりヘッド9を浮動ばねユニット40で上下動可能にし、しかも左右傾動可能に浮動支持するので、かみそりヘッド9の全体を肌面の変化に追随させながら変位させることができ、この種の浮動支持構造を備えた従来の電気かみそりに比べて、メイン刃14を肌面に沿わせて効果的にひげそりを行うことができる。
固定側装着部41、可動側装着部42、弾性アーム43の三者が、かみそりヘッド9の周囲を取り囲むように浮動ばねユニット40を構成するので、上下一対ずつの弾性アームで動力ユニットを浮動支持する従来の浮動支持構造に比べて、浮動ばねユニット40の構造を簡素化できるうえ、浮動ばねユニット40の組み付けに要する手間を軽減でき、その分だけ浮動支持構造を備えた電気かみそりの製造コストを削減できる。
固定側装着部41を本体ケース1に固定し、可動側装着部42をかみそりヘッド9の前後面の左右中央に固定するので、本体ケース1内の左右幅のほぼ全幅を利用して弾性アーム43の左右長さを大きくすることができ、その分だけ弾性アーム43の弾性をしなやかなものとして、かみそりヘッド9を軽快に浮動変位させて、肌面にフィットさせることができる。かみそりヘッド9が左右傾動するとき、弾性アーム43が動作干渉に陥ることもない。
弾性アーム43、固定側装着部41、可動側装着部42の三者を無端枠状に一体成形した浮動ばねユニット40によれば、浮動支持構造の構成部品点数を最小限化して、組み立ての手間を省くことができ、複数個の部品で浮動ばねユニットを構成する場合に比べて、位置精度やばね弾性などのばらつきを抑えて、浮動ばねユニット40の信頼性を高めることができる。
固定側装着部41に連続する横方向の主アーム49と、主アーム49と可動側装着部42とを繋ぐ縦方向の縦弾性アーム50で弾性アーム43を構成すると、主アーム49の上下変位あるいは前後変位などに加えて、縦弾性アーム50が左右方向へ拡開ないしは傾倒変位することで弾性アーム43に作用する外力を吸収できるので、弾性アーム43をよりしなやかに弾性変形させて、かみそりヘッド9をさらに軽快に浮動変位させ、肌面にフィットさせることができる。
前後に配置した主アーム49と固定側装着部41とを横弾性アーム51を介して連続させる浮動ばねユニット40によれば、主アーム49の弾性変形に加えて、横弾性アーム51が左右方向へ傾倒変位することで弾性アーム43に作用する外力を吸収できるので、縦弾性アーム50を付加したのと同様に、弾性アーム43の弾性変形動作をよりしなやかなものとして、かみそりヘッド9をさらに軽快に浮動変位させ、肌面にフィットさせることができる。
かみそりヘッド9と本体ケース1との間に複数個の補助ばね39を配置し、これらの補助ばね39でかみそりヘッド9を押し上げ付勢すると、かみそりヘッド9が浮動変位するときの外力が、弾性アーム43や固定側装着部41、あるいは可動側装着部42に集中して作用するのを避けながら補助ばね39で負担でき、長期使用時における弾性アーム43の弾性力の低下や、長期間ストレスに晒されてクリープ変形することを確実に防止できる。
圧縮コイル形の補助ばね39を、浮動ばねユニット40の固定側装着部41とかみそりヘッド9との間に配置すると、浮動ばねユニット40を本体ケース1に組む前、あるいは浮動ばねユニット40を前後ケース1a・1bのいずれか片方に仮組みした時点で、補助ばね39を組み付けることができるので、補助ばね39の組み付けを簡便に行える。
前ケース1a、後ケース1b、および下ケース1cなどで本体ケース1を構成し、浮動ばねユニット40の固定側装着部41を、前後ケース1a・1bの係合凹部80に差し込み係合して前後ケース1a・1bで挟持固定する。そののち、前後ケース1a・1bの上下を上係合構造71と下係合構造72とで係合固定し、さらに、前後ケース1a・1bの接合面の下部どうしを下ケース1cで抱持固定するケース構造によれば、所定の手順に従って各ケース1a・1b・1cを係合するだけで、浮動ばねユニット40を正確にしかも強固に組むことができるうえ、各ケース1a・1b・1cをお互いが補強し合う状態で一体化して本体ケース1の構造強度を向上できる。
前ケース1aに設けた舌片60と、下ケース1cに設けた傾斜壁69とで押圧構造73を構成し、下ケース1cを前後ケース1a・1bに組み付けた状態において、傾斜壁69が舌片60を押圧し、以て前ケース1aを後ケース1bへ向かって押し付けるようにしたケース構造によれば、前後に分割された前後ケース1a・1bの接合縁をぴったりと密着させて、両ケース1a・1bを強固に固定できる。
上係合構造71と下係合構造72との間に位置する前後ケース1a・1bの接合縁の中途部に凹凸接合部54を設けると、前後ケース1a・1bが上下方向へ位置ずれしようとするのを凹凸接合部54で受け止めて阻止できるので、前後ケース1a・1bで挟持した浮動ばねユニット40の組み付け姿勢を常に適正な状態に維持できる。凹凸接合部54によって前後ケース1a・1bを互いに補強しあうことができるので、その分だけ本体ケース1の構造強度を増強できる利点もある。
前後一対の可動側装着部42のそれぞれを、かみそりヘッド9に対して相対回転不能に固定すると、弾性アーム43の両端が固定側装着部41と可動側装着部42とによって両持ち支持されるので、弾性アーム43が弾性変形するときの反発力を大きくでき、その分だけ浮動ばねユニット40をコンパクト化し、あるいは弾性アーム43の弾性力を向上できる。
可動側装着部42をかみそりヘッド9に対して相対揺動可能に装着すると、かみそりヘッド9が左右傾動するときの弾性アーム43による反発が殆どないので、かみそりヘッド9の左右傾動変位を円滑に、しかも肌面の変化に敏感に反応した状態で行え、柔らかなフィット感の許でひげを剃ることができる。
かみそりヘッド9に弾性アーム43の相対揺動範囲を一定以下に規制するストッパー95を設けると、弾性アーム43は、ストッパー95の規制範囲内では自由に相対揺動でき、ストッパー95に接当したのちは弾性反発力を発揮発揮してかみそりヘッド9の傾動に反発する。したがって、かみそりヘッド9の左右傾動を一定の角度範囲では敏感なものとしながら、一定の角度範囲を越えると急激に反発力を増加させて、かみそりヘッド9が過剰に傾動操作されるのを規制でき、機能が拡大された浮動支持構造とすることができる。
(実施例) 図1ないし図12は本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4において、電気かみそりは本体ケース1と、本体ケース1に組み付けられる作動ユニット2と、ケース後面に組み付けられるトリマーユニット3などで構成する。本体ケース1は、前後に二分割した前ケース1aおよび後ケース1bと、これら前後ケース1a・1bに下方から外嵌装着される下ケース1cとで構成してあり、その内部にハウジング4が装着固定される。前ケース1aの前面上下には、モーター起動用のスイッチノブ5と、電気かみそりの運転状態を表示する表示灯6が設けてある。
図4に示すように、作動ユニット2は、その下半側を占める電装品部8と、電装品部8の上部に設けられるかみそりヘッド9とで構成してある。電装品部8は、電池枠に回路基板10と2次電池11を組み付けて構成してあり、全体が先のハウジング4内に収容してある。回路基板10には、スイッチノブ5で切り換え操作されるスイッチや、制御回路を構成する電子部品、および表示灯6用の光源となるLEDなどが実装してある。電装品部8とかみそりヘッド9との間は、防水と防塵をかねるパッキン12でシールしてあるが、パッキン12によってかみそりヘッド9の浮動動作が阻害されることはない。
かみそりヘッド9は、前後一対のメイン刃14と、メイン刃14の間に配置されて主に長毛を切断するセンター刃15と、両刃14・15の駆動源となるモーター16と、モーター動力をメイン刃14やセンター刃15などに伝動する駆動機構と、これらの部材を収容するモーターホルダー17およびヘッドケース18と、ヘッドケース18に装着される外刃ホルダー19などで構成する。図3に示すように、かみそりヘッド9の中心軸線は、本体ケース1の中心軸線に対して前傾させてある。
図1に示すように、モーター16の回転動力は、その出力軸に固定した上下の偏心カム20と、前後一対の振動子21とで往復動力に変換され、各振動子21の上部に設けた駆動軸22を介してメイン刃14へと伝動される。偏心カム20と振動子21とは、それぞれロッド23で連結してある。図6に示すようにケース前方に位置する駆動軸22には、センター刃15を駆動するための駆動ピース26が固定してあり、ケース後方に位置する駆動軸22には、トリマーユニット3の切断刃27を駆動する駆動ピース28が固定してある。
メイン刃14は、断面が逆U字状のスリット刃からなる内刃14aと、網刃からなる外刃14bとで構成する。外刃14bは先の外刃ホルダー19で逆U字状に保持される。内刃14aを外刃14bに密着させるために、駆動軸22の内部には圧縮ばね24(図1参照)が配置してある。センター刃15はいずれもスリット刃からなる内センター刃15a、および外センター刃15bで構成してある(図6参照)。
モーターホルダー17は、下向きに開口する下筒部30と、上向きに開口する角箱状のケース部31とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。ケース部31の両側は、下筒部30よりも外側方へ張り出してあり、張り出し部分の底壁に補助ばね39を掛止するピン35が形成してある(図1参照)。下筒部30にはモーター16が差し込み装填されて、モーターホルダー17内の区分壁32にビスで締結固定してある。ケース部31には、偏心カム20、振動子21、およびロッド23が収容される。
ヘッドケース18をケース部31の上部に外嵌装着し、ヘッドケース18とその上面に配置したカバー101とをビス33で締結することにより、ケース部31の内部空間が封止される。ヘッドケース18と駆動軸22との間の隙間はパッキン34でシールされ、ビス33用の挿通穴はシールリング102でシールしてある。さらに、ヘッドケース18とケース部31との嵌合面がシールリング103でシールしてある。このように、ケース部31の内部空間を封止することにより、毛屑や水がケース部31に入り込むのを防止できるうえ、振動子21の振動騒音が外部に漏れ出るのを確実に防止し、電気かみそりを静音化できる。
ヘッドケース18の上部に外嵌装着した外刃ホルダー19を分離不能にロック保持するために、ヘッドケース18の左右両側にロックボタン36と、ロックボタン36をロック付勢する圧縮コイル形のばね37とが組み込んである。ロックボタン36には、外刃ホルダー19と係合するロック爪が一体に設けてある。ロックボタン36をばね37の弾性に抗して押し込むと、ロック爪と外刃ホルダー19との係合状態が解除されるので、外刃ホルダー19をヘッドケース18から取り外すことができる。
かみそりヘッド9を上下浮動可能に、しかも左右傾動と前後傾動も可能に支持するために、かみそりヘッド9と本体ケース1との間に浮動ばねユニット40と、かみそりヘッド9を押し上げ付勢する2個の補助ばね39を設けている。補助ばね39は圧縮コイルばねからなり、後述する弾性アーム43の弾性力に比べて、より大きな弾性力を発揮できるように設定してある。
図8に示すように、浮動ばねユニット40は、左右一対の固定側装着部41と、固定側装着部41より上方に配置される前後一対の可動側装着部42と、両装着部41・42どうしを橋絡する4個の弾性アーム43とを一体に備えた、無端枠状のプラスチック成形品からなり、例えばポリアセタールやポリプロピレンなどの靭性に優れたプラスチック材で形成してある。
固定側装着部41は、側面から見て凹字状の板壁として形成してあり、その外側面の前後に五角形状の規制突起44が形成され、板壁の中央部分の外側面にばね受座45が突設してある。ばね受座45には、補助ばね39のずれ動きを規制するピン46が突設してある。可動側装着部42は横長長方形状の板壁からなり、その下面中央に掛止凹部47が切り欠き形成してある。
弾性アーム43は、固定側装着部41の前後端に連続する横方向の主アーム49と、主アーム49と可動側装着部42とを繋ぐ縦方向の縦弾性アーム50とで構成する。図7に示すように前後の主アーム49と固定側装着部41とは、固定側装着部41へ向かって先すぼまり状に傾斜する横弾性アーム51を介して連続している。
ひげそり時の操作性を向上するために、本体ケース1の左右両側に花弁状のくびれ部分55が凹み形成してある。くびれ部分55はスイッチノブ5とほぼ同じ高さに設けられており、全体が前ケース1aと一体に成形され、くびれ部分55の後半縁を受け入れる凹部56が後ケース1bの側に形成してある(図3、4参照)。くびれ部分55と凹部56とは、組み付け状態における前後ケース1a・1bが、上下方向へずれ動くのを阻止するための凹凸接合部54として機能する。
図4に示すように、前ケース1aの上下中途部の両側には重合壁57が段落ち状に張り出してあり、重合壁57の上部寄りに縦長の係合穴58が形成してある。重合壁57の張り出し基端に沿って上下方向に延びる段部59は、下ケース1cを前後ケース1a・1bに組むときのガイド体として機能する。前ケース1aの下端には、横断面がコ字状の舌片60が重合壁57と同様に段落ち状に突設してある。後ケース1bの下半部分にも、先の重合壁57と同様の重合壁62が樋状に形成してある。後ケース1bの重合壁62の後側左右には縦長のガイド凹部63が形成され、ガイド凹部63の上端に係合穴64が形成してある。
下ケース1cは、前後壁のそれぞれがU字状にえぐられた鞘状のプラスチック成形品からなり、前開口縁の上部寄りに、前ケース1aの係合穴58と係合する係合爪66がL字上に突設してある。さらに、ケース内面の後部両側に、ガイド凹部63で差し込み案内されるリブ67を形成し、その上端をケース上縁から突出させて係合突起68としている。前開口縁の下端内面には、前ケース1aの舌片60に対応して傾斜壁69が形成してある。図9に示すように、下ケース1cを前後ケース1a・1bに組み付けた状態においては、傾斜壁69が舌片60を後ケース1bへ向かって押圧するので、前後ケース1a・1bの接合縁どうしをぴったりと密着させることができる。
接合した状態における前ケース1aと後ケース1bとは、両者の接合面の上端に設けた上係合構造71で係合固定され、同時に接合面の下部側が前後ケース1a・1bと下ケース1cとの間に設けた下係合構造72で係合固定され、さらに、重合壁57・62に密着外嵌する下ケース1cで抱持固定され、舌片60と傾斜壁69とで構成される押圧構造73で密着保持される。上係合構造71と下係合構造72との間に位置する前後ケース1a・1bの接合縁の中途部に、先の凹凸接合部54が形成してある。
図9に示すように、上係合構造71は、前ケース1aの接合縁の上端左右に突設した係合爪75と、後ケース1bの接合縁の上端左右に設けた係合凹部76とで構成する。図9に示すように、係合爪75と係合凹部76とは上下に落とし込み係合して係合状態を維持する。下係合構造72は、先に説明した前後ケース1a・1bの係合穴58・64と、下ケース1cに設けた係合爪66および係合突起68とで構成する。
浮動ばねユニット40は、固定側装着部41を本体ケース1に組み付け、可動側装着部42をかみそりヘッド9に組み付ける。そのために、図6および7に示すように前後ケース1a・1bの内面左右に、それぞれ固定側装着部41を差し込み係合するための係合凹部80を形成している。さらに、図10に示すようにモーターホルダー17の下筒部30の前後面に、可動側装着部42と係合するコ字状の受枠81と、掛止凹部47を溶着固定するための角柱状の溶着ピン82を設けている。係合凹部80は縦断面がコ字状の溝枠で形成してあり、固定側装着部41が溝内に嵌まり込む。図6に示すように、係合凹部80の外側壁には、固定側装着部41の規制突起44と係合して、固定側装着部41の上下遊動を規制する保持溝84が切り欠き形成してある。
浮動ばねユニット40は、可動側装着部42をモーターホルダー17に固定した状態で前後ケース1a・1bに組み込む。詳しくは、図10に示すように、可動側装着部42の上部を受枠81に嵌め込み、掛止凹部47を溶着ピン82に係止した状態で、溶着ピン82を溶融変形させて可動側装着部42を分離不能にかしめ固定する。溶着ピン82の溶融変形された部分を符号83で示す。この状態で補助ばね39をばね受座45とモーターホルダー17のピン35との間に組み込む。
次に、左右の固定側装着部41を前ケース1aの係合凹部80の溝内に差し込んで、規制突起44を保持溝84に係合する。この後、後ケース1bを前ケース1aに組むが、まず係合凹部76を係合爪75に嵌め込み、両者75・76の係合部分を支点にして後ケース1bの下半側を前ケース1aへ向かって接近させ、くびれ部分55を後ケース1bの凹部56内に嵌め込む。次に、前後ケース1a・1bの重合壁57・62に沿って、下方から上方へ向かって下ケース1cを差し込み、係合爪66および係合突起68を係合穴58・64に係合して、前後ケース1a・1bと下ケース1cとの三者を一体化する。最後に、下ケース1cの底壁をハウジング4にビスで締結して組み立てを完了する。
以上のように構成した電気かみそりによれば、使用状態においてかみそりヘッド9を上下動可能に浮動支持でき、さらに左右傾動、および前後傾動可能に浮動支持できるので、かみそりヘッド9を肌面の変化に追随させながら変位させて、効果的にひげそりを行うことができる。従来のこの種の浮動支持構造に比べて、浮動ばねユニット40自体の構造と、本体ケース1に対する組み付けの手間とを簡素化できるので、その分だけ電気かみそりの製造コストを削減できる。
左右一対の固定側装着部41と、前後一対の可動側装着部42と、両装着部41・42どうしを橋絡する4個の弾性アーム43とで浮動ばねユニット40を構成するので、従来のこの種の浮動支持構造に比べて、弾性アーム43の左右長さを大きく採ることができ、その分だけ弾性アーム43のしなやかさを向上できる。したがって、メイン刃14を肌面にフィットさせながら、かみそりヘッド9を肌面の変化に追随して浮動変位できることとなる。
浮動ばねユニット40の可動側装着部42は、かみそりヘッド9の重心または重心近傍に設けてある。そのため、浮動ばねユニット40が重心から外れた位置に設けてある場合に避けられない、かみそりヘッド9の重力のモーメントによる傾動変位を防止でき、中立姿勢を常に保持しながら、外力による傾動モーメントに迅速に反応して姿勢を変更できる、換言すると傾きやすいにもかかわらず、中立位置へ戻しやすい素直な電気かみそりが得られる。
ここで、メイン刃14およびセンター刃15に独自の浮動動作と、かみそりヘッド9を浮動支持する浮動支持構造との関係を説明する。図11(a)に示すようにメイン刃14の外刃14bは、カセット枠110と、カセット枠110で保形される網刃111とで構成してあり、カセット枠110の左右が、外刃ホルダー19の内ケース19aで、左右傾動および上下動可能に案内支持されて、外刃14bの全体が内ケース19aに設けた弾性アーム112で押し上げ付勢してある。これにより、メイン刃14の全体は、内ケース19aで移動規制される上端の待機位置と、待機位置より沈み込んだ浮動位置との間を上下動し、あるいは左右傾動できる。なお、駆動軸22に設けた圧縮ばね24は、内刃14aを外刃14bに密着させるために設けられている。
同様に、センター刃15の外センター刃15bは、図11(b)に示すように両端に固定した側端ピース114が、刃ホルダー19の内ケース19aで、左右傾動および上下動可能に案内支持されて、センター刃15の全体が左右一対の圧縮コイル形のばね115で押し上げ付勢されている。これにより、センター刃15の全体は、内ケース19aで移動規制される上端の待機位置と、待機位置より沈み込んだ浮動位置との間を上下動し、あるいは左右傾動できる。なお、内センター刃15aと側端ピース114との間には、内センター刃15aを外センター刃15bに押し付け付勢するためのばねが設けられる(図示していない)が、このばねは後述する反発力X3とは無関係である。
使用状態において、前後一対の外刃14bが肌面に押し付けられるときの、弾性アーム112および前後の圧縮ばね24による反発力をX1、X2とし、外センター刃15bが肌面に押し付けられるときのばね115による反発力をX3とするときの反発力の合計値は、かみそりヘッド9の全体の反発力Yより小さい。即ち、X1+X2+X3<Yとなる。なお、かみそりヘッド9全体の反発力Yは、補助ばね39の反発力と弾性アーム43の反発力との合計値である。
上記のようにばね力が設定してあると、メイン刃14やセンター刃15が肌面に押し付けられた状態においては、まずメイン刃14やセンター刃15が、各ばね24・24・115の反発力に抗して沈み込み、これらのばね24・24・115の反発力が、浮動支持構造の反発力Yを越えた時点で、かみそりヘッド9が上下動し、あるいは左右傾動することとなる。このように、かみそりヘッド9に比べて質量が小さく、したがって運動慣性力が小さなメイン刃14やセンター刃15を、かみそりヘッド9の浮動動作に先行して浮動変位させると、肌面の変化やひげ切断面の傾きなどに対応して、メイン刃14やセンター刃15を追随させることができ、したがってひげ切断を効果的に行うことができる。
図12に示すように、メイン刃14の最大沈み込み量をE1とし、かみそりヘッド9全体の最大沈み込み量をE2とするとき、前者寸法E1は3mm、後者寸法E2は4mmに設定してある。このようにかみそりヘッド9の沈み込み量がメイン刃14の沈み込み量より大きく設定してあると、メイン刃14が肌面に対して強い力で押し付けられような場合であっても、押し付け外力をメイン刃14の浮動動作で緩衝し、さらにかみそりヘッド9の浮動動作によって緩和吸収できるので、かみそりヘッド9がいきなり沈み込み限界位置まで押し込まれるのを防止しながら、浮動支持構造による反発力が肌面に対して衝撃的に作用するのを解消でき、使用者に不快感を与えるのを解消できる。
図13ないし図16は、浮動ばねユニット40の取付構造を変更した別実施例を示す。図13においては、可動側装着部42に角軸状の装着軸88を一体に設け、装着軸88をモーターホルダー17に形成した角穴からなる軸受穴89に差し込み係合することにより、浮動ばねユニット40をモーターホルダー17と一体化した。
このように、装着軸88と軸受穴89との係合関係によって可動側装着部42をモーターホルダー17に固定すると、全ての浮動動作に対応して弾性アーム43が反発力をできる構造としながら、溶着工程を省くことができる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様に扱う。
図14においては、モーターホルダー17の側に設けた支軸91で、可動側装着部42に設けたボス92を相対回転自在に軸支した。この装着構造では、かみそりヘッド9が左右傾動するとき、弾性アーム43は殆ど弾性変形せず、補助ばね39が撓み変形して傾動動作を吸収する点が先の実施例と異なる。支軸91の突端は溶融変形されて、可動側装着部42を抜止め保持している。このように、可動側装着部42のボス92を相対回転自在に軸支すると、かみそりヘッド9が左右傾動するときの弾性アーム43による反発が殆どないので、かみそりヘッド9の左右傾動変位を円滑に、しかも肌面の変化に敏感に反応した状態で行える。
図15に示す装着構造においては、可動側装着部42と一体に形成した支軸94をモーターホルダー17で相対回転自在に軸支したうえで、弾性アーム43が自由に相対揺動できる範囲を規制するストッパー95を、支軸94を左右に挟んで上下一対ずつ設けるようにした。このように、半拘束構造の浮動ばねユニット40によれば、弾性アーム43はストッパー95の規制範囲内では自由に相対揺動できるが、弾性アーム43がストッパーに接当したのちは、弾性反発力を発揮してかみそりヘッド9の傾動に反発する。したがって、かみそりヘッド9の左右傾動を一定の角度範囲では敏感なものとしながら、一定の角度範囲を越えると急激に反発力を増加させて、かみそりヘッド9が過剰に傾動操作されるのを規制できる。
図16は、固定側装着部41を本体ケース1の内部に固定したハウジング4で支持する構造とした。詳しくは、係合凹部80をハウジング4の上部内面に設け、この係合凹部80に固定側装着部41を差し込み係合できるようにした。さらに、上下に離れた固定側装着部41と可動側装着部42とを斜めの弾性アーム43で橋絡する構造とした。補助ばね39は本体ケース1の内面に設けたばね座97とケース部31との間に配置した。
上記の実施例以外に、凹凸接合部54は連続山形、波型などの凹凸構造とすることができる。浮動ばねユニット40は複数個の部品で構成することができ、例えば弾性アーム43を金属ばねで形成し、これにそれぞれプラスチック成形された固定側装着部41と可動側装着部42を固定して、浮動ばねユニット40とすることができる。押圧構造73の舌片60は前ケース1aの下部1箇所に設ける必要はなく、複数箇所に設けることができる。
固定側装着部41は、1個の板壁で形成する必要はなく、前後に二分割された板壁で形成することができ、その場合には浮動ばねユニット40を前後一対の部品で構成することとなる。同様に、可動側装着部42は左右に分割形成することができる。本発明は、横軸回りに回転駆動される内刃を備えたロータリー式の電気かみそりや、縦軸回りに回転駆動される内刃を備えた回転式の電気かみそりにも適用できる。本発明におけるセンター刃15は、並列配置したメイン刃14の前後いずれか一側に配置することができる。また、メイン刃14は前後一対設ける必要はなく、式(X1+・・+Xn<Y)を満足できる限り、1個、あるいは3個以上配置することができる。
かみそりヘッドの縦断正面図である。 電気かみそりの正面図である。 電気かみそりの側面図である。 電気かみそりの分解側面図である。 本体ケースを破断した電気かみそりの正面図である。 浮動ばねユニットの装着構造を示す断面図である。 浮動ばねユニットの装着構造を示す内部平面図である。 浮動ばねユニットの斜視図である。 本体ケースの組み付け構造を示す縦断側面図である。 浮動ばねユニットの装着構造を示す正面図である。 浮動動作を説明する概念構造図である。 浮動動作を説明する概念説明図である。 浮動ばねユニットの別の装着構造を示す一部破断正面図である。 浮動ばねユニットのさらに別の装着構造を示す一部破断正面図である。 浮動ばねユニットの別の装着構造を示す一部破断正面図である。 浮動ばねユニットの別の実施例を示す一部破断正面図である。
符号の説明
1 本体ケース
9 かみそりヘッド
14 メイン刃
16 モーター
39 補助ばね
40 浮動ばねユニット
41 固定側装着部
42 可動側装着部
43 弾性アーム

Claims (12)

  1. モーター(16)、メイン刃(14)、および伝動機構を含むかみそりヘッド(9)が本体ケース(1)に設けられており、かみそりヘッド(9)と本体ケース(1)との間に、かみそりヘッド(9)の全体を上下浮動および左右傾動可能に支持する浮動ばねユニット(40)が設けてある電気かみそりであって、
    浮動ばねユニット(40)は、本体ケース(1)に固定される左右一対の固定側装着部(41)と、かみそりヘッド(9)の前後面の左右中央に固定される前後一対の可動側装着部(42)と、両装着部(41・42)どうしをかみそりヘッド(9)の前後面のそれぞれで橋絡する弾性アーム(43)とで構成してあることを特徴とする電気かみそり。
  2. 弾性アーム(43)と固定側装着部(41)と可動側装着部(42)とが無端枠状に一体成形してある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 弾性アーム(43)が、固定側装着部(41)に連続する横方向の主アーム(49)と、主アーム(49)と可動側装着部(42)とを繋ぐ縦方向の縦弾性アーム(50)とで構成してある請求項1または2記載の電気かみそり。
  4. 前後に配置した主アーム(49)と固定側装着部(41)とが横弾性アーム(51)を介して連続している請求項1、2または3記載の電気かみそり。
  5. かみそりヘッド(9)と本体ケース(1)との間に、かみそりヘッド(9)を押し上げ付勢する複数個の補助ばね(39)が配置してある請求項1から4のいずれかに記載の電気かみそり。
  6. 浮動ばねユニット(40)の固定側装着部(41)とかみそりヘッド(9)との間に圧縮コイル形の補助ばね(39)が配置してある請求項5記載の電気かみそり。
  7. 本体ケース(1)が、前ケース(1a)および後ケース(1b)と、接合した前後ケース(1a・1b)の下面側から外嵌装着される下ケース(1c)を含んで構成されており、
    浮動ばねユニット(40)の固定側装着部(41)が、前後ケース(1a・1b)の内面に設けた係合凹部(80)に差し込み係合されて、前後ケース(1a・1b)で挟持固定されており、
    前ケース(1a)と後ケース(1b)との接合面の上部どうしが、上下に落とし込み係合する上係合構造(71)で係合固定されており、
    前ケース(1a)と後ケース(1b)との接合面の下部どうしが下ケース(1c)で抱持固定されており、
    前ケース(1a)および後ケース(1b)と下ケース(1c)とが、互いに係合する下係合構造(72)で係合固定してある請求項1から6のいずれかに記載の電気かみそり。
  8. 下ケース(1c)と前ケース(1a)との重合部分に、前ケース(1a)を後ケース(1b)へ向かって押圧する押圧構造(73)が設けられており、
    押圧構造(73)が前ケース(1a)に設けた舌片(60)と、下ケース(1c)に設けた傾斜壁(69)とで構成してある請求項7記載の電気かみそり。
  9. 上係合構造(71)と下係合構造(72)との間に位置する前後ケース(1a・1b)の接合縁の中途部に、前後ケース(1a・1b)の上下方向の位置ずれを阻止する凹凸接合部(54)が設けてある請求項7または8記載の電気かみそり。
  10. 前後一対の可動側装着部(42)のそれぞれが、かみそりヘッド(9)に対して相対回転不能に固定してある請求項1から9のいずれかに記載の電気かみそり。
  11. 可動側装着部(42)がかみそりヘッド(9)に対して相対揺動可能に装着されて、浮動ばねユニット(40)がかみそりヘッド(9)に対して相対揺動できる請求項1から9のいずれかに記載の電気かみそり。
  12. かみそりヘッド(9)に弾性アーム(43)の相対揺動範囲を一定以下に規制するストッパー(95)が設けられており、
    弾性アーム(43)が、ストッパー(95)の規制範囲内では相対揺動でき、ストッパー(95)に接当した状態では弾性反発力を発揮できる請求項11記載の電気かみそり。
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