JP2007233687A - 仮想計算機システム、仮想計算機の制御方法、および仮想計算機プログラム - Google Patents

仮想計算機システム、仮想計算機の制御方法、および仮想計算機プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想計算機システムが利用する物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、適切な障害処理を行うことができる仮想計算機システムを提供する。
【解決手段】物理ハードウェア100で障害が発生した場合に、物理ハードウェア障害処理プログラム111が、障害が発生したことを検知し、障害の内容を示す障害情報を生成する。障害情報記憶手段112が、障害情報を記憶する。各障害情報通知プログラムは、障害が発生したリソースの割り当てに応じて対応する仮想計算機に障害情報を出力し、対応する障害情報通知有無記憶手段に障害情報を出力したことを記憶させる。障害処理制御プログラム114は、障害が発生したリソースが割り当てられている仮想計算機のゲストOSに障害処理を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想計算機を実現するコンピュータが備える物理ハードウェアリソースで発生した障害を処理する仮想計算機システム、仮想計算機の制御方法、および仮想計算機プログラムに関する。
1台のコンピュータで、複数のオペレーティングシステム(以下、OS(Operating System)という。)の実行を実現するための計算機システムである仮想計算機システムがある。
従来の仮想計算機システムを実現するコンピュータには、ハイパバイザと呼ばれる仮想計算機制御プログラムが搭載されている。ハイパバイザは、仮想計算機システムを実現するコンピュータが備える物理ハードウェアリソースの障害の内容を判断し、障害を有する物理ハードウェアリソースを各仮想計算機に割り当てることを止めて、信頼性を確保している。
なお、物理ハードウェアリソースとは、例えば、CPU(Central Processing Unit)や、メモリ、ハードディスクである。
そして、物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す障害情報は、ハイパバイザや、その物理ハードウェアリソースがその時点で割り当てられている仮想計算機に渡され、障害処理に用いられる。
しかし、仮想計算機環境の中で動作するソフトウェアである各ゲストOSは、従来の非仮想計算機システム(つまり、通常のコンピュータ)で動作するものである。そのため、ゲストOSは、物理ハードウェアリソースを占有する機能と、物理ハードウェアリソースで発生した障害を処理する機能(障害処理機能)とを有している。
ゲストOSが有する障害処理機能の処理能力は、想定されているゲストOSの需要者の特色に応じて大きな差がある。そのため、ユーザは、用途に応じて障害処理機能を意識的に使い分けている。
しかし、ゲストOSごとに障害処理機能が異なるため、ハイパバイザが障害処理を行う場合に、各ゲストOSが有する障害処理機能を有効に活用することができないという問題がある。
そのため、ハイパバイザが判断を誤り、ハイパバイザが、障害が発生していない物理ハードウェアリソースで障害が発生していると判断した場合に、実際にはゲストOSが利用可能な物理ハードウェアリソースをゲストOSに割り当てることができない。そのため、物理ハードウェアリソースの有効活用ができない。
また、従来の仮想計算機システムにおいて新たに作成された仮想計算機のゲストOSは、割り当てられた物理ハードウェアリソースの障害の履歴を知る方法がなかった。そのため、その物理ハードウェアリソースで仮想計算機システムの動作が不可能になるような障害が過去に発生していて、かつ修理などの対処がなされていなかった場合に、ゲストOSは、その物理ハードウェアリソースをそのまま利用してしまう。そのため、障害の再度の発生を未然に防げないという問題がある。
特許文献1には、物理ハードウェアリソースの障害情報のうち、複数の仮想計算機に共通する物理ハードウェアリソースに関する障害情報をハイパバイザに渡し、ハイパバイザが、各仮想計算機にはその障害情報を隠蔽した形で処理を行い、それ以外の障害情報を各仮想計算機に渡して各仮想計算機のゲストOSが処理を行う方法が記載されている。
特許文献2には、物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す情報を、パーティション単位で管理するシステムが記載されている。
特開2003−323306号公報 (段落0010〜0031、図1) 特開2002−229806号公報 (段落0021〜0108、図1)
特許文献1に記載されている方法には、仮想計算機間に共通する物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、ゲストOSに応じた障害処理を行うことができないという問題がある。
例えば、ハイパバイザは、各ゲストOSにとって重要な障害であるのか否かを判断することができないため、各ゲストOSに応じた適切な障害処理を行うことができない。
また、特許文献2に記載されているシステムは、ゲストOSが利用する物理ハードウェアリソースをパーティションを跨って移動させた場合に、ゲストOSが、発生した障害の処理がなされていない物理ハードウェアリソースを利用してしまい、システムが停止してしまう等の危険性がある。
本発明は、仮想計算機システムが利用する物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、適切な障害処理を行うことができる仮想計算機システム、仮想計算機の制御方法、および仮想計算機プログラムを提供することを目的とする。
本発明による仮想計算機システムは、コンピュータが備える物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を、コンピュータに発揮させるゲストOSを複数搭載した仮想計算機システムであって、物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、障害が発生したことを検知し、障害の内容を示す障害情報を生成する障害検知手段と、ゲストOSに、障害検知手段が生成した障害情報を出力する障害情報出力手段と、障害情報出力手段が出力した障害情報にもとづいて、ゲストOSを用いて、コンピュータに、物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を発揮させる障害対処手段とを備えたことを特徴とする。
障害情報出力手段は、障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストOSに、障害検知手段が生成した障害情報を出力してもよい。
障害情報出力手段がゲストOSに障害情報を出力した場合に、ゲストOSごとに、障害情報を出力したことを示す情報を記憶手段に記憶させる通知記憶手段と、障害検知手段が生成した障害情報を記憶手段に記憶させる障害情報記憶手段とを含み、障害情報出力手段は、通知記憶手段が記憶手段に記憶させた情報にもとづいて、障害情報が出力されていないゲストOSに、記憶手段が記憶している障害情報を出力してもよい。
物理ハードウェアリソースの障害が解消された場合に、障害情報を出力したことを示す情報と障害情報とを記憶手段から消去する情報消去手段を含んでもよい。
障害情報出力手段は、ゲストOSに新たに物理ハードウェアリソースが割り当てられた場合、またはゲストOSが物理ハードウェアリソースを利用する状態に遷移した場合に、記憶手段が記憶している障害情報をゲストOSに出力してもよい。。
障害情報出力手段は、ゲストOSに割り当てられた物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す障害情報を、物理ハードウェアリソースが割り当てられたゲストOSに出力してもよい。
本発明による仮想計算機の制御方法は、コンピュータが備える物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を、コンピュータに発揮させるゲストOSを複数搭載した仮想計算機の制御方法であって、障害検知手段が、物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、障害が発生したことを検知し、障害の内容を示す障害情報を生成する障害検知ステップと、障害情報出力手段が、ゲストOSに、障害検知ステップで生成した障害情報を出力する障害情報出力ステップと、障害対処手段が、障害情報出力ステップで出力した障害情報にもとづいて、ゲストOSを用いて、コンピュータに、物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を発揮させる障害対処ステップとを備えたことを特徴とする。
障害情報出力手段が、障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストOSに、障害情報出力ステップで、障害検知ステップにおいて生成した障害情報を出力してもよい。
障害情報出力ステップにおいてゲストOSに障害情報を出力した場合に、通知記憶手段が、ゲストOSごとに、障害情報を出力したことを示す情報を記憶手段に記憶させる通知記憶ステップと、障害情報記憶手段が、障害検知ステップで生成した障害情報を記憶手段に記憶させる障害情報記憶ステップとを含み、通知記憶ステップにおいて記憶手段に記憶させた情報にもとづいて、障害情報出力手段が、障害情報出力ステップで、障害情報が出力されていないゲストOSに、記憶手段が記憶している障害情報を出力してもよい。
物理ハードウェアリソースの障害が解消された場合に、情報消去手段が、障害情報を出力したことを示す情報と障害情報とを記憶手段から消去する情報消去ステップを含んでもよい。
ゲストOSに新たに物理ハードウェアリソースが割り当てられた場合、またはゲストOSが物理ハードウェアリソースを利用する状態に遷移した場合に、障害情報出力手段が、障害情報出力ステップで、記憶手段が記憶している障害情報をゲストOSに出力してもよい。
障害情報出力手段が、障害情報出力ステップで、ゲストOSに割り当てられた物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す障害情報を、物理ハードウェアリソースが割り当てられたゲストOSに出力してもよい。
本発明による仮想計算機プログラムは、コンピュータが備える物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を、コンピュータに発揮させるゲストOSを複数搭載したコンピュータに処理を実行させる仮想計算機プログラムであって、コンピュータに、そのコンピュータが備える物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、障害が発生したことを検知し、障害の内容を示す障害情報を生成する障害検知処理と、ゲストOSに、障害検知処理で生成した障害情報を出力する障害情報出力処理と、障害情報出力処理で出力した障害情報にもとづいて、ゲストOSを用いて、コンピュータに、物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を発揮させる障害対処処理とを実行させることを特徴とする。
コンピュータに、障害情報出力処理で、障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストOSに、障害検知処理において生成した障害情報を出力させてもよい。
コンピュータに、障害情報出力処理でゲストOSに障害情報を出力した場合に、ゲストOSごとに、障害情報を出力したことを示す情報を記憶手段に記憶させる通知記憶処理と、障害検知処理で生成した障害情報を記憶手段に記憶させる障害情報記憶処理とを実行させ、障害情報出力処理において、通知記憶処理で記憶手段に記憶させた情報にもとづいて、障害情報が出力されていないゲストOSに、記憶手段が記憶している障害情報を出力させてもよい。
コンピュータに、物理ハードウェアリソースの障害が解消された場合に、障害情報を出力したことを示す情報と障害情報とを記憶手段から消去する情報消去処理を実行させてもよい。
コンピュータに、ゲストOSに新たに物理ハードウェアリソースが割り当てられた場合、またはゲストOSが物理ハードウェアリソースを利用する状態に遷移した場合に、障害情報出力処理で、記憶手段が記憶している障害情報をゲストOSへ出力させてもよい。
コンピュータに、障害情報出力処理で、ゲストOSに割り当てられた物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す障害情報を、物理ハードウェアリソースが割り当てられたゲストOSに出力させてもよい。
本発明によれば、仮想計算機システムを実現するコンピュータが備える物理ハードウェアリソースを有効活用することができる。
その理由は、仮想計算機に割り当てられた物理ハードウェアリソースの障害情報をゲストOSに出力し、ゲストOSが有する障害処理機能を活用するためである。
障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストOSに、障害検知手段が生成した障害情報を出力するように構成されている場合には、障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストOSが有する障害処理機能を活用することができる。
記憶手段が、障害情報とゲストOSごとに障害情報を出力したことを示す情報とを記憶するように構成されている場合には、障害情報を、漏れなく過去にも遡ってゲストOSに出力することができる。
例えば、ゲストOSに、新たに物理ハードウェアリソースが割り当てられた場合や、ゲストOSが物理ハードウェアリソースを利用する状態に遷移した場合に、その物理ハードウェアリソースで過去に発生した障害の内容を示す障害情報をゲストOSに出力する。そのため、ゲストOSが障害の処理を行い、障害の再度の発生を未然に防ぐことができる。
また、複数のゲストOSが、物理ハードウェアリソースを共有している場合(例えば、複数のゲストOSに、1つの物理ハードウェアリソースが割り当てられている場合)には、複数のゲストOSの全てに障害情報が出力されるので、障害解析性を向上させることができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明による仮想計算機システムの実施の形態を示す説明図である。
本発明による仮想計算機システムは、物理ハードウェア(物理ハードウェアリソース)100を備えたコンピュータによって実現され、そのコンピュータは、CPU170に各処理を実行させるハイパバイザ110、仮想計算機130、仮想計算機140、および仮想計算機150を搭載している。
そして、ハイパバイザ110、仮想計算機130、仮想計算機140、および仮想計算機150は、物理ハードウェア100を備えたコンピュータが備えたCPU170を動作させるプログラムである。
ハイパバイザ110は、CPU170に、物理ハードウェア100を備えたコンピュータの動作を制御させる仮想計算機制御プログラムである。
物理ハードウェア100を備えたコンピュータは、仮想計算機130に従って動作して仮想計算機環境を作る。そして、ゲストOS131は、仮想計算機環境の中で動作し、そのコンピュータが備えたCPU170に、物理ハードウェア100で発生した障害を処理する障害処理機能を発揮させる。
物理ハードウェア100を備えたコンピュータは、仮想計算機140に従って動作して仮想計算機環境を作る。そして、ゲストOS141は、仮想計算機環境の中で動作し、そのコンピュータが備えたCPU170に、物理ハードウェア100で発生した障害を処理する障害処理機能を発揮させる。
物理ハードウェア100を備えたコンピュータは、仮想計算機150に従って動作して仮想計算機環境を作る。そして、ゲストOS151は、仮想計算機環境の中で動作し、そのコンピュータが備えたCPU170に、物理ハードウェア100で発生した障害を処理する障害処理機能を発揮させる。
なお、図1に示す例では、仮想計算機およびゲストOSが3つずつ示されているが、本発明では、仮想計算機システムを実現するコンピュータが搭載するゲストOSの数は限定されない。
物理ハードウェア100は、例えば、仮想計算機システムを実現するコンピュータが備えるCPU、メモリ、およびハードディスクである。
物理ハードウェア100は、リソース101、リソース102、リソース103、記憶手段160、およびCPU170を含む。各リソースは、例えば、仮想計算機システムを実現するコンピュータが備えるCPU170、メモリ、およびハードディスクである。記憶手段160は、例えば、仮想計算機システムを実現するコンピュータが備えるメモリおよびハードディスクによって実現される。
なお、図1に示す例では、各リソースと記憶手段160とが分けて記載されているが、共通のメモリやハードディスクが、各リソースと記憶手段160とを実現してもよい。具体的には、例えば、1つのハードディスクのある領域が各リソースを実現し、他の領域が記憶手段160を実現する。
また、図1に示す例では、各リソースとCPU170とが分けて記載されているが、各リソースはCPU170を含んでいてもよい。具体的には、例えば、各リソースが、時分割でCPU170を共有している。
なお、図1に示す例では、リソースを3つ記載しているが、本発明では、各仮想計算機に割り当てられるリソースの数は限定されない。
記憶手段160は、障害情報記憶手段112、障害情報通知有無記憶手段115、障害情報通知有無記憶手段116、および障害情報通知有無記憶手段117を含む。
各障害情報通知有無記憶手段は、各仮想計算機と1対1に対応している。具体的には、障害情報通知有無記憶手段115は、仮想計算機130に対応している。障害情報通知有無記憶手段116は、仮想計算機140に対応している。障害情報通知有無記憶手段117は、仮想計算機150に対応している。
各障害情報通知有無記憶手段は、対応する各仮想計算機に障害情報が出力されたか否かを示す情報を、例えば、テーブル形式で記憶する。
障害情報記憶手段112は、発生した障害の内容を示す障害情報を記憶する。障害情報記憶手段112は、障害情報を、例えば、テーブル形式で記憶する。
ハイパバイザ110は、物理ハードウェア障害処理プログラム111、障害情報消去プログラム113、障害処理制御プログラム114、障害情報通知プログラム118、障害情報通知プログラム119、および障害情報通知プログラム120を含む。
障害検知手段は、例えば、仮想計算機システムを実現するコンピュータに搭載されたCPU170を動作させる物理ハードウェア障害処理プログラム111によって実現される。情報消去手段は、例えば、仮想計算機システムを実現するコンピュータに搭載されたCPU170を動作させる障害情報消去プログラム113によって実現される。
障害対処手段および障害情報記憶手段は、例えば、仮想計算機システムを実現するコンピュータに搭載されたCPU170を動作させる障害処理制御プログラム114によって実現される。
また、ハイパバイザ110、物理ハードウェア障害処理プログラム111、障害情報消去プログラム113、障害処理制御プログラム114、障害情報通知プログラム118、障害情報通知プログラム119、および障害情報通知プログラム120は、仮想計算機システムを実現するコンピュータに搭載されたCPU170の動作を制御するプログラムである。
なお、実際に処理を行うのはプログラムに従って動作するCPU170であるが、以下の説明では、便宜的に、プログラムの動作として記載する場合もある。例えば、「ハイパバイザ110が含む物理ハードウェア障害処理プログラム111が、CPU170に、障害の発生を検知させる」ことを、「物理ハードウェア障害処理プログラム111が、障害の発生を検知する」等と記す場合がある。
また、「CPU170が、仮想計算機プログラムが含む障害情報通知プログラム118に従って動作し、障害情報を仮想計算機130に従ってCPU170が作り出した仮想計算機環境の中で動作するゲストOS131に出力する」ことを、「障害情報通知プログラム118が、障害情報を仮想計算機130に出力する」等と記す場合がある。
各障害情報通知プログラムは、各仮想計算機と1対1に対応している。具体的には、障害情報通知プログラム118は、仮想計算機130に対応している。障害情報通知プログラム119は、仮想計算機140に対応している。障害情報通知プログラム120は、仮想計算機150に対応している。なお、障害情報出力手段および通知記憶手段は、各障害情報通知プログラムによって実現される。
各障害情報通知プログラムは、障害情報記憶手段111が記憶している障害情報を、対応する各仮想計算機に出力する。つまり、各障害情報通知プログラムは、CPU170に、障害情報を対応する仮想計算機環境の中で動作するゲストOSに出力させる。
物理ハードウェア障害処理プログラム111は、物理ハードウェア100が含む各リソースのいずれかに障害が発生した場合に、その障害の内容を示す情報を収集して、その障害の内容を示す障害情報を生成する。つまり、物理ハードウェア障害処理プログラム111は、物理ハードウェア100が含む各リソースのいずれかに障害が発生した場合に、CPU170に、その障害の内容を示す情報を収集させて、その障害の内容を示す障害情報を生成させる。
また、物理ハードウェア障害処理プログラム111は、物理ハードウェア100が含む各リソースのいずれかに障害が発生した場合に障害処理を行う。つまり、物理ハードウェア障害処理プログラム111は、物理ハードウェア100が含む各リソースのいずれかに障害が発生した場合に、CPU170に、障害処理を行わせる。
物理ハードウェア障害処理プログラム111がCPU170に行わせる障害処理とは、例えば、障害が発生したリソースを仮想計算機へ割り当てる処理を停止させる処理である。
障害情報消去プログラム113は、障害情報記憶手段112が記憶している障害情報が不要になった場合に、不要になった障害情報を障害情報記憶手段112から消去する。つまり、障害情報消去プログラム113は、障害情報記憶手段112が記憶している障害情報が不要になった場合に、CPU170に、不要になった障害情報を障害情報記憶手段112から消去させる。
例えば、物理ハードウェア100が含むリソースが修理されて障害が解消したことを物理ハードウェア障害処理プログラム111が検知した場合に、障害情報消去プログラム113は、CPU170に、障害情報記憶手段112がテーブル形式で記憶している障害情報のうち、該当するエントリ(障害情報)を消去させる。
障害処理制御プログラム114は、仮想計算機システムの全体を制御するプログラムである。
なお、仮想計算機システムを実現するコンピュータは、そのコンピュータに、そのコンピュータ自身が備える物理ハードウェア100で障害が発生した場合に、障害の発生を検知し、障害の内容を示す障害情報を生成する障害検知処理と、ゲストOSに、障害検知処理で生成した障害情報を出力する障害情報出力処理と、障害情報出力処理で出力した障害情報にもとづいて、ゲストOSを用いて、そのコンピュータに、物理ハードウェア100で発生した障害の処理を実行させる障害対処処理とを実行する機能を発揮させるための仮想計算機プログラムを搭載している。
次に、本発明の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。図2は、物理ハードウェア100が含むリソースで障害が発生した場合の動作を説明するフローチャートである。
物理ハードウェア100が含むリソース101、リソース102、またはリソース103に障害が発生した場合に、ハイパバイザ110の物理ハードウェア障害処理プログラム111は、障害が発生したリソースから障害情報を収集する(ステップS201)。
以下、仮想計算機130に割り当てられているリソース101に障害が発生した場合を例に、説明する。
障害処理制御プログラム114は、物理ハードウェア障害処理プログラム111が収集した障害情報を障害情報記憶手段112に記憶させる(ステップS202)。
障害処理制御プログラム114は、障害が発生したリソース101が仮想計算機に割り当てられているか否かを判断する(ステップS203)。
障害処理制御プログラム114は、障害が発生したリソース101が仮想計算機に割り当てられている場合に(ステップS203のY)、障害が発生したリソース101が割り当てられている仮想計算機130がアクティブ状態(割り当てられたリソースを利用している状態)か否かを判断する(ステップS204)。
障害が発生したリソース101が割り当てられている仮想計算機130がアクティブ状態であった場合(ステップS204のY)、アクティブ状態の仮想計算機130に対応する障害情報通知プログラム118が、対応する仮想計算機130に障害情報を出力する(ステップS205)。
障害情報を出力した障害情報通知プログラム118は、対応する障害情報通知有無記憶手段115に、障害情報を出力したことを記憶させる(ステップS206)
障害情報が入力された仮想計算機130のゲストOS131は、CPU170に、障害処理機能を発揮させる(ステップS207)。具体的には、障害情報が入力された仮想計算機130のゲストOS131は、例えば、入力された障害情報にもとづいて、障害が発生したリソース101の利用を停止する。なお、障害処理制御プログラム114が、ゲストOS131を用いて、CPU170に障害処理機能を発揮させる処理を実行させてもよい。
次に、非アクティブ状態(割り当てられたリソースを利用していない状態)の仮想計算機を、アクティブ状態に遷移(復帰)させる場合の動作を説明する。図3は、非アクティブ状態の仮想計算機を、アクティブ状態に遷移させる場合の動作を説明するフローチャートである。
以下、リソース101が割り当てられている非アクティブ状態の仮想計算機130を、アクティブ状態に遷移させる場合を例に、説明する。
障害処理制御プログラム114は、障害情報記憶手段112が、アクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に割り当てられているリソース101の障害情報を記憶しているか否かを確認する(ステップS301)。
障害情報記憶手段112が、アクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に割り当てられているリソース101の障害情報を記憶している場合(ステップS301のY)、障害処理制御プログラム114は、アクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に対応する障害情報通知有無記憶手段115が、障害情報を対応する仮想計算機130に出力したことを記憶しているか否かを確認する(ステップS302)。
障害情報記憶手段112が、アクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に割り当てられているリソース101の障害情報を記憶していない場合(ステップS301のN)、またはアクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に対応する障害情報通知有無記憶手段115が、障害情報を対応する仮想計算機130に出力したことを記憶している場合(ステップS302のN)、ハイパバイザ110は、非アクティブ状態の仮想計算機130を、アクティブ状態に遷移させる(ステップS303)。
アクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に対応する障害情報通知有無記憶手段115が、障害情報を対応する仮想計算機130に出力したことを記憶していない場合(ステップS302のY)、アクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に対応する障害情報通知プログラム118は、対応する仮想計算機130に、アクティブ状態に遷移させる仮想計算機130に割り当てられているリソース101の障害情報を出力する(ステップS304)。
障害情報通知プログラム118は、対応する仮想計算機130に障害情報を出力した場合に、対応する障害情報通知有無記憶手段115に、仮想計算機130へ障害情報を出力したことを記憶させる(ステップS305)。
そして、ハイパバイザ110は、非アクティブ状態の仮想計算機130を、アクティブ状態に遷移させる(ステップS306)。
障害情報が入力され、アクティブ状態に遷移した仮想計算機130のゲストOS131は、CPU170に、障害処理機能を発揮させる(ステップS307)。具体的には、障害情報が入力された仮想計算機130のゲストOS131は、例えば、入力された障害情報にもとづいて、障害が発生したリソース101の利用を停止する。なお、障害処理制御プログラム114が、ゲストOS131を用いて、CPU170に障害処理機能を発揮させる処理を実行させてもよい。
次に、新たな仮想計算機環境を生成する場合の動作を説明する。図4は、新たな仮想計算機環境を生成する場合の動作を説明するフローチャートである。
以下、仮想計算機プログラムを搭載するコンピュータに、新たな仮想計算機環境を生成させる場合を例に、説明する。
障害処理制御プログラム114は、新たな仮想計算機環境を生成する仮想計算機150に対応する障害情報通知有無記憶手段117と、新たな仮想計算機環境を生成する仮想計算機150に対応する障害情報通知プログラム120とを生成する(ステップS401、S402)。
仮想計算機150に対応する障害情報通知有無記憶手段117を生成するとは、例えば、記憶手段160内に、新たな仮想計算機150に障害情報が出力されたか否かを示す情報を記憶する領域を確保することをいう。
仮想計算機150に対応する障害情報通知プログラム120を生成するとは、例えば、ハイパバイザ110と各仮想計算機とがメモリ(図示せず)を介して情報の入出力を行っている場合に、ハイパバイザ110と仮想計算機150とが情報の入出力を行うためのメモリの領域を確保することをいう。
ハイパバイザ110は、CPU170に、例えば、仮想計算機150にリソース103を割り当てる処理を実行させる。そして、リソース103が割り当てられた仮想計算機150が、新たな仮想計算機環境を生成する(ステップS403)。
障害処理制御プログラム114は、仮想計算機150に割り当てられたリソース103の障害情報を、障害情報記憶手段112が記憶しているか否かを調べる(ステップS404)。
障害情報記憶手段112が、仮想計算機150に割り当てられたリソース103の障害情報を記憶している場合に(ステップS404のY)、仮想計算機150に対応する障害情報通知プログラム120は、仮想計算機150に、障害情報記憶手段112が記憶しているリソース103の過去の障害情報を出力する(ステップS405)。
障害情報通知プログラム120は、対応する仮想計算機150に障害情報を出力した場合に、対応する障害情報通知有無記憶手段117に、仮想計算機150へ障害情報を出力したことを記憶させる(ステップS406)。
障害情報が入力された仮想計算機150のゲストOS151は、CPU170に、障害処理機能を発揮させる(ステップS407)。具体的には、障害情報が入力された仮想計算機150のゲストOS151は、例えば、入力された障害情報にもとづいて、障害が発生したリソース103の利用を停止する。なお、障害処理制御プログラム114が、ゲストOS151を用いて、CPU170に障害処理機能を発揮させる処理を実行させてもよい。
次に、仮想計算機に割り当てられたリソースを移動する場合の動作を説明する。図5は、仮想計算機に割り当てられたリソースを移動する場合の動作を説明するフローチャートである。
以下、仮想計算機130に割り当てられているリソース101を、仮想計算機140に割り当てる場合を例に説明する。
移動するリソース101を利用している仮想計算機130のゲストOS131は、移動するリソース101の利用を停止する(ステップS501)。
ハイパバイザ110は、移動するリソース101を利用している仮想計算機130に割り当てているリソースのうち、移動するリソース101の割り当てを解除する(ステップS502)。
ハイパバイザ110は、移動するリソース101を、移動先の仮想計算機140に割り当てる(ステップS503)。
障害処理制御プログラム114は、障害情報記憶手段112が、移動するリソース101の障害情報を記憶しているか否かを確認する(ステップS504)。
障害情報記憶手段112が、移動するリソース101の障害情報を記憶している場合(ステップS504のY)、障害処理制御プログラム114は、移動するリソース101が割り当てられた仮想計算機140に対応する障害情報通知有無記憶手段116が、障害情報を対応する仮想計算機140に出力したことを記憶しているか否かを確認する(ステップS505)。
移動するリソース101が割り当てられた仮想計算機140に対応する障害情報通知有無記憶手段116が、障害情報を対応する仮想計算機140に出力したことを記憶していない場合(ステップS505のY)、移動するリソース101が割り当てられた仮想計算機140に対応する障害情報通知プログラム119は、対応する仮想計算機140に、移動するリソース101の障害情報を出力する(ステップS506)。
障害情報通知プログラム119は、対応する仮想計算機140に障害情報を出力した場合に、対応する障害情報通知有無記憶手段116に、仮想計算機140へ障害情報を出力したことを記憶させる(ステップS507)。
移動するリソース101が割り当てられた仮想計算機140に対応する障害情報通知有無記憶手段116が、障害情報を対応する仮想計算機140に出力したことを記憶している場合(ステップS505のN、およびステップS507)、移動するリソース101が割り当てられた仮想計算機140のゲストOS141は、新たに割り当てられたリソース101の利用を開始する(ステップS508)。
障害情報が入力され、新たなリソース101が割り当てられた仮想計算機140のゲストOS141は、CPU170に、障害処理機能を発揮させる(ステップS509)。具体的には、障害情報が入力された仮想計算機140のゲストOS141は、例えば、入力された障害情報にもとづいて、障害が発生したリソース101の利用を停止する。なお、障害処理制御プログラム114が、ゲストOS141を用いて、CPU170に障害処理機能を発揮させる処理を実行させてもよい。
また、障害情報記憶手段112が、移動するリソース101の障害情報を記憶していない場合(ステップS504のN)、移動するリソース101が割り当てられた仮想計算機140のゲストOS141は、新たに割り当てられたリソース101の利用を開始する(ステップS510)。
次に、リソースの障害が解消した場合の動作を説明する。図6は、リソースの障害が解消した場合の動作を説明するフローチャートである。
以下、仮想計算機130に割り当てられていたリソース101の障害が解消した場合を例に説明する。
物理ハードウェア100に修理などが行われ、リソース101の障害が解消した場合に、障害処理制御プログラム114は、リソース101の障害が解消したことを検知する(ステップS601)。
そして、障害情報消去プログラム113は、障害情報記憶手段112が記憶している障害情報であって、解消した障害の内容を示す障害情報を障害情報記憶手段112から消去する(ステップS602)。
障害処理制御プログラム114は、各障害情報通知有無記憶手段が記憶している情報のうち、解消した障害の内容を示す障害情報を対応する仮想計算機に出力したことを示す情報を、各障害情報通知有無記憶手段から消去する(ステップS603)。
なお、本例では、障害が解消したことの検知と、障害情報の消去とを自動的に行っているが、保守員などが人手で障害情報の消去を行ってもよい。
以上に述べたように、本実施の形態によれば、リソースの障害情報を仮想計算機に出力して、仮想計算機のゲストOSの障害処理機能を活用するので、仮想計算機システムを実現するコンピュータが備える物理ハードウェアリソースを有効活用することができる。
また、障害情報記憶手段112が障害情報を記憶し、各障害情報通知有無記憶手段が、対応する仮想計算機に障害情報を出力したことを示す情報を記憶するので、障害情報を、漏れなく過去にも遡って仮想計算機に出力することができる。
仮想計算機に新たにリソースが割り当てられた場合、仮想計算機がリソースを利用する状態に遷移した場合、およびリソースの割り当てが、ある仮想計算機から他の仮想計算機に移動した場合に、そのリソースで過去に発生した障害の内容を示す障害情報を移動先の仮想計算機に出力するので、ゲストOSがCPU170に障害の処理を実行する機能を発揮させることができる。そのため、障害の再度の発生を未然に防ぐことができる。
また、複数の仮想計算機が、リソースを共有している場合(例えば、複数の仮想計算機に、1つのリソースが割り当てられている場合)には、複数の仮想計算機の全てに障害情報が出力されるので、複数の仮想計算機の各ゲストOSが有する障害処理機能を活用して、障害解析性を向上させることができる。
本発明は、ハイパバイザと呼ばれる制御プログラムを利用した仮想計算機システムに適用することができる。
本発明による仮想計算機システムの実施の形態を示す説明図である。 物理ハードウェアが含むリソースで障害が発生した場合の動作を説明するフローチャートである。 非アクティブ状態の仮想計算機を、アクティブ状態に遷移させる場合の動作を説明するフローチャートである。 新たな仮想計算機環境を生成する場合の動作を説明するフローチャートである。。 仮想計算機に割り当てられたリソースを移動する場合の動作を説明するフローチャートである。 リソースの障害が解消した場合の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 物理ハードウェア
101、102、103 リソース
110 ハイパバイザ
111 物理ハードウェア障害処理プログラム
112 障害情報記憶手段
113 障害情報消去プログラム
114 障害情報制御プログラム
115、116、117 障害情報通知有無記憶手段
118、119、120 障害情報通知プログラム
130、140、150 仮想計算機
131、141、151 ゲストOS
170 CPU

Claims (18)

  1. コンピュータが備える物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を、前記コンピュータに発揮させるゲストオペレーティングシステムを複数搭載した仮想計算機システムにおいて、
    前記物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、前記障害が発生したことを検知し、前記障害の内容を示す障害情報を生成する障害検知手段と、
    前記ゲストオペレーティングシステムに、前記障害検知手段が生成した障害情報を出力する障害情報出力手段と、
    前記障害情報出力手段が出力した障害情報にもとづいて、前記ゲストオペレーティングシステムを用いて、前記コンピュータに、物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を発揮させる障害対処手段とを備えた
    ことを特徴とする仮想計算機システム。
  2. 障害情報出力手段は、障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストオペレーティングシステムに、障害検知手段が生成した障害情報を出力する
    請求項1記載の仮想計算機システム。
  3. 障害情報出力手段がゲストオペレーティングシステムに障害情報を出力した場合に、ゲストオペレーティングシステムごとに、障害情報を出力したことを示す情報を記憶手段に記憶させる通知記憶手段と、
    障害検知手段が生成した障害情報を記憶手段に記憶させる障害情報記憶手段とを含み、
    前記障害情報出力手段は、前記通知記憶手段が記憶手段に記憶させた情報にもとづいて、前記障害情報が出力されていないゲストオペレーティングシステムに、記憶手段が記憶している障害情報を出力する
    請求項1または請求項2記載の仮想計算機システム。
  4. 物理ハードウェアリソースの障害が解消された場合に、障害情報を出力したことを示す情報と障害情報とを記憶手段から消去する情報消去手段を含む
    請求項3記載の仮想計算機システム。
  5. 障害情報出力手段は、ゲストオペレーティングシステムに新たに物理ハードウェアリソースが割り当てられた場合、またはゲストオペレーティングシステムが物理ハードウェアリソースを利用する状態に遷移した場合に、記憶手段が記憶している障害情報を前記ゲストオペレーティングシステムに出力する
    請求項3または請求項4記載の仮想計算機システム。
  6. 障害情報出力手段は、ゲストオペレーティングシステムに割り当てられた物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す障害情報を、前記物理ハードウェアリソースが割り当てられた前記ゲストオペレーティングシステムに出力する
    請求項5記載の仮想計算機システム。
  7. コンピュータが備える物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を、前記コンピュータに発揮させるゲストオペレーティングシステムを複数搭載した仮想計算機の制御方法において、
    障害検知手段が、前記物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、前記障害が発生したことを検知し、前記障害の内容を示す障害情報を生成する障害検知ステップと、
    障害情報出力手段が、前記ゲストオペレーティングシステムに、前記障害検知ステップで生成した障害情報を出力する障害情報出力ステップと、
    障害対処手段が、前記障害情報出力ステップで出力した障害情報にもとづいて、前記ゲストオペレーティングシステムを用いて、前記コンピュータに、物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を発揮させる障害対処ステップとを備えた
    ことを特徴とする仮想計算機の制御方法。
  8. 障害情報出力手段が、障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストオペレーティングシステムに、障害情報出力ステップで、障害検知ステップにおいて生成した障害情報を出力する
    請求項7記載の仮想計算機の制御方法。
  9. 障害情報出力ステップにおいてゲストオペレーティングシステムに障害情報を出力した場合に、通知記憶手段が、ゲストオペレーティングシステムごとに、障害情報を出力したことを示す情報を記憶手段に記憶させる通知記憶ステップと、
    障害情報記憶手段が、障害検知ステップで生成した障害情報を記憶手段に記憶させる障害情報記憶ステップとを含み、
    前記通知記憶ステップにおいて記憶手段に記憶させた情報にもとづいて、障害情報出力手段が、障害情報出力ステップで、前記障害情報が出力されていないゲストオペレーティングシステムに、記憶手段が記憶している障害情報を出力する
    請求項7または請求項8記載の仮想計算機の制御方法。
  10. 物理ハードウェアリソースの障害が解消された場合に、情報消去手段が、障害情報を出力したことを示す情報と障害情報とを記憶手段から消去する情報消去ステップを含む
    請求項9記載の仮想計算機の制御方法。
  11. ゲストオペレーティングシステムに新たに物理ハードウェアリソースが割り当てられた場合、またはゲストオペレーティングシステムが物理ハードウェアリソースを利用する状態に遷移した場合に、障害情報出力手段が、障害情報出力ステップで、記憶手段が記憶している障害情報を前記ゲストオペレーティングシステムに出力する
    請求項9または請求項10記載の仮想計算機の制御方法。
  12. 障害情報出力手段が、障害情報出力ステップで、ゲストオペレーティングシステムに割り当てられた物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す障害情報を、前記物理ハードウェアリソースが割り当てられた前記ゲストオペレーティングシステムに出力する
    請求項11記載の仮想計算機の制御方法。
  13. コンピュータが備える物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を、前記コンピュータに発揮させるゲストオペレーティングシステムを複数搭載した前記コンピュータに処理を実行させる仮想計算機プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記コンピュータが備える前記物理ハードウェアリソースで障害が発生した場合に、前記障害が発生したことを検知し、前記障害の内容を示す障害情報を生成する障害検知処理と、
    前記ゲストオペレーティングシステムに、前記障害検知処理で生成した障害情報を出力する障害情報出力処理と、
    前記障害情報出力処理で出力した障害情報にもとづいて、前記ゲストオペレーティングシステムを用いて、前記コンピュータに、前記物理ハードウェアリソースで発生した障害の処理を実行する機能を発揮させる障害対処処理とを実行させる
    ための仮想計算機プログラム。
  14. コンピュータに、
    障害情報出力処理で、障害が発生した物理ハードウェアリソースが割り当てられているゲストオペレーティングシステムに、障害検知処理において生成した障害情報を出力させる
    請求項13記載の仮想計算機プログラム。
  15. コンピュータに、
    障害情報出力処理でゲストオペレーティングシステムに障害情報を出力した場合に、ゲストオペレーティングシステムごとに、障害情報を出力したことを示す情報を記憶手段に記憶させる通知記憶処理と、
    障害検知処理で生成した障害情報を記憶手段に記憶させる障害情報記憶処理とを実行させ、
    前記障害情報出力処理において、前記通知記憶処理で記憶手段に記憶させた情報にもとづいて、前記障害情報が出力されていないゲストオペレーティングシステムに、記憶手段が記憶している障害情報を出力させる
    請求項13または請求項14記載の仮想計算機プログラム。
  16. コンピュータに、
    物理ハードウェアリソースの障害が解消された場合に、障害情報を出力したことを示す情報と障害情報とを記憶手段から消去する情報消去処理を実行させる
    請求項15記載の仮想計算機プログラム。
  17. コンピュータに、
    ゲストオペレーティングシステムに新たに物理ハードウェアリソースが割り当てられた場合、またはゲストオペレーティングシステムが物理ハードウェアリソースを利用する状態に遷移した場合に、障害情報出力処理で、記憶手段が記憶している障害情報を前記ゲストオペレーティングシステムへ出力させる
    請求項15または請求項16記載の仮想計算機プログラム。
  18. コンピュータに、
    障害情報出力処理で、ゲストオペレーティングシステムに割り当てられた物理ハードウェアリソースで発生した障害の内容を示す障害情報を、前記物理ハードウェアリソースが割り当てられた前記ゲストオペレーティングシステムに出力させる
    請求項17記載の仮想計算機プログラム。
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