JP2007240280A - 眼鏡枠形状測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測定子が軽い力で動くと共に、装置構成を複雑化することなく、高速な測定を可能にする。
【解決手段】 眼鏡枠保持部と、回転支基と、回転支基に配置された測定子とを備え、回転支基を回転させ、測定子の動径方向及び高さ方向の移動を検知して眼鏡枠の三次元形状を測定する。スリット板を測定子と一体的に配置し、光を発する発光部と受光する画素を選択可能な2次元センサとを持つ投光受光ユニットを回転支基に配置する。2次元センサは、受光する画素が選択的に設定された平行でない第1受光ラインと第2受光ラインを持ち、スリット板は第1受光ラインに対して平行でない第1スリットと第2受光ラインに対して平行でない第2スリットとを持ち、第1受光ライン及び第2受光ラインでそれぞれ検出される第1スリット及び第2スリットの投影位置に基づいて測定子の動径方向及び高さ方向の移動位置を検知する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、眼鏡レンズを枠入れする眼鏡枠の形状を測定するための眼鏡枠形状測定装置に関する。
眼鏡枠形状測定装置としては、眼鏡枠を保持機構により所期する状態に保持し、眼鏡枠の枠溝に挿入した測定子の移動を検出することにより、眼鏡枠の三次元形状を測定するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1においては、眼鏡枠の動径方向(横向)における測定子の移動をラックとギヤを介して回転式のエンコーダにより検出し、また、眼鏡枠の高さ方向(上下方向)における測定子の移動もラックとギヤを介して回転式のエンコーダにより検出する構成を開示している。
また、特許文献2においては、平行でない2本以上のスリット(上下方向と斜め方向のスリット)を持つ遮光板と、この遮光板を挟んで配置された発光部とリニアイメージセンサとを持つ投受光光学系を使用して測定子の2次元的な移動を検出する構成を開示し、さらにピンホールを有する遮光板と2次元センサ(エリアイメージセンサ)により測定子の2次元的な移動を検出する構成を開示している。
特開2000−314617号公報 特開平4−105864号公報
上記特許文献1においては、ラックとギヤを介してエンコーダで測定子の移動を検出するため、抵抗が発生することにより測定子の動きが重くなり、追従性の点で問題がある。また、ラックとギヤの噛み合わせによるバックラッシュの問題もある。
一方、特許文献2においては、これらの問題が軽減される。しかし、反りの大きな眼鏡枠を測定するために高さ方向にも大きな測定範囲を確保し、また、高さ方向の測定精度を上げるために2次元センサを使用する場合、ピンホールを有する遮光板とCCD等の2次元センサによる構成では、2次元センサ上の全面のスキャンに時間が掛かり、高速な測定ができない問題がある。2個のリニアイメージセンサを直交して配置することも考えられるが、これは装置構成が複雑になる。
本発明は、上記従来装置の問題点に鑑み、測定子が軽い力で動くと共に、装置構成を複雑化することなく、高速な測定が可能な眼鏡枠形状測定装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 眼鏡枠を所期する状態に保持する保持手段と、該保持手段に対して回転自在に配置された回転支基と、眼鏡枠の枠溝に挿入され,眼鏡枠の動径方向及び高さ方向に移動可能に前記回転支基に配置された測定子とを備え、前記回転支基を回転させ、前記測定子の動径方向及び高さ方向の移動を検知して眼鏡枠の三次元形状を測定する眼鏡枠形状測定装置において、光を発する発光部と受光する画素を選択可能な2次元センサとを持つ投光受光ユニットと、前記発光部及び2次元センサの間に配置され、光を透過するスリットを持つスリット板とを備え、前記スリット板又は投光受光ユニットの一方を前記測定子と一体的に横方向及び上下方向に移動可能に配置し、他方を前記回転支基に配置し、前記2次元センサは、受光する画素が選択的に設定された平行でない第1受光ラインと第2受光ラインを持ち、前記スリット板は前記第1受光ラインに対して平行でない第1スリットと前記第2受光ラインに対して平行でない第2スリットとを持ち、前記第1受光ライン及び第2受光ラインでそれぞれ検出される前記第1スリット及び第2スリットの投影位置に基づいて前記測定子の動径方向及び高さ方向の移動位置を検知することを特徴とする。
(2) (1)の眼鏡枠形状測定装置において、前記第1スリット及び第2スリットは直交して配置され、前記第1受光ライン及び第2受光ラインは、前記第1スリット及び第2スリットに直交する位置関係で、且つ平行に分離して設定された複数の受光ラインをそれぞれ持ち、前記第1受光ラインが持つ複数の受光ラインの少なくとも1つで検出される前記第1スリットの投影位置、及び前記第2受光ラインが持つ複数の受光ラインの少なくとも1つで検出される前記第2スリットの投影位置に基づいて前記測定子の動径方向及び高さ方向の移動位置を検知することを特徴とする。
(3) (1)又は(2)の眼鏡枠形状測定装置において、前記第1スリット及び第2スリットは、それぞれ前記2次元センサより広い領域に複数個配置され、且つスリットの間隔が前記2次元センサの受光幅より狭い間隔で配置され、さらに複数個配置されたスリットをそれぞれ特定するためのインデックスを持つことを特徴とする。
本発明によれば、測定子が軽い力で動くと共に、装置構成を複雑化することなく、つ高速な測定が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、眼鏡枠形状測定装置の外観略図であり、眼鏡枠形状測定装置1の上部には眼鏡枠保持部200が配置されており、その下に測定機構が配置されている。測定装置1の前側にはタッチパネル式のディスプレイを持つパネル部3が配置されている。パネル部3には、各種の操作スイッチやレイアウトデータを入力するための情報が表示される。測定装置1で得られた眼鏡枠形状データ及びパネル部3で入力されたデータは、眼鏡レンズ周縁加工装置に送信される。
<眼鏡枠保持部>
眼鏡枠保持部200の構成を図2、図3により説明する。図2は眼鏡枠保持部200の平面図であり、図3は図2のA−A断面の要部を示す図である。
保持部ベース201上には眼鏡枠Fを保持するための前スライダー202と後スライダー203が左右に配置されたガイドレール204,205上に摺動可能に載置されている。前スライダー202と後スライダー203はその中央の基準線L1に対して対称に対向して摺動可能にされていると共に、バネ213により常に両者の中心(基準線L1)に向かう方向に引っ張られている。眼鏡枠Fは前スライダー202の左右2個所に配置されるクランプピン231と、後スライダー203の左右2個所に配置されるクランプピン231の計4個所に配置されるクランプピン231でクランプされ、測定基準平面で保持される。これらのクランプピン231の開閉は、保持部ベース201の裏側に固定されたクランプ用モータ223の駆動により行われる。この眼鏡枠保持部200の構成は、特開2000−214617号公報のものを使用できる。保持部ベース201の下側に計測部240が配置されている。
<計測部>
計測部240の構成を図4〜図7に基づいて説明する。図4は計測部240の平面図である。図4において、左右移動ベース241は保持部ベース201に軸支されて左右方向(眼鏡枠の左右方向)に延びる2本のレール242、243にしたがって左右移動可能に支持されている。モータ244の回転軸にボールネジ245が取り付けられ、これが左右移動ベース241に固定された雌ネジ部材246に噛み合わされ、モータ244の正逆回転によって左右移動ベース241が左右方向に移動される。
また、左右移動ベース241の3個所に取り付けられたローラ251により回転支基250が回転可能に保持されている。回転支基250は、モータ254の回転軸に取り付けられたギヤ253、ギヤ252、回転支基250の円周に形成されたギヤ部250aの回転伝達機構を介して、モータ254により回転される。回転支基250の下面には、測定子ユニット300が取り付けられている。
図5は測定子ユニット300の斜視図であり、図6は図5におけるA方向からみたときの部分断面図、図7は測定子ユニット300を下から見たときの部分断面図である。
図6及び図7において、回転支基250の下面に固定ブロック302が固定され、さらに固定ブロック302の下に、図6の紙面に直交する方向(X軸とし、X軸方向は眼鏡枠の動径方向となる)に延びる2本のガイドレール受け304が固定されている。このガイドレール受け304に沿ってスライドレール306が移動可能に配置され、スライドレール306に横移動支基310が固定されている。また、固定ブロック302には横移動支基310をX軸方向に移動させるための第1モータ308が取り付け部材により取り付けられている。横移動支基310にX軸方向に延びるラック312が固定されており、第1モータ308の回転軸に固定されたギヤ309とラック312が噛み合い、モータ308の回転により横移動支基310がX軸方向に移動される。
横移動支基310に、上下移動支基320が上下移動可能に支持されている。横移動支基310に、上下方向(眼鏡枠の高さ方向)に延びるガイドレール受け314が固定されている。このガイドレール受け314に沿って上下移動可能なガイドレール316が配置され、ガイドレール316に上下移動支基320が固定されている。また、上下移動支基320に、上下方向に延びるラック322が固定されている。また、横移動支基310に、上下移動用のモータ326が固定されている。モータ326の回転軸に取り付けられたギヤ328とラック322が噛み合い、モータ326の回転により上下移動支基320が上下移動される。
上下移動支基320に、上下方向に延びる測定子軸330がベアリングを介して回転可能に保持されている。測定子軸330の上端に、測定子340が固定されている。測定子340の先端は、測定子軸330の回転中心と一致している。眼鏡枠の測定の際して、眼鏡枠保持部200により所定の状態(水平)に保持された眼鏡枠Fの枠溝に測定子340の先端が挿入されるように、モータ308及びモータ326が駆動される。
測定子ユニット300には、上下移動支基320の横移動の変化である動径長r、上下移動の変化である高さhを光学的に検出するユニットが設けられている。上下移動支基320の側面からはアーム352が延び、アーム352の先端に、横移動支基310の移動方向(X軸方向)と平行な位置関係のスリット板360が固定されている。また、スリット板360を挟んで対向する関係で、LED等の発光部358と二次元センサ(エリアイメージセンサ)370とからなる投光受光ユニット350が取り付け部材により回転支基250に固定されている。二次元センサ370として、2次元的に配置された画素全体に対して、光を受光する画素を選択可能なMOSセンサを使用している。MOSセンサは、半導体製造の精密な加工技術により、その1画素(ピクセル)の配置が数十ナノメートル単位で管理されて製作されている。
スリット板360に形成されているスリット構成を図8に示し、二次元センサ370にて選択的に光を受光する画素(受光ライン)の設定を図9に示す。
図8において、横方向をX軸、これと直交する上下方向をY軸とする。スリット板360上に、X軸方向の移動位置を検出するためのスリットXaSn(n=1,2,…)がX軸に直交する方向(Y軸方向)で、且つ一定のピッチPaにて複数個形成されている。スリットXaSnのスリット幅は、全てdaで同一である。ここで、ピッチPaは、X軸に対応する二次元センサ370の受光幅DX(図9参照)より小さなピッチとされている。ピッチPa毎のスリットXaSnが絶対位置検出の1つのブロックとされる。
また、スリットXaSn(スリットXaSnが配置されたブロック)を特定するために、各スリットXaSnの間に、スリットXaSnのスリット幅daと異なるスリット幅dbを持つインデックス用のスリットXbSn(n=1,2,…)が、X軸に直交する方向(Y軸方向)に複数個形成されている。このスリットXbSnに配置に関し、スリットXaSnとスリットXbSnとの間隔Pbn(n=1,2,…)は、異なる間隔で徐々に広くなるように設定されている。スリット幅daとスリット幅dbが異なることにより、二次元センサ370側ではスリットXaSnとスリットXbSnとが区別されて検出される。また、間隔Pbn(n=1,2,…)により何れのスリットXaSnが検出されているか特定される。
また、Y軸方向にも同様にY軸方向の移動位置を検出するためのスリットYaSn(n=1,2,…)がY軸に直交する方向(X軸方向)で、且つ一定のピッチPa(X軸側のものと異なるピッチでも良い)にて複数個形成されている。ピッチPaもY軸に対応する二次元センサ370の受光幅DY(図9参照)より小さなピッチとされている。ピッチPa毎のスリットYaSnが絶対位置検出の1つのブロックとされる。
また、それぞれのスリットYaSnの間に、スリットYaSnのスリット幅daと異なるスリット幅dbを持つインデックス用のスリットYbSn(n=1,2,…)がY軸に直交する方向(X軸方向)に複数個形成されている。スリットYbSnに配置に関しても、X軸側と同様に、スリットYaSnとスリットYbSnとの間隔Pbn(n=1,2,…)は、異なる間隔で徐々に広くなるように設定されている。
なお、図8において、各スリット部分が光の透過部分であり、その他の領域が遮光部分である。各スリットは、ガラス板などの透明部材にエッチング等により遮光部分を形成することにより作成できる。
図9に示す二次元センサ370おいて、スリット板360に対応する横方向をX軸、これと直交する上下方向をY軸とする。センサ370上のY軸方向のほぼ中央付近で、X軸に平行に分離した2つの受光ラインXL1,受光ラインXL2が選択的に設定されている。同様に、センサ370上のX軸方向のほぼ中央付近で、Y軸に平行に分離した2つの受光ラインYL1,受光ラインYL2が選択的に設定されている。受光ラインXL1,XL2,YL1,YL2の検出幅は、1画素(ピクセル)あれば良いが、複数の画素としても良い。受光ラインXL1と受光ラインXL2は平行に分離して設定され、その間隔Pdは、スリット板360のスリット幅da及びdbより広く、且つ間隔Pbn(n=1,2,…)より狭い間隔に設定されている。同様に、受光ラインYL1と受光ラインYL2も平行に分離して設定され、その間隔Pdはスリット板360のスリット幅da及びdbより広く、且つ間隔Pbn(n=1,2,…)より狭い間隔に設定されている。
二次元センサ370は受光ラインXL1,XL2,YL1,YL2が選択的に設定されているため、全受光領域をスキャンする場合に比べて検出を高速で行える。X軸及びY軸において、それぞれ受光ラインが複数に設定されている理由は後述する。
次に、眼鏡枠形状測定の動作を、図10の制御系ブロック図を使用して説明する。眼鏡枠Fを眼鏡枠保持部200の前スライダー202と後スライダー203がそれぞれ持つクランプピン231で保持させ、パネル部3の測定スタートスイッチを押して測定をスタートさせる。制御部100は、横移動のモータ308及び上下移動のモータ326の駆動を制御し、クランプピン231により所定位置に保持された眼鏡枠Fの枠溝に測定子340の先端を挿入させる。次に、モータ254を駆動して回転支基250を回転させる。このとき、眼鏡枠Fを変形させず、且つ測定子340が外れない程度の弱い圧力を与えるように、モータ308の駆動トルクが与えられる。また、上下移動のモータ326には、上下移動支基320等の荷重をキャンセルするように駆動トルクが与えられる。測定子340の先端が眼鏡枠Fの溝に挿入された状態で、モータ254により回転支基250が回転されると、眼鏡枠枠Fの枠溝の動径長の変化にしたがって横移動支基310と共に上下移動支基320(測定子軸330)が横方向に移動されると共に、眼鏡枠枠Fの枠溝の高さの変化にしたがって上下移動支基320(測定子軸330)が上下移動される。測定子軸330の横移動及び上下移動に対応してスリット板360も発光部358と二次元センサ370の間で移動される。そして、回転支基250の回転角θ毎に、測定子軸330の横移動である動径長r及び上下移動の高さhが検出されることにより、眼鏡枠Fのレンズ枠の三次元形状が測定される。
スリット板360と二次元センサ370とにより、動径長r,高さhを得る方法を、図11を使用して説明する。まず、動径長rを得るためのX軸方向のスリット検出について説明する。図11に示すように、動径長rは、二次元センサ370の左端OXを基準とし、受光ラインXL1(又はXL2)上で最も右側で検出されるスリットXaSnの投影位置と基準位置OXとの距離Xaから求める。スリットXaSn,スリットXbSnは、両者の幅da,dbの違いにより区別できる。そして、受光ラインXL1(又はXL2)上で検出されるスリットXaSn,スリットXbSnとの間隔DXbが、スリット板360に形成された両者の間隔Pbn(n=1,2,…)の何れに対応するかにより、現在検出されているスリットXaSn,スリットXbSnが何番目のものであるか認識される。なお、スリットXaSn等の投影位置は、スリット幅の中心位置として検出される。
動径長rは、次の式により求められる。nは、スリットXaSnのスリット番号(ブロック番号)である。
動径長r=Xa+Pa×(n−1)
例えば、最も右側で検出されるスリットXaSnとその隣のスリットXbSnとの間隔DXbが間隔Pb1に対応していれば、スリットはXaS1として認識される。この場合、n=1であり、r=Xaとなる。
スリット板360が、図11上で右方向に移動していくと、スリットXaS1は検出されなくなるが、隣り合うスリットXaSnのピッチPaが二次元センサ370の受光幅DXより小さなピッチとされているため、次のスリットXaS2が受光ラインXL1(又はXL2)上で検出されるようになる。スリットXaS2の検出によりn=2であるため、このときの動径長rは、
動径長r=Xa+Pa
として、制御部100によって得られる。以後、同様にスリットXaSnの番号が特定されることにより、動径長rが制御部100によって求められる。
なお、ピッチPaは全て一定の値で製作しておいても良いが、スリットの製作上で精密な一定の値を確保できないときは、キャリブレーションにより隣り合うスリットのピッチを予め検出したものを利用しても良い。すなわち、スリットXaS1とスリットXaS2とのピッチをPa1、スリットXaS2とスリットXaS3とのピッチをPa2、……というようにキャリブレーションにより求めておく。例えば、スリットXaS4が検出されたときは、
動径長r=(Xa+Pa1+Pa2+Pa3)
として得られる。
高さhについても、動径長rと同様な方法で得ることができる。すなわち、二次元センサ370の下端OYを基準とし、受光ラインYL1(又はYL2)上で最も上側で検出されるスリットYaSnと基準位置OYとの距離Yaとする。そして、受光ラインXL1(又はXL2)で検出されるスリットYaSnとスリットYbSnによって、現在検出されているスリットYaSnを特定し、
高さh=Ya+Pa×(n−1)
として得る。
以上のようにして、回転支基250を微小回転角θn(n=1,2,…,N)毎に回転し、それぞれの回転角θnでの動径長r及び高さhを得ることにより、眼鏡枠の形状を(rn,θn,hn)(n=1,2,…,N)として測定することができる。
ここで、二次元センサ370上の直交するX軸及びY軸において、それぞれ受光ラインが複数に設定されている理由を説明する。基本的に上記の方法により、受光ラインXL1,XL2の少なくとも1つにより動径長rが得られ、また、受光ラインYL1,YL2の少なくとも1つにより高さhが得られる。しかし、スリットXaSn,XbSn,YaSn,YbSnと受光ラインXL1(XL2),YL1(YL2)とが前述のような位置関係であるため、受光ラインがX軸及びY軸でそれぞれ1つであると、次のような問題がある。例えば、図12に示すように、スリット板360が移動してスリットXaSnが受光ラインYL1上に完全に載ってしまうと、受光ラインYL1ではスリットYaSn及びYbSnを検出できなくなってしまうことがある。
そこで、この場合には、受光ラインYL1とは別に設定された受光ラインYL2を、スリットYaSn及びYbSnの検出に使用する。受光ラインYL1,YL2の位置関係は、スリットXaSn及びXbSnの間隔に合致せず、且つ両スリットの中に埋没しない関係に設定しておく。すなわち、スリットXaSn及びXbSnが何れかの受光ラインに載った場合でも、少なくとも一方の受光ラインが外れる位置関係に設定しておく。
受光ラインXL1,XL2とスリットYaSn,YbSnの位置関係も同様である。スリットYbSnが受光ラインXL1上に完全に載った場合は、受光ラインXL2をスリットXaSn,XbSnの検出に使用する。
なお、上記の実施形態において、発光部358から平行光が出射されるように構成すれば、スリット板360上の各スリットがそのままセンサ370上に投影され、測定が簡便となる。この場合、例えば、コリメータレンズを使用して光源からの光を平行光にすることができる。装置構成をより簡便にするために、発光部358として点光源を使用する場合は、次のようにしてセンサ370上で受光されるスリットの投影位置を補正すれば良い。
発光部358として点光源とした場合のスリット投影位置の補正を、図13を基に説明する。点光源358からスリット板360までの距離をL1、スリット板360からセンサ370の受光面までの距離をL2とし、点光源358の中心に対応するセンサ370上の中心Oから距離mだけ離れたスリット投影位置の誤差をΔEとすと、図13より、
ΔE=m×(L2/L1)
となる。したがって、スリット投影位置の算出に際しては、誤差ΔE分だけ補正した距離とすればよい。
以上の実施形態は、種々の変容が可能である。例えば、上記ではスリットXaSnを特定するために、その近傍に設けたインデックス用のスリットXbSnを利用したが、スリットXaSnのスリット幅daをそれぞれ異ならせることにより、スリットXaSnがそれぞれを特定するためのインデックスを持つ構成としても良い。スリットXaSnの投影位置は、スリット幅の中心位置として検出される。スリットYaSnについても同様に構成できる。
また、上記に限らず、測定子340(測定子軸330)の横移動を検出するための第1スリットとしてのスリットXaSnは受光ラインXL1(XL2)に平行でない(交わる)関係であり、測定子340(測定子軸330)の上下移動の検出するための第2スリットとしてのスリットYaSnも受光ラインYL1(YL2)に平行でない(交わる)関係であればよい。しかし、受光ラインXL1,XL2,YL1,YL2にスリットが斜めに交わると、スリットの投影位置を検出するための分解能が低下する。このため、図11等に示したように、受光ラインXL1,XL2に対してスリットXaSnが直交し、受光ラインYL1,YL2に対してスリットYaSnが直交する位置関係が好ましい。また、第1受光ラインとしての受光ラインXL1(XL2)と第2受光ラインとしての受光ラインYL1(YL2)とは、直交することが好ましいが、互いに平行でない関係(交わる関係)であれば良い。
また、上記ではスリット板360を測定子軸330に一体的に設けたが、発光部358とセンサ370からなる投光受光部を測定子軸330に設け、スリット板360を回転支基250側に固定的に設けても良い。
眼鏡枠形状測定装置の外観略図である。 眼鏡枠保持部の構成を説明する図である。 眼鏡枠保持部の構成を説明する図である。 計測部を説明する図であり、計測部の平面図である。 計測部を説明する図であり、測定子ユニットの斜視図である。 図5におけるA方向からみたときの部分断面図である。 測定子ユニットを下から見たときの部分断面図である。 スリット板に形成されているスリット構成図である。 二次元センサにて選択的に光を受光する画素の設定を説明する図である。 眼鏡枠形状測定装置の制御系ブロック図である。 スリット板3と二次元センサとにより、動径長r,高さhを得る方法を説明する図である。 受光ラインがX軸及びY軸でそれぞれ1つである場合の問題を説明する図である。 発光部を点光源とした場合のスリット投影位置の補正を説明する図である。
符号の説明
1 眼鏡枠形状測定装置
100 制御部
200 眼鏡枠保持部
240 計測部
250 回転支基
254 モータ
300 測定子ユニット
308 モータ
310 横移動支基
320 上下移動支基
326 モータ
330 測定子軸
340 測定子
350 投光受光ユニット
358 発光部
360 スリット板
370 二次元センサ


Claims (3)

  1. 眼鏡枠を所期する状態に保持する保持手段と、該保持手段に対して回転自在に配置された回転支基と、眼鏡枠の枠溝に挿入され,眼鏡枠の動径方向及び高さ方向に移動可能に前記回転支基に配置された測定子とを備え、前記回転支基を回転させ、前記測定子の動径方向及び高さ方向の移動を検知して眼鏡枠の三次元形状を測定する眼鏡枠形状測定装置において、
    光を発する発光部と受光する画素を選択可能な2次元センサとを持つ投光受光ユニットと、前記発光部及び2次元センサの間に配置され、光を透過するスリットを持つスリット板とを備え、前記スリット板又は投光受光ユニットの一方を前記測定子と一体的に横方向及び上下方向に移動可能に配置し、他方を前記回転支基に配置し、
    前記2次元センサは、受光する画素が選択的に設定された平行でない第1受光ラインと第2受光ラインを持ち、
    前記スリット板は前記第1受光ラインに対して平行でない第1スリットと前記第2受光ラインに対して平行でない第2スリットとを持ち、
    前記第1受光ライン及び第2受光ラインでそれぞれ検出される前記第1スリット及び第2スリットの投影位置に基づいて前記測定子の動径方向及び高さ方向の移動位置を検知することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  2. 請求項1の眼鏡枠形状測定装置において、前記第1スリット及び第2スリットは直交して配置され、
    前記第1受光ライン及び第2受光ラインは、前記第1スリット及び第2スリットに直交する位置関係で、且つ平行に分離して設定された複数の受光ラインをそれぞれ持ち、
    前記第1受光ラインが持つ複数の受光ラインの少なくとも1つで検出される前記第1スリットの投影位置、及び前記第2受光ラインが持つ複数の受光ラインの少なくとも1つで検出される前記第2スリットの投影位置に基づいて前記測定子の動径方向及び高さ方向の移動位置を検知することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  3. 請求項1又は2の眼鏡枠形状測定装置において、前記第1スリット及び第2スリットは、それぞれ前記2次元センサより広い領域に複数個配置され、且つスリットの間隔が前記2次元センサの受光幅より狭い間隔で配置され、さらに複数個配置されたスリットをそれぞれ特定するためのインデックスを持つことを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。

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