JP2007232615A - 過大電流検出素子 - Google Patents

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康浩 遠藤
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Abstract

【課題】 過大電流検出素子に関し、インプロセスで過大電流を高感度で検出する。
【解決手段】 少なくとも表面2が絶縁性の基板1上に、両端に電極パッド4,5を備えるとともに、電極パッド4,5間を接続する電気細線6からなる過大電流検出要素3を、電気細線6の少なくとも一部が基板1の表面2と空隙8を介して対向するように設け、電気細線6の形状または電気抵抗の変化から静電気や電気的ストレスの発生または存在を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は過大電流検出素子に関するものであり、電子デバイスの製造工程、特に、磁気ディスクヘッド素子等の製造工程における静電気の発生量を高感度で検出して評価するための構成に特徴のある過大電流検出素子に関するものである。
高密度化が進む磁気ディスクヘッド素子の製造工程では、静電気や電気的ストレスによって磁気ディスクヘッド素子そのものが損傷を受け、このことが磁気ディスクヘッド素子の小型化に伴って歩留まり低下の主要因の一つとなっている。
特に、磁気抵抗素子には、過大電流が素子に流れて磁気特性が悪化する不良モードが存在し、特に、イオンミーリング工程やプラズマ工程等の荷電粒子を用いた工程において発生しやすい。
即ち、静電気に起因する過大電流が磁性膜に流れると磁性膜の温度が上昇して磁化方向が不安定になるとともに、過大電流により発生する磁場が磁性膜の磁化方向に影響を与え、スピン反転が発生することになる。
これらを防止するために、組み立て工程では帯電防止措置として帯電プレートモニターや表面電位計による評価が行われ、プローブを用いたプロセス装置内の帯電量評価も行われている。
また、製造工程においては、磁気抵抗効果素子のシールドと電極とをヒューズを介して電気的に接続することによって、磁気抵抗効果素子を静電破壊から保護することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような静電気による不良発生は半導体集積回路装置の製造工程でも度々発生するため、半導体チップに複数のヒューズを組み込み、ヒューズの溶断状態により印加された静電気量を評価することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−322715号公報報 特開平01−012565号公報報
しかし、上記の特許文献1における提案の場合には、各磁気抵抗効果素子毎にヒューズを設ける必要があり、製造工程数が増加するとともに、静電気発生の原因をインプロセスで究明することができないという問題がある。
そこで、本出願人は、磁気ディスクヘッド工程用として、二つの電極をヒューズ配線で接続し、静電気が印加された時に誘導された電荷がヒューズ配線部を流れることによりヒューズ配線が溶断することを利用した電流検出素子を提案している(必要ならば、特願2005−307738参照)。
この電流検出素子によりインプロセスで過大電流を検出することが可能になった。
しかし、磁気ディスクヘッド素子の小型化が進み静電気や電気的ストレスへの耐性が低下するにつれて、上述の電流検出素子では、ヒューズ配線で発生したジュール熱の一部がヒューズ配線の直下に配置されているSiO2 膜の絶縁膜に流れてしまうため、効率的な温度上昇が見込まれず、検出感度が充分でないという問題がある。
この事情は、上記の特許文献2の場合も同様である。
したがって、本発明は、インプロセスで過大電流を高感度で検出することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、過大電流検出素子であって、少なくとも表面2が絶縁性の基板1上に、両端に電極パッド4,5を備えるとともに、電極パッド4,5間を接続する電気細線6からなる過大電流検出要素3を、電気細線6の少なくとも一部が基板1の表面2と空隙8を介して対向するように設け、電気細線6の形状または電気抵抗の変化から静電気や電気的ストレスの発生または存在を検出することを特徴とする。
このように、過大電流検出要素3を構成する電気細線6の少なくとも一部が基板1の表面2と空隙8を介して対向するように設けることによって、電気細線6で発生した熱の拡散が大幅に低減されるので、検出感度が向上する。
この場合、電気細線6に流れる電流量によって、電流細線6が溶断したり、或いは、発生したジュール熱によって電気細線6の電気抵抗が変化したり或いは形状が変化したりするので、その変化を評価することによって、静電気や電気的ストレスの発生または存在を検出することができる。
なお、静電気の影響か或いは電気的ストレスの影響かを区別することはできない。
因に、空気の熱伝導率は2.4×10-2W/m・Kであり、1W/m・K程度のSiO2 等と比較して遥かに小さいことから、電気細線6に流れる電流により発生されるジュール熱が電気細線6以外に拡散することを抑えられるため、効率的な温度上昇が見込まれ、より高い検出感度を実現することができる。
この場合、電気細線6の少なくとも一部を、熱伝導率が0.5W/m・K以下の支持部材7、より好適には絶縁物からなる支持部材7によって支持するようにしても良く、それによって、電気細線6の機械的強度を高めることができる。
この支持部材7は、電気細線6と基板1との間に設けられて電気細線6を支持するものでも、或いは、過大電流検出要素3の上表面側を完全に覆うように設けたものでも、さらには、過大電流検出要素3の底面側を覆うように設けたものでも良い。
或いは、少なくとも表面2が絶縁性の基板1上に、両端に電極パッド4,5を備えるとともに、電極パッド4,5間を接続する電気細線6からなる過大電流検出要素3を、熱伝導率が0.5W/m・K以下の絶縁物を介して設けても良く、それによって、機械的強度が確保されるとともに、構造及び製造方法が簡素化される。
この場合の熱伝導率が0.5W/m・K以下の絶縁物としては、エポキシ系樹脂(0.19W/m・K程度)或いはフェノール系樹脂(0.1〜0.3W/m・K程度)が典型的なものである。
また、基板1の主要部を導電性部材から構成して、電極パッド4,5の内の一方を、基板1を構成する導電性部材と導通させる構成が最も典型的な形態であり、過大電流検出要素3の位置する場所に依存した過大電流を検出することができる。
なお、導通させない場合には、電気細線6に流れる電流により局所的な電荷のバランスを検出することが可能になる。
また、過大電流検出要素3を、同一基板上に複数個形成しても良く、この基板をイオンミリング装置等のプロセス装置内にモニタウェハとして搬入することによって、過大電流の発生分布等のプロセス起因の不良発生の原因の究明が容易になる。
この場合、複数の過大電流検出要素3の内の少なくとも一つの過大電流検出要素3における電極パッド4,5或いは電気細線6の形状或いは寸法のうちの少なくとも一部が、他の過大電流検出要素3における電極パッド4,5或いは電気細線6の形状或いは寸法と異なるように構成することが望ましく、それによって、溶断した電気細線6と溶断しなかった電気細線6の形状等を比較することで発生した静電気量や電気的ストレスを定量的に評価することができる。
また、磁気ディスクヘッドの製造工程に適用する場合には、少なくとも表面2が絶縁性の基板1を磁気ディスクヘッドを形成する基板1とし、過大電流検出要素3を磁気ディスクヘッドチップ部の近傍に配置すれば良く、それによって、実機の製造工程における静電気や電気的ストレスを検出することができる。
また、上述の構成の適用例としては、電気細線6の断面積が0.1μm2 以下の微細電流で溶断が発生する過大電流検出要素3が典型的なものであり、例えば、電気細線6の材料をアルミニウムにすることにより、数10ns程度の短いパルス幅を持つ電流に対しても数100mA以下のものを検出することができる。
なお、大電流によらなければ溶断が起こらないような場合には、下地の絶縁膜の熱伝導率はあまり問題にならない。
なお、後付けの公知例調査により、抵抗素子の発熱によって溶断が発生する温度ヒューズにおいては、基材として熱伝導率の小さなエポキシガラス等を用いて、半田固着工程における熱の流れを低減することにより抵抗素子と温度ヒューズを近接配置する提案(必要ならば、特開2005−129352号公報参照)が発見された。
しかし、この場合には、低熱伝導率の部材を用いることによって熱の影響を低減するという上位概念的な観点でのみ一致するものの、この提案はヒューズ自体の発明に関するものであり、且つ、本発明のような電流ヒューズではなく、温度ヒューズあり、構成自体が全く異なっているとともに、使用目的においても大いに相違するものである。
本発明では、実際の磁気ディスクヘッド素子等の電子デバイスの製造時に起きている現象を捉えることにより、ウェハ工程において静電気や電気的ストレスに起因する素子の損傷を定量的に精度良く評価し、磁気ディスクヘッド素子を高歩留まりで生産するための指針を得ることができる。
本発明は、少なくとも表面が絶縁性の基板、例えば、表面にSiO2 膜を形成したSiウェハ上に、両端に電極パッドを備えるとともに、電極パッド間を接続するAl等からなる電気細線からなる過大電流検出部を、電気細線の少なくとも一部が基板の表面と空隙を介して対向するように設けて電気細線で発生するジュール熱の拡散を小さくして、電気細線の形状または電気抵抗の変化から静電気や電気的ストレスの発生または存在を検出するものである。
特に、過大電流検出要素を、同一基板上に複数個、特に、各過大電流検出要素を構成する電極パッドの形状/寸法或いは電気細線の形状/寸法が互いに異なるように形成してこの基板をイオンミリング装置等のプロセス装置内にモニタウェハとして搬入することによって、過大電流の発生分布を定量的に評価し、それによって、プロセス起因の不良発生の原因を究明する。
ここで、図2を参照して、本発明の実施例1の過大電流検出素子を説明する。
図2参照
まず、シリコン基板11の表面に熱酸化によりSiO2 膜12を形成したのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてフッ酸を用いてウェットエッチングすることによってコンタクトホール13を形成する。
次いで、スパッタ法を用いて厚さが、例えば、10nmのTi下地層14及び厚さが、例えば、300nmのAu膜15を順次堆積させる。
次いで、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして王水、フッ硝酸を用てAu膜15及びTi下地層14を順次ウェットエッチングすることによって例えば200μm×300μmのサイズの一対の電極パッド16,17を形成する。
次いで、犠牲層となるレジスト18を塗布し、加熱して硬化させたのち、電極パッド16,17の表面が露出するまで平坦研磨して電極パッド16,17の周囲をレジスト18で埋め込む。
図3参照
次いで、蒸着法を用いてヒューズ配線材料となるAl膜19、例えば、20nmの厚さに堆積させる。
次いで、レジストパターン20をマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングを施すことによってヒューズ配線21を形成する。
なお、この場合のヒューズ配線21は、例えば、20μm×15μmの方形状の幅広部22と5μm×1μmの幅狭部23とから構成される。
次いで、レジスト剥離剤を用いてレジストパターン20及びレジスト18を除去することによって、本発明の実施例1の過大電流検出素子の基本構成が完成する。
なお、以降は、必要に応じて裏面の導通処理やヒューズ配線の保護膜の形成を行う。
次に、この過大電流検出素子の動作を説明する。
この過大電流検出素子をプラズマ装置やイオンミリング装置等のプロセスチャンバー内に搬入すると、二つの電極パッド16,17にプロセス中に発生した帯電による電荷が流入する。
この時、シリコン基板11と電気的に導通されている電極パッド16に流入した電荷はコンタクトホール13を介して基板に流れ込む。
一方、シリコン基板11と電気的に絶縁されている電極パッド17に流入した電荷はヒューズ配線21を通して左側の電極パッド16に流入し、さらにコンタクトホール13を介してシリコン基板11に流れ込む。
この時のヒューズ配線21を流れる電流量に応じて、ヒューズ配線21にジュール熱が発生してヒューズ配線21の抵抗や形状が変化し、さらに、過大電流が流れた時にはヒューズ配線21が溶断される。
このため、ヒューズ配線21の抵抗変化や形状変化を調べることによって、過大電流の発生を検出することができる。
この時、ヒューズ配線21の長さや幅、厚さ、材料などを調整することで、溶断に要する電流量が異なるので所望の感度に設定することが可能になる。
一方、左右の電極パッド16,17の形状や寸法、比を調整することで、同じく感度の調整が可能となる。
即ち、電極パッド16,17は、帯電した電荷を感知するアンテナの作用があるために、電極パッドのサイズを大きくすることによって感度が高くなる。
このように、本発明の実施例1においては、ヒューズ配線21の主要部を熱伝導率が2.4×10-2W/m・Kの空隙24を介してシリコン基板11と対向しているので、ヒューズ配線21で発生したジュール熱の拡散を効果的に抑制することができ、それによって、感度の高い検出が可能になる。
また、評価結果をプロセス条件に短期間でフィードバックすることができるため、歩留まりの向上、延いては、大幅なコスト削減が可能となる。
さらに、過大電流検出素子が表面に露出しているため、損傷が大きい場合は、静電気損傷による素子の変化を光学顕微鏡で観察することが可能であり、評価工数の削減、短縮が可能となる。
次に、図4を参照して、本発明の実施例2の過大電流検出素子を説明するが基本的製造工程は上記の実施例1と同様であるので、最終的な素子構造のみを図示する。
図4参照
図4の上図は本発明の実施例2の過大電流検出素子の概略的断面図であり、また、下図はその平面図である。
まず、シリコン基板11の表面に熱酸化によりSiO2 膜12を形成したのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてフッ酸を用いてウェットエッチングすることによってコンタクトホール13を形成する。
次いで、スパッタ法を用いて厚さが、例えば、10nmのTi下地層14及び厚さが、例えば、300nmのAu膜15を順次堆積させたのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして王水、フッ硝酸を用いてAu膜15及びTi下地層14を順次ウェットエッチングすることによって例えば200μm×300μmのサイズの一対の電極パッド16,17を形成する。
次いで、エポキシ樹脂系レジストを塗布したのち、露光・現像することによってエポキシ支持部材25を例えば、1μm×3μmのサイズに形成したのち、犠牲層となるレジスト(図示を省略)を塗布し、加熱して硬化させたのち、電極パッド16,17の表面が露出するまで平坦研磨して電極パッド16,17の周囲をレジストで埋め込むとともに、エポキシ支持部材25の突出部を研磨除去する。
次いで、蒸着法を用いてヒューズ配線材料となるAl膜を例えば、20nmの厚さに堆積させたのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングを施すことによってヒューズ配線21を形成する。
次いで、レジスト剥離剤を用いてレジストパターン及び電極パッド16,17の周囲を埋め込むレジストを除去することによって、本発明の実施例2の過大電流検出素子の基本構成が完成する。
なお、以降は、必要に応じて裏面の導通処理やヒューズ配線の保護膜の形成を行う。
このように、本発明の実施例2においては、ヒューズ配線21の中央部を熱伝導率が0.19W/m・K程度のエポキシ樹脂系レジストからなるエポキシ支持部材25で支持しているので、ヒューズ配線21の機械的強度を高めることができる。
また、ヒューズ配線21の他部は、実施例1と同様に熱伝導率が2.4×10-2W/m・Kの空隙24を介してシリコン基板11と対向しているので、ヒューズ配線21で発生したジュール熱の拡散を効果的に抑制することができ、それによって、感度の高い検出が可能になる。
次に、図5を参照して、本発明の実施例3の過大電流検出素子を説明するが基本的製造工程は上記の実施例1と同様であるので、最終的な素子構造のみを図示する。
図5参照
図5の上図は本発明の実施例3の過大電流検出素子の概略的断面図であり、また、下図はその平面図である。
まず、シリコン基板11の表面に熱酸化によりSiO2 膜12を形成したのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてフッ酸を用いてウェットエッチングすることによってコンタクトホール13を形成する。
次いで、スパッタ法を用いて厚さが、例えば、10nmのTi下地層14及び厚さが、例えば、300nmのAu膜15を順次堆積させたのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして王水、フッ硝酸を用いてAu膜15及びTi下地層14を順次ウェットエッチングすることによって例えば200μm×300μmのサイズの一対の電極パッド16,17を形成する。
次いで、犠牲層となるレジスト(図示を省略)を塗布し、加熱して硬化させたのち、電極パッド16,17の表面が露出するまで平坦研磨して電極パッド16,17の周囲をレジストで埋め込み、次いで、エポキシ樹脂系レジストを1μmの厚さに塗布したのち、露光・現像することによって電極パッド16,17間を架橋するエポキシ支持部材26を例えば、3μmの幅に形成する。
次いで、蒸着法を用いてヒューズ配線材料となるAl膜を例えば、20nmの厚さに堆積させたのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングを施すことによってヒューズ配線21を形成する。
次いで、レジスト剥離剤を用いてレジストパターン及び電極パッド16,17の周囲を埋め込むレジストを除去することによって、本発明の実施例3の過大電流検出素子の基本構成が完成する。
なお、以降は、必要に応じて裏面の導通処理やヒューズ配線の保護膜の形成を行う。
このように、本発明の実施例3においては、ヒューズ配線21の幅狭部23を熱伝導率が0.19W/m・K程度のエポキシ樹脂系レジストからなるエポキシ支持部材26で架橋するように支持しているので、ヒューズ配線21の機械的強度を高めることができる。
また、エポキシ支持部材26は薄いので充分な熱容量を有しておらず、且つ、熱伝導率が2.4×10-2W/m・Kの空隙24を介してシリコン基板11と対向しているので、ヒューズ配線21で発生したジュール熱がエポキシ支持部材26が多少伝達されても、それ以降の熱の拡散を効果的に抑制することができ、それによって、感度の高い検出が可能になる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例4の過大電流検出素子を説明するが基本的製造工程は上記の実施例1と同様であるので、最終的な素子構造のみを図示する。
図6参照
図6の上図は本発明の実施例4の過大電流検出素子の概略的断面図であり、また、下図はその平面図である。
まず、シリコン基板11の表面に熱酸化によりSiO2 膜12を形成したのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてフッ酸を用いてウェットエッチングすることによってコンタクトホール13を形成する。
次いで、スパッタ法を用いて厚さが、例えば、10nmのTi下地層14及び厚さが、例えば、300nmのAu膜15を順次堆積させたのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして王水、フッ硝酸を用いてAu膜15及びTi下地層14を順次ウェットエッチングすることによって例えば200μm×300μmのサイズの一対の電極パッド16,17を形成する。
次いで、犠牲層となるレジスト(図示を省略)を塗布し、加熱して硬化させたのち、電極パッド16,17の表面が露出するまで平坦研磨して電極パッド16,17の周囲をレジストで埋め込む。
次いで、ハードマスクを用いたマスク蒸着法を用いてヒューズ配線材料となるAl膜を例えば、20nmの厚さに堆積させてヒューズ配線21を形成する。
次いで、エポキシ樹脂系レジストを1μmの厚さに塗布したのち、露光・現像することによって、ヒューズ配線21の上表面を完全に覆う形状のエポキシ支持部材27を形成する。
次いで、レジスト剥離剤を用いて電極パッド16,17の周囲を埋め込むレジストを除去することによって、本発明の実施例4の過大電流検出素子の基本構成が完成する。
なお、以降は、必要に応じて裏面の導通処理やヒューズ配線の保護膜の形成を行う。
このように、本発明の実施例4においては、ヒューズ配線21を熱伝導率が0.19W/m・K程度のエポキシ樹脂系レジストからなるエポキシ支持部材27で上から覆って、被さるように支持しているので、ヒューズ配線21の機械的強度を高めることができるとともに、ヒューズ配線21の保護膜としても機能する。
また、エポキシ支持部材27は薄いので充分な熱容量を有しておらず、且つ、ヒューズ配線21の下面側は熱伝導率が2.4×10-2W/m・Kの空隙24を介してシリコン基板11と対向しているのでジュール熱の熱の拡散を効果的に抑制することができ、それによって、感度の高い検出が可能になる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例5の過大電流検出素子を説明するが基本的構成は上記の実施例1と同様であり、コンタクトホールを設けずに両方の電極パッドを基板に対してオープンにしたものであるので、最終的な素子構造のみを図示し、製造工程の説明も省略する。
図7参照
図7の上図は本発明の実施例5の過大電流検出素子の概略的断面図であり、また、下図はその平面図であり、図に示すように両方の電極パッド16,17とも、シリコン基板11に対して絶縁された状態となっている。
次に、この実施例5の過大電流検出素子の動作を説明する。
この過大電流検出素子をプラズマ装置やイオンミリング装置等のプロセスチャンバー内に搬入すると、二つの電極パッド16,17にプロセス中に発生した帯電による電荷が流入する。
この時、シリコン基板11と電気的に絶縁されている電極パッド16及び電極パッド17に流入した電荷はシリコン基板11に流れ込めないので、電極パッド16及び電極パッド17の電荷が等しくなる方向に電流が流れる。
この時のヒューズ配線21を流れる電流量に応じて、ヒューズ配線21にジュール熱が発生してヒューズ配線21の抵抗や形状が変化し、さらに、過大電流が流れた時にはヒューズ配線21が溶断されるため、ヒューズ配線21の抵抗変化や形状変化を調べることによって、局所的な電荷のバランスを検出することが可能になる。
なお、本発明の実施例5においても、実施例1と同様に、ヒューズ配線21は熱伝導率が2.4×10-2W/m・Kの空隙24を介してシリコン基板11と対向しているのでジュール熱の熱の拡散を効果的に抑制することができ、それによって、高感度で局所的な電荷のバランスを検出することが可能になる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施例6の過大電流検出素子を説明する。
図8参照
まず、シリコン基板11の表面に熱酸化によりSiO2 膜12を形成したのち、レジストパターン(図示を省略)をマスクとしてフッ酸を用いてウェットエッチングすることによってコンタクトホール13を形成する。
次いで、スパッタ法を用いて厚さが、例えば、10nmのTi下地層14及び厚さが、例えば、300nmのAu膜15を順次堆積させる。
次いで、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして王水、フッ硝酸を用いてAu膜15及びTi下地層14を順次ウェットエッチングして例えば200μm×300μmのサイズの一対の電極パッド16,17を形成する。
次いで、熱硬化性エポキシ樹脂を塗布し、加熱して硬化させたのち、電極パッド16,17の表面が露出するまで平坦研磨して電極パッド16,17の周囲をエポキシ樹脂層28で埋め込む。
図9参照
次いで、蒸着法を用いてヒューズ配線材料となるAl膜19、例えば、20nmの厚さに堆積させる。
次いで、レジストパターン20をマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングを施すことによってヒューズ配線21を形成することによって、本発明の実施例6の過大電流検出素子の基本構成が完成する。
なお、この場合のヒューズ配線21も、例えば、20μm×15μmの方形状の幅広部22と5μm×1μmの幅狭部23とから構成される。
なお、以降は、必要に応じて裏面の導通処理やヒューズ配線の保護膜の形成を行う。
この実施例6においては、ヒューズ配線21をエポキシ樹脂層28で強固に支持しているので機械的強度が大幅に改善されるとともに、エポキシ樹脂の熱伝導率は0.19W/m・K程度であるので、従来のSiO2 で支持する場合と比較して熱の拡散を抑制することができる。
次に、図10を参照して本発明の実施例7の過大電流検出素子アレイを説明するが、各過大電流検出素子の構造及び製造工程は上記の実施例1の過大電流検出素子の全く同様であるので、最終構造を示す平面図のみを示す。
図10参照
図10は、本発明の実施例7の過大電流検出素子アレイの概略的平面図であり、ここでは、同一基板上に3×3のマトリクス状に配列した場合を示している。
各行に含まれる過大電流素子(30a,30b,30c),(30d,30e,30f),(30g,30h,30i)は、電極パッド形状は同一であるが、ヒューズ配線21の幅狭部23の幅がそれぞれ、2μm、1μm、0.5μmと変えてあり、それによって、検出感度を調節している。
なお、幅狭部23の長さは5μmであり、また、断面積はそれぞれ0.04μm2 (=2μm×20nm)、0.02μm2 (=1μm×20nm)、0.01μm2 (=0.5μm×20nm)となる。
一方、各列に含まれる過大電流素子(30a ,30d,30g),(30b,30e,30h),(30d,30f,30i)は、ヒューズ配線の形状は同一であるが、電極パッド17の寸法、いわゆるアンテナ比をそれぞれ1:4、1:2、1:1に変えて、検出感度を調節してある。
具体的には、電極パッド17の長さをそれぞれ800μm、400μm、200μmにしている。
この本発明の実施例7においては、複数(ここでは9個)の異なった特性を有する過大電流検出素子を同一基板上に設けているので、静電気の量等を定量的に評価することが可能になる。
なお、他の特性は上記の実施例1と全く同様である。
次に、図11を参照して本発明の実施例8の過大電流検出素子アレイウェハを説明するが、この実施例8は上記の実施例7の過大電流検出素子アレイを同一ウェハ上に複数個配列したものであり、基本的構造及び製造工程は上記の実施例7の過大電流検出素子アレイと全く同様であるので、最終構造を示す平面図のみを示す。
図11参照
図11は、本発明の実施例8の過大電流検出素子アレイウェハの概略的平面図であり、ここでは、同一ウェハ29に過大電流検出素子アレイ30を35個配列した場合を示している。
この過大電流検出素子アレイウェハをプラズマ装置やイオンミリング装置等のプロセスチャンバー内に搬入して、各過大電流検出素子アレイを構成する各過大電流検出素子に流れる電流を検出することによって、ウェハ29における過大電流の分布を定量的に評価することが可能となる。
次に、図12を参照して本発明の実施例9の過大電流検出素子を説明するが、この実施例9においては、上記の実施例7に示した過大電流検出素子アレイを磁気ディスクヘッドが並ぶローバー内に組み込んだものであり、ここでは平面図のみを示す。
図12参照
図12は、本発明の実施例9の過大電流検出素子アレイを示す概略的平面図であり、Al2 3 −TiCウェハ31に複数の磁気ディスクヘッド32を形成するとともに、一列の磁気ディスクヘッド32からなるローバー33の両端に過大電流検出素子アレイ34を配置したものである。
この過大電流検出素子アレイ34においては、実施例1の過大電流検出素子におけるシリコン基板がAl2 3 −TiC基板に代わり、また、Al2 3 −TiC基板上にGNDとなるCu層を介してSiO2 膜のかわりにAl2 3 膜を設けたものであり、それ以降の電極パッド及びヒューズ配線の構造等の基本的な素子構造は上記の実施例1の過大電流検出素子と同様である。
なお、この場合のヒューズ配線は、静電気によりダメージを受けやすい磁気抵抗素子形成の直前に形成し、それ以降の工程における磁気抵抗素子における障害の発生を検出するために用いることが望ましい。
この実施例9においては、実機の磁気ディスクヘッドが並ぶローバー内に過大電流検出素子アレイを組み込んでいるので、磁気ディスクヘッド素子がプロセス中に受ける静電気や電気的ストレスをリアルタイムで評価することが可能となる。
また、過大電流検出素子アレイは平面素子として構成できるため製造が容易であるとともに、磁気ディスクヘッド素子製造プロセスとの互換性があることから、磁気ディスクヘッドのウェハ内に帯電評価素子を作りこむことが可能となり、それによって、磁気ディスクヘッド素子の製造時に直接的に静電気損傷を評価することが可能となる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、各実施例に示した電極パッドの形状、材料、或いは、ヒューズ配線の形状、材料は一例であり、測定しようとする電流量及び測定環境に応じて適宜変更されるものである。
また、上記の実施例2等においては、ヒューズ配線を支持する部材をエポキシ系樹脂で構成しているが、エポキシ系樹脂に限られるものではなく、エポキシ系樹脂と同様に熱電導率が0.1〜0.3W/m・Kのフェノール樹脂等の他の低熱伝導率材料、特に、0.5W/m・K以下の低熱伝導率材料を用いても良いものである。
上記の実施例5以外の実施例においては、一方の電極パッドを基板に対して短絡させているが、実施例5と同様に両方の電極パッドを基板から電気的に絶縁しても良いものである。
また、上記の実施例1乃至実施例8においては、基板として製造プロセスが確立しているシリコン基板を用いているが、シリコン基板に限られるものではなくGaAs等の他の半導体基板を用いても良く、さらには、Al基板等の金属基板を用いても良いものである。
さらには、基板としては、サファイア基板や耐熱性ガラス基板等の絶縁基板を用いても良いものであり、特に、実施例5の構成の場合にはピンホール等を介したリーク電流が流れないので有効となる。
なお、このような絶縁基板を用いて実施例1等の構成を実現するためには、実施例9と同様に、絶縁基板上にGNDとなるCuやAlからなる導電層を設け、その上にSiO2 やAl2 3 等の絶縁膜を設ければ良い。
また、上記の実施例7乃至実施例9においては、実施例1の素子構造を前提にして説明しているが、実施例2乃至実施例6に示した素子構造を用いても良いものである。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) 少なくとも表面2が絶縁性の基板1上に、両端に電極パッド4,5を備えるとともに、前記電極パッド4,5間を接続する電気細線6からなる過大電流検出要素3を、前記電気細線6の少なくとも一部が前記基板1の表面2と空隙8を介して対向するように設け、前記電気細線6の形状または電気抵抗の変化から静電気や電気的ストレスの発生または存在を検出することを特徴とする過大電流検出素子。
(付記2) 上記電気細線6の少なくとも一部が、熱伝導率が0.5W/m・K以下の支持部材7によって支持されていることを特徴とする付記1記載の過大電流検出素子。
(付記3) 上記支持部材7が、上記電気細線6と基板1との間に設けられて前記電気細線6を支持していることを特徴とする付記2記載の過大電流検出素子。
(付記4) 上記支持部材7が、上記過大電流検出要素3の上表面側を完全に覆うように設けられていることを特徴とする付記2記載の過大電流検出素子。
(付記5) 上記支持部材7が、上記過大電流検出要素3の底面側を覆うように設けられるとともに、前記支持部材7が上記基板1の表面2と空隙8を介して対向するように設けられていることを特徴とする付記2記載の過大電流検出素子。
(付記6) 少なくとも表面2が絶縁性の基板1上に、両端に電極パッド4,5を備えるとともに、前記電極パッド4,5間を接続する電気細線6からなる過大電流検出要素3を、熱伝導率が0.5W/m・K以下の絶縁物を介して設け、前記電気細線6の形状または電気抵抗の変化から静電気や電気的ストレスの発生または存在を検出することを特徴とする過大電流検出素子。
(付記7) 上記基板1の主要部が導電性部材から構成されるとともに、上記電極パッド4,5の内の一方を、前記基板1を構成する導電性部材と導通させることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1に記載の過大電流検出素子。
(付記8) 上記熱伝導率が0.5W/m・K以下の絶縁物が、エポキシ系樹脂或いはフェノール系樹脂のいずれかであることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1に記載の過大電流検出素子。
(付記9) 上記過大電流検出要素3を、同一基板1上に複数個形成したことを特徴とする付記1乃至8のいずれか1に記載の過大電流検出素子。
(付記10) 上記複数の過大電流検出要素3の内の少なくとも一つの過大電流検出要素3における電極パッド4,5或いは電気細線6の形状或いは寸法のうちの少なくとも一部が、他の過大電流検出要素3における電極パッド4,5或いは電気細線6の形状或いは寸法と異なっていることを特徴とする付記9記載の過大電流検出素子。
(付記11) 上記少なくとも表面2が絶縁性の基板1が、磁気ディスクヘッドを形成する基板1であり、上記過大電流検出要素3が磁気ディスクヘッドチップ部の近傍に配置されていることを特徴とする付記1乃至10のいずれか1に記載の過大電流検出素子。
(付記12) 上記電気細線6の断面積が、0.1μm2 以下であることを特徴とする付記1乃至11のいずれか1に記載の過大電流検出素子。
本発明の活用例としては、磁気ディスクヘッドの製造工程における過大電流の検出が典型的なものであるが、磁気ディスクヘッドの製造工程に限られるものではなく、半導体装置、強誘電体デバイス、或いは、超伝導デバイスの製造工程における過大電流の検出にも適用されるものである。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の過大電流検出素子の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の過大電流検出素子の図2以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例2の過大電流検出素子の構造説明図である。 本発明の実施例3の過大電流検出素子の構造説明図である。 本発明の実施例4の過大電流検出素子の構造説明図である。 本発明の実施例5の過大電流検出素子の構造説明図である。 本発明の実施例6の過大電流検出素子の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例6の過大電流検出素子の図8以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例7の過大電流検出素子アレイの概略的平面図である。 本発明の実施例8の過大電流検出素子アレイウェハの概略的平面図である。 本発明の実施例9の過大電流検出素子アレイを示す概略的平面図である。
符号の説明
1 基板
2 表面
3 過大電流検出部
4 電極パッド
5 電極パッド
6 電気細線
7 支持部材
8 空隙
11 シリコン基板
12 SiO2
13 コンタクトホール
14 Ti下地層
15 Au膜
16 電極パッド
17 電極パッド
18 レジスト
19 Al膜
20 レジストパターン
21 ヒューズ配線
22 幅広部
23 幅狭部
24 空隙
25 エポキシ支持部材
26 エポキシ支持部材
27 エポキシ支持部材
28 エポキシ樹脂層
29 ウェハ
30 過大電流検出素子アレイ
30a〜30i 過大電流検出素子
31 Al2 3 −TiCウェハ
32 磁気ディスクヘッド
33 ローバー
34 過大電流検出素子アレイ

Claims (5)

  1. 少なくとも表面が絶縁性の基板上に、両端に電極パッドを備えるとともに、前記電極パッド間を接続する電気細線からなる過大電流検出要素を、前記電気細線の少なくとも一部が前記基板の表面と空隙を介して対向するように設け、前記電気細線の形状または電気抵抗の変化から静電気や電気的ストレスの発生または存在を検出することを特徴とする過大電流検出素子。
  2. 上記電気細線の少なくとも一部が、熱伝導率が0.5W/m・K以下の支持部材によって支持されていることを特徴とする請求項1記載の過大電流検出素子。
  3. 上記基板の主要部が導電性部材から構成されるとともに、上記電極パッドの内の一方を、前記基板を構成する導電性部材と導通させることを特徴とする請求項1または2に記載の過大電流検出素子。
  4. 上記過大電流検出要素を、同一基板上に複数個形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の過大電流検出素子。
  5. 上記少なくとも表面が絶縁性の基板が、磁気ディスクヘッドを形成する基板であり、上記過大電流検出要素が磁気ディスクヘッドチップ部の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の過大電流検出素子。
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